JP2007178623A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結着樹脂及び着色剤を含有してなるトナー母粒子に、平均粒径の異なる少なくとも2種のシリカが外添されてなる静電荷像現像用トナーであって、少なくとも1種のシリカからなる平均粒径20〜300nmのシリカAが、トナー母粒子100重量部に対して2.5重量部以上外添された後、少なくとも1種のシリカからなる、シリカAよりも平均粒径が小さい平均粒径5〜100nmのシリカBがトナー母粒子100重量部に対して0.5重量部以上外添されてなる静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに該静電荷像現像用トナーとキャリアとを含有してなる二成分現像剤。
【選択図】なし
Description
(1) 結着樹脂及び着色剤を含有してなるトナー母粒子に、平均粒径の異なる少なくとも2種のシリカが外添されてなる静電荷像現像用トナーであって、少なくとも1種のシリカからなる平均粒径20〜300nmのシリカAが、トナー母粒子100重量部に対して2.5重量部以上外添された後、少なくとも1種のシリカからなる、シリカAよりも平均粒径が小さい平均粒径5〜100nmのシリカBがトナー母粒子100重量部に対して0.5重量部以上外添されてなる静電荷像現像用トナー、
(2) 前記静電荷像現像用トナーとキャリアとを含有してなる二成分現像剤、並びに
(3) 結着樹脂及び着色剤を含有してなるトナー母粒子100重量部に対して、少なくとも1種のシリカからなる平均粒径20〜300nmのシリカAを2.5重量部以上外添する工程及び該工程により得られた、シリカAが外添されたトナー母粒子に対して、少なくとも1種のシリカからなる、シリカAよりも平均粒径が小さい平均粒径5〜100nmのシリカBをシリカAが外添される前のトナー母粒子100重量部に対して0.5重量部以上外添する工程を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法
に関する。
で表される化合物が含有されていることが好ましい。
フローテスター(島津製作所、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出する。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度とする。
JIS K0070の方法により測定する。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:100μm
測定粒径範囲:2〜60μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター社製)
分散液:エマルゲン109P(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)5%電解液
分散条件:分散液5mlに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mlを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させる。
測定条件:ビーカーに電解液100mlと分散液を加え、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度で、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
窒素吸着法により測定する。
下記式より求める。
平均粒径(nm)=6/(ρ×比表面積(m2/g))×1000
式中、ρはシリカの比重(2.2)であり、比表面積は疎水化処理前の原体の、窒素吸着法により求められたBET比表面積である。
なお、上記式は、粒子径Rの球と仮定して、
比表面積=S×(1/m)
m(粒子の重さ)=4/3×π×(R/2)3×比重
S(表面積)=4π(R/2)2
から得られる式である。
(1) 外径7mm(内径6mm)、高さ5mmの蓋付プラスティックケースにキャリアをタッピングしながら充填し、プラスティックケースの重量とキャリアを充填したプラスティックケースの重量の差から、キャリアの質量を求める。
(2) 理研電子(株)の磁気特性測定装置「BHV-50H」(V.S.MAGNETOMETER)のサンプルホルダーにキャリアを充填したプラスティックケースをセットし、バイブレーション機能を使用して、プラスティックケースを加振しながら、79.6kA/mの磁場を印加して飽和磁化を測定する。得られた値は充填されたキャリアの質量を考慮し、単位質量当たりの飽和磁化に換算する。
ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン1,050g、フマル酸355g、ハイドロキノン(重合禁止剤)1g及びジブチルスズオキサイド(エステル化触媒)1.4gを窒素雰囲気下、常圧下、210℃で5時間反応させた後、減圧下210℃で反応させて樹脂Aを得た。樹脂Aの軟化点は102.0℃、酸価は19.8mgKOH/g、ガラス転移点は58.0℃であった。
ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン830g、ポリオキシエチレン(2.0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン320g、テレフタル酸233g、ドデセニル無水コハク酸245g、無水トリメリット酸140及び酸化ジブチル錫(エステル化触媒)4gを窒素雰囲気下、常圧下、230℃で8時間反応させた後、さらに減圧下で反応させて樹脂Bを得た。樹脂Bの軟化点は138.5℃、酸価は25.8mgKOH/g、ガラス転移点は65.8℃であった。
