JP2008240309A - 2段ビーム手摺 - Google Patents

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Abstract

【課題】 終端位置を傾斜地として2段ビーム手摺を設置したとき,その上下2段のビームの端部に傾斜角度の如何を問わずに前後C字状の端部連結部材を設置できるようにする。
【解決手段】 2段ビーム手摺Aの支柱1に対して,上下のブラケット4とこれにそれぞれ軸支したホルダー5を介して上下2段のビーム2を階段等の傾斜地側に持ち出し状に傾斜角度自在に固定する一方,C字状の端部連結部材6の先端上下に配置した横断面S字状をなす軸支部61を,上記ブラケット4とホルダー5の軸支間距離と同一として,ビーム2の端部に設置した終端部材3の軸支部33に傾斜角度自在に軸支する。上下2段のビーム2が傾斜することによって上下に位置ズレを生じるが,傾斜角度を問わずに終端部材3を介した端部連結部材6の設置ができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は,公園の歩行路,公共施設の屋内外の階段や屋内廊下等に設置使用する2段ビーム手摺に関する。
この種ビーム手摺として,本発明者は,複数の支柱に設置した上下のブラケットにビーム下面の上下のホルダーをそれぞれ軸支して上下2段のビームを傾斜角度自在に配置するとともに該上下2段のビームの長手方向端部に該端部を上下に連結する前後にC字状の端部連結部材を配置した2段ビーム手摺を提案済みであり,このとき該端部連結部材は,例えばビーム側に向けて水平に突出した前後一対の突片を備え,該突片を,ビームの上下中間位置に配置した水平の中間壁に載置して中間壁側からのネジによって固定して,上下2段のビームの端部を,その終端位置で連結するものとしてあり,このとき端部連結部材にはその外周表面にビーム終端位置を示す,例えばリブ状の手触用サインを配置したものとしてある。
特願2006−223354号
この場合,ビームを上下2段としたことによって高齢者,身体障害者等の支え歩きや伝い歩きを可能として歩行の安定性を確保したものとすることができ,上下2段のビームの長手方向端部を端部連結部材で連結することにより,ビーム端部の端部処理を行って該端部のデザインを良好として,例えば盲人や弱視者が,ビームの端部に上下2段のビームと交差するように位置する端部連結部材に触れることによって,上下2段の何れかのビームを簡易に手握りし得るようにする一方,該端部連結部材にビーム終端位置を示す手触用サインを配置したことによって,ビームの終端を容易に認知し得るようにして,盲人や弱視者の使い勝手を良好とすることができる。
しかし乍らこの場合,上記端部連結部材とビームの連結を,端部連結部材にビーム側に向けて水平に突出した前後一対の突片を,ビームの上下中間位置に配置した水平の中間壁に載置して中間壁側からのネジによって固定することによって行うものとしてあるから,例えば2段ビーム手摺を階段や坂道の傾斜地に設置しても,その終端位置を,傾斜地から離れた平地とする場合には,該平地の終端位置において端部連結部材をビームに設置することは可能であるが,階段や坂道の上方又は下方のように,平地に至る以前の傾斜地を終端位置とする場合には,上下2段のビームが傾斜してその端部位置がビーム長手方向にずれる結果,ビーム端部間の距離が拡大して,端部連結部材の突片間の距離と合わなくなるため,端部連結部材をビームに設置できないことになる。この種の2段ビーム手摺は,その終端を平地とするのがよいケース,傾斜地とするのがよいケースの双方があり,従って後者に対応して,傾斜地で上下2段のビームに対して端部連結部材を設置できるようにする必要がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,傾斜地を終端位置として,その傾斜地の傾斜によって上下2段のビームが傾斜する結果,該ビーム長手方向端部位置がずれていても,その傾斜角度の如何を問わずに,常にビームに端部連結部材を設置できるようにし,傾斜地の終端位置に対応し得る2段ビーム手摺を提供するにあり,また端部連結部材を平地の終端位置に兼用することによって平地の終端位置に対応した2段ビーム手摺を提供するにある。
