JP2010287139A - 非接触媒体読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客と係員が対面して操作する非接触媒体読取装置において、レジ周りの設置スペースの少ない場所に、一体型コンパクトで、移動や装置向きを変えたりといった煩わしさを解消することを目的とする。
【解決手段】この発明は、係員操作部と顧客かざし部と暗証入力部が一体となった対面操作可能な装置であって、係員が操作終了後に例えば、エンターキーを押下する事などで、表示画面向きを係員側から対面の顧客側に方向切替する手段と、入力部のテンキーおよび専用キーの表示向きを切り替える手段を備えた事を特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】この発明は、係員操作部と顧客かざし部と暗証入力部が一体となった対面操作可能な装置であって、係員が操作終了後に例えば、エンターキーを押下する事などで、表示画面向きを係員側から対面の顧客側に方向切替する手段と、入力部のテンキーおよび専用キーの表示向きを切り替える手段を備えた事を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は商品の売買などにおいて顧客と係員とが操作する非接触媒体読取装置の全体構成に関する。特に、現状において分離した形態になっている係員操作部、顧客かざし部、暗証入力部を一体型体面式にして向きを変えたり、移動させることなく対面操作できる非接触媒体読取装置に関する。
近年、電子マネー機能付非接触ICカードおよび携帯電話の普及により、これを、店舗などに設置されている非接触媒体読取装置にかざすだけで電子マネーやクレジットのサービス機能が利用できるようになってきている。通常のクレジットカードによる決済は、オンライン決済のため、終了するまでに多少の時間がかかる。しかし、電子マネー機能付非接触ICカードおよび携帯電話による決済は、オフライン決済で瞬時に終了するため、小銭の取り扱いの煩わしさもなくなり、レジ作業の効率向上のため導入が進んでいる。そして、今後も新サービスの出現などで利用するシーンがますます増えてくる。
このような背景から、係員操作部、顧客かざし部、暗証入力部が分離した非接触媒体読取装置では、設置面積をとるため、置き場に困ることになり、積上げて置くなど、いざ使用するときにスムーズに操作ができなく、せっかくのオフライン決済で瞬時に終了できるというメリットがなくなってしまい、これからの普及の弊害になる可能性がでてくる。
商品の売買に関して顧客と係員とが対面して操作する、対面型操作端末の一例としては、例えば特開平7−49982(特許文献1)に記載のような装置がある。
現状の非接触媒体読取装置では係員操作部と顧客用かざし部とを分離させた構成が主流で、場合によってはさらに暗証入力部が接続されている。このような構成は、設置場所の融通性を重視して柔軟性を持たせるために分離したものであるが、それによって、逆にかさばることとなり、積まれて置かれるなど、いざ使用する際に向きを変えたり、移動させたりなどスムーズに使用できないなどの課題がある。
本発明は、現状の装置構成において分離している係員操作部、顧客かざし部、暗証入力部を一体にして、それぞれが個々に実装している表示部、入力部を共通化して表示部と入力部をそれぞれ1つにする。この一体共通化によって、対面操作の工夫が必要となるが、表示部と入力部については係員が操作終了後に顧客側に表示向き、入力表示向きを切り替える手段を備えたことを特徴とする。
ここで係員操作部とは、係員が金額入力やその他情報を入力するテンキー及び専用キーの入力部と、それらを表示する表示部から構成する。
前記顧客かざし部とは、取引金額を表示部で確認後、電子マネー機能付非接触ICカードあるいは携帯電話をかざして通信する通信部があり、表示部と通信部から構成される。
前記暗証入力部とは、取引金額を表示部で確認後、決済サービスの種類やとり引き金額によっては、暗証番号入力を必要とする場合がある。その際には、暗証番号をテンキーにて入力する入力部があり、表示部と入力部から構成される。
これらの部位を共通化して一体型コンパクトにして、対面の対応を可能にすることで、係員操作部、顧客かざし部、暗証入力部が、積まれて重ね置きされることもなく、いざ使用する際に向きを変えたり、移動させたりなどする必要がなく、スムーズに使用できるようになる。
本発明によれば、係員と顧客の対面操作が可能となり、一体型コンパクトのため、向きを変えたり移動させたりという面倒が発生せず、スムーズな操作が可能となる。
