JP3931911B2 - 電子シンバル - Google Patents

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Description

本発明は、通常演奏とカップ奏法による演奏を可能にした電子シンバルに関する。
電子シンバルは、シンバルをスティックで打撃し、その振動を電気信号に変換し、この電気信号を音に変換してスピーカまたはヘッドホンから発音させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
この種のシンバルに要求される性能としては、どの部分を打撃しても感度が均一であること、打撃による振動がいわゆる暴れることなく綺麗な形で減衰すること、打撃音が低いこと等が要求される。そのため、シンバルとしては、一般に5mm程度の板厚を有するプラスチィック製の平板もしくは自然楽器のシンバルと同様にドーム形状に形成され、被打撃部に打撃音を小さくするためのゴム板を接着し、裏面側にシンバルの振動を電気信号に変換する圧電素子等のセンサを取付けている。
また、このような電子シンバルにおいては、自然楽器としてのシンバルと同様なリムショット奏法(通常演奏)とカップ奏法による演奏を可能にするためにシンバル本体にパッドエリアとリムエリアを設け、リムエリアを打撃することにより通常演奏音を発音させ、パッドエリアを打撃することによりカップ音を発音させるか、またはリムエリアを打撃することによりカップ音を発音させ、パッドエリアを打撃することにより通常演奏音を発音させるようにしたものが知られている。そのため、このような電子シンバルは図3に示すように、シンバル本体1の表面中央部にゴム板2を接着し、裏面側にシンバル本体1の振動を電気信号に変換するパッドセンサ3と、通常演奏音とカップ音を切替えるためのリムスイッチ4を設けている。なお、電子シンバルの場合は、リムスイッチ3のON、OFFによって通常演奏音とカップ音との切替えを電気的に行なうため、パッドエリアとリムエリアを自然楽器のシンバルにおけるパッドエリアとリムエリアと必ずしも一致させる必要がなく、またエリアによる演奏音の制約はない。
実公平4−3358号公報
上記したように従来の電子シンバルは、通常演奏音とカップ音を得るために、パッドエリアとリムエリアを設け、パッドセンサ3とリムスイッチ4を設けていた。その場合、シンバル本体の外周部をパッドエリア、中央部をリムエリアにすると、自然楽器のシンバルにおける通常演奏時とカップ奏法による演奏時の被打撃部と反対になるため、自然楽器のシンバル奏者が不慣れな電子シンバルを演奏すると、スティック操作が悪く演奏し難くいという問題があった。
そこで、シンバル本体の外周部を通常演奏時の被打撃部(リムエリア)とし、中央部をカップ奏法による演奏時の被打撃部(パッドエリア)とすることも考えられるが、いずれの場合においても、通常演奏時とカップ奏法による演奏時の被打撃部が同一平面上に隣接して設けられているので、スティイクの先端でシンバル本体の中央部を打撃したとき、スティックの中間部がシンバル本体の外周縁に当たり易く、演奏性という点で問題があった。
本発明は上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、通常演奏とカップ奏法による演奏を良好に行うことができ、スティック操作が容易で演奏感および演奏性を向上させるようにした電子シンバルを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、通常演奏に用いられる第シンバル部とカップ演奏に用いられる第シンバル部とを備えた電子シンバルであって、前記第シンバル部及び第2シンバルにそれぞれ設けられ各シンバルの被打撃部に対する打撃に基づく振動を検出し電気信号に変換するセンサ備え、前記第シンバルを前記第シンバルより小さくかつドーム状に形成し、前記第シンバルの上方に近接して配置したものである。
本発明においては、第シンバルを第シンバルより小さくかつドーム状に形成し、前記第シンバルの上方に配置したので、通常演奏とカップ奏法による演奏を良好に行うことができ、しかも自然楽器のシンバルを演奏するときと同様な感覚で演奏することができるので、スティック操作が容易で演奏感および演奏性に優れた電子シンバルを提供することができる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る電子シンバルの一実施の形態を示す平面図、図2は同シンバルの断面図である。電子シンバル10は、1つの楽器用ホルダー11に上下に離間して取付けられる第1シンバル部12と第2シンバル部13を備えている。
