JP2016151991A - 電力供給管理システムおよび電力供給管理方法 - Google Patents

電力供給管理システムおよび電力供給管理方法 Download PDF

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Hitoshi Nishii
等 西井
慎一郎 平石
Shinichiro Hiraishi
慎一郎 平石
修治 曽我
Shuji Soga
修治 曽我
和宏 池ヶ谷
Kazuhiro Ikegaya
和宏 池ヶ谷
尚義 吉本
Hisayoshi Yoshimoto
尚義 吉本
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Abstract

【課題】従来より効率的で低コスト、かつユーザ個々のニーズに的確にマッチした電力供給を可能とする電力供給管理システムを提供する。
【解決手段】電力供給管理システムの最小機械たる電力供給管理サーバ100において、需要家施設に備わるスマートメータと通信する通信装置105と、未来の所定時期における所定時間帯について需要家が予約購入した電力量のデータを含むプリペイド情報を格納する記憶装置101と、スマートメータから所定時間帯の消費電力量の値を取得し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についてのプリペイド情報が示す電力量を、取得した消費電力量の値で減算し、減算後のプリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力する演算装置104を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力供給管理システムおよび電力供給管理方法に関するものであり、具体的には、従来より効率的で低コスト、かつユーザ個々のニーズに的確にマッチした電力供給を可能とする技術に関する。
サービス等に関する料金決済手段がプリペイド方式である場合、その事業者は投下資本回収の迅速化など相応のメリットが見込める。一方、そうしたサービスの消費者からしてみれば、いわゆる使い過ぎを防止し、自身にとって許容範囲の購入額内で該当サービスを安心して利用できるというメリットがある。このプリペイド方式の決済を採用した従来技術として次のようなものが提案されている。
すなわち、プリペイド機能付きガスメータからの検針情報を集中監視センタに送るユニットであって、前記検針情報とプリペイド機能関連情報とを切り替え表示する表示手段を備え、前記表示手段には、前記プリペイド機能関連情報の表示時、プリペイドされて設定されたガス使用料金またはガス使用可能量をフルスケールとし、フルスケール時に最大高さでゼロスケール方向に一定の割合で高さが減少するバーグラフ表示により、ガス使用に伴って減少するプリペイド残料金またはプリペイドガス使用可能量の残量を示すインジケータが表示される自動検針ユニット(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2006−64430号公報
ところで、既存の電力供給事業者により独占されてきた、発電、電力小売、および送配電といった各事業は、2016年のいわゆる電力全面自由化に伴い、多種多様な事業者にとって有望な参入分野となっている。また、こうした電力事業の自由化によって市場競争原理が作用し、各社からの様々な電力供給プラン、電気料金プラン等の提供も予想されている。
しかしながら、こうして供給される電力は、一般の消費商品と異なり蓄積が難しい性質を備えているため、発電事業者においては、リアルタイムの消費電力量を常にまかなえるよう十分な発電量を維持する必要がある。一方で、発電に際して有用となる、時刻や季節、天候など諸条件に応じた消費電力量の高精度な予測は容易ではない。従って、所定の季節や時刻等における過去の最大消費電力量を基準に発電を行うしかない現状も存在する。このことは、利用効率に見合わない過大な設備コストとそれによる高い電気料金体系を招くことにつながっていた。
他方、そうした現状におかれるユーザとしては、固定的で割高な電気料金プランしか提示されておらず、自らの生活パターンや趣向にマッチした効率的な電力利用をそもそも指向出来なかった。
そこで本発明の目的は、従来より効率的で低コスト、かつユーザ個々のニーズに的確にマッチした電力供給を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の電力供給管理システムは、需要家施設に備わるスマートメータと通信する通信装置と、未来の所定時期における所定時間帯について需要家が予約購入した電力量のデータを含むプリペイド情報を格納する記憶装置と、前記スマートメータから所定時間帯の消費電力量の値を取得し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記プリペイド情報が示す電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の電力供給管理方法は、需要家施設に備わるスマートメータと通信する通信装置と、未来の所定時期における所定時間帯について需要家が予約購入した電力量のデータを含むプリペイド情報を格納する記憶装置と、を備える情報処理システムが、前記スマートメータから所定時間帯の消費電力量の値を取得し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記プリペイド情報が示す電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力することを特徴とする。
本発明によれば、従来より効率的で低コスト、かつユーザ個々のニーズに的確にマッチした電力供給が可能となる。
本実施形態の電力供給管理システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態における電力供給管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における配送電事業者サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるスマートメータのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態のプリペイド情報管理データベースの構成例を示す図である。 本実施形態の発電実績データベースの構成例を示す図である。 本実施形態の電力消費実績データベースの構成例を示す図である。 本実施形態のユーザデータベースの構成例を示す図である。 本実施形態のログデータの構成例を示す図である。 本実施形態におけるプリペイド電力販売の管理概念例を示す図である。 本実施形態の電力供給管理方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態の電力供給管理方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態における画面出力の例1を示す図である。 本実施形態における画面出力の例2を示す図である。 本実施形態の電力供給管理方法の処理手順例3を示すフロー図である。 本実施形態における画面出力の例3を示す図である。 本実施形態の電力供給管理方法の処理手順例4を示すフロー図である。 本実施形態における複数プリペイド電力の利用形態例を示す図である。 本実施形態の電力供給管理方法の処理手順例5を示すフロー図である。 本実施形態におけるプリペイド電力間の振替概念の例を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の
電力供給管理システムたる電力供給管理サーバ100(以下、電力供給管理サーバ)を含むネットワーク構成図である。図1に示す電力供給管理システムたる電力供給管理サーバ100は、従来より効率的で低コスト、かつユーザ個々のニーズに的確にマッチした電力供給を可能とするコンピュータシステムである。
本実施形態にて想定する電力供給管理に関与する当事者ないし施設は、図1にて例示するように、電力需要家の施設5(以下、需要家施設)、配送電事業者20、発電事業者30、およびプリペイド運用会社10が含まれる。
このうち需要家施設5は、一般家庭や店舗、工場といった各種の電力需要家の施設であり、上述の配送電事業者20からスマートメータ150を介して電力を受電し、この電力をもって稼働する電気機器を収容した建屋等である。なお、上述の需要家は、スマートフォンやコンピュータ端末などのユーザ端末400を利用可能であるとする。
また、配送電事業者20は、上述したように需要家施設5に対してスマートメータ150を介して実際に配電を行う事業者であり、配送電事業者サーバ200を備えている。この配送電事業者サーバ200は、電力供給管理サーバ100からの通知をネットワーク6を介して受けて、この通知に応じてスマートメータ150への配電オン/オフの指示を行い、各需要家施設への配電制御を担うサーバ装置である。なお、こうしたスマートメータ150に関する設定、管理を行う機器は、配送電事業者サーバ200のみには限定せず、例えばユーザ端末400であってもよい。
また、発電事業者30は、火力、原子力、風力等々の発電施設による発電を行い、この発電で得た電力を送電網等を介して配送電事業者20に供給する事業者であり、発電事業者サーバ300を備えている。この発電事業者サーバ300は、ネットワーク7を介して例えば電力供給管理サーバ100と通信可能に結ばれており、発電施設での発電実績の情報を適宜なタイミングで電力供給管理サーバ100宛てに送信するサーバ装置である。
