JP2011068083A - インクジェットプリンタのインク温度制御装置及びインクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタのインク温度制御装置及びインクジェットプリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011068083A JP2011068083A JP2009222748A JP2009222748A JP2011068083A JP 2011068083 A JP2011068083 A JP 2011068083A JP 2009222748 A JP2009222748 A JP 2009222748A JP 2009222748 A JP2009222748 A JP 2009222748A JP 2011068083 A JP2011068083 A JP 2011068083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- ink
- cooling
- circulation path
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】循環経路においてインクが外気に露出する場合であってもインクの水分が蒸発しにくいようにすること。
【解決手段】温度センサ235で計測した上部タンク230内のインクの温度が冷却開始温度t3を上回ったら、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却を開始させる。その際、周辺温度センサ330で計測したインク循環経路152の周辺温度t5が、ヒータ242によるインクの加熱停止温度t2を上回っていれば、周辺温度t5を冷却開始温度t3とする。周辺温度t5が加熱停止温度t2を上回っていなければ、加熱停止温度t2を冷却開始温度t3とする。これにより、インクの温度が周辺温度t5を大きく上回る前にインクの冷却が開始されるようになる。そのため、大気開放弁221,231の開放時に下部タンク220や上部タンク230のインクの水分が、周辺温度t5との温度差により大幅に蒸発するのを、防止できる。
【選択図】図1
【解決手段】温度センサ235で計測した上部タンク230内のインクの温度が冷却開始温度t3を上回ったら、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却を開始させる。その際、周辺温度センサ330で計測したインク循環経路152の周辺温度t5が、ヒータ242によるインクの加熱停止温度t2を上回っていれば、周辺温度t5を冷却開始温度t3とする。周辺温度t5が加熱停止温度t2を上回っていなければ、加熱停止温度t2を冷却開始温度t3とする。これにより、インクの温度が周辺温度t5を大きく上回る前にインクの冷却が開始されるようになる。そのため、大気開放弁221,231の開放時に下部タンク220や上部タンク230のインクの水分が、周辺温度t5との温度差により大幅に蒸発するのを、防止できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、インクジェットプリンタに係り、特に、インクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度を温度制御装置でコントロールするインクジェットプリンタに関する。
インクジェットヘッドから印刷用紙にインクを吐出することで画像を形成するインクジェットプリンタが広く用いられている。インクジェットプリンタのインクジェットヘッドは、圧電素子等のインク吐出機構に駆動電圧を印加することでインクの吐出を行っている。インクジェットプリンタで用いられるインクは、一般に低温環境時で粘度が増大し、高温環境時で粘度が低下するという特性を有しており、低温高温いずれの場合も適正なインク量の吐出を行うことが難しくなる。そこで、低温時にインクを温めるための加熱器と、高温時にインクを冷却するための冷却器とを備えた機種が実用化されている。また、インクジェットプリンタでは、印字の信頼性を上げるため筐体内にインクの循環経路を設け、インクを循環可能なインクジェットプリンタも実用化されている。
この種のインクジェットプリンタでは、インクの循環経路上においてインクが外気に露出する部分が必ず一箇所は生じる。例えば、循環経路上でインクを循環させる印刷動作時には、インク循環用のポンプの脈動がインクを通じてインクジェットヘッドに伝わるのを防ぐために、インクジェットヘッドの上流側において循環経路が大気に開放される。したがって、印刷動作時には、インクジェットヘッドの上流側においてインクが外気に露出する。一方、循環経路上におけるインクの循環を停止させる待機動作時には、インクジェットヘッドからインクが漏出するのを防ぐために、インクジェットヘッドの上流側が大気から遮断される。したがって、待機動作時に、インクジェットヘッドの上流側においてインクが外気に露出することはない。但し、インクジェットヘッドの吐出口のインクは、待機動作時であっても外気に露出する。
また、上述した待機動作時には、インクジェットヘッドからインクが漏出するのを防ぐために、インクジェットヘッドの下流側において循環経路に負圧を掛けることがある。この負圧を掛けるには、インクジェットヘッドの下流側の循環経路に接続した圧力調整装置が使用される。圧力調整装置として、シリンダやベローズといった伸縮式のものを用いる場合には、必要に応じて、待機動作中に、伸長状態の圧力調整装置を収縮状態に移行させなければならない。その際には、圧力調整装置に加わる循環経路側からの反力を軽減させるために、インクジェットヘッドの下流側において循環経路が大気に一時的に開放される。その際にも、インクジェットヘッドの下流側においてインクが外気に露出する(以上、特許文献1)。
インクジェットプリンタにおいては、温度管理コストが安く済むことから、インクを適温に加熱してインクジェットヘッドに供給するのが主流である。したがって、加熱したインクの温度が循環経路の周辺雰囲気の温度(例えば室温)よりも高い場合には、大気に露出したインク(印刷動作中はインクジェットヘッドの上流側、待機動作中はインクジェットヘッドの下流側)の水分が蒸発する。これにより、インクの粘度が高まって、適温に管理してもインクの品質を印刷に適した品質に保てなくなってしまう。
