JP2008240288A - 外断熱構造における通気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレキャストコンクリート版の破損を防止できるとともに、施工手間と時間を低減できる外断熱構造における通気構造を提供することを課題とする。
【解決手段】構造躯体50の外側に断熱層10とプレキャストコンクリート版30とを設けたプレキャスト外断熱構造において上下方向に配列されるプレキャストコンクリート版30,30間の通気構造1であって、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の下端面の内側部分に上方に窪む欠込部32を形成し、下側に配置されるプレキャストコンクリート版30の上端面であってその上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の欠込部32に対向する位置に、弾性止水材からなる堰部材33を設けるとともに、この堰部材33の上にプレキャストコンクリート版30の厚さ方向に延びる通気路41を有する樹脂製の通気部材40を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造躯体の外側に断熱層とプレキャストコンクリート版とを設けた外断熱構造における通気構造に関する。
外断熱構造とは、従来、壁の内側に設けられていた断熱材を、構造躯体や壁の外側に出して、壁自体を覆うようにした構造である(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
外断熱構造の一つとして、構造躯体の外側に断熱層とプレキャストコンクリート版とを設けた外断熱構造がある。プレキャストコンクリート版を外断熱された建物の外壁に取り付ける例は少なく、空気層があるタイプと空気層がないタイプとに分けられる。空気層があるタイプは、全階層の空気層が連通し、外装版の目地はシールされて、基礎梁から空気が入り、軒天から排気されるもの、各階層ごとに設けられた上部水平目地と下部水平目地とから空気が出入するもの(但し、各目地部には水切りが外装版の目地から突出する形状で取り付けられている)、空気層が密閉されるものなどがある。ここで、内部結露水の凍結防止の観点から、空気層は外部と連通していることが好ましい。一方、水切り等を設けると、デザイン上の制約を受け、すっきりとした平面で外壁を構成することができない。
そこで、空気層が外部と連通して、水切りを有さない外断熱構造の一例として、図9の鉛直方向断面図に示すようなものがあった。この外断熱構造は、構造躯体を構成する壁柱101の外側に、断熱層102と、外装材となるプレキャストコンクリート版103が設けられている。断熱層102の外側表面には溝104が形成されており、この溝104で通気層(空気層)105が構成されている。上下方向に配置されるプレキャストコンクリート版103,103は、所定の間隔をあけて配置されており、プレキャストコンクリート版103,103間の隙間によって通気路106が形成されて、この通気路106から通気層105に空気が流通するように構成されている。
ところで、寒冷地域における建築物では、通気路106から通気層105に雨水等が浸入したままになると、その水が凍って断熱材に悪影響を及ぼしたり、凍ることで膨張して部材の変形を招いてしまったりする場合がある。なお、雨水等が一時的にする程度であれば、大きな問題にはならない。そのため、通気路106を構成するプレキャストコンクリート版103,103間の通気構造は、止水効果を確保するために、以下のように構成されている。
下側に配置されるプレキャストコンクリート版103の上端面の内側部分(建物の内部側)には、上方に立ち上がる立上部107が形成されており、上側に配置されるプレキャストコンクリート版103の下端面の内側部分には、上方に窪む欠込部108が形成されている。そして、上側のプレキャストコンクリート版103と下側のプレキャストコンクリート版103とは、立上部107が欠込部108に挿入されて互いに所定の隙間をあけるように配置されており、断面方向から見て内側部分が上方になるように屈曲した通気路106が形成されている。このような構成によれば、通気性能を確保することができるとともに、雨水等が通気路106の外側部分に浸入したとしても、内側部分の立上部107によって堰き止められるので、止水性能を得ることができる。したがって、暴風雨時以外は、水が通気層105にまで浸入することはない。また、立上部107の上面と欠込部108の下面は、ともに内側が高くなるように傾斜して形成されており、止水性能を高めるように構成されている。なお、立上部を高く、目地部内の空気流路の断面を大きく取るほど、霧化した雨水の止水効果が高まる。
特開2003−301546号公報 特開2002−227320号公報
