JP2008246506A - 連続鋳造設備における鋳片案内装置 - Google Patents

連続鋳造設備における鋳片案内装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大掛かりな専用の治具を用いるまでもなく、容易、かつ安全に組立・分解作業を行うことができる連続鋳造設備における鋳片案内装置を提供する。
【解決手段】鋳片案内装置1の基準、反基準側フレーム2,3の上部部位に、この部位を接合する上部連結部材4と平行な上部接合面を設け、基準側フレーム2の上部接合面と上部連結部材4の接合面とを位置決め機構を介して固定し、反基準側フレーム3の上部接合面と上部連結部材4の接合面とを、反基準側フレーム3の基準側フレーム2の方向のがたつきを防止するがたつき防止機構7を介して機械的締結手段で固定し、両フレーム2,3の前記上部部位の下方位置に、この下方部位を接合する第1下部連結部材5、第2下部連結部材6と直交する第1下部接合面、第2下部部接合面を設け、これらの接合面と第1下部連結部材5、第2下部連結部材6の接合面とを機械的締結手段で固定する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続鋳造設備における鋳片案内装置の改善に係り、より詳しくは、大掛かりな専用の治具を用いるまでもなく、容易、かつ迅速に組立・分解作業を行うことができるようにした連続鋳造設備における鋳片案内装置に関するものである。
連続鋳造設備における鋳片案内装置は、鋳型の直下に配設され、鋳型から流下する溶鋼を冷却して凝固殻の薄い鋳片にすると共に、この下方の鋳片案内通路に案内する働きをするものであるが、従来例に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置としては、例えば後述する構成になるものが公知である。以下、この従来例に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置を、添付図面を順次参照しながら説明する。図6は従来例に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置の側面図であり、図7は従来例に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置の基準側フレームと反基準側フレームとの間隔調整構造説明図である。
図6に示す符号55は、連続鋳造設備における鋳片案内装置(ロールセグメント)であり、この鋳片案内装置55は基準側ガイドロール61を保持する基準側フレーム63と、反基準側ガイドロール62を保持する反基準側フレーム64とを備えている。そして、これら基準側フレーム63と反基準側フレーム64の上端部同士は上部連結プレート71Aにより、下端部同士は下部連結プレート71Bにより、中間部同士は中間部連結プレート71Cにより連結されている。より詳しくは、前記上部連結プレート71A、下部連結プレート71B、および中間部連結プレート71Cは何れも、両端部に設けられた4個ずつの長穴に嵌挿される固定ボルトによって基準側フレーム63と反基準側フレーム64の側部に固定されることにより連結されている。
なお、鋳片案内装置55を組立てるに際しては、前記基準側フレーム63と反基準側フレーム64との間の間隔を調整する必要があるが、これら両フレーム63,64の間の間隔は、図7に示すように、各連結プレート71A,71B,71Cの両端部付近で上下方向に突出する突出部であるブラケットと基準側フレーム63と反基準側フレーム64の側部に設けられたブラケットとの間に介装されるディスタンスピース93,113と、各連結プレート71A,71B,71Cの両端面に設けられたボルト貫通穴、ディスタンスピース93,113に設けられたボルト貫通穴に挿通され、前記基準側フレーム63と反基準側フレーム64に螺刻された雌ネジに螺着される調節ボルト94,114により調節されるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−18561号公報
ところで、連続鋳造鋳片の鋳造中においては、鋳片案内装置は常に鋳片からの高温に曝され、そして特に二次冷却ゾーンにおいては飽和蒸気雰囲気に曝されるために、鋳片案内装置の各部品が著しく損耗する。鋳片案内装置の各ロールは1回転毎に鋳片の表面に接触するため、酸化と摩耗により次第に縮径し、ロールアライメントやロール間隔に不整が生じる。このようなロールアライメントやロール間隔の不整は、鋳片品質に極めて重大な悪影響を与え、例えば鋳片の内部に割れを発生させる。不整の程度がさらに激しくなると、ブレークアウトに至る。ブレークアウトとは、鋳片の凝固殻の一部が破損し、鋳片の内部に存在する溶鋼が凝固殻を突き破って凝固殻外に噴出することをいうが、噴出した溶鋼が飛散して鋳片案内装置に地金が巻付き、鋳片案内装置に対して多大なダメージを与える。
その結果、鋳造を中止せざるを得なくなり、鋳片案内装置の稼働率が低下するのに加えて、復元に多大なコストを要するため好ましくない。
鋳片案内装置のロールアライメントやロール間隔の不整を防止して、所定の品質、精度の鋳片を鋳造するためには、鋳片案内装置を定期的に整備しなければならない。より詳しくは、鋳片案内装置を定期的に取外してオフライン位置に搬出して、所定時間使用したロールを、新品のロールまたは改削済みのロールに交換する等の整備を実施しなければならないし、また、ロールを支持する軸受、軸受を収納する軸受箱、各フレーム等の損傷個所も修理しなければならない。その場合、各連結フレームを取外して、基準側フレームと反基準側フレームに取付けられている軸受箱を分解する。そして、新品のロールまたは改削済みのロールを基準側フレームと反基準側フレームとに取付けると共に、これら基準側フレームと反基準側フレームを各連結フレームにより連結して組立てた上で、所定の位置に設置しなければならない。
鋳型に最も近い鋳片案内装置では各部品の損耗が特に激しいので、上記のような整備作業を頻繁に行わなければならず、整備作業に多大な費用と労力を要している。上記従来例に係る鋳片案内装置の場合、基準側フレームと反基準側フレームとを、側方から上部、下部、中間部の各連結プレートを締結して、組立てる構成であるから、鋳片案内装置を組立てる作業手順は下記の3つの何れかによらなければならない。以下、鋳片案内装置の3つの組立作業手順を具体的に説明する。
組立作業手順1
(1)ロールを基準側フレームに取付ける。
(2)ロールを反基準側フレームに取付ける。
(3)取付けたロールが上向きになるように基準側フレームを仮置きする。
(4)基準側フレームに上部連結プレートの一方の端部を締結する。
(5)基準側フレームに下部連結プレートの一方の端部を締結する。
(6)基準側フレームに中間部連結プレートの一方の端部を締結する。
(7)取付けたロールが下向きになるように反基準側フレームを吊上げる。