本発明は前記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、インクジェットプリンタにおいて、インクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度をコントロールする場合に、循環経路においてインクが外気に露出する場合であってもインクの水分が蒸発しにくいようにすることができる、インクジェットプリンタのインク温度制御装置及びインクジェットプリンタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置は、
インクジェットプリンタの、少なくとも一部が外気に露出するインクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度を、加熱手段による加熱と冷却手段による冷却とにより所定の印刷可能温度範囲内にコントロールする温度制御装置において、
前記循環経路の周辺雰囲気の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記冷却手段によるインクの冷却を制御する冷却制御手段とを備えており、
前記冷却制御手段は、
前記温度検出手段によって検出された温度が、前記印刷可能温度範囲内の、前記加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも高い温度である間、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が前記温度検出手段によって検出された温度を上回った時に、前記冷却手段によるインクの冷却を開始させると共に、
前記温度検出手段によって検出された温度が前記加熱停止温度未満の温度である間、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が前記加熱停止温度を上回った時に、前記冷却手段によるインクの冷却を開始させる、
ことを特徴とする。
インクジェットプリンタの、少なくとも一部が外気に露出するインクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度を、加熱手段による加熱と冷却手段による冷却とにより所定の印刷可能温度範囲内にコントロールする温度制御装置において、
前記循環経路の周辺雰囲気の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記冷却手段によるインクの冷却を制御する冷却制御手段とを備えており、
前記冷却制御手段は、
前記温度検出手段によって検出された温度が、前記印刷可能温度範囲内の、前記加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも高い温度である間、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が前記温度検出手段によって検出された温度を上回った時に、前記冷却手段によるインクの冷却を開始させると共に、
前記温度検出手段によって検出された温度が前記加熱停止温度未満の温度である間、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が前記加熱停止温度を上回った時に、前記冷却手段によるインクの冷却を開始させる、
ことを特徴とする。
請求項1に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置によれば、循環経路の周辺雰囲気の温度が、加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも高い時には、インクジェットヘッドに供給するインクの温度が循環経路の周辺温度を上回ると、冷却手段によるインクの冷却が開始される。一方、循環経路の周辺雰囲気の温度が加熱停止温度よりもよりも低い時には、インクジェットヘッドに供給するインクの温度が加熱停止温度を上回ると、冷却手段によるインクの冷却が開始される。したがって、加熱手段によるインクの加熱が終了した後、インクの温度が循環経路の周辺温度を大きく上回る前に、冷却手段によってインクが冷却されることになる。このため、循環経路の外気に露出する部分において、循環経路の周辺温度よりも温度が高くなったインクの水分の蒸発が促進されることが防止される。これにより、循環経路においてインクが外気に露出する場合であってもインクの水分が蒸発しにくいようにすることができる。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置は、
インクジェットプリンタの、少なくとも一部が外気に露出するインクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度を、加熱手段による加熱と冷却手段による冷却とにより所定の印刷可能温度範囲内にコントロールする温度制御装置において、
前記循環経路の周辺雰囲気の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記冷却手段によるインクの冷却を制御する冷却制御手段とを備えており、
前記冷却制御手段は、
前記循環経路上でインクを循環させる印刷動作から該循環経路上におけるインクの循環を停止させる待機動作への移行時に、前記温度検出手段によって検出された温度が、前記印刷可能温度範囲内の、前記加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも第1所定温度高い第1基準温度を上回る温度である場合は、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が、前記温度検出手段によって検出された温度よりも第2所定温度だけ高い第2基準温度に低下するまでの間、前記印刷動作から前記待機動作への移行に伴う前記冷却手段によるインクの冷却を実行させると共に、
