JP2008254634A - 車両用燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクの形状に制約されることなく、ストレーナが油面から露出したとしても、エンジンの息つき現象を防止できる車両用燃料供給装置を得る。
【解決手段】燃料タンクにフランジ部を介して略L字形状を有する支持基体を取付け、上記支持基体にストレーナを介して燃料を吸い込む燃料ポンプを被装するリザーバーカップと、上記燃料ポンプを通過した燃料を濾過する高圧フィルタを内蔵するケース部とを取り付け、上記ケース部にそれから吐出された燃料を外部へ吐出させる吐出管を取り付けたものにおいて、上記リザーバーカップにはその上部より燃料を流入・貯留させる第1の開口部と、上記貯留した燃料を上記ストレーナに流出させる第2の開口部とを設け、更に上記第2の開口部を覆うように上記リザーバーカップに装着されその一部に切り欠き部を有する有底形状の貯留部を設けた車両用燃料供給装置である。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用の内燃機関のインジェクタなどに燃料タンク内の燃料を圧送する車両用燃料供給装置に関し、詳しくは急制動などによって燃料の油面変化があっても、安定して燃料を圧送できる構造に関するものである。
燃料中に含まれる塵埃などの夾雑物を捕捉し、この燃料を、例えばエンジンに装着された燃料噴射装置のインジェクタに安定供給させるには、燃料ポンプの吸い込み口に具備された、例えばナイロンなどのメッシュによる比較的目の荒いストレーナによって、まずは燃料タンク内の夾雑物を取り除く。そして、このストレーナを通過、あるいは、燃料ポンプを構成するモーター部で発生するブラシ、コンミテータなどの摩耗粉を含めた夾雑物に対しては、燃料ポンプの下流側(燃料流路で見て、燃料ポンプの次段という意味)に配設した高圧フィルタ、例えば紙製の濾過エレメントで捕捉することが広く知られている。
ところで、前述したストレーナは、燃料供給における、いわゆる最上流に位置することから、燃料タンク内の燃料が少なくなっても供給ができるよう、この燃料タンクの最底部に位置させることが一般的である。一方、この燃料が少ないときに、加減速や姿勢変化によって油面が変化したとしても、その影響を受けずに確実に燃料ポンプで吸引できることが、特に自動二輪車で求められている。これは言うまでもなく、減速時や下り坂走行時などに、残り少ない燃料が燃料タンク前方へ移動してしまうことで、ストレーナが燃料の油面から露出してしまい、その後アクセルを回してもエンジンの回転数が上がらず加速しない、いわゆるエンジンの息つき現象を防ぐことにほかならない。そこで、これまでこの息つき現象を防ぐ方策として下記に示す種々の提案がなされている。
すなわち、先ず、上方を開放したカップに燃料ポンプおよび吸込フィルタを具備し、このカップの内径よりも小径の開口を燃料タンクの底に設け、カップを燃料タンクに取り付けることで、開口の縁部によってカップ内に溜まった燃料が燃料タンク内に戻ることを規制するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料タンクの底板の中央部を含む領域に少ない残燃料が溜まるようにするとともに、燃料ポンプの燃料吸い入れ口を燃料タンクの幅方向および前後方向の略中央に位置するように配置したものがある(例えば、特許文献2参照)。
更に、ストレーナ近傍における液面変化を少なくするために、吸入口、ストレーナ、および燃料吸着部材の前方側を覆うゴムなどの比較的変形自在な弾性部材からなる隔壁を配設するようにしたものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−72074号公報(第4頁左欄第28行〜第39行) 特開2005−248731号公報(第4頁第36行〜第5頁第16行) 特開平11−93794号公報(第3頁右欄第35行〜第40行)
