JP2008241861A - 電子楽器用の鍵盤装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンマ体の質量を過剰に増やすことなく剛性を高める。
【解決手段】ハンマ体20は、各鍵1に対応して設けられ、樹脂製のハンマ基部21と金属製のパイプ部22とから構成される。パイプ部22は、断面の外郭形状が円形の部材を用いて製造され、固定側端部22cの先端に扁平状の異形断面部22c1が形成されて、開口が閉じられている。ハンマ体20は、ハンマ基部21を射出成形する際に、パイプ部22の固定側端部22cがアウトサート成形によりハンマ基部21のパイプ固定部21eに固定される。異形断面部22c1の存在により、固定側端部22cが、パイプ固定部21eに対して回り止め機能を果たす。
【選択図】図2

Description

本発明は、押鍵操作により鍵に駆動されて回動して押鍵動作に慣性を付与するためのハンマ体を備えた電子楽器用の鍵盤装置に関する。
従来、適当な質量を有するハンマ体を押鍵操作により駆動して回動させ、アコースティックピアノのような自然な押鍵感触を擬似的に得るようにした電子楽器用の鍵盤装置が知られている(下記特許文献1)。
この装置では、ハンマ体は、フレームに回動自在に支持された樹脂製のハンマ基部から質量を有する長尺部材が後方に延設される。そして、押鍵操作により鍵前部の駆動部がハンマ体の被駆動部を駆動し、押鍵操作に連動してハンマ体が回動し、それによって長尺部材の自由端部が上下方向に揺動するように構成される。ハンマ体の上記長尺部材は、金属製で中実(ムク)の棒状部材を後半部で前方に屈曲形成してなり、その一端部が、アウトサート成形等によってハンマ基部に固定保持される。主として長尺部材の質量が、押鍵動作に対する慣性の元になる。
特許3060930号公報
この種の装置においては、ハンマ体の長尺部材の剛性(特に、断面2次モーメント)が低い(小さい)と、押鍵終了位置を規制するためのストッパとの当接時に有害な振動が生じて押鍵終了時の感触に悪影響を及ぼしたり、長年の使用により変形が生じて押鍵ストロークが変化したりするおそれがある。そのため、長尺部材の剛性は極力高く設計するのが望ましい。
長尺部材の剛性を高めるためには、例えば、長尺部材を太くして断面積を大きくすることが考えられる。しかしながら、長尺部材の質量の設定は、鍵に与える慣性力に直接影響するため、適切な慣性を得るためには、断面積を安易に大きくするというようなことができない。従って、長尺部材の剛性を高める上で制約があるという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ハンマ体の質量を過剰に増やすことなく剛性を高めることができる電子楽器用の鍵盤装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子楽器用の鍵盤装置は、フレーム(4)と、ハンマ駆動部(1b)を有し、前記フレームに回動自在に支持された鍵(1)と、回動支点(21a)及び被駆動部(21b)を有して前記鍵に対応して設けられ、対応する鍵の前記ハンマ駆動部によって前記被駆動部が駆動されることで前記回動支点を中心に回動するように前記フレームに支持され、回動することで、対応する鍵の押鍵動作に対して慣性を付与するためのハンマ体(20)とを有し、前記ハンマ体は、前記回動支点及び前記被駆動部が設けられたハンマ基部(21)と、該ハンマ基部とは別体で且つ該ハンマ基部から延設されたパイプ材(22)とから構成され、該パイプ材の一端部(22c)が前記ハンマ基部に固定されてなることを特徴とする。
好ましくは、前記パイプ材の少なくとも前記一端部の断面の外郭形状が円形でない(請求項2)。
好ましくは、前記パイプ材の一部に、断面形状が一様な部分に比し内部の断面積が小さい異形断面部(22c1〜22c4、22e、22b1)が設けられる(請求項3)。
好ましくは、前記パイプ材の前記一端部に生じる開口(22ca)を閉塞するための栓部材(24、26)が前記一端部に設けられる(請求項4)。
好ましくは、前記パイプ材の前記一端部の反対側の端部である他端部(22b)に生じる開口(22ba)を閉塞するための栓部材(23、25、27)が前記他端部に設けられる(請求項5)。
