JPH09179545A - 鍵盤楽器 - Google Patents

鍵盤楽器

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JPH09179545A
JPH09179545A JP8243468A JP24346896A JPH09179545A JP H09179545 A JPH09179545 A JP H09179545A JP 8243468 A JP8243468 A JP 8243468A JP 24346896 A JP24346896 A JP 24346896A JP H09179545 A JPH09179545 A JP H09179545A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを大幅に低減し、ハンマの取付に
際しての調整をほとんど不要とする。 【解決手段】 鍵11と、鍵11が押下されることによ
り回動して被打撃体を打撃するハンマ43と、押下され
た鍵11の動作をハンマ43に伝達するアクション20
と、押鍵を検出するセンサと、このセンサの検出結果に
基づいて楽音信号を発生する楽音信号発生手段とを備え
ている。ハンマ43をハンマシャンク43aとハンマヘ
ッド43bにより構成し、ハンマヘッド43bを金属、
樹脂またはゴムにより一体的に形成する。ハンマヘッド
43bは、ハンマシャンク43aの軸線に直交する断面
形状が円形となるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リアルな鍵タッ
チ感を得ることができるようにした練習用ピアノまたは
電子ピアノなどの鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような鍵盤楽器としては、例えば
特公昭60−44665号公報に提案された練習用ピア
ノが知られている。この鍵盤楽器は、鍵盤と、鍵が押下
されることにより回動して被打撃体を打撃するハンマ
と、押下された鍵の動作をハンマに伝達するアクション
とを備えており、打撃されたときの被打撃体の振動をセ
ンサで電気信号に変換してアンプで増幅するようになっ
ている。したがって、演奏者は、アコーステックピアノ
と同等の鍵タッチ感を得ながら演奏をして、演奏をスピ
ーカやヘッドホンによって聞くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記鍵盤楽
器のハンマは、ハンマシャンクとハンマヘッドとで構成
され、ハンマヘッドは、ハンマウッドの外周部にゴムや
フェルト等の弾性材料を設けて構成されている。つま
り、ハンマヘッドがアコーステックピアノのハンマヘッ
ドと同等に構成されているため、製造コストが割高にな
るという欠点がある。また、ハンマシャンクの回動軌跡
を含む面に対してハンマヘッドが平行に取り付けられて
いないと、被打撃体を打撃したときにハンマシャンクに
ねじりモーメントが作用し、ハンマアッセンブリの支持
構造等を破損する危険性がある。このため、ハンマの取
付および調整作業にかなりの注意を必要とするため、そ
の作業に時間がかかるという欠点がある。
【0004】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、製造コストを大幅に低減することができる鍵盤楽器
を提供することを目的としている。また、この発明は、
ハンマの取付に際しての調整がほとんど不要となる鍵盤
楽器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鍵盤楽器
は、鍵と、鍵が押下されることにより回動して被打撃体
を打撃するハンマと、押下された鍵の動作を上記ハンマ
に伝達するアクション機構と、鍵が押下されたことを検
出するセンサと、このセンサの検出結果に基づいて楽音
信号を発生する楽音信号発生手段とを備えた鍵盤楽器に
おいて、上記ハンマをハンマシャンクとハンマヘッドに
より構成し、上記ハンマヘッドを金属、樹脂またはゴム
により一体的に形成したことを特徴とする。
【0006】上記構成において、前記ハンマヘッドを前
記ハンマシャンクの軸線に直交する断面形状が円形とな
るように形成すると好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態であ
る練習用ピアノについて図1および図2を参照しながら
説明する。これらの図に示す練習用ピアノは、複数の鍵
11等からなる鍵盤アッセンブリ10と、鍵11が押下