しかしながら、前記した従来の通気構造では、上側のプレキャストコンクリート版103の下端部が、下側のプレキャストコンクリート版103の立上部107の上端部よりも下方に位置して、プレキャストコンクリート版103,103同士が互いに噛み合うように配置されるため、施工時にプレキャストコンクリート版103,103同士が接触しやすく、プレキャストコンクリート版103が破損しやすいといった問題があった。特に、立上部107の内側上端の出隅部分は、厚さが薄いことから少し接触しただけでも破損してしまう虞があった。
また、各プレキャストコンクリート版103,103は、互いに所定の間隔をあけて配置されるので、施工現場での位置決めに多くの手間と時間を要するといった問題もあった。
そこで、本発明は、前記の問題を解決すべく案出されたものであって、プレキャストコンクリート版の破損を防止できるとともに、施工手間と時間を低減できる外断熱構造における通気構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、構造躯体の外側に断熱層とプレキャストコンクリート版とを設けた外断熱構造において上下方向に配列されるプレキャストコンクリート版間の通気構造であって、上側に配置されるプレキャストコンクリート版の下端面の内側部分に上方に窪む欠込部を形成し、下側に配置されるプレキャストコンクリート版の上端面であってその上側に配置される前記プレキャストコンクリート版の前記欠込部に対向する位置に、弾性止水材からなる堰部材を設けるとともに、この堰部材の上に前記プレキャストコンクリート版の厚さ方向に延びる通気路を有する樹脂製の通気部材を設けたことを特徴とする外断熱構造における通気構造である。
ここで、プレキャストコンクリート版の内側とは、建物の内部側を示し、プレキャストコンクリート版の断熱層側を示す。前記のような構成によれば、下側のプレキャストコンクリート版の上端面に弾性止水材からなる堰部材を設け、さらにその上に樹脂製の通気部材を設けているので、上側のプレキャストコンクリート版の下端面よりも高い位置に、下側のプレキャストコンクリート版の上端面を位置させることなく、各プレキャストコンクリート版同士を互いに噛み合うように配置させることができる。したがって、プレキャストコンクリート版同士が接触するのを防止できるとともに、上側のプレキャストコンクリート版の下端部が通気部材あるいは堰部材に接触したとても、これらの部材は、プレキャストコンクリート版よりも軟質であるので、プレキャストコンクリート版の破損を防止することができる。また、堰部材と通気部材は、プレキャストコンクリート版間のスペーサの役目を果たすことになるので、施工現場でプレキャストコンクリート版間の上下方向の位置決めを容易に且つ正確に行うことができ、施工の手間と時間を低減することができる。また、かかる通気構造では、通気部材を介して空気が通気層へと流通可能となり、一方、堰部材によって雨水等は堰き止められるので、通気性能と止水性能の両方を同時に得ることができる。
請求項2に係る発明は、下側に配置される前記プレキャストコンクリート版の上端面を水平な平面状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の外断熱構造における通気構造である。
前記のような構成によれば、下側に配置されるプレキャストコンクリート版の上端面に対応する部分の型枠に段差を設けるための加工を施さなくて済むので、プレキャストコンクリート版の製造における施工手間と時間を低減でき、建築コストの低減を達成できる。
請求項3に係る発明は、下側に配置される前記プレキャストコンクリート版の上端面の外側部分と、上側に配置される前記プレキャストコンクリート版の下端面の外側部分との間に、前記プレキャストコンクリート版の厚さ方向に延びる通気路を有する樹脂製の第二の通気部材を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の外断熱構造における通気構造である。
ここで、プレキャストコンクリート版の外側とは、建物の外部側を示し、プレキャストコンクリート版の外表面側を示す。前記のような構成によれば、上下方向に配置されるプレキャストコンクリート版の上端面と下端面間の隙間の内側部分には通気部材と堰部材が介設され、外側部分には第二の通気部材が介設されることとなるので、プレキャストコンクリート版間の内側部分と外側部分の二点でスペーサの役目を得られ、施工現場でプレキャストコンクリート版間の上下方向の位置決めを容易に且つ正確に行うことができ、施工の手間と時間を低減することができる。また、プレキャストコンクリート版間の隙間の外側寄りに第二の通気部材を設けたことによって、雨水等の吹込みの勢いを低減できるので、止水性能を高めることができる。
