JP2008245448A - 電子機器、及び電子機器における電動機の制御方法 - Google Patents

電子機器、及び電子機器における電動機の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源投入後最初の電動機の蓄熱量を適切に推定できる電子機器、及び電子機器における電動機の制御方法を提供する。
【解決手段】電源オン時に、電源オフ時に記憶したモータ蓄熱量M1とヘッド温度H1とを読み出す。電源オン時のヘッドサーミスタの検出値からヘッド温度H2を取得し、電源オフ時から次回の電源オンまでのヘッド放熱量ΔTh(=H1−H2)を求める。予め記憶された関係式(一次近似式;ΔTm=a×ΔTh+b)に基づきヘッド放熱量ΔThから対応するモータ放熱量ΔTmを求める。そして、電源オフ時のモータ蓄熱量M1からモータ放熱量ΔTmを差し引く演算を行って、電源オン時のモータ蓄熱量M2(=M1−ΔTm)を推定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動機を備える電子機器、及び該電子機器における電動機の制御方法に関する。
従来、モータなどの電動機を備える電子機器として、記録媒体(例えば用紙)に印刷を施す記録装置が知られている。この種の記録装置には、記録媒体を搬送するためのモータ(所謂紙送りモータ)及び記録ヘッドを移動させるためのモータ(所謂キャリッジモータ)などが設けられている。これら各モータは、多数の印刷ジョブを連続して処理する場合には発熱量の方が放熱量よりも多くなって過熱状態に陥ることがある。そのため、こうした記録装置では、モータの駆動態様に基づき演算したモータの蓄熱量が予め設定された蓄熱量閾値を超えた場合に、モータからの発熱を制限するための発熱制限制御が実行されるようになっていた。
ところで、記録装置の電源が遮断(電源オフ)された後、モータに蓄熱された熱が徐々に放熱される。そのため、電源オフの状態が比較的長い場合(例えば1日以上続いた場合)には、モータの放熱が十分に行われたため、記録装置の駆動が開始された時点のモータの蓄熱量は、ほぼ「0(零)」になっている。その一方で、電源オフの状態が比較的短かった場合(例えば5分程度であった場合)、モータからの放熱が十分ではない可能性があるため、記録装置の駆動が開始された時点では、モータに熱が未だ蓄積されている可能性があった。
そこで、このような記録装置では、電源オフにするために電源スイッチ(操作手段)が操作された場合、その電源オフ時におけるモータの蓄熱量が不揮発性メモリに記憶されてから電源オフするようになっている。その後、ユーザが記録装置を使用するために電源スイッチが再び操作して電源オンした場合には、不揮発性メモリから読み出された蓄熱量を初期値として、記録装置の動作開始後におけるモータの蓄熱量が演算されるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
そのため、電源オフになってから電源オンになるまでの電源オフ時間が比較的短い状態(例えば5分程度)で電源オンになった場合、不揮発性メモリから読み出された蓄熱量は、電源オンになった直後のモータの実際の蓄熱量(以下、実蓄熱量という)よりも僅かに多いだけである。したがって、特許文献1に記載の記録装置では、電源オフ時間が短い場合、モータの駆動によりモータの実蓄熱量が蓄熱量閾値以上になるタイミングに近いタイミングで上記発熱制限制御が実行されるようになっていた。
特開2003−79187号公報
ところが、特許文献1に記載の記録装置では、電源オフ時間が長くなるほど、次に電源オンになった時点のモータの蓄熱量(電源オフ時の蓄熱量)とモータの実蓄熱量とでは、大きく異なることになる。そのため、電源オフ時間が比較的長い場合には、モータの実蓄熱量が蓄熱量閾値以上になっていないにも拘わらず、演算されたモータの蓄熱量が蓄熱量閾値以上になって発熱制限制御が誤ったタイミングで実行される虞があった。この場合、発熱制限制御が実行される結果、速やかに印刷を行いたいユーザの意志に反して、印刷が開始されなかったり、印刷速度が遅くなってしまったりする虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源投入後最初の電動機の蓄熱量を適切に推定できる電子機器、及び電子機器における電動機の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、電動機と、当該電動機以外のアクチュエータと、前記アクチュエータの温度を検出する検出手段と、電子機器の動作中における前記電動機の蓄熱量を演算するとともに電子機器の動作停止後における前記電動機の蓄熱量を経過時間に基づき演算する蓄熱量演算手段と、電源のオンオフ操作を行うための操作手段と、前記操作手段の操作に基づき前記電源の投入及び遮断を制御するとともに、電子機器を動作させるときに前記電動機及び前記アクチュエータを協働で駆動させる制御手段と、前記電源の遮断に際して当該電源遮断時における前記蓄熱量を記憶手段に記憶する電源遮断時処理手段と、前記電源遮断の後、次に電源が投入されると、前記記憶手段が記憶する前記電源遮断時における前記蓄熱量と、当該電源の投入時における前記検出手段の検出温度とに基づき、電源投入後最初の前記電動機の蓄熱量を演算する電源投入時処理手段とを備えたことを要旨とする。
この発明によれば、電源の遮断に際して、電源遮断時処理手段が、電源遮断時における電動機の蓄熱量を記憶手段に記憶する。電源遮断の後、次に電源が投入されると、電源投入時処理手段は、記憶手段が記憶する電源遮断時における電動機の蓄熱量と、電源の投入時におけるアクチュエータの検出温度とに基づき、電源投入後最初の前記電動機の蓄熱量を演算する。よって、電源投入後最初の電動機の蓄熱量を適切に推定できる。
本発明の電子機器では、前記電源遮断時処理手段は、前記電源の遮断に際して当該電源遮断時における前記蓄熱量及び前記検出手段の検出温度を記憶手段に記憶し、前記電源投入時処理手段は、前記電源遮断の後、次に電源が投入されると、前記記憶手段が記憶する前記電源遮断時における前記蓄熱量及び前記検出温度と、当該電源の投入時における前記検出手段の検出温度とに基づき、電源投入後最初の前記電動機の蓄熱量を演算することが好ましい。
この構成によれば、電源遮断時処理手段が、電源遮断時における電動機の蓄熱量及び検出温度を記憶手段に記憶する。電源遮断の後、次に電源が投入されると、電源投入時処理手段は、記憶手段が記憶する電源遮断時における電動機の蓄熱量及び検出温度と、電源の投入時におけるアクチュエータの検出温度とに基づき、電源投入後最初の前記電動機の蓄熱量を演算する。よって、電源遮断時の検出温度と、電源投入時の検出温度とを用いるので、電源投入後最初の電動機の蓄熱量をより適切に推定できる。
