JP2008119936A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギー効率を向上させると共に、すばやい立ち上がりを実現するインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】温度制御部201は、メインタンク温度計T1、サブタンク温度計T2、第二供給路温度計T3、及びヘッド温度計T4の検出温度に基づいて、メインタンクヒータH1、サブタンクヒータH2、第二供給ヒータH3、及びヘッドヒータH4のON/OFFを制御する。各ヒータ(H1〜H4)の目標温度は、ヘッドヒータH4で最も高く、第二供給ヒータH3、サブタンクヒータH2、メインタンクヒータH1の順に低く設定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、インク滴を紙等の記録媒体に向けて吐出することで、記録媒体上に画像(文字、図、記号等を含む)を記録するインクジェット記録装置に関する。
インクの温度は、インクの粘度を左右する重要な因子の一つである。また、プリンタ等のインクジェット記録装置において、インクの粘度が所定の適切な範囲からはずれると、記録ヘッドからのインク吐出に不具合が生じることがある。つまり、良好な画像記録には、インクの温度を適切な範囲に保つことが重要である。
特許文献1では、インク供給系、すなわち、インクが貯留されるインクタンク、このインクを記録媒体上に吐出する記録ヘッド、及びインクタンクから記録ヘッドへインクを供給する供給路の温度を監視する温度監視手段を設けると共に、インク供給系を加熱するヒータを設けている。
特開2003−220714号公報(2003年8月5日公開)
特許文献1では、メインタンクにはヒータを設けていないので、冬季に長時間電源が切られていた後の立ち上げ時等では、インクが低温状態から使用時の許容温度範囲に達するまでの時間が長くなる。つまり、この間はインクジェット記録装置を使用することができず、待ち時間が長くなる。
一方、メインタンクにもヒータを設けると、メインタンクはインク供給系の他の部分と比べてインク容量が大きいので、メインタンク内のインクが許容温度範囲に達するまでのヒータの消費電力が大きくなる。
そこで、本発明は、消費エネルギーの増大を抑えると共に、すばやい立ち上がりを実現するインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、インク供給系のうち、インク供給方向において下流の方(記録ヘッド等)が、上流よりもインク流路が細く形成されている。そのため、インクの温度が低くなって粘度が増大すると、インク供給方向において下流の方が、インクの粘性抵抗の影響を受けて、流速の低下や流路におけるインクの詰まり等が起きやすい。これに対して、インク供給方向上流では、比較的流路が広く形成されているので、インクの粘度が増大しても、下流よりはスムーズにインクを流すことができる。つまり、インク供給方向上流では、下流よりも許容されるインク温度の下限値が低いことを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記課題を解決するために、請求項1のインクジェット記録装置は、インクにて記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置であって、インクが貯蔵されているメインタンク、上記インクを記録媒体へ吐出する記録ヘッド、及び上記メインタンク内のインクを上記記録ヘッドに供給する供給部を備えるインク供給系と、上記インク供給系のインク供給方向に沿って複数設けられ、インクを加熱する加熱部と、個々の加熱部は、インクの温度が所定温度に達するまでインクを加熱するようになっており、さらに、上記インク供給方向の下流側に配置された加熱部ほど上記所定温度が高く設定されている。
上記インクジェット記録装置は、下流の加熱部の方が、上流の加熱部よりも所定温度が高く設定されていることで、下流では上流よりもインクの粘性を低く保つことができる。そのため、上記インクジェット記録装置は、流速の低下等の不具合を防いで良好な画質を保つと共に、インク供給系全体を常に同一の温度に保つよりもエネルギー消費を低減することができる。