請求項4に係る発明は、前記通気部材が、表面に複数の突起部が所定ピッチで設けられた板材を複数積層して形成され、前記突起部間の隙間が、前記通気路を構成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の外断熱構造における通気構造である。
前記のような構成によれば、突起部で荷重を支えることで、通気部材がスペーサの役目を果たすとともに、所定ピッチで設けられた突起間が通気路を構成することとなる。また、通気部材は柔軟性を備えることができ、プレキャストコンクリート版の形状に追従して変形可能であるので、容易な施工で隙間なく取り付けることができる。
本発明によれば、プレキャストコンクリート版の破損を防止できるとともに、施工手間と時間を低減することができるといった優れた効果を発揮する。
本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本実施の形態では、構造躯体が、現場打ちの鉄筋コンクリート製壁柱で構成された例を挙げて説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る外断熱構造における通気構造1における断熱層10とプレキャストコンクリート版30は、構造躯体50の外側に設けられている。断熱層10は、構造躯体50である壁柱51の外側(建物の外部側)表面に当接して配置されており、プレキャストコンクリート版30と壁柱51との間で挟まれて固定されている。断熱層10は、例えば厚さ100mmのFP板(発泡ポリスチレン製の断熱材)にて構成されており、その外側(プレキャストコンクリート版30側)表面には、上下方向に延びる溝11が形成されている。断熱層10の外側表面には、プレキャストコンクリート版30が当接して固定されており、プレキャストコンクリート版30の内側部分(建物の内部側)表面と溝11とで、通気層12が区画形成される。溝11は、例えば25mmの深さに形成されている。
溝11は、図6の白抜き部分に示すように、断熱層10の上端から下端まで連通して形成されており、通気層12(図1参照)が断熱層10の上下で連通するように構成されている。また、溝11は、水平方向にも連通しており、空気がプレキャストコンクリート版30の内側で左右上下に流通するように構成されている。なお、図6中、二点鎖線は、プレキャストコンクリート版30と、その周囲に取り付けられている断熱層10以外の部材を示す。
プレキャストコンクリート版30は、図5に示すように、工場等で予め形成された鉄筋コンクリート製の板材であって、本実施の形態では、外側表面がコンクリート打放し仕様に形成されている。なお、本実施の形態において、プレキャストコンクリート版30の外側とは、建物の外部側を示し、プレキャストコンクリート版30の内側とは、建物の内部側で断熱層10および構造躯体50が位置する側を示す。
プレキャストコンクリート版30には、図4の(a)に示すように、断熱層10を押さえるとともに、壁柱51の打設時の型枠(図示せず)の位置決めを行うためのセパレータ14が設けられている。セパレータ14は、その一端がプレキャストコンクリート版30内に埋設されて、他端が内側(壁柱51側)に延出するように構成されている。セパレータ14は、ネジ棒にて構成されており、セパレータ14には、断熱層10を押さえる断熱層押さえ部材15と、壁柱51の型枠を押さえる型枠押さえ部材16とが螺合されるようになっている。セパレータ14は、プレキャストコンクリート版側セパレータ14aと壁柱側セパレータ14bとに分割されており、プレキャストコンクリート版側セパレータ14aの端部に断熱層押さえ部材15が螺合され、この断熱層押さえ部材15に壁柱側セパレータ14bを螺合させることで、プレキャストコンクリート版側セパレータ14aと壁柱側セパレータ14bとが一体的に接続されている。そして、壁柱側セパレータ14bの先端に、型枠押さえ部材16が螺合されている。このような構成によれば、プレキャストコンクリート版30の搬送時には、壁柱側セパレータ14bは設けなくてよいので、断熱層10の表面から突出するのは突出長さの短い断熱層押さえ部材15のみとなり、搬送し易くなる。そして、壁柱51の型枠の組立時に壁柱側セパレータ14bを取り付ければよい。このような構成のプレキャストコンクリート版側セパレータ14aは、図5に示すように、所定のピッチでプレキャストコンクリート版30の略全面に亘って設けられている。
プレキャストコンクリート版は、特開2004−324138号公報に示すように、鋼製の角パイプからなる筒状本体の両端部にフランジ部が一体的に溶接固定されて構成された固定金物を介して壁柱に固定されている。
