JP2000316672A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2000316672A
JP2000316672A JP11126493A JP12649399A JP2000316672A JP 2000316672 A JP2000316672 A JP 2000316672A JP 11126493 A JP11126493 A JP 11126493A JP 12649399 A JP12649399 A JP 12649399A JP 2000316672 A JP2000316672 A JP 2000316672A
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JP
Japan
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rod
shell
base
base rod
chair
Prior art date
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Pending
Application number
JP11126493A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fujiki
武史 藤木
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数が少なく、組立および解体が容易で分
別廃棄が可能な使い勝手の良い椅子を提供する。 【解決手段】 椅子は、側脚体11,12と、両端が側
脚体に固定されて横設される座部支持杆13とを有す
る。座部支持杆は、長さ方向に略同一断面形状を有する
棒状の基杆14と、長さ方向に略同一断面形状を有する
と共に基杆と同一長さを有し且つ基杆に対し長さ方向に
スライド移動のみ可能に嵌合する棒状の殻体15とから
なり、基杆の両端が側脚体に当接されてネジ止めされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホール、公
園、バス停留所等に設置して使用する簡易な椅子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の椅子としては図8(a)
に示すように、2本の脚柱1,2の上端部に座部となる
支持杆3の両端を取り付けた構成のものが知られてお
り、横杆3としては、同図(b)に示すように、金属パ
イプ等からなる芯棒3aの周りに発砲ウレタン、ゴム等
からなるクッション材3bを全周にわたって巻き付けた
後、さらにその表面にビニールレザー等の表面シート3
cを巻き付け、さらにタッカー等を用いて該表面シート
3cの重ね合わせ端部を留め具4により固定した構成の
ものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造の椅子に
おいては、支持杆3が計4種類の構成部材からなるため
部材コストが高くつくとともに、組立作業の際に支持杆
3の芯棒3aの周りのクッション材3bを覆う表面シー
ト3cを留め具4で固定する必要があるため、タッカー
等の工具が必要となり組立作業が面倒である。また、解
体の際には何らかの工具を用いて表面シート3cを固定
している留め具4を取り外す必要があるため、解体作業
が面倒であり、材料別の分別廃棄が困難である。さらに
芯棒3aの断面外形が円形の場合、芯棒3aの周りに取
り付けたクッション材3bおよび表面シート3cが芯棒
3aの周りに回動し、留め具4が上部に移動し得るた
め、座部としての支持杆3の使い勝手が悪くなるという
欠点がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、部品数が少
なく、組立および解体が容易で分別廃棄が可能な使い勝
手の良い椅子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の椅子は、側脚体と、両端が側脚体に固定さ
れて横設される座部支持杆とを備え、座部支持杆が、長
さ方向に略同一断面形状を有する棒状の基杆と、長さ方
向に略同一断面形状を有すると共に基杆と同一長さを有
し且つ基杆に対し長さ方向にスライド移動のみ可能に嵌
合する棒状の殻体とからなり、基杆の両端が側脚体に当
接されてネジ止めされることを特徴とする。
【0006】上記構成の椅子においては、座部支持杆が
基杆と殻体との2部材のみからなるので部品点数を少な
くすることができる。したがって、製造コストを低減で
きると共に、材料ごとの分別廃棄も容易となる。また、
基杆と殻体はそれぞれ長さ方向に略同一断面形状を有し
ており、且つ、殻体は基杆に対し長さ方向にスライド移
動のみ可能に嵌合するので、殻体を基杆に対し容易に且
つ基杆に対し回動不可に装着することができ、且つ、容
易に取り外すことができる。したがって、椅子の組立お
よび解体が容易となる。しかも、殻体は基杆と同一長さ
であるので、基杆の両端を側脚体に当接させてネジ止め
することにより、殻体を基杆に対し回動不可およびスラ
イド移動不可の状態で装着することができる。したがっ
て、座部としての支持杆の使い勝手を良好に保つことが
できる。
【0007】好ましくは、基杆および殻体が共に押し出
し成形品からなる。これにより、長さ方向に略同一断面
形状を有する基杆と殻体を容易に得ることができる。
【0008】また、好ましくは、基杆が金属からなり、
殻体が基杆よりも弾性に富むプラスチックからなる。こ
れにより、環境に優しいプラスチックにて座部クッショ