上記課題に添って本発明は,複数の支柱に設置した上下のブラケットにビーム下面の上下のホルダーをそれぞれ軸支し,上下2段のビームを傾斜角度自在に配置したビーム手摺にあって,該上下2段のビームの傾斜角度が変化してもブラケットとホルダーの各軸支間距離は常に一定となり,これに設置する前後にC字状の端部連結部材を,該軸支間距離と同一の軸支間距離を有するとともに同じく傾斜角度自在に軸支するものとすれば,上下2段のビームの傾斜角度が変化しても,端部連結部材の上下先端の該軸支部は,その傾斜によって,上下2段のビームの位置ずれを吸収してこれに追従することができることから,該端部連結部材を,上下2段のビーム長手方向端部又はこれに設置した終端部材の軸支部と傾斜角度自在に軸支する軸支部を備えるとともにその軸支部の距離を,上記ブラケットとホルダーの軸支間距離と同一として,その設置をなし得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,複数の支柱に設置した上下のブラケットにビーム下面の上下のホルダーをそれぞれ軸支して上下2段のビームを傾斜角度自在に配置するとともに該上下2段のビームの長手方向端部に該端部を上下に連結する前後にC字状の端部連結部材を配置した2段ビーム手摺であって,該端部連結部材に上記上下のブラケットと上下のホルダーの軸支間距離と同一の軸支間距離とし且つ上下方向傾斜軸支用とした先端上下の軸支部を配置し,該先端上下の軸支部に上下2段のビーム又はこれに設置した終端部材端部に形成した同じく上下方向傾斜用の軸支部をそれぞれ前後に対接軸支することによって,該上下2段のビームを傾斜地の終端位置で傾斜連結自在としてなることを特徴とする2段ビーム手摺としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,該端部連結部材は,これを傾斜地の終端位置連結用とするとともにそのまま平地の終端位置連結用として使用できるから,該端部連結部材を共用部材として,傾斜地とともに水平地の連結用に兼用し,該端部連結部材を用いることによって,水平地の終端位置で水平連結した2段ビーム手摺を提供するように,これを,上記端部連結部材を,上下2段のビームを水平地の終端位置で水平連結用に兼用して上下2段のビームの長手方向端部の連結を行ってなることを特徴とする請求項1に記載の2段ビーム手摺としたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上下2段のビーム長手方向端部又はこれに設置した終端部材と端部連結部材の軸支部の連結を容易になし得るとともに良好な外観を呈するものとするように,これを,上記端部連結部材及びビームの長手方向端部又はこれに設置した終端部材の軸支部を,ビーム中心線位置に垂直の円弧面を配置した横断面S字状に形成し,該垂直の円弧面を相互に対接するとともにその外周側で上下方向に傾斜回動自在に嵌合してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の2段ビーム手摺としたものである。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,端部連結部材の軸支を上記ビーム長手方向端部に設置した終端部材との間で行うとともに該終端部材に手触用サインを配置することによってビームの断面形状や端部形状を特殊のものとすることなく,ビームとの間で簡易且つ確実な連結をなし得るとともに盲人や弱視者の使い勝手を良好としたものとするように,これを,上記端部連結部材の軸支部の軸支を,ビーム長手方向端部に設置した終端部材の軸支部に対して行うとともに該終端部材の表面にビーム終端位置の手触用サインを配置してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の2段ビーム手摺としