JP2008249886A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

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Abstract

【課題】低温定着性に優れ、非接触定着方式の高速機を用いても、定着強度が強く紙擦り性が良好で、低画像濃度、トナースペント等の問題が生じない耐久性に優れた静電荷像現像用トナー及び該トナーを使用した画像形成方法を提供すること。
【解決手段】結着樹脂を含有してなる静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、フマル酸を60モル%以上が含有したカルボン酸成分とアルコール成分との縮重合反応の少なくとも一部を水酸基を有するワックスの存在下で行って得られるポリエステルを含有してなり、前記ワックスの含有量がポリエステル中1〜20重量%である静電荷像現像用トナー、並びに前記静電荷現像用トナーを非接触定着方式の画像形成装置に用いる、画像形成方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられる静電荷像現像用トナー及び該トナーを使用した画像形成方法に関する。
従来電子写真法において、トナーを定着させた紙同士をこすった時に相手の紙に色が移る、いわゆるトナーの紙擦り性は、特に圧力を伴わない非接触定着方式においては非常に大きな課題であり、これを改善するために、様々な検討がなされてきた。例えば、特許文献1では乳化重合凝集法によって結晶性の有機物質をトナーのコア部に大量に含有させることで、そのシャープメルト性によって紙への染み込み性や接着性が増し、紙擦り性が改善されている。
一方、特許文献2では、相溶性が悪いワックスを大量にトナー中に分散させる方法として極性基を有するワックスの存在下で縮重合させて得られたポリエステルをトナーに使用する方法が提案されている。
特開2007-033716号公報 特開2006-18032号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、従来の粉砕法を使用したトナーでは、ワックスなどの結晶性の有機物質を大量に使用すると、特に、一般にワックスとの相溶性の低いポリエステルを含有したトナーでは、トナー表面近傍にワックス存在しやすいため、フィルミング性が悪化したり、トナーがキャリア上に付着するスペントが発生したりする。
また、特許文献2の方法では、紙擦り性の改善は見られるが、線速が750mm/sec以上のような高速の二成分現像機ではフィルミングやスペント等の問題が発生する。
本発明の課題は、低温定着性に優れ、非接触定着方式の高速機を用いても、定着強度が強く紙擦り性が良好で、低画像濃度、トナースペント等の問題が生じない耐久性に優れた静電荷像現像用トナー及び該トナーを使用した画像形成方法を提供することにある。
本発明は、
〔1〕 結着樹脂を含有してなる静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、フマル酸を60モル%以上が含有したカルボン酸成分とアルコール成分との縮重合反応の少なくとも一部を水酸基を有するワックスの存在下で行って得られるポリエステルを含有してなり、前記ワックスの含有量がポリエステル中1〜20重量%である静電荷像現像用トナー、
〔2〕 前記〔1〕記載の静電荷現像用トナーを非接触定着方式の画像形成装置に用いる、画像形成方法
に関する。
本発明の静電荷像現像用トナーは、低温定着性に優れ、非接触定着方式の高速機に用いても、紙擦り性が良好で、耐フィルミング性にも優れ、低画像濃度、トナースペント等の問題を生じないという優れた効果を奏するものである。
従来、トナーの定着強度を強め、紙擦り性を向上させるために、ワックスなどの有機系の結晶物をトナー中に大量に含有する手段が検討されてきた。しかしながら、大量のワックスはフィルミングやキャリアへのトナースペント等の問題を引き起こし易い。しかしながら、本発明では、ワックスとしてポリエステルとの相溶性が良好な水酸基を有するワックスを用い、さらに、フマル酸を60モル%以上含有したカルボン酸成分とアルコール成分との縮重合反応の少なくとも一部をワックスの存在下で行うことによりワックスの分散性に優れたポリエステルが得られる。
水酸基を有するワックスにおいて、水酸基価と酸価の合計値は、ワックスの分散性を高める観点から、5〜150mgKOH/gが好ましく、10〜100mgKOH/gがより好ましく、10〜60mgKOH/gがさらに好ましい。水酸基を有するワックスが複数種含有されている場合には、それらの加重平均値が上記範囲内となることが好ましい。
水酸基を有するワックスの融点は、低温定着性の観点から、60〜100℃が好ましく、70〜90℃がより好ましい。