本発明の電子機器では、前記電源投入時処理手段は、前記電源が投入されると、前記記憶手段に記憶する前記電源遮断時における検出温度と、前記電源投入時における前記検出手段の検出温度との温度差に基づいて前記電源遮断時からの経過時間における前記電動機の放熱量を演算する放熱量演算手段と、前記記憶手段に記憶する前記電源遮断時の蓄熱量から前記放熱量を減算して、前記電源投入時における蓄熱量を推定する蓄熱量推定手段とを備えたことが好ましい。
この発明によれば、電源が投入されると、電源遮断時におけるアクチュエータの検出温度と、電源投入時におけるアクチュエータの検出温度との温度差に基づいて、放熱量演算手段が、電源遮断時からの経過時間における電動機の放熱量を演算する。そして、蓄熱量推定手段は、電源遮断時の蓄熱量から放熱量を減算して、電源投入時における蓄熱量を推定する。
本発明の電子機器では、前記放熱量演算手段は、前記電源遮断時の検出温度と前記電源投入時の検出温度との温度差で示される放熱量を用いて、前記アクチュエータの経過時間に対する放熱量と、前記電動機の経過時間に対する放熱量との関係式に基づき、前記電動機の放熱量を演算することが好ましい。
この発明によれば、放熱量演算手段は、アクチュエータの経過時間に対する蓄熱量と、電動機の経過時間に対する蓄熱量との関係式に基づいて、アクチュエータの電源遮断時と電源投入時との検出温度の差である放熱量を用いて、電動機の放熱量が演算される。
本発明の電子機器では、前記制御手段は、前記蓄熱量演算手段によって演算された前記蓄熱量が予め設定された蓄熱量閾値を超えた場合、前記電動機の蓄熱量の増加を抑制する蓄熱量増加抑制制御を実行することが好ましい。
この発明によれば、電動機の蓄熱量が蓄熱量閾値を超えると、蓄熱量増加抑制制御が実行されるので、電動機の蓄熱量がそれ以上増加することを抑制できる。
本発明の電子機器では、前記制御手段は、前記蓄熱量増加抑制制御として、前記電動機の駆動を継続しつつも前記電動機の駆動の合間に一時的な休止を付与する制御を行うことが好ましい。
この発明によれば、蓄熱量増加抑制制御として、電動機の駆動は継続しつつも電動機の駆動の合間に所定時間の休止を付与する制御が行われるので、電子機器の動作を継続しつつ電動機の蓄熱量増加を効果的に抑制できる。
本発明の電子機器では、前記電子機器は記録装置であり、記録媒体に対して記録を施す記録ヘッドと、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを相対移動させる移動手段とを備え、前記電動機は前記移動手段の動力源であり、前記アクチュエータは前記記録ヘッドであることが好ましい。
この発明によれば、記録装置の電源投入時に、記録ヘッドの検出温度に基づき移動手段の動力源である電動機の蓄熱量を推定できる。
本発明は、電動機と、当該電動機以外のアクチュエータと、前記アクチュエータの温度を検出する検出手段と、電源のオンオフ操作を行うための操作手段と、前記操作手段の操作に基づく電源の投入及び遮断を制御するとともに、前記電動機と前記アクチュエータを駆動させて両者の協働で電子機器を動作させる制御手段とを備えた電子機器における電動機の制御方法であって、電子機器の動作中における前記電動機の蓄熱量を演算するとともに、電子機器の動作停止後の経過時間に基づき前記電動機の蓄熱量を演算する蓄熱量演算ステップと、前記電源の遮断に際して当該電源遮断時における前記蓄熱量を記憶手段に記憶する遮断時処理ステップと、前記電源遮断の後、前記電源が投入されると、前記記憶手段が記憶する前記電源遮断時の前記蓄熱量と、前記電源の投入後における前記検出手段の検出温度とに基づき電源投入後最初の蓄熱量を演算する蓄熱量推定ステップとを備えたことを要旨とする。この発明によれば、電子機器の発明と同様の効果が得られる。
以下、本発明の電子機器及び電動機の制御方法を具体化した一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1に示すように、電子機器としての記録装置(以下、プリンタ11と称す)は、インクジェット式プリンタであって、平面視矩形状をなす本体ケース12を備えている。この本体ケース12内には、ガイド軸13に案内されて主走査方向Xに往復動可能なキャリッジ14が設けられている。このキャリッジ14は、電動機としてのキャリッジモータ(以下、CRモータ15という)が駆動されることにより回転駆動される無端状のタイミングベルト16の一部に固定されており、CRモータ15の正逆転駆動により主走査方向Xに往復動する。
キャリッジ14の下部には、インクジェット方式の記録ヘッド17が設けられると共に、キャリッジ14の上部には、記録ヘッド17にインクを供給するためのインクカートリッジ18が着脱可能に装填されている。記録ヘッド17はその下面に開口する複数のノズルごとに吐出駆動素子を内蔵し、各吐出駆動素子が駆動されることでノズルから記録媒体としての用紙19に向かってインク滴が噴射(吐出)される。なお、インク吐出駆動方式は、吐出駆動素子として圧電素子(ピエゾ素子)を用いてインク滴を噴射する圧電方式、静電駆動素子を用いてインク滴を噴射する静電方式、さらにはヒーターで加熱してノズル内のインク中に気泡を発生させてインク滴を噴射するサーマル方式でもよい。
キャリッジ14の下方には、記録ヘッド17と用紙19との間隔(ギャップ)を規定するプラテン20が配置されている。キャリッジ14が印字を行わない休止時の待機位置となるホームポジションの直下には、記録ヘッド17のクリーニング等を行うメンテナンス装置21が配設されている。
本体ケース12の背面下部には、電動機としての紙送りモータ(以下、PFモータ22という)が配設されている。用紙19は、PFモータ22により駆動される複数対の搬送ローラによって、搬送方向(副走査方向Y下流側)へ搬送される。そして、キャリッジ14が記録ヘッド17からインク滴を噴射させながら主走査方向Xに一回移動する印字動作(記録動作)と、用紙19を次の印字位置まで所定ピッチだけ副走査方向Yへ搬送する搬送動作(紙送り動作)とが交互に行われることで、用紙19に印刷が施される。また、本体ケース12内には、ガイド軸13に沿ってリニアエンコーダ24が設けられている。リニアエンコーダ24は、キャリッジ14の移動距離に比例する数のパルスを出力し、プリンタ11ではその出力パルスを検出して把握されるキャリッジ14の移動位置、移動速度及び移動方向に基づいて、キャリッジ14の速度制御及び位置制御が行われる。なお、本実施形態では、キャリッジ14、ガイド軸13、タイミングベルト16及びCRモータ15等から構成されて記録ヘッド17を主走査方向Xへ移動させる機構と、搬送ローラ及びPFモータ22等から構成されて用紙19を副走査方向Yへ移動させる機構とにより、記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させる移動手段が構成されている。そして、CRモータ15及びPFモータ22が、移動手段の動力源として機能する。
