JP2008239612A - 血流改善組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規なプロスタサイクリン産生促進組成物、血流改善組成物を含有する医薬品及び飲食品の開発を目的とする。
【解決手段】シアニジン配糖体及び/又はデルフィニジン配糖体を有効成分として含有するプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を提供する。
【選択図】図8

Description

本発明は、プロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物、並びにそれらを含有する医薬品及び飲食品に関する。
血管内皮細胞は、血管内側にあってバリアーの役割を担っているだけでなく、血流からの物理的ストレス、白血球や血小板から放出される炎症メディエーターやアルドステロン等のホルモンなどに反応し、血管弛緩因子あるいは血管収縮因子を合成し放出することにより、血液を効果的に心臓から各臓器へ供給するための能動的役割を果たしている。主に一酸化窒素合成酵素の働きにより産生される一酸化窒素が血管内皮由来血管拡張物質として知られている。それ以外のものとしてさらに2種類の物質が、関与しているといわれている。一つはプロスタサイクリン(プロスタグランジンI2)であり、もう一つは内皮過分極因子である。後者については、構造が未だ不明である。
プロスタサイクリンは、プロスタグランジンの一種であり、他のプロスタグランジン同様アラキドン酸から生合成される。その生合成経路は、以下のとおりである。
細胞膜のリン脂質に蓄えられているアラキドン酸は、細胞が生理的刺激を受けることによりホスホリパーゼA2が活性化され、細胞膜のリン脂質から遊離する。シクロオキシゲナーゼ(プロスタグランジンエンドペルオキシドシンターゼ)により、アラキドン酸からプロスタグランジンG2が生成し、プロスタグランジンGヒドロペルオキシターゼにより、プロスタグランジンG2からプロスタグランジンH2が生成する。さらにプロスタサイクリン合成酵素により、プロスタグランジンH2からプロスタサイクリンが生成する。
プロスタサイクリンは、その分子内において非常に分解されやすい構造であるビニルエーテル結合(6、9−エポキシ構造)を有するため、中性又は酸性のpH条件下では容易に分解され(半減期:10.5分(pH7.48、水溶液中))、安定で特に顕著な生理活性を有さない6−ケトプロスタグランジンFになる。
プロスタサイクリンは、血小板凝集抑制活性、血管拡張作用などの強力な生理活性により、血流改善効果を発揮する局所ホルモンであり、生体内においてその恒常性維持に重要な役割を担う因子である。
最近、その強力な生理活性が着目され、プロスタグランジン及びその誘導体は薬剤として使用されている。肺高血圧症は、心臓から肺に血液を送る肺動脈血管が細くなり血圧が高くなる難病で、治療が非常に困難であることが知られている。肺高血圧症が進むと、呼吸困難や心不全といった症状が引き起こされる。プロスタサイクリンは、米国食品医薬局(FDA)が唯一許可した肺高血圧症の治療薬であり、幅広く用いられている。
日本では、プロスタサイクリン誘導体薬である「ベラプロストナトリウム」が「慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善」の経口投与可能な治療薬として、1992年に製造承認を受けている。「ベラプロストナトリウム」は、血小板凝集抑制作用、血管拡張作用、血管平滑筋細胞増殖抑制作用ばかりでなく、内皮細胞保護作用、炎症性サイトカインの産生抑制などの多彩な薬理作用を有するため、慢性動脈閉塞症のみならず末梢循環障害や脳梗塞、原発性高血圧症にも用いられている。
しかし、プロスタサイクリン産生を促進する作用を有する医薬品は、短期間投与で血流を一時的に回復させることは可能であるが、長期的な投与など投与方法によっては副作用等の問題が発生する可能性が高く、患者にかかる負担が大きいことが知られている。
日常的に飲用することができ、副作用が少なく、安全性に優れたプロスタサイクリン産生促進作用及び血流改善効果を有する医薬品や飲食品の提供が望まれている。
副作用等の問題が少ないとされる天然物からも、プロスタサイクリンの産生を促進する活性を有するものがいくつかすでに知られている。
ポリフェノール類は、その濃度と種類によってシクロオキシゲナーゼ活性、あるいはプロスタサイクリン産生を阻害し、あるいは促進させるという相反する作用があることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