上記特許文献1あるいは2からも明らかなように、燃料タンクの形状、さらにはストレーナを含む燃料ポンプの配設位置を適宜工夫すれば、エンジンの息つき現象防止に対し、それ相応の成果が得られることがわかる。しかしながら、これでは燃料タンクあるいは燃料ポンプの形状が制限されることはもとより、燃料タンク廻りのレイアウトにも支障をきたすことは必定で、現実的な対応とは言い難い。特に自動二輪車の場合、燃料タンクの高さ方向の制限に加え、加速時に燃料が後方に偏ることを鑑み、ストレーナを含む燃料ポンプを出来るだけ燃料タンクの後方に配置したい、さらにはインジェクタへの、あるいはプレッシャーレギュレータよりのホースの取り付け位置にある程度の自由度を持たせたい、といった要望に応える必要があり、結果的にこれら制約条件下であっても、依然エンジンの息つき現象を防ぐことが求められることになる。
この点、特許文献3では、前述した制約条件下での方策が開示されており、より現実に即した対応であることがわかる。しかしながら、この特許文献3で開示されている隔壁は車両の前方を覆うに留まっていることから、減速後の加速による燃料の後方への飛散には追従できない可能性が高く、エンジンの息つき現象を完全には防ぐことができないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、燃料タンクの形状に制約されることなく、ストレーナが油面から露出したとしても、エンジンの息つき現象を防止できる車両用燃料供給装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る車両用燃料供給装置は、燃料を貯留する燃料タンク、上記燃料タンクにフランジ部を介して取付けられ取付け状態において略L字形の支持基体、上記支持基体に取付けられ、ストレーナを介して燃料を吸い込む燃料ポンプを被装するリザーバーカップ、上記支持基体に取付けられ、上記燃料ポンプを通過した燃料を濾過する高圧フィルタを内蔵するケース部、上記フランジ部に取付けられ上記ケース部から吐出された燃料を外部へ吐出させる吐出管を備え、上記リザーバーカップにはその上部より燃料を流入・貯留させる第1の開口部と、上記貯留した燃料を上記ストレーナに流出させる第2の開口部とを設け、更に上記第2の開口部を覆うように上記リザーバーカップに装着されその一部に切り欠き部を有する有底形状の貯留部を設けたものである。
この発明は以上説明したように、下り坂走行時や減速時といった燃料の前方への移動はもとより、減速後の加速時による後方への移動であっても、エンジンの息つき現象を起こさせないので信頼性が向上するとともに、燃料タンクの形状に制約されないことから汎用性の高い車両用燃料供給装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における車両用燃料供給装置1(以下、燃料供給装置という)を、車両である例えば自動二輪車の燃料タンクの内部に設置した状態を示す断面図、図2(a)は図1における燃料供給装置1の正面図、図2(b)は同じく左側面図であり、このうち正面図については内部を明示するため一部の部品を切り欠いてあるいは省略して表示している。また、図3は図1における燃料供給装置1の分解斜視図である。
図1に示すように、燃料供給装置1はその設置状態において、略L字形を約120度時計方向に回転させた形態を有しており、自動二輪車の燃料タンク11の底部11aに設けられた開口部11bより、その一端部に位置する後述のベセル12側から挿入し、文字通り120度回動させた後、その他端部に有するフランジ部13が、パッキン14を介してボルト15により上記燃料タンク11の底部11aに固定されることで、開口部11bが閉塞されるとともに燃料供給装置1が燃料タンク11に設置されることになる。上記フランジ部13には支持基体であるスティ16および吐出管17が溶接されており、このうちスティ16には後述するケース部18およびリザーバーカップ19が取り付けられている。一方、吐出管17はケース部18に圧入されるとともに、吐出口17aには図示しない燃料ホースが接続され、この燃料ホースはやはり図示しないインジェクタに接続される。
