JP2008250837A - 電力使用制御システム、電力供給端末、電力使用制御方法、電力使用制御プログラム - Google Patents

電力使用制御システム、電力供給端末、電力使用制御方法、電力使用制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な課金処理を可能とする。
【解決手段】電力供給端末200の入力インターフェイス205が取得した電力使用希望者の認証情報をネットワーク140を介して電力供給端末200と通信して取得しメモリ103に格納する認証情報取得部110と、メモリ103に格納されている認証情報を利用者情報データベース125にて検索し一致する認証元情報を特定した場合に電力使用希望者を予定ユーザと認識し電力供給端末200に対しネットワーク140を介して通電開始指示を送信する通電管理部111と、電力供給端末200の電力量計220で測定される予定ユーザへの通電量の情報を電力供給端末200とネットワーク140を介して通信して取得し該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベース126に格納する利用履歴管理部112とから電力使用制御システム100を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力量の集計技術に関し、その中でも特に、電力使用制御システム、電力供給端末、電力使用制御方法、電力使用制御プログラムに関する。その中でも特に、技術に関する。
電力量の集計技術として次のような発明が提案されている。例えば、電化製品毎・コンセント毎に積算電力値を集計し、省電力化を図れる電力量集計装置、電力量集計プログラム及び当該プログラムを記録した記録媒体を提供するとともに、集計した電化製品毎・コンセント毎の積算電力値から顧客別に電気料金を算出し、各種サービスを顧客等に提供するサービス提供装置、サービス提供プログラムおよび当該プログラムを記録した記録媒体を提供することを課題として、顧客が使用する電化製品が接続されるコンセントの積算電力値を収集する収集周期が設定される収集周期設定手段と、この収集周期設定手段で設定された収集周期毎にコンセントにおいて計測される積算電力値をコンセント毎に収集する収集手段と、を備えることを特徴とする電力量集計装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2003−288390号公報
ところで、人々が携帯電話機やモバイルPCなどの各種電気機器を携帯する機会が増えている。人々が携帯使用する前記電気機器らの電力は、携帯前に自宅コンセント等に接続された充電器等でバッテリーへの充電を行うことで確保されていることが多い。一方、前記電気機器を外出先等で使用するユーザは、前記バッテリーの充電残量が無くなれば電気機器の使用を停止せざるを得ない。こうした場合、例えば外出先の施設等が有するコンセントに前記電気機器の電源ケーブルを接続して通電し、そのまま利用を継続できることが前記ユーザからすれば好適な状況であろう。
しかしながら現状では、契約者が予め電力会社と契約した固定的な電力供給端(通常のコンセントなど)より電力の供給を受ける場合、当該電力の使用者は前記契約者であるとして固定的に課金処理されてしまう。つまり、電力使用量に応じた課金処理を、真の電力使用者に対して個別に行うことができなかった。換言すれば、前記電気機器のユーザは、外出先で電力使用料負担の対象を意識せずに他者のコンセント等から気軽に電気を使用する状況になく、電気機器ユーザの利便性向上や電力会社のビジネス機会拡大の障害となっていた。つまり、予め契約している電力供給端以外での電力使用に際しても、真の電力使用者への課金処理を可能とし、ひいては、電力販売機会の拡大や電力利用者の利便性向上を図れる技術の登場が望まれていた。
そこで本発明では、電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な課金処理を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
そこで本発明の電力使用制御システムは、設置契約者とは異なる使用者への電力供給を許容する電力供給端末とネットワークで結ばれ、前記電力供給端末での各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うコンピュータシステムであり、前記電力供給端末での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納した利用者情報データベースを記憶装置に備え、前記電力供給端末の入力インターフェイスが取得した、電力使用希望者の認証情報を、前記ネットワークを介して電力供給端末と通信して取得しメモリに格納する、認証情報取得部と、前記メモリに格納されている認証情報に対応する認証元情報を、前記利用者情報データベースから検索した場合に、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信する、通電管理部と、前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報を、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベースに格納する、利用履歴管理部と、を備える。これによれば、電力供給端末の設置契約者毎ではなく、当該電力供給端末で電力を使用した真の電力使用者毎(上記で言う予定ユーザ)の電力使用量をシステム側で管理することとなる。したがって、真の電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な課金処理が可能となる。
また、前記電力使用制御システムにおいて、電灯線通信用の通信チップを備える電気機器毎の固有情報とその利用者の情報とを対応付けて格納した利用機器情報データベースを記憶装置に備えるか、または前記利用機器情報データベースを前記ネットワーク上で利用可能であり、前記認証情報取得部は、通電希望機器として前記電力供給端末に接続された電気機器の前記通信チップと通信した電力供給端末より、前記電気機器の固有情報を取得しメモリに格納するものであり、前記通電管理部は、前記固有情報を前記利用機器情報データベースに照合し、該当利用者の情報を抽出し、この該当利用者の情報と前記電力使用希望者の認証情報とを照合し、両情報が一致する場合、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信するものである、としても好適である。これによれば、電力供給端末にて通電を希望する電気機器毎に固有の情報(例:IPアドレス、製造番号など)とそれに対応付けされた利用者の情報(例:前記電気機器のユーザ登録者)に基づいて通電制御が可能となり、通電可否判定処理の効率化が図られる。また、電気機器毎の電力使用量管理と課金処理も可能である。
また、前記電力使用制御システムは、前記利用履歴データベースにおいて、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報を読取り、この通電量に単位電力量あたりの電力料金を乗じることで、前記予定ユーザ毎の電力料金を算定する、電力料金算定部と、前記算定した予定ユーザ毎の電力料金の情報を、記憶装置中に予め格納している請求書フォームの料金欄に設定して請求書データを作成し、この請求書データを前記利用者情報データベースにおける該当予定ユーザの属性情報に含まれる通知先に送信する、請求書発行処理部と、を備えることとしても好適である。これによれば、電力供給端末の設置契約者毎ではなく、当該電力供給端末で電力を使用した真の電力使用者毎(上記で言う予定ユーザ)の電力使用量に応じた請求書発行が可能となり、したがって、真の電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な料金請求処理が可能となる。