好ましくは、前記栓部材はネジ(25、26)である(請求項6)。
好ましくは、前記ハンマ基部は樹脂で一体に形成されてなり、該ハンマ基部の一部(21e1)が前記パイプ材の前記一端部の外側を覆うと共に、前記一端部において該一端部の開口側から前記ハンマ基部の他の一部(21e2)が入り込んでいる(請求項7)。
好ましくは、前記鍵及び前記ハンマ体は互いに1対1に対応して複数配設され、前記各ハンマ体の前記パイプ材の前記他端部には該パイプ材とは別体の質量部材(23、25、27)が設けられ、前記パイプ材の長手方向における各質量部材の配設位置、各質量部材の比重、各質量部材の形状及び各質量部材の体積の少なくとも1つが、複数のハンマ体間で異なっていることで、押鍵感触のキースケーリングが実現される(請求項8)。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、ハンマ体の質量を過剰に増やすことなく剛性を高めることができる。
請求項2によれば、パイプ材の一端部がハンマ基部に対する回り止めを果たすことでパイプ材の固定状態を良好にすることができる。
請求項3によれば、パイプ材の内部と外部との間の異物の出入りを抑制することができる。
請求項4によれば、前記ハンマ体が樹脂で構成される場合においてパイプ材の一端部に樹脂が入り込むことを防止することができる。
請求項5によれば、パイプ材の他端部からの異物の出入りを抑制することができる。
請求項6によれば、コスト上昇を抑制することができる。
請求項7によれば、パイプ材の一端部のハンマ基部への固定状態を強固にすることができる。
請求項8によれば、押鍵感触のキースケーリングを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置の一部を示す斜視図である。本実施の形態の鍵盤装置は、鍵盤シャーシ4と、複数の白鍵及び黒鍵である鍵1と、押鍵動作に適当な慣性を与えてアコースティックピアノのような押鍵感触を得るためのハンマ体20とから主に構成される。ハンマ体20は各鍵1に対応して設けられる。鍵1及びハンマ体20は、鍵1の並び方向に並列的に配設される。図1は、非押鍵状態(鍵1が押鍵行程の開始位置にある状態)を示す。なお、以下、本装置の演奏者側を前方と称する。
鍵1、ハンマ体20は、それぞれの回動中心、すなわち鍵回動軸P1、ハンマ回動軸P2を中心として上下方向に回動可能に構成されている。鍵1は対応するハンマ体20を駆動可能に構成され、ハンマ体20はスイッチ部3を駆動可能に構成されている。
鍵1には、その後端部の一側面に凸球面状の不図示の鍵支点部が突設されており、その中心が上記鍵回動軸P1である。一方、鍵盤シャーシ4の略水平なシャーシ水平部4aの後方には鍵支持部5が設けられている。鍵支持部5の上記鍵支点部に対向する部分には、凹部5aが設けられている。上記鍵支点部が鍵支持部5の凹部5aと係合して、鍵1が鍵回動軸P1を中心として上下方向に回動自在にされている。
鍵盤シャーシ4は、シャーシ水平部4aと鍵盤シャーシ4の前部4bとがリブ12により連結されて補強されている。シャーシ前部4bには鍵並び方向(鍵1の横方向)の鍵1の前端部の揺動を規制するためのキーガイド6が各鍵1毎に突設されている。鍵盤シャーシ4には、支持部材9が設けられ、支持部材9にはハンマ支持部9aが設けられる。
また、ハンマ支持部9a近傍から鍵1の後部に亘って、前側が2又形状となっているフォーク形状のバネ7が懸架されている。このバネ7は、鍵1を鍵支持部5に押しつけると共に、ハンマ体20を支持部材9のハンマ支持部9aに押しつけ、鍵1及びハンマ体20が鍵盤シャーシ4から容易に脱落しないようにしている。
ハンマ体20は、各鍵1に対応して設けられ、樹脂製のハンマ基部21と金属製のパイプ部22とから構成される。ハンマ基部21には、ハンマ支点部21a、下側延設部21b、上側延設部21c、スイッチ駆動部21d及びパイプ固定部21eが一体に形成されている。パイプ部22は、パイプ固定部21eから後方に延設され、後半部が前方に屈曲している。従って、パイプ部22の最後部が自由端部22aとなっていて、パイプ固定部21eに固定されている側の端部である固定側端部22c(図2(a)で後述)とは反対側の端部である非固定側端部22bは、パイプ部22の後半部が自由端部22aから前方に折り曲げられていることで、自由端部22aよりも前方に位置している。