ン材を形成できることとなる。
【0009】さらに好ましくは、殻体が断面略アーチ状
をなし且つその側面部に長さ方向に延びる開放部を有
し、該開放部の両側の側縁部が基杆と係合することによ
り殻体が基杆に対し両端支持アーチ状に保持される。か
かる構成により、殻体のクッション性を向上させること
ができるので、より座り心地の良い椅子を提供できるこ
ととなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明する。
【0011】
【実施例】図1から図3までは本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は椅子の斜視図、図2は図1の椅子
に用いられる支持杆の端面近傍の要部斜視図、図3は図
1に示す椅子の図2中3−3線に沿った要部断面図であ
る。
【0012】はじめに図1を参照すると、椅子は左右対
称形の一対の側脚体11,12と、両端が側脚体11,
12に固定されて横設される座部支持杆13とを備えて
おり、座部支持杆13は、長さ方向に略同一断面形状を
有する棒状の基杆14と、長さ方向に略同一断面形状を
有すると共に基杆と同一長さを有する棒状の殻体15と
からなっている。
【0013】図2に示すように、この実施例では、基杆
14と殻体15は共に半円筒形の外側面を有しており、
基杆14は下向きアーチ状の断面形状をなし、また、殻
体15は上向きアーチ状の断面形状をなしている。基杆
14の両上端部にはそれぞれ内方に向かう突出縁14
a,14bが形成されており、殻体15の両下端にはそ
れぞれ基杆14の突出縁14a,14bを係合する凹溝
15c,15dを有する突出縁15a,15bが形成さ
れている。このような断面形状を有する基杆14と殻体
15がそれぞれ長さ方向に同一断面形状をなしているの
で、基杆14の突出縁14a,14bと殻体15の凹溝
15c,15dとを嵌合させることにより、殻体15を
基杆14に対し長さ方向にスライド移動のみ可能に装着
することができる。そしてこの実施例では基杆14に殻
体15を装着することにより両者合わせて円筒形の座部
支持杆13を形成することができる。
【0014】図3に示すように、側脚体11,12には
座部支持杆13の両端部とそれぞれ嵌合する凹部11
a,12aが形成されている。基杆14の両端部にはそ
れぞれネジ穴14c,14dが形成されており、基杆1
4の両端部はそれぞれ側脚体11,12の凹部11a,
12aの内底面に当接された状態でボルト16,17に
より側脚体11,12にネジ止めされている。この実施
例では、基杆14のネジ穴14c,14dは基杆14に
貫通形成された通孔14eに形成されているが、有底の
ネジ穴を基杆14の両端部に形成してもよい。殻体15
は基杆14と同一長さであるので、基杆14を両側脚体
11,12にネジ止めすることにより、殻体15もその
両端が両側脚体11,12の凹部11a,12aの内底
面に当接される。したがって殻体15は両側脚体11,
12間で基杆14に対し回動不可およびスライド移動不
可の状態に保持されることとなる。側脚体11,12は
床、路面等に立設して用いることができる。
【0015】上記構成の椅子においては、座部支持杆1
3が基杆14と殻体15との2部材のみからなるので部
品点数を少なくすることができる。したがって、製造コ
ストを低減できると共に、材料ごとの分別廃棄も容易と
なる。また、上述したように、基杆14と殻体15はそ
れぞれ長さ方向に略同一断面形状を有しており、且つ、
殻体15は基杆14に対し長さ方向にスライド移動のみ
可能に嵌合するので、殻体15を基杆14に対し簡単に
且つ基杆14に対し回動不可に装着することができ、且
つ、容易に取り外すことができる。したがって、椅子の
組立および解体が容易となる。しかも、殻体15は基杆
14に対し回動およびスライド移動を規制されて保持さ
れるので、座部としての支持杆13の使い勝手を良好に
保つことができる。
【0016】この実施例の基杆14および殻体15が共
に押し出し成形品からなる。したがって、長さ方向に略
同一断面形状を有する基杆14と殻体15を容易に得る
ことができる。
【0017】また、この実施例の基杆14は例えばアル
ミニウム、アルミ合金、ステンレス鋼等の金属からな
り、殻体15は基杆14よりも弾性に富むプラスチッ
ク、好ましくはポリプロピレンからなる。これにより、
環境に優しいプラスチックにて座部クッション材を形成
できることとなる。殻体15を半透明なプラスチック、
好ましくは着色した半透明なプラスチックで形成するこ
とにより、椅子としての装飾効果を高めることができ
る。
【0018】さらにこの実施例では、殻体15が基杆1
4に対し両端支持アーチ状に保持されるので、殻体15
のクッション性が向上し、座り心地の良い椅子となる。
【0019】図4および図5は本発明の第2実施例を示
すものであり、図4は椅子の座部支持杆の端面図、図5
は座部支持杆と側脚体との結合形態を示す図4中5−5
線に沿った一部破断要部断面図である。
【0020】この第2実施例では基杆14が座部支持杆
13の中心に沿って延びる筒状の軸部18を一体に有し
ており、この軸部18の中心を通孔18aが貫通形成さ
れており、軸部18の両端において通孔18aにネジ穴
18b,18cがそれぞれ形成されている。軸部18と
基杆14とは放射状に延びる複数(図示実施例では3
つ)のリブ19を介して一体に連結されている。殻体1
5および殻体15と基杆14との結合形態は上記第1実
施例と同様である。この実施例においても、基杆14は
金属の押出し成形品からなり、殻体15はプラスチック