チョコレートに含まれるポリフェノール類の一種であるプロアントシアニジンが、ロイコトリエンの産生を抑制し、プロスタサイクリンの産生を促進することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。また、ブドウ種子に含まれるプロアントシアニジンも心臓内でプロスタサイクリン代謝物である6−ケトプロスタグランジンF量を増加させることが観察されている(例えば、非特許文献2参照)。
カフェ酸の2量体であるロズマリン酸は、シソやクミスクチンに多く含まれるポリフェノールの一種であるが、1mM濃度でプロスタサイクリン合成を阻害し、1μMから10μM濃度の範囲で合成を促進することが報告されている(例えば、非特許文献3参照)。
また、ニシヨモギ、リュウキュウヨモギ、カワラヨモギ等のヨモギ属の抽出物、バンジロウ(グアバ、フトモモ科)抽出物、ボタンボウフウ(セリ科)抽出物、クミスクチン(シソ科)抽出物がプロスタサイクリン産生を促進することが記載されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、プロスタサイクリン産生を促進し、血小板凝集抑制活性、血管拡張作用などにより血流改善効果を有し、有効性の面からも満足する飲食品は存在していない。
一方、シアニジン配糖体が、癌の予防治療効果、抗肥満、抗糖尿病効果を有することについての薬理データがすでに開示されているが、プロスタサイクリン産生促進作用や血流改善効果について何らデータは示されていない。(例えば、特許文献2〜3参照)
American Journal of Clinical Nutrition、2001年、73巻、p.36−40. Drugs under experimental and clinical research、2003年、29巻、p.207−216. Biochemical Pharmacology、1986年、35巻、p.1397−1400. 特開2005−350432号公報 特開2002−53468号公報 特開2003−252766号公報
本発明は、新規なプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を含有する医薬品及び飲食品の提供を課題とする。
本発明者は、長期的に服用又は摂取可能な安全性の高い天然物の中からプロスタサイクリン産生を促進し、血流改善効果を有するものを種々検討した結果、シアニジン(Cyanidin)配糖体、デルフィニジン(Delphinidin)配糖体に非常に高いプロスタサイクリン産生促進作用及び血流改善効果を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下に関する。
(1)シアニジン配糖体及び/又はデルフィニジン配糖体を有効成分として含有する、血流改善組成物。
(2)シアニジン配糖体が、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3−サンブビオシド、シアニジン−3−サンブビオシド−5−グルコシド又はシアニジン−3,5−ジグルコシドから選ばれる1種又は2種以上のシアニジン配糖体である上記(1)記載の血流改善組成物。
(3)デルフィニジン配糖体が、デルフィニジン−3−グルコシド又はデルフィニジン−3−ルチノシドから選ばれる1種又は2種のデルフィニジン配糖体である上記(1)記載の血流改善組成物。
(4)シアニジン配糖体及び/又はデルフィニジン配糖体を有効成分として含有する、プロスタサイクリン産生促進組成物。
(5)シアニジン配糖体が、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3−サンブビオシド、シアニジン−3−サンブビオシド−5−グルコシド又はシアニジン−3,5−ジグルコシドから選ばれる1種又は2種以上のシアニジン配糖体である上記(4)記載のプロスタサイクリン産生促進組成物。
(6)デルフィニジン配糖体が、デルフィニジン−3−グルコシド又はデルフィニジン−3−ルチノシドから選ばれる1種又は2種のデルフィニジン配糖体である上記(4)記載のプロスタサイクリン産生促進組成物。
1.プロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物
本発明は、シアニジン配糖体及び/又はデルフィニジン配糖体を有効成分として含有するプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物である。
本発明で述べるシアニジン配糖体(化1)とデルフィニジン配糖体(化2)は、下記の構造式に示される骨格を含む化合物の総称である。化1及び化2の式中のR及びRは糖若しくは水素を意味する。
Figure 2008239612
Figure 2008239612
糖は、シアニジン又はデルフィニジンの3位若しくは5位に結合し、その配糖体部分の構造は、単糖であるグルコース、キシロース、ガラクトース、アラビノース、2糖であるルチノース、ソホロース、サンブビオースのいずれであっても構わない。