ハンマ基部21は、支持部材9のハンマ支持部9a(ハンマ回動軸P2)を中心としてハンマ支点部21aにて支持されている。これにより、パイプ部22の自由端部22aが上下方向に揺動自在になっている。ハンマ体20のスイッチ駆動部21dは、ハンマ支点部21aよりも前方における下部に設けられ、ハンマ体20が押鍵方向に対応する往方向に回動することでスイッチ部3を駆動する。
上側延設部21c及び下側延設部21bは、ハンマ基部21の最前部において前方に延設されている。鍵1の前部には下方に垂下したハンマ駆動片1bが設けられている。ハンマ駆動片1bの下端部にはウレタンゴム製等の緩衝材(図示せず)が取り付けられている。該緩衝材は、ハンマ体20の上側延設部21c及び下側延設部21b間に挟入され、鍵1の押離鍵動作をハンマ体20に伝達すると共に、ハンマ体20の復帰動作を鍵1に伝達する。押鍵及び押鍵復帰の行程において、上記緩衝材はその上端部がハンマ体20の上側延設部21cと常に当接する。これにより、鍵1の往復回動行程において、対応するハンマ体20が確実に連動して回動する。
ハンマ体20は、全体質量のうち大半の質量を占める質量部であるパイプ部22の重さによって、下側延設部21bを介して鍵1を上方に常に付勢している。鍵1の復帰力はバネ7から付与されるのではなく、ハンマ体20自身の復帰力によるものである。
鍵盤シャーシ4の後部4dの下面には、上側ストッパ10が設けられる。シャーシ保持部4cには、下側ストッパ11が設けられている。上側ストッパ10、下側ストッパ11は、フェルト等で構成される。上側ストッパ10は、押鍵操作に連動して往方向に回動するハンマ体20のパイプ部22と当接して鍵1及びハンマ体20の回動終了位置(鍵1では前端部の下限位置、ハンマ体20では自由端部22aの上限位置)を規制する。下側ストッパ11は非押鍵時にハンマ体20のパイプ部22と当接して鍵1の前端部の上限位置を規制する。
シャーシ前部4bにはスイッチ基板8が取り付けられ、スイッチ基板8上にはスイッチ部3が設けられている。スイッチ部3は、ハンマ体20のスイッチ駆動部21dに対向して各ハンマ体20毎に設けられている。スイッチ部3は、接点時間差タイプの2メイク式タッチレスポンススイッチであり、ハンマ体20の動作の検出を介して鍵1の押鍵動作を検出する。
図2(a)は、本実施の形態におけるハンマ体20のハンマ基部21からパイプ部22にかけての縦断面図である。図2(b)は、パイプ部22の固定側端部22cの斜視図である。ハンマ体20は、ハンマ基部21を射出成形する際に、パイプ部22の固定側端部22cがアウトサート成形によりハンマ基部21のパイプ固定部21eに固定される。
パイプ部22は、中空部22dを内部に有する一様の筒状の部材、すなわち、断面の外郭形状が円形の部材を用いて製造される。具体的には、ハンマ基部21に固定される前段階で、固定側端部22cの先端が冷間プレス加工等によって扁平状の異形断面部22c1とされ、開口が閉じられる。異形断面部22c1の存在により、パイプ固定部21eに固定された後の固定側端部22cが、パイプ固定部21eに対する回り止め機能を果たす。なお、異形断面部22c1における扁平の方向は水平方向に限られず、どの方向でもよい。
このような、回り止め機能を果たすための異形断面形状は、円形以外であればよく、例えば、図2(c)、(d)に変形例を示すように、断面矩形、断面十字型でもよい。あるいは、図2(e)にさらなる変形例を示すように、固定側端部22cをパイプ部22の長手方向に直交する方向に凹ませた形状であってもよい。
本実施の形態によれば、ハンマ体20は、ハンマ基部21から、主な質量部であるパイプ部22が延設されてなるので、延設部分が中実(ムク)の棒状部材で構成される場合に比し、同じ質量であれば、断面の中立軸に関する断面2次モーメントを大きくすることができる。これにより、対応する鍵1の回動動作に適切な慣性を与える上で、ハンマ体20の質量を過剰に増やすことなく延設部分であるパイプ部22の剛性を高めることができる。その結果、パイプ部22に、押鍵終了時に有害な振動が生じたり、長年の使用により変形(曲がり)が生じたりすることを抑制することができる。