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として,上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,上下2段のビームの傾斜角度が変化しても,端部連結部材の上下先端の該軸支部が,その傾斜によって,上下2段のビームの位置ずれを吸収してこれに追従して,傾斜地を終端位置とする上下2段のビームの傾斜に応じて常にビームに端部連結部材を設置できるようにし,傾斜地の終端位置に対応し得るようにした2段ビーム手摺を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上記端部連結部材を平地の終端位置に兼用することによって平地の終端位置に対応した2段ビーム手摺を提供することができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上下2段のビーム長手方向端部又はこれに設置した終端部材と端部連結部材の軸支部の連結を連結を容易になし得るとともに良好な外観を呈するものとすることができる。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,端部連結部材の軸支を上記ビーム長手方向端部に設置した終端部材との間で行うとともに該終端部材に手触用サインを配置することによってビームの断面形状や端部形状を特殊のものとすることなく,ビームとの間で簡易且つ確実な連結をなし得るとともに盲人や弱視者の使い勝手を良好としたものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは2段ビーム手摺であり,該ビーム手摺Aは,例えば公園の階段や坂道等の傾斜地に沿って配置することによって,該傾斜地を昇降するについて歩行者の支え歩き,伝い歩きをサポートするように使用するものとしてあり,このとき,該2段ビーム手摺Aは,複数の支柱1に設置した上下のブラケット4にビーム2下面の上下のホルダー5をそれぞれ軸支して上下2段のビーム2を傾斜角度自在に配置するとともに該上下2段のビーム2の長手方向端部に該端部を上下に連結する前後にC字状の端部連結部材6を配置したものとしてある。
本例にあって支柱1は,例えばアルミ押出材等の中空バー材を用いて,その上端に中空部を閉塞するキャップを嵌着したものとしてあり,ビーム2は,例えばアルミ押出材製のビーム本体21と,これと割型とするように配置した同じくアルミ押出材製のビームキャップ22とによって形成するとともにその表面に軟質乃至半軟質の樹脂層を被覆することによって滑り止め層23を備えて,断面形状を,例えば楕円乃至卵型,本例にあっては手握りに適した卵型とするようにしたものとしてある。
上下のブラケット4は,それぞれ,例えばアルミ鋳物等の中実にして,支柱1を被嵌するリングの支柱取付部41からL字状乃至し字状に突出する上向き屈曲乃至上向き湾曲のものとして,支柱取付部41を支柱1の側面,特にその裏板に対してネジ42固定することによって,該支柱1から階段乃至坂道の歩行路側に上向き突出するアーム状のものとしてあり,このとき該上下のブラケット4は,それぞれその上端にその肉厚を1/2厚さに切欠き配置した断面L字状の軸支部43を配置してあり,該上下のブラケット4は,その階段乃至坂道の歩行路側に対する突出幅を上位のブラケットで小さく,下位のブラケットで大きくして,支柱への設置状態で下位のブラケットが上位のブラケットより数cm程度突出するようにしてある。
ホルダー5は,上記ビーム2のビームキャップ22を部分的に欠如し,露出したビーム本体21の下面を下支えする受座を配置するとともに下端に上記ブラケット4の軸支部43と対接軸支するようにこれと切欠き配置を逆にして,同じく下端の肉厚を1/2厚さとしたL字状の軸支部51を備えた,例えば同じくアルミ鋳物等の中実にして,例えば階段や坂道の歩行路側から見てV字状をなすものとし,ビーム2及び上下のブラケット4に対して共通の部材をなすものとしてある。