また、前記電力使用制御システムにおいて、前記ネットワークに接続された各電力供給端末のIDと所在情報とを格納したコンセント情報データベースと、電力会社毎の電力供給エリアの情報を格納した供給エリアデータベースと、を記憶装置に備え、前記利用履歴管理部は、前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報と、前記電力供給端末のIDとを、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザと電力供給端末のIDとに対応付けて利用履歴データベースに格納するものであり、前記電力料金算定部は、前記利用履歴データベースにおいて、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報と電力供給端末のIDとを読取り、前記電力供給端末のIDを前記コンセント情報データベースに照合して前記電力供給端末の所在情報を特定し、この所在情報を前記供給エリアデータベースに照合して担当電力会社を特定し、前記通電量に電力会社毎の単位電力量あたりの電力料金を乗じることで、前記予定ユーザ毎の各電力会社の電力料金を算定するものであり、前記請求書発行処理部は、前記算定した予定ユーザ毎の各電力会社の電力料金の情報を、記憶装置中に予め格納している電力会社毎の請求書フォームの料金欄に設定して電力会社毎に請求書データを作成し、この請求書データを前記利用者情報データベースにおける該当予定ユーザの属性情報に含まれる通知先に送信するものである、としても好適である。これによれば、電力使用者が電力会社の送電エリアを跨いで電力を使用したとしても、電力供給端末で電力を使用した真の電力使用者毎(上記で言う予定ユーザ)の電力使用量をシステム側で管理することができる。したがって、真の電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な課金処理が可能となる。更に、各電力会社に対しても真の電力使用者の電力使用量を通知することも可能である。
また、本発明の電力供給端末は、各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うコンピュータシステムとネットワークで結ばれ、設置契約者とは異なる使用者への電源コンセントでの電力供給を許容する電力供給端末であり、前記ネットワークにアクセスし、コンピュータシステムとのデータ通信を行う通信用チップと、電力使用希望者の認証情報の入力を受け付けて前記通信用チップに渡す入力インターフェイスと、前記通信用チップが前記ネットワークを介して前記コンピュータシステムより受信した通電開始指示を、前記通信用チップより受け付けて、前記電源コンセントへの通電を開始する通電スイッチ装置と、前記通電スイッチ装置から通電した電力量を測定し、この測定値を前記通信用チップに渡す電力量計とを備える。これによれば、前記電力使用制御システムと協働し、当該電力供給端末で電力を使用した真の電力使用者毎(上記で言う予定ユーザ)の電力使用量を前記電力使用制御システム側で管理することが可能となる。ひいては、電力使用制御システムにおける、真の電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な課金処理が可能となる。
本発明の電力使用制御方法は、設置契約者とは異なる使用者への電力供給を許容する電力供給端末とネットワークで結ばれ、前記電力供給端末での各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うコンピュータシステムが、前記電力供給端末での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納した利用者情報データベースを記憶装置に備え、前記電力供給端末の入力インターフェイスが取得した、電力使用希望者の認証情報を、前記ネットワークを介して電力供給端末と通信して取得しメモリに格納する処理と、前記メモリに格納されている認証情報に対応する認証元情報を、前記利用者情報データベースから検索した場合に、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信する処理と、前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報を、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベースに格納する処理と、を実行することを特徴とする方法である。これによれば、電力供給端末の設置契約者毎ではなく、当該電力供給端末で電力を使用した真の電力使用者毎(上記で言う予定ユーザ)の電力使用量をシステム側で管理する方法を提供できる。
本発明の電力使用制御プログラムは、設置契約者とは異なる使用者への電力供給を許容する電力供給端末とネットワークで結ばれ、前記電力供給端末での各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うべく、前記電力供給端末での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納した利用者情報データベースを記憶装置に備えるコンピュータシステムに、前記電力供給端末の入力インターフェイスが取得した、電力使用希望者の認証情報を、前記ネットワークを介して電力供給端末と通信して取得しメモリに格納するステップと、前記メモリに格納されている認証情報に対応する認証元情報を、前記利用者情報データベースから検索した場合に、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信するステップと、前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報を、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベースに格納するステップと、を実行させるプログラムである。これによれば、電力供給端末の設置契約者毎ではなく、当該電力供給端末で電力を使用した真の電力使用者毎(上記で言う予定ユーザ)の電力使用量をシステム側で管理するプログラムを提供できる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な課金処理を可能とする。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の電力使用制御システム100のネットワーク構成図である。図1に示す電力使用制御システムシステム100は、設置契約者とは異なる使用者への電力供給を許容する電力供給端末200とネットワーク140で結ばれ、前記電力供給端末200での各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うコンピュータシステムであり、一例としては、記憶装置、通信装置、演算装置を備えたサーバを想定できる。
なお、本実施形態で想定する状況例としては、例えば、街中各所に前記電力供給端末200が設置されており、電気機器300を携行する電力使用希望者は、前記電気機器300の電源ケーブル301を前記電力供給端末200の電源コンセント201に差し込むことで、電力供給サービスを享受できる状況がある。勿論、電気機器300の電源ケーブル301を前記電源コンセント201に差し込むだけで無条件に通電が開始されるような制御を行う訳ではなく、前記電力使用制御システム100による本発明の電力使用制御方法に基づく通電制御がなされる。
また、上述したようにネットワーク140でシステム100との直接接続が可能な電力供給端末200の他に、前記電気機器300への電力供給を行う装置として、入力インターフェイスや通信用チップを有さない従来型の電源コンセント50(一般家庭やオフィス内などに既存のもの)も想定できる。この場合、この従来型の電源コンセント50のみでは前記システム100と通信が出来ず、適切な通電制御も不可能であるから、この電源コンセント50と電灯線通信網で接続されたコンセント管理用の接続機器管理装置400を、システム100と電源コンセント50との間に配置する。また、前記接続機器管理装置400は、前記電源コンセント50と、当該電源コンセント50への電力供給元である配電盤装置10との間の配電経路途中に通電スイッチ装置408を有している。なお、ここで言う配電盤装置10は、既存建物に設置されている既存の電灯契約メータを想定できる。
このような接続機器管理装置400は、前記電力供給端末200と同じ機能(後述する入力インターフェイス405、通信用チップ407、通電スイッチ装置408、電力量計420)を有するものとする。つまり、電力供給端末200が前記システム100からの指示を受けて当該電力供給端末200に備わる電源コンセント201への通電処理を行うための構成と同じ構成を、従来型の電源コンセント50と前記接続機器管理装置400とで実現するのである。この場合、システム100からの指示を受けた前記接続機器管理装置400は、その指示に応じて例えば、前記従来型電源コンセント50への通電を前記通電スイッチ装置408のコントロールで実行する。