次に、本実施形態のプリンタ11の電気的構成について図2に基づき説明する。
図2に示すように、プリンタ11は、プリンタ全体を統括制御する制御装置30を備えている。制御装置30の入力側インターフェース(図示略)には、記録ヘッド17の温度の検出する検出手段としてのヘッドサーミスタ31、リニアエンコーダ24、PFモータ22の回転を検出するロータリエンコーダ32、操作手段としての電源スイッチ35などが電気的に接続されている。また、制御装置30の出力側インターフェース(図示略)には、記録ヘッド17、CRモータ15及びPFモータ22などが電気的に接続されており、制御装置30は、記録ヘッド17、CRモータ15及びPFモータ22の駆動を個別に制御する。
制御装置30は、電源コードなどを介して交流電源60と電気的に接続される電源回路34を備えており、電源スイッチ35のオンオフ操作に基づくオンオフ信号に基づいて電源回路34を制御して、電源の投入及び電源の遮断を制御する。また、制御装置30は、記録ヘッド17を駆動制御するためのヘッドドライバ36と、CRモータ15を駆動制御するためのCR用モータドライバ37と、PFモータ22を駆動制御するためのPF用モータドライバ38と、マイクロコンピュータなどから構成される制御回路40とを備えている。なお、電源回路34は、交流電源60(例えば100V)から入力した交流電圧を所定の直流電圧に変換し、各ドライバ36,37,38や制御回路40に、それぞれに対応する電圧値の直流電圧を個別に供給する。
制御回路40は、CPU、ROM、RAM、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及び不揮発性メモリ(例えばEEPROM)などを備えた構成とされている。そして、制御回路40は、ハードウェア及びソフトウェアのうち少なくとも一方により機能が実現される機能部分として、制御部41、ヘッド用制御部42、CR用モータ制御部43、CR用蓄熱量演算部44、CR用メモリ45、CR用タイマ46、PF用モータ制御部47、PF用蓄熱量演算部48、PF用メモリ49及びPF用タイマ50を備えている。
また、本実施形態のプリンタ11は、ホスト装置70と通信ケーブル55を介して通信可能に構成され、ホスト装置70内のプリンタドライバ71から送信される印刷データを受信する。また、プリンタ11はメモリカードスロットにセットされたメモリカードから読み込んだ画像の印刷も可能となっている。ホスト装置70は、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)からなり、時計機能を実現する時計回路72を備えている。プリンタ11は電源オン状態において時計回路72が出力する時刻情報としての時刻データをホスト装置70から受信可能に構成されている。
制御部41は、ホスト装置70から通信インターフェイス51を介して印刷データを受信すると、それをラスタデータとコマンドとに分け、ラスタデータをヘッド用制御部42に転送すると共に、コマンドに従ってキャリッジ動作及び搬送動作(紙送り動作)のためのモータ制御を各モータ制御部43,47に指示する。
また、制御部41は、電源オフ中に電源スイッチ35がオン操作されたときのオン信号を入力した場合には電力供給が開始されるように電源回路34を制御する。一方、制御部41は、電源オン中に電源スイッチ35がオフ操作されたときのオフ信号を入力した場合には電力供給を遮断すべく電源回路34を制御する。
ヘッド用制御部42は、制御部41から転送されたラスタデータをヘッドドライバ36へ出力して、ヘッドドライバ36にラスタデータに基づく記録ヘッド17(つまり内蔵された吐出駆動素子)の駆動制御を行わせ、各ノズルからインク滴を噴射させる。
各モータ制御部43,47は、制御部41からの制御指令に基づきモータドライバ37,38を介してモータ15,22の回転方向、駆動量、駆動速度などをそれぞれ制御する。CR用モータ制御部43は、リニアエンコーダ24からの入力パルスに基づきCRモータ15の駆動速度(回転速度)を検出しており、検出したその駆動速度に関する情報をCR用蓄熱量演算部44に転送する。また、PF用モータ制御部47は、紙送り機構の回転軸に設けられたロータリエンコーダ32からの入力パルスに基づきPFモータ22の駆動速度(回転速度)を検出しており、検出したPFモータ22の駆動速度に関する情報をPF用蓄熱量演算部48に転送する。
各蓄熱量演算部44,48は、各モータ15,22の蓄熱量を個別に演算する。CR用蓄熱量演算部44は、キャリッジ14を一方向へ一回移動させる1パスの印字動作を行った場合、その1パスの印字動作に要したCRモータ15の駆動時間をCR用タイマ46から取得する。そして、CR用蓄熱量演算部44は、CR用モータ制御部43から取得したCRモータ15の駆動速度(定速度)と、CR用タイマ46から取得した1パス分の駆動時間とに基づいて、ROM又は不揮発性メモリ等のメモリの所定領域に記憶されたテーブル(例えば図3に示すテーブルHT)を参照して、CRモータ15のキャリッジ1パス当たりの発熱量を演算する。
また、PF用蓄熱量演算部48は、PFモータ22の一回駆動されたときの駆動時間をPF用タイマ50から取得する。そして、PF用蓄熱量演算部48は、PF用モータ制御部47から取得したPFモータ22の駆動速度と、PF用タイマ50から取得した一回駆動当たりの駆動時間とに基づいて、ROM又は不揮発性メモリ等のメモリの所定領域に記憶されたテーブル(例えば図3に示すものと同様のPF用のテーブルHT)を参照して、PFモータ22の紙送り一回当たりの発熱量を演算する。
各メモリ45,49は、電源オフになっても消去されるべきではない情報が記憶される記憶領域であって、不揮発性メモリによりそれぞれ構成されている。
各タイマ46,50は、クロック回路からのクロック信号等に基づき計数処理を行うカウンタ、あるいはタイマ処理用のプログラムを実行するCPUにより構成されている。各タイマ46,50は、モータ15,22の一駆動当たりの駆動時間を計時する他、蓄熱量演算部44,48がモータ蓄熱量を前回演算した時点からの経過時間を計時する。蓄熱量演算部44,48は、その経過時間が単位時間に達する度に、それまでモータ15,22の一駆動ごとに積算した発熱量の積算値(単位時間当たりのモータ発熱量)を、前回のモータ蓄熱量に加えるなどの所定の演算を行って、モータ蓄熱量を単位時間ごとに更新する。
