JP2006348525A - 小屋裏換気装置及びこれを用いた瓦屋根構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】棟開口部分に止まることなく、屋根面の広範囲に渡って瓦と野地板との間の空間部における掃気を可能にし、且つ、輻射熱に対処し、以て上記従来の小屋裏換気と相俟って、住宅の耐久性向上、及び、室内の温熱環境並びに涼しさの確保に寄与し得る小屋裏換気装置及びこれを用いた瓦屋根構造を提供することを課題とする。
【解決手段】排気筒18と通気装置2とから成り、前記排気筒18は、小屋裏内の空気を排出するために棟頂部に形成された棟開口を覆うように設置可能にされ、前記通気装置2は、前記排気筒18上に位置する棟桟木4とその上に載置される棟瓦1との間に一対の通気部材6を山形に配置して構成され、前記通気部材6は、棟から軒に向かう方向に通気可能であることを特徴とする小屋裏換気装置を用いる。
【選択図】図1
【解決手段】排気筒18と通気装置2とから成り、前記排気筒18は、小屋裏内の空気を排出するために棟頂部に形成された棟開口を覆うように設置可能にされ、前記通気装置2は、前記排気筒18上に位置する棟桟木4とその上に載置される棟瓦1との間に一対の通気部材6を山形に配置して構成され、前記通気部材6は、棟から軒に向かう方向に通気可能であることを特徴とする小屋裏換気装置を用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は小屋裏換気装置及びこれを用いた瓦屋根構造、より詳細には、棟部並びに瓦と野地板との間の空間における掃気性及び防水性にすぐれていて、小屋裏及び瓦と野地板との間の空間における満足のいく換気を実現し、以て住宅の耐久性を向上させると共に、室内の温熱環境並びに涼しさを確保し得る小屋裏換気装置及びこれを用いた瓦屋根構造に関するものである。
殊に夏場において、室内の温熱環境並びに涼しさを確保するためには、室内はもとより、小屋裏の換気が極めて重要となるところから、小屋裏換気を企図した種々の構成が提案されている。その多くは、単に、小屋裏の内外に通じる棟開口を塞ぐように、山形の通気材を被せるものであって、それらは棟部以外の屋根面における掃気、例えば、瓦の下側と野地板の間の掃気にまで配慮したものではない。
上記従来の小屋裏換気の場合は、単に棟開口を介して小屋裏の換気を行うに過ぎないものであって、太陽からの輻射熱に対処しておらず、且つ、桟瓦等の屋根材と野地板間の熱気の排熱に対応したものではないため、上記室内の温熱環境並びに涼しさを確保するのに十分なものとはいえない。また、瓦と野地板間の掃気について配慮されていないため、瓦、野地板その他屋根周辺材の耐久性の確保が十分ではなかった。
そこで本発明は、棟開口部分に止まることなく、屋根面の広範囲に渡って瓦と野地板との間の空間部における掃気を可能にし、且つ、輻射熱に対処し、以て上記従来の小屋裏換気と相俟って、住宅の耐久性向上、及び、室内の温熱環境並びに涼しさの確保に寄与し得る小屋裏換気装置及びこれを用いた瓦屋根構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、排気筒と通気装置とから成り、前記排気筒は、小屋裏内の空気を排出するために棟頂部に形成された棟開口を覆うように設置可能にされ、前記通気装置は、前記排気筒上に位置する棟桟木とその上に載置される棟瓦との間に一対の通気部材を山形に配置して構成され、前記通気部材は、棟から軒に向かう方向に通気可能であることを特徴とする小屋裏換気装置である。
前記排気筒は、垂直壁とその下端に連設される傾斜壁とから成る筒壁構成板を前記垂直壁間にスペーサを介在させて対設し、その上に断面コ字形状の蓋カバーを被せて成り、前記スペーサは前記垂直壁よりも上方に突出するようにすることにより、前記蓋カバーが前記スペーサの上面に当接して支持されるようにしたものである。
あるいは、前記排気筒は、垂直壁とその下端に連設される傾斜壁とから成る筒壁構成板を前記垂直壁間にスペーサを介在させて対設し、その上に断面コ字形状の蓋カバーを被せて成り、前記蓋カバーの垂直部下端を内方水平方向に延長して水平延長板を形成し、前記水平延長板を前記垂直壁の上端部に連結し、前記水平延長板に通気スリットを形成したものである。