図1に示すように、上下方向に配列されるプレキャストコンクリート版30,30同士の継手部分で、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の下端面の内側部分には、上方に窪む欠込部32が形成されている。欠込部32は、プレキャストコンクリート版30の下端面と内側部分表面とが交差する出隅部分を欠き込むように形成されており、深さが目地31と同等の寸法(略20mm)に形成されている。欠込部32の幅は、プレキャストコンクリート版30の厚さの略半分の寸法で形成されており、欠込部32の底となる上底面32aは平面状に形成されている。欠込部32の側面となる段部32bは、内側に向かうに連れて上方に上がるように傾斜して形成されており、この段部32bの中心部がプレキャストコンクリート版30の厚さ方向の中心部と一致している。欠込部32は、プレキャストコンクリート版30の幅方向(紙面表裏方向)に連続して形成されている。
上下方向に配列されるプレキャストコンクリート版30,30同士の継手部分で、下側に配置されるプレキャストコンクリート版30の上端面は、水平な平面状に形成されている。この上端面であって、その上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の欠込部32に対向する位置には、弾性止水材からなる堰部材33が設けられている。さらに、この堰部材33の上には、プレキャストコンクリート版30の厚さ方向(図1では左右方向)に延びる通気路41を有する樹脂製の通気部材40が設けられている。なお、上下方向に配列されるプレキャストコンクリート版30同士の間には、例えば略20mmのクリアランスが確保され、目地31が形成されている。このクリアランスの寸法H1が目地31の高さ寸法となる。
堰部材33は、例えば独立気泡を有する発泡ゴム等の弾性発泡体にて構成されており、プレキャストコンクリート版30の上端面に沿って長い直方体形状を呈している。堰部材33は、欠込部32の上底面32aの幅寸法W0(プレキャストコンクリート版30の厚さ方向寸法)よりも短い幅寸法W1(プレキャストコンクリート版30の厚さ方向寸法)を有している。また、堰部材33の高さ寸法H2は、プレキャストコンクリート版30,30間で圧縮された状態で、目地31の高さ寸法H1と同等か、あるいはそれより長い高さ寸法(本実施の形態では、目地31の高さ寸法と同等)となっている。すなわち、堰部材33は、その上端面が、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の外側部分の下端面(上底面32a)と同じ高さ位置またはそれよりも高い位置(本実施の形態では同じ高さ位置)に形成されることとなる。
図2に示すように、堰部材33は、二つのテープ状堰部材33a,33bを積層することで形成されている。テープ状堰部材33a,33bの片面には接着層34がそれぞれ形成されており、テープ状堰部材33a,33bは、それぞれ接着層34が下側になるように設けられている。すなわち、下側のテープ状堰部材33aの接着層34によって、そのテープ状堰部材33aの下面全体がプレキャストコンクリート版30の上端面に水密状態で固着され、さらに、上側のテープ状堰部材33bの接着層34によって、上下のテープ状堰部材33a,33b同士が水密状態で固着される。テープ状堰部材33a,33bは、その取付け前はロール状に巻きつけられており、工場あるいは施工現場にて貼り付けられる。このとき、テープ状堰部材33a,33bは弾性発泡体で構成されているので、柔軟性を有し、ロール状に巻きつけることで、保管や運搬を容易にすることができる。さらに、貼付け時に接着層34を、貼付け対象に押し付けるだけで容易に固着でき、貼り付けた後は、テープ状堰部材33a,33bはカッター等で容易に切断できるので、施工が非常に容易で手間と時間を大幅に低減することができる。
なお、堰部材33は、図8に示すように、3つのテープ状堰部材33a,33b,33cを積層して、その上端面が、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の外側部分の下端面よりも高い位置になるように形成してもよい。このようにすれば、止水効果をさらに高めることができる。この場合、欠込部32は、堰部材33の高さが高くなった分(テープ状堰部材33c1枚分の厚さ)欠込深さが大きくなる。
通気部材40は、ポリプロピレンを主成分とした高分子部材である樹脂系材質にて構成されている。通気部材40は、表面に複数の突起部43が所定ピッチで設けられた板材44を複数積層して形成されており、プレキャストコンクリート版30の上端面に沿って長い直方体形状を呈している。通気部材40は、堰部材33の幅寸法W1と同等の幅寸法W2(プレキャストコンクリート版30の厚さ方向寸法)を有し、また、プレキャストコンクリート版30,30間で圧縮された状態で、目地31の高さ寸法H1(=堰部材33の高さ寸法H2)と同等の高さ寸法を有している。これによって、堰部材33の上に通気部材40を積層した高さが、下側のプレキャストコンクリート版30の上端面と、上側のプレキャストコンクリート版30の下端面の欠込部32の上底面32aとの間の寸法と同等となる。図1に示すように、通気部材40は、堰部材33の真上に配置され、上側のプレキャストコンクリート版30の内側表面と、通気部材40の内側側面と、堰部材33の内側側面と、下側のプレキャストコンクリート版30の内側表面とが同一平面状になる。