次に、CRモータ15の一駆動当たりの発熱量をCR用蓄熱量演算部44が演算する際に使用するテーブルHTについて、図3に基づき説明する。図3に示すテーブルHTは、CRモータ15の駆動速度Vn(nは、「0(零)」以上の正数)と、CRモータ15の駆動時間STm(mは「0(零)」以上の正数)とから、1回(1パス)の印字動作当たりのCRモータ15の発熱量GQnmを推定するためのテーブルである。つまり、1パスにおけるCRモータ15の駆動速度と駆動時間とから、テーブルHTを参照することで、CRモータ15のその1パス当たりの発熱量GQnmを取得できる。具体的には、CR用蓄熱量演算部44は、キャリッジ14の1回の印刷動作が終了したことを契機に転送されてくる駆動速度V1、及びCR用タイマ46から取得した駆動時間ST0に対応するCRモータ15の発熱量GQ10を図2に示すテーブルHTから読み出す。また、他の方法としては、モータを駆動する前に1パスの発熱量GQnmを演算してもよく、印刷データに基づき特定される印刷開始位置と印刷終了位置から、そのパスの移動距離が分かるので、その移動距離とそのとき適用されている印刷モードに応じた駆動速度とから駆動時間を求めることができる。駆動速度は、印刷モードに応じた駆動速度を用いる。なお、PFモータ22のように、用紙19の移動距離(搬送距離)に応じて駆動速度が変わる場合は、その移動距離に応じた駆動速度を用いればよい。このように一駆動分の発熱量GQnmを事前に求められれば、次回の一駆動を行う前にモータ蓄熱量が所定の閾値を超えるか否かの判断を事前に行えるので、閾値を超えなくなるまでCRモータ15を休止させることにより、後述する発熱制限制御を効果的に行うことができる。
本実施形態では、紙送り一回当たりのPFモータ22の発熱量を求めるためのテーブル(図示せず)もROM又は不揮発性メモリの所定領域に記憶されている。そして、PF用蓄熱量演算部48は、PFモータ22の駆動終了時に転送されてきたPFモータ22の駆動速度、及びPF用タイマ50から取得した駆動時間に対応するPFモータ22の発熱量をPFモータ22用のテーブルから読み出す。
モータ蓄熱量算出用の計算式として、印刷動作中に使用される発熱系の計算式と、待機時に使用される放熱系の計算式とがメモリに記憶されている。発熱系の場合、今回のモータ蓄熱量Mpreを求める計算式は、前回の蓄熱量Mlastを用いて、次式で示される。
Mpre=Mlast×αm+ΔM … (1)
ここで、αmはモータの放熱係数、ΔMは単位時間To当たりの発熱量である。放熱係数は、単位時間To経過前後における蓄熱量の比率(0<αm<1)を示す係数であって、本実施形態では実験により求めた値を採用している。前述のようにモータの駆動速度と駆動時間とから、テーブルHTを参照して得られる1パス分の発熱量GQjk(j=1〜n;k=1〜m)を毎パス積算し、単位時間Toを経過する度にそれまでの積算値(GQjk(1)+GQjk(2)+…+GQjk(N))を、単位時間To当たりの発熱量ΔMとする。そして、この単位時間To当たりの発熱量ΔMを用いて、上記(1)式に従って今回のモータ蓄熱量Mpreを演算する。発熱量ΔMは単位時間Toごとにリセットされる。例えば単位時間To経過時点で、キャリッジ14が移動中の場合がありうるが、ルールさえ決めてあれば、そのパスの発熱量GQjkは、今回分に入れても、次回分に入れてもどちらでもよい。また、単位時間Toは適宜設定でき、本実施形態では、例えば10秒〜2分の範囲内の値(例えば1分)に設定している。
また、待機時(非印刷動作時)における放熱系の計算式は、次式で与えられる。
Mpre=Mlast×αm^(T/To) …(2)
ここで、Tは前回の蓄熱量Mpreを演算した時点からの経過時間である。また、式(2)中の演算記号「^」は累乗を示す。電源オン中はモータの駆動停止後、上記(2)式の演算は、単位時間Toごとに実行されるので、今回のモータ蓄熱量Mpreは、式 Mpre=Mlast×αm により与えられる。
次に、本実施形態の制御回路40(制御部41)が実行する各制御処理について図4、図5に示すグラフ、及び図6〜図8に示すフローチャートに基づき説明する。図4に示すグラフは、電源オフ後に電源オンするような電源オフ期間を挟んだ過程において、時間tとモータ蓄熱量との関係(同図の上段)、及び時間tとヘッドサーミスタ温度(ヘッド温度)との関係(同図の下段)を示したものである。図5に示すグラフは、ヘッド放熱量とモータ放熱量との関係を示すグラフである。また、図6は、電源オン中に所定周期(単位時間To)毎に実行される蓄熱量演算処理ルーチンを示す。図7は、電源スイッチ35がオフ操作された場合に実行される電源オフ時処理ルーチン、図8は、前述の電源オフ時処理ルーチンを終えた電源オフ後、次回、電源スイッチ35がオン操作されたときに実行される電源オン時処理ルーチンを示す。また、タイマ46,50の計時動作が停止している電源オフ中の経過時間(電源オフ時間)は把握できないので、図7及び図8に示された各処理ルーチンを実行することにより、電源オン時のモータ蓄熱量を推定するようにしている。なお、図4及び図5のグラフ、図7及び図8のフローチャートにおいては、電源オフ時の蓄熱量MpreをM1、電源オン時の蓄熱量MpreをM2と示し、電源オフ時のヘッド温度HをH1、電源オン時のヘッド温度HをH2と示している。
まず始めに、蓄熱量演算処理について図6に示すフローチャートに基づき説明する。
さて、制御部41は、プリンタ11が電源オン状態にあるときに蓄熱量演算処理を単位時間毎に実行する。この蓄熱量演算処理において、まず、制御部41は、印刷中であるか否かを判定する(ステップS1)。例えばプリンタ11が印刷データを受信して印刷動作を開始する際に印刷中フラグがオンされ、印刷動作が全て終了すると印刷中フラグがオフされる。制御部41は、この印刷中フラグの値から印刷中であるか否かを判定する。なお、印刷中フラグは、例えば電源オン直後の初期設定のためにCRモータ15が駆動されるときなど、発熱を無視できない印刷以外のモータ駆動時にもオンされる。
ステップS1の判定結果が肯定判定、すなわち印刷中である場合、制御部41からの指示に従ってCR用蓄熱量演算部44は、上記(1)式を用いた第1演算(発熱系演算)を行ってCRモータ15の蓄熱量Mpreを求め、該蓄熱量MpreをRAMの所定領域に記憶する(ステップS2)。具体的には、CR用蓄熱量演算部44は、キャリッジ14の1回(本例では1パス)の駆動が終了したことを契機に転送されてきた駆動速度Vj及び駆動時間STkに対応するCRモータ15の発熱量GQjkを図3に示すテーブルHTから読み出す。そして、この発熱量GQjkを毎パス(毎駆動)積算しており、単位時間Toを経過する度に、それまでの積算値(GQjk(1)+GQjk(2)+…+GQjk(N))を単位時間当たりの発熱量ΔMとして取得する。CR用蓄熱量演算部44は、RAMの所定領域に記憶された前回の蓄熱量Mlastを読み出し、上記(1)式に基づく計算を行って、今回の蓄熱量Mpre(=Mlast×αm+ΔM)を取得する。そして、この蓄熱量MpreをRAMの所定領域に上書き記憶する。