また、前記棟桟木上に設置される通気装置は、プラスチック製又は金属製の上面板と下面板で通気部材を挟持して成る通気ユニットを一対対称的に配置して構成され、前記下面板の内方側には、前記通気部材の内方側に形成される傾斜面に対応し且つ前記傾斜面から距離を置いて若干立上げられて水切りが形成される。
あるいは、前記下面板は内方側に延長されて、前記傾斜面に対応し且つ前記傾斜面から距離を置く傾斜面とされ、前記下面板の傾斜面の上部には通気窓が形成されると共に、その上端が前記上面板の裏面に固定される。
上記課題を解決するための請求項7に記載の発明は、瓦と野地板間に掃気可能空間を設け、当該空間における掃気と共に棟開口を介しての小屋裏換気を可能にした屋根構造であって、前記小屋裏換気のために請求項1乃至6のいずれかに記載の小屋裏換気装置を用いることを特徴とする瓦屋根構造である。
瓦を受ける瓦桟は、鼻桟も含め、棟・軒先方向に通気可能な通気瓦桟であることが好ましい。
また、好ましくは、前記野地板上に、遮熱・透湿・防水シートが敷設される。この遮熱・透湿・防水シートは、遮熱性、透湿性及び防水性を併せ有するシートで、瓦と野地板間に掃気可能空間を設けることに伴って特に意味を持つ。即ち、当該空間における輻射熱の伝達を阻止し、湿気を放出して野地板の耐久性を保持し、また、水分の浸入を防止する。
更に、寄せ棟屋根のように、棟に十分な開口を設けることができないような場合には、前記野地板に1又は複数の開口を設け、前記開口を覆うように補助換気装置が設置される。前記補助換気装置は、棟側側面が開口されたカバー内に通気部材を、その通気方向を前記棟側開口側面に向け、且つ、前記開口上に通気空間を保持して設置したものとされる。
本発明に係る瓦屋根構造によれば、棟開口部分に止まることなく、屋根面の広範囲に渡って瓦の下側空間における掃気が可能であり、また、輻射熱を防ぐ効果があるので、小屋裏換気と相俟って、室内の温熱環境並びに涼しさを確保し得る効果があり、また、瓦と野地板間の空間における掃気が常時可能であるため、住宅の耐久性を向上させ得る効果がある。
また、本発明に係る小屋裏換気装置を用いれば、上記作用効果を有する瓦屋根構造を容易に構築し得る効果がある。
本発明を実施するための最良の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る瓦屋根構造の構成例を示すものである。そこにおいては、通気装置2と排気筒18とから成る本発明に係る小屋裏換気装置が用いられる。
図1において符号1は、棟に沿った傾斜を有する棟瓦を示し、棟瓦1の端部は折曲されて下方に延び、その下に通気装置2が配置される。例えば、通気装置2は、ピン等によって棟桟木4の上面に固定し、必要に応じて防水テープを貼った後、その上に棟瓦1を被せ、スクリュー釘3等によって、棟瓦1を棟桟木4上に固定する。
図2乃至図5は通気装置2の構成例を示すもので、それは、例えばプラスチック製又は金属製の上面板5に通気部材6を固定して成る通気ユニット7を、一対組み合わせて構成される。上面板5には、棟瓦1の傾斜に合わせて湾折曲容易にするために、長さ方向に延びる半切加工部8を設けておくことが好ましい(図3参照)。
通気部材6としては、多数の通気路9を並設したプラスチックプレート10を複数枚積層し、ヒートカッターで所望サイズに切断すると共に、該切断面を熱融着固定して構成される公知のもの(特許第2683109号)、を用いることができる(図6(A))。通例、通気部材6の内側開口面は、屋内側からの空気がスムーズに流れ込むように、図示したような傾斜面6aとされる(図3、図6(A)参照)。
図2乃至図5に示す通気ユニット7においては、通気部材6の下面に、通気部材6よりも先に延びる下面板11が定着されている。下面板11の通気部材6より先に延びる部分は、傾斜面6aから距離を置いて傾斜面6aに対応する傾斜に折曲された傾斜面11aとされ、更に、その端部が上面板5に沿って折曲されて上面板5に固定される(図3(A)参照)。そして、下面板11の傾斜面11aの上端部に、1連の又は分割された横長の通気窓11bが形成される(図3(A)、図4参照)。
上記傾斜面11aを上面板5にまで至らせることなく、その3分の1程度を立上らせるに止め、その立上り部を水切り11cとすることもできる(図3(B))。この場合は、当該立上り部11cと上面板5との間が通気可能になることはいうまでもない。