されることにより駆動されるアクション(アクション機
構)20と、このアクション20の動作により回動させ
られるハンマアッセンブリ40と、ダンパー機構50と
から概略構成されており、これら各部はアップライトピ
アノのものと同等の構成とされている。また、この練習
用ピアノでは、ハンマアッセンブリ40によって打撃さ
れるのは、弦を有していない被打撃部60とされてい
る。以下、練習用ピアノの各部の構成について説明す
る。
【0008】A.鍵盤部の構成 図1において符号1は練習用ピアノの下部フレームを構
成する棚板である。棚板1の上面には、練習用ピアノの
全幅に亘って延在する筬後2、筬中3および筬前4が図
中左側からこの順番で取り付けられている。筬中3の上
面には鍵11を上下方向に貫通するバランスピン5が取
り付けられており、これによって、鍵11は、筬中3の
上面で上下方向へ向けて回動自在に支持されている。ま
た、筬後2と筬前4の上面には、鍵11が当接するクッ
ション材6,7がそれぞれ取り付けられ、筬前4には、
鍵11の左右方向への回動を規制するオーバルピン8が
取り付けられている。そして、押鍵することにより鍵1
1の後端部(図1において左端部)が上昇し、そこに取
り付けたキャプスタン9が以下に説明するアクション2
0を押し上げるようになっている。
【0009】B.アクションの構成 図において符号16はセンターレールであり、センター
レール16はこの練習用ピアノの全幅に亘って延在して
いる。センターレール16の両端部および中間部の複数
位置にはアクションブラケット15が配置され、アクシ
ョンブラケット15どうしの間で、各鍵11毎に設けら
れたアクション20がセンターレール16によって支持
されている。センターレール16の下端部には、各鍵1
1について1個づつウイペンフレンジ22が取り付けら
れている。ウイペンフレンジ22の下端部には、長手方
向を練習用ピアノの前後方向へ向けたウイペン23の一
端部がピン22aによって回動自在に支持されている。
ウイペン23は板状をなし、その他端部の下面にはウイ
ペンヒールクロス24が取り付けられている。ウイペン
ヒールクロス24は、その下面がキャプスタン9に支持
されることにより、押鍵されない状態(以下、このとき
の各部材の位置をレスト位置という)でウイペン23を
略水平に保っている。
【0010】また、ウイペン23には、上方へ向けて突
出するジャックフレンジ25が取り付けられ、ジャック
フレンジ25の上端部には、略L字状をなすジャック2
6がその屈曲部近傍においてピン26cによって回動自
在に支持されている。ジャック26は、斜め上方に向け
て延在するジャック大26aと、このジャック大26a
に対してほぼ直交するジャック小26bとから構成され
ている。そして、ウイペン23に取り付けたジャックス
プリング27によってジャック小26bが押し上げられ
ることにより、ジャック26は反時計方向に付勢されて
いる。また、センターレール16には、レギュレーティ
ングブラケット28を介してレギュレーティングレール
32が取り付けられ、このレギュレーティングレール3
2に貼り付けられたジャックストップフェルト29によ
って、ジャック26の回動範囲が規制されている。
【0011】また、レギュレーティングブラケット28
には、練習用ピアノの全幅に亘って延在するレギュレー
ティングレール32が取り付けられ、レギュレーティン
グレール32には、スクリュウ33により上下方向の位
置が調整可能とされたレギュレーティングボタン34が
取り付けられている。レギュレーティングボタン34の
下端面には、ウイペン23が所定位置まで回動したとき
にジャック小26bの先端部が当接するようになってい
る。
【0012】C.ハンマアッセンブリの構成 次に、図中符号41はハンマアッセンブリ40の基部を
構成するバットである。バット41は、センターレール
16に取り付けたバットフレンジ42にセンターピン4
2aを介して回動自在に取り付けられている。バット4
1には、斜め上方へ向けて延在するハンマ43が取り付
けられている。図2(A)はハンマ43の構成を示す図
であり、この図に示すように、円柱状をなすハンマヘッ
ド43bの一端面に穴43cが形成され、この穴43c
にハンマシャンク43bを差し込んで固定することによ
りハンマ43が形成されている。このようにして、ハン
マシャンク43aの軸線と直交するハンマヘッド43b
の断面は円形とされている。
【0013】ハンマヘッド43bは、鉄などの金属を鋳
造または鍛造することにより、あるいは樹脂またはゴム
を成形することによって一体的に形成されている。ここ
