JP5628006B2 - ベンチ - Google Patents

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C9/00Stools for specified purposes
    • A47C9/06Wall stools ; Stools hingedly mounted against the wall

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  • Special Chairs (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

本発明は、歩道、バス停、公園等に設置されるベンチに関するものである。
公園や歩道の路肩等には、高齢者等が疲れた時に着座できるようになされたベンチが設置されている。従来、係るベンチとして、例えば特許文献1には、地上に立設される支柱と横ビームとからなる柵体と、それら互いに対をなす支柱間に差し渡されるベンチ部とからなり、このベンチ部は座部の後方左右に突設された回転軸が支柱の所定の位置に穿設された軸孔に嵌合され、ベンチ部前方左右に突設された支持部に紐体が接続され、その紐体の延長部分が支柱上方の孔から支柱内に挿入されるとともに、先端には重錘が取着されて、支持部から重錘までの紐体の長さがベンチ部を水平に倒した状態で停止して支持される長さとなされた可倒式ベンチ付き柵が開示されており、図2、3には、略矩形断面の板材が3列に幅方向に並設された座部を備えたベンチ部が記載されている。
特開2003−129433号公報
しかしながら、上記の従来のベンチでは、座部を略矩形断面の板材を幅方向に並設しているため、座部の角に手足等をぶつけてしまった場合、少なからず痛めてしまう可能性があった。
本発明は上記の如き課題を解決するためになされたものであり、手足等をぶつけても、痛めてしまうのを極力防止することができるベンチを提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わるベンチは、断面が略矩形状となされ、幅方向に列設された複数の板材と、前面に係止部が形成され、最前列の前記板材の前側側面に長手方向に取付けられたレール部材と、上面壁から下面壁に至る前面壁が断面略半円形状に湾曲されると共に後部に係合部が形成され、該係合部に前記レール部材に形成された係止部が係合されて、前記レール部材の前面に取付けられたカバー部材とを有して形成される座部を備えたことを特徴とするものである。
また本発明に係わるベンチは、前記レール部材は、最前列の前記板材の前側側面に取付けられる基板部の前面に2個一対の縦壁が相対向して形成され、該各縦壁の先端より幅方向外方に向けて突片状の係止部がそれぞれ形成され、前記カバー部材は、上面壁と下面壁との間が後部において開放されると共に、前記開放内における前記上面壁と下面壁との内面に、前記レール部材の係止部が差し込まれる凹溝状の係合部がその開口を幅方向の内方に向けて形成され、カバー部材の長手方向の端部より後部の開放内に挿入された前記レール部材の係止部が、カバー部材の係合部に差し込まれて係合されることにより、カバー部材が前記レール部材の前面に取付けられるようになされていることを特徴とするものである。
さらに本発明に係わるベンチは、柵を構成する2個の支柱間に前記座部が設けられ、該座部は不使用状態では起立され、使用状態では倒伏されるように、前記支柱間に起倒可能に設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係るベンチによれば、断面を略矩形状となし、幅方向に列設された複数の板材と、前面に係止部を形成し、最前列の前記板材の前側側面に長手方向に取付けられたレール部材と、上面壁から下面壁に至る前面壁が断面略半円形状に湾曲されると共に後部に係合部を形成し、該係合部に前記レール部材に形成された係止部が係合されて、前記レール部材の前面に取付けられたカバー部材とを有して形成される座部が備えられ、すなわち、レール部材を介して最前列の前記板材の前側側面にカバー部材の取付けているので、該カバー部材の取付けが容易であると共に、該カバー部材の前面壁を略半円形とすることにより、手足等をぶつけた場合であっても、痛めるのを防止することができると共に、板材にレール部材及びカバー部材を取付けているので、座部の強度を向上させることができる。
また本発明に係るベンチによれば、前記レール部材を、最前列の前記板材の前側側面に取付けられる基板部の前面に2個一対の縦壁が相対向して形成し、該各縦壁の先端より幅方向外方に向けて突片状の係止部をそれぞれ形成し、前記カバー部材を、上面壁と下面壁との間が後部において開放されると共に、前記開放内における前記上面壁と下面壁との内面に、前記レール部材の係止部が差し込まれる凹溝状の係合部をその開口を幅方向の内方に向けて形成し、カバー部材の長手方向の端部より後部の開放内に挿入された前記レール部材の係止部を、カバー部材の係合部に差し込まれて係合されることにより、カバー部材を前記レール部材の前面に取付けるようにしているので、レール部材の端部よりカバー部材を挿入するだけで、簡単に前側側面が略半円形の座部を備えたベンチを形成することができる。
さらに本発明に係るベンチによれば、柵を構成する2個の支柱間に前記座部を設け、該座部は不使用状態では起立され、使用状態では倒伏されるように、前記支柱間に起倒可能に設けているため、座部を起倒する際、手をぶつけた場合も、痛めるのを極力防止することができ、好ましい。
本発明に係るベンチの実施の一形態を示す正面斜視図であって、(イ)は座部を収納した状態、(ロ)は座部を倒伏した状態を示す。 本発明に係るベンチの別の実施形態を示す正面斜視図である。 本発明に係るベンチの座部の構成を説明する説明図である。 本発明に係るベンチの断面図と、座部を拡大した側面図である。
