JP7222300B2 - インクジェット記録装置及び異常検出方法 - Google Patents
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Description
インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
前記ノズルに連通するインク貯留室と、
前記インク貯留室内の気圧を負圧とする動作を行う圧力調整部と、
前記気圧の変化特性に基づいて前記ノズルにおけるインクの液面の異常の有無を判別する判別部と、
を備え、
前記判別部は、前記気圧の変化速度に応じて前記異常の有無を判別する
ことを特徴とするインクジェット記録装置である。
前記圧力調整部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記気圧が第1基準値より大きい場合に前記圧力調整部による減圧動作を開始させ、前記気圧が前記第1基準値より小さい第2基準値未満の場合に前記減圧動作を停止させ、
前記判別部は、前記停止から前記開始までの経過時間が基準時間より短い場合に前記異常があると判別する
ことを特徴とする。
前記圧力調整部は、前記インク貯留室から空気を吸い出すファンを有することを特徴とする。
前記基準時間を記憶する記憶部を備えることを特徴とする。
前記インク貯留室に接続して空気を貯留する空気貯留室と、
前記空気貯留室の前記接続の有無を切り替える切替部と、
を備え、
前記制御部は、前記記録ヘッドの動作状況に応じて前記切替部による前記接続の有無を切り替える
ことを特徴とする。
前記制御部は、前記記録ヘッドがインク吐出動作を行っていない場合に、前記空気貯留室の前記接続がなされないように前記切替部を切り替える
ことを特徴とする。
インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、前記ノズルに連通するインク貯留室と、前記インク貯留室内の気圧を負圧とする動作を行う圧力調整部と、を備えるインクジェット記録装置の前記ノズルにおけるインクの液面の異常検出方法であって、
前記気圧の変化特性に基づいて前記ノズルにおける前記液面の異常の有無を判別するステップ、
を含み、
前記ステップでは、前記気圧の変化速度に応じて前記異常の有無を判別する
ことを特徴とする。
図1は、実施形態のインクジェット記録装置1の構成を正面から見た模式図である。
媒体供給トレー11は、記録媒体Mを一又は複数載置可能に設けられた板状部材である。媒体供給トレー11は、載置された記録媒体Mの量に応じて上下動し、記録媒体Mのうち一番上のものが供給搬送部12による搬送開始位置に保持される。
記録媒体Mとしては、種々の厚さの印刷用紙、セル、フィルムや布帛など種々のものが用いられる。記録媒体Mは、インクが内部に浸透しない非吸収性の材質の表面を有するものであってもよい。
供給搬送部12は、複数(例えば、2本)のローラー121、122と、内側面でローラー121、122により支持された輪状のベルト123と、媒体供給トレー11上に載置された記録媒体Mのうち一番上のものをベルト123に受け渡す図示略の供給部と、を有する。供給搬送部12は、ローラー121、122の回転によるベルト123の周回移動に従って供給部によりベルト123上に受け渡された記録媒体Mを搬送して画像形成部20へ送る。
ヘッドユニット23の各々は、ここでは、画像形成ドラム21の回転との組み合わせにより記録媒体M上の画像記録幅にわたって画像を形成可能なラインヘッドである。
なお、ここでは、各色のヘッドユニット23はいずれも同一の形状、構成であるので、任意のいずれか一つのものについて説明する。
図示略の上流タンクから送液ポンプ81により供給経路701を経てインクタンク70(ノズルNに連通するインク貯留室)に流入したインクは、流入経路702を経て記録ヘッド231の各ノズルNに供給される。インクタンク70からインクが供給される記録ヘッド231は一つでなくてもよい。ここでは、記録ヘッド231のノズルNからインクを排出させずに排出流路703を経てインクを排出可能であってもよい。排出されたインクは、上流タンクに回収されて再度記録ヘッド231に供給されてよい。
インクジェット記録装置1は、上述の画像形成部20、計測部64、第1電磁弁71、第2電磁弁72、第3電磁弁73、送液ポンプ81、吸引ポンプ82に加えて、制御部40(判別部としても動作する)と、搬送駆動部45と、記憶部50と、通信部61と、表示部62と、操作受付部63と、バス90などを備える。
インクジェット記録装置1では、インクタンク70内の気圧を大気圧よりも所定気圧(例えば、-3kPa)低くすることで、ノズルNのインクを重力とバランスさせて当該ノズルNからのインクの漏出を防ぐ。このために、計測部64により計測された気圧が基準範囲内にない場合には、第1電磁弁71を開放させて大気を流入させて気圧を上昇させたり、第2電磁弁72を開放させた状態で吸引ポンプ82を動作させて気圧を低下させたりすることができる。実際には、インクタンク70が完全な気密状態ではないので、徐々に空気がインクタンク70内に進入して気圧が上昇していく。したがって、インクジェット記録装置1では、概ね一定の間隔で概ね一定の時間ずつ吸引ポンプ82を動作させることになる。
このように、吸引ポンプ82を気圧の上限値PHと下限値PLとの間で断続的に動作させる場合に、空気の侵入による気圧の上昇時間の方が吸引ポンプ82の吸引による気圧の低下時間よりも計測がしやすいので、容易に基準時間Tetとの違いを判別可能であり、また、演算処理も容易である。
これにより、効率的かつ速やかにインクの液面の異常を検出することができる。このように記録動作前及び記録動作中でも速やかに異常の検出がなされることで、異常が悪化する前に速やかに復旧処理を行うことが可能となり、より容易に適正な画像記録動作に復帰させることができる。
