JP2008202270A - 屋根パネルおよび通気性屋根下地構造 - Google Patents
屋根パネルおよび通気性屋根下地構造 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】板状多孔質体からなる断熱材3Aの複数枚を垂木巾を介して配置し、該断熱材3A相互を細長の補強材3Bを上側から差渡し貼着することによって連結し、かつ補強し、該連結部分における断熱材3A相互の間に垂木嵌合部5を形成した断熱性板材3の複数枚を野地面材2の下面に該補強材3Bを介して接着し、該野地面材2と該断熱材3Aとの間において、該補強材3B相互の間には該補強材3Bの厚み分の通気路4を形成することによって、屋根下地構造の通気性を確保する。
【選択図】 図4
Description
本発明では、上記断熱材である多孔質体として硬質繊維板または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているウレタン樹脂発泡体または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているフェノール樹脂発泡体が使用出来る。
更に本発明では上記屋根パネル(1) を屋根骨格の垂木(6) 上に被着し、該垂木(6) を該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の垂木嵌合溝(5,5A)に嵌合し、軒先と棟部とにおいて該屋根パネル(1) の通気路(4) を外気に開放した通気性屋根下地構造が提供される。
更に上記通気性屋根下地構造にあっては、少なくとも該屋根パネル(1,1) 相互の接続部において、該屋根パネル(1,1) の断熱性板材(3,3) と垂木(6) との接合面にはシール材(8) が介在していることが望ましく、また該垂木(6) 上に被着された屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の下面は軒先部において壁断熱材(20)の上端に当接させ、該屋根パネル(1) の断熱性板材(3) の下面と該壁断熱材(20)の上端との間に形成される隙間にはシール材(9) を充填し、棟部にあっては左右の屋根パネル(1,1) の隙間には該屋根パネル(1,1) の通気路(4,4) を閉塞しないようにしてシール材(10)を充填することが望ましい。そして該シール材(10)は軟質プラスチック発泡体または軟質繊維板からなる断熱性シール材であることが望ましく、また構築される屋根(17)に寄棟部(17A) または本谷部(17C) が存在する場合、この部分で対向する左右の屋根パネル(1,1) を隅木(18)または谷木(19)を介して対向させ、該断熱性板材(3,3) の断熱主板上面を隅木(18)または谷木(19)の左右天面とを一致せしめて隅木(18)または谷木(19)によって該断熱性板材(3,3) の通気路(4,4) が閉塞されないようにし、寄棟部(17A) にあっては該左右の断熱性板材(3,3) の間に横通気路を設けて該横通気路を該屋根パネル(1,1) の通気路(4,4) に連通せしめたことが望ましく、また更に該断熱性板材(3) の断熱材(3A)の端面は隅木(18)または谷木(19)の側面にシール材(10)を介して隙間のないようにして接合せしめたことが望ましい。
上記屋根パネル(1) を使用した通気性屋根下地構造にあっては、垂木(6) の上に補強材(3B)が存在するから、垂木(6) と野地面材(2) とが補強材(3B)を介して結合する結果、垂木(6) と野地面材(2) との結合強度が向上し、更に該補強材(3B)によって機械的強度が比較的小さい板状の多孔質体からなる断熱材(3A)が補強され、また屋根パネル(1) の野地面材(2) と断熱性板材(3) の断熱材(3A)との間において、該補強材(3B)相互の間に該補強材(3B)の厚み分の通気路(4) が設けられており、この通気路(4) が軒先と棟部とにおいて外気に開放されているので、屋根の厚さを厚くすることなく屋根の通気性が確保される。
本発明の断熱性板材(3) の断熱材(3A)は硬質繊維板あるいはプラスチック発泡体板等の多孔質体を切断加工することによって製造され、該多孔質体として切削加工が必要とされないので、切削加工が困難な上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているウレタン樹脂発泡体や上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているフェノール樹脂発泡体でも材料として適用することが出来る。
本発明あっては、屋根板の厚みを増大させることなく屋根の通気性が確保され、また屋根板構造強度が大巾に向上する。
