JP2008245765A - 先端偏向操作可能カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】 カテーテルの内部ルーメンを有効に利用することが可能であり、しかも屈曲した状態で軸芯回りに回転させても急激な変位を生じない先端偏向操作可能カテーテルを提供すること。
【解決手段】 軸方向に沿って延びる少なくとも一つのルーメン14を有するカテーテルチューブ4と、ルーメン14の内部に収容され、横断面が扁平形状を有するコイルスプリング20と、を有する電極カテーテル2である。コイルスプリング20の扁平形状の短径側に位置する当該コイルスプリング20の遠位端20a側に操作用ワイヤ30の遠位端が接続してある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、先端偏向操作可能カテーテルに係り、さらに詳しくは、体腔内に挿入されたカテーテルの遠位端部を、体外に配置される近位端側の操作部を操作することにより、その遠位端の向きを容易に変化させることができる先端偏向操作可能カテーテルに関する。
たとえば動脈血管を通して心臓の内部まで挿入される電極カテーテルなどでは、心臓内に挿入されたカテーテルの遠位端(先端)の向きを、体外に配置されるカテーテルの近位端(後端または手元側)に装着された操作部を操作して変化(偏向)させる必要性が生じる。
このようにカテーテルの遠位端を手元側で操作して偏向させるための機構として、従来では、次に示す機構が知られている。
第1の機構として、たとえば下記の特許文献1にも示すように、柔軟性を持つカテーテルの遠位端部の内部に、スプリング力を有する支持板または支持ワイヤと、引張ワイヤーなどを装着したものが知られている。その機構では、引張ワイヤーを手元側で操作することにより、その引張ワイヤーの先端に接続してある支持板または支持ワイヤを曲折することが可能である。その結果、カテーテルの遠位端部を、所定の方向に向きを変えることが可能である。
第2の機構として、金属板などをダックビル形状のリングに打ち抜き、そのリングを軸方向にワイヤーなどで連結して、カテーテルの遠位端部を構成しているものが知られている。
さらに、第3の機構として、カテーテルの遠位端部を構成するチューブの内部に形状記憶合金を仕込み、この形状記憶合金を変形させることで、カテーテルの遠位端部の向きを変化させるものが知られている。
しかしながら、前述の第1の機構では、カテーテル内部のルーメンが、支持板または支持ワイヤなどの曲げ操作機構で占拠され、ルーメンの断面積が狭められ、ルーメンの内部に、他の機能部材を配置しにくくなると言う課題を有する。他の機能部材としては、複数の電極のための配線、冷却手段、光ファイバーなどが例示される。
カテーテルは、狭い血管内を押し通して使用されるために、カテーテルの外径を可能な限り小さくする必要があるが、第1の機構では、カテーテルの外径を小さくすることが困難であった。
また、第1の機構では、シースなどを通してカテーテルを曲げた状態で血管内に通し、カテーテルを軸芯回りに回転させた場合に、その回転操作力がスプリング力を有する支持板に伝わることがある。そのような場合には、支持板の捻れによる復元力でカテーテルの遠位端が急激に変位するおそれがある。血管内に挿入されるカテーテルにおいては、急激に変位するような動作は避けることが好ましい。
また、前述の第2の機構では、金属板などを打ち抜いて複数のダックビル状のリングを成形し、これらをワイヤーなどで連結する工程を必要とし、加工が複雑で、カテーテルの製造コストが増大するという課題を有する。また、この第2の機構では、複数のリングを軸方向に配置し、これらリングにワイヤーを通してリングを連結している構成であるために、何らかの理由によりワイヤーが切れた場合には、複数のリングがバラバラになるおそれがある。このため、医療用カテーテルとしての信頼性に劣る。
さらに、前述の第3の機構では、形状記憶合金の形状を変化させるために加熱機構がカテーテルの内部に必要であり、カテーテルの内部構造が複雑となり、カテーテルのルーメンを有効に利用できなくなるという課題がある。また、形状記憶合金の変形は、その変形速度や変形の度合を制御することが困難であると共に、形状変化させるために時間遅れが生じ、その形状操作の追随性にも課題がある。