水酸基を有するワックスとしては、パラフィンワックス「FT-100」(日本精蝋社製)をベースにアルコールで変性されたワックス、例えば、「PARACOHOL-5300」(水酸基価:17mgKOH/g、酸価:1mgKOH/g、融点:87℃)、「PARACOHOL-5070」(水酸基価:50mgKOH/g、酸価:4mgKOH/g、融点:89.3℃)、「PARACOHOL-5003A」(水酸基価:32mgKOH/g、酸価:5mgKOH/g、融点:74.6℃)、「PARACOHOL-6110」(水酸基価:50mgKOH/g、酸価:4mgKOH/g、融点:85.8℃)(以上、日本精蝋社製)等が挙げられるが、これらのなかでは、分散性の観点から水酸基価の高い「PARACOHOL-5070」が好ましい。
水酸基を有するワックスの含有量は、ポリエステル中、トナーの紙擦り性、耐フィルミング性及び耐スペント性の観点から、1〜20重量%であり、好ましくは5〜15重量%、より好ましくは7〜13重量%である。
本発明におけるポリエステルは、前記の如く、原料モノマーとして用いられるアルコール成分とカルボン酸成分との縮重合反応の少なくとも一部を、前記水酸基を有するワックスの存在下で行って得られるが、カルボン酸成分中に特定量のフマル酸が含有されている点に1つの特徴を有する。フマル酸を多量に含有したカルボン酸成分を用いることにより、例えば、テレフタル酸を多量に使用して得られたポリエステルと対比して、同程度の軟化点でも高分子量化を図ることができる。これによって、トナー調製時の原料の溶融混練工程において、テレフタル酸を使用して得られたポリエステルよりも、トナー中のワックスを高分散させることができ、フィルミングやトナースペント等の問題を改善することができる。このような観点から、カルボン酸成分中のフマル酸の含有量は、60モル%以上であり、好ましくは80〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%である。
フマル酸以外のカルボン酸成分としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、アジピン酸、コハク酸等のジカルボン酸、ドデセニルコハク酸、オクテニルコハク酸等の炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等の3価以上の多価カルボン酸、それらの酸の無水物及びそれらの酸のアルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。上記のような酸、これらの酸の無水物、及び酸のアルキルエステルを、本明細書では総称してカルボン酸化合物と呼ぶ。
本発明におけるポリエステルのアルコール成分としては、ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン等の、式(I):
Figure 2008249886
(式中、ROはアルキレンオキシ基であり、Rは炭素数2又は3のアルキレン基、x及びyはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す正の数であり、xとyの和は1〜16、好ましくは1.5〜5である)
で表されるビスフェノールのアルキレンオキサイド付加物、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、水素添加ビスフェノールA、ソルビトール、又はそれらのアルキレン(炭素数2〜4)オキサイド(平均付加モル数1〜16)付加物等が挙げられる。
これらの中では、トナーの耐久性及び帯電性の観点から、式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物が好ましい。ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物の含有量は、アルコール成分中、70モル%以上が好ましく、80モル%以上がより好ましく、実質的に100モル%がさらに好ましい。
なお、アルコール成分には1価のアルコールが、カルボン酸成分には1価のカルボン酸化合物が、分子量調整や耐オフセット性向上の観点から、適宜含有されていてもよい。
アルコール成分とカルボン酸成分との縮重合反応は、その少なくとも一部を前記水酸基を有するワックスの存在下で行う以外は通常のポリエステルを製造する場合と同様に行うことができ、ポリエステルは、例えば、アルコール成分とカルボン酸成分からなる原料モノマーを、ワックスの存在下、不活性ガス雰囲気中、要すればエステル化触媒、重合禁止剤等の存在下で、150〜280℃で縮重合させて得られる。ワックスの添加時期は特に限定されず、縮重合反応当初からワックスを存在させていても、反応途中で添加してもよい。
ポリエステルの軟化点は、低温定着性の観点から、70〜140℃が好ましく、80〜130℃がより好ましく、90〜120℃がさらに好ましい。また、ガラス転移点は、保存安定性の観点から、好ましくは40〜80℃、より好ましくは45〜75℃である。酸価は、トナーの帯電性の観点から、3〜40mgKOH/gが好ましく、5〜30mgKOH/gがより好ましい。
なお、ポリエステルは、実質的にその特性を損なわない程度に変性されたポリエステルであってもよい。変性されたポリエステルとしては、例えば、特開平11−133668号公報、特開平10−239903号公報、特開平8−20636号公報等に記載の方法によりフェノール、ウレタン、エポキシ等によりグラフト化やブロック化したポリエステルをいう。