一方、判定結果が否定判定、すなわち印刷中でない場合、制御部41からの指示に従ってCR用蓄熱量演算部44は、上記(2)式を用いた第2演算(放熱系演算)を行ってCRモータ15の蓄熱量Mpreを求め、該蓄熱量MpreをRAMの所定領域に記憶する(ステップS3)。具体的には、CR用蓄熱量演算部44は、単位時間Toごとに前回の蓄熱量MlastをRAMから読み出し、今回の蓄熱量Mpre(=Mlast×αm)を演算するとともに、これをRAMの所定領域に上書き記憶する。なお、本実施形態では、CR用蓄熱量演算部44が蓄熱量演算手段を構成し、またステップS2,S3が蓄熱量演算ステップに相当する。
続いて、制御部41は、CRモータ15の現時点の蓄熱量Mp reが予め設定された蓄熱量閾値MKを超えるか否かを判定する(ステップS4)。この蓄熱量閾値MKは、CRモータ15が過熱状態になることを回避するために後述する発熱制限制御を実行するか否かを判断するための閾値であって、実験やシミュレーションなどによって予め設定される。ステップS4の判定結果が否定判定(Mpre≦MK)である場合、制御部41は、蓄熱量演算処理ルーチンを終了する。一方、ステップS4の判定結果が肯定判定(Mpre>MK)である場合、制御部41からの制御指令に基づきCR用モータ制御部43は、CRモータ15の蓄熱量Mpreの増加を抑制する発熱制限制御(蓄熱量増加抑制制御)を実行する(ステップS5)。本実施形態では、CR用モータ制御部43は、1回(本例では1パス)の駆動の合間(キャリッジ反転時)に所定時間(例えば0.2〜3秒の範囲内の値)だけCRモータ15に休止を付与し、CRモータ15の発熱を小さく制限する発熱制限制御を実行する。このため、発熱制限制御が開始されても、印刷は継続され、一駆動毎(1パス毎)に所定時間の休止が付与されることでCRモータ15の発熱が制限される。なお、発熱制限制御は、CRモータ15の発熱を制限できる限りにおいて適宜な制御を採用でき、例えば印刷時におけるCRモータ15の駆動速度Vnを通常時より遅くする制御であってもよい。
例えば印刷動作が開始されてCRモータ15が駆動されると、図4の上段に示すように、モータ蓄熱量Mpreは時間の経過と共に上昇し、その値が蓄熱量閾値MKを超えると、CRモータ15の発熱制限制御が実行される。この発熱制限制御の実行中は、CRモータ15の蓄熱量Mpreの増加が抑制される。その後、印刷が終了してCRモータ15の駆動が停止すると、その停止時点からモータ蓄熱量Mpreは経過時間Tと共に指数関数的に漸減する。
ここで、シリアルプリンタである本実施形態のプリンタ11では、キャリッジ14の移動と用紙の搬送動作とが略交互に行われることで印刷動作が進められる。このとき、キャリッジ14の移動途中に記録ヘッド17が駆動されてノズルからインク滴が噴射される。このように印刷動作は、CRモータ15とPFモータ22と記録ヘッド17との協働で実現されるため、これら3つのアクチュエータの各温度(蓄熱量)には、一つが温度上昇すれば他の二つも温度上昇し、一つが温度降下すれば他の二つも温度降下するという対応関係が成立している。このため、図4の下段に示すように、記録ヘッド17の温度を検出しているヘッドサーミスタ31の検出温度であるヘッドサーミスタ温度(以下、ヘッド温度という)は、モータ蓄熱量Mpreの変化と対応するように変化する。
ところで、電源オフにより電力供給が停止されると、蓄熱量演算部44,48の演算、及びタイマ46,50の計時動作が停止する。このため、次回、プリンタ11が電源オンされたときにはその間の電源オフ時間を把握できないので、上記(2)式の蓄熱量演算式によるモータ蓄熱量Mpreの算出が不可能となる。もっとも、ホスト装置70から電源オフ時と電源オン時の時刻データを取得すれば電源オフ時間は分かるが、ホスト装置70と接続されることなくプリンタ11が単独(スタンドアロン)で使用される場合や、ホスト装置70の時計回路72の時刻が電源オフ中に変更された場合には対応できない。そこで、本実施形態では、ヘッド放熱量とモータ放熱量との間に一定の関係があることを利用し、電源オフ期間におけるヘッド放熱量ΔThから電源オフ期間におけるモータ放熱量ΔTmを求め、電源オフ時のモータ蓄熱量M1とモータ放熱量ΔTmとを用いて、電源オン時のモータ蓄熱量M2を推定する。この電源オン時におけるモータ蓄熱量M2の推定のために、電源オフ時に図7に示す電源オフ時処理ルーチン、電源オン時に図8に示す電源オン時処理ルーチンをそれぞれ実行する。
電源オン中において、制御部41は、ヘッドサーミスタ31が検出したヘッド検出温度が所定の温度閾値を超えると、記録ヘッド17の異常過熱と判断してプリンタ11の印刷動作を強制的に停止させる。このようにヘッドサーミスタ31は、記録ヘッド17の異常過熱を検出するために設けられたものである。
ここで、モータ放熱量ΔTmとヘッド放熱量ΔThとの関係について説明する。
図4に示すように、電源オフ後において、モータ蓄熱量Mpreとヘッド温度Hは、共に指数関数的に漸減し、それぞれの値は放熱系の計算式で表される。
すなわち、モータ蓄熱量Mpreは、前記(2)式により、Mpre=Mlast×αm^(T/To) で示される。一方、ヘッド蓄熱量Hpreは、同様に、Hpre=Hlast×αm^(T/To) で示される。
よって、電源オフ時から時間Tを経過した時点におけるモータ放熱量ΔTmは、次式で与えられる。
ΔTm=M1−M2=M1・(1−αm^T) … (3)
また、電源オフ時から時間Tを経過した時点におけるヘッド放熱量ΔThは、次式で与えられる。
ΔTh=H1−H2=H1・(1−αh^T) … (4)
ここで、αhは記録ヘッド17の放熱係数(0<αh<1)である。放熱係数αhは、単位時間To経過前後のヘッド蓄熱量の比率を示す係数であって、本実施形態では実験により求めた値を採用している。
よって、上記(3)式及び(4)式から、変数である時間Tを消去すると、モータ放熱量ΔTmとヘッド放熱量ΔThとの関係式(関数ΔTm=f(ΔTh))が得られ、ΔTmとΔThとの間には一定の関係が成立する。
図5に示すグラフは、関数ΔTm=f(ΔTh)を一次式で近似したものであり、横軸がヘッド放熱量ΔTh、縦軸がモータ放熱量ΔTmである。この一次式のグラフは、次式で示される。
ΔTm=a×ΔTh+b … (5)
ここで、a,bは定数である。本実施形態では、定数a,bは、実験で求められた値を採用している。もっとも、ΔTmとΔThとの関係を示す近似式で示された関係式は一次式に限定されず、二次式あるいは三次以上の多次式を採用してもよい。