(8)吊上げた反基準側フレームを基準側フレームに締結された一対ずつの上部連結プレート、下部連結プレート、中間部連結プレートの間に挿入する。
(9)反基準側フレームを吊上げたまま、この反基準側フレームと各連結プレートの上端側を締結する。
組立作業手順2
(1)ロールを基準側フレームに取付ける。
(2)ロールを反基準側フレームに取付ける。
(3)取付けたロールが竪向きになるように基準側フレームを横向きに立てる。
(4)取付けたロールが竪向き、かつ基準側フレームのロールに相対する向きになるように反基準側フレームを横向きに立てる。
(5)基準側フレームと反基準側フレームとに上部連結プレートを締結する。
(6)基準側フレームと反基準側フレームとに下部連結プレートを締結する。
(7)基準側フレームと反基準側フレームとに中間部連結プレートを締結する。
(8)一方側に各連結フレームを締結した基準側フレームと反基準側フレームとを締結した各連結フレームが下側になるように反転させる。
(9)基準側フレームと反基準側フレームとに上部連結プレートを締結する。
(10)基準側フレームと反基準側フレームとに下部連結プレートを締結する。
(11)基準側フレームと反基準側フレームとに中間部連結プレートを締結する。
組立作業手順3
(1)ロールを基準側フレームに取付ける。
(2)ロールを反基準側フレームに取付ける。
(3)基準側フレームを直立状態に立てる。
(4)反基準側フレームを、そのロールを基準側フレームのロールに対向する向きにして直立状態に立てる。
(5)基準側フレームと反基準側フレームとの両側に上部連結プレートを締結する。
(6)基準側フレームと反基準側フレームとの両側に下部連結プレートを締結する。
(7)基準側フレームと反基準側フレームとの両側に中間部連結プレートを締結する。
鋳片案内装置の上記のような各組立作業は、何れも多大な労力を伴うのに加えて、これら一連の作業は工数が多く時間を要するという問題がある。以下、鋳片案内装置の組立作業手順1乃至3の問題を説明する。
組立作業手順1
項目(4),(5),(6)の各連結プレートの締結作業は、各連結プレートを吊上げた状態で行わなければならない。また、項目(8)の作業は、反基準側フレームの側部と一対ずつの上部連結プレート、下部連結プレート、中間部連結プレートの間に隙間を設けなければならないため、各連結プレートを仮締結状態にしておく必要がある。さらに、項目(9)の反基準側フレームへの各連結プレートの締結作業は、上記のとおり、吊上げ状態での作業である。これらの組立作業の何れも多大な労力を伴うのに加えて、これら一連の作業は工数が多く時間を要するという問題がある。
組立作業手順2
項目(3),(4)の基準側フレームと反基準側フレームを横向きに立てる作業は、横転の危険があるから、横転を防止するための大掛かりな治具を用意しなければならない。
また、項目(5),(6),(7)の各連結プレートの締結作業は、基準側フレームと反基準側フレームを正確に位置決めする必要があるために、面倒で多大な手間を要する。
さらに、項目(8)の作業は、反転作業であるため、組立中の鋳片案内装置が損傷することもあり、危険でもある。即ち、この組立作業手順2は、作業手順が複雑で面倒であるという問題がある。
組立作業手順3
項目(3),(4)の作業では、基準側フレーム反基準側フレームとの直立状態を確実に保持するための大規模なフレーム直立保持装置が必要で、高いスペースが必要である。
また、項目(5),(6),(7)の基準側フレームと反基準側フレームとの両側に各上部連結プレートを締結する作業では、基準側フレームと反基準側フレームとを正確に位置決めする必要があるために、面倒で多大な手間を要する。勿論、大きな専用の調整治具も必要である。さらに、項目(5),(6),(7)の作業は高所作業であるため、危険であるのに加えて、各連結プレートを基準側フレームと反基準側フレームを側方から締結する構成で、締結作業がし難いという問題がある。即ち、連結部材を水平にし、その接合面が基準側フレームと反基準側フレームの接合面と対峙するよう位置決め調整を行いながら、クレーンにより吊持状態で組立作業を行わなければならない。従って、作業者等は目視確認、位置の微調整等のために吊持部材に接近しなければならず、集中力と手間を要する作業である。
従って、本発明の目的は、大掛かりな専用の治具を用いるまでもなく、容易、かつ迅速に組立・分解作業を行うことができる連続鋳造設備における鋳片案内装置を提供することである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って、上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、長手方向に延びる四面を有する鋳片の一方の表面に転接して鋳片を案内する複数の基準側ガイドロールと、このガイドロールを保持する基準側フレームを備え、鋳片の前記一方の表面の反対側に位置する他方の表面に転接して鋳片を案内する複数の反基準側ガイドロールと、この反基準側ガイドロールを保持する反基準側フレームを備えた連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記両フレームの上部部位に、前記鋳片の一方または他方の表面を含む平面と交差する向きの上部接合面が設けられ、前記両フレームの上部接合面に、これら各上部接合面と平行な上部連結部材の接合面が機械的締結手段により固定され、前記両フレームの前記上部接合面より下方の相対する下部部位に、前記鋳片の一方または他方の表面を挟んで互いに対峙する関係となる下部接合面が設けられ、これら各下部接合面と平行な下部連結部材の接合面が機械的締結手段により固定されると共に、前記上部連結部材同士の相対する側に、前記鋳片の残りの相対する表面に転接して鋳片を案内する複数の連結部材側ガイドロールが設けられてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項1に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に位置決め機構が形成され、前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に、前記反基準側フレームの前記基準側フレームの方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項1に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に位置決め機構が形成され、前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に、前記基準側フレームの前記反基準側フレームの方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項1に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