で用いられる樹脂としては、合成樹脂、天然樹脂のいず
れであってもよく、合成樹脂のうち熱可塑性樹脂である
か熱硬化性樹脂であるかを問わない。また、ゴムとして
は、合成ゴム、天然ゴムのいずれであってもよい。ハン
マヘッド43bの材料として使用するには、次のいずれ
かの特性を有することが必要である。 演奏時に起こりうる最大速度でハンマ43が動作し
ても、ハンマヘッド43bが、被打撃部60を打撃した
場合に、ハンマヘッド43bのその時の変形が全くない
か、極めて微小であること。すなわち剛性が十分大きい
こと。 同様に最大速度のハンマ43が被打撃部60を打撃
したときに、ハンマヘッド43bが変形したとしても、
除荷すると元の形に復元すること。すなわちハンマヘッ
ド43bが十分な弾性を有すること。 以上の特性が必要なのは、ハンマヘッド43bの塑性変
形が大きいと、打撃をするたびに、ハンマ43の回動ス
トロークが大きくなってゆき、鍵タッチ感が異なってゆ
くからである。なお、鍵タッチ感を長期にわたって一定
にするためには、経時的な劣化が少ないことも必要であ
る。
【0014】また、ハンマヘッド43bの重量は、その
外径や長さを変えることにより、実際のアコーステック
ピアノのハンマヘッドと同様に、低音側から高音側へ移
るに従って漸次軽くなるように設定されている。なお、
ハンマヘッド43bの材質(比重)を変えることによっ
て、上記のような重量の傾斜を設定することもできる。
あるいは、ハンマヘッド43bの表面に機械加工を施す
ことによって、各ハンマヘッド43bの重量を変えるこ
ともできる。たとえば、ハンマヘッド43bを紡錘状と
し、その形状を変えて重量を変えるようにすることもで
き、あるいは、全周に溝を形成して重量を変えることも
できる。また、各ハンマヘッド43b毎に重量を変える
のではなくて、鍵盤アッセンブリ10の低音域、中高音
域および高音域で3段階の重量を設定しても良い。ハン
マシャンク43aとハンマヘッド43bとの固定方法に
ついては、溶接、接着剤による接着、圧入あるいは焼嵌
めなど種々の方法を採ることができる。また、ハンマヘ
ッド43bの穴43cの内周面とハンマシャンク43a
の先端外周にネジを形成し、両者をネジ止めにすること
もできる。このようにネジ止めにすることにより、ハン
マシャンク43aの軸線方向におけるハンマヘッド43
bの位置調整を容易に行うことができる。
【0015】次に、バット41には、ハンマシャンク4
3と略直交するキャッチャシャンク45が取り付けら
れ、キャッチャシャンク45の先端部にはキャッチャ4
6が取り付けられている。また、バット41の左上端部
には、これを反時計方向へ付勢するバットスプリング4
7が取り付けられている。さらに、バット41の下面に
は、バットアンダーフェルト41aとこれを覆うバット
アンダースキン41bとが取り付けられ、バットアンダ
ースキン41bにはジャック大26aの上端面が当接し
ている。
【0016】次に、アクションブラケット15には、練
習用ピアノの全幅にわたって延在するハンマレール36
が取り付けられ、ハンマレール36には、ハンマシャン
ク43aを受けて跳返りを防止するハンマパッド37が
取り付けられている。そして、レスト位置においてハン
マアッセンブリ40は、バットスプリング47の付勢力
により、ハンマシャンク43をハンマパッド37に当接
させた状態で保持されている。
【0017】また、ウイペン23の自由端には、レスト
位置へ回動復帰するハンマアッセンブリ40のキャッチ
ャ46を弾性的に受けとめるバックチェック38が取り
付けられている。さらに、バックチェック38の隣に
は、ブライドルワイヤ39aが取り付けられ、ブライド
ルワイヤ39aの上端部とキャッチャ46とはブライド
ルテープ39bで連結されている。ブライドルテープ3
9bは、ハンマアッセンブリ40の回動復帰をウイペン
23の回動復帰に追従させることにより、ハンマアッセ
ンブリ40の跳ね返りに起因する被打撃部60の二度打
ちを防止するためのものである。
【0018】D.ダンパー機構の構成 この練習用ピアノでは、弦がないためにダンパー機構は
不要であるが、鍵タッチ感をアコーステックピアノと同
等にするために、押鍵に連動するダンパー機構50を設
けている。図中符号51はダンパーレバーであり、ダン
パーレバー51は、センターレール16に取り付けられ
たダンパーフレンジ52によって回動自在に支持されて
いる。また、ダンパーレバー51は、ダンパーレバーフ
レンジ52に取り付けたダンパーレバースプリング54