一次式を実験で求める方法の一例としては次の方法が挙げられる。プリンタ11に一定時間の印刷動作を行わせた後、その動作停止時点におけるモータ蓄熱量Mpreとヘッド蓄熱量Hpreとを測定し、その後、停止時点からの所定経過時間毎に測定した放熱量の測定値(ΔTm,ΔTh)をプロットし、各プロット点を直線近似して定数a,bを特定して一次式を求める。このとき、プリンタ11を複数の異なる動作時間で駆動させて、動作時間の異なる各条件毎に一次式を求めて定数a,bの最適化を図ることが望ましい。また、環境温度や動作条件(印刷モード等)に応じた定数a,bを求め、環境温度や動作条件に応じて使用する定数a,bを選択する構成としてもよい。
本実施形態では、上記(5)式が、不揮発性のCR用メモリ45に記憶されている。よって、電源オフ時のヘッド温度H1と、電源オン時のヘッド温度H2とから、ヘッド放熱量ΔTh(=H1−H2)が分かれば、上記(5)式で示される一次式に基づいて、モータ放熱量ΔTmを求めることができる。そして、電源オフ時のモータ蓄熱量M1からモータ放熱量ΔTmを差し引くことで、電源オン時のモータ蓄熱量M2を算出している(M2=M1−ΔTm)。
電源オフ後、次に電源オンされたときのモータ蓄熱量Mpre(初期値)を求める方法を、以下に説明する。まず電源オフ時処理ルーチンについて、図7に示すフローチャートに基づき説明する。
さて、制御部41は、電源オン中に電源スイッチ35のオフ操作を検出すると、電源オフ時処理ルーチンを実行する。制御部41は、RAMの所定領域から現時点の蓄熱量Mpreを読み出し、これを電源オフ時のモータ蓄熱量M1として不揮発性のCR用メモリ45に記憶するとともに、ヘッドサーミスタ31が検出している電源オフ時のヘッド温度H1を同じくCR用メモリ45に記憶する(ステップS11)。したがって、本実施形態では、CR用メモリ45が記憶手段として機能する。また、電源オフ時処理ルーチンを実行する制御部41が電源遮断時処理手段を構成し、ステップS11が電源遮断時処理ステップに相当する。
次に、電源オン時処理ルーチンについて、図8に示すフローチャートに基づき説明する。さて、制御部41は、電源オフ中に電源スイッチ35のオン操作を検出すると、電源オン時処理ルーチンを実行する。まず、制御部41は、ヘッドサーミスタ31から電源オン時のヘッド温度H2を取得する(ステップS21)。続いて電源オフ時のモータ蓄熱量M1とヘッド温度H1とを、CR用メモリ45から読み出す(ステップS22)。
次に、CR用蓄熱量演算部44は、制御部41の指示に従って、ヘッド温度H1,H2を用いて電源オン時のモータ蓄熱量M2(=M1−(a×(H1−H2)+b))を演算する(ステップS23)。すなわち、ヘッド温度H1,H2から定まるヘッド放熱量ΔTh(=H1−H2)を基に、上記(5)式で示される一次式を用いて、モータ放熱量ΔTm(=a×ΔTh+b)を算出する。そして、モータ蓄熱量M1からモータ放熱量ΔTmを差し引いて電源オン時のモータ蓄熱量M2を算出する(M2=M1−ΔTm)。
CR用蓄熱量演算部44は、ステップS23で算出したモータ蓄熱量M2を、電源オン後最初のモータ蓄熱量Mpre(初期値)として、RAMの所定領域に記憶する。そして、CR用蓄熱量演算部44は、電源オン時の蓄熱量M2が決まると、以後は、図6に示す蓄熱量演算処理を実行して、単位時間ごとにモータ蓄熱量Mpreを算出する。そして、モータ蓄熱量Mpreが蓄熱量閾値MKを超えた場合には、発熱制限制御を実行する。なお、ステップS21〜S23を実行する制御部41及びCR用蓄熱量演算部44が電源投入時処理手段を構成し、また、ステップS21〜S23が電源投入時処理ステップに相当する。また、ステップS23のうち、ヘッド温度H1,H2から定まるヘッド放熱量ΔTh(=H1−H2)を用いて、上記(5)式で示される一次式に基づき、モータ放熱量ΔTm(=a×ΔTh+b)を演算するCR用蓄熱量演算部44により、放熱量演算手段が構成される。さらに、ステップS23のうち、電源オフ時のモータ蓄熱量M1からモータ放熱量ΔTmを減算して電源オン時のモータ蓄熱量M2を推定するCR用蓄熱量演算部44により、蓄熱量推定手段が構成される。
また、本実施形態では、PFモータ22についても発熱制限制御を行っている。PFモータ22の蓄熱量の演算は、CRモータ15の蓄熱量の演算方法と同様の方法を採用している。すなわち、印刷中の発熱系においては、図3と同様のPF用のテーブルを参照して一駆動ごとの駆動速度と駆動時間とに基づきPFモータ22の一駆動当たりの発熱量GQjkを求め、毎駆動ごとに発熱量GQjkを積算する。そして、単位時間ごとの積算値である発熱量ΔMと電源オフ時のモータ蓄熱量M1とを用いて、前記(1)式に基づいて電源オン時のモータ蓄熱量M2を算出する。また、待機中の放熱系においては、単位時間ごとに、前回のモータ蓄熱量MlastにPFモータ22の放熱係数αmを乗じて求める(Mpre=Mlast×αm)。そして、モータ蓄熱量MpreがPF用の蓄熱量閾値MKを超えると、PFモータ22の駆動の合間に休止を入れる発熱制限制御を実行する。そして、図7及び図8に示すものと同様のフローチャートに従って、電源オフ時に蓄熱量M1及びヘッド温度H1をPF用メモリ49に記憶し、次の電源オン時にヘッド温度H1,H2に基づき求めたヘッド放熱量ΔThを用いて上記(5)式の一次式(但しPF用の一次式)に基づいてモータ放熱量ΔTmを算出し、モータ蓄熱量M1からモータ放熱量ΔTmを差し引いて、電源オン時のモータ蓄熱量M2求める。なお、この場合、PF用メモリ49が記憶手段を構成し、制御部41及びPF用蓄熱量演算部48が電源投入時処理手段を構成し、さらにステップS21〜S23が、電源投入時処理ステップに相当する。
以上詳述したように本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)電源オン時にヘッド温度H1,H2に基づきヘッド放熱量ΔThを求め、ヘッド放熱量ΔThを用いて、ヘッド放熱量ΔThとモータ放熱量ΔTmとの相関関係を示す一次式(近似式)に基づきモータ放熱量ΔTmを求め、これを電源オフ時のモータ蓄熱量M1から差し引いて、電源オン後最初のモータ蓄熱量M2を推定した。このように電源オン時のモータ蓄熱量M2を比較的正確に推定できる。したがって、モータが十分放熱しているにも関わらず、電源オフ時の蓄熱量を常に電源オン時に採用する従来技術で問題となっていた、印刷動作開始後少しのモータ温度上昇で発熱制限制御が実行されて印刷スループットが低下する事態を回避できる。
(2)電源オン時のモータ蓄熱量M2を比較的正確に推定できるので、プリンタ11にRTC(Real Time Clock)のような計時手段を設けなくてもよい。