シンバル12は通常演奏に用いられるもので、合成樹脂等によって上面側が上方に凸となるように緩やかに湾曲する扇型に形成されたシンバル本体12Aと、このシンバル本体12Aの上面外周部に接着されたゴム板12Bとからなり、シンバル本体12Aの下面外周部寄りにセンサ15が固着され、ゴム板12Bが被打撃部Aを形成している。また、シンバル本体12Aの3つの角部のうち扇の要となる角部には前記楽器用ホルダーが挿通される挿通孔16と、回転防止用孔17が形成されている。なお、シンバル本体12Aの要となる前記角部の裏面にもゴム板18が固着されている。
シンバル13はカップ奏法による演奏を行うときに用いられるもので、ゴム等によって略ドーム状を呈するように形成され、上面外周部が被打撃部Bを形成するシンバル本体13Aと、このシンバル本体13Aの裏面外周部に設けられた円盤状の補強板13Bとで構成され、補強板13Bの下面にセンサ19が固着されている。また、第シンバル13は、第シンバル12より小さく、第シンバル12の上方に配置される。そのため、第シンバル13の被打撃部Bから楽器用ホルダー11までの距離D1 は、第シンバル12の被打撃部Aから楽器用ホルダー11までの距離D2 より短い。また、シンバル本体13Aの中央部には筒部20が下方に向かって一体に突設され、この筒部20の下面が第シンバル12上にフェルトワッシャ(クッション部材)22を介して載置されている。そして、筒部20の中央には、前記楽器用ホルダー11が挿通される挿通孔23が形成されている。
前記楽器用ホルダー11は、使用時に楽器用スタンドやバスドラムの胴本体上に取付けられるホルダー本体25を備えている。このホルダー本体25の上部には、回転防止用金具26と、座金27と、この座金27の上に位置して前記第シンバル12を挟み込む一対のフェルトワッシャ23,28と、フェルトワッシャ30および蝶ナット31が取付けられている。回転防止用金具26は、ボルト32によってホルダー本体25に固定され、上端部が前記第シンバル12の回転防止用孔17に下方から挿入されている。蝶ナット31は、ホルダー本体25に螺合されることによりフェルトワッシャ30を第シンバル13に押し付け、これによって第1、第シンバル12,13をホルダー本体25に固定している。フェルトワッシャ30と蝶ナット31は、筒部20の形成によってシンバル本体13Aの上面中央に設けられた凹陥部35内に位置するように配設されている。
このような構造からなる電子シンバル10において、通常演奏時は第シンバル12の被打撃部Aをスティックによって打撃し、カップ奏法による演奏時は第シンバル13の被打撃部Bをスティックによって打撃する。この場合、第シンバル12と第シンバル13は大きさが異なり、上下方向に離間して設けられているので、これら両シンバル12,13の被打撃部A,Bも垂直および水平方向に離間している。そのため、第シンバル13は、第シンバル12による演奏を妨げることがない。また、カップ奏法による演奏時に第シンバル13の被打撃部Bを打撃したとき、スティックが第シンバル12の被打撃部Aを打撃することがない。さらに、第シンバル13の被打撃部Bは、第シンバル12から見てシンバルの演奏者側とは反対側に位置しているので、第シンバル13を、自然楽器のシンバルにおいてカップ奏法による演奏を行うときと同様な感覚で演奏することができる。したがって、スティック操作が良好で演奏感および演奏性に優れている。
また、第シンバル13の中央に下方に突出する筒部20を設けているので、フェルトワッシャ22の厚みが薄くても第1、第シンバル12,13の間隔を大きくすることができる。しかも、筒部20の内側は、フェルトワッシャ30および蝶ナット31を収納する収納部としての凹陥部35を形成しているので、第シンバル13の上方に突出する蝶ナット31の突出寸法を小さくすることができる。さらに、第1、第シンバル12,13を1つの楽器用ホルダー11に取付けるようにしているので、ホルダーの数を最小限にすることができる。
なお、上記した実施の形態においては、第シンバル13をドーム型に形成したが、これに限らず図2に示した第シンバル12と同様に扇型に形成してもよい。ただし、ドーム型に形成すると、より本来のカップ奏法の感覚に近い演奏感を得ることができる。
本発明に係る電子シンバルの一実施の形態を示す平面図である。 同シンバルの断面図である。 電子シンバルの従来例を示す平面図である。
符号の説明
10…電子シンバル、11…楽器用ホルダー、12…第シンバル、13…第シンバル、15…センサ、19…センサ、20…筒部、22…フェルトワッシャ、25…ホルダー本体、30フェルトワッシャ、A,B…被打撃部。

Claims (1)

  1. 通常演奏に用いられる第シンバル部とカップ演奏に用いられる第シンバル部とを備えた電子シンバルであって、
    前記第シンバル部及び第2シンバルにそれぞれ設けられ各シンバルの被打撃部に対する打撃に基づく振動を検出し電気信号に変換するセンサ備え、
    前記第シンバルを前記第シンバルより小さくかつドーム状に形成し、前記第シンバルの上方に近接して配置したことを特徴とする電子シンバル。
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