また、プリペイド運用会社10は、本実施形態の電力供給管理方法を実行する電力供給管理サーバ100を備える事業者である。プリペイド運用会社10におけるこの電力供給管理サーバ100は、上述したように発電事業者サーバ300から得られる発電実績の情報と、各需要家施設5のスマートメータ150から得られる電力消費実績の情報とに基づいて、需要家に対して予約販売対象とする電力(以降、プリペイド電力)の量および価格を適宜にコントロールして各時期および各時間帯における電力需給関係を適切なレベルに維持し、また、各需要家における電力消費に伴い、該当需要家が事前に予約購入してあるプリペイド電力を引き当てて、その残電力量を含む表示データを該当需要家のユーザ端末400ないしスマートメータ150の表示装置等に送信するサーバ装置である。
なお、上述のプリペイド電力の予約販売に際しては、プリペイド運用会社10が物理的なプリペイドカードを発行、販売する形態と、例えばネットワーク上でのデータの授受のみでプリペイド電力の予約販売を行う形態のいずれを採用しても良い。いずれの運用形態にしても、プリペイド電力の予約購入を行った需要家のスマートメータ150の識別情報と、そのプリペイド電力の内容(プリペイド電力管理用の識別情報、使用可能な電力量、期間、時間帯、期限等)とを対応付けて、電力供給管理サーバ100のプリペイド情報管理データベース125で管理する運用ができれば良い。
また、この電力供給管理サーバ100は、配送電事業者20と一体であるケースも想定出来る。その場合、電力供給管理システムである電力供給管理サーバ100は、そのシステム構成に配送電事業者サーバ200も一体に含むものとする。また、本実施形態では電力供給管理システム100として、電力供給管理サーバ100を最小構成として例示した
が、上述のように配送電事業者サーバ200を構成に含む場合の他、スマートメータ150、発電事業者サーバ300、およびユーザ端末400の少なくともいずれかを更に構成に含むとしてもよい。
−−−ハードウェア構成−−−
次に、上述のネットワーク構成に含まれる電力供給管理サーバ100ら各装置のハードウェア構成例について説明する。図2は本実施形態における電力供給管理サーバ100のハードウェア構成例を示す図である。電力供給管理サーバ100は、SSD(Solid
State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク6、7と接続し他装置との通信処理を担う通信装置105、を備える。なお、記憶装置101内には、本実施形態の電力供給管理システムを担う装置として必要な機能を実装する為のプログラム102の他に、プリペイド情報管理データベース125、発電実績データベース126、および電力消費実績データベース127が少なくとも格納されている。これら各データベースのデータ構成例の詳細については後述する。
続いて図3は本実施形態における配送電事業者サーバ200のハードウェア構成例を示す図である。配送電事業者サーバ200は、上述の電力供給管理サーバ100と同様に、記憶装置201、メモリ203、演算装置204、ネットワーク6、7と接続し他装置との通信処理を担う通信装置205を備える。なお、記憶装置201内には、必要な機能を実装する為のプログラム202の他に、ユーザデータベース225も格納されている。このユーザデータベース225のデータ構成例の詳細については後述する。
図4は本実施形態におけるスマートメータ150のハードウェア構成例を示す図である。スマートメータ150は、既存のスマートメータと同様の構成を備えたものであり、一般的なコンピュータと同様の記憶装置151、メモリ153、演算装置154、および通信装置155といった構成の他、需要家施設5における消費電力量を計測する計量ユニット157と、需要家施設5の分電盤等への給電オン/オフを制御する負荷開閉ユニット158を更に備えている。なお、記憶装置101内には、スマートメータとして必要な機能を実装する為のプログラム152の他に、計量ユニット157で計測した消費電力量のログデータ156が少なくとも格納されている。このログデータ156のデータ構成例の詳細については後述する。
図5は本実施形態におけるユーザ端末400のハードウェア構成例を示す図である。このユーザ端末400は、需要家が備えるスマートフォンやPC等の端末装置であり、一般的なコンピュータと同様の、記憶装置401、メモリ403、演算装置404、キーボードやマウス、タッチパネルといった入力装置405、ディスプレイやスピーカー等の出力装置406、および通信装置407といった構成を備えている。なお、記憶装置401内には必要な機能を実装する為のプログラム402が格納されている。また通信装置407は、ネットワーク6を介して電力供給管理サーバ100ないしスマートメータ150と通信可能である。或いは、通信装置407は、適宜な近距離無線通信のプロトコルに対応したスマートメータ150と無線通信を行うものであるとしてもよい。
−−−データベースのデータ構造例−−−
次に、本実施形態の電力供給管理サーバ100ら各装置が用いるデータベースにおけるデータ構造例について説明する。図6は本実施形態のプリペイド情報管理データベース125の構成例を示す図である。このプリペイド情報管理データベース125は、プリペイ
ド運用会社10が予約販売する或いは予約販売済みの各プリペイド電力の情報を格納するデータベースであり、販売単位となるプリペイド電力を一意に識別する管理No.をキーとして、該当電力の提供会社(すなわち発電事業者30)、発電方式、提供電力量、残電力量、使用可能時間帯、使用可能期間、使用期限、販売価格、予約購入した需要家のお客様番号、スマートメータ、超過時対応(上述の提供電力量を使い切った際の対応:予約購入した需要家が決めたもの)、および優先順位(同じスマートメータに対応付けされたプリペイド電力間での使用優先順位)といった値が対応付けされたレコードの集合体となっている。
図6に示すプリペイド情報管理データベース125におけるレコードのうち、例えば、管理No.「A00001」のプリペイド電力は、電力の提供会社が「A電力」、発電方式が「原子力」、提供電力量が「100KWh」、残電力量が「100KWh」、使用可能時間帯が「23:00〜07:00」、使用可能期間が「2015/01/01〜2015/03/31」、使用期限が「2015/03/31」、販売価格が「1000円」、予約購入した需要家のお客様番号、スマートメータ、超過時対応、および優先順位はいずれも設定無し、であることを示している。特に、お客様番号およびスマートメータ欄に値の設定が無いということは、まだ販売中であって、需要家から予約購入されていないプリペイド電力であることを意味している。
また同様に、プリペイド情報管理データベース125におけるレコードのうち、例えば、管理No.「A00002」のプリペイド電力は、電力の提供会社が「A電力」、発電方式が「風力」、提供電力量が「50KWh」、残電力量が「30KWh」、使用可能時間帯が「23:00〜07:00」、使用可能期間が「2015/01/01〜2015/03/31」、使用期限が「2015/03/31」、販売価格が「500円」、予約購入した需要家のお客様番号が「1234567」、スマートメータが「1234−56」、超過時対応が「自動:同条件で追加購入」、優先順位が「1」、であることを示している。
お客様番号欄に値「1234567」が、スマートメータ欄に値「1234−56」がそれぞれ設定されているということは、需要家施設5にスマートメータ「1234−56」が備わる需要家「1234567」により予約購入済みのプリペイド電力であることを意味している。また、優先順位が「1」位のプリペイド電力であるため、スマートメータ「1234−56」に対応付けされたプリペイド電力のうち、使用可能期間および使用可能時間帯が重複するものの間で最初に使用すべき電力であることを意味している。
また、プリペイド情報管理データベース125におけるレコードのうち、例えば、管理No.「A00003」のプリペイド電力は、電力の提供会社が「A電力」、発電方式が「指定無し」、提供電力量が「100KWh」、残電力量が「100KWh」、使用可能時間帯が「時間制限無し」、使用可能期間が「2015/01/01〜2015/03/31」、使用期限が「2015/03/31」、販売価格が「1500円」、予約購入した需要家のお客様番号が「1234567」、スマートメータが「1234−56」、超過時対応が「他条件分を振り替え充」、優先順位が「3」、であることを示している。
お客様番号欄に値「1234567」が、スマートメータ欄に値「1234−56」がそれぞれ設定されているということは、需要家施設5にスマートメータ「1234−56」が備わる需要家「1234567」により予約購入済みのプリペイド電力であることを意味している。また、優先順位が「3」位のプリペイド電力であるため、スマートメータ「1234−56」に対応付けされたプリペイド電力のうち、使用可能期間が重複するものの間で3番目に使用すべき電力であることを意味している。
また同様に、プリペイド情報管理データベース125におけるレコードのうち、例えば、管理No.「B00003」のプリペイド電力は、電力の提供会社が「B電力」、発電方式が「水力」、提供電力量が「100KWh」、残電力量が「100KWh」、使用可能時間帯が「19:00〜09:00」、使用可能期間が「2015/01/01〜2015/03/31」、使用期限が「2015/03/31」、販売価格が「1500円」、予約購入した需要家のお客様番号が「1234567」、スマートメータが「1234−56」、超過時対応が「他条件を振り替え充当」、優先順位が「2」、であることを示している。
このプリペイド電力もお客様番号に値「1234567」が、スマートメータ欄に値「1234−56」がそれぞれ設定されており、需要家施設5にスマートメータ「1234−56」が備わる需要家「1234567」により予約購入済みのプリペイド電力であることを意味している。また、優先順位が「2」位のプリペイド電力であるため、スマートメータ「1234−56」に対応付けされたプリペイド電力のうち、使用可能期間および使用可能時間帯が重複するものの間で二番目に使用すべき電力であることを意味している。本実施形態のプリペイド情報管理データベース125における各プリペイド電力の関係では、使用可能期間「2015/01/01〜2015/03/31」における使用可能時間帯「19:00〜09:00」においては、上述の管理No.「A00002」に次いで使用すべき電力である。