スティ16は互いに対向した一対の側板16aが略L字状形状を有すると共に略U字形(図2(b)参照)に連続して一体に形成されており、この両側板16aを連結するようにガード20が介挿され、例えばネジで相互間を螺着されている。このガード20は、スティ16の強度を増すとともに、燃料タンク11上部の給油口11cから差し込まれた給油ガン(図示せず)から吐出管17を保護する役目も担っている。また、21は、やはりフランジ部13に溶接された保護板であり、ガード20と同様、吐出管17を保護している。なお、これらガード20、保護板21は、本発明の要部を成すものではないため、これ以上の詳しい説明は省略する。
図2において、ケース部18には、後述する燃料ポンプ22で発生するブラシ、コンミテータなどの摩耗粉、およびやはり後述するストレーナ23で取り除けなかった夾雑物を捕捉する高圧フィルタ24が内設されている。この高圧フィルタ24を通過した燃料は吐出管17より吐出されるが、この際の燃圧を所定値に保つ周知のプレッシャーレギュレータ25が図示しないOリングを介して、このケース部18に嵌着されている。ケース部18には燃料吸入口18aも設けられており、Oリング26を介して接続管27が、さらにこの接続管27にOリング28を介して燃料ポンプ22の吐出口22aが嵌着されることで、燃料ポンプ22で加圧された燃料が高圧フィルタ24に送られることになる。なお、この加圧される燃料が、燃料ポンプ22の燃料吸入口22b(図3参照)に装着されたストレーナ23を介しての吸い上げによって行われることも周知の通りである。
リザーバーカップ19は上部(左端)に開口部(第1の開口部)19aを有する有底形状をなし(図3参照)、この開口部19aから燃料ポンプ22が被装されるとともに、その底部には貫通孔19bが設けられており、この貫通孔19bを通して挿通されたストレーナ23の接続管23aが燃料吸入口22bに接続可能となっている。前述したように、開口している上部より燃料が流入することで、このリザーバーカップ19は、文字通り、燃料溜まりとしての役目を担うことになる。なお、言うまでもないが、この溜まった燃料は絶えずストレーナ23に到達せしめる必要があるが、これを担うのが、やはり底部に設けた流出口19c(第2の開口部)である。また、燃圧を所定値に保った結果、余剰となる燃料はプレッシャーレギュレータ25より排出されるが、この排出された余剰燃料も、リザーバーカップ19に溜まり、上記流出口19cよりストレーナ23に到達する。すなわち、リザーバーカップ19は余剰燃料のための流路も兼ねている。
燃料タンク11内の燃料29(図1参照)が満たされている限りにおいては、ストレーナ23に対し何らかの工夫を施さなくても、このストレーナ23そのものが液没していることから、いわゆる「供給装置」としての性能に支障はきたさないが、背景技術の項でも述べたように、この燃料29の油面29aが下がりストレーナ23が露出したとしても、燃料ポンプ22が燃料29を吸引できることが求められる。そこで、本発明においては、上記リザーバーカップ19の「燃料溜まり」並びに「燃料流路」作用に加え、もう一つの「貯留部」となるベセル12を付加している。このベセル12も有底形状を有しているが、燃料29が満たされている状態では、図中、右方向から容易に燃料29を吸い込めるよう、底部12aおよび側面12bの一部に切り欠きAを設けることでストレーナ23を露出させている。なお、図中、左側において、これら底部12aと側面12bを繋ぐ連結面12c(図2(a)参照)を設け、この連結面12cを燃料タンク11の底部11aの内面(図1参照)に近接させるようにした。つまり、底部12aを、燃料供給装置1の設置状態では、燃料タンク底部と実質的に平行となるように右肩上がりに延ばすことで、ベセル12からの燃料の脱落を防止している。なお、30は支持板31を介してフランジ部13に取り付けられている、油面29aを検知する周知のサーミスタである。
次に、この燃料供給装置1の組立手順を図3に基づいて説明する。ケース部18に燃料ポンプ22およびプレッシャーレギュレータ25を嵌着させた後、スティ16の一対の先端16bにケース部18のガイド18bを挿通させ、スティ16の屈曲点までスライドさせるとともに、吐出管17をケース部18に圧入し、さらに燃料ポンプ22からのリード線をフランジ部13に設けたコネクタ32に接続することで、まずは図中、フランジ部13を中心とする半完成品が組み上がる。その後、リザーバーカップ19のガイド19dも挿通させ、このリザーバーカップ19の上面がケース部18の下面と突き合うまでリザーバーカップ19をスライドさせるが、その際、リザーバーカップ19の上面の開口部19aの一部を覆うように、すなわち上記燃料タンクの底面に近い側にフタ33を介在させておく。これにより、スティ16付近にしか設けられていない突き合わせ面が、このフタ33により拡大することになり、両ガイド19dを結ぶ左側略1/4(燃料タンク11の底部11aに近い側)からの燃料の脱落を防止できることとなる。