前記印刷動作から前記待機動作への移行時に前記温度設定手段によって検出された温度が前記第1基準温度を下回る温度である場合は、前記印刷動作から前記待機動作への移行に伴う前記冷却手段によるインクの冷却を不実行とさせる、
ことを特徴とする。
インクジェットプリンタの、少なくとも一部が外気に露出するインクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度を、加熱手段による加熱と冷却手段による冷却とにより所定の印刷可能温度範囲内にコントロールする温度制御装置において、
前記循環経路の周辺雰囲気の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記冷却手段によるインクの冷却を制御する冷却制御手段とを備えており、
前記冷却制御手段は、
前記循環経路上でインクを循環させる印刷動作から該循環経路上におけるインクの循環を停止させる待機動作への移行時に、前記温度検出手段によって検出された温度が、前記印刷可能温度範囲内の、前記加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも第1所定温度高い第1基準温度を上回る温度である場合は、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が、前記温度検出手段によって検出された温度よりも第2所定温度だけ高い第2基準温度に低下するまでの間、前記印刷動作から前記待機動作への移行に伴う前記冷却手段によるインクの冷却を実行させると共に、
前記印刷動作から前記待機動作への移行時に前記温度設定手段によって検出された温度が前記第1基準温度を下回る温度である場合は、前記印刷動作から前記待機動作への移行に伴う前記冷却手段によるインクの冷却を不実行とさせる、
ことを特徴とする。
請求項2に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置によれば、印刷動作から待機動作への移行時に、循環経路の周辺雰囲気の温度が、加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも第1所定温度高い第1基準温度を上回っていれば、循環経路の周辺雰囲気の温度よりも第2所定温度高い第2基準温度に低下するまで、冷却手段によるインクの冷却が実行される。一方、印刷動作から待機動作への移行時に、循環経路の周辺雰囲気の温度が第1基準温度を下回っていれば、冷却手段によるインクの冷却は実行されない。したがって、印刷動作から待機動作への移行の際、インクの温度が循環経路の周辺温度よりも大きく上回っている場合に、周辺温度に近づくまで待機動作への移行前にインクが冷却手段によって冷却されることになる。このため、印刷動作から待機動作への移行後に、循環経路の外気に露出する部分において、循環経路の周辺温度よりも温度が高くなったインクの水分の蒸発が促進されることが防止される。これにより、循環経路においてインクが外気に露出する場合であってもインクの水分が蒸発しにくいようにすることができる。
さらに、請求項3に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置は、請求項1又は2に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置において、
前記加熱手段が、前記循環経路上に配置した上タンクから該循環経路を経て自重により前記インクジェットヘッドに供給されるインクを加熱するように構成されている、
ことを特徴とする。
前記加熱手段が、前記循環経路上に配置した上タンクから該循環経路を経て自重により前記インクジェットヘッドに供給されるインクを加熱するように構成されている、
ことを特徴とする。
請求項3に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置によれば、請求項1又は2に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置において、インクジェットヘッドに供給されるインクの加熱手段による加熱が、上タンクよりも循環経路における下流側の箇所において行われることになる。したがって、上タンクよりも循環経路における上流側の箇所において加熱手段によるインクの加熱を行うよりも、循環経路の循環中に生じる自然放熱によるインクの温度低下によって、上タンク内のインクの温度が相対的に低くなる。このため、特に上タンクにおいて循環経路が外気に露出する場合に、循環経路の周辺温度との温度差によって上タンクのインクの水部が蒸発するのを抑制することができる。
また、請求項4に記載した本発明のインクジェットプリンタは、請求項1、2又は3に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置を有することを特徴とする。
請求項4に記載した本発明のインクジェットプリンタによれば、請求項1、2又は3に記載した本発明のインクジェットプリンタのインク温度制御装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、循環経路においてインクが外気に露出する場合であってもインクの水分が蒸発しにくいようにすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る温度制御装置を備えた本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの全体構成を示すブロック図である。図1に示す本実施形態のインクジェットプリンタ10は、水性インクを用いて印刷を行うものであり、制御部110、ヘッド制御部120、インクジェットヘッド130、エンジン制御部140、インク循環機構150、用紙搬送機構160、操作パネル部170、画像読取部180を備えている。