支柱1に対する上下のブラケット4の設置は,例えばブラケット4の支柱取付部41から支柱1に対してネジ42を螺入して,各支柱1の上下方向2ヶ所にそれぞれ同一高さ位置とするように固定することによって行って,階段や坂道の歩行路側に向けて上向きの持ち出し状に配置してある一方,ホルダー5は,その受座にビーム本体21を載置し,ホルダー5の,例えばビーム長手方向両端からの上向きのネジによって,上下2段の各ビーム2の長手方向に,支柱の間隔に合せてそれぞれ2ヶ所固定してある。
上下のブラケット4には,その軸支部43に,上下2段のビーム2に固定した各ホルダー5の軸支部51を前後に重合するように対接して,前後一方,例えば階段や坂道の歩行路の外側に位置するホルダー5の軸支部51側からのネジ52をブラケット4の軸支部43に対して螺入して,それぞれホルダー5の対接軸支を行ってあり,このとき該ネジ52を回動支軸とすることによって,上下のブラケット4に対して該ホルダー5が傾斜方向,即ちビーム2長手方向に首振り状に傾斜角度を可変としてあり,これによって上下2段のビーム2を,上下のブラケット4とこれに固定した各ホルダー5を介して,複数の支柱1,特に一対の支柱1に対して平行且つ長手方向に傾斜角度を自在に固定してビーム手摺Aを構成するものとしてあり,本例にあって,その上下2段のビーム2は,上記上下のブラケット4の持ち出し突出の幅に応じて,下位のビームが上位のビームより数cm程度階段や坂道の歩行路側に突出するように前後に変位して配置したものとしてある。
該ビーム手摺Aは,その階段や坂道の歩行路の傾斜地に合せた長さのものとして,その長手方向端部に位置する上下2段のビーム2が,該傾斜地の上方及び下方に位置するように設置することによって,ビーム手摺Aの終端位置を,上方及び下方の双方においてそれぞれ傾斜地に位置するようにしてある。
このとき該ビーム手摺Aにおける終端位置において,その上下2段のビーム2を上下に連結するように配置した上記端部連結部材6は,これに上記上下のブラケット4と上下のホルダー5の軸支間距離と同一の軸支間距離とし且つ上下方向傾斜軸支用とした先端上下の軸支部61を配置し,該先端上下の軸支部61に,本例にあって上下2段のビーム2に設置した終端部材3に形成した同じく上下方向傾斜用の軸支部33をそれぞれ前後に対接軸支することによって,該上下2段のビーム2をその終端位置で傾斜連結したものとしてあり,本例にあって,上記端部連結部材6及びビーム2の長手方向端部に設置した終端部材3の軸支部33を,ビーム2の中心線上位置に垂直の円弧面を配置しこれに交差する端面を該円弧面に沿って湾曲して横断面S字状を呈する形状に形成し,該垂直の円弧面を相互に対接するとともにその交差端面側で上下方向に傾斜回動自在に嵌合したものとし,また上記終端部材3の表面にビーム2終端位置の手触用サイン34を配置したものとしてある。
本例の端部連結部材6は,例えばアルミ鋳物等の中実乃至厚肉中空に形成した断面円形にして前後にC字状をなすものとしてあり,このときその先端上下の位置を,中間で捩るようにして,上方においてビーム2側,下方において階段又は坂道の歩行路の傾斜地側とするように前後方向に変位して,上下2段のビーム2における変位に対応してその傾斜方向の連結をなし得るようにしてある。
このとき該端部連結部材6の軸支部61は,上下方向傾斜軸支用として,ビーム2の中心線上に位置するように配置して,該端部連結部材6の先端上下の肉厚を1/2厚さとし且つ上記垂直の円弧面を有する横断面S字状とするように形成してあり,また該先端上下の軸支部61は,その距離,特に軸支孔の距離を,上記ブラケットと上下のホルダーの軸支間距離と同一としてある。
該端部連結部材6と対接軸支するビーム2長手方向端部,本例にあっては両端部に設置した終端部材3は,同じく,例えばアルミ鋳物等の中実乃至厚肉中空に形成した断面円形にしてビーム2の長手方向端部を被嵌する被嵌部31と,該被嵌部31からビーム本体21側に突設してビーム本体21の中空部に挿入する前後一対の固定突片32と,被嵌部31の先端に形成した,上記端部連結部材6と対をなすように,例えば同様に垂直の円弧面を有する断面S字状,即ちビーム2の中心線上位置に垂直の円弧面を配置しこれに交差する端面を該円弧面に沿って湾曲して横断面S字状を呈する形状に形成することによって,上下方向傾斜軸支用とした軸支部33とを備え,また本例にあって,その表面に,例えば多数のリブによる微細な凹凸を配置することによって手触用サイン34を配置したものとしてある。該終端部材3は,その上記固定突片32をビーム本体21の中空部にその端部側から挿入し,該中空部の下面側からのネジによって固定して,上下2段のビーム2の長手方向両端にそれぞれ一体的に被嵌設置してある。