図2に示すように、突起部43は、板材44の表面に千鳥状に配列されており、通気部材40の長手方向に隣り合う突起部43間に、通気路41が通気部材40の幅方向(プレキャストコンクリート版30の厚さ方向)に延びて形成されることとなる。
本実施の形態では、通気部材40は、図1に示すように、下側に配置されるプレキャストコンクリート版30の上端面の外側部分と、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の下端面の外側部分との間にも設けられている。この外側に位置する第二の通気部材40は、プレキャストコンクリート版30の外側表面から、10mm程度内側に配置されており、目地31を断面矩形形状に構成している。また、第二の通気部材40は、内側側面が、欠込部32の外側端部(段部32bの外側端部)に同一面となるように配置されている。これによって、第二の通気部材40と、内側の堰部材33および通気部材40との間に空間45が設けられることになり、外部の空気は、外側の第二の通気部材40から流入して、空間45で上方に流れ、内側の通気部材40を介して通気層12へと流れる。
図3の(a)および(b)は、本発明に係る外断熱構造における通気構造1を示した水平方向断面図である。プレキャストコンクリート版30の欠込部32(図1参照)は、水平方向に見て断熱層10の溝11が形成されている部分の端部11aまで形成されており、プレキャストコンクリート版30の水平断面で見て長さ方向(図3中、左右方向)の端部近傍には形成されていない。すなわち、図3の(a)の溝11の端部11aよりも左側(端部側)でプレキャストコンクリート版30の内側部分は、欠込部32の高さの断面となるので、コンクリート断面となっている。前記溝11の端部11aよりも左側は、プレキャストコンクリート版30同士の隙間が略20mmとなっており、外気に接する部分にはシール材46が充填されている。シール材46は、その表面がプレキャストコンクリート版30の表面と略面一となるように施工されており、プレキャストコンクリート版30の外側表面から、側部表面(端面)、内側表面へと延出され、断熱層10が設けられた位置の少し入り込んだ部分まで形成されている。シール材46が充填されている部分以外の、断熱層10と接する部分および堰部材33と通気部材40と接する部分には、堰部材47が設けられている。この堰部材47も、他の堰部材33と同様にテープ状堰部材を二段積層して形成されており、上下のプレキャストコンクリート版30,30間の隙間の寸法(略20mm)と同等の高さに形成されている。なお、サッシ52は、図示しない接続部材によって壁柱51に固定されている。プレキャストコンクリート版30とサッシ52との間には、シール材が設けられている。
以上のような構成によれば、建物の外部と、プレキャストコンクリート版30の内側に形成された通気層12とは、図1および図3の(a)に示すように、外側の通気部材40の通気路41、外側の通気部材40と内側の通気部材40との空間45、内側の通気部材40の通気路41を介して連通されている。また、建物の外部と、プレキャストコンクリート版30の内側に形成された通気層12とは、図1および図3の(b)に示すように、上下のプレキャストコンクリート版30,30間の隙間の内側部分に設けられた堰部材33によって区画されて、雨水等は堰き止められる。
次に、前記構成のプレキャストコンクリート版30と断熱層10との組立工程および施工現場での施工工程を説明しながら、本発明の作用効果を説明する。
別途形成しておいた断熱層10をプレキャストコンクリート版30の内側表面に貼り付ける。断熱層10には、固定金物20用の貫通孔27(図6参照)やセパレータ14用の貫通孔(図示せず)が形成されており、固定金物20やセパレータ14が円滑に断熱層10を貫通する。そして、セパレータ14の先端に断熱層押さえ部材15を螺合させて断熱層10を固定する。固定金物20と貫通孔27との隙間に、断熱材28を充填する。これによって、建物外部と構造躯体50との断熱性能の低下を防止できる。また、固定金物20は、断熱コーティング層23で被覆されているので、プレキャストコンクリート版30から構造躯体50への熱伝達を防止できる。ここで、断熱層10には、溝11が形成されているので、プレキャストコンクリート版30に貼り付けるだけで、プレキャストコンクリート版30と断熱層10との間に通気層12が形成される。