の押出し成形品からなる。側脚体11,12には座部支
持杆13の端部と嵌合する凹部11a,12aがそれぞ
れ形成されており、また、基杆14の両端のネジ穴18
b,18cに螺合するボルト20,21を通すネジ通孔
22,23が形成されており、側脚体11,12にはボ
ルト20,21の頭部を覆うキャップ24,25が装着
可能となっている。
【0021】この第2実施例の座部支持杆13において
は基杆14は軸部18およびリブ19によって補強され
る。また、軸部18が基杆14の突出縁14a,14b
と係合している殻体15の突出縁15a,15bに当接
若しくは近接した状態で配置されるので、基杆14から
殻体15が不用意に図4中上方に抜けることを確実に防
止できる。
【0022】図6は本発明の第3実施例を示したもので
あり、第1実施例の座部支持杆13に更なる変更を加え
たものである。この第3実施例の基杆13は第1実施例
の基杆とほぼ同一の断面形状を有するが、基杆14は木
材からなり、機械加工によって作られている。他の構成
は第1実施例と同様である。
【0023】図7は本発明の第4実施例を示したもので
ある。この第4実施例の椅子は背もたれとなる支持杆2
7を有しており、この支持杆27は基杆28と殻体29
とからなっている。基杆28と殻体29は第1〜第3実
施例の座部支持杆13と同様の嵌合構造とすることがで
き、また、支持杆27は側脚体11,12に対し第1〜
第3実施例と同様の方法でボルト30により取り付ける
ことができる。この第4実施例の椅子においては、背も
たれとなる支持杆27が座部用支持杆13と同様の構成
を有するので、容易に組立てることができると共に、容
易に分解することができる。
【0024】以上図示実施例につき説明したが、本発明
は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載した発明の範囲内において、例え
ば、基杆と殻体との係合形態や側脚体への取り付け形
態、並びに、側脚体の形状等に種々の変更をくわえるこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、部品数が少なく、組立および解体が容易で分
別廃棄が可能な使い勝手の良い椅子を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】および葉の第1実施例を示す椅子の斜視図であ
る。
【図2】図2は図1の椅子に用いられる支持杆の端面近
傍の要部斜視図である。
【図3】図3は図1に示す椅子の図2中3−3線に沿っ
た要部断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す椅子の座部支持杆の
端面図である。
【図5】図5は座部支持杆と側脚体との結合形態を示す
図4中5−5線に沿った一部破断要部断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す椅子の座部支持杆の
端面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す椅子の斜視図であ
る。
【図8】(a),(b)はそれぞれ従来の椅子の構造を
示す一部断面要部正面図および支持杆断面図である。
【符号の説明】
11,12 側脚体 13 座部支持杆 14 基杆 15 殻体 16,17 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側脚体と、両端が側脚体に固定されて横
    設される座部支持杆とを備え、座部支持杆が、長さ方向
    に略同一断面形状を有する棒状の基杆と、長さ方向に略
    同一断面形状を有すると共に基杆と同一長さを有し且つ
    基杆に対し長さ方向にスライド移動のみ可能に嵌合する
    棒状の殻体とからなり、基杆の両端が側脚体に当接され
    てネジ止めされることを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 基杆および殻体が共に押し出し成形品か
    らなることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】 基杆が金属からなり、殻体が基杆よりも
    弾性に富むプラスチックからなることを特徴とする請求
    項1または2記載の椅子。
  4. 【請求項4】 殻体が上向きの断面略アーチ状をなしそ
    の両下端部が基杆と係合することにより殻体が基杆に対
    し両端支持アーチ状に保持されることを特徴とする請求
    項1から3までのいずれか1つに記載の椅子。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230247A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Okamura Corp ベンチ
JP2006192095A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Aron Kasei Co Ltd ベンチ
EP1872690A1 (de) * 2006-06-28 2008-01-02 Burri AG Zürich Parkbank
JP2012110409A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Sekisui Jushi Co Ltd ベンチ

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040223