また、プリペイド情報管理データベース125におけるレコードのうち、例えば、管理No.「B00004」のプリペイド電力は、電力の提供会社が「B電力」、発電方式が「火力」、提供電力量が「100KWh」、残電力量が「100KWh」、使用可能時間帯が「時間制限無し」、使用可能期間が「期間制限無し」、使用期限が「期限無し」、販売価格が「2000円」、予約購入した需要家のお客様番号が「1234567」、スマートメータが「1234−56」、超過時対応が「−」、優先順位が「3」、であることを示している。お客様番号欄に値「1234567」が、スマートメータ欄に値「1234−56」がそれぞれ設定されているということは、このスマートメータ「1234−56」が需要家施設5に備わる需要家「1234567」により予約購入済みのプリペイド電力であり、また、期間および時間帯ともに制限が無いためデポジット分の電力であることを意味している。
このデポジット分の電力は、利用可能な期間や時間帯に制限のある他のプリペイド電力が、需要家施設での電力消費に引き当てられて減少し、残電力量が一定の基準を下回った場合等に緊急的に振り替えられ、使用される電力となる。例えば、需要家がプリペイド運用会社10とサービス利用契約を締結する際、或いは、需要家が配送電事業者20ないし発電事業者30と電力利用契約を締結する際、など、少なくともプリペイド電力の使用開始前には購入必須のプリペイド電力である。
図7は本実施形態の発電実績データベース126の構成例を示す図である。この発電実績データベース126は、上述したように電力供給管理サーバ100が発電事業者サーバ300から得た発電実績の情報を格納したデータベースである。図7で示す発電実績データベース126は、発電実績の対象月・時間帯ごとに、各発電施設での発電量の値を対応付けたレコードの集合体となっている。
図8は本実施形態の電力消費実績データベース127の構成例を示す図である。この電力消費実績データベース127は、電力供給管理サーバ100が各需要家施設5のスマートメータ150から得た消費電力量のログデータを適宜集計し格納したデータベースである。図8に示す電力消費実績データベース127は、消費実績の対象月・時間帯ごとに、所定の発電施設の配電エリアに所在する各需要家の消費電力量の集計値を対応付けたレコ
ードの集合体となっている。
図9は本実施形態のユーザデータベース225の構成例を示す図である。このユーザデータベース225は、配送電事業者サーバ200が保持するデータベースであり、需要家の識別情報たるお客様番号をキーとして、該当需要家の名称、住所、所在エリア(上述の配電エリアに対応)、および需要家施設5に設置されているスマートメータの識別情報といった値が対応付けされたレコードの集合体となっている。このユーザデータベース225は、配送電事業者サーバ200が、スマートメータ150に対する給電オン/オフ通知を電力供給管理サーバ100から受けた際に、その通知が示すスマートメータ150の識別情報をキーに例えば存在確認を行う対象となる。また、図9に例示したユーザデータベース225では、お客様番号「123456」について複数レコードが登録されている。これは同じ需要家が複数のスマートメータを使用していることを示している。配送電事業者サーバ200は、こうしたユーザデータベース225で存在が確認されたスマートメータ150に関して、給電オン/オフの指示を行うとすれば好適であるが、使用せずともよい。
図10は本実施形態のログデータ156の構成例を示す図である。このログデータ156は、該当スマートメータ150が需要家施設5で消費された電力量について計測したデータのログであり、計測の単位時間ごとの消費電力量の値を対応付けされたレコードの集合体となっている。このログデータ156は、スマートメータ150によって、ネットワーク6を介して一定時間毎に電力供給管理サーバ100に送信される。
−−−機能−−−
続いて、本実施形態の電力供給管理システムたる電力供給管理サーバ100が備える機能について説明する。上述したように、以下に説明する機能は、例えば電力供給管理サーバ100が備えるプログラム102を実行することで実装される機能と言える。
この場合、電力供給管理サーバ100は、スマートメータ150から所定時間帯の消費電力量の値すなわち上述のログデータ156を取得し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についてのプリペイド情報が示す電力量をプリペイド情報管理データベース125から読み取り、これを上述の消費電力量の値で減算し、減算後のプリペイド情報における残電力量の情報をユーザ端末400またはスマートメータ150に出力する機能を備える。
なお、電力供給管理サーバ100は、上述のプリペイド情報管理データベース125において、或る需要家に関して、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報と共に、該当需要家が予め指定しているプリペイド情報間の優先順位の情報を格納している状況があれば、上述のプリペイド情報が示す電力量をスマートメータ150由来の消費電力量の値で減算する処理に際し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての複数のプリペイド情報のうち、所定基準以上の残電力量を有するもので優先順位が最も高いものが示す残電力量を、スマートメータ150から取得した消費電力量の値で減算し、この減算後のプリペイド情報における残電力量の情報をユーザ端末400ないしスマートメータ150に出力する機能を備えるとすれば好適である、
また、電力供給管理サーバ100は、上述の残電力量の情報をユーザ端末400等に出力する処理に際し、1日など所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを配置した表示データを出力する機能を備える。なお、プリペイド情報管理データベース125において時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報が格納されている場合、残電力量の情報をユーザ端末400等に出力する処理に際し、電力供給管理サーバ100
は、上述の時間軸における、各プリペイド情報の時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを積層した表示データを出力する機能も更に備える。
また、電力供給管理サーバ100は、上述の残電力量が所定基準以下である場合に、その旨を該当需要家のユーザ端末400等の所定装置に送信し、その所定装置から需要家による対応方針、すなわち超過時対応の情報を受信して、これをプリペイド情報管理データベース125における該当プリペイド情報のレコードに設定する機能を備える。なお、残電力量が所定基準以下であることを契機に超過時対応の情報を取得する場合のみならず、それより以前に該当需要家の各プリペイド情報に関して超過時対応の情報を予め取得し、プリペイド情報管理データベース125に格納しておくとしてもよい。
上述の電力供給管理サーバ100は、需要家から得た上述の超過時対応の情報が、該当時期および該当時間帯に対する電力量の追加予約購入(同条件で追加予約購入)を指示するものであれば、電力量の予約購入用の所定インターフェイス(例:プリペイド電力の販売画面)を介し、プリペイド電力の追加予約購入に関する所定処理を実行し、追加購入されたプリペイド電力の情報すなわちプリペイド情報を、プリペイド情報管理データベース125に格納する機能を備える。
また、電力供給管理サーバ100は、上述の需要家から得た超過時対応の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について該当需要家が予約購入済みの電力量を、上述の残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算する機能を備える。
また、電力供給管理サーバ100は、上述の需要家から得た超過時対応の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として該当需要家が予約購入済みのデポジット電力量を、上述の残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算する機能を備える。
また、電力供給管理サーバ100は、上述した発電実績データベース126および電力消費実績データベース127と所定の予測アルゴリズムに基づき、未来における所定の期間、時間帯、発電方式、および発電地域のうち、少なくとも期間および時間帯に関する、所定発電施設における予定発電量と前述の発電施設が給電対象とする各需要家の総消費電力量の予測値との乖離を判定する機能を備える。上述の予測アルゴリズムは、過去データに対する相関分析によって対象事象を示す関数を推定する相関分析用のアルゴリズム等を想定出来る。
また電力供給管理サーバ100は、上述で判定した乖離が所定基準(第1基準)より大きいものであれば、該当期間および該当時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、乖離の大きさに応じて所定基準より低くする処理と、所定電力量の予約販売数を所定基準以上に増加させる処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家のユーザ端末400等より受け付けて、当該予約購入処理がなされた未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を該当需要家と対応づけてプリペイド情報管理データベース125に格納する機能を備える。