ここで、前記電力供給端末200および電源コンセント50が、全て前記接続機器管理装置400にてコントロールされるとしてもよい。この場合のネットワーク構成は、システム100と接続機器管理装置400とがネットワーク140で結ばれている一方、電力供給端末200と電源コンセント50はネットワーク140には直接接続されず、全て前記接続機器管理装置400に接続される。換言すれば、本発明における電力供給端末200を前記接続機器管理装置400に置き換えた構成としてもよい。
なお、前記電力使用制御システム100と、電力供給端末200や接続機器管理装置400との間には例えば電灯線通信網やインターネットなどのネットワーク140が構築されている。そして、前記システム100や電力供給端末200、接続機器管理装置400らは互いに、こうしたネットワーク140を介して電力使用制御に伴う各種処理データの送受信を実行する。
上述したような構成を採用することで、電気機器300に通電できる機会を、前記電力供給端末200によるものだけでなく、従来から存在している電源コンセント50によるものにも拡大することができる。なお、前記電力供給端末200および接続機器管理装置400の詳細については後述する。
次に、前記電力使用制御システム100(以下、システム100)の構成について詳細を示す。前記システム100は、本発明を実現する機能を備えるべく記憶装置たるハードディスクドライブ101などに格納されたプログラムデータベースが含むプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記システム100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス105、ディスプレイなどの出力インターフェイス106(必要であれば備えるとしてよい)、ならびに、電力供給端末200や接続機器管理装置400との間のデータ授受を担う通信装置107などを有している。なお、前記システム100はこの通信装置107を制御して、電力供給端末200や接続機器管理装置400とのデータ通信を確立し、各種データの送受信等の通信処理を実行する。
続いて、前記システム100が、例えばプログラム102に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、前記システム100は、前記電力供給端末200(従来型電源コンセント50と接続機器管理装置400との組合せ概念含む。以下同様)での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納した利用者情報データベース125と、通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて格納する利用履歴データベース126と、電灯線通信用の通信チップを備える電気機器毎の固有情報とその利用者の情報とを対応付けて格納した利用機器情報データベース127と、ネットワークに接続された各電力供給端末のIDと所在情報とを格納したコンセント情報データベース128と、電力会社毎の電力供給エリアの情報を格納した供給エリアデータベース129をハードディスクドライブ101などの記憶装置に有しているものとする。
こうした前記システム100は、前記電力供給端末200の入力インターフェイス205が取得した、電力使用希望者の認証情報(これには、前記電力使用希望者のID、パスワード、および該当電力供給端末200または電源コンセント201のIDが含まれる。また接続機器管理装置400から認証情報を取得する場合、接続機器管理装置400の管理下にある従来型電源コンセント50のIDを含む)を、前記ネットワーク140を介して電力供給端末200と通信して取得しメモリ103に格納する、認証情報取得部110を備える。
また、前記システム100は、前記メモリ103に格納されている認証情報のうち、例えば電力使用希望者のIDとパスワードのセットデータに対応する認証元情報を、前記利用者情報データベース125にて検索した場合に、、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末200に対しネットワーク140を介して通電開始指示を送信する、通電管理部111を備える。この通電開始指示には、該当電力供給端末200のIDと該当電源コンセント201のID、或いは従来型電源コンセント50のIDが通電開始先の情報として含まれることが想定される。これらは勿論、前記予定ユーザの電気機器300が接続された電源コンセントを特定するための情報である。
また、前記システム100は、前記電力供給端末200の電力量計220で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報(この情報には、通電量値の他、前記予定ユーザのID、該当電力供給端末200のID、該当電源コンセント201のIDが含まれる)を、前記電力供給端末200とネットワーク140を介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベース126に格納する、利用履歴管理部112を備える。
また、前記認証情報取得部110は、通電希望機器として前記電力供給端末200に接続された電気機器300(電灯線通信用の通信チップ320を備える)の前記通信チップ320と通信した電力供給端末200より、前記電気機器300の固有情報を取得しメモリ103に格納するものであるとすれば好適である。この時、前記通電管理部111は、前記固有情報を前記利用機器情報データベース127に照合し、該当利用者の情報を抽出し、この該当利用者の情報と前記電力使用希望者の認証情報とを照合し、両情報が一致する場合、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末200に対しネットワーク140を介して通電開始指示を送信するものとなる。
また、前記システム100は、前記利用履歴データベース126において、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報を読取り、この通電量に単位電力量あたりの電力料金を乗じることで、前記予定ユーザ毎の電力料金を算定する、電力料金算定部113を備えるとすれば好適である。
また、前記システム100は、前記算定した予定ユーザ毎の電力料金の情報を、記憶装置101中に予め格納している請求書フォームの料金欄に設定して請求書データを作成し、この請求書データを前記利用者情報データベース125における該当予定ユーザの属性情報に含まれる通知先に送信する、請求書発行処理部114を備えるとすれば好適である。
また、前記利用履歴管理部112は、前記電力供給端末200の電力量計220で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報と、前記電力供給端末200のIDとを、前記電力供給端末200とネットワーク140を介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザと電力供給端末200のIDとに対応付けて利用履歴データベース126に格納するものであるとすれば好適である。
この場合、前記電力料金算定部113は、前記利用履歴データベース126において、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報と電力供給端末200のIDとを読取り、前記電力供給端末200のIDを前記コンセント情報データベース128に照合して前記電力供給端末200の所在情報を特定し、この所在情報を前記供給エリアデータベース129に照合して担当電力会社を特定し、前記通電量に電力会社毎の単位電力量あたりの電力料金を乗じることで、前記予定ユーザ毎の各電力会社の電力料金を算定するものであるとすれば好適である。或いは、担当電力会社を特定した後、その担当電力会社の連絡先(供給エリアデータベース129で特定)に、電力料金等の問合わせと該当情報の取得を行うとしてもよい。