その後、プレキャストコンクリート版30の上端面に、堰部材33と通気部材40を固定する。このとき、通気部材40は、ポリプロピレンを主成分とした樹脂系材質にて構成されているので、取り付け部分が曲線状であっても、堰部材33と併せて追従することができ、隙間なく固定することができる。
下側のプレキャストコンクリート版30の上端面に弾性止水材からなる堰部材33を設け、さらにその上に樹脂製の通気部材40を設けているので、壁柱51に固定されたプレキャストコンクリート版30の上に新たなをプレキャストコンクリート版30を組立てる際に、上側のプレキャストコンクリート版30の下端面よりも高い位置に、下側のプレキャストコンクリート版30の上端面が位置することがない。したがって、プレキャストコンクリート版30,30同士が接触するのを防止できる。そして、上側のプレキャストコンクリート版30の下端部が通気部材40あるいは堰部材33に接触したとても、これらの部材は軟質であるので、プレキャストコンクリート版30の破損を防止することができる。さらに、欠込部32の段部32bは傾斜して形成されており、出隅部の角度が鈍角になるので、プレキャストコンクリート版30の破損性をさらに低減することができる。
プレキャストコンクリート版30の建て込み時には、堰部材33は、上方にプレキャストコンクリート版30が載置されることで、圧縮されて堰部材33自体の止水性能が高められるとともに、プレキャストコンクリート版30の上端面との接着性も高められる。さらに、通気部材40は、プレキャストコンクリート版30に圧縮されることで、プレキャストコンクリート版30や堰部材33との接着性が高められる。なお、上下のプレキャストコンクリート版30は、接続プレート36(図3、図4の(b)、図5および図6参照)を介して互いに固定される。
このような構成の通気構造1によれば、外部の空気は、外側の第二の通気部材40、外側の通気部材40と内側の堰部材33および通気部材40との間の空間45および内側の通気部材40を通過して、内部の通気層12に流入し、通気性能を得られる。ここで、各プレキャストコンクリート版30,30同士は、その継手部分において、上側のプレキャストコンクリート版30の下端面の欠込部32に、下側のプレキャストコンクリート版30の上端に設けられた堰部材33および通気部材40が入り込んで、プレキャストコンクリート版30,30同士が互いに噛み合うように配置されるので、空気は、外側の第二の通気部材40と内側の堰部材33および通気部材40との間の空間45で一旦屈曲して内部の通気層12に流入されることとなる。したがって、暴風雨の場合であっても、強風の勢いは空間45で緩和されることとなり、空気と一緒に雨水等が通気部材40を通過して通気層12内に大部分の雨水が浸入することを防止できる。また、プレキャストコンクリート版30,30間の隙間の外側寄りにも第二の通気部材40を設けたことによって、雨水等は突起部43に当たって、雨水等の吹込みの勢いを低減できるので、止水性能をさらに高めることができる。また、突起部43が千鳥状に配置されているので、霧状の雨であっても通気路41を通過する際に突起部43に接することで水滴化することができ、止水性能を高めている。さらに、通気部材40は、通気路41が狭く形成されているので、空気と水は通過可能であるが、ゴミや枯葉等は止めることができ、建物内にゴミや枯葉等が入り込むのを防止することができる。
雨が止むなどして、目地31に雨水が吹き込む条件がなくなれば、堰部材33で堰き止められて溜まっていた雨水は、浸入してきた外側の第二の通気部材40を通過して外部に排出される。
さらに、通気部材40と堰部材33は、圧縮変形しやすいので、プレキャストコンクリート版30を建て込むだけで、コンクリート面と各部材面との間に、隙間を形成することなく、密着させることができる。
また、堰部材33は、その上端面が、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の外側部分の下端面と同じ高さ位置になるように形成されているので、雨水等が上下のプレキャストコンクリート版30,30間の隙間に吹き込まれて、その隙間の高さ(目地31の高さH1)の全体まで溜まったとしても、雨水等は堰部材33に当たるので、堰部材33で雨水等を確実に堰き止めることができる。なお、前記構成の通気構造1で、実際に送風機とシャワーレンジを用いて想定される暴風雨の条件で止水性確認試験を行ったところ、水の浸入はなく、十分な止水性能を得られることが確認されている。また、断熱層10と一体化されたプレキャストコンクリート版30を立ち上げて、外側や下部で発煙させて、通気性確認試験をおこなったところ、各部から煙が流れ出て、十分な通気性能を得られることが確認されている。
図7は、本発明に係る外断熱構造における通気構造を実施するための最良の他の形態を示した断面図である。