また、ハンマ基部21のパイプ固定部21eに固定される部分であるパイプ部22の固定側端部22cに、異形断面部22c1(あるいは異形断面部22c2〜22c4)が形成されたので、異形断面部22c1がハンマ基部21に対する回り止め機能を果たし、パイプ部22の固定状態を良好にすることができる。
さらに、異形断面部22c1は、パイプ部22における一様な断面円形の部分に比し内部(中空部22d)の断面積が小さい(図2(a)の例ではゼロに近い)ので、パイプ部22の製造後において、固定側端部22cからパイプ部22内にゴミ等の異物が入り込むことが抑制される。また、アウトサート成形時において、ハンマ基部21を構成する樹脂が固定側端部22cからパイプ部22内に入り込むことを抑制することができる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ体20のパイプ部22の後半部の斜視図である。本第2の実施の形態では、ハンマ体20のパイプ部22の構成のみが第1の実施の形態に対して異なり、その他の構成は同様である。
図3に示すように、本実施の形態においては、パイプ部22の途中に、左右方向にプレス加工された各一対の幅狭の異形断面部22eが2カ所設けられる。一対の異形断面部22eは、パイプ部22の屈曲した部分の下側と上側とにおいて、パイプ部22の長手方向における同じ位置に形成される。異形断面部22eは、左右方向に凹んでいるので、パイプ部22の上下方向の剛性低下にはなっていない。また、非固定側端部22bの先端には、異形断面部22c1(図2(a)、(b)参照)と同様の扁平状の異形断面部22b1が形成されている。
本実施の形態によれば、異形断面部22e、異形断面部22b1が設けられたので、外部から非固定側端部22bを通じてパイプ部22内にゴミ等の異物が入り込んだり、あるいは長年の使用によりパイプ部22内に生じる錆等の異物が非固定側端部22bを通じて外部に放出されたりすることを抑制することができる。なお、パイプ部22をハンマ基部21に固定後における、パイプ部22の内部と外部との異物の出入りを防止する観点からは、異形断面部は非固定側端部22bに極力近い位置に1カ所設ければ十分である。
本実施の形態によればまた、異形断面部22eの位置がパイプ部22の屈曲した上下部分間で合わせてあるので、これらの位置を、例えば、鍵盤シャーシ4を棚板や下ケースにしっかり固定するためのネジ(いずれも図示せず)の位置と合わせれば、異形断面部22eがドライバ等の工具の挿入経路を提供することとなる。すなわち、鍵盤シャーシ4においてネジの螺合作業のために工具であるドライバを用いる際、ハンマ体20を装着したままでも、異形断面部22eで生じた逃げのスペースを通じて上方からドライバを差し込んで作業することができる。なお、この観点からは、異形断面部22eは左右一対の形状でなく、片側にのみ凹んだ形状であってもよい。
(第3の実施の形態)
図4(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ基部21のパイプ固定部21e及びパイプ部22の固定側端部22cの水平断面図である。第3の実施の形態では、ハンマ体20のパイプ部22の固定側端部22cの構成及びそのハンマ基部21への取付状態のみが第1の実施の形態に対して異なり、その他の構成は同様である。
本実施の形態では、パイプ部22単体では、その固定側端部22cは加工等によって閉じられておらず、開口部22caを有している。従って、ハンマ基部21の成形時には、ハンマ基部21を構成する樹脂の一部21e2が開口部22caから固定側端部22cの内部に入り込む。それと共に、固定側端部22cの外周側を、ハンマ基部21を構成する樹脂の一部21e1が覆う。すなわち、樹脂の一部21e2を固定側端部22c内に積極的に取り入れることで、固定側端部22cは、樹脂の一部21e2、21e1によって挟み込まれた状態で保持される。
本実施の形態によれば、固定側端部22cの内外での樹脂の挟み込みにより、パイプ固定部21eへの固定側端部22cの固定状態を強固にすることができる。
この実施の形態においては、アウトサート成形時における金型への樹脂の流し込み圧力を調節することにより、上記樹脂の一部21e2の固定側端部22cの内部への入り込み深さ(図4(a)でいう一部21e2の右端位置)を制御することができる。これにより、鍵タッチ感触のキースケーリング用のハンマ体を極めて容易に製造することができる。そして、どのレベルのハンマ体であるかを判別してどの鍵盤へ配設すべきかは、各ハンマ体の重さを計って振り分けるだけで行える。これは、各ハンマ体の製造ロット間で異なる部位は、樹脂の一部21e2の固定側端部22cへの入り込み深さだけだからである。