間と、前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間との両方に、両フレームの離反方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項2に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記位置決め機構は、前記基準側フレームの上部接合面と、前記上部連結部材の接合面とのそれぞれに設けられ、互いに当接して前記基準側フレームの前記鋳片から離反する向きの作用力を受持つ位置決め面を備えてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項3に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記位置決め機構は、前記反基準側フレームの上部接合面と、前記上部連結部材の接合面とのそれぞれに設けられ、互いに当接して前記反基準側フレームの前記鋳片から離反する向きの作用力を受持つ位置決め面を備えてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項2または5のうちの何れか一つの項に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記がたつき防止機構は、前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に形成される空間に上下方向向きに挿入され、挿入寸法に応じて前記反基準側フレームの前記基準側フレーム方向のがたつきを防止する挿脱自在な調整テーパ部材を備えてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項8に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項3または6のうちの何れか一つの項に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記がたつき防止機構は、前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に形成される空間に上下方向向きに挿入され、挿入寸法に応じて前記基準側フレームの前記反基準側フレーム方向のがたつきを防止する挿脱自在な調整テーパ部材を備えてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項9に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置が採用した手段は、請求項1乃至8のうちの何れか一つの項に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記反基準側フレームの下部接合面と前記下部連結部材の接合面との間、および/または前記基準側フレームの下部接合面と前記下部連結部材の接合面との間に、前記基準側ガイドロールと前記反基準側ガイドロールの間の間隔を調整するためのロール間隔調整板が介装されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、基準側フレームと反基準側フレームの上部部位に、鋳片の一方または他方の表面を含む平面と交差する向きの上部接合面が設けられ、前記両フレームの上部接合面に、これら各上部接合面と平行な上部連結部材の接合面が機械的締結手段により固定され、前記両フレームの前記上部接合面より下方の相対する下部部位に、前記鋳片の一方または他方の表面を挟んで互いに対峙する関係となる下部接合面が設けられ、これら各下部接合面と平行な下部連結部材の接合面が機械的締結手段で固定される構成であるため、下記の手順で組立てることができる。
(1)基準側フレームに基準側ガイドロールを取付け、反基準側フレームに反基準側ガイドロールを取付ける。
(2)基準側ガイドロールが上側になる向きに基準側フレームを水平状態して作業床上に置くと共に、基準側フレームの下部接合面に下部連結部材との一方の接合面を機械的締結手段により締結する。
(3)反基準側フレームを吊上げて基準側フレームに締結した下部連結部材の他方の上側の接合面に下部接合面を合わせて載置する。
(4)相対する接合面の間にロール間隔調整板を介装して基準側ガイドロールと反基準側ガイドロールの間の間隔を微調整する。
(5)側方より上部連結部材の接合面を両フレームの上部接合面に合わせて機械的締結手段により両フレームを締結する。
従って、本発明の請求項1に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、大掛かりな専用の治具を用いるまでもなく、容易、かつ迅速に鋳片案内装置の組立・分解作業を行うことができる。即ち、連続鋳造設備における鋳片案内装置の各部材を吊り上げたままの締結作業や高所での締結作業がなく、反基準側フレームの側部と一対ずつの連結部材の間に隙間を設ける必要がなく、そして基準側フレームと反基準側フレームの上部部位と上部連結部材を機械的締結手段により締結するだけで良いから鋳片案内装置の組立・分解作業が極めて容易であるのに加えて、組立作業時間の短縮化を実現することができる。
また、本発明の請求項1に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、基準側フレームと反基準側フレームとを横向きに立てる作業がないため、これら基準側フレームと反基準側フレームの横転を防止するための大掛かりな治具が不要であり、また反転作業が不要であるから、組立中の鋳片案内装置が損傷するようなこともなく、鋳片案内装置の組立・分解作業は単純である。さらに、これら基準側フレームと反基準側フレームを直立状態にする必要がないから、鋳片案内装置の組立・分解のための作業場に高いスペースは不要である。
本発明の請求項2に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間に位置決め機構が形成され、反基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間に、反基準側フレームの基準側フレームの方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されている。従って、本発明の請求項2に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、位置決め機構により、基準側フレームと上部連結部材との位置が決まり、そしてがたつき防止機構により反基準側フレームの前記基準側フレームの方向のがたつきを防止することができる。