本実施の形態に係る通気構造1は、下側に配置されるプレキャストコンクリート版30の上端面の内側部分に、突条部35が形成されている。突条部35は、その上端面35aが、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の外側部分の下端面よりも低い高さに位置するように形成されている。本実施の形態では、突条部35の高さは、目地31の高さ寸法H1の略半分の高さとなっており、テープ状堰部材33cと同等の高さとなっている。突条部35の外側の段部35bは傾斜して形成されており、突条部35の外側出隅部が鈍角になるように構成されている。突条部35の上には堰部材48が貼り付けられている。この堰部材48は、一枚のテープ状堰部材33cにて構成されており、堰部材48の上端面の高さ位置が、上側に配置されるプレキャストコンクリート版30の外側部分の下端面の高さ位置と同等になるようになっている。なお、その他の構成については、図1に示した実施の形態と同様であるので、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
このような構成によれば、プレキャストコンクリート版30の上端面に突条部35を形成したことによって、万一、堰部材48が破断したとしても、雨水等は突条部35で確実に堰き止められるので止水性能を失うことはない。そして、突条部35の上に堰部材48を設けているので、前記実施の形態と同等の止水性能を得ることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、堰部材33を2枚のテープ状堰部材33a,33bを積層して構成しているが、これに限られるものではなく、一体型の弾性発泡体を貼り付けるようにしてもよいのは勿論ある。
また、前記実施の形態では、堰部材33は、その上端面と、上側のプレキャストコンクリート版30の下端面とが同じ高さになるように形成されているが、堰部材33の上端面はさらに高い位置であってもよい。
本発明に係る外断熱構造における通気構造を実施するための最良の形態を示した断面図である。 本発明に係る外断熱構造における通気構造の堰部材と通気部材を示した一部分解斜視図である。 (a)は図1のA−A線で切った水平方向断面図、(b)は図1のB−B線で切った水平方向断面図である。 (a)は図3の(a)のC−C線で切った鉛直方向断面図、(b)は図3の(a)のD−D線で切った鉛直方向断面図である。 本発明に係る外断熱構造における通気構造のプレキャストコンクリート版を内側から見た側面図である。 本発明に係る外断熱構造における通気構造の断熱層を外側から見た側面図である。 本発明に係る外断熱構造における通気構造を実施するための最良の他の形態を示した断面図である。 本発明に係る外断熱構造における通気構造を実施するための最良のさらに他の形態を示した断面図である。 従来の外断熱構造における通気構造を示した断面図である。
符号の説明
1 通気構造
10 断熱層
12 通気層
30 プレキャストコンクリート版
32 欠込部
33 堰部材
40 通気部材
41 通気路
43 突起部
44 板材
50 構造躯体

Claims (4)

  1. 構造躯体の外側に断熱層とプレキャストコンクリート版とを設けた外断熱構造において上下方向に配列されるプレキャストコンクリート版間の通気構造であって、
    上側に配置されるプレキャストコンクリート版の下端面の内側部分に上方に窪む欠込部を形成し、
    下側に配置されるプレキャストコンクリート版の上端面であってその上側に配置される前記プレキャストコンクリート版の前記欠込部に対向する位置に、弾性止水材からなる堰部材を設けるとともに、この堰部材の上に前記プレキャストコンクリート版の厚さ方向に延びる通気路を有する樹脂製の通気部材を設けた
    ことを特徴とする外断熱構造における通気構造。
  2. 下側に配置される前記プレキャストコンクリート版の上端面を水平な平面状に形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の外断熱構造における通気構造。
  3. 下側に配置される前記プレキャストコンクリート版の上端面の外側部分と、上側に配置される前記プレキャストコンクリート版の下端面の外側部分との間に、前記プレキャストコンクリート版の厚さ方向に延びる通気路を有する樹脂製の第二の通気部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の外断熱構造における通気構造。
  4. 前記通気部材は、表面に複数の突起部が所定ピッチで設けられた板材を複数積層して形成され、前記突起部間の隙間が、前記通気路を構成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の外断熱構造における通気構造。
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