前記ポリエステルの含有量は、結着樹脂中、70〜100重量%が好ましく、実質的に100重量%がより好ましい。
ポリエステル中の水酸基を有するワックスの体積平均分散径は、トナーの定着性及び耐久性の観点から、1〜20μmが好ましく、1〜15μmがより好ましい。ワックスの分散径は、ワックスの添加時期、原料モノマーの種類、原料モノマーを重合させる際の攪拌強度や重合後の冷却速度等によって調整することができる。例えば、ワックスを重合の早期で添加する程、ワックスの分散径は小さくなる傾向がある。
ワックスの体積平均分散径は、下記の方法により測定することができる。
(1) 50mlサンプル管に樹脂0.5gを量り取り、テトラヒドロフラン20mlを添加して、ボールミル荷台に載せ、1時間攪拌して十分に樹脂を溶解させて、試料溶液を調製する。
(2) 得られた試料溶液をワックスが測定濃度となるまでテトラヒドロフランで希釈し、島津レーザー回折式粒度分布測定装置「SALD-2000J」((株)島津製作所製)によって、ワックスの体積平均分散粒径を測定する。
なお、溶液中に樹脂不溶分が確認される場合は、1Nの水酸化カリウム(KOH)水溶液の滴下及び超音波照射を不溶分が無くなるまで繰り返し行い、試料溶液中に不溶分が無いことを確認してから上記測定を行う。
本発明のトナーは、結着樹脂の他に、少なくとも着色剤と荷電制御剤を含有することが好ましい。
着色剤としては、トナー用着色剤として用いられている染料、顔料等のすべてを使用することができ、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンFG、ブリリアントファーストスカーレット、ピグメントグリーンB、ローダミン−Bベース、ソルベントレッド49、ソルベントレッド146、ソルベントブルー35、キナクリドン、カーミン6B、ジスアゾエロー等が用いることができ、本発明のトナーは、黒トナー、カラートナーのいずれであってもよい。着色剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、1〜40重量部が好ましく、3〜10重量部がより好ましい。
荷電制御剤は、正帯電性荷電制御剤及び負帯電性荷電制御剤のいずれであってもよく、これらが併用されていてもよい。正帯電性荷電制御剤としては、二グロシン染料、3級アミンを側鎖として含有するトリフェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩化合物、ポリアミン樹脂、イミダゾール誘導体等が挙げられる。負帯電性荷電制御剤としては、含金属アゾ染料、銅フタロシアニン染料、サリチル酸のアルキル誘導体の金属錯体、ベンジル酸のホウ素錯体等が挙げられる。荷電制御剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、0.1〜5.0重量部が好ましく、1.0〜4.0重量部がより好ましい。
さらに、本発明のトナーには、離型剤、導電性調整剤、体質顔料、繊維状物質等の補強充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、磁性体等の添加剤が、適宜添加されていてもよい。
本発明のトナーは、混練粉砕法、スプレイドライ法、重合法等の公知の方法により製造することができるが、生産性の観点から、混練粉砕法により得られる粉砕トナーが好ましく、例えば、結着樹脂、荷電制御剤及び着色剤、さらに必要に応じて各種添加剤等をヘンシェルミキサー、ボールミル等の混合機で混合した後、密閉式ニーダー又は1軸もしくは2軸の押出機等で溶融混練し、冷却後、ハンマーミル等を用いて粗粉砕し、さらにジェット気流を用いた微粉砕機や機械式粉砕機により微粉砕し、旋回気流を用いた分級機やコアンダ効果を用いた分級機により所定の粒度に分級して得られる。
トナーの表面には、疎水性シリカ等の外添剤が外添されていてもよい。外添剤によるトナーの表面処理工程は、外添剤とトナー(トナー母粒子)とをヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の高速攪拌機、V型ブレンダー等を用いる乾式混合法が好ましい。外添剤は、あらかじめ混合して高速攪拌機やV型ブレンダーに添加してもよく、また別々に添加してもよい。
本発明のトナーの体積中位粒径(D50)は、粉体としての扱いやすさの観点から、層間化合物等の外添剤を添加する前の粒径で3〜15μmが好ましく、4〜9μmがより好ましい。なお、本明細書において、体積中位粒径(D50)とは、体積分率で計算した累積体積頻度が粒径の小さい方から計算して50%になる粒径を意味する。
本発明の静電荷像現像用トナーは、そのまま一成分現像用トナーとして、又はキャリアと混合して用いられる二成分現像用トナーとして、一成分現像法及び二成分現像法のいずれにも用いることができるが、本発明のトナーは、印字安定性が良好で、高速化が可能である点から、キャリアと混合した二成分現像剤として用いる二成分現像用トナーとして好適に使用することができる。