本発明の請求項3に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、反基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間に位置決め機構が形成され、基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間に、基準側フレームの反基準側フレームの方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されている。従って、本発明の請求項3に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、位置決め機構により、反基準側フレームと上部連結部材との位置が決まり、そしてがたつき防止機構により基準側フレームの前記反基準側フレームの方向のがたつきを防止することができる。
本発明の請求項4に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、反基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間と、基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間との両方に、両フレームの離反方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されている。従って、本発明の請求項4に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、がたつき防止機構により両フレームの離反方向のがたつきを防止するができる。
本発明の請求項5に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、位置決め機構は、基準側フレームの上部接合面と、上部連結部材の接合面とのそれぞれに設けられ、互いに当接して前記基準側フレームの鋳片から離反する向きの作用力を受持つ位置決め面を備えている。従って、本発明の請求項5に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、互いに当接する位置決め面により、基準側フレームと上部連結部材との位置が決まり、そして鋳片のバルジングにより発生する静圧力を受持つことができる。
本発明の請求項6に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、位置決め機構は、反基準側フレームの上部接合面と、上部連結部材の接合面とのそれぞれに設けられ、互いに当接して前記反基準側フレームの鋳片から離反する向きの作用力を受持つ位置決め面を備えている。従って、本発明の請求項6に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、互いに当接する位置決め面により、反基準側フレームと上部連結部材との位置が決まり、そして鋳片のバルジングにより発生する静圧力を受持つことができる。
本発明の請求項7に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、がたつき防止機構は、反基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間に形成される空間に上下方向向きに挿入され、挿入寸法に応じて前記反基準側フレームの前記基準側フレーム方向のがたつきを防止する挿脱自在な調整テーパ部材を備えている。従って、本発明の請求項7に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、調整テーパ部材の空間への挿入寸法を変えるだけで、両フレームの上部部位における両フレーム間のがたつきを解消することができる。
本発明の請求項8に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、がたつき防止機構は、基準側フレームの上部接合面と上部連結部材の接合面との間に形成される空間に上下方向向きに挿入され、挿入寸法に応じて前記基準側フレームの前記反基準側フレーム方向のがたつきを防止する挿脱自在な調整テーパ部材を備えている。従って、本発明の請求項8に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、調整テーパ部材の空間への挿入寸法を変えるだけで、両フレームの上部部位における両フレーム間のがたつきを解消することができる。
本発明の請求項9に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置では、反基準側フレームの下部接合面と下部連結部材の接合面との間、および/または基準側フレームの下部接合面と下部連結部材の接合面との間に、基準側ガイドロールと反基準側ガイドロールの間の間隔を調整するためのロール間隔調整板が介装されている。従って、本発明の請求項9に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置によれば、反基準側フレームおよび/または基準側フレームの下部接合面と下部連結部材の接合面との間のロール間隔調整板の厚さや枚数を変更することにより、容易に両ガイドロール間の間隔を調整することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置を、添付図面を順次参照しながら説明する。図1は連続鋳造設備における鋳片案内装置の模式的側面図であり、図2は連続鋳造設備における鋳片案内装置の上部部分の模式的側面断面図であり、図3は図1のA−A線断面図であり、図4は図1のB−B線断面図であり、図5は図1のC−C線断面図である。
図に示す符号1は、本発明の実施の形態に係る連続鋳造設備の図示しない鋳型の直下に配置される鋳片案内装置である。この鋳片案内装置1は基準側フレーム2と、この基準側フレーム2に対向する反基準側フレーム3とを備えている。前記基準側フレーム2の前記反基準側フレーム3に相対する側の幅方向の端部付近であって、かつその長手方向に所定の間隔を隔てて複数対の軸受箱2bが設けられており、各対の軸受箱2bにより鋳片Sの一方の長辺側表面を案内する複数の基準側ガイドロール2aが支持されている。また、前記反基準側フレーム3の前記基準側フレーム2に相対する側の幅方向の端部付近であって、かつその長手方向に所定の間隔を隔てて複数対の軸受箱3bが設けられており、各対の軸受箱3bにより鋳片Sの他方の長辺側表面を案内する複数の反基準側ガイドロール3aが支持されている。