また、本発明のシアニジン配糖体とデルフィニジン配糖体には、塩酸塩やカフェ酸エステル等の各種誘導体が含まれる。
上記のシアニジン配糖体とデルフィニジン配糖体は、植物などの天然物から抽出したものであっても、合成によって調製したものであってもよい。しかし、シアニジン配糖体とデルフィニジン配糖体は、元来、天然に多くの植物に含まれており、血流の改善に安全かつ有効に使用できるとともに、経済的に製造できるという特長を有する。具体的には、本発明のシアニジン配糖体とデルフィニジン配糖体を抽出する植物として、イチゴ、タマネギ、紫イモ、黒豆、金時豆、小豆、カシス、ブルーベリー、エルダーベリー、チョークベリー、ビルベリー、ブドウ、ナス、赤カブ、赤キャベツ、シソ、紫トウモロコシ、ブラックベリー、ワイルドライス、赤米、黒米、タマリンド、ピーナッツ、ハイビスカスなどからなる群から1種又は2種以上を選択して用いることができる。
植物からシアニジン配糖体、デルフィニジン配糖体を得る方法は、特に限定されない。アルコール、具体的には、エタノール、n-ブタノールなどの低級アルコール若しくはそれらの含水アルコールに、数時間から一晩、植物を冷浸又は温浸によって浸漬する方法等で色素を抽出して抽出物とし、これをそのまま、又は濾過して濾液の形態で用いることができる。この際、植物はそのまま用いてもよいし、適当な大きさに切断若しくは破砕したものであってもよい。
イオン交換樹脂若しくは非イオン性吸着樹脂での処理、濾過処理などを1種以上組み合わせるか、又は一つの処理を同一若しくは異なる条件で繰り返し実施することによって、抽出物を精製し、シアニジン配糖体、デルフィニジン配糖体を得ることができる。
本発明者は、上記の方法により得られるシアニジン配糖体、デルフィニジン配糖体が、プロスタサイクリン産生促進作用及び血流改善効果を有することを認めた。
従って、本発明により、シアニジン配糖体、デルフィニジン配糖体を有効成分として含有するプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物が提供される。
2.プロスタサイクリン産生促進作用及び血流改善効果を有する医薬用及び飲食品
本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物には、用途に応じてエタノール、水、プロピレングリコール、グリセリン、食用油脂等の溶剤あるいは混合溶剤、医薬用や飲食品に適応可能な塩類、糖、糖アルコール、賦形剤、可溶化剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、抗酸化剤、色素、香料などを適宜配合することが可能である。
次に、本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を配合してなる医薬用及び飲食品について説明する。
本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を含有する医薬用の錠剤の形態としては、特に制限されるものではなく、必要に応じて適宜選択することができる。具体的には、錠剤、トローチ、顆粒、丸剤、散剤、カプセル剤、チュアブル等の固形状製剤若しくは粉末製剤などが挙げられる。これらは、医薬品、医薬部外品、サプリメント等としても使用できる。
本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を含有する飲食品とは、プロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を他の飲食品、例えば、飲料、醤油、牛乳、ヨーグルト、ドレッシング、味噌、ジャム、ゼリー、グミ、クッキー、ガム、豆腐、レトルト食品、プロテイン等に加えたものが挙げられる。これらプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を含有する飲食品は、プロスタサイクリン産生促進作用及び血流改善効果を発揮させることが可能であるため、特定保健用食品又は機能性食品として用いることができる。また、ペットフードや飼料などに、本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を添加して、動物用のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物として用いることもできる。
本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物の添加量は、適宜調節することができるが、一般的には全体に対して0.01〜90重量%、好ましくは0.01〜20重量%、より好ましくは1〜10重量%程度配合される。