また、請求項2に記載するように、請求項1のインクジェット記録装置は、温度検出器をさらに備え、上記温度検出器は、個々の上記加熱部によって変化するインクの温度をそれぞれ検出するようになっており、上記加熱部は、上記温度検出部によって検出された温度が、上記インク供給方向の下流ほど高くなるようにインクを加熱するようになっていてもよい。
また、請求項3に記載するように、請求項1のインクジェット記録装置は、温度検出器をさらに備え、上記温度検出器は、インクジェット記録装置内の温度を検出するようになっており、個々の上記加熱部はそれぞれ、上記温度検出器によって検出された温度に応じて、予め設定された熱量をインクに与えるようになっており、上記熱量はそれぞれ、上記インク供給方向の下流ほどインク温度が高くなるように設定されていてもよい。
また、請求項4に記載するように、請求項1〜3のいずれか1項のインクジェット記録装置において、上記加熱部のうち、上記インク供給方向において最下流に設けられた加熱部は、上記記録ヘッド内のインクを加熱するようになっていてもよい。
また、請求項5に記載するように、請求項1〜4のいずれか1項のインクジェット記録装置において、上記供給部は、上記メインタンクより小さく、上記メインタンクから記録ヘッドに向かうインクを一時的に貯留する補助タンクと、上記メインタンクと上記補助タンクとの間に設けられた第一供給路と、上記補助タンクと上記記録ヘッドとの間に設けられた第二供給路と、を備えてもよい。
また、請求項6に記載するように、請求項1〜5のいずれか1項のインクジェット記録装置において、上記加熱部は、上記メインタンク、第一供給路、補助タンク、第二供給路、及び記録ヘッドに、少なくとも一つずつ設けられてもよい。
本発明のインクジェット記録装置によると、インク供給系全体を常に同一の温度とするのではなく、インク供給系のうちでも、もっともインクの粘性の影響を受け易い記録ヘッドに近い部分の温度をより高くすることができる。そのため、消費エネルギーを増大させることなく、インク供給系を画像形成可能な状態に保つことができる。
本発明のインクジェット記録装置について、その実施の形態を示すことで、具体的に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されるものではない。
I.第一実施形態
〔1〕インクジェットプリンタ
インクジェット記録装置として、以下、多数のノズルを備えるヘッドが設けられた、ライン式インクジェットプリンタを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
ライン式インクジェットプリンタとしては、特開2006−123397号公報(2006年5月18日公開)に記載されている技術を好適に利用することができる。ライン式インクジェットプリンタの構造の一例を、図1、図2に示す。図1は、インクジェットプリンタの要部構成を示す正面図であり、図2は、インク吐出面側から見たヘッド周囲の構造を示す平面図である。なお、図2では説明の便宜上搬送ベルト111を点線で示す。
図1に示すプリンタ100は、印刷用紙Pの搬送方向に沿って並べられた4つのヘッド12を有するラインヘッド型カラーインクジェットプリンタである。各ヘッド12は、同図において、用紙Pの搬送方向と直交する方向(図の紙面に直行する方向)に細長い矩形の外形を有している。プリンタ100には、設置姿勢において下方に給紙装置114が、上方に紙受け部116が、その中間に搬送ユニット120がそれぞれ設けられている。さらに、プリンタ100には、これらの動作を制御する制御装置200が備えられている。
給紙装置114は、積層された複数の矩形の用紙Pを収容可能な用紙収容部115と、用紙収容部115内において最も上にある用紙Pを1枚ずつ搬送ユニット120に向けて送り出す給紙ローラ145とを有している。用紙収容部115内には、用紙Pがその長辺と平行な方向に給紙されるように収容されている。用紙収容部115と搬送ユニット120との間には、搬送経路に沿って複数の送りローラ118が適宜配置されている。給紙装置114から排出された印刷用紙Pは、その一方の短辺を先端として、送りローラ118によって搬送ユニット120へと送られる。