端部連結部材6は,その軸支部61を該終端部材3の上下方向傾斜軸支用とした軸支部33に対接して,前後一方,例えば階段や坂道の歩行路の外側に位置する終端部材3の同じく上下方向傾斜軸支用とした軸支部33からのネジ62を端部連結部材6の軸支部61に螺入して,相互の対接軸支を行ってあり,このとき上記ブラケット4とホルダー5の軸支と同様に,該ネジ62を回動支軸とすることによって,上下2段のビーム2に対して端部連結部材6が上下方向首振り状にその傾斜角度を可変とし,これによって上下2段のビーム2の傾斜角度が変化しても,端部連結部材6の上下先端の該軸支部61が,上下2段のビーム2の位置ずれを吸収してこれに追従することができるようにして,傾斜角度の如何を問わずに端部連結部材6をビーム手摺Aの両端に常に設置できるようにしてある。
即ち,上記のように形成したビーム手摺Aにあって,上記各支柱1に対する上下のブラケット4の固定位置を,各支柱1に対してそれぞれ同一高さ位置とし且つビーム2を載置固定したホルダー5を,該同一高さ位置のブラケット4に対して軸支したことによって,その軸支間距離,即ち上下のブラケット4とこれらに固定したホルダー5の支軸位置間の距離は,各支柱1に同一となり,上下2段のビーム2は,階段や坂道の傾斜地に設置したとき,該傾斜地の角度に応じて傾斜することになる。このとき上下2段のビーム2における端部位置は,その傾斜に応じて上下2段のビームの一方が他方より長手方向に突出するようにビーム2長手方向にずれを生じるが,該端部位置のビーム2の中心を結ぶ仮想線は,上記ブラケット4とホルダー5の上下の軸支位置間を結ぶ仮想線と平行にしてこれと長さが同一となる。
一方,端部連結部材6は,その軸支部61間の距離,即ち上記ビーム2の中心線上に配置した軸支部61間の距離を,上記ブラケット4とホルダー5の軸支間距離と同一とし,また上下2段のビーム2との連結を終端部材3の軸支部33と上下方向傾斜自在に軸支したから,端部連結部材6をビーム2長手方向に転倒するように傾斜すれば,その先端上下間の長さは上記ビーム2中心の端部位置を結ぶ仮想線の長さと常に同一になり,従って該端部連結部材6は,上下2段のビーム2の傾斜角度に追従してその端部を連結することができるとともに該上下2段のビーム2の一般的な傾斜角度に常に対応し得るようにしてある。このとき本例の端部連結部材6は,例えば0±35度の傾斜を想定し,一般的な傾斜角度を超える最大35度以下の,例えば30度の傾斜地にビーム手摺Aを設置したときにも,これに対応してその上下2段のビーム2端部を連結して,該端部に設置し得るようにしたものとしてある。
以上のように終端位置を傾斜地に位置するように傾斜地に設置し,上下2段のビーム2の終端部材3を端部連結部材6で連結したビーム手摺Aは,傾斜地の傾斜によってその上下2段のビーム2が傾斜する結果,該ビーム長手方向端部位置がずれても,端部連結部材6がこれに追従することによって常に終端部材3との連結を行うことができ,また該端部連結部材6による上下2段のビーム2の連結によって,ビーム手摺Aの端部処理を行って,そのデザインを良好なものとすることができ,また端部連結部材6とビーム2の終端部材3の軸支部61,33を,ビーム中心線位置に垂直の円弧面を配置した横断面S字状に形成したことによって,端部連結部材6と終端部材3の軸支部61,33の連結を容易になし得るとともに良好な外観を呈するものとすることができる。更に本例にあってビーム2の断面形状を卵型としたことによって,歩行者の手の角度に無理なく馴染んで歩行者が握り易く,支え歩きに際して,身体の荷重を支えて荷重負担を軽減し,握り手の奥行方向への回転を防止し,伝い歩きに際して,同様に身体の揺動による握り手の回動を防止し,躓き等に対しても身体を確実に支持することによって,歩行者の安定した手握りとこれによる安定した歩行を可能としてある。