特許3232308号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、カテーテルの内部ルーメンを有効に利用することが可能であり、しかも屈曲した状態で軸芯回りに回転させても急激な変位を生じない先端偏向操作可能カテーテルを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る先端偏向操作可能カテーテルは、
軸方向に沿って延びる少なくとも一つのルーメンを有するカテーテルチューブと、
前記ルーメンの内部に収容され、横断面が扁平形状を有するコイルスプリングと、を有する。
本発明において、「横断面が扁平形状」とは、「横断面が楕円形状」に限らず、「横断面が扁平な矩形状」、あるいはその他の「横断面が扁平な形状」を含む趣旨である。また、本発明において、「横断面が扁平な形状」において、短径とは、断面扁平形状の最も短い径(幅)を意味するものとし、長径とは、断面扁平形状の最も長い径(幅)を意味するものとする。
本発明に係る先端偏向操作可能カテーテルでは、横断面が扁平形状を有するコイルスプリングが、偏向機構を構成し、扁平形状の短径方向に、コイルスプリングの遠位端が屈曲可能である。また、コイルスプリングの内側は中空であり、その内部を、操作用ワイヤの挿通孔や、配線の通路として用いることができる。したがって、カテーテルの内部ルーメンは、偏向機構により閉塞されることはなく、そのルーメンを有効に利用することができる。
また、本発明に係る先端偏向操作可能カテーテルでは、コイルスプリングがカテーテルチューブの補強効果を発揮し、カテーテルの押し込み特性を向上させる。さらに、本発明に係る先端偏向操作可能カテーテルでは、カテーテルチューブの内部には、板バネが配置されていないので、屈曲した状態で軸芯回りに回転させても、カテーテルの遠位端部に急激な変位を生じない。すなわち、コイルスプリングが回転操作力を徐々に吸収し、カテーテルの遠位端部に急激な変位を生じさせない。
さらに、本発明に係る先端偏向操作可能カテーテルでは、偏向機構が扁平なコイルスプリングで構成されるため、部品点数が削減され、その製造も容易である。
好ましくは、前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する当該コイルスプリングの遠位端側に操作用ワイヤの遠位端が接続してある。カテーテルの近位端側で操作用ワイヤを引張操作することで、コイルスプリングの遠位端が、扁平形状の短径側に曲がることになる。操作用ワイヤは、コイルスプリングの扁平形状の短径側に、それぞれ1本ずつ設けても良いし、あるいは、いずれか一つのみに設けても良い。
あるいは、前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する前記カテーテルチューブの遠位端側に操作用ワイヤの遠位端が接続してある。この場合にも、カテーテルの近位端側で操作用ワイヤを引張操作することで、コイルスプリングの遠位端が、扁平形状の短径側に曲がることになる。操作用ワイヤは、コイルスプリングの扁平形状の短径側に、それぞれ1本ずつ設けても良いし、あるいは、いずれか一つのみに設けても良い。
あるいは、前記カテーテルチューブの遠位端には、先端チップが装着してあり、前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する前記先端チップに操作用ワイヤの遠位端が接続してある。この場合にも、カテーテルの近位端側で操作用ワイヤを引張操作することで、コイルスプリングの遠位端が、扁平形状の短径側に曲がることになる。操作用ワイヤは、コイルスプリングの扁平形状の短径側に、それぞれ1本ずつ設けても良いし、あるいは、いずれか一つのみに設けても良い。
あるいは、前記カテーテルチューブには、複数のルーメンが形成してあり、複数のルーメンにおける断面略中央に位置するルーメンの内部に、前記コイルスプリングが収容してあり、
前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する前記ルーメンの内部には、操作用ワイヤが挿通してあり、当該操作用ワイヤの遠位端が、前記カテーテルチューブの遠位端に抜け止めされる係止片に接合してある。
この場合にも、カテーテルの近位端側で操作用ワイヤを引張操作することで、コイルスプリングの遠位端が、扁平形状の短径側に曲がることになる。操作用ワイヤは、コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する一対のルーメンに、それぞれ1本ずつ設けても良いし、あるいは、いずれか一つのルーメンのみに設けても良い。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電極カテーテルの概略側面図、