また、前記請求書発行処理部114は、前記算定した予定ユーザ毎の各電力会社の電力料金の情報を、記憶装置101中に予め格納している電力会社毎の請求書フォームの料金欄に設定して電力会社毎に請求書データを作成し、この請求書データを前記利用者情報データベース125における該当予定ユーザの属性情報に含まれる通知先に送信するものとなる。
またこのほか、前記システム100は、自身の管理下にある電力供給端末200や接続機器管理装置400、或いはこれらに接続される電源コンセント201や従来型電源コンセント50の生死を確かめる機器生死監視部115を備えるとしてもよい。この機器生死監視部115は、電力供給端末200や接続機器管理装置400と通信して、正常な通信処理が行われるか否かを以てその生死を判定する。或いはこれらに接続される電源コンセント201や従来型電源コンセント50の通電スイッチ装置208、408らに通電指示を出して、通電が行われるか電力量計220、420らでチェックして、電源コンセント201や従来型電源コンセント50の使用可否をチェックする。こうした生死チェックを行うことで、使用不可のコンセントへ電気機器300が接続されたとしても、通電処理を開始するといった指示動作をシステム100が実行する懸念が解消される。
図2は本実施形態の電力供給端末200の構成例を示す図である。一方、前記電力供給端末200は、各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行う前記システム100とネットワーク140で結ばれ、設置契約者とは異なる使用者への電源コンセントでの電力供給を許容する端末である。なお、電力供給端末200は、(1)システム100とネットワーク140を介して直接接続され、システム100からの通電制御信号を受け付けて、電気機器300への通電切替を行う場合、(2)前記コンセント管理用の接続機器管理装置400とのみ接続され、この接続機器管理装置400からの通電制御信号を受け付けて、電気機器300への通電切替を行う場合、の2通りの設置形態を想定できる。
こうした電力供給端末200は、本発明を実現する機能を備えるべく、前記ネットワーク140にアクセスし、前記システム100(または前記接続機器管理装置400)とのデータ通信を行う通信用チップ207を備える。この通信用チップ207は、例えば、電灯線通信のプロトコルに則ったデータ通信を行う通信回路が組み込まれたコンピュータチップを想定すればよい。この通信用チップ207が備える不揮発性メモリ内には、当該通信用チップ207が装着された電気機器300の製造番号やIPアドレスといった固有情報が書換不能に書き込まれている。なお、この通信用チップ207と従来型電源コンセント50との間には電灯線通信用のインターフェイス回路209が設けられており、通信機能やデータ処理機能等を有しない電気器具である電源コンセント50において、電力供給端末200と同様の電灯線通信を可能とする。したがって、前記従来型電源コンセント50に電気機器300が接続された場合、前記通信用チップ207がこの電灯線通信用インターフェイス209および電源コンセント50を介して電気機器300と電灯線通信を実行できる。従って、電灯線通信プロトコルに則ったデータ通信が不可である電気機器300(図中:認証機能がない電気機器)は、電力供給端末200の電源コンセント201に接続し、電灯線通信プロトコルに則ったデータ通信が元々可能である電気機器300(図中:認証機能がある電気機器)は、従来型電源コンセント50に接続するとよい。
また前記電力供給端末200は、電力使用希望者の認証情報(例:ID、パスワード、生体情報など)の入力を受け付けて前記通信用チップ207に渡す入力インターフェイス205(例:タッチパネル式の液晶ディスプレイ装置など)を備える。前記認証情報を受付けるに際し、この入力インターフェイス205は、例えば、ID、パスワードの入力画面データを適宜な記憶装置210から読み出して表示する。或いは、前記入力インターフェイス205が、指紋や静脈、虹彩などの生体情報を読み取る生体情報センサを一体に備えていて、その生体情報センサからの生体情報データを認証情報として受付けるとしてもよい。
また、前記電力供給端末200は、前記通信用チップ207が前記ネットワーク140を介して前記システム100(または前記接続機器管理装置400)より受信した通電開始指示(例:該当電力供給端末200のIDと該当電源コンセント201のIDが通電開始対象の情報として含まれる)を、前記通信用チップ207より受け付けて、電源コンセント201での通電を開始する通電スイッチ装置208を備える。この通電スイッチ装置208は、通電のオン/オフを切り替えるリレーを想定できる。電力供給端末200に複数の電源コンセント201が備わる場合、この通電スイッチ装置208も各電源コンセント201毎に備わる。なお、前記電力供給端末200が前記接続機器管理装置400の制御下にあって、電力供給端末200を通じた電気機器300への通電を前記接続機器管理装置400の通電スイッチ装置408でオン/オフする場合、前記通電スイッチ装置208は電力供給端末200に不要となる。
また、前記電力供給端末200は、前記通電スイッチ装置208から通電した電力量を測定し、この測定値と該当電源コンセント201のIDを前記通信用チップ207に渡す電力量計220を備える。電力量計220での測定値たる電力量値は、例えば電源コンセント201のIDに対応付けて、一時的に利用履歴一時データベース225に格納する。ここに格納された電力量値のデータは、一定時期毎に前記通信用チップ207に送られる。前記通信用チップ207は前記利用履歴一時データベース225から受信した電力量値のデータをネットワーク140を通じてシステム100(または接続機器管理装置400)にアップロードすることとなる。電力供給端末200に複数の電源コンセント201が備わる場合、この電力量計220も各電源コンセント201毎に備わる。なお、前記接続機器管理装置400が電力量計420を備えており、電力供給端末200や電源コンセント50への通電量を計測するものであれば、前記電力量計220は電力供給端末200に不要となる。
図3は本実施形態のコンセント管理用の接続機器管理装置400の構成例を示す図である。一方、前記接続機器管理装置400は、前記システム100とネットワーク140で結ばれ、前記電力供給端末200および電源コンセント50における、設置契約者とは異なる使用者への電力供給を、前記システム100からの指示を受けてコントロールするサーバである。この接続機器管理装置400は、例えば、街中各所に設置されている前記電力供給端末200や、既存建物等に存在する従来型電源コンセント50らと接続されている。
従来型電源コンセント50と電灯線通信網で接続されたコンセント管理用の接続機器管理装置400は、システム100と電源コンセント50との間に配置される。また、前記接続機器管理装置400は、前記電源コンセント50と、当該電源コンセント50への電力供給元である配電盤装置10との間の配電経路途中に通電スイッチ装置408を有している。
このような接続機器管理装置400は、前記電力供給端末200と同じ機能を備えるものとする。従って前記接続機器管理装置400は、前記ネットワーク140にアクセスし、前記システム100(または前記電力供給端末200)とのデータ通信を行う通信用チップ407を備える。この通信用チップ407は、例えば、インターネットや電灯線通信のプロトコルに則ったデータ通信を行う通信回路が組み込まれたコンピュータチップを想定すればよい。なお、この通信用チップ407と従来型電源コンセント50との間には電灯線通信用のインターフェイス回路409が設けられており、通信機能やデータ処理機能等を有しない電気器具である電源コンセント50において、電力供給端末200と同様の電灯線通信を可能とする。したがって、前記従来型電源コンセント50に電気機器300が接続された場合、前記通信用チップ407がこの電灯線通信用インターフェイス409および電源コンセント50を介して電気機器300と電灯線通信を実行できる。従って、電灯線通信プロトコルに則ったデータ通信が不可である電気機器300(図中:認証機能がない電気機器)は、電力供給端末200の電源コンセント201に接続し、電灯線通信プロトコルに則ったデータ通信が元々可能である電気機器300(図中:認証機能がある電気機器)は、従来型電源コンセント50に接続するとよい。