本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物の用量は、体重60kgの成人に一日当たり0.5〜1000mgであり、好ましくは10〜500mgであり、さらに好ましくは30〜400mgである。しかし、用量は、プロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を服用する人の健康状態、投与方法により変動しうる。
本発明のプロスタサイクリン産生促進組成物及び血流改善組成物を評価するため、以下の実験を行った。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、実施例は本発明を何ら限定するものではない。
(シアニジン配糖体、デルフィニジン配糖体の抽出方法)
エルダーベリー生果実(ポーランド産)100gを粉砕し、凍結乾燥により粉末状サンプルを得た。この乾燥粉末2.5gに50%エタノール250mlを加え、4℃で3時間撹拌懸濁後、これを濾過し、エルダーベリー抽出液を得た。その後、エルダーベリー抽出液を減圧下、濃縮し、完全にエタノールを除去した。この溶液に酢酸エチル250mlを加え、激しく5分撹拌後、3,000rpmで5分間遠心し、2層に分離した抽出液の水層を取り出した。この抽出操作を5回繰り返し行った。これにより得られた抽出液にさらにn-ブタノールを250ml加え、激しく5分撹拌後、3,000rpmで5分遠心し、2層に分離した抽出液のn-ブタノール層を取り出した。このn-ブタノールによる抽出操作を5回繰り返し行い、得られた抽出液をエアバポレーターで減圧条件下において濃縮操作して、n-ブタノールを留去した。このエルダーベリー抽出物を、凍結乾燥した。
得られたエルダーベリー抽出物の一部を合成樹脂であるHP−20(三菱化学社製)が充填されたカラム(内径40mm×長さ300mm)に通液することにより、シアニジン配糖体を含む色素成分を吸着させた。蒸留水をカラムに通液することによりカラム内を十分洗浄した後、30%メタノールを通液して、シアニジン配糖体を含む色素画分を溶出させた。
溶出したシアニジン配糖体を含む色素画分には、シアニジン配糖体以外の色素成分を多く含んでいた。そこで、シアニジン配糖体以外の色素成分からシアニジン配糖体を分離するために、溶出したシアニジン配糖体を含む色素画分を逆相カラム(ODS 内径40mm×長さ300mm YMC社製)に通液した。逆相カラムから溶出した各画分について、HPLC法とLC−MS法によりシアニジン配糖体の組成を確認した。この各画分を凍結乾燥した。
カシスからも、実施例1記載のエルダーベリーと同様の方法でデルフィニジン配糖体を分離精製した。
(シアニジン配糖体、デルフィニジン配糖体の分析法)
シアニジン配糖体及びデルフィニジン配糖体の分析法は、HPLC法を用いた。HPLC法に用いる分析機器として、HPLC(日本分光社製)を使用した。カラムは、Hydrosphere C18(内径4.6×長さ250mm、粒子経5μm YMC社製)を用いた。
HPLC法の分析条件は、以下のとおりである。

溶離液A:0.1%(v/v)ギ酸を含む10%アセトニトリル溶液
溶離液B:0.1%(v/v)ギ酸を含む90%アセトニトリル溶液
流量:1.0ml/min
紫外可視吸光光度計検出波長:500nm
カラムオーブン温度:45℃
インジェクション量:10μL
濃度勾配条件:溶離液A100%(0分−20分)−溶離液B100%(40−50分)

HPLC法による分析の際のサンプル前処理方法は、次のとおりである。
サンプル10mgを茶褐色試験管に入れ、60%(v/v)メタノール溶液1.0mlと塩酸を3.0mol/L含む60%(v/v)メタノール溶液2.0mlを添加し、撹拌した。撹拌後、90℃で90分間加熱後、直ちに試験管を氷冷し、HPLC用サンプルとした。
LC−MS法は、分析機器としてHPLC(Agilent社製)にMS(日本電子社製)を直結したものを使用した。カラムは、ODS−100V(内径2.0mm×長さ150mm、粒子経3μm 東ソー社製)を用いた。
LC−MS法の分析条件は、次のとおりである。

溶離液:0.1%ギ酸を含む5%(v/v)アセトニトリル溶液
流速:0.1ml/min
カラム温度:45℃
インジェクション量:5μL

LC−MS法による分析の際の検量線は、シアニジン配糖体の分析には、シアニジン−3−グルコシド クロライド(Kuromanin chloride フナコシ社製)を標品にして作成し、デルフィニジン配糖体の分析には、今回単離したデルフィニジン−3−グルコシドを標品にして作成した。
(シアニジン配糖体、デルフィニジン配糖体の分析結果)