通気部材6としては、上記のものの外に、ポリプロピレン等のプラスチック製プレートをエンボス加工して、その表面に多数の円錐形状のコーン12aを密に立設して成るコーンプレート12を設け、このコーンプレート12を1枚又は複数枚積層して構成したもの(図6(B))、あるいは、連続的にループ12bを形成した硬質プラスチック製線材を多数本絡み合わせて平板状にしたものを用いることもできる(図7)。この場合、好ましくは、ループ12bを圧潰してなる支持層12cを上面及び/又は下面に溶着または接着する。
好ましくは、通気部材6の底面(通例、その端部)に、防水用パッキン13が定着される。防水用パッキン13は、設置時に瓦15の上面に当接して適宜圧縮され、その状態を維持して、瓦15に沿って吹き上げられてくる雨雪等を遮止する役目を果たす(図2参照)。
図1に戻り、棟桟木4は受け金物16で受け、野地板20を介して垂木19に固定され、棟桟木4の下に排気筒18が配置される。垂木19、19は棟木17上において突合わせ固定されるが、垂木19、19上に固定される野地板20、20は、上端同士が離隔されてそこに棟開口21が形成され、排気筒18はこの棟開口21を覆うように配置される。
図8及び図9は、排気筒18の構成例を示すもので、その排気筒18は、垂直壁23と垂直壁23の下端が屋根勾配に沿った角度に延長された傾斜壁24とから成る筒壁構成板25を一対設け、この一対の筒壁構成板25、25を、その垂直壁23、23間に複数のスペーサ26を適宜間隔置きに挟み込んで対置し、その上に断面コ字状の蓋カバー27を被せて構成されている。スペーサ26は、垂直壁23、23の両端部にのみ配置することとしてもよい。
各スペーサ26の高さは垂直壁23よりも高くなるように設定され、蓋カバー27は垂直壁23ではなく、スペーサ26の上面に当接するようにされる。かくして各スペーサ26、26間の上部には、外部に排気するための通気スペース28が生成される。
図10は排気筒18の別構成例を示すもので、上記蓋カバー27と筒壁構成板25、25とを一体化したものである。即ち、蓋カバー27の下端を内方水平方向に延長して形成した水平延長板29を、垂直壁23、23の上端に連結したものであって、その水平延長板29に、適宜通気スリット30が形成される。この排気筒18の場合も、上記と同様にスペーサ26を配置する。
排気筒18はこのような構成であるため、小屋裏内の空気は棟開口21から排気筒18内、即ち、筒壁構成板25、25の垂直壁23、23間に入り、その上方の通気スペース28から抜ける。通気スペース28から抜けた空気は、通気装置2の下の空間部へと流出し、傾斜面11aの通気窓11bから通気ユニット7内に入った後、通気部材6を抜けて大気中に排出される(図2参照)。
32は通気瓦桟で、一般の瓦桟と同様に野地板20上に固定されて瓦15を受けるが、通気瓦桟32は、その幅方向(棟と軒先方向)に抜ける通気孔32aを有していて、施工後において、その屋根面に沿った棟と軒先方向における通気を可能にする(図11)。この通気瓦桟32は、通気部材6の如き構成のものとすることができる。なお、図示してないが、下端の鼻桟についても、同様の通気瓦桟とする。
図12は、通気瓦桟32の他の構成例を示すもので、(A)に示すものは、木ずり39を縦桟にし、その上に直交状態に適宜瓦桟40を配したものである。(B)に示すものは、例えば910mmの長さの適宜瓦桟40を、50mmの間隔を置いて配設したものである。また、(C)に示すものは、短尺の適宜瓦桟40を多数、適宜間隔を保持して紐41等で連結して成るもので、この場合は、施工時において瓦桟40間の間隔設定の手間が省ける。要するに通気瓦桟32は、本来の瓦桟としての機能を果たすと共に、通気を可能にするもので、その他にも種々の形態が考えられる。
太陽熱によって温められている瓦15と野地板20との間の掃気空間31内の空気は、温度の上昇や風圧により、通気瓦桟32を通り抜けて棟側に上昇し、排気筒18を通って排出される小屋裏からの空気と混ざって排出される。
一方、屋根面を伝ってくる雨雪、ゴミ、虫類は、主に排気筒18により、また、各通気部材6や通気瓦桟32によって進入を阻まれるので、それらが小屋裏内に入ることはない。
一方、屋根面を伝ってくる雨雪、ゴミ、虫類は、主に排気筒18により、また、各通気部材6や通気瓦桟32によって進入を阻まれるので、それらが小屋裏内に入ることはない。