搬送ユニット120は、エンドレスの搬送ベルト111と、搬送ベルト111が巻き掛けられた複数のベルトローラ106とを備えている。個々のベルトローラ106間に巻き掛けられた搬送ベルト111には所定の張力が発生するようになっている。また、搬送ベルト111の一方の面(搬送面127)には、粘着性のシリコンゴムによる処理が施されており、印刷用紙Pは搬送面127に確実に粘着させられる。若しくは、搬送ベルト111に小径の穴を多数開けておき、搬送ベルト111の印刷用紙Pが保持される面と逆の面側から空気を吸引するファンなどの吸引手段を設け、印刷用紙Pを空気の吸引力により搬送ベルト111に保持する構造としてもよい。また、搬送面127はヘッド12と対向するように配される。給紙装置114から送り出された印刷用紙Pは、その上面(印刷面)にヘッド12によって印刷が施されつつ搬送ベルト111により搬送されて、紙受け部116に到達する。紙受け部116では、印刷が施された複数の印刷用紙Pが重なり合うように載置される。
4つのヘッド12は、用紙搬送方向に沿って互いに近接配置されている。4つのヘッド12の各底面(吐出面13)には、微小径を有する多数のノズル8が設けられている(図2参照)。ノズル8から吐出されるインク色は、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかであって、同じヘッド12に属する多数のノズル8から吐出されるインク色は同じである。なおかつ、4つのヘッド12に属する多数のインク吐出口からは、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4色から選択された互いに異なる色のインクが吐出される。
吐出面13と搬送ベルト111の搬送面127との間には、僅かな隙間が形成されている。印刷用紙Pは、この隙間を矢印で示す搬送方向に沿って搬送される。吐出面13の下方を印刷用紙Pが順次通過する際、印刷用紙Pの上面に向けてノズル8からインクが画像データに応じて吐出されることで、印刷用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
用紙搬送方向における搬送ユニット120の下流には、剥離プレート140が設けられている。剥離プレート140は、その搬送ユニット120側端部が印刷用紙Pと搬送ベルト111との間に入り込むことによって、搬送ベルト111の搬送面127に粘着させられている印刷用紙Pを搬送面127から剥離する。
搬送ユニット120と紙受け部116との間には、複数の送りローラ121が配置されている。搬送ユニット120から排出された印刷用紙Pは、送りローラ121によって紙受け部116へ送られる。
搬送方向において最も上流側にあるヘッド12の上流には、搬送ベルト111上における印刷用紙Pの先端位置を検出するために、発光素子と受光素子とから構成される光学センサである紙面センサ133が配置されている。紙面センサ133からの出力信号によって印字用紙Pの先端が検出位置に到達したことが分かるので、それに合わせて制御装置200からヘッド12に吐出信号が供給される。こうして、印字用紙P上に、インクによって画像が形成される。この画像とは、文字、記号、図形等を含む。
制御装置200は、図示しない操作盤等を介してユーザから受け付けた指示や各種センサの検知結果に応じて、プリンタ100の各部との間でデータ信号及び制御信号の送受信を行い、画像形成動作、後述のインク温度調整動作等を統括的に制御するものである。具体的には、制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等によって構成可能である。CPUは種々の演算を行い、プログラムを実行することがきる。ROMにはCPUによって行われる制御に関するプログラムや、プリンタ100内の各部の動作に関するプログラム等が格納されている。また、RAMは、CPUの作業領域として機能する他、ユーザの入力内容等を保持する領域等を有している。
〔2〕インク供給系
本実施形態では、ヘッド12と、インクを貯留しておくメインタンク21と、メインタンク21とヘッド12との間に設けられるサブタンク22と、メインタンク21からサブタンクへインクを供給する第一供給路23と、サブタンク22からヘッド12にインクを供給するための第二供給路24と、供給路23に設けられ、メインタンク21からサブタンク22へとインクを送るポンプ25とが、インク供給系20を形成している(図3)。
メインタンク21は、その内部のインクの減りに伴って外部から大気が流れ込むための通気孔31を備える。またプリンタ100に着脱可能に設けられている。図示しないインク残量センサによって、メインタンク21内のインクが少なくなったことが検知されると、制御部200は図示しない表示部によってユーザにタンク交換を促す。