前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との上部部位の幅方向の両側は上部連結部材(従来例の上部連結プレートに相当する)4により連結されている。また、前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との下方の下部部位の中間部と最下部の幅方向の両側のそれぞれは後述する下部連結部材5,6で連結されている。即ち、前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との最下部位の幅方向の両側は第1下部連結部材(従来例の下部連結プレートに相当する)5により連結されている。また、前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との中間部位は第2下部連結部材(従来例の中間部連結プレートに相当する)6により連結されている。
前記上部連結部材4それぞれの相対する側の内側面には、その上下方向に所定の間隔を隔てて複数対の軸受4bが設けられており、そして各対の軸受4bのそれぞれに鋳片Sの短辺側表面に転接する、連結部材側ガイドロールである短辺側ガイドロール4aが支持されている。このように、上部連結部材4それぞれの相対する側の内側面に短辺側ガイドロール4aを設けるのは、凝固殻の薄さに起因する鋳片案内装置1の上部部位における鋳片Sの短辺側表面の凝固殻のバルジングを防止するためである。ところで、本実施の形態に係る鋳片案内装置1の場合は、断面形状が長方形の鋳片Sを鋳造するものであるが、断面形状が長方形の鋳片Sに限らず、断面形状が正方形の鋳片を鋳造する鋳片案内装置であっても良い。
以下、本実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置1の上部部位と上部連結部材4、最下部位の第1下部部位と第1下部連結部材5、および中間部位である第2下部部位と第2下部連結部材6の連結構成の詳細を説明する。先ず、鋳片案内装置1の上部部位と上部連結部材4との連結構成を、添付図面の図2,3を参照しながら説明する。
即ち、前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との上部部位の側面に、これら上部部位を接合する上部連結部材4の本体と平行な平面、つまり鋳片Sの長辺側表面と直交する向きの平面を有する上部接合面2c,3cが設けられている。また、前記基準側フレーム2の上部接合面2cに、外方に突出する上下に長い縦長突起2dが設けられると共に、前記反基準側フレーム3の上部接合面3cに、後述する構成になる複数の固定テーパ部材が組込まれるテーパ部材保持凹所3dが設けられている。
前記上部連結部材4の前記基準側フレーム2の上部接合面2cに接合される基準側接合面4cには、前記縦長突起2dが嵌合する突起嵌合凹所4dが設けられている。本実施の形態に係る鋳片案内装置1の場合、前記基準側フレーム2の上部接合面2cに設けられた縦長突起2dの幅方向の外側面と、前記上部連結部材4の基準側接合面4cに設けられた突起嵌合凹所4dの内側面とによって位置決め機構が構成されるようになっている。つまり、鋳片Sの長辺側表面と平行であって、かつ互いに当接する縦長突起2dの前記側面と突起嵌合凹所4dの前記内側面とが前記基準側フレーム2の鋳片Sから離反する向きの作用力を受持つ位置決め面となるものである。また、前記上部連結部材4の前記反基準側フレーム3の上部接合面3cに接合される反基準側接合面4eには、前記テーパ部材保持凹所3dの幅より狭幅であって、かつ側面に前記固定テーパ部材の反テーパ側面が押圧される狭幅突起4fが設けられている。
前記位置決め機構によれば、突起嵌合凹所4dへの縦長突起2dの嵌合により、基準側フレーム2と上部連結部材4との位置が決まり、そして鋳片Sの長辺側のバルジングにより発生する静圧力を受持つことができる。従って、前記上部連結部材4と前記基準側フレーム2とを締結する後述する植込みボルトに剪断力が作用するようなことがないから、植込みボルトをそれほど強固にする必要がない。
ところで、本実施の形態では、上記のとおり、基準側フレーム2の上部接合面2cに縦長突起2dが設けられ、上部連結部材4の基準側接合面4cに突起嵌合凹所4dが設けられている。しかしながら、これとは逆に、前記基準側フレーム2の上部接合面2cに突起嵌合凹所が設けられ、前記上部連結部材4の基準側接合面4cに縦長突起が設けられていても良い。また、前記位置決め機構は、反基準側フレーム3の上部接合面3cと上部連結部材4の反基準側接合面4eの間に設けられていても良い。従って、前記位置決め機構が設けられる位置は、基準側フレーム2の上部接合面2cと上部連結部材4の基準側接合面4cの間に限定されるものではない。さらに、前記位置決め機構は、準側フレーム2と上部連結部材4との位置を決め、かつ鋳片Sの長辺側の凝固殻のバルジングにより発生する静圧力を受持つ機能を備えていれば良いので、上記のような縦長突起2dと突起嵌合凹所4dとの組合わせ構成に限定されるものではない。
前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との鋳型側の上部部位は上部連結部材4により連結されるようになっている。即ち、上部連結部材4に設けられた締結用穴に、前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との幅方向の端面、つまり接合面のそれぞれに植設された植込みボルト8が通され、これら植込みボルト8の上部連結部材4からの突出端にワッシャ9aを介してナット9,9が螺着されて締結されることにより、基準側フレーム2と反基準側フレーム3とが所定の間隔を隔てて連結されるように構成されている。
前記反基準側フレーム3の前記基準側フレーム2の方向のがたつきは、後述するがたつき防止機構7により解消されるように構成されている。このがたつき防止整機構7は、前記テーパ部材保持凹所3dの内側面と、前記上部連結部材4の反基準側接合面4eに設けられた狭幅突起4fの両側面との間に形成される上下方向向きの空間に、上下方向向きに組込まれる3組(図では、3組だけが示されている)ずつの固定テーパ部材7aと、この固定テーパ部材7aのテーパ面に押圧される挿脱自在な調整テーパ部材7bとから構成されている。
さらに、前記調整テーパ部材7bの大寸側のテーパ面が設けられていない1側から水平方向に突出し、上下に貫通する穴を有する突出部7cが設けられている。そして、この突出部7cの上下に貫通する穴に、前記基準側フレーム2に植設された植込みボルト7dが通され、この植込みボルト7dに螺着された前記突出部7cを挟むナット7e,7eにより固定テーパ部材7aと調整テーパ部材7bとのテーパ面の接触長さが調整される共に、この調整テーパ部材7bが抜止めされるようになっている。
即ち、前記固定テーパ部材7aと前記調整テーパ部材7bとのテーパ面の接触長さに応じて固定テーパ部材7aと調整テーパ部材7bとの反テーパ面側の平面間の寸法が変わることを活用して、前記反基準側フレーム3の前記基準側フレーム2の方向のがたつきを解消するようにしたものである。このがたつき防止機構7の働きにより、前記基準側フレーム2と前記反基準側フレーム3との鋳型側の上部部位を、上部連結部材4を介して締結する植込みボルト8に対して剪断力が作用するようなことがなくなり、鋳片Sの短辺側のバルジングに対抗する引張力のみを受け持てば良いため、植込みボルト8をそれほど強固にする必要がない。