また電力供給管理サーバ100は、上述で判定した乖離が上述の第1基準以下、かつ所定基準(第2基準)より小さいものであれば、該当期間および該当時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、乖離の小ささに応じて所定基準より高くする処理と、所定電力量の予約販売数を所定基準以下に低減する処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家のユーザ端末400等より受け付けて、当該予約購入処理がなされた未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を、該当需要家と対応づけてプリペイド情報管理データベース125に格納する機能を備える。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における電力供給管理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する電力供給管理方法に対応する各種動作は、電力供給管理システムたる電力供給管理サーバ100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図11は、本実施形態におけるプリペイド電力販売の管理概念例を示す図であり、図12は本実施形態における電力供給管理方法の処理手順例1を示すフロー図である。ここではまず、プリペイド電力の販売管理に関する処理について説明する。
本実施形態では、図11の電力需給関係のグラフ1000にて例示するように、あるエリアに関して、消費電力量1010と該当エリア向けの発電量1020との乖離が所定の基準より大きい時間帯t1、t2、t4では、大いに無駄な発電を行っていると認識し、該当時間帯に関して低価格のプリペイド電力を予約販売の対象として発行し、電力消費の山を他の時間帯に該当時間帯に移動させ、上述の乖離を解消する販売管理を目指す。
一方、消費電力量1010と発電量1020との乖離が所定の基準より小さい時間帯t3では、需給関係が逼迫状況にあると認識し、該当時間帯に関して高価格のプリペイド電力を予約販売の対象として発行し、電力消費の山を該当時間帯から他の時間帯に移動させることで、需給関係の逼迫状況を解消する販売管理を目指すものとする。
こうした販売管理の概念に基づく処理を実行する電力供給管理サーバ100は、図12のフローに示すように、まず、記憶装置101の発電実績データベース126および電力消費実績データベース127より、各配電エリアの発電施設での発電実績および各エリアに属する各需要家の電力消費実績の各データを取得し、これを所定の予測アルゴリズムに適用することで、現時点から所定期間先の未来における所定月の各時刻(30分単位)に関する、各配電エリアの予定発電量と総消費電力量の予測値を算定する(s100)。
次に電力供給管理サーバ100は、上述のステップs100で算定した、未来における所定月の各時刻の予定発電量と総消費電力量との乖離を算定する(s101)。なお、ステップs100、s101で処理対象とした期間および時間帯の他に、発電方式および発電地域に関しても対象に加えて、各配電エリアの発電施設のうち所定発電方式で所定発電地域のものでの発電実績のデータを取得し、上述の電力消費実績と共に所定の予測アルゴリズムに適用することで、現時点から所定期間先の未来における所定月の各時刻(30分単位)に関する、各配電エリアの予定発電量のうち所定発電方式で所定発電地域にて発電されたものと総消費電力量の予測値を算定するとしてもよい。
次に電力供給管理サーバ100は、上述のステップs100で算定した、未来における所定月の各時間帯の予定発電量と総消費電力量との乖離を算定し(s101)、前述の所定月の各時間帯における乖離が所定の第1基準以上か判定する(s102)。この第1基
準は、後述する第2基準より値が大きいものとする。
上述の判定の結果、乖離が第1基準以上である時間帯の存在が判明した場合(s102:YES)、電力供給管理サーバ100は、該当月および該当時間帯に使用可能な所定電力量のプリペイド電力の予約販売価格を、該当乖離の大きさに応じて所定基準より低くする処理と、該当プリペイド電力の予約販売数を所定基準以上に増加させる処理と、の少なくともいずれかを実行する(s103)。
他方、上述の判定の結果、乖離が第1基準以上である時間帯は存在しないことが判明した場合(s102:NO)、電力供給管理サーバ100は、更に、所定月の各時間帯における乖離が所定の第2基準以下か判定する(s104)。
上述の判定の結果、乖離が第2基準以下である時間帯の存在が判明した場合(s104:YES)、電力供給管理サーバ100は、該当月および該当時間帯に使用可能な所定電力量のプリペイド電力の予約販売価格を、乖離の小ささに応じて所定基準より高くする処理と、該当プリペイド電力の予約販売数を所定基準以下に低減する処理と、の少なくともいずれかを実行する(s105)。
こうして上述の乖離に応じてプリペイド電力の予約販売価格や販売数量を調整した電力供給管理サーバ100は、以降、未来の所定時期における所定時間帯についてのプリペイド電力の予約購入処理を、図14に例示するような適宜な販売画面1300、1310(記憶装置101にて予め対応データを保持している)を通じて需要家のユーザ端末400等より受け付ける(s106)。
一方の需要家は、ユーザ端末400において販売画面1300を閲覧し、ここで表示される発電方式選択用のインターフェイス1304で所望の発電方式を選択し、この選択を受けた電力供給管理サーバ100から返信され当該画面に表示された、該当発電方式による電力に対応したプリペイド情報1305〜1307を閲覧する。この場合、電力供給管理サーバ100は、プリペイド情報管理データベース125より、上述の該当発電方式を値に持ち、販売中のプリペイド情報(すなわちスマートメータの値設定がされていないもの)を抽出し、これを画面1300に表示させることとなる。
こうした販売画面1300は、該当需要家の名称1301、現在予約購入済みのプリペイド情報の表示オブジェクト1302、プリペイド情報の選択方法インターフェイス1303(例:発明方式別、発電地域別など)、発電方式選択用のインターフェイス1304、上述のプリペイド情報1305〜1307、および各プリペイド情報に対する購入未済を示すアイコン1308を含んでいる。この販売画面1300を閲覧していた需要家が、プリペイド情報1305〜1307のうち、例えばプリペイド情報1305が示す電力を新たに予約購入しようと考えたとする。その場合、該当プリペイド情報1305の領域をクリックするなどし、販売画面1310をポップアップさせる。一方、電力供給管理サーバ100は、上述のクリック動作を受けて、プリペイド情報管理データベース125より、上述の該当プリペイド情報1305に関する詳細情報を読み取り、これを販売画面1310に表示させ、ユーザ端末400に送信することとなる。
販売画面1310は、該当プリペイド情報に関する、利用可能時間帯1311、利用可能期間1312、および電力量1313の各情報と、購入指示受付用のボタン1314とを含む構成となっている。需要家がユーザ端末400を操作してボタン1314をクリックすると、これを感知した電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報1305に関する予約購入の指示として受け付けることとなる(上述のステップs106)。
また、電力供給管理サーバ100は、上述の販売画面1300、1310を通じてユーザ端末400等から予約購入処理がなされた未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を、該当需要家と対応づけてプリペイド情報管理データベース125に格納し(s107)、プリペイド電力の予約販売処理を終了する。
−−−フロー例2−−−
上述のステップs107、すなわちプリペイド情報管理データベース125へのプリペイド情報の格納処理について、その詳細を以下に説明する。図13は、本実施形態における電力供給管理方法の処理手順例2を示すフロー図であり、図15は本実施形態における画面出力の例2を示す図である。
この場合、電力供給管理サーバ100は、上述のステップs107でユーザ端末400から受けた予約購入の指示に応じて、該当プリペイド情報をプリペイド情報管理データベース125から読み出し(s200)、その利用可能期限、利用可能期間が現在日時前か判定する(s201)。
この判定の結果、該当プリペイド情報が示す利用可能期限、利用可能期間が現在日時を過ぎたものであった場合(s201:NO)、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報の登録が不可である旨のメッセージをユーザ端末400に返し(s202)、処理を終了する。
他方、上述の判定の結果、該当プリペイド情報が示す利用可能期限、利用可能期間が現在日時前、すなわち有効なプリペイド情報であった場合(s201:YES)、電力供給管理サーバ100は、図15に例示するプリペイド情報登録・確認画面1400をユーザ端末400に送信し(s203)、プリペイド情報の内容確認とその他の必要な情報の入力を需要家に促す。
図15に例示するプリペイド情報登録・確認画面1400は、上述の販売画面1310で需要家が購入対象としたプリペイド情報の内容を表示して確認させ、該当プリペイド情報を該当需要家に紐付けてプリペイド情報管理データベース125に登録する際に必要な他情報の入力を受け付ける画面となる。画面構成には、需要家からの入力を受け付ける入力インターフェイスとして、お客様番号入力欄1401、スマートメータ番号入力欄1402、超過時の対応入力欄1403、および優先順位入力欄1404を含んでいる。よって需要家は、ユーザ端末400において上述の各入力インターフェイスに対する操作を行い、自身のお客様番号、スマートメータ番号、超過時の対応(該当プリペイド情報が示す残電力が電力消費によって所定基準以下となった際の対応)、該当需要家が予約購入済みのプリペイド情報間での使用優先順位、を入力することとなる。