サブタンク22は、メインタンク21と同様に、内部のインクの減りに伴って外部から大気が流れ込むための通気孔32を備える。サブタンク22は、メインタンク21よりもインク容量が小さい。サブタンク22は、メインタンク21からのインクを溜め、サブタンク22内のインクの水頭とヘッド12内のインクの水頭との差、すなわち水頭差Dを適切に保つことで、ヘッド12へのインク供給量を調整することができる。また、サブタンク22には、サブタンク用のインク量センサ33が設けられており、インク量センサ33の検出結果は、制御装置200に送られる。
また、インク供給系20には、インクを温めるためのヒータ(H1〜H4)が設けられている。図3に示すように、本実施形態では、インク供給系20に、メインタンク21内のインクを温めるメインタンクヒータH1、サブタンク22内のインクを温めるサブタンクヒータH2、第二供給路24内のインクを温める第二供給路ヒータH3、ヘッド12内のインクを温めるヘッドヒータH4が設けられている。これらのヒータH1〜H4は、インク供給系20の各部の外面に熱を与えることで、各部内のインクを温めるようになっている。
なお、第一供給路23内のインクを温める第一供給路ヒータをさらに設けてもよいが、第一供給路23内にはポンプ25が動作している間しかインクが流入しないので、ヒータを設ける必要はない。
また、温度検出器としてインク供給系20には、メインタンク温度計T1、サブタンク温度計T2、第二供給路温度計T3、インクヘッド温度計T4が、それぞれメインタンク21、サブタンク23、第二供給路24、インクへッド12の外表面に設置されている。つまり、メインタンク温度計T1、サブタンク温度計T2、第二供給路温度計T3、インクヘッド温度計T4は、それぞれ、メインタンクヒータH1、サブタンクヒータH2、第二供給路ヒータH3、ヘッドヒータH4に対応する。
〔3〕インク温度調整
図4、図5に基づいて、プリンタ100のインク温度調整について具体的に説明する。図4は、インク温度調整動作時の信号の流れを示すブロック図であり、図5はインク温度調整動作のフローチャートである。
図4に示すように、制御装置200は、特に温度制御部201を備える。またこの他にも、制御装置200は、供給制御部等を備えてもよい。供給制御部は、サブタンクインク用のインク量センサ201の検出結果に基づいてポンプ25のモータを制御し、メインタンク21からサブタンク22にインクを供給することができる。
温度制御部201は、上述のヒータH1〜H4のON/OFFを制御することで、インク供給系20におけるインクの温度を適切な範囲に調整することができる。温度制御部201は、メインタンク21、ヘッド12、サブタンク22、第二供給路24について、それぞれ個別に基準値h1〜h4を有している。そして、各基準値は、h1<h2<h3<h4となっている。温度制御部201は、メインタンク温度計T1の検出温度t1が基準値h1に達するまで、メインタンクヒータH1を制御してメインタンク21を加熱する。温度制御部201は、他のヒータ(H2〜H4)についても同様に、それぞれ対応する温度計(T2〜T4)の検出温度(t2〜t4)が各基準値(h2〜h4)に達するまで、対応する部材を加熱するように制御する。
具体的には、図5に示すように、制御部200は、メインタンク温度計T1の検出温度t1を読み込み、t1と基準値h1を比較する(S1→S2)。t1がh1未満であれば、制御部200はユーザからの印刷指示の受付を停止させ、温度制御部201によりメインタンクヒータH1がONとなる(S2でYes→S3→S4)。このとき、制御部200は、複合機1内の温度が上昇するまで印刷は不可能である旨、図示しない表示部等に表示させてもよい。そして温度制御部201は、検出温度t1がh1以上となるまでメインタンクヒータH1による加熱を続行する。そして、検出温度t1がh1以上となったところで、温度制御部201によりメインタンクヒータH1がOFFとされ(S2でNo→S5)、複合機1はユーザからの印刷指示を受付可能な待機状態となる。
図5ではメインタンク21の温度制御を例に挙げたが、上述したように、他のヒータ(H2〜H4)についてもそれぞれ対応する温度計(T2〜T4)の検出温度(t2〜t4)に基づく制御が実行されることで、ヘッド12、サブタンク22、第二供給路24の温度制御が実行される。