キャリアとしては、画像特性の観点から、磁気ブラシのあたりが弱くなる飽和磁化の低いキャリアが用いられるのが好ましい。キャリアの飽和磁化は、40〜100Am2/kgが好ましく、50〜90Am2/kgがより好ましい。飽和磁化は、磁気ブラシの固さを調節し、階調再現性を保持する観点から、100Am2/kg以下が好ましく、キャリア付着やトナー飛散を防止する観点から、40Am2/kg以上が好ましい。キャリアの飽和磁化は、後述の実施例に記載の方法に測定される。
キャリアのコア材としては、公知の材料からなるものを特に限定することなく用いることができ、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金属、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト、銅-亜鉛-マグネシウムフェライト、マンガンフェライト、マグネシウムフェライト等の合金や化合物、ガラスビーズ等が挙げられ、これらの中では、帯電性の観点から、鉄粉、マグネタイト、フェライト、銅-亜鉛-マグネシウムフェライト、マンガンフェライト及びマグネシウムフェライトが好ましく、画質の観点から、フェライト、銅-亜鉛-マグネシウムフェライト、マンガンフェライト及びマグネシウムフェライトがより好ましい。
キャリアの表面は、キャリア汚染低減の観点から、樹脂で被覆されているのが好ましい。キャリア表面を被覆する樹脂としては、トナー材料により異なるが、例えばポリテトラフルオロエチレン、モノクロロトリフルオロエチレン重合体、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂、ポリジメチルシロキサン等のシリコーン樹脂、ポリエステル、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド、ポリビニルブチラール、アミノアクリレート樹脂等が挙げられ、これらは単独であるいは2種以上を併用して用いることができるが、トナーが負帯電性である場合には、帯電性及び表面エネルギーの観点から、シリコーン樹脂が好ましい。樹脂によるコア材の被覆方法は、例えば、樹脂等の被覆材を溶剤中に溶解もしくは懸濁させて塗布し、コア材に付着させる方法、単に粉体で混合する方法等、特に限定されない。
キャリアの体積平均粒径は、キャリア飛散と現像性の観点から、50〜80μmが好ましく、55〜70μmがより好ましく、55〜65μmがさらに好ましい。
トナーとキャリアとを混合して得られる二成分現像剤において、トナーとキャリアの重量比(トナー/キャリア)は、1/99〜10/90が好ましく、5/95〜7/93がより好ましい。
本発明の画像形成方法は、本発明の静電荷像現像用トナーを非接触定着方式の画像形成装置に用いるものである。非接触定着方式としては、フラッシュ定着、オーブン定着、ベルトニップ方式の定着機等が挙げられる。本発明のトナーは、多くのワックスを含むことでシャープメルト性を持っており、特に定着に圧力の伴わない非接触定着方式に特に好適に用いられる。
本発明の画像形成方法は、転写したトナー像を定着させる定着工程に特徴を有する以外は、公知の工程を経て画像を形成することができる。定着工程以外の工程としては、例えば、感光体表面に静電潜像を形成させる工程(帯電・露光工程)、静電潜像を現像する現像工程、現像したトナー像を紙等の被転写材に転写する工程(転写工程)、感光体ドラム等の現像部材に残存したトナーを除去する工程(クリーニング工程)等が挙げられる。
本発明のトナーは、長期耐刷においても良好な画像を維持し、定着性に優れた効果を奏することから、感光体へのフィルミング防止等の耐久性が要求される、有機感光体を有する現像装置や、線速が好ましくは750mm/sec以上、より好ましくは1000〜3000mm/secの高速の画像形成装置を用いた連続印刷においても、安定した定着画像が得られ、フィルミング等の機内汚染が防止される。ここで、線速とは画像形成装置のプロセススピードをいい、定着部の紙送り速度により決定される。
〔樹脂の軟化点〕
フローテスター(島津製作所、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出する。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
〔樹脂のガラス転移点〕
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて、試料を0.01〜0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度とする。
〔樹脂及びワックスの酸価〕
JIS K0070の方法に基づき測定する。但し、測定溶媒のみJIS K0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更した。
〔ワックスの水酸基価〕
JIS K0070の方法に基づき測定する。
〔ワックスの融点〕
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、融解熱の最大ピーク温度を融点とする。
〔ワックスの熱量〕