(3)また、ホスト装置70からの時刻情報を用いないので、電源オフ中に仮にユーザがホスト装置70の時計回路72の時刻を進めたり遅らせたりしても、電源オン時のモータ蓄熱量M2を正確に推定できる。さらに、プリンタ11がホスト装置70と接続されず単独(スタンドアロン)で使用されたときにも、電源オン時のモータ蓄熱量M2を把握できる。また、PFモータ22の蓄熱量の演算についても同様の効果が得られる。
上記実施形態は以下の態様に変更してもよい。
(変形例1)前記実施形態では、近似式である一次式((5)式)を用いて、ヘッド放熱量ΔThからモータ放熱量ΔTmを算出する構成であったが、テーブルを用いてもよい。例えば図9に示すように、ヘッド放熱量ΔThとモータ放熱量ΔTmとの関係を示すテーブルXTを参照して、電源オン時にヘッド温度H1,H2から算出したヘッド放熱量ΔTh(=H1−H2)から、モータ放熱量ΔTmを取得する。図9の例では、ヘッド放熱量ΔThが10℃毎に設定されているが、実際には1〜5℃の範囲内の値ごとに設定されることが好ましい。このようにテーブルを使用する場合、テーブルXTにないヘッド放熱量ΔThに対応するモータ放熱量ΔTmについては線形補間により求めてもよい。
(変形例2)前記実施形態において、ヘッド放熱量ΔThから求めたモータ放熱量ΔTmを、モータ蓄熱量M1から差し引くことで電源オン時のモータ蓄熱量M2を推定したが、電源オン時のヘッド温度H2からモータ蓄熱量M2を求めてもよい。例えば図10に示すように、電源オン時におけるヘッド温度H2とモータ蓄熱量M2との関係を示すテーブルYTを不揮発性のメモリ45,49に記憶しておき、ヘッド温度H2からテーブルYTを参照することで対応するモータ蓄熱量M2を取得する構成でもよい。図10に示すテーブルYTは、環境温度が20℃の場合の例であり、ヘッド温度H2が環境温度以下においてはモータ蓄熱量M2が「0℃」となる。ヘッド温度H2は、実際には環境温度までしか降温しないが、環境温度の演算値と実際の環境温度がずれていた場合(例えば演算値より実温度の方が低温の場合)、環境温度20℃用のテーブルYTを使用してヘッド温度H2が10℃になる場合もありうるので、環境温度未満のデータも設定している。このようにテーブルYTは環境温度ごとに複数用意され、その時の環境温度に応じたテーブルを使用する。環境温度の検出方法としては、例えばモータ駆動停止後の放熱過程において、モータ蓄熱量Mpreが一定の値に収束してモータが十分降温したとみなしたときのヘッド温度Hを採用すればよい。また、例えばヘッド温度の収束した値をもって決めたり、あるいは収束してからさらに設定時間(例えば20分)経過後のヘッド温度Hとしたり、モータ駆動停止後に設定時間(例えば60分)を経過した時点のヘッド温度Hとしてもよい。さらには例えば過去所定期間(例えば10日)において直近の所定回数の電源投入時のヘッド検出温度のうちの最低温度、あるいは低温側の複数個の温度データの平均値を、環境温度とする方法などが挙げられる。
(変形例3)環境温度は上記変形例2で述べた方法で特定できるので、ヘッド温度H2から環境温度を差し引いて電源オン時のヘッド蓄熱量を求め、そのヘッド蓄熱量とモータ蓄熱量との相関関係を示す関係式(近似の一次式)又はテーブルを用いて、電源オン時のヘッド蓄熱量から電源オン時のモータ蓄熱量M2を求める方法も採用できる。
(変形例4)前記実施形態において、検出手段としてのサーミスタを備えたアクチュエータは、記録ヘッド17に限定されない。例えば電動機以外のアクチュエータはPFモータ22であってもよい。すなわち、PFモータ22にその温度を検出する温度センサ(検出手段)が設けられ、温度センサが検出したPFモータ22のモータ温度を用いて、電源オン時のCRモータ15(電動機)の蓄熱量M2(初期値)を求める構成を採用できる。この構成においても、CRモータ15とPFモータ22が共に協働して印刷動作を行うアクチュエータであるので、双方のモータ温度が所定の相関関係を有するので、PFモータ22のモータ放熱量ΔTpfから求めた対応するCRモータ15のモータ放熱量ΔTcrを用いて、電源オン時のモータ蓄熱量M2(=M1−ΔTcr)を推定できる。また、この逆に、PFモータ22を電動機、CRモータ15を電動機以外のアクチュエータとし、CRモータ15の温度を検出する温度センサ(検出手段)の検出温度(CRモータ温度)を用いて、モータ放熱量ΔTcrとΔTpfの相関関係から、電源オン時におけるPFモータ22の蓄熱量M2を推定する構成も採用できる。
(変形例5)前記実施形態において、駆動速度と駆動時間とからテーブルを参照して一駆動当たりの発熱量を求めたが、モータの電流値から実効電流値を求めて、実効電流値を用いて発熱量を演算する構成も採用できる。
(変形例6)前記実施形態において、蓄熱量増加抑制制御は、CRモータ15の駆動の合間に休止を付与する制御ではなく、印刷を強制的に停止させる制御でもよい。この場合、モータ蓄熱量Mpreが復帰許容閾値(例えば蓄熱量閾値MKの半分の値)以下になった場合に、印刷を再開させることが望ましい。また、プリンタ11内にCRモータ15を冷却させるためのファンを設け、ファンを駆動させることを蓄熱量増加抑制制御としてもよい。
(変形例7)前記実施形態において、モータ蓄熱量の適用は発熱制限制御に限定されない。例えば発熱制限制御以外の他の制御に用いてもよい。また、例えばモータの診断のためにモータ蓄熱量を用いる構成も採用できる。さらにモータ蓄熱量に応じて印刷モードを選択する構成も採用できる。
(変形例8)上記実施形態において、プリンタ11を、用紙19の搬送方向(前後方向)と交差する方向において記録ヘッド17が用紙幅方向長さ相当の長さを有する、いわゆるフルラインタイプのプリンタに具体化してもよい。
(変形例9)また、プリンタ11を、ドットインパクト式のプリンタに具体化してもよいし、レーザー式のプリンタに具体化してもよい。
(変形例10)上記各実施形態において、電動機(モータ)を備えた構成であればプリンタ以外の電子機器に具体化してもよく、例えばスキャナ等にも適用できる。
一実施形態におけるプリンタの概略斜視図。 プリンタの電気的構成を示すブロック図。 モータの駆動速度と駆動時間から単位駆動当たりの発熱量を求めるためのテーブル。 経過時間に対するモータ蓄熱量とヘッドサーミスタ温度の変化の様子をそれぞれ示すグラフ。 ヘッド放熱量とモータ放熱量との関係を示すグラフ。 蓄熱量演算処理ルーチンを示すフローチャート。 電源オフ時処理ルーチンを示すフローチャート。 電源オン時処理ルーチンを示すフローチャート。 変形例におけるテーブル図。 図9と異なる変形例におけるテーブル図。
符号の説明