図示した例は以上の通りとしたが,端部連結部材とビーム長手方向端部又は終端部材の軸支を,上下方向傾斜軸支用の軸支部を軸支して行うことによって,特に傾斜角度を規制する措置を施さない限り,その傾斜角度は0度,即ち水平状態の連結が可能となるから,端部連結部材は,これを傾斜地及び平地の終端位置兼用のものとして使用することができ,従って2段ビーム手摺を,その端部連結部材を,上下2段のビームを水平地の終端位置で水平連結用に兼用して上下2段のビームの長手方向端部の連結を行ったものとして構成することができる。更に端部連結部材による上下2段のビームの連結を,上記終端部材を用いることなく,該上下2段のビーム長手方向端部において行うようにすること,このとき,例えば,該ビーム本体の中空部に嵌挿固定した同様に上下方向傾斜軸支用の軸支部を該ビームから露出するように配置した連結部材を用いて連結するものとすること,手触用サインを終端位置に配置するとき,その配置を端部連結部材に対して行うようにすること等を含めて,本発明の実施に当って,2段ビーム手摺,支柱,ビーム,ブラケット,ホルダー,端部連結部材,軸支部,必要に応じて用いる手触用サイン等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとすることができる。
2段ビーム手摺の設置状態を示す正面図である。 2段ビーム手摺の中間を省略した一部切欠き正面図である。 2段ビーム手摺のビームと端部連結部材の関係を示す一部切欠き平面図である。 ビームの設置状態を示す縦断面図である。 図2の部分拡大図である。 図3の部分拡大図である。
符号の説明
A 2段ビーム手摺
1 支柱
2 ビーム
21 ビーム本体
22 ビームキャップ
23 滑り止め層
3 終端部材
31 被嵌部
32 固定突片
33 軸支部
34 手触用サイン
4 ブラケット
41 支柱取付部
42 ネジ
43 軸支部
5 ホルダー
51 軸支部
52 ネジ
6 端部連結部材
61 軸支部
62 ネジ

Claims (4)

  1. 複数の支柱に設置した上下のブラケットにビーム下面の上下のホルダーをそれぞれ軸支して上下2段のビームを傾斜角度自在に配置するとともに該上下2段のビームの長手方向端部に該端部を上下に連結する前後にC字状の端部連結部材を配置した2段ビーム手摺であって,該端部連結部材に上記上下のブラケットと上下のホルダーの軸支間距離と同一の軸支間距離とし且つ上下方向傾斜軸支用とした先端上下の軸支部を配置し,該先端上下の軸支部に上下2段のビーム又はこれに設置した終端部材端部に形成した同じく上下方向傾斜用の軸支部をそれぞれ前後に対接軸支することによって,該上下2段のビームを傾斜地の終端位置で傾斜連結自在としてなることを特徴とする2段ビーム手摺。
  2. 上記端部連結部材を,上下2段のビームを水平地の終端位置で水平連結用に兼用して上下2段のビームの長手方向端部の連結を行ってなることを特徴とする請求項1に記載の2段ビーム手摺。
  3. 上記端部連結部材及びビームの長手方向端部又はこれに設置した終端部材の軸支部を,ビーム中心線位置に垂直の円弧面を配置した横断面S字状に形成し,該垂直の円弧面を相互に対接するとともにその外周側で上下方向に傾斜回動自在に嵌合してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の2段ビーム手摺。
  4. 上記端部連結部材の軸支部の軸支を,ビーム長手方向端部に設置した終端部材の軸支部に対して行うとともに該終端部材の表面にビーム終端位置の手触用サインを配置してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の2段ビーム手摺。
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