またこのプリペイド情報登録・確認画面1400は、該当プリペイド情報の詳細表示欄1406を備えている。この詳細表示欄1406は、該当プリペイド情報の、管理No.、提供会社、発電方式、提供電力量、残電力量、利用可能時間帯、利用可能期間、利用期限、超過時の対応、スマートメータ、および優先順位、の各情報を表示する。
ユーザ端末400は、上述の入力インターフェイスでの入力値を取得し、登録ボタン1407のクリック動作を受けて、需要家の登録意思としてこれを電力供給管理サーバ100に返す。一方、電力供給管理サーバ100は、こうしてユーザ端末400から返された、お客様番号、スマートメータ番号、超過時対応、および優先順位の各情報を取得し(s204)このうちスマートメータ番号を所定のスマートメータリストに照合して該当スマートメータの利用可否について確認する(s205)。スマートメータリストについては図示しないが、各スマートメータの仕様等に応じて本実施形態の電力供給管理手法が適用
可能か否か、すなわち使用可能か否か定めたリストである。
上述の確認の結果、該当スマートメータが利用不可であった場合(s205:NO)、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報の登録は出来ない旨をユーザ端末400に返し(s202)、処理を終了する。一方、上述の確認の結果、該当スマートメータが利用可であった場合(s205:YES)、電力供給管理サーバ100は、上述のステップs204で得ている、お客様番号、スマートメータ番号、および優先順位の各情報を、プリペイド情報管理データベース125における該当プリペイド情報の該当欄に登録する(s206)。
電力供給管理サーバ100は、他のプリペイド情報に関して登録・確認画面1400での登録ボタン1407のクリックがあれば(s207:NO)、処理をステップs201に戻し、上述同様に処理を再度実行する。他方、他のプリペイド情報に関して登録・確認画面1400での登録ボタン1407のクリックがなければ(s207:YES)、電力供給管理サーバ100は処理を終了する。
−−−フロー例3−−−
こうしたプリペイド情報の登録処理によって予約購入された各プリペイド電力について、ユーザ端末400からの表示要求があれば、電力供給管理サーバ100は、プリペイド情報管理データベース125から該当需要家のお客様番号およびスマートメータ番号が設定されたプリペイド情報を読み出して、図17に例示するような画面1500のデータを生成し、これをユーザ端末400に送信することとする。
図16は、本実施形態における電力供給管理方法の処理手順例3を示すフロー図である。この場合、電力供給管理サーバ100は、ユーザ端末400から受けた要求が示す所定時期(例:1月、或いは冬期など)を利用可能期間に含むプリペイド情報をプリペイド情報管理データベース125から読み出し、そのプリペイド情報が示す各情報を抽出する(s220)。ここで抽出する情報は、図15のプリペイド情報登録・確認画面1400での詳細表示欄1406で表示する情報と同項目の情報である。
次に電力供給管理サーバ100は、上述のステップs220で得た各プリペイド情報のうち、利用可能時間帯および残電力量の各値に基づき、利用可能時間帯の長さに応じた幅で、残電力量の大きさに応じた厚みの帯状オブジェクトを生成する(s221)。
続いて電力供給管理サーバ100は、例えば1日など所定期間に対応した時間軸に対し、上述の帯状オブジェクトをその利用可能時間帯に応じて配置し、表示用データを生成する(s222)。この時、利用可能時間帯が互いに重複する帯状オブジェクトが存在する場合、時間軸上で該当各オブジェクトを積層配置することとする。
電力供給管理サーバ100は、上述のステップs222で生成した表示用データを、ユーザ端末400に送信して表示させ(s223)、処理を終了する。図17にて、ユーザ端末400に表示させた表示用データの出力画面例を示す。図17にて示すように、上述の時間軸1501は時計の文字盤と同様であり、各時刻1502が所定の円周上に配置された円形となっている。従って、各帯状オブジェクト1510、1520、1530、1540は、この円形の時間軸1501に沿って積層配置される。
図17の例の場合、管理No.「B00004」のプリペイド情報たるデポジット電力分に対応した帯状オブジェクト1540が時間軸直上の最内周に配置され、その上に管理No.「A00003」のプリペイド電力に対応した帯状オブジェクト1530が配置され、次に管理No.「B00003」のプリペイド電力に対応した帯状オブジェクト15
20が配置され、更にその上に管理No.「A00002」のプリペイド電力に対応した帯状オブジェクト1510が配置された形態となっている。現時点では、いずれのプリペイド情報に対応した電力も需要家の電力消費に引当されておらず、残電力量が提供電力量と同値となっている。
また図17の画面1500にて示すように、時間軸1501上に帯状オブジェクト1510〜1540を積層配置すると共に、各帯状オブジェクトに対応したプリペイド情報1511、1521、1531、1541をポップアップ表示するとしてもよい。
−−−フロー例4−−−
次に、需要家が予約購入したプリペイド電力に、該当需要家における電力消費を引き当てる際の処理について図に基づき説明する。図18は、本実施形態における電力供給管理方法の処理手順例4を示すフロー図である。
この場合、電力供給管理サーバ100は、需要家施設15のスマートメータ150が30分など一定時間ごとに送信してくる、該当スマートメータ150で計測した所定時間帯の消費電力量のログデータ156(前述の一定時間分の消費電力量のデータとなる)を受信する(s300)。このログデータ156の受信に際しては、該当スマートメータ150のスマートメータ番号または該当需要家のお客様番号の少なくともいずれかも受信するものとする。
次に電力供給管理サーバ100は、上述のステップs300で消費電力量のログデータ156を得たスマートメータ150のスマートメータ番号またはお客様番号と、ログデータ156が示す電力消費の時間帯とをキーに、プリペイド情報管理データベース125にて検索を実行し、該当需要家の該当時期(ログデータ156の記録日時または受信日時等で特定)における該当時間帯についてのプリペイド情報を特定する(s301)。
上述のステップs301の処理の結果、1つのみのプリペイド情報を特定できた場合(s302:NO)、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報が示す残電力量の値を、上述のログデータ156が示す消費電力量の値で減算することで、引当処理を行う(s303)。
他方、上述のステップs301の処理の結果、複数のプリペイド情報を特定できた場合(s302:YES)、電力供給管理サーバ100は、特定した複数のプリペイド情報のうち、所定基準以上の残電力量を有するもので優先順位が最も高いものを更に特定し(s304)、そのプリペイド情報が示す残電力量を、上述のスマートメータ150から取得した消費電力量の値で減算し、引当処理を行う(s305)。
続いて電力供給管理サーバ100は、上述のステップs305における引当処理で得た、減算後のプリペイド情報における残電力量の情報を、既に図13〜15に関して述べた帯状オブジェクトの厚みに反映させ、ユーザ端末400ないしスマートメータ150に送信する(s306)。従って、引当処理を全く行っていないプリペイド情報に対応した帯状オブジェクトは、提供電力量の値に対応した厚みであるが、引当処理を行うとその引当処理を行った消費電力量に応じて厚みが低減した形態となる。
こうして残電力量を電力消費に応じて低減し、帯状オブジェクトの形態も更新していく様子を図19に例示する。図19は本実施形態における複数プリペイド電力の利用形態例を示す図である。この図19にて示すように、3つのプリペイド電力に関していずれも引当処理がなされていない第1段階(初期状態)(画面1500_1)から、帯状オブジェクト1510が消滅した第2段階(画面1500_2)、更に帯状オブジェクト1520
が消滅した第3段階(画面1500_3)まで、優先順位に従って各プリペイド電力が順次減少していくこととなる。
このうち第1段階から第2段階に至る状況は、午後11時から午前7時までの時間帯において該当需要家施設15にて電力消費が行われることに伴い、優先順位が1位のプリペイド電力に関して引当処理が実行され、これ対応した帯状オブジェクト1510の厚みが次第に減少して、ついには帯状オブジェクト1510の消滅に至った経緯に対応している。
また、第2段階から第3段階に至る状況は、午後7時から午前9までの時間帯において該当需要家施設15にて電力消費が行われることに伴い、優先順位が2位(この時点では帯状オブジェクト1510が消滅しており最高位)のプリペイド電力に関して引当処理が実行され、これ対応した帯状オブジェクト1520の厚みが次第に減少して、ついには帯状オブジェクト1520が消滅し、更には、その後のいずれかの時間帯における電力消費に伴い、優先順位が3位(この時点では帯状オブジェクト1510、1520が消滅しており最高位)の時間制限なしのプリペイド電力に関して引当処理が実行され、これ対応した帯状オブジェクト1530の厚みが減少した経緯に対応している。
ここで図18のフローの説明に戻る。次に電力供給管理サーバ100は、上述のように引当処理によって減少した残電力量が、所定の規定値以上か否か判定する(s307)。この判定の結果、残電力量が規定値を下回るほど少なくなっていることが判明した場合(s307:NO)、電力供給管理サーバ100は、ユーザ端末400ないしスマートメータ150に対する警告通知を含む所定の処理を実行して(s308)、処理を終了する。前述の警告通知の一例としては、例えば図19(1500_3)における帯状オブジェクト1530の様に表示色や或いは表示パターン等を通常時のものから変更するといった形態が想定出来る。
一方、上述の判定の結果、残電力量が規定値以上であることが判明した場合(s307:YES)、そのまま処理を終了する。