なお、前記テーパ部材保持凹所3dの内側面と、前記狭幅突起4fの両側面とのうち何れか一方の面にテーパ面が形成されていれば、調整テーパ部材7bだけの働きにより前記反基準側フレーム3の前記基準側フレーム2の方向のがたつきを解消することができる。
また、がたつき防止整機構7は、基準側フレーム2の上部接合面2cと上部連結部材4の基準側接合面4cの間に設けられていても良い。また、がたつき防止整機構7は、反基準側フレーム3の上部接合面3cと上部連結部材4の反基準側接合面4eの間と、反基準側フレーム2の上部接合面2cと上部連結部材4の基準側接合面4cの間との両方に設けられていても良い。従って、がたつき防止整機構7が設けられる位置は、反基準側フレーム3の上部接合面3cと上部連結部材4の反基準側接合面4eの間に限定されるものではなく、また前記固定テーパ部材7aと前記調整テーパ部材7bとの組合わせ構成に限定されるものではない。
次に、鋳片案内装置1の第1下部部位と第1下部連結部材5との連結構成を、添付図面の図4を参照しながら説明する。即ち、前記基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との第1下部部位に、これら第1下部部位を接合する第1下部連結部材5の本体と直交する平面、つまり鋳片Sの長辺側表面を挟んで互いに対峙する関係となる平面を有し、かつ深さが浅い凹部を有する基準側第1下部接合面2eと、この基準側第1下部接合面2eと同構成の反基準側第1下部接合面3eとが設けられている。これら基準側第1下部接合面2eと反基準側第1下部接合面3eを接合する第1下部連結部材5の基準側フレーム2側と、反基準側フレーム3側の接合面5a,5bは何れも同構成であり、これら両接合面5a,5bには前記深さが浅い凹部に嵌合する凸部が設けられている。そして、これら凹部と凸部とを嵌合させるだけで一対の第1下部連結部材5の間の間隔が決定されるように構成されている。
また、反基準側フレーム3の深さが浅い凹部の平面と第1下部連結部材5の凸部の平面との間に、基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との間の間隔を調整するロール間隔調整板Psが介装されるように構成されている。ところで、この場合、両フレーム2,3の両第1下部接合面2e,3eに凹部が設けられると共に、第1下部連結部材5の両接合面5a,5bに凸部が設けられている。そして、基準側フレーム2と反基準側フレーム3と第1下部連結部材5とは植込みボルト8と,この植込みボルト8の基準側フレーム2と、反基準側フレーム3とからの突出端にワッシャ9aを介して羅着されたナット9,9(機械的締結手段)により締結されるように構成されている。
なお、本実施の形態の場合には、上記のとおり、両フレーム2,3の両第1下部接合面2e,3eに凹部が設けられると共に、第1下部連結部材5の両接合面5a,5bに凸部が設けられている。しかしながら、この構成とは逆に、両フレーム2,3の両第1下部接合面2e、3eに凸部が設けられ、第1下部連結部材5の両接合面5a,5bに凹部が設けられていても良いものである。また、反基準側フレーム3の凹部の平面と第1下部連結部材5の凸部の平面との間に、基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との間の間隔を調整するロール間隔調整板Psが介装されるように構成されているが、基準側フレーム2の凹部の平面と第1下部連結部材5の凸部の平面との間にもロール間隔調整板Psを介装することができる。さらに、基準側フレーム2の凹部の平面と第1下部連結部材5の凸部の平面との間にのみロール間隔調整板Psを介装して、基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との間の間隔を調整するようにしても良い。
最後に、鋳片案内装置1の中間部位である第2下部部位と第2下部連結部材6との連結構成を、添付図面の図5を参照しながら説明する。前記基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との第2下部部位に、この第2下部部位を接合する、第2下部連結部材6の本体と直交する平面、つまり鋳片Sの長辺側表面を挟んで互いに対峙する関係となる平面を有し、かつ深さが浅い凹部を有する基準側第2下部接合面2fと、この基準側第2下部接合面2fと同構成の反基準側第2下部接合面3fが設けられている。これら基準側第2下部接合面2fと反基準側第2下部接合面3fに接合される第2下部連結部材6の基準側フレーム2側と、反基準側フレーム3側の接合面6a,6bは何れも同構成で、これら両接合面6a、6bには前記深さが浅い凹部に嵌合する凸部が設けられている。そして、これら凹部と凸部とを嵌合させるだけで、一対の第2下部連結部材6の間の間隔が決定されるように構成されている。
また、反基準側フレーム3の深さが浅い凹部の平面と第2下部連結部材6の凸部の平面との間に、基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との間の間隔を調整するロール間隔調整板Psが介装されるように構成されている。ところで、この場合、両フレーム2,3の両第2下部接合面2f,3fに凹部が設けられると共に、第2下部連結部材6の両接合面6a,6bに凸部が設けられている。そして、基準側フレーム2と反基準側フレーム3と第2下部連結部材6とは植込みボルト8と,この植込みボルト8の基準側フレーム2と、反基準側フレーム3とからの突出端にワッシャ9aを介して羅着されたナット9,9(機械的締結手段)により締結されるように構成されている。
なお、本実施の形態の場合には、上記のとおり、両フレーム2,3の両第2下部接合面2f,3fに凹部が設けられると共に、第2下部連結部材6の両接合面6a,6bに凸部が設けられている。しかしながら、この構成とは逆に、両フレーム2,3の両第2下部接合面2f、3fに凸部が設けられ、第2下部連結部材6の両接合面6a,6bに凹部が設けられていても良いものである。また、反基準側フレーム3の凹部の平面と第2下部連結部材6の凸部の平面との間に、基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との間の間隔を調整するロール間隔調整板Psが介装されるように構成されているが、基準側フレーム2の凹部の平面と第2下部連結部材6の凸部の平面との間にもロール間隔調整板Psを介装することができる。さらに、基準側フレーム2の凹部の平面と第2下部連結部材6の凸部の平面との間にのみロール間隔調整板Psを介装して、基準側ガイドロール2と反基準側ガイドロール3との間の間隔を調整するようにしても良い。