例えば、上記実施の形態では、吸引ポンプ82がオフされてからオンされるまでの時間に基づいてインク液面の異常判別がなされたが、オンからオフまでの時間が用いられてもよい。また、オンからオフとオフからオンまでは異常の有無による経過時間の短縮/延長が反対向きの特性を有するが、オフからオンまでの方が長いので、オンからオン、オフからオフなどの一周期の時間を計測することでも、異常判別が可能である。
その他、上記実施の形態で示した構成、構造、配置、制御内容及び手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 媒体供給部
11 媒体供給トレー
12 供給搬送部
121、122 ローラー
123 ベルト
20 画像形成部
21 画像形成ドラム
22 受け渡しユニット
221 爪部
222 受け渡しドラム
23 ヘッドユニット
230 ヘッドモジュール
231 記録ヘッド
24 定着部
25 デリバリー部
251、252 ローラー
253 ベルト
254 受け渡しローラー
28 ヘッド駆動部
29 定着駆動部
30 媒体排出部
31 媒体排出トレー
40 制御部
41 CPU
42 RAM
45 搬送駆動部
50 記憶部
51 プログラム
52 基準時間情報
61 通信部
62 表示部
63 操作受付部
64 計測部
70 インクタンク
701 供給経路
702 流入経路
703 排出流路
704 配管
71 第1電磁弁
72 第2電磁弁
73 第3電磁弁
81 送液ポンプ
82 吸引ポンプ
83 空気室
90 バス
A 空気層
M 記録媒体
N ノズル
PH 上限値
PL 下限値
Tet 基準時間
Claims (7)
- インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
前記ノズルに連通するインク貯留室と、
前記インク貯留室内の気圧を負圧とする動作を行う圧力調整部と、
前記気圧の変化特性に基づいて前記ノズルにおけるインクの液面の異常の有無を判別する判別部と、
を備え、
前記判別部は、前記気圧の変化速度に応じて前記異常の有無を判別する
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記圧力調整部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記気圧が第1基準値より大きい場合に前記圧力調整部による減圧動作を開始させ、前記気圧が前記第1基準値より小さい第2基準値未満の場合に前記減圧動作を停止させ、
前記判別部は、前記停止から前記開始までの経過時間が基準時間より短い場合に前記異常があると判別する
ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 前記圧力調整部は、前記インク貯留室から空気を吸い出すファンを有することを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
- 前記基準時間を記憶する記憶部を備えることを特徴とする請求項2又は3記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク貯留室に接続して空気を貯留する空気貯留室と、
前記空気貯留室の前記接続の有無を切り替える切替部と、
を備え、
前記制御部は、前記記録ヘッドの動作状況に応じて前記切替部による前記接続の有無を切り替える
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記制御部は、前記記録ヘッドがインク吐出動作を行っていない場合に、前記空気貯留室の前記接続がなされないように前記切替部を切り替える
ことを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。 - インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、前記ノズルに連通するインク貯留室と、前記インク貯留室内の気圧を負圧とする動作を行う圧力調整部と、を備えるインクジェット記録装置の前記ノズルにおけるインクの液面の異常検出方法であって、
前記気圧の変化特性に基づいて前記ノズルにおける前記液面の異常の有無を判別するステップ、
を含み、
前記ステップでは、前記気圧の変化速度に応じて前記異常の有無を判別する
ことを特徴とする異常検出方法。
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JP2019082422A JP7222300B2 (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | インクジェット記録装置及び異常検出方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019082422A JP7222300B2 (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | インクジェット記録装置及び異常検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020179533A JP2020179533A (ja) | 2020-11-05 |
JP7222300B2 true JP7222300B2 (ja) | 2023-02-15 |
Family
ID=73022953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019082422A Active JP7222300B2 (ja) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | インクジェット記録装置及び異常検出方法 |
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2019
- 2019-04-24 JP JP2019082422A patent/JP7222300B2/ja active Active
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