図4(b)は、第3の実施の形態におけるパイプ部22の変形例を示す水平断面図である。同図(b)に示すように、パイプ部22における固定側端部22cよりやや後方に、異形断面部22e(図3参照)と同じものを設ける。このようにすると、樹脂の一部21e2の入り込みは、異形断面部22eで止まるので、異形断面部22eを設ける位置によって、樹脂の一部21e2の入り込みの程度(位置)を規制することができる。これにより、樹脂の一部21e2の入り込みすぎを抑制することができる。このことは、ハンマ体20の全体質量を所期の値にするのに有用であり、また、樹脂の無駄を省くことにも繋がる。
なお、本実施の形態においては、固定側端部22cは、樹脂が入り込めるように開口していればよく、断面円形である必要はない。固定側端部22cのパイプ固定部21eに対する回り止め機能をも同時に確保する観点からは、固定側端部22cは、開口を有してなおかつ断面の外郭形状が円形以外の異形断面部とするのが望ましい。
(第4の実施の形態)
図5(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ基部21のパイプ固定部21e及びパイプ部22の水平断面図である。第4の実施の形態では、ハンマ体20のパイプ部22の構成が第1の実施の形態に対して異なり、その他の構成は同様である。
本実施の形態では、図5(a)に示すように、パイプ部22は、屈曲しておらず、真直で断面が一様な筒体として構成される。非固定側端部22bは開口部22baを有し、固定側端部22cは開口部22caを有している。パイプ部22には、ハンマ基部21に固定される前段階で、栓部材23、24が開口部22ba、22caにそれぞれ装着固定される。
栓部材23は、ゴム材等の弾性部材あるいは金属等でなり、栓部材24は、ハンマ基部21の成形時に溶けないような材料、例えば、金属で構成される。栓部材23、24の装着固定は、例えば、圧入、または嵌合乃至接着等によってなされる。パイプ部22は、開口部22ba、22caが栓部材23、24によって閉塞された状態で、ハンマ基部21の成形工程においてパイプ固定部21eに固定される。なお、栓部材23の装着固定は、ハンマ基部21の成形後に行うようにしてもよい。
本実施の形態によれば、パイプ部22の開口部22ba、22caが栓部材23、24によって閉塞されているので、ハンマ基部21を構成する樹脂が開口部22caから固定側端部22cの内部に入り込むことを防止すると共に、異物が非固定側端部22bを通じて出入りすることを防止することができる。
さらに、この実施の形態においては、非固定側端部22bが、ハンマ支点部21a(図1参照)から最も遠い自由端部22aでもあるので、この自由端部22aに栓部材23が設けられたことで、栓部材23の有する質量により、自由端部22aに質量を多く集中させることができる。これにより、高い慣性を効率的に得ることが容易となるだけでなく、ハンマ体20の回動時におけるパイプ部22の振動を速やかに減衰させる効果もあり、不要な音鳴りの抑制にも繋がる。
ここで、栓部材23の種類や配設位置を複数のハンマ体20間で異ならせることで、押鍵感触のキースケーリングを実現するようにしてもよい。具体的には、栓部材23の比重、形状、体積、及び、パイプ部22の長手方向における各栓部材23の配設位置の組合せを、複数のハンマ体20間で異ならせることで、各ハンマ体20の慣性を異ならせる。
例えば、黒鍵と白鍵とで栓部材23の種類や配設位置を適切に設定すれば、黒鍵と白鍵との押鍵感触を均一にする等、感触の適切な設定が可能になる。また、高音域のハンマ体20ほど慣性を小さくするのがよい。栓部材23の構成は、全ハンマ体20間で異ならせてもよいし、所定音域毎に異ならせてもよい。栓部材23が元々、異物の出入りを防止する栓機能を併せ持っているので、構成の複雑化は回避される。