ここで、残電力量が規定値を下回るほど少なくなっていることが判明した場合(s307:NO)に実行するステップs308の詳細について説明する。図20は本実施形態の電力供給管理方法の処理手順例5を示すフロー図である。
この場合、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報が紐付いたスマートメータ150のスマートメータ番号をキーに、プリペイド情報管理データベース125で検索を実行し、同じスマートメータ150に紐付いた他のプリペイド情報を取得する(s310)。
次に電力供給管理サーバ100は、上述のステップs310で得たプリペイド情報が示す残電力量の値を抽出し、その値が所定量以上であるものを特定する(s311)。この結果、いずれのプリペイド情報でも適宜な残電力量を特定出来なかった場合(s311:NO)、電力供給管理サーバ100は、該当スマートメータ150からの該当需要家施設15への給電を停止する指示を、配送電事業者サーバ200またはスマートメータ150に通知し(s312)、処理を終了する。
他方、上述のステップs311の結果、適宜な残電力量の存在を示すプリペイド情報を特定出来た場合(s311:YES)、電力供給管理サーバ100は、上述のステップs308に関して既に述べたように、帯状オブジェクトの表示形態を変更するなど適宜な警告表示を実施し(s313)、更に、該当プリペイド情報の超過時対応の値設定をプリペ
イド情報管理データベース125にて確認する(s314)。この結果、超過時対応の値設定が確認されなかった場合(s315:NO)、電力供給管理サーバ100は、ユーザ端末400に対して超過時対応に関する問い合わせ通知を送信して、該当需要家からの回答を取得し、これをプリペイド情報管理データベース125に格納する(s316)。
ステップs315の結果、超過時対応の値設定が確認された場合(s315:YES)、または上述のステップs316の実行後、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報の超過時対応の値が、サーバ側での自動対応か需要家指示受付のいずれを示すか判定する(s317)。この判定の結果、超過時対応の値がサーバ側での自動対応を示すものであった場合(s317:自動)、電力供給管理サーバ100は、更に超過時対応の値が示す対応内容の判定を行う(s318)。
上述の対応内容の判定の結果、該当プリペイド情報と同条件でプリペイド電力の追加予約購入を行う内容が設定されていた場合(s318:追加)、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報が示す、提供会社、発電方式、提供電力量、利用可能時間帯、利用可能期間、および利用期限のうち、少なくとも利用可能期間、利用可能時間帯、および利用期限の各条件に関して同一のプリペイド電力で販売中のものを、プリペイド情報管理データベース125で特定し、これに該当需要家のお客様番号およびスマートメータ番号を設定し、予約購入の処理を実行し(s319)、当該フローを終了する。
また、上述の対応内容の判定の結果、デポジット分のプリペイド電力の振替処理を行う内容が設定されていた場合(s318:デポジット)、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報が示すスマートメータ番号またはお客様番号をキーに、プリペイド情報管理データベース125から、利用期限到来前のもので利用可能時間帯および利用可能期間に制限のないデポジット電力に対応したプリペイド情報を特定し、そのデポジット電力量の残電力量のうち所定量を、例えば単位電力量あたりの負担電力量(手数料の概念と同意)を踏まえて、該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを該当プリペイド情報における残電力量に加算し(s320)、当該フローを終了する。
図21に示す例であれば、デポジット電力量の残電力量100KWhのうち60KWhについて、その変換時に手数料として徴収する電力量を、単位電力量あたりの負担電力量0.5KWhを踏まえて、60×0.5=30KWhと算定し、これを上述の60KWhから差し引いた残りの30KWhを、利用可能時間帯が23:00〜07:00である該当プリペイド情報における残電力量10KWhに加算し、40KWhとしている。
また、上述の対応内容の判定の結果、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯(一部重複してもよい)について該当スマートメータ150に紐付いている他のプリペイド電力の振替処理を行う内容が設定されていた場合(s318:他条件)、電力供給管理サーバ100は、該当プリペイド情報が示すスマートメータ番号またはお客様番号をキーに、プリペイド情報管理データベース125から利用期限到来前のプリペイド情報を検索し、更に、そのプリペイド情報のうち利用可能時間帯が上述の該当プリペイド情報が示す利用可能時間帯と一部または全部が異なる他のプリペイド電力に対応したプリペイド情報を特定し、その残電力量のうち所定量を、例えば単位電力量あたりの負担電力量(手数料の概念と同意)を踏まえて、該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを該当プリペイド情報における残電力量に加算し(s321)、当該フローを終了する。この場合の負担電力量や変換の概念も図21に関して上述したものと同様である。
一方、上述のステップs317の判定の結果、超過時対応の値が需要家指示受付を示すものであった場合(s317:指示受付)、電力供給管理サーバ100は、ユーザ端末400に対して超過時の対応に関する問い合わせ通知を送信して、該当需要家による回答を
取得し、これを該当プリペイド情報に関してプリペイド情報管理データベース125に格納すると共に、その内容に応じて上述のステップs319〜s321と同様の処理を実行する(s322)。
こうして、電力消費が進み、予約購入していたプリペイド電力が減少した状況が生じても、追加で予約購入を行う対応や他のプリペイド電力の振替を行うなどして対処し、需要家施設15における電力消費は、予約購入を前提としつつも滞りなく行われることとなる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、様々なサービス内容に応じたプリペイド方式での電力利用形態を提供可能となり、各ユーザがその生活パターンや趣向に応じて各種条件のプリペイド電力を随意に組み合わせて効率的な電力利用を図ることが出来る。
また、電力事業者においては、各ユーザによるプリペイド電力購入に伴い、該当電力の使用が有効な時間帯や期間、消費期限などに基づいた精度良好な電力需要予測を非常に簡便に行うことが可能となる。
更には、電力需給の逼迫状況が生じやすい時間帯に対応したプリペイド電力の販売量抑制や価格アップ、逆に、電力需給の余裕状況が生じやすい時間帯に対応したプリペイド電力の販売量増大や価格ダウン、といった運用を行うことで、各時間帯を通じた電力需要の平準化を図ることが可能で、上述の精度良好な電力需要予測と相まって、発電に関する設備投資や資材・燃料等の各種コストを効率よく低減可能となる。
また、時間帯別の電気料金と関係なく、実際の使用電力量に応じてプリペイド電力の残電力量に対する差し引き処理を行えば料金管理が遂行出来ることとなり、このことは、膨大な数のユーザに関する管理業務の効率化にもつながる。
すなわち、従来より効率的で低コスト、かつユーザ個々のニーズに的確にマッチした電力供給が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の電力供給管理システムにおいて、前記記憶装置は、所定需要家に関して、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報を格納する場合、該当需要家が予め指定しているプリペイド情報間の優先順位の情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記プリペイド情報が示す電力量を前記消費電力量の値で減算する処理に際し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記複数のプリペイド情報のうち、所定の残電力量を有するもので前記優先順位が最も高いものが示す残電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力するものであるとしてもよい。
これによれば、ユーザたる需要家は所定の時間帯に関して予約購入した各種のプリペイド電力量(プリペイド情報が示す予約購入された電力量に対応)を、環境負荷が低い発電方式の順、購入価格が低い順、といった自身の思考等に基づく任意の優先度で使用することが可能となる。
また本実施形態の電力供給管理システムにおいて、前記演算装置は、前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド
情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを配置した表示データを出力するものである、としてもよい。
これによれば、電力の需要家は、自身が予約購入した電力の情報、すなわちプリペイド情報に関して、その残電力量を視覚的に認識しやすい形態で閲覧し、自身の置かれた状況を迅速かつ明確に知ることが出来る。
また本実施形態の電力供給管理システムにおいて、前記演算装置は、前記記憶装置において、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報が格納されている場合、前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを積層した表示データを出力するものである、としてもよい。
これによれば、同じ時期および時間帯に使用可能な電力について複数予約購入した需要家において、各プリペイド情報における残電力量の状況とプリペイド情報間の関係を、時刻等の情報を踏まえて簡便かつ明確に理解出来ることとなる。