また前記接続機器管理装置400は、電力使用希望者の認証情報(例:ID、パスワード、生体情報など)の入力を受け付けて前記通信用チップ407に渡す入力インターフェイス405(例:タッチパネル式の液晶ディスプレイ装置など)を備える。前記認証情報を受付けるに際し、この入力インターフェイス405は、例えば、ID、パスワードの入力画面データを適宜な記憶装置410から読み出して表示する。或いは、前記入力インターフェイス405が、指紋や静脈、虹彩などの生体情報を読み取る生体情報センサを一体に備えていて、その生体情報センサからの生体情報データを認証情報として受付けるとしてもよい。この接続機器管理装置400が有する入力インターフェイス405は、従来型電源コンセント50に電気機器300が接続された場合に、前記電力使用希望者の認証情報の入力画面を表示するものとする。接続機器管理装置400に接続された電力供給端末200は元々、入力インターフェイス205を有しており、電力使用希望者の認証情報の受付処理を自身で行えるからである。
また、前記接続機器管理装置400は、前記通信用チップ407が前記ネットワーク140を介して前記システム100より受信した通電開始指示(例:該当電力供給端末200のIDや該当電源コンセント201のID、該当従来型電源コンセント50のIDが含まれる)を、前記通信用チップ407より受け付けて、電力供給端末200や従来型電源コンセント50での通電を開始する通電スイッチ装置408を備える。この通電スイッチ装置408は、通電のオン/オフを切り替えるリレーを想定できる。接続機器管理装置400に複数の電力供給端末200や従来型電源コンセント50が備わる場合、この通電スイッチ装置408も各電力供給端末200や従来型電源コンセント50毎に備わる。なお、前記電力供給端末200が前記システム100の直接制御下にあって、電力供給端末200を通じた電気機器300への通電を前記電力供給端末200の通電スイッチ装置208でオン/オフする場合、前記通電スイッチ装置408は接続機器管理装置400に不要となる。
また、前記接続機器管理装置400は、前記通電スイッチ装置408から通電した電力量を測定し、この測定値(と該当電力供給端末200のIDおよび該当電源コンセント201のID、または該当従来型電源コンセント50のID)を前記通信用チップ407に渡す電力量計420を備える。電力量計420での測定値たる電力量値は、例えば電力供給端末200や従来型電源コンセント50のIDに対応付けて、一時的に利用履歴一時データベース225に格納する。この利用履歴一時データベース225に格納された電力量値のデータは、一定時期毎に前記通信用チップ407に送られる。通信用チップ407は、利用履歴一時データベース225から受信した前記電力量値のデータを、ネットワーク140を通じてシステム100にアップロードすることとなる。接続機器管理装置400に複数の電力供給端末200や従来型電源コンセント50が備わる場合、この電力量計420も各電力供給端末200や従来型電源コンセント50毎に備わる。なお、前記電力供給端末200が電力量計220を備えており、電力供給端末200への通電量を計測するものであれば、電力供給端末200に対応付ける電力量計420は接続機器管理装置400に不要となる(但し、従来型電源コンセント50には電力量計420を設置する必要がある)。
なお、これまで示したシステム100における機能部110〜114は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記CPU104がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
また、前記ネットワーク140に関しては、電灯線通信網、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網、シリアル・インターフェース通信線など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。なお、前記シリアル・インターフェイスは、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で、外部機器と接続するためのインターフェースを指し、通信方式としてはRS−232C、RS−422、IrDA、USB、IEEE1394、ファイバ・チャネルなどが想定できる。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態におけるシステム100が利用可能な各種データベース類の構造について説明する。図4は本実施形態における、(a)利用者情報データベース125、(b)利用履歴データベース126、(c)利用機器情報データベース127、(d)コンセント情報データベース128の各データ構造例を示す図である。
前記利用者情報データベース125は、前記電力供給端末200での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納するデータベースである。例えば、前記予定ユーザのIDたる利用者IDをキーとして、パスワード、氏名、住所、電話番号、契約電力会社といった情報を関連づけしたレコードの集合体となっている。
また、前記利用履歴データベース126は、通電量の情報を該当予定ユーザや電気機器300に対応付けて格納するデータベースである。例えば、利用機器IDをキーにして、利用日、(電源コンセント201または従来型電源コンセント50の)コンセントID、利用者ID、利用開始時刻、利用終了時刻、通電量といった情報を関連づけしたレコードの集合体となっている。
また、前記利用機器情報データベース127は、電灯線通信用の通信チップ320を備える電気機器300毎の固有情報とその利用者の情報とを対応付けて格納するデータベースであり、例えば利用機器のIDをキーとして、利用者ID、利用機器型名、利用機器属性、利用登録日といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記コンセント情報データベース128は、ネットワークに接続された各電力供給端末200のIDと所在情報とを格納するデータベースであり、例えば、電源コンセント201または従来型電源コンセント50のIDをキーとして、接続先メータID(電力供給端末200やコンセントが設置されている建造物に既存の電灯契約メータのID)、機器契約者ID(前記既存の電灯契約メータの設置契約者)、メータ設置場所、コンセント設置場所目標(電力供給端末200の電源コンセント201や従来型電源コンセント50の設置目標)を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図5は本実施形態における、(a)供給エリアデータベース129、(b)利用履歴一時データベース225、425、(c)フリーコンセント料金管理データベース130、(d)請求管理データベース131、(e)設置者払い戻し管理データベース132、(f)機器契約者情報データベース133の各データ構造例を示す図である。
前記供給エリアデータベース129は、電力会社毎の電力供給エリアの情報を格納するデータベースであり、例えば、電力会社IDをキーとして、電力会社名、連絡先、給電エリア、といった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記利用履歴一時データベース225、425は、電力量計220、420での測定値たる電力量値を、電源コンセント201または従来型電源コンセント50のIDや、電気機器300のIDらに対応付けて、一時的に格納するデータベースである。例えば、利用日、利用者IDをキーとして、利用機器ID、利用開始時刻、利用終了時刻、通電量、コンセントIDといった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記フリーコンセント料金管理データベース130は、電力料金算定部113が算定した、設置契約していない前記電力供給端末200または従来型電源コンセント50(これらをフリーコンセント)における各予定ユーザ毎の電力料金のデータを格納したデータベースである。例えば利用者IDをキーとして、コンセントID、利用年月日、利用料金合計といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記請求管理データベース131は、既存の電灯契約メータの設置契約者毎の請求情報を格納するデータベースである。例えば、利用者ID(電力供給端末200での通電サービスを受けた予定ユーザが自身でも電力量メータの設置契約者である場合には予定ユーザのIDと同一となる)をキーとして、利用年月日、請求金額合計、前記請求書発行処理部114による請求書発行状況を示す請求状況フラグ(例:“1”は請求済み、“0”は未請求)といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。ここでの請求金額合計の値は、他者による電力供給端末200等での使用料金も含まれている。そのため、次に説明する設置者払い戻し管理データベース132の情報に基づいて、他者による電力使用分については払い戻しの対象となる。