図2は図1に示すカテーテルの遠位端側の要部断面図、
図3は図2に示す扁平コイルスプリングの要部斜視図、
図4は図3に示すIV−IV線に沿う断面図、
図5はシース内に挿入された図1に示す電極カテーテルの概略図、
図6は本発明の他の実施形態に係る電極カテーテルに用いられるカテーテルチューブの要部斜視図、
図7は図6に示すVII−VII線に沿う断面図である。
図1に示すように、本発明の1実施形態に係る先端偏向操作可能カテーテルとしての電極カテーテル2は、たとえば心臓における不整脈の診断または治療に用いられるものであり、カテーテルチューブ4の遠位端部4aに、先端チップ電極10と、複数のリング状電極12とが装着してある。カテーテルチューブ4の近位端部4bには、コネクタ6が装着してある。コネクタ6からは、各電極10および12に電気的に接続される導線の引き出し線が引き出される。また、コネクタ6には、カテーテルチューブ4の先端部の偏向移動操作を行うための摘み7が装着してある。
図1に示す先端チップ電極10およびリング状電極12は、たとえばアルミニウム、銅、ステンレス、金、白金など、熱伝導性の良好な金属で構成される。なお、X線に対する造影性を良好に持たせるためには、これらの先端チップ電極10およびリング状電極12は、白金などで構成されることが好ましい。先端チップ電極10およびリング状電極12の外径は、特に限定されないが、カテーテルチューブ4の外径と同程度であることが好ましく、通常、0.5〜3mm程度である。これらの電極10および12は、心臓などの生体組織の電位測定に用いられたり、生体組織の焼灼などの用途に用いられる。
カテーテルチューブ4は、たとえばポリオレフィン、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリウレタンなどの合成樹脂で構成される。カテーテルチューブ4の外径は、一般に0.5〜3mm程度であり、その内径は、0.2〜2.5mm程度である。カテーテルチューブ4には、図2に示すように、軸方向に沿って単一のルーメン14が形成してある。
図3および図4に示すように、カテーテルチューブ4のルーメン14には、断面が扁平形状のコイルスプリング20が装着してある。図4に示す実施形態では、コイルスプリング20の断面は、楕円形状であり、その長径L2に対する短径L1の扁平比率L1/L2は、好ましくは、1/2〜1/4である。なお、コイルスプリング20の断面扁平形状としては、楕円に限らず、その他の扁平形状でも良い。
コイルスプリング20の長径L2は、図2に示すカテーテルチューブ4の内径と同等以下の寸法である。コイルスプリング20を構成する線材22の断面形状は、円形でも矩形でも良いし、あるいはその他の断面形状でも良い。コイルスプリング20を構成する線材22の断面が円形の場合には、その外径は、50〜300μm程度が好ましい。また、コイルスプリング20を構成する線材22の断面が矩形の場合や、その他の形状である場合には、その断面における対角線の長さや代表長さが、円形断面の場合における外径と同程度であることが好ましい。
コイルスプリング20は、線材22が楕円コイル状に巻回してあるものである。線材22の材質としては、バネ特性を有する材質であれば特に限定されず、具体的には、SUS、Ni−Ti、Feなどで構成される。
図2に示すように、コイルスプリング20の遠位端20aは、カテーテルチューブ4の遠位端に接続固定してある先端チップ電極10の近くまで延びており、電極10に対して接触していないことが好ましいが、絶縁性などが確保されれば接続固定してあっても良い。扁平断面のコイルスプリング20の近位端(図示省略)は、図1に示すように、カテーテル2の遠位端から距離L3の位置にあることが好ましい。距離L3は、コネクタ6を除くカテーテル2の全長L0に対して、5〜15%程度の長さであることが好ましい。カテーテル2の全長L0は、特に限定されないが、好ましくは、300〜1200mmである。
カテーテル2の遠位端から距離L3の位置では、扁平断面のコイルスプリング20の近位端が、たとえば円形断面の近位端側コイルスプリング(図示省略)の遠位端に接続固定してあることが好ましい。近位端側コイルスプリングは、カテーテルチューブ4の近位端側における補強機能を有する。