なお、本実施の形態において、パイプ部22の加工を閉塞する目的で栓部材を採用するのは、固定側端部22cと非固定側端部22bのいずれか一方のみとしてもよい。その場合は、栓部材を設けない側の端部には、異形断面部22c1〜22c4(図2参照)または異形断面部22b1(図3参照)のいずれかを採用してもよい。
図5(b)は、第4の実施の形態におけるパイプ部22の変形例を示す水平断面図である。同図(b)に示すように、パイプ部22の開口部22ba、22caには、栓部材23、24に代えて、ネジ25、26が螺合されている。開口部22ba、22caには、ネジ山が形成されている。あるいは、ネジ25、26はセルフタッピングにより螺合固定されるようにしてもよい。この変形例によっても、図5(a)の例と同様の効果を奏することができる。また、ネジを採用したことでコスト上昇の抑制にも繋がる。
ところで、ネジ25を採用してなおかつ上記した押鍵感触のキースケーリングを実現することもできる。ネジ25は、ねじ込みの深さによってその配設位置を制御することが容易である。図5(c)の例では図5(b)の例に比しネジ25を浅めにねじ込んであり、ネジ25の位置がハンマ支点部21aから遠ざかっている。慣性モーメントは、ハンマ支点部21aから質量集中部までの距離の2乗に比例するので、図5(c)の例は図5(b)の例よりも慣性モーメントが大きくなる。このように、ネジ25の比重や体積を異ならせることはもとより、同じネジ25であってもその配設位置によってハンマ体20の慣性を所望の値に設定することができる。よって、押鍵感触の一層繊細なキースケーリングを実現することが可能である。
(第5の実施の形態)
図6(a)は、本発明の第5の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ体20のパイプ部22の後部の水平断面図である。本第5の実施の形態では、ハンマ体20のパイプ部22の構成のみが第1の実施の形態に対して異なり、その他の構成は同様である。
同図(a)に示すように、本実施の形態では、パイプ部22は、その少なくとも後半部が、第4の実施の形態(図5(a)参照)と同様に屈曲しておらず、真直で断面が一様な筒体として構成され、非固定側端部22bは開口部22baを有している。非固定側端部22bには、閉塞用の樹脂27が充填されていて開口部22baが閉塞されている。樹脂27は、例えば、アウトサート成形によって開口部22baに配設され、必要に応じて開口端が事後的に切断される。樹脂27を非固定側端部22bに設ける工程は、ハンマ基部21の成形時と同じでもよいし、別でもよい。また、樹脂27の材料は、ハンマ基部21を構成する樹脂と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
本実施の形態によれば、樹脂27が、第4の実施の形態においてパイプ部22の非固定側端部22bに設けた栓部材23(図5(a)参照)と同様の機能を果たす。従って、自由端部22aに質量を多く集中させること、及び異物の非固定側端部22bを通じた出入りを防止することに関して、第4の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
図6(b)、(c)は、第5の実施の形態におけるパイプ部22の変形例を示す水平断面図である。同図(b)、(c)に示すように、パイプ部22の非固定側端部22bにおいて、開口部22baよりもややパイプ固定部21e寄りの位置に、異形断面部22e(図3参照)と同じものを設ける。この異形断面部22eを形成した後に、樹脂27を設ける。このようにすると、樹脂27は、開口部22baから異形断面部22eの位置までしか入り込まないので、樹脂27の量を所望値に制御することが容易となる。同図(b)に比し、同図(c)の例では、異形断面部22eの位置が開口端に近く、樹脂27の量が少なくなっている。
図6(b)、(c)に示す変形例においては、押鍵感触のキースケーリングを、栓部材23やネジ25の種類等で実現したのと同様に、樹脂27の量で実現可能である。具体的には、各ハンマ体20毎に、所望の樹脂27の量に応じた位置に異形断面部22eを設けて、樹脂27を配設すればよい。
上記各実施の形態では、パイプ部22は、最後部から前方に屈曲した形状(図1〜図3参照)、または真直(図4〜図6)であったが、各実施の形態において期待する効果に応じて、屈曲形状から真直に、あるいは真直から屈曲形状に変更してもよいし、あるいは例示したのとは異なる他の形状を採用することも可能である。