ガイド19dの先端16bに対応する部分は幅広になっており、この幅広部に止め板34を介して先端16bの螺着部にネジ35で締め付けることで、リザーバーカップ19およびケース部18がスティ16に取り付けられる。その後、接続管23aを燃料吸入口22bに嵌着し、ベセル12を装着する。このベセル12は側面12bから延設されたバネ性を持つ一対の突出部12eを有しており、この突出部12eには係合孔12fを備えている。すなわち、突出部12dをネジ35の頭部に突き立て、一旦、外側に湾曲させた後、ネジ35の頭部に係合孔12fを係合させる、いわゆるワンタッチ装着が可能となっている。以上の組立作業により、この燃料供給装置1の前述した燃料タンク11への設置作業が可能となる。
この燃料供給装置1の特に燃料供給に係わる動作については周知の通りである。すなわち、コネクタ32を通じて燃料ポンプ22が駆動されると、燃料ポンプ22の図示しない羽根車の回転により、燃料タンク11内の燃料29はストレーナ23を介して燃料吸入口22bに加圧・吸入され、吐出口22a(図2(a)参照)より吐出される。そして、この吐出された燃料は、ケース部18内の高圧フィルタ24、吐出管17、さらには図示しない燃料ホースを経て、内燃機関のインジェクタなどへ供給される。一方、ケース部18内の燃料の圧力が所定値より高い場合には、この燃料はプレッシャーレギュレータ25を介してリザーバーカップ19へ排出されることで、その圧力が所定値に保たれるものである。
ストレーナ23での燃料29の吸い込みにあたり、ストレーナ23は前述した通り、ベセル12で覆われているものの、図2紙面上、その右上面は開口しているので、燃料29が満たされている状態(図1参照)では、速やかに効率よく、燃料29をストレーナ23の周りへ取り込むことが可能となっている。また、油面29aが下がり(図中29b)、例えば、カーブ走行による車体の傾斜でストレーナ23が露出したとしても、リザーバーカップ19の上面の開口からの燃料残留分、さらにはプレッシャーレギュレータ25からの上述した余剰燃料の活用により、燃料ポンプ22の加圧・吸入に支障をきたすことがない。特に、リザーバーカップ19は余剰燃料のための流路も兼ねているので、余剰燃料を単に燃料タンク11内に戻すよりも好ましいことは言うまでもない。
リザーバーカップ19の燃料残留分については、燃料タンク11の底部11aに近い側にフタ33(図3参照)を設けたことで、下り坂走行時や減速時(図中29b1)でも、この残留の維持に威力を発揮するとともに、ベセル12の燃料残留分についても、側面12bおよび連結面12cにより、同様にその維持を図ることができる。さらに、減速後の加速時(図中29b2)であっても、底部12aにより後方への飛散が防げるので、やはり残留の維持が図られることになる。すなわち、油面29aの下降に伴うストレーナ23の露出時における、いかなる運転態様であってもエンジンの息つき現象を防止することが期待できる。
以上述べた効果を得るために、フタ33の配設が欠かせないが、この配設にあたっては、図3からも明らかなように、燃料の脱落防止が図れる必要最小限の形状としているため、燃料ポンプ22の被装、すなわち、リザーバーカップ19内への燃料ポンプ22の組み付けが容易に行える。また、前述したように、ベセル12はワンタッチ装着であることと相俟って、その組立易さにおいては、従来の燃料供給装置と比べて遜色はない。さらにまた、この実施の形態1では、自動二輪車の特にエンジン周りの部材集積率の高さを鑑み、燃料タンク11の底部11aはフラットな場合を示したが、ある程度の燃料溜まりを見越して、その底部の形状が非フラット、すなわち、燃料溜まり部が設けられている場合でも、スティ16をその形態に合わせた形状に変更するだけで対応が可能となる。