11…電子機器としてのプリンタ(記録装置)、15…電動機としてのCRモータ、17…アクチュエータとしての記録ヘッド、22…電動機としてのPFモータ、31…ヘッドサーミスタ、34…電源回路(電源)、35…操作手段としての電源スイッチ、40…制御回路、41…電源遮断時処理手段、電源投入時処理手段及び制御手段を構成する制御部、42…制御手段を構成するヘッド用制御部、43…制御手段を構成するCR用モータ制御部、44…電源投入時処理手段を構成するとともに蓄熱量演算手段、放熱量演算手段及び蓄熱量推定手段としてのCR用蓄熱量演算部、45…記憶手段としてのCR用メモリ、46…CR用タイマ、47…制御手段を構成するPF用モータ制御部、48…電源投入時処理手段を構成するとともに蓄熱量演算手段、放熱量演算手段及び蓄熱量推定手段としてのPF用蓄熱量演算部、49…記憶手段としてのPF用メモリ、50…PF用タイマ、70…ホスト装置、71…プリンタドライバ、72…時計回路、Mpre…今回の蓄熱量、Mlast…前回の蓄熱量、M1…電源遮断時の電動機の蓄熱量としての電源オフ時のモータ蓄熱量、M2…電源投入時の電動機の蓄熱量としての電源オン時のモータ蓄熱量、αm…放熱係数、αh…放熱係数、To…単位時間、MK…蓄熱量閾値、H1…電源遮断時の検出温度としての電源オフ時のヘッド温度、H2…電源投入時の検出温度としての電源オン時のヘッド温度、ΔTh…ヘッド放熱量、ΔTm…モータ放熱量。

Claims (8)

  1. 電動機と、
    当該電動機以外のアクチュエータと、
    前記アクチュエータの温度を検出する検出手段と、
    電子機器の動作中における前記電動機の蓄熱量を演算するとともに電子機器の動作停止後における前記電動機の蓄熱量を経過時間に基づき演算する蓄熱量演算手段と、
    電源のオンオフ操作を行うための操作手段と、
    前記操作手段の操作に基づき前記電源の投入及び遮断を制御するとともに、電子機器を動作させるときに前記電動機及び前記アクチュエータを協働で駆動させる制御手段と、
    前記電源の遮断に際して当該電源遮断時における前記蓄熱量を記憶手段に記憶する電源遮断時処理手段と、
    前記電源遮断の後、次に電源が投入されると、前記記憶手段が記憶する前記電源遮断時における前記蓄熱量と、当該電源の投入時における前記検出手段の検出温度とに基づき、電源投入後最初の前記電動機の蓄熱量を演算する電源投入時処理手段と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記電源遮断時処理手段は、前記電源の遮断に際して当該電源遮断時における前記蓄熱量及び前記検出手段の検出温度を記憶手段に記憶し、
    前記電源投入時処理手段は、前記電源遮断の後、次に電源が投入されると、前記記憶手段が記憶する前記電源遮断時における前記蓄熱量及び前記検出温度と、当該電源の投入時における前記検出手段の検出温度とに基づき、電源投入後最初の前記電動機の蓄熱量を演算することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電源投入時処理手段は、前記電源が投入されると、前記記憶手段に記憶する前記電源遮断時における検出温度と、前記電源投入時における前記検出手段の検出温度との温度差に基づいて前記電源遮断時からの経過時間における前記電動機の放熱量を演算する放熱量演算手段と、
    前記記憶手段に記憶する前記電源遮断時の蓄熱量から前記放熱量を減算して、前記電源投入時における蓄熱量を推定する蓄熱量推定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記放熱量演算手段は、前記電源遮断時の検出温度と前記電源投入時の検出温度との温度差で示される放熱量を用いて、前記アクチュエータの経過時間に対する放熱量と、前記電動機の経過時間に対する放熱量との関係式に基づき、前記電動機の放熱量を演算することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記蓄熱量演算手段によって演算された前記蓄熱量が予め設定された蓄熱量閾値を超えた場合、前記電動機の蓄熱量の増加を抑制する蓄熱量増加抑制制御を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、前記蓄熱量増加抑制制御として、前記電動機の駆動を継続しつつも前記電動機の駆動の合間に一時的な休止を付与する制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記電子機器は記録装置であり、記録媒体に対して記録を施す記録ヘッドと、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを相対移動させる移動手段とを備え、前記電動機は前記移動手段の動力源であり、前記アクチュエータは前記記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 電動機と、当該電動機以外のアクチュエータと、前記アクチュエータの温度を検出する検出手段と、電源のオンオフ操作をおこなうための操作手段と、前記操作手段の操作に基づく電源の投入及び遮断を制御するとともに、前記電動機と前記アクチュエータを駆動させて両者の協働で電子機器を動作させる制御手段とを備えた電子機器における電動機の制御方法であって、
    電子機器の動作中における前記電動機の蓄熱量を演算するとともに、電子機器の動作停止後の経過時間に基づき前記電動機の蓄熱量を演算する蓄熱量演算ステップと、
    前記電源の遮断に際して当該電源遮断時における前記蓄熱量を記憶手段に記憶する遮断時処理ステップと、
    前記電源遮断の後、前記電源が投入されると、前記記憶手段が記憶する前記電源遮断時の前記蓄熱量と、前記電源の投入後における前記検出手段の検出温度とに基づき電源投入後最初の蓄熱量を演算する蓄熱量推定ステップと
    を備えたことを特徴とする電子機器における電動機の制御方法。
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JP2007083661A Withdrawn JP2008245448A (ja) 2007-03-28 2007-03-28 電子機器、及び電子機器における電動機の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019054722A (ja) * 2014-06-13 2019-04-04 日本精工株式会社 モータ制御装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置

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