また本実施形態の電力供給管理システムにおいて、前記演算装置は、前記残電力量が所定基準以下である場合に、その旨を該当需要家の所定装置に送信して、前記所定装置から前記需要家による対応方針の情報を受信し、前記対応方針の情報が、該当時期および該当時間帯に対する電力量の追加予約購入を指示するものであれば、電力量の予約購入用の所定インターフェイスを介し、電力量の追加予約購入に関する所定処理を実行し、追加購入された電力量のデータを含むプリペイド情報を記憶装置に格納し、前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算する、としてもよい。
これによれば、或る需要家によって或る時期の或る時間帯に関して予約購入してあった電力が、該当需要家施設での電力消費に伴って残り少なくなり、そのままでは給電停止となる事態の予告をアラートすると共に、その需要家の希望に応じた対応措置を受け入れて、追加的な予約購入に関する一連の処理を効率的に実行出来る。
また本実施形態の電力供給管理システムにおいて、前記演算装置は、前記残電力量が所定基準以下である場合に、予め記憶装置にて保持する該当需要家の対応方針の情報を参照し、前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を示すものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を示すものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報
における残電力量に加算する、としてもよい。
これによれば、或る需要家によって或る時期の或る時間帯に関して予約購入してあった電力が、該当需要家施設での電力消費に伴って残り少なくなった事態に応じて、需要家の希望に応じた追加的な予約購入に関する一連の処理を迅速かつ効率的に実行出来る。
また本実施形態の電力供給管理システムにおいて、前記演算装置は、未来における所定の期間、時間帯、発電方式、および発電地域のうち、少なくとも期間および時間帯に関する、所定発電施設における予定発電量と前記発電施設が給電対象とする各需要家の総消費電力量の予測値との乖離を判定し、前記乖離が所定基準より大きいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の大きさに応じて所定基準より低くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以上に増加させる処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納し、前記乖離が所定基準より小さいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の小ささに応じて所定基準より高くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以下に低減する処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納する、としてもよい。
これによれば、発電量と消費電力量の各予測値の乖離状況、すなわち、使用されない無駄な電力の発電、或いは切迫した需給関係にある発電といった各状況について、対応する時期、時間帯等に関する電力予約販売の運用を通じて是正し、効率的な発電が行われるよう図ることが出来る。
また、本実施形態の電力供給管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、所定需要家に関して、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報を格納する場合、該当需要家が予め指定しているプリペイド情報間の優先順位の情報を更に格納し、前記プリペイド情報が示す電力量を前記消費電力量の値で減算する処理に際し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記複数のプリペイド情報のうち、所定の残電力量を有するもので前記優先順位が最も高いものが示す残電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力するとしてもよい。
また、本実施形態の電力供給管理方法において、前記情報処理システムが、前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを配置した表示データを出力するとしてもよい。
また、本実施形態の電力供給管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報が格納されている場合、前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを積層した表示データを出力するとしてもよい。
また、本実施形態の電力供給管理方法において、前記情報処理システムが、前記残電力量が所定基準以下である場合に、その旨を該当需要家の所定装置に送信して、前記所定装
置から前記需要家による対応方針の情報を受信し、前記対応方針の情報が、該当時期および該当時間帯に対する電力量の追加予約購入を指示するものであれば、電力量の予約購入用の所定インターフェイスを介し、電力量の追加予約購入に関する所定処理を実行し、追加購入された電力量のデータを含むプリペイド情報を記憶装置に格納し、前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算するとしてもよい。
また、本実施形態の電力供給管理方法において、前記情報処理システムが、前記残電力量が所定基準以下である場合に、予め記憶装置にて保持する該当需要家の対応方針の情報を参照し、前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を示すものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を示すものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算するとしてもよい。
また、本実施形態の電力供給管理方法において、前記情報処理システムが、未来における所定の期間、時間帯、発電方式、および発電地域のうち、少なくとも期間および時間帯に関する、所定発電施設における予定発電量と前記発電施設が給電対象とする各需要家の総消費電力量の予測値との乖離を判定し、前記乖離が所定基準より大きいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の大きさに応じて所定基準より低くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以上に増加させる処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納し、前記乖離が所定基準より小さいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の小ささに応じて所定基準より高くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以下に低減する処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納するとしてもよい。
5 需要家施設
6、7 ネットワーク
10 プリペイド運用会社
20 配送電事業者
30 発電事業者
100 電力供給管理サーバ(電力供給管理システムの最小構成)
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 プリペイド情報管理データベース
126 発電実績データベース
127 電力消費実績データベース
150 スマートメータ
156 ログデータ
157 計量ユニット
158 負荷開閉ユニット
200 配送電事業者サーバ
225 ユーザデータベース
300 発電事業者サーバ
400 ユーザ端末

Claims (14)

  1. 需要家施設に備わるスマートメータと通信する通信装置と、
    未来の所定時期における所定時間帯について需要家が予約購入した電力量のデータを含むプリペイド情報を格納する記憶装置と、
    前記スマートメータから所定時間帯の消費電力量の値を取得し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記プリペイド情報が示す電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力する演算装置と、
    を備えることを特徴とする電力供給管理システム。
  2. 前記記憶装置は、
    所定需要家に関して、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報を格納する場合、該当需要家が予め指定しているプリペイド情報間の優先順位の情報を更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記プリペイド情報が示す電力量を前記消費電力量の値で減算する処理に際し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記複数のプリペイド情報のうち、所定の残電力量を有するもので前記優先順位が最も高いものが示す残電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給管理システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを配置した表示データを出力するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給管理システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記記憶装置において、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報が格納されている場合、前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを積層した表示データを出力するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給管理システム。