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて、樹脂又はトナーを0.01〜0.02gアルミパンに計量し、昇温速度10℃/分で20℃から200℃まで昇温した時のワックスの融解による吸熱ピークを積分し、ワックスの熱量(mJ/mg)として算出する。
〔トナーの体積中位粒径(D50)〕
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:50μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター社製)
分散液:エマルゲン109P(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)5%電解液
分散条件:分散液5mlに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mlを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させる。
測定条件:ビーカーに電解液100mlと分散液を加え、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度で、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
〔キャリアの飽和磁化〕
(1) 外径7mm(内径6mm)、高さ5mmの蓋付プラスティックケースにキャリアをタッピングしながら充填し、プラスティックケースの重量とキャリアを充填したプラスティックケースの重量の差から、キャリアの質量を求める。
(2) 理研電子(株)の磁気特性測定装置「BHV-50H」(V.S.MAGNETOMETER)のサンプルホルダーにキャリアを充填したプラスティックケースをセットし、バイブレーション機能を使用して、プラスティックケースを加振しながら、79.6kA/mの磁場を印加して飽和磁化を測定する。得られた値は充填されたキャリアの質量を考慮し、単位質量当たりの飽和磁化に換算する。
樹脂製造例1(樹脂A、B、F)
表1に示す、BPA-PO、フマル酸、ワックス、重合禁止剤、及びエステル化触媒を、窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、230℃に昇温して反応率が90%に達するまで反応させ、さらに8.3kPaにて1時間反応させて、ポリエステル(樹脂A、B、F)を得た。なお、本発明において反応率とは、反応水量(mol)/理論生成水量(mol)×100の値をいう。
樹脂製造例2(樹脂C、D)
表1に示す、BPA-PO、テレフタル酸、ワックス、及びエステル化触媒を、窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、230℃で5時間かけて反応させた後、さらに8.3kPaにて1時間反応させた。その後、185℃まで冷却し、フマル酸と重合禁止剤を入れ、210℃まで段階昇温により反応させた後、さらに8.3kPaにて1時間反応させて、ポリエステル(樹脂C、D)を得た。
樹脂製造例3(樹脂G)
ワックスの代わりに、ステアリン酸を使用した以外は、樹脂製造例1と同様にして、ポリエステル(樹脂G)を得た。
樹脂製造例4(樹脂H)
表1に示す、BPA-PO、テレフタル酸、ワックス、及びエステル化触媒を、窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、230℃に昇温して反応率が90%に達するまで反応させ、さらに8.3kPaにて1時間反応させて、ポリエステル(樹脂H)を得た。
樹脂製造例5(樹脂I)
ワックスを使用しなかった以外は、樹脂製造例1と同様にして、ポリエステル(樹脂I)を得た。
樹脂製造例6(樹脂E、J)
アルコール成分としてBPA-POとBPA-EOを併用した以外は、樹脂製造例2と同様にして、ポリエステル(樹脂E、J)を得た。
Figure 2008249886
実施例1〜5、比較例1〜5
表2に示す結着樹脂100重量部、着色剤としてカーボンブラック(デグサ社製)6重量部、負帯電性荷電制御剤「T-77」(保土谷化学社製、鉄アゾ染料)3重量部及び離型剤として「カルナウバワックス 1号」(加藤洋行社製)2重量部をヘンシェルミキサーにて60秒間混合した。得られた混合物を二軸押出機により溶融混練し、冷却後、ハンマーミルを用いて1mm程度に粗粉砕した。得られた粗粉砕物をエアージェット方式の粉砕機により微粉砕後、分級し、体積中位粒径(D50)7.5μmの負帯電性のトナー母粒子を得た。
得られたトナー母粒子100重量部と、疎水性シリカ「R972」(日本アエロジル社製)0.9重量部と疎水性シリカ「NAX50」(日本アエロジル社製)1.0重量部とをヘンシェルミキサーで3分間混合して、外添処理をしたトナーを得た。
比較例6
着色剤や荷電制御剤とともに、さらにワックスAを10重量部使用した以外は実施例1と同様にしてトナーを得た。
比較例7
着色剤や荷電制御剤とともに、さらにワックスAを5重量部使用した以外は実施例1と同様にしてトナーを得た。
得られたトナー6重量部と、フェライトキャリア(体積平均粒径:60μm、飽和磁化:68Am2/kg)94重量部とを混合し、二成分現像剤を得た。