上記断熱材(3A)は、ポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、半硬質ポリウレタン発泡体、フェノール樹脂発泡体、メラミン樹脂発泡体等のプラスチック発泡体や、特にポリスチレン発泡体、半硬質ポリウレタン発泡体、フェノール樹脂発泡体等の上下両面にプラスチックフィルムが貼着されている複合発泡体、更にポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維等の合成繊維やガラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、ロックウール等の無機繊維を合成樹脂によって結着した繊維板、特にガラス繊維板やロックウール板を吸湿防止フィルムで被覆した複合繊維板等の板状多孔質体からなる。
また上記補強材(3B)は、木材、ハードボード、パーチクルボード、合板、中密度繊維板(MDF)等の高強度材料からなる。
そして該屋根パネル(1) の両端においては、該断熱性板材(3) の補強材(3B)と野地面材(2) とを共に断熱材(3A)から延出せしめ、該延出部分(3C)の下側と両端の垂木嵌合溝(5A)とする。上記両端の嵌合溝(5A)の巾はその他の嵌合溝(5) の巾の1/2に設定する。
2 野地面材
3 断熱性板材
3A 断熱材
3B 補強材
4 通気路
5,5A 垂木嵌合溝(部)
6 垂木
8,9,10 シール材
17 屋根
18 隅木
19 谷木
20 壁断熱材
Claims (8)
- 板状多孔質体からなる断熱材の複数枚を垂木巾を介して配置し、隣接する該断熱材相互を細長の補強材を上側から差渡し貼着することによって連結し、該連結部分における断熱材相互の間に垂木嵌合部を形成した断熱性板材の複数枚を野地面材の下面に該補強材を介して接着し、該野地面材と該断熱材との間において、該補強材相互の間には該補強材の厚み分の通気路を形成したことを特徴とする屋根パネル。
- 上記断熱板である多孔質体は、硬質繊維板、または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されたポリスチレン発泡体、または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているウレタン樹脂発泡体、または上下両面にプラスチックフィルムが貼着されているフェノール樹脂発泡体、または吸湿防止フィルムで被覆されたガラス繊維板、または吸湿防止フィルムで被覆されたロックウール板である請求項1に記載の屋根パネル。
- 請求項1または2に記載の屋根パネルを屋根骨格の垂木上に被着し、該垂木を該屋根パネルの断熱性板材の垂木嵌合溝に嵌合し、軒先と棟部とにおいて該屋根パネルの通気路を外気に開放したことを特徴とする通気性屋根下地構造。
- 少なくとも該屋根パネル相互の接続部において、該屋根パネルの断熱性板材と垂木との接合面にはシール材が介在している請求項3に記載の通気性屋根下地構造。
- 該垂木上に被着された屋根パネルの断熱性板材の下面は軒先部において壁断熱材の上端に当接させ、該屋根パネルの断熱性板材の下面と該壁断熱材の上端との間に形成される隙間にはシール材を充填し、棟部にあっては左右の屋根パネルの隙間には該屋根パネルの通気路を閉塞しないようにしてシール材を充填した請求項3または4に記載の通気性屋根下地構造。
- 該シール材は軟質プラスチック発泡体または軟質繊維板からなる断熱性シール材である請求項4または5に記載の通気性屋根下地構造。
- 構築される屋根に寄棟部または本谷部が存在する場合、この部分で対向する左右の屋根パネルを隅木または谷木を介して対向させ、該断熱性板材の断熱材上面を隅木または谷木の左右天面と一致せしめて隅木または谷木よって該断熱性板材の通気路が閉塞されないようにし、寄棟部にあっては該左右の断熱性板材の間に横通気路を設けて該横通気路を該屋根パネルの通気路に連通せしめた請求項3〜6のいずれか1項に記載の通気性屋根下地構造。
- 該断熱性板材の断熱材の端面は隅木または谷木の側面にシール材を介して隙間のないようにして接合せしめた請求項7に記載の通気性屋根下地構造。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010121378A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Kikkona Kk | 屋根パネル、通気性屋根下地構造、寄棟屋根および分岐屋根の通気構造 |
Citations (3)
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JPH0359454U (ja) * | 1989-10-16 | 1991-06-12 | ||
JPH04309636A (ja) * | 1991-04-08 | 1992-11-02 | Supeesu Syst:Kk | 建築用パネル、当該建築用パネルからなる木造建築物およびその構築工法 |
JP2004116191A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Kikkona Kk | 屋根パネルおよび通気性屋根下地構造 |
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