本発明は、電子マネー機能付非接触ICカードおよび携帯電話をかざすことによって、決済処理などを行う非接触媒体読取装置であり、係員操作部、顧客かざし部、暗証入力部を一体にし、係員操作終了の確認キー押下で表示部およびタッチパネル入力部やテンキーおよび専用キーの表示および入力操作方向を切り替える手段を有する。さらには覗き見防止ガイドを搭載して支点を中心に回転させる機構を持ち、その方向を検知する手段を持つことで、覗き見防止ガイドを必要な方向に回転させる事で自動的にタッチパネル入力部やテンキーおよび専用キーの表示および入力操作方向を切り替える。
以下、図面を用いて本願の非接触媒体読取装置について詳細に説明する。
図1は本願の非接触媒体読取装置100の外観を上方から見た図であり、(a)は係員が操作するときの向きであり、(b)は顧客が操作するときの向きであり、それぞれ同一の装置を逆向きに見たものである。
102はテンキーおよび専用キーであり、商品の金額や取引操作などを入力するものである。なお、このテンキーおよび専用キー102は、後述するように各々のキーにその機能(0〜1の数字や「取消」、「確認」などの操作指示)が可変的に表示されるようになっている。103は表示部およびタッチパネル入力部であり、取引操作のための各種ガイドや指示情報などを表示するとともに、取引に関する指示を入力することができる。104は非接触ICカードや携帯電話などをかざして非接触媒体との通信を行うためのかざし部である。
本装置100を係員が使用する場合は、図1(a)に示すようにテンキーおよび専用キー102が手前(図面上、下側)にくる向きで使用する。このとき、テンキーおよび専用キー102の各キーには数字や機能がこの方向から読める向き(かざし部104側が上となる向き)で表示される。同様に、表示部およびタッチパネル入力部103にも係員に対する操作指示などの情報が表示されるが、やはり、この方向から読める向きで表示される。
一方、本装置100を顧客が使用する場合は、図1(b)に示すようにかざし部104が手前となり、テンキーおよび専用キー102が図面上側になる向きで使用する。このとき、テンキーおよび専用キー102の各キーの表示を図1(b)と逆向きとすることによって、顧客の視認性を損なうことがない。なお、単に表示の向きを変えるだけでなく、表示の配列も変えることによって、利用者にとって違和感のない操作性を維持することが可能となる。表示部およびタッチパネル入力部103の表示についても同様である。
図2は本装置100を横から見た側面図であって、上記した図1の構成に対して、さらに、第三者からの覗き見防止ガイド105を装着した構成を示している。参照番号102〜104の各部は図1で説明したものと同一である。覗き見防止ガイド105は未使用時は表示部およびタッチパネル入力部103側、もしくは、テンキーおよび専用キー102側に載せられた状態にあり、非接触媒体読取装置100に設けられた支点106を軸として回動して所定の位置、もしくは利用者による任意の位置で固定することができる。
図2(a)は係員が操作するときの覗き見防止ガイド105の固定位置の一例を示すものであって、未使用時は覗き見防止ガイド105が表示部およびタッチパネル入力部103上に載る状態であり、係員が操作するときに覗き見防止ガイド105を係員側(図面右側)に起こすように回動させて所定の位置で固定させ、第三者からの覗き見を防止することができる。また、図2(b)はこの逆であって、未使用時に覗き見防止ガイド105がテンキーおよび専用キー102上に載る状態にあって、顧客が操作するときに支点106を軸として回動されて所定の位置で固定された状態を示している。これによって、係員もしくは顧客が本装置100を操作するときに第三者からその操作を覗き見されることを防止することがでいる。覗き見防止ガイド105は遮光性の強い部材、もしくは、所定の方向からの光を遮光する部材等で構成する。
本装置は、係員と顧客とが対面して使用するものであって、係員による操作が終了後に顧客による操作がなされてたり、顧客による操作とが交互になされたり、あるいは、係員操作後の顧客操作後に再度係員操作がなされたりする場合もある。したがって、その都度、上記のテンキーおよび専用キー102の表示向き、及び、表示部およびタッチパネル入力部103の表示が使用者側に切り替わることが望ましい。例えば、テンキーおよび専用キー102の確認キーが押下されたことによって、一連の操作入力が終了したものの判断して各キーの表示方向を逆方向に切り替えるようにしてもよい。
図3はこの応用例であって、覗き見防止ガイド105の使用に基づいて本装置100を係員が操作しているのか、あるいは、顧客が操作しているのかを判別し、その判別結果に応じてテンキーおよび専用キー102の各キーの表示、及び表示部およびタッチパネル入力部103の表示の向きを切り替えるものである。