試験例1〔低温定着性〕
得られた二成分現像剤を、複写機「AR-505」(シャープ社製)に実装し、トナー量が0.6mg/cm2になるように調整した後、定着前の段階で画像を取り出し、未定着画像を得た。さらに、非接触定着方式の画像形成装置「Vario stream 9000」(オセプリンティングシステム社製)用の定着機を改造した外部定着機を使用し、線速1000mm/secで、紙上の温度を90℃から150℃へと順次上昇させて定着画像を得た。各温度で定着させた画像に「ユニセフセロハン」(三菱鉛筆社、幅:18mm、JISZ-1522)を貼り付け、500gの荷重がかかるようにローラーでテープに圧力をかけた後、テープを剥離し、剥離前後の画像濃度を測定した。
画像濃度は、色彩計「GretagMacbeth Spectroeye」(グレタグ社製)で画像印字部を5点測定し、その平均値を画像濃度(ID)として算出した。
テープ剥離後/テープ貼付前の画像濃度比が最初に90%を超える紙上の温度を最低定着温度とし、以下の評価基準に従って、低温定着性を評価した。定着試験に用いた紙はシャープ社製の厚紙「CopyBond SF-70NA」(75g/m2)である。結果を表2に示す。
〔評価基準〕
○:最低定着温度が100℃未満である。
×:最低定着温度が100℃以上である。
試験例2〔紙擦り性〕
底面が20mm×20mmの500gの重りに、白紙を巻きつけ、試験例1において最低定着温度で定着された印字物の黒ベタ上の上に、紙同士が擦れる様に置き、14cmの幅を2往復させた。その後、重りから紙を剥がし、擦れた部分の画像濃度4点の平均値をDbとし、擦れていない部分の画像濃度4点の平均値をDwとし、その差ΔD(Db−Dw)を算出し、以下の評価基準に従って、紙擦り性を評価した。紙擦り試験に用いた白紙は、試験例1に用いたのと同じシャープ社製の厚紙「CopyBond SF-70NA」(75g/m2)である。結果を表2に示す。
◎:ΔDが0.050未満
○:ΔDが0.050以上0.100未満
×:ΔDが0.100以上
試験例3〔トナースペント〕
二成分現像剤を、非磁性二成分現像方式の画像形成装置「Vario stream 9000」」(オセプリンティングシステム社製)に実装し、印字率9%、線速1000mm/secで30時間耐刷した後、以下の方法に従ってスペント量を測定した。結果を表2に示す。
(1) 二成分現像剤を掃除機により20μm目開きのメッシュに通し、残ったキャリアのカーボン量を炭素分析装置(カーボンアナライザー:HORIBA社製)で測定する。
(2) (1)でカーボン量を測定したキャリアをクロロホルムにて洗浄し、キャリアに付着しているトナーを除去する。洗浄後、キャリアのカーボン量を測定する。
(3) (1)で測定したカーボン量から、(2)で測定したカーボン量を引いた値をトナーのスペント量とし、キャリアに対する重量%で示した。
試験例4〔耐フィルミング性〕
試験例3において、30時間耐刷後、有機感光体へのフィルミングの有無を目視にて観察し、以下の評価基準に従って耐フィルミング性を評価した。結果を表2に示す。
〔評価基準〕
○:フィルミングなし
×:フィルミングあり
Figure 2008249886
以上の結果より、比較例1〜7と対比して実施例1〜5は、低温定着性及び紙擦り性に優れ、耐刷後もトナースペントが少なく、耐フィルミング性にも優れていることが分かる。
本発明の静電荷像現像用トナーは、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像等に用いられる。

Claims (5)

  1. 結着樹脂を含有してなる静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、フマル酸を60モル%以上が含有したカルボン酸成分とアルコール成分との縮重合反応の少なくとも一部を水酸基を有するワックスの存在下で行って得られるポリエステルを含有してなり、前記ワックスの含有量がポリエステル中1〜20重量%である静電荷像現像用トナー。
  2. アルコール成分が、式(I):
    Figure 2008249886
    (式中、ROはアルキレンオキシ基であり、Rは炭素数2又は3のアルキレン基、x及びyはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す正の数であり、xとyの和は1〜16である)
    で表されるビスフェノールのアルキレンオキサイド付加物を含有してなる請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 水酸基を有するワックスの含有量がポリエステル中5〜15重量%である請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 請求項1〜3記載の静電荷現像用トナーを非接触定着方式の画像形成装置に用いる、画像形成方法。
  5. 画像形成装置の線速が750mm/sec以上である請求項4記載の画像形成方法。
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