図7(a)〜(c)は、ハンマ体20のパイプ部22の変形例を示す側面図、斜視図である。例えば、図7(a)に示すように、パイプ部22の後部を一旦前方に屈曲させ、さらに後方に屈曲形成してもよい。このような、パイプ部22の非固定側端部22bが後方に開口して実質的に自由端部22aともなっている構成であれば、第3〜第5の実施の形態(図4〜図6)に採用するのに好適である。ただし、異物の出入り防止の観点に限れば、長手方向における非固定側端部22bの位置は問わず、向きも問わない。
ところで、パイプ部22を後半部で屈曲形成することは、パイプ部22自体の質量を後部に集中させることにもなるので、ハンマ体20の全長をコンパクトに維持しつつ高い慣性を得る構成とする上で有利である。特に、図7(a)に示す例のように、パイプ部22の後部を複数回屈曲させることで、その効果をより高めることができる。従って、この観点からは、屈曲の回数はもっと増やしてもよい。
また、ハンマ体20の全長を長くすることなくパイプ部22自体の質量を後部に集中させるためには、図7(b)、(c)に示すように、パイプ部22の後半部において非固定側端部22bの近傍を、後方視円形、または後方視矩形の螺旋状に形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、パイプ部22において異形断面部以外の、断面形状が一様である部分は、その断面外郭形状が円形であったが、これに限られない。例えば、図8(a)〜(c)に断面形状の変形例を示すように、矩形(同図(a))、三角形(同図(b))、あるいは蝶型(同図(c))等であってもよい。すなわち、パイプ材から形成でき、なおかつ、断面の中立軸に関する断面2次モーメントが、実断面積が同じで忠実の丸棒に比し大きくなるような形状であればよい。同図(c)の例よりもさらにH型に近づけた形状であってもよい。
なお、図8(a)〜(c)に例示したような断面外郭形状が非円形である形状を一様に有するパイプ部22を採用した場合は、固定側端部22cに異形断面部22c1(図2(a)参照)を設けなくても、パイプ固定部21eに対して回り止め機能を果たすことができる。
なお、パイプ部22の断面外郭形状を円形に構成した場合において、パイプ部22の非固定側端部22bであって、特に上側ストッパ10及び下側ストッパ11と当接する部分だけを、図8(d)に示すように、他の一様な部分に比し外形を大きく構成してもよい。これにより、非固定側端部22bの、上側ストッパ10及び下側ストッパ11に当接する面積が大きくなり、長年に使用によって上側ストッパ10及び下側ストッパ11に生じる沈み込み(変形)が抑制される。これにより、緩衝機能、及び押鍵ストロークを長期に亘って適切に維持することができる。
なお、上記各実施の形態においては、ハンマ基部21は樹脂で、パイプ部22は金属で構成されたが、樹脂の一部21e2を固定側端部22c内に積極的に取り入れてパイプ部22の保持強度を高めるという構成(図4参照)を除外すれば、ハンマ基部21は樹脂でなくてもよく、マグネシウム等の金属であってもよい。また、パイプ部22も、金属でなく、樹脂であってもよい。また、ハンマ基部21に対するパイプ部22の固定方法も、アウトサート成形に限られず、嵌合やネジ止め等の各種固定方法を採用可能である。
なお、ハンマ体20は後部が自由端部22aとして回動するようになっているが、これに限るものでなく、ハンマ基部21とパイプ部22の配置を前後逆転させて、前部に自由端部22aを設けた形でも本発明を適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置の一部を示す斜視図である。 本実施の形態におけるハンマ体のハンマ基部からパイプ部にかけての縦断面図(図(a))、パイプ部の固定側端部の斜視図(図(b))、パイプ部の固定側端部の変形例の斜視図(図(c)〜(e))である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ体のパイプ部の後半部の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ基部のパイプ固定部及びパイプ部の固定側端部の水平断面図(図(a))、第3の実施の形態におけるパイプ部の変形例を示す水平断面図(図(b))である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ基部のパイプ固定部及びパイプ部の水平断面図(図(a))、第4の実施の形態におけるパイプ部の変形例を示す水平断面図(図(b)、(c))である。 