ところで、以上の実施の形態に係る鋳片案内装置1においては、基準側フレーム2と反基準側フレーム3とは、上部連結部材4、第1下部連結部材5、および第2下部連結部材6との3種類の連結部材で連結されている。しかしながら、これに限らず、例えば第1下部連結部材5と第2下部連結部材6とが一体構成であれば、基準側フレーム2と反基準側フレーム3とは2種類の連結部材で連結されていても良い。
以下、上記実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置1の組立作業手順を説明する。基準側フレーム2に複数の基準側ガイドロール2aを取付けると共に、これら基準側ガイドロール2aの天端のアライメントの調整を行う。この場合、基準側フレーム2と軸受箱2bの間に介装するシム量(シムの厚さや枚数)を調整した後、各軸受箱2bを基準側フレーム2に取付ける。また、反基準側フレーム3に複数の反基準側ガイドロール3aを取付けると共に、これら反基準側ガイドロール3aの天端のアライメント調整を行う。この場合、反基準側フレーム3と軸受箱3bの間のシム量(シムの厚さや枚数)を調整した後、各軸受箱3bを反基準側フレーム3に取付ける。次いで、上部連結部材4に短辺側ガイドロール4aを取付ける。なお、これら各ガイドロール2a,3a,4aの取付け順は問わないものである。
前記基準側ガイドロール2aが上側になる向きに基準側フレーム2を水平状態して作業床上に置く。そして、この基準側フレーム2の中間部位である第2下部部位の基準側第2下部接合面2fに第2下部連結部材6の基準側の接合面6aを、また基準側第1下部接合面2eに第1下部連結部材5の基準側の接合面5aをそれぞれ機械的締結手段(植込みボルト8、ワッシャ9a、およびナット9)により締結する。次いで、反基準側フレーム3をクレーンにより吊上げて、基準側フレーム2に締結した第2下部連結部材6の反基準側の接合面6bと第1下部連結部材5の反基準側の接合面5bに、反基準側第2下部接合面3fと反基準側第1下部接合面3eが合うように下降させて、この反基準側フレーム3を反基準側の接合面6b,5bの上に載置する。
そして、相対する両接合面の間に、必要に応じた枚数のロール間隔調整板Psを介装することにより、基準側ガイドロール2aと反基準側ガイドロール3aとの間のロール間隔を微調整する。また、基準側ガイドロール2aに対する短辺側ガイドロール4aとの直角度、反基準側ガイドロール3aに対する短辺側ガイドロール4aとの直角度および短辺側ガイドロール4a同士の間の間隔を、上部連結部材4の接合面と基準側、反基準側フレームの上部接合面との間にシム(図示省略)を介装して調整する。この場合、4個所の接合面に介装するシム量を個別に適宜調整することにより、組立ての最終段階で調整することができる。なお、上部連結部材4と短辺側ガイドロール4aの軸受4bとの間にシムを介装して調整する場合もある。このような調整により、4本のガイドロールが平行四辺形状や台形状になることがなく、鋳片Sのコーナ部が90°になり、コーナ部稜線に沿う表面割れ、凝固界面の割れ発生を防止することができる。
次いで、上部連結部材4の基準側接合面4cを基準側フレーム2の上部接合面2cに合わせ、上部連結部材4の反基準側接合面4eを反基準側フレーム2の上部接合面3cに合わせて機械的締結手段(植込みボルト8、ワッシャ9a、およびナット9)により締結した後、がたつき防止機構7の3組の固定テーパ部材7aと調整テーパ部材7bとのテーパ面の接触長さを調整することにより、反基準側フレーム3の基準側フレーム2の方向のがたつきを解消すれば、鋳片案内装置1の組立作業が終了する。勿論、鋳片案内装置1の分解作業は、段落〔0057〕から段落〔0060〕にかけて説明した組立作業の逆手順により行えば良いものである。
従って、本発明の実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置1によれば、上記のとおり、鋳片案内装置1の各部材を吊り上げたままの締結作業や高所での締結作業がなく、反基準側フレーム3の側部と一対ずつの第1下部連結部材5と第2下部連結部材6との間に隙間を設ける必要がない。また、基準側フレーム2と反基準側フレーム3の上部部位と上部連結部材4を機械的締結手段により締結し、両フレーム2,3の間のがたつきをがたつき防止機構7の固定テーパ部材7aと調整テーパ部材7bとのテーパ面同士の上下方向の接触長さを変えて、両フレーム2,3の上部部位における両フレーム2,3間のがたつきを解消するだけで良い。従って、鋳片案内装置1を極めて容易、かつ迅速に組立・分解することができる。
また、本発明の実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置1によれば、基準側フレーム2と反基準側フレーム3を横向きに立てる作業がないため横転を防止するための大掛かりな治具が不要であり、反転作業が不要であるから、組立中の鋳片案内装置1が損傷することもなく、鋳片案内装置1の組立・分解作業は単純である。さらに、両フレーム2,3を直立状態にする必要がないから、鋳片案内装置1の組立・分解のための作業場に高いスペースが不要である。
さらに、反基準側フレーム3の反基準側第1下部接合面3eと第1下部連結部材5の接合面5bとの間、および反基準側フレーム3の反基準側第2下部接合面3fと第2下部連結部材6の接合面6bとの間に、前記基準側ガイドロール2と前記反基準側ガイドロール3の間の間隔を調整するためのロール間隔調整板Psが介装されている。従って、本発明の実施の形態に係る鋳片案内装置1によれば、反基準側フレーム3の反基準側第1下部接合面3eと第1下部連結部材5の接合面5bとの間、反基準側フレーム3の反基準側第2下部接合面3fと第2下部連結部材6の接合面6bとの間のロール間隔調整板Psの厚さや枚数を変更することにより、容易に両ガイドロール2a,3aの間の間隔を調整することができる。
ところで、以上の実施の形態においては、鋳片案内装置1を組立てる場合を例として説明したが、この鋳片案内装置1を整備する場合には、連続鋳造設備の所定の設置位置から鋳片案内装置1を取外し、クレーン等により吊持して基準側ガイドロール2aを下側にして組立・分解作業場所に搬送する。そして、鋳片案内装置1を水平状態して作業床上におくと共に、上記組立作業手順と逆手順で組立てれば良い。
また、以上の実施の形態においては、基準側フレーム2の上部接合面2cは上部連結部材4の基準側接合面4cに、反基準側フレーム3の上部接合面3cは上部連結部材4の反基準側接合面4eに直に接合されて連結されている。しかしながら、これに限らず、これら接合面の間にロール間隔調整板を介装して短辺側ガイドロール4a,4aの間のロール間隔を調整する構成にすることもできる。また、以上の実施の形態においては、基準側フレーム2と反基準側フレーム3と上部、第1下部、第2下部連結部材4,5.6とは、何れも植込みボルト8とナット9(機械的締結手段)により締結されるように構成されているが、ボルト、ワッシャで締結するようにしても良い。