制御部110、ヘッド制御部120、エンジン制御部140は、CPU、画像処理装置、メモリ等が配置されたコントローラ100内に構成することができる。コントローラ100は、インクジェットプリンタ10の電源オン時に常時動作する。なお、コントローラ100の一部の機能部は省電力モードに移行した際に、動作を停止するようにしてもよい。
ここで、省電力モードは、待機状態が所定時間継続した場合等に消費電力を削減するために移行するモードであり、省電力モードでは、復帰に必要な一部の機能部、例えば、コントローラ100、操作パネル部170等を除いて稼働を停止する。省電力モードにおいて、ユーザから操作を受け付けたり、印刷ジョブを受け付けると省電力モードが解除され、通常モードに復帰する。
制御部110は、画像処理、印刷ジョブ管理等を行う。具体的には、印刷対象となる画像に基づいて、インク吐出データを生成し、ヘッド制御部120に出力する処理等を行う。印刷対象となる画像は、例えば、画像読取部180が読み取った画像データ、LANを介してPCから送られた印刷データ等とすることができる。また、制御部110は、インクジェットプリンタ10における印刷処理を制御する画像処理部111と、インクの温度管理を行う温度制御部112とを備えている。温度制御部112は、インク循環機構150に設けられた温度調整機構151のヒータ242および冷却ファン246(図2参照)等の動作を制御することによりインク温度の管理を行う。
ヘッド制御部120は、制御部110から送られたインク吐出データに基づいてインクジェットヘッド130を駆動するための信号を生成して、インクジェットヘッド130に出力する。インク吐出データは、例えば、画像を構成する画素毎のインクドロップ数を示したデータとすることができる。
インクジェットヘッド130は、多数のノズルと、インクを貯蔵するインク室と、インク室のインクをノズルから吐出するためのインク吐出機構とを備えている。本実施形態では、インク吐出機構は、ピエゾ素子を用いてインク室の壁を変形させることによりノズルからインクを吐出させるものとする。このため、インク吐出機構は、ピエゾ素子と、ヘッド制御部120が出力する信号に基づいてピエゾ素子を駆動するドライバとを備えている。ただし、発熱素子でインクに熱を加えて気泡を発生させることでインクを噴射させるインク吐出機構を用いるようにしてもよい。
インク循環機構150は、後述するように、循環型のインク経路、ポンプ、インク温度を計測する温度センサ、温度調整機構151等を備えている。温度調整機構151は、インク温度を調整するための機構であり、加熱器、冷却器等を含んでいる。
インク循環機構150のインク経路を循環するインクがインクジェットヘッド130のインク室に供給される。インクジェットプリンタ10は、インク循環機構150を備えることにより、インクの不純物除去を効果的に行うことができる。用紙搬送機構160は、給排紙装置、モータ、ローラ等を備えており、印刷用紙の給紙、搬送、排紙等を行う。
エンジン制御部140は、インク循環機構150(の一部)、用紙搬送機構160の制御を行う。具体的には、インク循環機構150が備えるポンプ、大気開放弁、用紙搬送機構160が備える給排紙機構、ローラ等を制御することにより、インク循環処理、用紙搬送処理等を行う。
操作パネル部170は、タッチパネル式の表示装置等により構成することができ、ユーザからの操作を受け付け、その内容を制御部110に通知する。画像読取部180は、原稿を光学的に読み取って画像データに変換し、制御部110に出力する。
本実施形態において、インクジェットプリンタ10は、複数色のインクを用いて印刷を行うカラープリンタであるとする。このため、ヘッド制御部120、インクジェットヘッド130、インク循環機構150等は、各色対応に設けられているものとする。
次に、上記構成のインクジェットプリンタ10の詳細な構成について説明する。図2は、本実施形態におけるインクジェットヘッド130と、温度調整機構151を含むインク循環機構150との構成を示す図である。インクジェットヘッド130とインク循環機構150は、インクジェットプリンタ10において使用するインクの色と同じ数だけそれぞれ設けられる。図2では、1色分のインクジェットヘッド130とインク循環機構150とを代表的に示している。
図2に示すように、インクジェットヘッド130にインクを供給するインク循環機構150は、インクジェットプリンタ10の筐体20の内部に配置され、管状のインク循環経路152(請求項中の循環経路に相当)に加え、着脱可能なインクカートリッジ210、下部タンク220、上部タンク230(請求項中の上タンクに相当)、ポンプ250、温度調整機構151を備えている。
インクカートリッジ210から供給されたインクは、インク供給路153を介して、インクジェットヘッド130の下流側に設けられた下部タンク220に一時的に溜められる。下部タンク220に溜められたインクは、ポンプ250の動作により上部タンク230に送られ、上部タンク230から自重によってインクジェットヘッド130に供給される。インクジェットヘッド130で印刷に用いられなかったインクは、再び下部タンク220に戻される。
インクジェットヘッド130のインク吐出面は、下部タンク220より高い位置に配置され、上部タンク230は、インクジェットヘッド130のインク吐出面より高い位置に配置されている。この位置関係に基づく水頭差により、上部タンク230からインクジェットヘッド130へのインク供給およびインクジェットヘッド130から下部タンク220へのインク帰還が行われる。
下部タンク220および上部タンク230にはそれぞれ大気開放弁221,231が設けられている。この大気開放弁221,231はエンジン制御部140の制御によって開閉される。具体的には、インク循環経路152においてインクが循環される印刷動作時には、下部タンク220の大気開放弁221が閉止されると共に上部タンク230の大気開放弁231が開放される。一方、インク循環経路152におけるインクの循環が停止される待機動作時には、下部タンク220の大気開放弁221が開放されると共に上部タンク230の大気開放弁231が閉止される。
したがって、インク循環機構150においてインクは、印刷動作時および待機動作時のいずれにおいても、下部タンク220および上部タンク230のどちらかの開放状態にある大気開放弁221,231を介して、外気に露出される。