なお、野地板20上に遮熱・透湿・防水シート22が貼られるため、瓦15と野地板20との間に水が入り込んでも、特に問題はない。本発明に係る瓦屋根構造においては、その掃気空間31における掃気が十分になされるため、そこに水が入り込んだとしても、乾きが早い。このように、掃気空間31において十分な掃気がなされるため、瓦15、野地板20、通気瓦桟32、鼻桟等の周辺部材が早期に乾燥されるので、それら部材の耐久性が向上する。
好ましい実施形態においては、上記太陽熱によって温められた瓦15からの輻射熱を遮止するために、野地板20上に、遮熱・透湿・防水シート22が敷設される。この遮熱・透湿・防水シート22は、例えば、織物、編物、不織布等のシート状多孔質基材に、連続気孔を有する微多孔層が設けられた防水シート(例えば、特開2003−221792号公報に記載のもの)に、輻射熱を反射させる目的で、微多孔層にアルミ等の輻射熱を反射させ得る素材を配合したもの等である。
このように遮熱・透湿・防水シート22を敷設することにより、瓦15と野地板20間の掃気空間31において、日射による輻射熱が小屋裏内に伝達されることが極力防止され、また、その透湿性のために、野地板20が過度に湿気を含むことがなく、過度の湿気を含むことによってその耐久性が劣化することが防止される。
寄せ棟屋根のように、長い棟開口を設けることができないような場合には、野地板20に1又は複数の開口34を設け、その開口34を覆うように補助換気装置35を設置することが好ましい(図1参照)。
図13は補助換気装置35の構成例を示すもので、それは、棟側側面が開口されたカバー36内に、上述した如き通気部材6を、その通気方向面(通気開口面)を上記棟側開口側面に向けて設置したものである。通気部材6は、開口34からずらして、開口34上に通気空間37を設ける。なお、図13では端面が開放されているが、実際は閉塞される。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
1 棟瓦
2 通気装置
3 スクリュー釘
4 棟桟木
5 上面板
6 通気部材
6a 傾斜面
7 通気ユニット
8 半切加工部
9 通気路
10 プラスチックプレート
11 下面板
11a 傾斜面
11b 通気窓
11c 水切り
12 コーンプレート
12a コーン
12b ループ
12c 支持層
13 防水用パッキン
15 瓦
16 金物
17 棟木
18 排気筒
19 垂木
20 野地板
21 棟開口
22 遮熱・透湿・防水シート
23 垂直壁
24 傾斜壁
25 筒壁構成板
26 スペーサ
27 蓋カバー
28 通気スペース
29 水平延長板
30 通気スリット
31 掃気空間
32 通気瓦桟
32a 通気孔
34 開口
35 補助換気装置
36 カバー
37 通気空間
39 木ずり
2 通気装置
3 スクリュー釘
4 棟桟木
5 上面板
6 通気部材
6a 傾斜面
7 通気ユニット
8 半切加工部
9 通気路
10 プラスチックプレート
11 下面板
11a 傾斜面
11b 通気窓
11c 水切り
12 コーンプレート
12a コーン
12b ループ
12c 支持層
13 防水用パッキン
15 瓦
16 金物
17 棟木
18 排気筒
19 垂木
20 野地板
21 棟開口
22 遮熱・透湿・防水シート
23 垂直壁
24 傾斜壁
25 筒壁構成板
26 スペーサ
27 蓋カバー
28 通気スペース
29 水平延長板
30 通気スリット
31 掃気空間
32 通気瓦桟
32a 通気孔
34 開口
35 補助換気装置
36 カバー
37 通気空間
39 木ずり
Claims (11)
- 排気筒と通気装置とから成り、前記排気筒は、小屋裏内の空気を排出するために棟頂部に形成された棟開口を覆うように設置可能にされ、前記通気装置は、前記排気筒上に位置する棟桟木とその上に載置される棟瓦との間に一対の通気部材を山形に配置して構成され、前記通気部材は、棟から軒に向かう方向に通気可能であることを特徴とする小屋裏換気装置。
- 前記排気筒は、垂直壁とその下端に連設される傾斜壁とから成る筒壁構成板を前記垂直壁間にスペーサを介在させて対設し、その上に断面コ字形状の蓋カバーを被せて成り、前記スペーサは前記垂直壁よりも上方に突出するようにすることにより、前記蓋カバーが前記スペーサの上面に当接して支持されるようにしたものである請求項1に記載の小屋裏換気装置。