本発明の第5の実施の形態に係る電子楽器用の鍵盤装置におけるハンマ体のパイプ部の後部の水平断面図(図(a))、第5の実施の形態におけるパイプ部の変形例を示す水平断面図(図(b)、(c))である。 ハンマ体のパイプ部の変形例を示す側面図(図(a))、斜視図(図(b)、(c))である。 パイプ部の断面外郭形状が非円形である変形例を示す断面図(図(a)〜(c))、パイプ部の非固定側端部の外形を大きくした変形例を示す断面図(図(d))である。
符号の説明
1 鍵、 1b ハンマ駆動片(ハンマ駆動部)、 4 鍵盤シャーシ(フレーム)、 20 ハンマ体、 21 ハンマ基部、 21a ハンマ支点部(回動支点)、 21b 下側延設部(被駆動部)、 21e パイプ固定部、 21e1 樹脂の一部(ハンマ基部の一部)、 21e2 樹脂の一部(ハンマ基部の他の一部)、 22 パイプ部(パイプ材)、 22b 非固定側端部(他端部)、 22c 固定側端部(一端部)、 22c1〜22c4、22e、22b1 異形断面部、 22ba、22ca 開口部(開口)、 23 栓部材(質量部材)、 24 栓部材、 25 ネジ(質量部材、栓部材)、 26 ネジ(栓部材)、 27 樹脂(栓部材、質量部材)

Claims (8)

  1. フレームと、
    ハンマ駆動部を有し、前記フレームに回動自在に支持された鍵と、
    回動支点及び被駆動部を有して前記鍵に対応して設けられ、対応する鍵の前記ハンマ駆動部によって前記被駆動部が駆動されることで前記回動支点を中心に回動するように前記フレームに支持され、回動することで、対応する鍵の押鍵動作に対して慣性を付与するためのハンマ体とを有し、
    前記ハンマ体は、前記回動支点及び前記被駆動部が設けられたハンマ基部と、該ハンマ基部とは別体で且つ該ハンマ基部から延設されたパイプ材とから構成され、該パイプ材の一端部が前記ハンマ基部に固定されてなることを特徴とする電子楽器用の鍵盤装置。
  2. 前記パイプ材の少なくとも前記一端部の断面の外郭形状が円形でないことを特徴とする請求項1記載の電子楽器用の鍵盤装置。
  3. 前記パイプ材の一部に、断面形状が一様な部分に比し内部の断面積が小さい異形断面部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の電子楽器用の鍵盤装置。
  4. 前記パイプ材の前記一端部に生じる開口を閉塞するための栓部材が前記一端部に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子楽器用の鍵盤装置。
  5. 前記パイプ材の前記一端部の反対側の端部である他端部に生じる開口を閉塞するための栓部材が前記他端部に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子楽器用の鍵盤装置。
  6. 前記栓部材はネジであることを特徴とする請求項4または5記載の電子楽器用の鍵盤装置。
  7. 前記ハンマ基部は樹脂で一体に形成されてなり、該ハンマ基部の一部が前記パイプ材の前記一端部の外側を覆うと共に、前記一端部において該一端部の開口側から前記ハンマ基部の他の一部が入り込んでいることを特徴とする請求項1〜3、5のいずれか1項に記載の電子楽器用の鍵盤装置。
  8. 前記鍵及び前記ハンマ体は互いに1対1に対応して複数配設され、前記各ハンマ体の前記パイプ材の前記他端部には該パイプ材とは別体の質量部材が設けられ、前記パイプ材の長手方向における各質量部材の配設位置、各質量部材の比重、各質量部材の形状及び各質量部材の体積の少なくとも1つが、複数のハンマ体間で異なっていることで、押鍵感触のキースケーリングが実現されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子楽器用の鍵盤装置。
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