また、上部タンク230には、インクジェットヘッド130に供給されるインクの温度として上部タンク230内のインクの温度を計測する温度センサ235が設けられ、インクジェットプリンタ10の筐体20の内部には、インク循環経路152の周辺温度(請求項中の循環経路の周辺雰囲気の温度に相当)を計測する周辺温度センサ330(請求項中の温度検出手段に相当)が設けられている。なお、インクジェットヘッド130の内部にインク温度計測用の温度センサを設けるようにしてもよいし、周辺温度センサ330をインクジェットプリンタ10の筐体20の外部に設けるようにしてもよい。
下部タンク220と上部タンク230との間のインク循環経路152上に設けられた温度調整機構151は、加熱器であるヒータ242(請求項中の加熱手段に相当)と、冷却器であるヒートシンク244および冷却ファン246を含んでいる。本実施形態では、ヒートシンク244および冷却ファン246が、請求項中の冷却手段に相当している。ヒータ242とヒートシンク244とは一体型となっており、簡易な構成で実装が容易になっている。ヒータ242とヒートシンク244とは各インク色共通して用いられるものとする。もちろん、インク色毎に独立して設けるようにしてもよい。
インクには、印刷に適した温度範囲が定められており、インク温度が適温以下であれば、温度制御部112は、ヒータ242を動作させることによりインクを加熱し、インク温度を上昇させる。また、インク温度が適温以上であれば、温度制御部112は、冷却ファン240を動作させてヒートシンク244から放熱させることによりインクを冷却し、インク温度を低下させる。インクの適温は、下限温度t1(例えば27℃)と上限温度t4(例えば45℃)とで定義される。この下限温度t1以上上限温度t4以下の範囲で示されるインクの適温を、以下、印刷可能温度範囲によっと称する。この印刷可能温度範囲外のインク温度では、インクジェットヘッド130において適切なインク吐出量を確保することが困難であるため、インクが適温範囲となるまで印刷は実行しない。
このように、本実施形態では、制御部110の温度制御部112、周辺温度センサ330、ヒータ242、ヒートシンク244および冷却ファン246によって、インクジェットヘッド130に供給されるインクの温度を印刷可能温度範囲内にコントロールする温度制御装置を構成している。
次に、本実施形態におけるインクジェットプリンタ10の温度制御部112によるインク温度の制御について説明する。ここでは、ヒータ242および冷却ファン246の動作によって、インクジェットヘッド130に供給されるインクの温度を適温に制御する際について説明する。なお、以下に示す温度制御は、インクジェットプリンタ10の省電力モード時においても行うことが望ましい。
本実施形態の温度制御部112は、温度センサ235で計測される(上部タンク230内の)インクの温度が加熱停止温度t2(例えば33℃)を下回っていると、加熱停止温度t2に達するまでインクをヒータ242により加熱させる。また、本実施形態の温度制御部112は、(上部タンク230内の)インクの温度が所定温度まで上昇すると、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却を開始させる。このインクの冷却を開始させる冷却開始温度t3は、従来は、図3のグラフに示すように、一定の温度(例えば39℃)に固定されている。しかし、本実施形態の温度制御部112では、図4や図5のグラフに示すように、周辺温度センサ330で計測されるインク循環経路152の周辺温度t5に応じて冷却開始温度t3を変更する。
以下、インク循環経路152の周辺温度t5に応じて冷却開始温度t3を変更する温度制御部112の制御内容を、図6のフローチャートを参照して説明する。
温度制御部112は、温度センサ235で計測されるインクの温度が加熱停止温度t2(例えば33℃)に達している状態で、図6のフローチャートに示す制御を繰り返し実行する。そして、温度制御部112は、周辺温度センサ330をモニタし、インクジェットプリンタ10の筐体20内の温度を、インク循環経路152の周辺温度t5として取得する(ステップS101)。
そして、取得したインク循環経路152の周辺温度t5が加熱停止温度t2を上回っている場合は(ステップS102でYES)、温度制御部112は、取得したインク循環経路152の周辺温度t5を冷却開始温度t3として設定する(ステップS103)。そして、温度センサ235で計測されるインクの温度が冷却開始温度t3(周辺温度t5)を上回った場合に(ステップS105でYES)、オフ中の冷却ファン246を動作させてインクの冷却を開始する(ステップS106)。このような制御によるインクの冷却開始パターンを図4に示す。
また、ステップS101で取得したインク循環経路152の周辺温度t5が加熱停止温度t2を上回っていない場合は(ステップS102でNO)、温度制御部112は、加熱停止温度t2を冷却開始温度t3として設定する(ステップS104)。そして、温度センサ235で計測されるインクの温度が冷却開始温度t3(加熱停止温度t2)を上回った場合に(ステップS105でYES)、オフ中の冷却ファン246を動作させてインクの冷却を開始する(ステップS106)。このような制御によるインクの冷却開始パターンを図5に示す。
これにより、温度センサ235で計測されるインクの温度が、周辺温度センサ330で計測されるインク循環経路152の周辺温度t5を大きく上回る前に、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却が開始されるようになる。そのため、下部タンク220および上部タンク230のどちらかの開放状態にある大気開放弁221,231を介して外気に露出されるインクが、インク循環経路152の周辺温度t5を大きく上回る温度となって、インクの水分が大幅に蒸発してしまうのを、防止することができる。
