JP2003003602A - 棟通気部材 - Google Patents

棟通気部材

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JP2003003602A
JP2003003602A JP2001188521A JP2001188521A JP2003003602A JP 2003003602 A JP2003003602 A JP 2003003602A JP 2001188521 A JP2001188521 A JP 2001188521A JP 2001188521 A JP2001188521 A JP 2001188521A JP 2003003602 A JP2003003602 A JP 2003003602A
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JP
Japan
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ventilation
ridge
ventilation member
block
cover sheet
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JP2001188521A
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English (en)
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Minoru Mizutani
穰 水谷
Hajime Kawakami
肇 川上
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KOSEI KOGYO KK
Kawakami Sangyo KK
Original Assignee
KOSEI KOGYO KK
Kawakami Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、良好な換気効率を有するが、雨水等
が内側に侵入しない棟通気部材を提供することを課題と
する。 【解決手段】中央部に折り溝12Aを形成したカバーシ
ート12の下面両側に通気ブロック13,13を貼着し
た棟通気部材11の、該通気ブロック13の通気路14
を迷路状とし、通気路14を広くして換気効率を良くし
ても、迷路性によって雨水等の侵入を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家屋の屋根の棟に取
付けられる通気部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家屋の屋根の棟には、家屋内部の換気を
行なうための棟通気部材が取付けられる。従来、図8に
示すような棟通気部材(31)が提供されている。この棟通
気部材(31)は傘形に折曲げられたカバーシート(32)と、
該カバーシート(32)の下面両側に貼着される通気ブロッ
ク(33,33) とからなり、該通気ブロック(33)の内部には
複数列複数段の通気路(34)が配列されている(特許第2
610342号公報)。該棟通気部材(31)は屋根の棟に
取付けられ、部材両側において屋根基礎(3,3)に釘(4,4)
によって止着され、家屋内の換気は図8矢印に示すよ
うに該棟通気部材(31)の両側通気ブロック(33,33) を介
して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の棟通気部材
(31)にあっては、通気ブロック(33)の通気路(34)は図9
に示すように直線的に内側から外側へ貫通している。そ
のために外側から雨水等が該通気路(34)を介して内側に
侵入しないように通気路(34)の径を小さく設定してい
る。しかし通気路(34)の径を小さくすると通気ブロック
(33)の通気抵抗が大きくなり、換気効率が低下すると云
う問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、中央部に折り溝(12A)を
形成したカバーシート(12)と、該カバーシート(12)の下
面において折り溝(12A) の両側に貼着される通気ブロッ
ク(13,13) とからなり、該通気ブロック(13)内には内側
から外側に貫通する迷路状通気路(14)が複数条形成され
ている棟通気部材(11)を提供するものである。該通気ブ
ロック(13)は内部に内側から外側に貫通する複数条の迷
路状通気路(14)が形成されている通気パネル(13A) を複
数枚積層した積層パネルからなることが好ましく、また
該通気ブロック(13,13) 内側面(13B,13B) は下方に向け
て開くような傾斜θまたは段部Sが付されていることが
好ましい。更に該棟通気部材(11)はポリプロピレンを材
料とすることが好ましい。
【0005】
【作用】本発明の棟通気部材(11)の通気ブロック(13)内
には迷路状の通気路(14)が複数条形成されているので、
該通気路(14)を広く形成して通気抵抗を小さくしても該
通気路(14)内に外側から侵入した雨水等は、該通気路(1
4)内で曲折し、内側にまで達しにくゝなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図4に示す一実施
例によって説明すれば、棟通気部材(11)は、中央に長手
方向に沿って折り溝(V溝)(12A) を形成したカバーシ
ート(12)と、該カバーシート(12)の下面において折り溝
(12A) の両側に、該折り溝(12A) から間Dをおいて通気
ブロック(13,13) が貼着される。
【0007】該カバーシート(12)は例えばポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチックシ
ート、上記プラスチックの発泡体のシート、上記プラス
チックのダンボール構造のシート等である。
【0008】該通気ブロック(13)は図2に示すような通
気パネル(13A) を複数枚(4枚)積層した積層パネルか
らなる。該通気パネル(13A) は上下二枚のシート(131A,