なお、上記実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置は、本発明の具体例に過ぎず、そして本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在であるから、上記実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置の構成に限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置の模式的側面図である。 本発明の実施の形態に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置の上部部分の模式的側面断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 従来例に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置の側面図である。 従来例に係る連続鋳造設備における鋳片案内装置の基準側フレームと反基準側フレームとの間隔調整構造説明図である。
符号の説明
1…鋳片案内装置
2…基準側フレーム,2a…基準側ガイドロール,2b…軸受箱,2c…上部接合面,2d…縦長突起,2e…基準側第1下部接合面,2f…基準側第2下部接合面
3…反基準側フレーム,3a…反基準側ガイドロール,3b…軸受箱,3c…上部接合面,3d…テーパ部材保持凹所,3e…反基準側第1下部接合面,3f…反基準側第2下部接合面
4…上部連結部材,4a…短辺側ガイドロール,4b…軸受,4c…基準側接合面,4d…突起嵌合凹所,4e…反基準側接合面,4f…狭幅突起
5…第1下部連結部材,5a…接合面,5b…接合面
6…第2下部連結部材,6a…接合面,6b…接合面
7…がたつき防止機構,7a…固定テーパ部材,7b…調整テーパ部材,7c…突出部,7d…植込みボルト,7e…ナット
8…連結用植込みボルト
9…連結用ナット,9a…ワッシャ
Ps…ロール間隔調整板
S…鋳片

Claims (9)

  1. 長手方向に延びる四面を有する鋳片の一方の表面に転接して鋳片を案内する複数の基準側ガイドロールと、このガイドロールを保持する基準側フレームを備え、鋳片の前記一方の表面の反対側に位置する他方の表面に転接して鋳片を案内する複数の反基準側ガイドロールと、この反基準側ガイドロールを保持する反基準側フレームを備えた連続鋳造設備における鋳片案内装置において、前記両フレームの上部部位に、前記鋳片の一方または他方の表面を含む平面と交差する向きの上部接合面が設けられ、前記両フレームの上部接合面に、これら各上部接合面と平行な上部連結部材の接合面が機械的締結手段により固定され、前記両フレームの前記上部接合面より下方の相対する下部部位に、前記鋳片の一方または他方の表面を挟んで互いに対峙する関係となる下部接合面が設けられ、これら各下部接合面と平行な下部連結部材の接合面が機械的締結手段により固定されると共に、前記上部連結部材同士の相対する側に、前記鋳片の残りの相対する表面に転接して鋳片を案内する複数の連結部材側ガイドロールが設けられてなることを特徴とする連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  2. 前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に位置決め機構が形成され、前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に、前記反基準側フレームの前記基準側フレームの方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  3. 前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に位置決め機構が形成され、前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に、前記基準側フレームの前記反基準側フレームの方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  4. 前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間と、前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間との両方に、両フレームの離反方向のがたつきを防止するためのがたつき防止機構が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  5. 前記位置決め機構は、前記基準側フレームの上部接合面と、前記上部連結部材の接合面とのそれぞれに設けられ、互いに当接して前記基準側フレームの前記鋳片から離反する向きの作用力を受持つ位置決め面を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  6. 前記位置決め機構は、前記反基準側フレームの上部接合面と、前記上部連結部材の接合面とのそれぞれに設けられ、互いに当接して前記反基準側フレームの前記鋳片から離反する向きの作用力を受持つ位置決め面を備えてなることを特徴とする請求項3に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  7. 前記がたつき防止機構は、前記反基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に形成される空間に上下方向向きに挿入され、挿入寸法に応じて前記反基準側フレームの前記基準側フレーム方向のがたつきを防止する挿脱自在な調整テーパ部材を備えてなることを特徴とする請求項2または5のうちの何れか一つの項に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  8. 前記がたつき防止機構は、前記基準側フレームの上部接合面と前記上部連結部材の接合面との間に形成される空間に上下方向向きに挿入され、挿入寸法に応じて前記基準側フレームの前記反基準側フレーム方向のがたつきを防止する挿脱自在な調整テーパ部材を備えてなることを特徴とする請求項3または6のうちの何れか一つの項に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
  9. 前記反基準側フレームの下部接合面と前記下部連結部材の接合面との間、および/または前記基準側フレームの下部接合面と前記下部連結部材の接合面との間に、前記基準側ガイドロールと前記反基準側ガイドロールの間の間隔を調整するためのロール間隔調整板が介装されてなることを特徴とする請求項1乃至8のうちの何れか一つの項に記載の連続鋳造設備における鋳片案内装置。
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