なお、上述した実施形態では、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却を開始させる冷却開始温度t3を、周辺温度センサ330で計測されるインク循環経路152の周辺温度t5に応じて変更する場合について説明した。しかし、これと併用して、インクジェットプリンタ10が印刷動作から待機動作に移行するのに伴って、ヒートシンク244および冷却ファン246によりインクを冷却するか否かを、インク循環経路152の周辺温度t5に応じて変更するように構成してもよい。
以下、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却の実行、不実行を、インク循環経路152の周辺温度t5に応じて変更する温度制御部112の制御内容を、図7のフローチャートを参照して説明する。
温度制御部112は、温度センサ235で計測されるインクの温度が加熱停止温度t2を上回っている状態で、図7のフローチャートに示す制御を繰り返し実行する。そして、温度制御部112は、インクジェットプリンタ10が印刷動作から待機動作に移行する場合に、温度センサ235で計測されるインクの温度が、加熱停止温度t2よりも第1所定温度(例えば3℃)高い第1基準温度t6を上回るか否かを確認する(ステップS111)。
第1基準温度t6を上回る場合は(ステップS111でYES)、温度センサ235で計測されるインクの温度が、周辺温度センサ330で計測されるインク循環経路152の周辺温度t5よりも第2所定温度(例えば3℃)高い第2基準温度t7に低下するまで(ステップS113でYES)、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却を実行させる(ステップS112、ステップS114)。このような制御によるインクの冷却パターンを図8に示す。
一方、第1基準温度t6を上回らない場合は(ステップS111でNO)、ヒートシンク244および冷却ファン246によるインクの冷却を実行させず、インクジェットプリンタ10の印刷動作から待機動作への移行と同時に、即ち、即座に、待機動作に移行させる。このような制御によるインクの冷却終了パターンを図9に示す。
以上のような制御を行うことにより、インクジェットプリンタ10の待機動作への移行に伴い、インクを適温に調温する必要がなくなる場合、インクの温度がインク循環経路152の周辺温度t5を大きく上回っていれば、周辺温度t5よりも第2所定温度(例えば3℃)以上高い温度まで冷却されてから、インクの調温が停止されることになる。したがって、周辺温度t5を大きく上回る温度でインクの調温が停止されて、待機動作時に大気開放弁221を介して外気に露出する下部タンク220内のインクの水分が蒸発しやすい状況となってしまうのを、防止することができる。
また、インク循環経路152の周辺雰囲気を用いたヒートシンク244および冷却ファン246による空冷で、インクの温度を低下させると、インクの温度が周辺温度t5に近い(例えば3℃上の)第2基準温度t7まで低下した時点で、インクの冷却効率が低下する。そのため、インクの冷却効率が低下する時点で冷却ファン246を停止させてインクの冷却を終了させることで、インクの調温に関するインクジェットプリンタ10の省電力化を、インクの水分蒸発防止と共に図ることができる。
なお、加熱停止温度t2と第1基準温度t6との温度差である第1所定温度、および、周辺温度t5と第2基準温度t7との温度差である第2所定温度は、上述したように同じ温度(例えば3℃)であってもよく、互いに異なる温度であってもよい。
以上に説明した実施形態では、図2に示すように、インク循環機構150のヒータ242が、下部タンク220から上部タンク230に向かうインク循環経路152上に配置されている場合について説明した。しかし、図10に示すように、上部タンク230からインクジェットヘッド130に向かうインク循環経路152上にヒータ242を配置する構成としてもよい。このような制御によるインクの冷却開始パターンを、図4のグラフに示すようにした場合の、図10の上部タンク230内のインク温度との関係を、図11に示す。
上述したように、上部タンク230からインクジェットヘッド130に向かうインク循環経路152上にヒータ242を配置すれば、上部タンク230を通過してからインクがヒータ242によって加熱されることになる。そのため、加熱後のインクは、インク循環経路152のインクジェットヘッド130から下部タンク220を経て上部タンク230に還流することになる。そして、この還流の間に、インク循環経路152の周辺温度t5との温度差による自然放熱でインクの温度が低下することになる。
よって、上部タンク230の上流側にヒータ242を配置する図2の構成に比べて、上部タンク230内のインクの温度が低くなる。したがって、特に、上部タンク230の大気開放弁231が開放される印刷動作時において、上部タンク230内のインクの水分が大気開放弁231を介して蒸発するのを、より効果的に防止することができる。
なお、本発明は、少なくとも一部が外気に露出する循環経路にインクを循環させるインクジェットプリンタの全般に、広く適用可能である。また、本発明を適用可能なインクジェットプリンタは水性インクを用いるものに限られず、溶剤インクやエマルションインク等の液体インクを用いるインクジェットプリンタにも本発明が適用可能であることは、言うまでもない。さらに、上述した実施形態では、インクジェット方式のカラープリンタを例に取って説明したが、本発明は、インクジェット方式のモノクロプリンタにも適用可能である。
10 インクジェットプリンタ
20 筐体
100 コントローラ
110 制御部
111 画像処理部
112 温度制御部
120 ヘッド制御部
130 インクジェットヘッド
140 エンジン制御部
150 インク循環機構
151 温度調整機構
152 インク循環経路
153 インク供給路
160 用紙搬送機構
170 操作パネル部
180 画像読取部
210 インクカートリッジ
220 下部タンク
221 大気開放弁
230 上部タンク
231 大気開放弁
235 温度センサ
240 冷却ファン
242 ヒータ
244 ヒートシンク
246 冷却ファン
250 ポンプ
330 周辺温度センサ
t1 下限温度