また、後述するように、摘み7を操作することにより、カテーテルチューブ4の遠位端は、カテーテル2の遠位端から距離L3の位置を基点として、矢印A1方向および矢印A2方向に曲がることになる。そのため、近位端側コイルスプリングは、その遠位端に配置される扁平断面のコイルスプリング20よりも曲げ弾性が高く、比較的に曲がりにくい材質あるいは構造にしても良い。
図2に示すように、扁平断面のコイルスプリング20の遠位端20aの近くには、一対の操作用ワイヤ30の遠位端が、レーザ溶接、スポット溶接、溶着、ロー付け、カシメなどの手段で接合してある。一対の操作用ワイヤ30の遠位端は、図4に示すように、コイルスプリング20の扁平断面における短径L1側にそれぞれ接合してある。
操作用ワイヤ30の外径は、特に限定されないが、好ましくは0.01〜0.2mm、さらに好ましくは0.03〜0.08mmである。この操作用ワイヤ30は、たとえばNi−Ti系超弾性合金製で構成してある。この操作用ワイヤ30は、操作用チューブの内部に軸方向に移動自在に挿通してある。操作用チューブは、たとえば低摩擦係数のフッ素樹脂(たとえばPTFE)チューブで構成され、その内径は、操作用ワイヤ30の外径よりも僅かに大きく、その肉厚は、特に限定されないが、好ましくは0.03〜0.08mmである。
なお、一対の操作用ワイヤ30は、図2に示すように、扁平形状のコイルスプリング20の内部を通り、しかも扁平形状のコイルスプリング20の近位端が接続してある断面円形の近位端側コイルスプリングの内部を通り、さらに、図1に示す操作用コネクタ6までも延びている。
一対の操作用ワイヤ30の近位端部は、たとえば図1に示す操作用コネクタ6の回転摘み7により回転駆動され、一方の操作用ワイヤ30が引っ張られ、他方の操作用ワイヤ30が、引っ張り量と同じ量で巻き解される。
たとえば図1に示す回転摘み7を操作した結果、図2〜図4において、上側のワイヤ30が引っ張られ、下側のワイヤ30が巻き解されると、コイルスプリング20の遠位端20aは、長径L2方向ではなく、短径方向L1に沿って、上方向A1に偏向させられる。コイルスプリング20は、長径L2方向ではなく、短径方向L1に沿って、曲げ剛性が低いからである。その結果、図1に示すように、カテーテル2の遠位端は、距離L3の位置を起点として、短径方向L1に沿って、上方向A1に偏向させられる。
また、図2〜図4において、下側のワイヤ30が引っ張られ、上側のワイヤ30が巻き解されるとすると、コイルスプリング20の遠位端20aは、長径L2方向ではなく、短径方向L1に沿って、下方向A2に偏向させられる。その結果、図1に示すように、カテーテル2の遠位端は、距離L3の位置を起点として、下方向A2に偏向させられる。
したがって、カテーテル2の遠位端は、図1に示すコネクタ6の回転摘みを操作することにより、任意のA1またはA2方向に、偏向して曲折移動させることができる。なお、コネクタ6を軸回りに回転させれば、体腔内に挿入された状態で、カテーテルチューブ4に対する曲折方向A1またはA2の向きを自由に設定することができる。
本実施形態に係る電極カテーテル2では、横断面が扁平形状を有するコイルスプリング20が、偏向機構を構成し、扁平形状の短径L1方向に、コイルスプリング20の遠位端20aが変位可能である。また、コイルスプリング20の内側は中空であり、その内部を、操作用ワイヤ30の挿通孔や、電極10および12からの配線の通路として用いることができる。したがって、カテーテル2の内部ルーメンは、偏向機構により閉塞されることはなく、そのルーメンを有効に利用することができる。
また、この電極カテーテル2では、コイルスプリング20がカテーテルチューブ4における遠位端側の補強効果を発揮し、カテーテル2の押し込み特性を向上させる。さらに、このカテーテル2では、カテーテルチューブ4の内部には、板バネが配置されていないので、たとえば図5に示すように、シース35内に配置して、屈曲した状態で軸芯回りに回転させても、カテーテル2の遠位端部に急激な変位を生じない。すなわち、コイルスプリング20が回転操作力を徐々に吸収し、カテーテル2の遠位端部に急激な変位を生じさせない。
さらに、このカテーテルでは、偏向機構が扁平なコイルスプリング20で構成されるため、部品点数が削減され、その製造も容易である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、図2に示すように、一対の操作用ワイヤ30aの遠位端は、コイルスプリング20の遠位端20aに接合することなく、先端チップ電極10に対して接合しても良い。ただし、一対の操作用ワイヤ30aの遠位端の接合位置は、コイルスプリング20の扁平断面形状の短径L1側に向き合うように各々位置する。