これらの基準値h1〜h4は、h1<h2<h3<h4となっていればよい。すなわち、基準値h1〜h4は具体的な値に限定されるものではなく、インクの温度として好適な値に鑑みて設定することができる。また、基準値h1〜h4は、他にもプリンタ1の設置環境、プリンタ1の構成(ノズルの大きさ、液滴の吐出速度等)等に基づいて適宜変更され得る。特に、h4はh1より30℃〜20℃、h2より20℃〜15℃、h3より15℃〜5℃程度高いことが好ましい。一例として、基準値h1は10(℃)、基準値h2は15(℃)、基準値h3は20(℃)、基準値h4は30(℃)と設定されてもよい。
ヘッド12はインク供給系20内で最下流に位置する部材である。そして、ヘッド12内のインクの流路の幅は、インク供給系20内の流路のうちで最も狭い。それゆえ、ヘッド12は、目詰まり等の不具合が最も起こりやすく、許容されるインクの粘性の上限が小さい。そして、インク供給方向の上流になるほど流路の幅は大きいので、許容できるインクの粘性の上限は大きい。つまり、インクの良好な流動性を保つために求められる最低温度は、インク供給系20内でヘッド12が最も高く、上流に行くほど低くなる。言い換えると、インク供給方向の上流に位置する部材は、その下流の部材よりも低い温度でもインクを流すことができるようになっている。
本実施形態においては、上述したように基準値がh1<h2<h3<h4と設定されているので、各部において求められるインクの流動性を確保すると共に、インク供給系20全体をヘッド12で求められる温度まで加熱するよりも、エネルギーの消費量を低減することができる。仮に、インク供給系20全体を、メインタンク21において許容されるインクの粘性に合わせた温度とすると、ヘッド12等における幅の狭い流路では、インクの流動性が低すぎて、インク吐出不良が起きる可能性がある。
なお、「インクの温度として好適な値」とは、インクの種類、プリンタ1の構成等によって異なるので、具体的な値に限定されるものではない。一般的なインクジェットプリンタ用のインクでは、20℃〜50℃が画像形成に適切な温度範囲である。
ヒータがOFFにされた後も、その余熱によりインク温度はしばらく上昇を続ける。また、プリンタ100内の各種駆動系の中には、動作中に温度が上昇するものがあり、この駆動系の温度上昇によっても、インク供給系20は加熱される。そこで、インクの温度が高くなり過ぎないように、上述の基準値h1〜h4は、インクの温度の目標値よりも低い値とされることが好ましい。ここで「目標値より低い値」とは、具体的には目標値より2℃〜3℃低い値とすることができる。例えばヘッド12の好ましい温度が45℃である場合、h4を42℃と設定しておけば、ヘッド12の温度t4が42℃となったところで温度制御部201によりヘッドヒータH4がOFFにされる。このように目標値の手前でヒータを切ることで、インク温度が適切な範囲に保たれると共に、消費エネルギー量を低減することができる。
また、メインタンクヒータH1に供給される電圧は、例えばインク量が500mlであれば100V、250mlであれば50Vというように、可変であってもよい。特に、メインタンク21においてはインクの消費によって内部のインク量が大きく変化するので、インク量が多いほどヒータH1への供給電圧を大きくすることで、インク量が変化しても目標温度に達するのに係る時間を一定に保つことができる。
本実施形態においては、加熱部として、インク供給系20の各部材の外表面にヒータ(H1〜H4)を設けている。但し、加熱部はインクを加熱することができる構成であればよく、本実施形態の構成に限定されない。
また、温度検出器として、上記実施形態ではインク供給系20の各部材の外表面の温度を計測することのできる温度計T1〜T4を設けている。しかし、ここでいう温度検出器は、インク供給系20において、個々の加熱部によって変化するインクの温度を把握することができるものであればよく、このような構成に限定されない。例えば、温度計T1〜T4を、インク供給系20の各部の内部の温度、つまりインクの温度を直接測定することができるものとしてもよい。すなわち、温度計T1〜T4は、「インクの温度」自体、又はインクの温度を反映する温度を測定するようになっていればよい。特に、メインタンク21のように容量が比較的大きな部材の場合、部材の外表面の温度と内部のインクの温度とで差が生じることがある。このような場合は、内部のインクの温度を直接測定することができる温度計を設けた方が、インクの温度をより正確に制御することができるので、好ましい。