t2 加熱停止温度
t3 冷却開始温度
t4 上限温度
t4 以上上限温度
t5 周辺温度
t6 第1基準温度
t7 第2基準温度
20 筐体
100 コントローラ
110 制御部
111 画像処理部
112 温度制御部
120 ヘッド制御部
130 インクジェットヘッド
140 エンジン制御部
150 インク循環機構
151 温度調整機構
152 インク循環経路
153 インク供給路
160 用紙搬送機構
170 操作パネル部
180 画像読取部
210 インクカートリッジ
220 下部タンク
221 大気開放弁
230 上部タンク
231 大気開放弁
235 温度センサ
240 冷却ファン
242 ヒータ
244 ヒートシンク
246 冷却ファン
250 ポンプ
330 周辺温度センサ
t1 下限温度
t2 加熱停止温度
t3 冷却開始温度
t4 上限温度
t4 以上上限温度
t5 周辺温度
t6 第1基準温度
t7 第2基準温度
Claims (4)
- インクジェットプリンタの、少なくとも一部が外気に露出するインクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度を、加熱手段による加熱と冷却手段による冷却とにより所定の印刷可能温度範囲内にコントロールする温度制御装置において、
前記循環経路の周辺雰囲気の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記冷却手段によるインクの冷却を制御する冷却制御手段とを備えており、
前記冷却制御手段は、
前記温度検出手段によって検出された温度が、前記印刷可能温度範囲内の、前記加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも高い温度である間、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が前記温度検出手段によって検出された温度を上回った時に、前記冷却手段によるインクの冷却を開始させると共に、
前記温度検出手段によって検出された温度が前記加熱停止温度未満の温度である間、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が前記加熱停止温度を上回った時に、前記冷却手段によるインクの冷却を開始させる、
ことを特徴とするインクジェットプリンタのインク温度制御装置。 - インクジェットプリンタの、少なくとも一部が外気に露出するインクの循環経路上に配置したインクジェットヘッドに供給するインクの温度を、加熱手段による加熱と冷却手段による冷却とにより所定の印刷可能温度範囲内にコントロールする温度制御装置において、
前記循環経路の周辺雰囲気の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて、前記冷却手段によるインクの冷却を制御する冷却制御手段とを備えており、
前記冷却制御手段は、
前記循環経路上でインクを循環させる印刷動作から該循環経路上におけるインクの循環を停止させる待機動作への移行時に、前記温度検出手段によって検出された温度が、前記印刷可能温度範囲内の、前記加熱手段によるインクの加熱を停止させる加熱停止温度よりも第1所定温度高い第1基準温度を上回る温度である場合は、前記インクジェットヘッドに供給されるインクの温度が、前記温度検出手段によって検出された温度よりも第2所定温度だけ高い第2基準温度に低下するまでの間、前記印刷動作から前記待機動作への移行に伴う前記冷却手段によるインクの冷却を実行させると共に、
前記印刷動作から前記待機動作への移行時に前記温度設定手段によって検出された温度が前記第1基準温度を下回る温度である場合は、前記印刷動作から前記待機動作への移行に伴う前記冷却手段によるインクの冷却を不実行とさせる、
ことを特徴とするインクジェットプリンタのインク温度制御装置。 - 前記加熱手段は、前記循環経路上に配置した上タンクから該循環経路を経て自重により前記インクジェットヘッドに供給されるインクを加熱するように構成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットプリンタのインク温度制御装置。 - 請求項1、2又は3記載のインクジェットプリンタのインク温度制御装置を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009222748A JP2011068083A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | インクジェットプリンタのインク温度制御装置及びインクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009222748A JP2011068083A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | インクジェットプリンタのインク温度制御装置及びインクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011068083A true JP2011068083A (ja) | 2011-04-07 |
Family
ID=44013849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009222748A Pending JP2011068083A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | インクジェットプリンタのインク温度制御装置及びインクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011068083A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015101034A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