次に、本発明に係る最良の実施の形態について、図1〜4を用いて以下に具体的に説明する。
図1において、1はベンチであって、地面に立設した左右一対の支柱11の上部が上段横杆12で一体結合され逆U字形になされると共に、支柱11間に下段横杆13が差し渡されて結合されて、路側や公園等において境界分離柵として主に設置される柵体Sに、前記下段横杆13の上面に間隔をあけて2個の(夫々1個ずつ)回動部Kが固着されて、各回動部Kには人が着座するための座部2が回動可能に取着されて、ベンチ1が形成されている。
前記座部2は、各回動部Kに回動可能に取着されている左右2個のアーム21と、この2個のアームに支持されて、幅方向に列設された断面が略矩形状となされた2個の板材22と、前面に係止部31が形成され、最前列の前記板材22の前側側面221に長手方向に取付けられたレール部材3と、上面壁41から下面壁42に至る前面壁43が断面略半円形状に湾曲されると共に後部に係合部44が形成され、該係合部44に前記レール部材3に形成された係止部31が係合されて、前記レール部材3の前面に取付けられたカバー部材4とを有して形成されている。
詳細には、前記レール部材3は、最前列の前記板材22の前側側面221に取付けられる基板部32の前面に2個一対の縦壁33、33が相対向して形成され、該各縦壁33、33の先端より幅方向外方に向けて、先端が膨らんだ突片状の係止部31、31がそれぞれ形成され、前記カバー部材4は、上面壁41と下面壁42との間が後部において開放されると共に、前記開放内における前記上面壁41と下面壁42との内面に、前記レール部材3の係止部31の先端が差し込まれる凹溝状の係合部44がその開口を幅方向の内方に向けて形成され、カバー部材4の長手方向の端部より後部の開放内に挿入された前記レール部材3の係止部31が、カバー部材4の係合部44に差し込まれて係合されることにより、カバー部材4が前記レール部材3の前面に取付けられるようになされている。
そして、前記座部2は不使用状態では起立され、使用状態では倒伏されるように、前記支柱11間に起倒可能に設けられてなり、柵体Sで形成される枠内に起立状態で格納保持されている状態で常態となされている。そして図1に示す如く、座部2に外力をかけ手前に引き倒すことで、座部2は地面と水平な位置まで回動し、人が着座することにより、座部2が水平な状態に保持されるようになされており、人が立ち上がり外力が除かれると、回動部Kの作用により、座部2は柵体1で形成される枠内に自動的に格納される。よって、柵体Sから張り出す部分がないため通行の邪魔になる事はなく、人が座部2を持ち上げて起立(格納)状態に戻す手間もかからない。
座部2の形成方法について説明すると、まずタッピングビス等の固定部材Bを、レール部材3の基板部32の幅方向の略中央部において、長手方向に複数螺入して、レール部材3を最前列の板材22の前側側面221に固定する。次に上記の如く、レール部材3の係止部31にカバー部材4の係合部44をその端部より長手方向(X方向)に差し込み係合する。ここで、カバー部材4の係合部44は、それ自体にタッピングビスが螺入可能なビスホールとして機能するように、略C字形の凹溝状で形成されており、前記の如くして、レール部材3の係止部31にカバー部材4の係合部44を差し込み係合した後、カバー部材4の係合部44の左右両端部からタッピングビス等のネジNを螺入して、ネジNの先端がレール部材3の係止部31の側端面311に当接されて、カバー部材4がレール部材3に固定されるようになされている。したがって、板材22とカバー部材4は左右の長さが同長となされているが、レール部材3は、少なくともその係止部31の左右の長さが、左右両端部から螺入するネジNの長さ分、短尺になされて形成されている。
ここで、上段横杆12は背もたれとしても機能するものであるが、この上段横杆12は支柱11と別体のものを結合してもよいし、1本の管を曲げて作成してもよい。また、支柱11、上段横杆12、下段横杆13の材質は、柵体としての強度を満足するものであれば特に限定されず、鉄鋼、アルミニウム、ステンレス、チタン、亜鉛等、構造用の金属材料の中から好適に用いてよい。またその断面形状は、矩形、円形等特に限定されるものではない。
また板材22は、人が着座したり荷物を置いたりした時の荷重に耐えうるものであれば、特に限定されるものではないが、本形態では、上面222と下面223とに亘る2個の縦リブ224で区切られ、3個の中空部225が列設されてなるアルミ押出型材226の外周に、木粉を混入した合成樹脂を設けた複合材が用いられ、当該複合材は、耐候性に優れ、且つ触感や見栄えが自然木と同様であるため、好適に用いられる。
またレール部材3及びカバー部材4の材質も、特に限定されるものではないが、嵌め合わされる寸法精度を確保するために、アルミ押出型材が好適に用いられる。
次に図2に示す実施形態を説明する。
2個の支柱11間の前面側に座部2がその上面を水平に架け渡されベンチ1が構成され、支柱11の上端背面側には上段横杆12が架け渡されて、もって柵Sが構成されている。図1に示す実施形態と異なり、本実施形態においては、座部2は水平状態で固定されており、使用時、不使用時でその状態を変えることはない。その他の座部2を構成する板材22やレール部材3やカバー部材4の形態については、図1に示す実施形態と同様であるので、説明は省略する。背もたれとして機能する上段横杆12を、支柱11の上端背面側に架け渡すことにより、座部2の前後方向の幅を狭くしても、深く腰掛けることができるので、座り心地がよくなる。
1 ベンチ
11 支柱
12 下段横杆
13 下段横杆
2 座部
21 アーム
22 板材
221前側側面
222上面
223下面
224縦リブ
225中空部
226アルミ押出型材
23 係合部
3 レール部材
31 係止部
311側端面
32 基板部
33 縦壁
4 カバー部材
41 上壁面
42 下壁面
43 前壁面
44 係合部
S 柵体
K 回動部
B 固定部材
N ネジ