なお、加熱時の上述のヒータ(H1〜H4)自体の温度は、インク供給系20の各部材の熱容量との関係等から、下流側より上流側の方が高くなっていてもよい。つまり、ヒータ(H1〜H4)によって下流側のインクの温度の方が高くなれば、ヒータ(H1〜H4)自体の温度は特に限定されるものではない。
インクジェット記録装置が吐出するインクは、水性、油性、色素が溶解した溶液、顔料等の粒子が分散した分散液等、その性質、構成共に特に限定されるものではない。特に、顔料が液体中に分散した分散液であるインクにおいては、高質な画像を得るために顔料濃度を高くしたいという要求がある。しかし、その一方で顔料濃度を高くすると粘度が高くなり、吐出不良が起こりやすい。
特に、ライン式インクジェットプリンタでは、インクを細い流路に通す構造となっているので、ノズルが目詰まりを起こしたり、吐出された液滴のスピード又は向き等が変わったり、といった吐出不良が起こりやすい。
液体の吐出不良の起こりやすいこれらの条件下においても、本実施形態の構成によれば、インク供給系20のヘッド12に近い部分のインクの温度を、遠い部分のインクよりも高くすることができるので、このような吐出不良をより防ぐことができる。
II.第二実施形態
インク供給方向の下流側(ヘッド12に近い側)でインク温度が高くなるようにすることで、下流側のインクの粘性を低くすることができれば、上記第一実施形態の各構成は適宜変更可能である。そこで、本発明の他の実施形態について、図6〜図8に基づいて説明する。
本実施形態のプリンタ300は図6に示すように、温度計T1〜T4に代えて温度検出器30を備え、さらにタイマ群203を備える。また、制御装置200内の図示しない記憶部には加熱時間テーブル202(図7)が記憶されている。これ以外は、プリンタ300は、第一実施形態のプリンタ300と略同様の構成である。
温度検出器30は、ヘッド12近傍に設けられており、本実施形態ではプリンタ300内の気温を検出するようになっている。
タイマ群203は、ヒータ(H1〜H4)のそれぞれ対応するタイマを備え、各ヒータH1〜H4の加熱時間をカウントする。
加熱時間テーブル202は、温度検出器30が温度t(℃)を検出した場合の、各ヒータ(H1〜H4)について設定された加熱時間(以下、設定時間と称する)m1〜m4を有する。この設定時間m1〜m4は、予め実験等によって求められ、設定される値である。設定時間m1〜m4は、ヒータ(H1〜H4)による加熱の結果、インク供給部20の下流の方が上流よりもインク温度が高くなるように設定される。
温度調整動作時には、図8のフローチャートに示すように、温度制御部201は、この温度検出器30の検出結果t(℃)を読み込む(S11)。そして、この検出結果tが所定の値(ここでは上述のh4と同じ30℃)より低い場合は、印刷受付を停止してヘッドヒータH4をONにする(S12でYes→S13→S14)。このとき、タイマ群203のうち、ヘッドヒータH4に対応するタイマがONとされる(S15)。そして、温度制御部201は設定時間m4だけ加熱を継続し(S16でNo→S17)、設定時間m4経過後はタイマをクリアし、ヘッドヒータH4をOFFにする(S16でYes→S18→S19)。また、温度検出器30の温度がh4以上であれば、加熱は行わない(S12でNo→S19)。
温度制御部201は、同様の制御をメインタンクヒータH1、サブタンクヒータH2、第二供給路ヒータH3に対しても行う。加熱時間テーブル202に示すように、メインタンクヒータH1、サブタンクヒータH2、第二供給路ヒータH3、ヘッドヒータH4のそれぞれをONにするか否かを判断する際の基準値、すなわちS12の判断の基準値は、上述のh1〜h4と同様の値とすることができ、インク供給方向下流ほど高く設定される。
本実施形態で、プリンタ300は、メインタンク温度計T1、サブタンク温度計T2、第二供給路温度計T3、インクヘッド温度計T4を備える必要はない。その理由は朝、オフィスが冷えている場合でもその後空調でほぼオフィスの温度が一定に保たれ(例えば25℃)、さらに装置内部の電子部品等からの発熱により数度程度室温より機内の温度が高いので、ヘッド12内のインクに対応する基準値h4が30℃程度であれば、朝一度、加温を行えばその後、インクを加温する必要がないからである。
ヒータ(H1〜H4)による加熱の結果、インク供給部20の下流の方が上流よりもインク温度が高くなるようになっていれば、本実施形態において、具体的な構成は適宜変更可能である。つまり、ヒータ(H1〜H4)がインク供給系20内のインクに熱量を与えることにより、インク供給方向の下流ほどインク温度が高くなるように、これらの熱量が設定されていればよい。