JP2018118456A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置 |
WO2020071130A1 (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-09 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
JP2020059139A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
-
2009
- 2009-09-28 JP JP2009222748A patent/JP2011068083A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015101034A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
JP2018118456A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置 |
WO2020071130A1 (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-09 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
JP2020059139A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
US11358387B2 (en) | 2018-10-05 | 2022-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus |
JP7224837B2 (ja) | 2018-10-05 | 2023-02-20 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
JP2023053103A (ja) * | 2018-10-05 | 2023-04-12 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
US11780224B2 (en) | 2018-10-05 | 2023-10-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus |
JP7447325B2 (ja) | 2018-10-05 | 2024-03-11 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
US12090755B2 (en) | 2018-10-05 | 2024-09-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5417240B2 (ja) | インクジェット印刷装置 | |
JP2010280113A (ja) | インクジェット方式の印刷装置 | |
EP3110625B1 (en) | Vapor control heating in a printer | |
US8292392B2 (en) | System and method for modifying operation of an inkjet printer to accommodate changing environmental conditions | |
CN103625134B (zh) | 用于控制打印图像中的光泽水平的方法和设备 | |
JP2009166307A5 (ja) | ||
JP2011068083A (ja) | インクジェットプリンタのインク温度制御装置及びインクジェットプリンタ | |
JP2008055716A (ja) | インクジェット記録用ヘッド、及びインクジェット記録装置 | |
JP2008037020A (ja) | インク温度調整機構、画像記録装置、その装置によるインク温度調整方法及びプログラム | |
US20100085395A1 (en) | Inkjet image-forming apparatus and method for printing | |
US8556398B2 (en) | Printing system with selective heater activation to enable ink flow to a printhead in the printing system | |
JP2008094007A (ja) | 予備吐出方法及びインクジェット方式画像形成装置 | |
JP2010284907A (ja) | 印刷装置 | |
US8662620B2 (en) | Indirect temperature monitoring for thermal control of a motor in a printer | |
JP6506620B2 (ja) | 記録装置、及び、記録ヘッドの温度制御方法 | |
JP2009184301A (ja) | 画像記録装置、その装置によるインク温度調整方法及びプログラム | |
JP2016016616A (ja) | インクジェット記録装置 | |
US8226188B2 (en) | Image former | |
JP2009012188A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2008119936A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2013082207A (ja) | インクジェット記録装置 | |
US8511785B2 (en) | Inkjet printer with partial image receiving member heating | |
JP2021172007A (ja) | インクジェット印刷装置 | |
JP2010274448A (ja) | 画像形成装置 | |
US9211701B2 (en) | Ink jet printer |