によって反時計方向へ付勢されている。また、ウイペン
23の端部には、上端部をダンパーレバー51の下端部
に接触させたダンパースプーン55が取り付けられてお
り、押鍵するとダンパースプーン55がダンパーレバー
51をダンパーレバースプリング54の付勢力に抗して
時計方向に回動させるようになっている。また、図中符
号56はダンパーロッドであり、ラウドペダル(図示
略)と連結されている。ダンパーロッド56は、演奏者
がラウドペダルを踏むことにより回動させられ、各鍵1
1毎に設けられたダンパーレバー51を全て図中時計方
向へ回動させる。そして、レバー57を時計方向へ回動
させた状態では、押鍵してもダンパースプーン55はダ
ンパーレバー51に達しないようになっている。
【0019】E.被打撃部の構成 次に、被打撃部60の構成について説明する。図1に示
すように、アクションブラケット16には、練習用ピア
ノの全幅に亘って延在するブラケット61が取り付けら
れている。ブラケット61は、例えば鋳鉄などの減衰性
の高い材料で構成してもよい。ブラケット61の一方の
面には、ゴムやウレタンなどの合成樹脂で構成された減
衰材62が取り付けられ、減衰材62の表面には、ゴ
ム、合成樹脂、皮革、クロス、フェルトなどで構成され
た緩衝材63が取り付けられている。緩衝材63の表面
には、ハンマヘッド43bで打撃されたときに打撃力に
対応する電気信号を発生する圧電素子(センサ、図示
略)が取り付けられている。
【0020】なお、圧電素子の出力信号は、図示は省略
するが楽音波形発生回路(楽音信号発生手段)に出力さ
れ、楽音波形発生回路は、当該圧電素子に割り当てられ
た音色および音高を有する楽音波形をスピーカやヘッド
ホンに出力するようなっている。その際に楽音波形発生
回路は、圧電素子から出力される出力信号の強弱によっ
て音量を設定するようになっている。
【0021】F.実施の形態の動作 次に、上記構成の練習用ピアノの動作について説明す
る。まず、押鍵が行われるとキャプスタン9がウイペン
23を突き上げ、これをピン22aを中心として反時計
方向に回動させる。これにより、ジャック大26aがバ
ット41を突き上げてハンマアッセンブリ40を反時計
回りに回動させ、ハンマ43が被打撃部60を打撃す
る。その際、押鍵された鍵11に対応する圧電素子がハ
ンマ43で打撃されることにより、その鍵11に対応す
る音色および音高、並びに打撃強度に対応する音量を有
する楽音がスピーカやヘッドホンから発せられる。
【0022】ここで、ジャック大26aがハンマアッセ
ンブリ40を回動させている間に、ジャック小26bが
レギュレーティングボタン34に当接する。これによ
り、ジャック26は、レギュレーティングボタン34と
の当接部を作用点としてピン26cを中心に時計方向へ
回動し、これにより、ジャック大26aの上端面がバッ
ト41の下面から図中右方向へ逃げ、バット41との非
当接位置に移動する。そして、ハンマ43が被打撃部6
0を打弦した後のハンマアッセンブリ40の回動復帰の
動作は、キャッチャー46がバックチェック38に当接
することにより一時的に停止する。そして、ジャック2
6は鍵11の復帰動作に伴うウイペン23の回動復帰に
連動し、ジャック大26aの上端部が再びバット41の
下部に入り込んで次の打撃動作を可能にする。
【0023】このように鍵11を押下すると、ジャック
26がバット41から抜けるように離脱するアコーステ
ックピアノと同等の鍵タッチ感を得ることができる。ま
た、ウイペン23が反時計方向に回動すると、ダンパー
スプーン55がダンパーレバー51をダンパーレバース
プリング54の付勢力に抗して時計方向に回動させるか
ら、その付勢力が演奏者に伝わってさらにリアルな鍵タ
ッチ感を得ることができる。
【0024】上記構成の練習用ピアノでは、ハンマヘッ
ド43b以外の構成は従来のアコーステックピアノと同
じであり、また、ハンマヘッド43bも従来のアコース
テックピアノのものと同じ重量としたので、従来のアコ
ーステックピアノと同等の鍵タッチ感が得られる。ま
た、ハンマヘッド43bを金属、樹脂またはゴムにより
一つの部品で構成しているから、ハンマ43の製造コス
トを低減することができる。特に、上記実施の形態にお
いては、ハンマヘッド43bをハンマシャンク43aの
軸線に直交する断面形状が円形となるように形成してい
るから、バット41にハンマ43を取り付ける際にその
軸線回りの位置は考慮しなくても良い。したがって、そ
の取付作業が極めて簡単であり短時間で終了することが
できるばかりでなく、ハンマヘッド43bの製造および