Claims (3)

  1. 断面が略矩形状となされ、幅方向に列設された複数の板材と、前面に係止部が形成され、最前列の前記板材の前側側面に長手方向に取付けられたレール部材と、上面壁から下面壁に至る前面壁が断面略半円形状に湾曲されると共に後部に係合部が形成され、該係合部に前記レール部材に形成された係止部が係合されて、前記レール部材の前面に取付けられたカバー部材とを有して形成される座部を備えたことを特徴とするベンチ。
  2. 前記レール部材は、最前列の前記板材の前側側面に取付けられる基板部の前面に2個一対の縦壁が相対向して形成され、該各縦壁の先端より幅方向外方に向けて突片状の係止部がそれぞれ形成され、前記カバー部材は、上面壁と下面壁との間が後部において開放されると共に、前記開放内における前記上面壁と下面壁との内面に、前記レール部材の係止部が差し込まれる凹溝状の係合部がその開口を幅方向の内方に向けて形成され、カバー部材の長手方向の端部より後部の開放内に挿入された前記レール部材の係止部が、カバー部材の係合部に差し込まれて係合されることにより、カバー部材が前記レール部材の前面に取付けられるようになされていることを特徴とする請求項1に記載のベンチ。
  3. 柵を構成する2個の支柱間に前記座部が設けられ、該座部は不使用状態では起立され、使用状態では倒伏されるように、前記支柱間に起倒可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のベンチ。
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