また、前記設置者払い戻し管理データベース132は、自契約分の電力供給端末200や従来型電源コンセント50から通電サービスを受けた他者全ての電力料金を集約し、払い戻し対象となる電力料金の情報を格納したデータベースである。例えば、機器契約者IDをキーとして、利用年月日、払い戻し金額合計、請求状況フラグといった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。なお、前記払い戻し金額合計は、前記フリーコンセント料金管理データベース130の格納情報のうち、自身の電力供給端末200や従来型電源コンセント50の、他者による使用分に応じた利用料金合計を抽出し、合算したものとなる。
また、前記機器契約者情報データベース133は、既存の電灯契約メータの設置契約者毎の情報を対応付けたデータベースである。例えば、機器契約者IDをキーとして、契約者氏名、住所、電話番号、契約電力会社といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態における電力使用制御方法の実際手順例1について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する電力使用制御方法に対応する各種動作は、前記電力使用制御システム100のメモリ103に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は本実施形態における電力使用制御方法の処理フロー例1を示す図である。このフロー例では、電力供給端末200およびその電源コンセント201、や従来型電源コンセント50について事前に前記コンセント情報データベース128に登録をする処理について説明する。まず、システム100の入力インターフェイス105は、当該システム100の管理担当者などからの各種コンセントに関する情報の登録動作を受付ける(s100)。この登録動作により入力される情報としては、例えば、既存の電灯契約メータの設置契約者のID、前記電力量メータのID(接続先メータID)、設置住所、契約電力会社、この電力量メータを電源供給元として接続される電力供給端末200や従来型電源コンセント50の各ID、といった情報になる。なお、既存の電灯契約メータの設置契約の情報については、前記機器契約者情報データベース133を前記管理担当者らが参照して利用するとすれば処理が効率的となる。
前記登録情報を受け付けた各種コンセントに関して、前記システム100の機器生死監視部115は、電力供給端末200や接続機器管理装置400と通信して、正常な通信処理が行われるか否かを以てその生死を一次判定する(s101)。そしてこの一次判定で通信処理が可能であると判定された場合に(s101:OK)、これらに接続される電源コンセント201や従来型電源コンセント50の通電スイッチ装置208、408らに通電指示を出す(s102)。他方、前記一次判定で通信処理が不可であると判定された場合(s101:NG)、該当コンセント類の登録を行わない。
前記ステップs102に続いて、前記通電指示に応じた通電が行われるか、前記機器生死監視部115は、電力供給端末200の電力量計220や接続機器管理装置400の電力量計420らで電力使用の有無をチェックする(s103)。このチェックで、電力使用があるとなれば、通電が行われていると判定でき(s103:OK)、前記電源コンセント201や従来型電源コンセント50の使用可と認識する(s104)。そして、“使用可”と認識したコンセント類の登録を前記コンセント情報データベース128に行う(s105)。
−−−処理フロー例2−−−
次に、本実施形態における電力使用制御方法の実際手順例2について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する電力使用制御方法に対応する各種動作は、前記電力使用制御システム100のメモリ103に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7は本実施形態における電力使用制御方法の処理フロー例2を示す図である。次に、街中などに各所に設置された電力供給端末200や従来型電源コンセント50に電気機器300の電源ケーブル301を接続して、電力を使用したい電力使用希望者が存在する状況から説明を始める。この電力使用希望者が携行する電気機器300の電源ケーブル301が、ある電力供給端末200の電源コンセント201に接続されたとする(s1000)。
この時、電力供給端末200の通信用チップ207は、電灯線通信のプロトコルに沿って前記電気機器300の通信チップ320と通信し、電気機器300が自身の電源コンセント201に接続されたことを認識する。そして、この認識事実に応じて、記憶装置210から、電力使用希望者の認証情報受付画面データを読み出し、前記入力インターフェイス205に表示する(s1001)。このステップs1001の動作は、前記ステップs1000で電気機器300の電源ケーブル301が従来型電源コンセント50に接続された場合、この従来型電源コンセント50を管理する前記接続機器管理装置400が実行することとなる(以下同様)。
続いて前記入力インターフェイス205は、前記認証情報受付画面を介して、電力使用希望者の認証情報(例:ID、パスワード、生体情報など)の入力を受け付ける(s1002)。前記認証情報を受付けた入力インターフェイス205は、前記通信用チップ207に前記認証情報を渡す(s1003)。
一方、前記通信用チップ207は、前記ネットワーク140にアクセスし、前記システム100(またはこの電力供給端末200を管理する接続機器管理装置400)とのデータ通信を行い、前記認証情報をシステム100に送信する(s1004)。
他方、前記システム100の認証情報取得部110は、前記電力供給端末200の入力インターフェイス205が取得した、電力使用希望者の認証情報(これには、前記電力使用希望者のID、パスワード、および該当電力供給端末200または電源コンセント201のIDが含まれる。また接続機器管理装置400から認証情報を取得する場合、接続機器管理装置400の管理下にある従来型電源コンセント50のIDを含む)を、前記ネットワーク140を介して電力供給端末200の通信用チップ207と通信して取得する(s1005)。ここで取得した認証情報はメモリ103に格納される。
なお、前記認証情報取得部110は、通電希望機器として前記電力供給端末200に接続された電気機器300(電灯線通信用の通信チップ320を備える)の前記通信チップ320と通信した電力供給端末200より、前記電気機器300の固有情報を取得しメモリ103に格納するとしてもよい。
続いて、前記システム100の通電管理部111は、前記メモリ103に格納されている認証情報のうち、例えば電力使用希望者のIDとパスワードのセットデータに対応する認証元情報を前記利用者情報データベース125にて検索する(s1006)。この検索処理で、対応する認証元情報を検索できた場合(s1007:OK)、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末200に対しネットワーク140を介して通電開始指示を送信する(s1008)。この通電開始指示には、該当電力供給端末200のIDと該当電源コンセント201のID、或いは従来型電源コンセント50のIDが通電開始先の情報として含まれることが想定される。これらは勿論、前記予定ユーザの電気機器300が接続された電源コンセントを特定するための情報である。
なお、前記ステップs1005で、前記通電管理部111が前記電気機器300の固有情報を取得している場合、前記ステップs1006では、前記通電管理部111は、前記固有情報をメモリ103より読み出し、前記利用機器情報データベース127に照合し、該当利用者の情報を抽出する。そして、この該当利用者の情報と前記電力使用希望者の認証情報とを照合し、両情報が一致する場合、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末200に対しネットワーク140を介して通電開始指示を送信するものとなる。