  5. 前記演算装置は、
    前記残電力量が所定基準以下である場合に、その旨を該当需要家の所定装置に送信して、前記所定装置から前記需要家による対応方針の情報を受信し、
    前記対応方針の情報が、該当時期および該当時間帯に対する電力量の追加予約購入を指示するものであれば、電力量の予約購入用の所定インターフェイスを介し、電力量の追加予約購入に関する所定処理を実行し、追加購入された電力量のデータを含むプリペイド情報を記憶装置に格納し、
    前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、
    前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド
    情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算する、
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の電力供給管理システム。
  6. 前記演算装置は、
    前記残電力量が所定基準以下である場合に、予め記憶装置にて保持する該当需要家の対応方針の情報を参照し、
    前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を示すものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、
    前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を示すものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算する、
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の電力供給管理システム。
  7. 前記演算装置は、
    未来における所定の期間、時間帯、発電方式、および発電地域のうち、少なくとも期間および時間帯に関する、所定発電施設における予定発電量と前記発電施設が給電対象とする各需要家の総消費電力量の予測値との乖離を判定し、
    前記乖離が所定基準より大きいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の大きさに応じて所定基準より低くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以上に増加させる処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納し、
    前記乖離が所定基準より小さいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の小ささに応じて所定基準より高くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以下に低減する処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納する、
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の電力供給管理システム。
  8. 需要家施設に備わるスマートメータと通信する通信装置と、未来の所定時期における所定時間帯について需要家が予約購入した電力量のデータを含むプリペイド情報を格納する記憶装置と、を備える情報処理システムが、
    前記スマートメータから所定時間帯の消費電力量の値を取得し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記プリペイド情報が示す電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力する、
    ことを特徴とする電力供給管理方法。
  9. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、所定需要家に関して、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報を格納する場合、該当需要家が予め指定しているプリペイド情報間の優先順位
    の情報を更に格納し、
    前記プリペイド情報が示す電力量を前記消費電力量の値で減算する処理に際し、該当需要家の該当時期における該当時間帯についての前記複数のプリペイド情報のうち、所定の残電力量を有するもので前記優先順位が最も高いものが示す残電力量を、前記取得した消費電力量の値で減算し、前記減算後の前記プリペイド情報における残電力量の情報を所定装置に出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力供給管理方法。
  10. 前記情報処理システムが、
    前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを配置した表示データを出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力供給管理方法。
  11. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、時期および時間帯が重複する複数のプリペイド情報が格納されている場合、前記残電力量の情報を所定装置に出力する処理に際し、所定期間に対応した時間軸における、各プリペイド情報の前記時間帯に応じた位置に、各プリペイド情報の残電力量に対応した厚みの帯状オブジェクトを積層した表示データを出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力供給管理方法。
  12. 前記情報処理システムが、
    前記残電力量が所定基準以下である場合に、その旨を該当需要家の所定装置に送信して、前記所定装置から前記需要家による対応方針の情報を受信し、
    前記対応方針の情報が、該当時期および該当時間帯に対する電力量の追加予約購入を指示するものであれば、電力量の予約購入用の所定インターフェイスを介し、電力量の追加予約購入に関する所定処理を実行し、追加購入された電力量のデータを含むプリペイド情報を記憶装置に格納し、
    前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、
    前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を指示するものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力供給管理方法。
  13. 前記情報処理システムが、
    前記残電力量が所定基準以下である場合に、予め記憶装置にて保持する該当需要家の対応方針の情報を参照し、
    前記対応方針の情報が、該当時期で該当時間帯以外の他時間帯について前記需要家が予約購入済みの電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド情報に振り替える処理を示すものであれば、前記他時間帯についてのプリペイド情報が示す残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算し、
    前記対応方針の情報が、該当時間帯を含む全時間帯に使用可能なデポジット分として前記需要家が予約購入済みのデポジット電力量を前記残電力量が所定基準以下のプリペイド
    情報に振り替える処理を示すものであれば、前記デポジット電力量の残電力量を、所定アルゴリズムで前記該当時間帯向けの電力量に変換し、当該変換で得た電力量のデータを前記該当時間帯のプリペイド情報における残電力量に加算する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力供給管理方法。
  14. 前記情報処理システムが、
    未来における所定の期間、時間帯、発電方式、および発電地域のうち、少なくとも期間および時間帯に関する、所定発電施設における予定発電量と前記発電施設が給電対象とする各需要家の総消費電力量の予測値との乖離を判定し、
    前記乖離が所定基準より大きいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の大きさに応じて所定基準より低くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以上に増加させる処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納し、
    前記乖離が所定基準より小さいものであれば、前記期間および前記時間帯に使用可能な所定電力量の予約販売価格を、前記乖離の小ささに応じて所定基準より高くする処理と、前記所定電力量の予約販売数を所定基準以下に低減する処理と、の少なくともいずれかを実行した上で、未来の所定時期における所定時間帯についての電力量の予約購入処理を、需要家の所定装置より受け付けて、当該予約購入処理がなされた前記未来の所定時期における所定時間帯に関するプリペイド情報を前記需要家と対応づけて記憶装置に格納する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力供給管理方法。
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