図3(a)はその一例として、装置の未使用時に覗き見防止ガイド105が表示部およびタッチパネル入力部103上に載る状態であり、係員が本装置100を操作するために覗き見防止ガイド105を係員側(図面右側)に引き起こすと、それを係員側操作検出スイッチ107が検知する。これによって本装置100は係員によって操作されていることを認識し、図1などで説明したようにテンキーおよび専用キー102の各キーの表示や配置、及び、示部およびタッチパネル入力部103の表示の向きを、係員が操作する側の向きに切り替える。もちろん、それらの表示がもともと係員操作側の向きであれば、そのままの表示を維持する。図3(b)は逆に、未使用時に覗き見防止ガイド105がテンキーおよび専用キー102上に載る状態であり、顧客が操作する際に覗き見防止ガイド105を顧客側(図面左側)に引き起こすと、それを顧客側操作検出スイッチ108が検知する。これによって本装置100はテンキーおよび専用キー102の各キーの表示や配置、及び、示部およびタッチパネル入力部103の表示の向きを、顧客が操作する側の向きに切り替える。
100・・・非接触媒体読取装置
102・・・テンキーおよび専用キー
103・・・表示部およびタッチパネル入力部
104・・・顧客かざし部
105・・・覗き見防止ガイド
106・・・覗き見防止ガイド回転支点
107・・・係員側操作検出スイッチ
108・・・顧客側操作検出スイッチ
102・・・テンキーおよび専用キー
103・・・表示部およびタッチパネル入力部
104・・・顧客かざし部
105・・・覗き見防止ガイド
106・・・覗き見防止ガイド回転支点
107・・・係員側操作検出スイッチ
108・・・顧客側操作検出スイッチ
Claims (3)
- 係員操作部、顧客かざし部、暗証入力部、表示部およびタッチパネル入力部、テンキーおよび専用キーを同一筐体に備えた非接触媒体読取装置において、
前記表示部およびタッチパネル入力部、テンキーおよび専用キーはその表示内容の向きを第1の方向、及びそれと逆向きの第2方向とに切り替えて表示することが可能であって、
予め定めた所定の内容が入力されたことを検知する事で、表示部およびタッチパネル入力部とテンキーおよび専用キーの表示方向が切り替わる手段を備えた非接触媒体読取装置。 - 請求項1に記載の非接触媒体読取装置であって、
当該装置に設けた軸を中心に回動可能な覗き見防止ガイドを有することを特徴とする非接触媒体読取装置。 - 請求項1〜2のいずれかに記載の非接触媒体読取装置であって、
前記覗き見防止ガイドの位置に応じて、係員による操作か、あるいは顧客による操作かを判別し、前記表示部およびタッチパネル入力部とテンキーおよび専用キーの表示方向を切り替えることを特徴とする非接触媒体読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009141794A JP2010287139A (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 非接触媒体読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009141794A JP2010287139A (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 非接触媒体読取装置 |
Publications (1)
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Family
ID=43542772
Family Applications (1)
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JP2009141794A Pending JP2010287139A (ja) | 2009-06-15 | 2009-06-15 | 非接触媒体読取装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012185544A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Canon Electronics Inc | 携帯型決済端末 |
JP2021180051A (ja) * | 2020-02-05 | 2021-11-18 | 日本電気株式会社 | 精算装置、および、pos装置 |
US11908289B2 (en) | 2015-09-30 | 2024-02-20 | Nec Corporation | POS device and control method |
JP7513179B1 (ja) | 2023-11-24 | 2024-07-09 | オムロン株式会社 | 操作端末、操作支援方法、及び操作支援プログラム |
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