続いて、前記電力供給端末200(または接続機器管理装置400)の通電スイッチ装置208は、前記通信用チップ207が前記ネットワーク140を介して前記システム100より受信した通電開始指示(例:該当電力供給端末200のIDや該当電源コンセント201のID、該当従来型電源コンセント50のIDが含まれる)を、前記通信用チップ207より受け付ける(s1009)。そして、前記通電スイッチ装置208は、前記通電開始指示に応じて、該当電源コンセント201での通電を開始する(s1010)。
なお、前記通電指示がシステム100から接続機器管理装置400に対して通知されたならば、前記接続機器管理装置400の通電スイッチ装置408は、通電開始指示を伝達する該当電力供給端末200への給電リレーをオンするか、通電対象の従来型電源コンセント50への通電を開始する。
こうして、通電が開始されると、該当電源コンセント201に接続された電気機器300は電力供給を受けて稼働が可能となる。勿論、その一方で、前記電源コンセント201を通じて電力を消費していく。
この時、前記電力供給端末200(または接続機器管理装置400)の電力量計220は、前記通電スイッチ装置208の動作により該当電源コンセント201から通電した電力量を測定し、この測定値(と該当電力供給端末200のIDおよび該当電源コンセント201のID、または該当従来型電源コンセント50のID)を、例えば電力供給端末200や従来型電源コンセント50のIDに対応付けて、一時的に利用履歴一時データベース225に格納する(s1011)。
この利用履歴一時データベース225に格納された電力量値のデータは、前記電力量計220の機能部が、一定時期毎に前記通信用チップ207に送る(s1012)。通信用チップ207は、利用履歴一時データベース225から受信した前記電力量値のデータを、ネットワーク140を通じてシステム100(または接続機器管理装置400)にアップロードする(s1013)。
また、前記システム100の利用履歴管理部112は、前記通電量の情報(この情報には、通電量値の他、前記予定ユーザのID、該当電力供給端末200のID、該当電源コンセント201のIDが含まれる)を、前記電力供給端末200とネットワーク140を介して通信して取得する(s1014)。そして、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザ(利用者ID)に対応付けて利用履歴データベース126に格納する(s1015)。
続いて、前記システム100の電力料金算定部113は、前記利用履歴データベース126において、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報を読取り、この通電量に単位電力量あたりの電力料金を乗じることで、前記予定ユーザ毎の電力料金を算定する(s1016)。ここで算定した電力料金の値は、前記フリーコンセント料金管理データベース130に格納する。
なお、前記電力料金算定部113は、前記利用履歴データベース126において、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報と電力供給端末200のIDとを読取り、前記電力供給端末200のIDを前記コンセント情報データベース128に照合して前記電力供給端末200の所在情報(メータの設置住所)を特定する。そして、この所在情報を前記供給エリアデータベース129に照合して担当電力会社を特定し、前記通電量に電力会社毎の単位電力量あたりの電力料金(記憶装置101に電力会社毎の料金表データをシステム100が備えるものとする)を乗じることで、前記予定ユーザ毎の各電力会社の電力料金を算定することとする。
一方、既存の電灯契約メータの設置契約者毎に通常の電力料金請求が行われる現状がある。そこで、既存の電灯契約メータの測定値に基づく電力料金から、前記フリーコンセント料金管理データベース130に格納されている電力供給端末200等での電力料金、つまり既存の電灯契約メータの設置契約者以外の他者による電力料金を差し引きし、払い戻しを行うとすれば好適である。
そこで、前記電力料金算定部113は、既存の電灯契約メータの測定値に基づく電力料金を、前記請求管理データベース131から読み出す(s1017)。また、自所の電力供給端末200や従来型電源コンセント50から通電サービスを受けた他者全ての電力料金を集約すべく、前記フリーコンセント料金管理データベース130の格納情報のうち、自身の電力供給端末200や従来型電源コンセント50の、他者による使用分に応じた利用料金合計を抽出して合算する(s1018)。この合算により、払い戻し対象となる電力料金を算定する。
ここで前記システム100の請求書発行処理部114は、前記予定ユーザ毎の電力料金(電力供給端末200や従来型電源コンセント50を通じて使用した電力分の料金)、および既存の電灯契約メータの電力料金、および、他者による電力供給端末200や従来型電源コンセント50を介した電力使用に伴う電力料金(払い戻し分)の各情報を利用可能となっている。そこで、前記請求書発行処理部114は、記憶装置101中に予め格納している電力会社毎の請求書フォームを、該当ユーザの契約電力会社の情報(機器契約者情報データベース133参照)に基づき読み出す(s1019)。
そして前記請求書フォームにおける、既存の電灯契約メータの料金欄、他者による使用分料金欄、払い戻し料金欄のそれぞれに、前記各情報を設定して請求書データを作成し、この請求書データを前記利用者情報データベース125における該当予定ユーザの属性情報に含まれる通知先に送信する(s1020)。
こうして、本実施形態によれば、既存電力量メータ(各戸に設置されているもの)や従来型電源コンセント50といった既存の電力供給インフラを活用しつつ、電力供給端末200や接続機器管理装置400を導入して前記システム100によりこれらを管理することで、配電機器の設置契約に縛られにくい、自由度の高い電力使用とその機会提供が効率的に実現可能となる。
したがって、電力使用者毎の電力使用量に応じた確実な課金処理が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の電力使用制御システムのネットワーク構成図である。 本実施形態の電力供給端末の構成例を示す図である。 本実施形態のコンセント管理用の接続機器管理装置の構成例を示す図である。 本実施形態における、(a)利用者情報データベース、(b)利用履歴データベース、(c)利用機器情報データベース、(d)コンセント情報データベースの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における、(a)供給エリアデータベース、(b)利用履歴一時データベース、(c)フリーコンセント料金管理データベース、(d)請求管理データベース、(e)設置者払い戻し管理データベース、(f)機器契約者情報データベースの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における電力使用制御方法の処理フロー例1を示す図である。 本実施形態における電力使用制御方法の処理フロー例2を示す図である。
符号の説明
10 配電盤装置
50 従来型電源コンセント
100 電力使用制御システム
101、210、410 記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU(Central Processing Unit)
105、205、405 入力インターフェイス
106 出力インターフェイス
107、207、407 通信装置、通信用チップ
110 認証情報取得部
111 通電管理部
112 利用履歴管理部
113 電力料金算定部
114 請求書発行処理部
115 機器生死監視部
125 利用者情報データベース
126 利用履歴データベース
127 利用機器情報データベース
128 コンセント情報データベース
129 供給エリアデータベース
130 フリーコンセント料金管理データベース
131 請求管理データベース
132 設置者払い戻し管理データベース
133 機器契約者情報データベース
140 ネットワーク
200 電力供給端末