以上、異なる欄に記載した事項は互いに適宜組み合わせることが可能であり、さらに公知の技術を組み合わせることも可能である。このようにして得られる技術についても、本発明に含まれることはいうまでもない。
本発明の実施の一形態であるプリンタ100の要部構成を示す正面図である。 インク吐出面側から見たヘッド周囲の構造を示す平面図である。 インク供給系20とその周囲の構成を示す正面図である。 プリンタ100における温度調整動作時の信号の流れを示すブロック図である。 プリンタ100における温度調整動作時の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の他の形態であるプリンタ300の温度調整動作時の信号の流れを示すブロック図である。 上記プリンタ300の温度調節動作に利用される加熱時間テーブルである。 プリンタ300における温度調整動作時の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100、300 プリンタ(インクジェット記録装置)
12 ヘッド(記録ヘッド)
20 インク供給系
21 メインタンク
22 サブタンク(補助タンク)
23 第一供給路(供給部)
24 第二供給路(供給部)
T1 メインタンク温度計
T2 サブタンク温度計
T3 第二供給路温度計
T4 インクヘッド温度計
H1 メインタンクヒータ(加熱部)
H2 サブタンクヒータ(加熱部)
H3 第二供給路ヒータ(加熱部)
H4 ヘッドヒータ(加熱部)
30 温度検出器
200 制御装置
201 温度制御部
202 加熱時間テーブル
203 タイマ群

Claims (6)

  1. インクにて記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
    インクが貯蔵されているメインタンク、上記インクを記録媒体へ吐出する記録ヘッド、及び上記メインタンク内のインクを上記記録ヘッドに供給する供給部を備えるインク供給系と、
    上記インク供給系のインク供給方向に沿って複数設けられ、インクを加熱する加熱部と、
    個々の加熱部は、インクの温度が所定温度に達するまでインクを加熱するようになっており、さらに、上記インク供給方向の下流側に配置された加熱部ほど上記所定温度が高く設定されているインクジェット記録装置。
  2. 温度検出器をさらに備え、
    上記温度検出器は、個々の上記加熱部によって変化するインクの温度をそれぞれ検出するようになっており、
    上記加熱部は、上記温度検出部によって検出された温度が、上記インク供給方向の下流ほど高くなるようにインクを加熱するようになっている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 温度検出器をさらに備え、
    上記温度検出器は、インクジェット記録装置内の温度を検出するようになっており、
    個々の上記加熱部はそれぞれ、上記温度検出器によって検出された温度に応じて、予め設定された熱量をインクに与えるようになっており、
    上記熱量はそれぞれ、上記インク供給方向の下流ほどインク温度が高くなるように設定されている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記加熱部のうち、上記インク供給方向において最下流に設けられた加熱部は、上記記録ヘッド内のインクを加熱するようになっている請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記供給部は、
    上記メインタンクより小さく、上記メインタンクから記録ヘッドに向かうインクを一時的に貯留する補助タンクと、
    上記メインタンクと上記補助タンクとの間に設けられた第一供給路と、
    上記補助タンクと上記記録ヘッドとの間に設けられた第二供給路と、
    を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記加熱部は、上記メインタンク、第一供給路、補助タンク、第二供給路、及び記録ヘッドに、少なくとも一つずつ設けられる請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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