- 前記排気筒は、垂直壁とその下端に連設される傾斜壁とから成る筒壁構成板を前記垂直壁間にスペーサを介在させて対設し、その上に断面コ字形状の蓋カバーを被せて成り、前記蓋カバーの垂直部下端を内方水平方向に延長して水平延長板を形成し、前記水平延長板を前記垂直壁の上端部に連結し、前記水平延長板に通気スリットを形成したものである請求項1に記載の小屋裏換気装置。
- 前記棟桟木上の通気装置の通気部材の下側に、防水用パッキンを設置した請求項1乃至3のいずれかに記載の小屋裏換気装置。
- 前記棟桟木上に設置される通気装置は、プラスチック製又は金属製の上面板と下面板で通気部材を挟持して成る通気ユニットを一対対称的に配置して構成され、前記下面板の内方側には、前記通気部材の内方側に形成される傾斜開口面に対応し且つ前記傾斜面から距離を置いて若干立上げられて水切りが形成される請求項1に記載の小屋裏換気装置。
- 前記棟桟木上に設置される通気装置は、プラスチック製又は金属製の上面板と下面板で通気部材を挟持して成る通気ユニットを一対対称的に配置して構成され、前記下面板は内方側に延長されて、前記通気部材の内方側に形成される傾斜面に対応し且つ前記傾斜面から距離を置く傾斜面とされ、前記下面板の傾斜面の上部には通気窓が形成されると共にその上端が前記上面板の裏面に固定される請求項1に記載の小屋裏換気装置。
- 瓦と野地板間に掃気可能空間を設け、当該空間における掃気と共に棟開口を介しての小屋裏換気を可能にした屋根構造であって、前記小屋裏換気のために請求項1乃至6のいずれかに記載の小屋裏換気装置を用いることを特徴とする瓦屋根構造。
- 瓦を受ける瓦桟は、鼻桟も含めて棟・軒先方向に通気可能な通気瓦桟である請求項7に記載の瓦屋根構造。
- 前記野地板上に、遮熱・透湿・防水シートが敷設される請求項7に記載の瓦屋根構造。
- 前記野地板に1又は複数の開口を設け、前記開口を覆うように補助換気装置が設置される請求項7に記載の瓦屋根構造。
- 前記補助換気装置は、棟側側面が開口されたカバー内に通気部材を、その通気方向を前記棟側開口側面に向け、且つ、前記開口上に通気空間を保持して設置したものである請求項10に記載の瓦屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005173998A JP2006348525A (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | 小屋裏換気装置及びこれを用いた瓦屋根構造 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2006348525A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240288A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Taisei Corp | 外断熱構造における通気構造 |
JP2019065616A (ja) * | 2017-10-03 | 2019-04-25 | 日本住環境株式会社 | 寄棟屋根の隅棟部の換気構造 |
CN114319745A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-12 | 浙江大东吴建筑科技有限公司 | 一种屋面透气屋脊结构及安装方法 |
-
2005
- 2005-06-14 JP JP2005173998A patent/JP2006348525A/ja active Pending
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JP6991032B2 (ja) | 2017-10-03 | 2022-01-12 | 日本住環境株式会社 | 寄棟屋根の隅棟部の換気構造 |
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CN114319745B (zh) * | 2021-12-22 | 2024-06-07 | 浙江大东吴建筑科技有限公司 | 一种屋面透气屋脊结构及安装方法 |
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