201 電源コンセント
208、408 通電スイッチ装置
220、420 電力量計
225、425 利用履歴一時データベース
300 電気機器
301 電源ケーブル
320 電灯線通信用の通信チップ
400 コンセント管理用の接続機器管理装置

Claims (7)

  1. 設置契約者とは異なる使用者への電力供給を許容する電力供給端末とネットワークで結ばれ、前記電力供給端末での各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うコンピュータシステムであり、
    前記電力供給端末での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納した利用者情報データベースを記憶装置に備え、
    前記電力供給端末の入力インターフェイスが取得した、電力使用希望者の認証情報を、前記ネットワークを介して電力供給端末と通信して取得しメモリに格納する、認証情報取得部と、
    前記メモリに格納されている認証情報に対応する認証元情報を、前記利用者情報データベースから検索した場合に、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信する、通電管理部と、
    前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報を、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベースに格納する、利用履歴管理部と、
    を備える電力使用制御システム。
  2. 前記電力使用制御システムにおいて、
    電灯線通信用の通信チップを備える電気機器毎の固有情報とその利用者の情報とを対応付けて格納した利用機器情報データベースを記憶装置に備えるか、または前記利用機器情報データベースを前記ネットワーク上で利用可能であり、
    前記認証情報取得部は、通電希望機器として前記電力供給端末に接続された電気機器の前記通信チップと通信した電力供給端末より、前記電気機器の固有情報を取得しメモリに格納するものであり、
    前記通電管理部は、前記固有情報を前記利用機器情報データベースに照合し、該当利用者の情報を抽出し、この該当利用者の情報と前記電力使用希望者の認証情報とを照合し、両情報が一致する場合、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信するものである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電力使用制御システム。
  3. 前記利用履歴データベースにおいて、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報を読取り、この通電量に単位電力量あたりの電力料金を乗じることで、前記予定ユーザ毎の電力料金を算定する、電力料金算定部と、
    前記算定した予定ユーザ毎の電力料金の情報を、記憶装置中に予め格納している請求書フォームの料金欄に設定して請求書データを作成し、この請求書データを前記利用者情報データベースにおける該当予定ユーザの属性情報に含まれる通知先に送信する、請求書発行処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電力使用制御システム。
  4. 前記ネットワークに接続された各電力供給端末のIDと所在情報とを格納したコンセント情報データベースと、
    電力会社毎の電力供給エリアの情報を格納した供給エリアデータベースと、を記憶装置に備え、
    前記利用履歴管理部は、前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報と、前記電力供給端末のIDとを、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザと電力供給端末のIDとに対応付けて利用履歴データベースに格納するものであり、
    前記電力料金算定部は、前記利用履歴データベースにおいて、前記予定ユーザ毎に格納された通電量の情報と電力供給端末のIDとを読取り、前記電力供給端末のIDを前記コンセント情報データベースに照合して前記電力供給端末の所在情報を特定し、この所在情報を前記供給エリアデータベースに照合して担当電力会社を特定し、前記通電量に電力会社毎の単位電力量あたりの電力料金を乗じることで、前記予定ユーザ毎の各電力会社の電力料金を算定するものであり、
    前記請求書発行処理部は、前記算定した予定ユーザ毎の各電力会社の電力料金の情報を、記憶装置中に予め格納している電力会社毎の請求書フォームの料金欄に設定して電力会社毎に請求書データを作成し、この請求書データを前記利用者情報データベースにおける該当予定ユーザの属性情報に含まれる通知先に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力使用制御システム。
  5. 各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うコンピュータシステムとネットワークで結ばれ、設置契約者とは異なる使用者への電源コンセントでの電力供給を許容する電力供給端末であり、
    前記ネットワークにアクセスし、コンピュータシステムとのデータ通信を行う通信用チップと、
    電力使用希望者の認証情報の入力を受け付けて前記通信用チップに渡す入力インターフェイスと、
    前記通信用チップが前記ネットワークを介して前記コンピュータシステムより受信した通電開始指示を、前記通信用チップより受け付けて、前記電源コンセントへの通電を開始する通電スイッチ装置と、
    前記通電スイッチ装置から通電した電力量を測定し、この測定値を前記通信用チップに渡す電力量計と、
    を備える電力供給端末。
  6. 設置契約者とは異なる使用者への電力供給を許容する電力供給端末とネットワークで結ばれ、前記電力供給端末での各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うコンピュータシステムが、
    前記電力供給端末での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納した利用者情報データベースを記憶装置に備え、
    前記電力供給端末の入力インターフェイスが取得した、電力使用希望者の認証情報を、前記ネットワークを介して電力供給端末と通信して取得しメモリに格納する処理と、
    前記メモリに格納されている認証情報に対応する認証元情報を、前記利用者情報データベースから検索した場合に、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信する処理と、
    前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報を、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベースに格納する処理と、
    を実行することを特徴とする電力使用制御方法。
  7. 設置契約者とは異なる使用者への電力供給を許容する電力供給端末とネットワークで結ばれ、前記電力供給端末での各電力使用機会に使用者ごとの電力使用制御を行うべく、前記電力供給端末での電力使用を予定する予定ユーザの属性情報および認証元情報を格納した利用者情報データベースを記憶装置に備えるコンピュータシステムに、
    前記電力供給端末の入力インターフェイスが取得した、電力使用希望者の認証情報を、前記ネットワークを介して電力供給端末と通信して取得しメモリに格納するステップと、
    前記メモリに格納されている認証情報に対応する認証元情報を、前記利用者情報データベースから検索した場合に、前記電力使用希望者を前記予定ユーザと認識し、前記電力供給端末に対しネットワークを介して通電開始指示を送信するステップと、
    前記電力供給端末の電力量計で測定される前記予定ユーザへの通電量の情報を、前記電力供給端末とネットワークを介して通信して取得し、ここで取得した通電量の情報を該当予定ユーザに対応付けて利用履歴データベースに格納するステップと、
    を実行させる電力使用制御プログラム。
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