結着樹脂として樹脂A 80重量部、樹脂B 20重量部、着色剤としてカーボンブラック「モーガルL」(キャボット社製)6重量部、荷電制御剤として「ボントロン S-34」(オリエント化学工業社製)1重量部及び離型剤としてポリオレフィンワックス「ハイワックスNP-105」(三井化学社製)2重量部をヘンシェルミキサーで混合後、二軸混練機「PCM-45」(池貝社製)を用いて溶融混練し、ドラムフレーカーにより冷却した後、カッターミルで粗粉砕した。その後、ジェットミルで微粉砕し、気流分級機で分級を行い、体積中位粒径(D50)が8.5μmのトナー母粒子を得た。このときのトナー母粒子のBET比表面積は1.0m2/gであった。
実施例1と同様にして得られたトナー母粒子100重量部に対し、表1に示すシリカAを添加してヘンシェルキサーにて240秒間攪拌した後、目開き100μmの金網で篩ってトナーを得、さらにキャリアと混合して二成分現像剤を得た。
二成分現像剤を、二成分現像装置「AR5330」(シャープ社製)を線速600mm/secに改造した二成分現像装置に実装し、黒ベタ画像を5000枚印刷した後、感光体上のフィルミング状態を目視にて確認した。結果を表1に示す。
二成分現像剤を、二成分現像装置「AR5330」(シャープ社製)を線速600mm/secに改造した二成分現像装置に実装し、現像槽を180分間空転させた後、黒ベタ画像を印刷した。得られた画像の光学反射密度(OD)を反射濃度計「RD-915」(マクベス社製)により画像濃度として測定し、耐刷後のODとして表1に示す。
Claims (6)
- 結着樹脂及び着色剤を含有してなるトナー母粒子に、平均粒径の異なる少なくとも2種のシリカが外添されてなる静電荷像現像用トナーであって、少なくとも1種のシリカからなる平均粒径20〜300nmのシリカAが、トナー母粒子100重量部に対して2.5重量部以上外添された後、少なくとも1種のシリカからなる、シリカAよりも平均粒径が小さい平均粒径5〜100nmのシリカBがトナー母粒子100重量部に対して0.5重量部以上外添されてなる静電荷像現像用トナー。
- シリカAとシリカBの平均粒径の比(シリカAの平均粒径/シリカBの平均粒径)が1.1〜3である請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
- シリカAとシリカBの重量比(シリカA/シリカB)が、1〜6である請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
- シリカBが外添された後のトナーのBET比表面積が、シリカAが外添される前のトナー母粒子のBET比表面積に対して1.5倍以上である請求項1〜3いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1〜4いずれか記載の静電荷像現像用トナーとキャリアとを含有してなる二成分現像剤。
- 結着樹脂及び着色剤を含有してなるトナー母粒子100重量部に対して、少なくとも1種のシリカからなる平均粒径20〜300nmのシリカAを2.5重量部以上外添する工程及び該工程により得られた、シリカAが外添されたトナー母粒子に対して、少なくとも1種のシリカからなる、シリカAよりも平均粒径が小さい平均粒径5〜100nmのシリカBをシリカAが外添される前のトナー母粒子100重量部に対して0.5重量部以上外添する工程を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法。
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JP2005375715A JP2007178623A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 静電荷像現像用トナー |
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JP2005375715A Pending JP2007178623A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 静電荷像現像用トナー |
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US9658546B2 (en) | 2014-11-28 | 2017-05-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner and method of producing toner |
Citations (1)
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JP2005003726A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、及び画像形成方法 |
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2005
- 2005-12-27 JP JP2005375715A patent/JP2007178623A/ja active Pending
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