JP2007132025A - 断熱屋根の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱層を越えてのぼった屋内の湿気による結露水の屋内侵入を防ぐことができる断熱屋根の構造を提供する。
【解決手段】屋根断熱層1の上側に透湿防水シート3が設けられ、該透湿防水シート3の上側に第1通気層6を介して亜鉛鉄板5が設けられている。屋根断熱層1は、キーストン鋼板7をウレタン発泡樹脂断熱材8の上面側に隙間無く設けた断熱パネルをキーストン鋼板7の山谷が繰り返される方向において複数並べて形成されたものからなり、該キーストン鋼板7と透湿防水シート3との間にキーストン鋼板7の谷部と透湿防水シートとによる第2通気部10が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、断熱屋根の構造に関する。
屋根部に断熱層が設けられた断熱屋根では、屋内の湿気が、断熱層を越えて上にのぼることで結露をし、その結露水が屋内に侵入してしまうことがある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、断熱層を越えてのぼった屋内の湿気による結露水の屋内侵入を防ぐことができる断熱屋根の構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、屋根断熱層の上側に透湿防水シートが設けられ、該透湿防水シートの上側に通気層を介して葺き材が設けられていることを特徴とする断熱屋根の構造によって解決される(第1発明)。
この構造では、屋内の湿気は、屋根断熱層を越えると、更に透湿防水シートを越えて通気層に入り込み、通気層を通る外気の流れにのって外に排湿されて、結露の発生が抑制ないしは防止される。また、通気層で排湿されずに残った湿気は通気層で結露をしても、該結露水は、透湿防水シートを越えることはできず、通気層において、屋根の水勾配を利用して排水される。こうして、結露水の屋内侵入を防ぐことができる。
第1発明において、屋根断熱層が、波板を発泡樹脂断熱材の上面側に隙間無く設けた断熱パネルを波板の山谷が繰り返される方向において複数並べて形成されたものからなり、該波板と透湿防水シートとの間に波板の谷部と透湿防水シートとによる第2の通気部が設けられているとよい(第2発明)。
即ち、透湿防水シートと葺き材との間の第1の通気層に入った屋内の湿気は、透湿防水シートを通じて、透湿防水シートと屋根断熱層との間に侵入して結露を起こすことがあるが、透湿防水シートと屋根断熱層の波板との間には第2の通気層が備えられているので、該第2通気層を通る外気の流れにのって外に排湿されて、結露の発生が抑制ないしは防止される。また、第2通気層で排湿されずに残った湿気は、第2通気層で結露をしても、該結露水は、波板の山谷によって、山谷の繰り返す方向へは移動できず、屋根の水勾配を利用して排水される。こうして、結露水の屋内侵入をより一層効果的に防ぐことができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、断熱層を越えてのぼった屋内の湿気による結露水の屋内侵入を防ぐことができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す実施形態の断熱屋根の構造は、落雪防止機能のあるフラット屋根に適用した場合のもので、1…は屋根断熱パネルであり、該断熱パネル1…は、鋼製の屋根梁2,2の上に設置されて並べられ、その上に透湿防水シート3が設けられると共に、その上に通気部形成用の胴縁4…を介して葺き材としての亜鉛鉄板5が設けられ、亜鉛鉄板5と透湿防水シート3との間に第1の通気層6が設けられている。
なお、図1(イ)に示すように、隣り合う透湿防水シート3,3同士をつなぐ場合は、それらを胴縁4の上面部で重ね合わせ、溶着等によりシール状態に接合することにより、防水の信頼性を高いものにすることができる。
また、屋根断熱パネル1は、波板としてのキーストン鋼板7がウレタン等の発泡樹脂断熱材8の上面側に隙間無く設けられると共に、下面部に合板9が備えられ、それらが断熱材8の発泡時等において接着一体化されたものからなっていて、該断熱パネル1は、キーストン鋼板7の山谷が繰り返される方向において複数並べられ、山谷の延びる方向の両端を屋根梁2,2に支承させて設置され、キーストン鋼板7と透湿防水シート3との間にキーストン鋼板7の谷部と透湿防水シート3とによる第2の通気層10が設けられている。
なお、水勾配は、キーストン鋼板7の山谷の延びる方向に設けられている。11は防湿層、12は屋内である。