あるいは、一対の操作用ワイヤ30aの遠位端は、カテーテルチューブ4の遠位端部4aに埋め込まれるように接合しても良い。ただし、一対の操作用ワイヤ30aの遠位端の接合位置は、コイルスプリング20の扁平断面形状の短径L1側に向き合うように各々位置する。
また、上述した実施形態において、カテーテルチューブ4は、単層の樹脂チューブである必要はなく、多層の樹脂チューブであっても良く、さらには、金属製コイルスプリングの内外周面を樹脂で被覆したものでも良い。
さらに、本発明では、図6および図7に示すように、複数のルーメン42〜50を有するマルチルーメンタイプのカテーテルチューブ40を用いても良い。図6および図7に示す実施形態では、複数のルーメン42〜50における断面略中央に位置するルーメン42の内部に、扁平断面のコイルスプリング20が収容してある。コイルスプリング20の扁平形状の短径L1側に位置する2つのルーメン44および46の内部には、それぞれ操作用ワイヤ30が挿通してある。各操作用ワイヤ30の遠位端が、カテーテルチューブ40の遠位端40aに抜け止めされる係止片60に接合してある。その他のルーメン48および50には、図1に示す電極10および12からの配線を通しても良い。
この実施形態場合にも、カテーテルチューブ40の近位端側で操作用ワイヤ30を引張操作することで、コイルスプリング20の遠位端が、扁平断面形状の長径L2側には曲がらず、短径側L1に曲がり、カテーテルチューブ40の遠位端40aも、短径側L1に曲がることになる。図6および図7に示す実施形態のその他の構造および作用効果は、図1〜図5に示す実施形態と同様である。
さらに、本発明に係る先端偏向操作可能カテーテルは、電極カテーテル2に限定されず、その他の用途のカテーテルに適用することもできる。
図1は本発明の一実施形態に係る電極カテーテルの概略側面図である。 図2は図1に示すカテーテルの遠位端側の要部断面図である。 図3は図2に示す扁平コイルスプリングの要部斜視図である。 図4は図3に示すIV−IV線に沿う断面図である。 図5はシース内に挿入された図1に示す電極カテーテルの概略図である。 図6は本発明の他の実施形態に係る電極カテーテルに用いられるカテーテルチューブの要部斜視図である。 図7は図6に示すVII−VII線に沿う断面図である。
符号の説明
2… 電極カテーテル
4,40… カテーテルチューブ
6… コネクタ
7… 摘み
10,12… 電極
14,42,44,46,48,50… ルーメン
20… コイルスプリング
22… 線材
30… 操作用ワイヤ
60… 係止片

Claims (5)

  1. 軸方向に沿って延びる少なくとも一つのルーメンを有するカテーテルチューブと、
    前記ルーメンの内部に収容され、横断面が扁平形状を有するコイルスプリングと、を有する
    先端偏向操作可能カテーテル。
  2. 前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する当該コイルスプリングの遠位端側に操作用ワイヤの遠位端が接続してある請求項1に記載の先端偏向操作可能カテーテル。
  3. 前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する前記カテーテルチューブの遠位端側に操作用ワイヤの遠位端が接続してある請求項1に記載の先端偏向操作可能カテーテル。
  4. 前記カテーテルチューブの遠位端には、先端チップが装着してあり、
    前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する前記先端チップに操作用ワイヤの遠位端が接続してある請求項1に記載の先端偏向操作可能カテーテル。
  5. 前記カテーテルチューブには、複数のルーメンが形成してあり、複数のルーメンにおける断面略中央に位置するルーメンの内部に、前記コイルスプリングが収容してあり、
    前記コイルスプリングの扁平形状の短径側に位置する前記ルーメンの内部には、操作用ワイヤが挿通してあり、当該操作用ワイヤの遠位端が、前記カテーテルチューブの遠位端に抜け止めされる係止片に接合してある請求項1に記載の先端偏向操作可能カテーテル。
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