131A) を複数列互い違いに配されている溶着部(132A)に
よって結合したダンボール構造を有するものであって、
図3に示すように該溶着部(132A)間に迷路状の通気路(1
4)が形成されている。上記通気ブロック(13)の内側面(1
3B,13B) は下方に向けて開くような傾斜θが付されてい
る。
【0009】上記棟通気部材(11)は例えばポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステル−ポリアミド、ポリ塩
化ビニル等の熱可塑性樹脂を材料とし、カバーシート(1
2)と通気ブロック(13)、通気ブロック(13)における通気
シート(13A) 相互は、例えば高周波加熱や電磁波加熱等
によって溶着される。ポリプロピレンは溶着作業性、強
度、価格の点からみて望ましい材料である。
【0010】上記棟通気部材(11)は図4に示すように屋
根の角度αに合わせてカバーシート(12)を折り曲げ、該
屋根(1) の棟(2) に上側から載置し、釘(4) あるいはビ
ス等の締結材によって両側の屋根基礎(3,3) に止着す
る。該通気ブロック(13)は該カバーシート(12)の折り溝
(12A) から間Dをおいて貼着されているから、該棟通気
部材(11)を急傾斜の屋根、例えばα/2≦θ傾斜角度の
屋根の棟にも、左右の通気ブロック(13,13) の内側面(1
3B,13B) が接触することなく取付けることが出来る。
【0011】屋根内は該棟通気部材(11)の通気ブロック
(13,13) を介して換気されるが、該通気ブロック(13,1
3) の通気路(14)が広いので、良好な換気効率が得られ
る。しかも外側からの雨水等の侵入に対しても、該通気
路(14)の迷路性によって途中で堰止められ、内側にまで
達しない。
【0012】図5および図6には本発明の他の実施例が
示される。本実施例では、棟通気部材(21)の通気ブロッ
ク(23,23) は二枚の通気パネル(23A,23A) の積層パネル
からなり、下側の通気パネル(23A) の巾を縮小すること
によって、該通気ブロック(23,23) の内側面(23B,23B)
には下方に向けて開く段部Sが形成されている。したが
って図6に示すように該棟通気部材(21)を屋根(1) の棟
(2) に釘(4) によって止着した状態ではカバーシート(2
2)がV溝(22A) を介して屋根(1) の傾斜に沿うように折
曲げられているが、左右の通気ブロック(23,23) の内側
面(23B,23B) は接触しない。
【0013】図7には上記実施例の変形例が示される。
この変形例では通気ブロック(23)の下側にカバーシート
(22)と同様なシート(24)が貼着され、該シート(24)の外
出部を釘代とし釘(4A)にて屋根基礎(3) に固定する。
【0014】
【発明の効果】本発明の棟通気部材を使用すれば、家屋
内に雨水等が侵入することなく、良好な換気効率が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】正断面図
【図2】通気シートの部分斜視図
【図3】通気シートの平面説明図
【図4】取付け状態正断面図 図5〜図7は本発明の他の実施例を示すものである。
【図5】正断面図
【図6】取付け状態正断面図
【図7】上記実施例の変形例の取付け状態正断面図 図8および図9は従来例を示すものである。
【図8】取付け状態正断面図
【図9】通気路説明図
【符号の説明】
11,21 棟通気部材 12,22 カバーシート 12A,22A 折り溝 13,23 通気ブロック 13A,23A 通気パネル(通気シート) 13B,23B 内側面 14 通気路 S 段部 θ 傾斜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 肇 愛知県名古屋市中村区千成通2−50 川上 産業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DB02 FA17 GA24 GA42 HD07 HD08 HD13 LA05 LA12 NA07 ND26 2E162 CD03 CD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に折り溝を形成したカバーシート
    と、該カバーシートの下面において折り溝の両側に貼着
    される通気ブロックとからなり、該通気ブロック内には
    内側から外側に貫通する迷路状通気路が複数条形成され
    ていることを特徴とする棟通気部材
  2. 【請求項2】該通気ブロックは内部に内側から外側に貫
    通する複数条の迷路状通気路が形成されている通気パネ
    ルを複数枚積層した積層パネルからなる請求項1に記載
    の棟通気部材
  3. 【請求項3】該通気ブロック内側面は下方に向けて開く
    ような傾斜または段部が付されている請求項1または2
    に記載の棟通気部材
  4. 【請求項4】該棟通気部材はポリプロピレンを材料とす
    る請求項1〜3に記載の棟通気部材
JP2001188521A 2001-06-21 2001-06-21 棟通気部材 Withdrawn JP2003003602A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104767A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Nippon Jukankyo Kk 通気材
JP2008240288A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Taisei Corp 外断熱構造における通気構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104767A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Nippon Jukankyo Kk 通気材
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