上記の断熱屋根では、防湿層11に不良箇所があって、屋内12の湿気が隣り合う断熱パネル1…間を通じて上昇すると、更に透湿防水シート3を越えて第1通気層6に入り込み、該第1通気層6を通る外気の流れにのって外に排湿されて、結露の発生が抑制ないしは防止される。
また、第1通気層6で排湿されずに残った湿気は、第1通気層6で亜鉛鉄板5との接触などによって結露をしても、該結露水は、透湿防水シート3を越えて下にいくことはできず、第1通気層6において、屋根の水勾配を利用して排水される。
更に、透湿防水シート3と亜鉛鉄板5との間の第1通気層6に入った屋内の湿気は、透湿防水シート3を通じて、透湿防水シート3と屋根断熱パネルのキーストン鋼板7との間に侵入してキーストン鋼板7との接触等によって結露を起こすことがあるが、透湿防水シート3とキーストン鋼板7との間には第2通気層10が備えられているので、該第2通気層10を通る外気の流れにのって外に排湿されて、結露の発生が抑制ないしは防止される。
また、第2通気層10で排湿されずに残った湿気は、第2通気層10においてキーストン鋼板7との接触等によって結露をしても、該結露水は、キーストン鋼板7の山谷によって、山谷の繰り返す方向へは移動できず、そのため、隣り合う屋根断熱パネル1…間にいくことはできず、屋根の水勾配を利用して排水される。こうして、結露水の屋内侵入は効果的に防がれる。
キーストン鋼板7は、発泡樹脂断熱材8の上面側に隙間無く設けられているので、キーストン鋼板7と発泡樹脂断熱材8との間への湿気の侵入はなく、屋内への結露水の侵入の原因とはならない。
なお、上記の屋根断熱パネル1…として、例えば、キーストン鋼板7がウレタン発泡断熱材8の上面側に隙間無く設けられ、それらがウレタン発泡時に接着一体化されたものを用いる場合は、発泡ウレタン8とキーストン鋼板7との組み合わせ相乗作用によって積雪等の重量物に強く耐えられる強固な屋根構造を実現することができる。
また、亜鉛鉄板5に不良箇所があって、雨水が亜鉛鉄板の下方に侵入しても、そこには透湿防水シート3が存在しているので、透湿防水シート3によって排水され、雨水が屋内12に侵入してしまうこともない。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、屋内12に面して防湿層11が設けられ、該防湿層11の不良箇所を原因とする結露水の屋内侵入を防止する構造とした場合を示したが、防湿層11は省略されてもよく、それでも、結露水の屋内侵入を防ぐことはできる。
また、上記の実施形態では、第2通気層10を設けた場合を示したが、第1発明では省略されてもよい。それでも第1通気層6と透湿防水シート3との作用で、屋内への結露水の侵入を有効的に防ぐことはできる。
更に、波板は、キーストン鋼板7に限らず、金属等からなる各種波板であってよいし、葺き材も、亜鉛鉄板に限らず、金属等からなる各種板等の材からなっていてよい。
また、上記の実施形態では、屋根断熱層を鋼製する断熱材として、発泡樹脂断熱材を用いた場合を示したが、第1発明では、断熱材は、繊維系断熱材であってもよい。繊維系断熱材の場合も、該断熱材を通じて上昇する屋内の湿気による結露水の屋内への侵入を有効的に阻止することができる。
また、本発明では、屋根の下は、小屋裏であってもよいし、室内であってもよい。また、本発明の断熱屋根の構造は、フラット屋根に限らず、傾斜屋根などの各種屋根に広く用いることができるものである。
実施形態の断熱屋根の構造を示すもので、図(イ)は断面正面図、図(ロ)は建物全体の斜視図である。 同断熱屋根の構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
1…屋根断熱パネル(屋根断熱層)
3…透湿防水シート
5…亜鉛鉄板(葺き材)
6…第1通気層
7…キーストン鋼板(波板)
8…発泡樹脂断熱材
10…第2通気層
12…屋内

Claims (2)

  1. 屋根断熱層の上側に透湿防水シートが設けられ、該透湿防水シートの上側に通気層を介して葺き材が設けられていることを特徴とする断熱屋根の構造。
  2. 屋根断熱層が、波板を発泡樹脂断熱材の上面側に隙間無く設けた断熱パネルを波板の山谷が繰り返される方向において複数並べて形成されたものからなり、該波板と透湿防水シートとの間に波板の谷部と透湿防水シートとによる第2の通気部が設けられている請求項1に記載の断熱屋根の構造。
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