これとハンマシャンク43aの組付けも簡単であるから
製造コストをさらに低減することができる。
【0025】G.変形例 ハンマシャンク43aとハンマヘッド43bとを一
体的に構成することができ、それらに加えてバット41
さらにはキャッチャー46も一体的に構成することがで
きる。 ハンマヘッド43bの形状は上記のものに限らず任
意である。たとえば、図2(B)に示すように、ハンマ
ヘッド43dを円筒状に形成し、中空部分にハンマシャ
ンク43aを差し込んで固定することもできる。また、
図2(C)に示すように、ハンマヘッド43eを球状に
形成し、ハンマシャンク43aをねじ込んで固定するこ
ともできる。さらに、ハンマヘッドを板状に形成するこ
ともできる。 鍵盤アッセンブリ10の下側に押鍵を検出するセン
サを配置し、センサの出力信号を楽音波形発生回路に供
給するように構成しても良い。この場合のセンサは、鍵
11によって打撃される圧電素子でも良く、フォトイン
タラプタ等の光センサを棚板1の上面に配置し、光セン
サの光軸を遮光するシャッタを鍵11の下面に取り付け
て構成しても良い。なお、光センサを用いる場合には、
シャッタが光軸を遮光した後に受光状態にするまでの時
間から押鍵速度を計測し、発生する楽音の音量を計測し
た押鍵速度に対応させるようにしても良い。 上記実施の形態では、アクション20等の構成をア
ップライトピアノのものと同等としたが、グランドピア
ノと同等の構成としても同様の作用効果を得ることがで
きる。また、本発明は、ピアノ以外の鍵盤楽器、例え
ば、チェンバロ、チェレスタ、オルガンなどあらゆる鍵
盤楽器およびそれらの練習用楽器に適用することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の鍵盤楽器
においては、ハンマヘッドを金属、樹脂またはゴムによ
り一体的に形成しているから、ハンマの製造コストを低
減することができる。また、請求項2に記載のように、
ハンマヘッドをハンマシャンクの軸線に直交する断面形
状が円形となるように形成すれば、ハンマを取り付ける
際にその軸線回りの位置は考慮しなくても良く、したが
って、その取付作業が極めて簡単であり短時間で終了す
ることができるばかりでなく、ハンマヘッドの製造も簡
単であるから製造コストをさらに低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る練習用ピアノを示
す側断面図である。
【図2】 ハンマの例を示す図である。
【符号の説明】
11…鍵、20…アクション(アクション機構)、43
…ハンマ、43a…ハンマシャンク、43b…ハンマヘ
ッド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵と、鍵が押下されることにより回動し
    て被打撃体を打撃するハンマと、押下された鍵の動作を
    上記ハンマに伝達するアクション機構と、鍵が押下され
    たことを検出するセンサと、このセンサの検出結果に基
    づいて楽音信号を発生する楽音信号発生手段とを備えた
    鍵盤楽器において、 上記ハンマをハンマシャンクとハンマヘッドにより構成
    し、上記ハンマヘッドを金属、樹脂またはゴムにより一
    体的に形成したことを特徴とする鍵盤楽器。
  2. 【請求項2】 前記ハンマヘッドを前記ハンマシャンク
    の軸線に直交する断面形状が円形となるように形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6248943B1 (en) 1998-09-07 2001-06-19 Yamaha Corporation Keyboard musical instrument having dummy hammer with well-regulated center of gravity for producing piano-like key touch without acoustic sound
US7060890B2 (en) 2003-03-04 2006-06-13 Yamaha Corporation Keyboard musical instrument structure
JP2008241861A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Yamaha Corp 電子楽器用の鍵盤装置

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