これは、これまでの説明で明らかなように、この燃料供給装置1は、スティ16にストレーナ23を備えた燃料ポンプ22、ケース部18(高圧フィルタ24、プレッシャーレギュレータ25)、リザーバーカップ19(ベセル12)、サーミスタ30、およびガード20という具合に、ほとんど全ての各部材を取り付ける構成を有しているにほかならず、然るに、スティ16を換えるだけで、様々な形状の燃料タンクに対応できる汎用性の高い燃料供給装置をユーザへ提供することができる。なお、説明において、高圧フィルタ24にプレッシャーレギュレータ25を嵌着させたが、必ずしもこの形態である必要はなく、例えば、プレッシャーレギュレータを燃料タンク11外に配設して、このプレッシャーレギュレータからのリターン管をリザーバーカップ19に係合させる形態であってもよい。
この発明の実施の形態1における燃料供給装置を燃料タンクの内部に設置した状態を示す断面図である。 図1における燃料供給装置の正面図(a)ならびに左側面図(b)である。 図1における燃料供給装置の分解斜視図である。
符号の説明
1 燃料供給装置、
11 燃料タンク、11a 底部、11b 開口部、11c 給油口、
12 ベセル、12a 底部、12b 側面、12c 連結面、12d 突出部、
12e 係合孔、
13 フランジ部、 14 パッキン、 15 ボルト、
16 スティ、 16a 両側板、 16b 先端、
17 吐出管、17a 吐出口、
18 ケース部、18a 燃料吸入口、18b ガイド、
19 リザーバーカップ、19a 貫通孔、19b 流出口、19c ガイド、
20 ガード、 21 保護板、
22 燃料ポンプ、22a 吐出口、22b 燃料吸入口、
23 ストレーナ、23a 接続管、
24 高圧フィルタ、 25 プレッシャーレギュレータ、
26 Oリング、 27 接続管、
28 Oリング、 29 燃料、29a・29b 油面、
30 サーミスタ、 31 支持板、
32 コネクタ、 33 フタ、
34 止め板、35 ネジ。

Claims (5)

  1. 燃料を貯留する燃料タンク、上記燃料タンクにフランジ部を介して取付けられ取付け状態において略L字形の支持基体、上記支持基体に取付けられ、ストレーナを介して燃料を吸い込む燃料ポンプを被装するリザーバーカップ、上記支持基体に取付けられ、上記燃料ポンプを通過した燃料を濾過する高圧フィルタを内蔵するケース部、上記フランジ部に取付けられ上記ケース部から吐出された燃料を外部へ吐出させる吐出管を備え、上記リザーバーカップにはその上部より燃料を流入・貯留させる第1の開口部と、上記貯留した燃料を上記ストレーナに流出させる第2の開口部とを設け、更に上記第2の開口部を覆うように上記リザーバーカップに装着されその一部に切り欠き部を有する有底形状の貯留部を設けたことを特徴とする車両用燃料供給装置。
  2. 上記ケース部は上記リザーバーカップの第1の開口部の一部を覆うと共に、上記リザーブカップは上記吐出管から吐出される燃料を所定の圧力に設定するプレッシャーレギュレータからの余剰燃料のための流路を形成することを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料供給装置。
  3. 上記貯留部はその底面の一部が燃料タンクと実質的に平行となるように上記リザーバーカップに装着されていることを特徴とする請求項1記載の車両用燃料供給装置。
  4. 上記リザーバーカップは上記支持基体にネジによって取り付けられるとともに、このネジの頭部に、上記貯留部の突出部に設けた一対の係合孔が嵌着されることで、貯留部がリザーバーカップに装着されることを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料供給装置。
  5. 上記リザーバーカップの一方の開口部と上記ケース部の間の、上記燃料タンクの底面に近い側にフタが介在していることを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料供給装置。
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