ODSカラムクロマトグラフにより分離したサンプルについて、実施例2記載のHPLC分析とLC−MS分析を行った結果、シアニジン配糖体を最も多く含む画分では、シアニジン(アグリコン)で換算した含有量は、49.3%であった。実際、天然物中ではアグリコンではなく配糖体の形で存在するので、シアニジン配糖体の分子量を考慮に入れると、シアニジン配糖体の含有率は70%以上あると考えられた。それぞれのシアニジン配糖体の組成比は、シアニジン−3−サンブビオシド 67.1%、シアニジン−3−グルコシド 32.8%、シアニジン−3,5−ジグルコシド 0.1%、シアニジン−3−サンブビオシド−5−グルコシド 微量、であった。
カシスからは、デルフィニジン配糖体を最も多く含む画分が2つあり、それら二つの画分についてエルダーベリーのときと同様に解析したところ、デルフィニジン−3−グルコシド(分子量465)とデルフィニジン−3−ルチノシド(分子量611)を単離し、実施例2記載のLC−MS法により確認した。
図1は、デルフィニジン−3−グルコシド(分子量465)のマススペクトルを示している。また、図2は、デルフィニジン−3−ルチノシド(分子量611)のLC−MSのマススペクトルを示している。
ODSカラムクロマトグラフにより分離した二つの画分の濃縮サンプルを上に述べたHPLC分析とLC−MS分析を行った結果、それら各画分濃縮サンプル中のデルフィニジン配糖体の含有率は、それぞれデルフィニジン−3−グルコシドを単離した画分では、デルフィニジン−3−グルコシドの含有率は80%、デルフィニジン−3−ルチノシドを単離した画分では、デルフィニジン−3−ルチノシドの含有率は92%であることがわかった。
(培養細胞上清中の6−ケトプロスタグランジンFの測定方法)
正常ヒト臍帯静脈内皮細胞(以下、培養細胞という)(TaKaRa社製)を24穴プレート(FALCON社製)に500μl(0.5×10cells/ml)ずつ播種し、微小血管内皮細胞用培地(EGMTM−2、5% FBS添加)にて37℃、5%COの条件でコンフルエントになるまで培養した。
その後、培養細胞の培地上清を除去し、各濃度のサンプルを加えた新たな微小血管内皮細胞用培地に置換し、さらに18時間培養した。培養プレートを1,200rpmで10分間遠心し、培養細胞の培地上清を回収した。プロスタサイクリンは、不安定であり測定が困難なため、プロスタサイクリンの代謝物であり、安定な物質である6−ケトプロスタグランジンFをプロスタサイクリン産生量の指標とした。6−ケトプロスタグランジンFは、6−ケトプロスタグランジンF EIA Kit(Cayman社製)にて測定した。
(プロスタサイクリン産生促進作用の確認)
図3は、実施例1のようにしてエルダーベリーから精製されたシアニジン配糖体(100μg/ml)を実施例4の場合と同様に微小血管内皮細胞用培地に添加し培養細胞を培養したときに、培地上清中に産生する6−ケトプロスタグランジンF濃度を示している。
グラフの縦軸は、6−ケトプロスタグランジンF濃度の相対値を示している。ここでのコントロールとは、蒸留水を微小血管内皮細胞用培地に添加したときの値を示している。
シアニジン配糖体は、コントロールと比べると、培地上清中に産生する6−ケトプロスタグランジンF濃度が約2倍となり、有意に高くなることが明らかとなった。
図4は、各濃度のシアニジン−3−グルコシドクロライド(フナコシ社製)を微小血管内皮細胞用培地に添加したときに培地上清中に産生する6−ケトプロスタグランジンF濃度を示している。シアニジン−3−グルコシドクロライドは、実施例6のエルダーベリー由来のシアニジン配糖体とほぼ同等のプロスタサイクリンの産生を促進する活性を観察した。
図5は、エルダーベリーから精製したシアニジン−3−サンブビオシドを微小血管内皮細胞用培地に添加したときの6−ケトプロスタグランジンF1α濃度を示している。シアニジン−3−サンブビオシド100μg/ml添加時にプロスタサイクリン産生促進する活性の増加傾向を観察した。また、シクロオキシゲナーゼ阻害薬であるインドメタシンとシアニジン−3−サンブビオシド100μg/mlを添加した時、プロスタサイクリン産生活性が阻害された。
なお、インドメタシンは、プロスタサイクリン産生に関与する酵素であるシクロオキシゲナーゼを阻害する薬物であり、本発明ではネガティブコントロールとして使用している。
図6は、実施例3のようにしてカシスから精製されたデルフィニジン−3−ルチノシド(100μg/ml、500μg/ml)を微小血管内皮細胞用培地に添加したときに、上清中に産生する6−ケトプロスタグランジンF濃度の相対値を示している。デルフィニジン−3−ルチノシドの添加により、その添加濃度に依存的にプロスタサイクリン産生を促進させることを確認できた。
(動物試験による血流改善効果の確認)
実施例1と同様の方法でエルダーベリー果実から酢酸エチル抽出物、n-ブタノール抽出物のサンプルを得た。酢酸エチル抽出物のシアニジン配糖体含量は0.4%、n-ブタノール抽出物のシアニジン配糖体含量は5.3%であった。これら抽出物を0.5%(w/v)カルボキシメチルセルロースナトリウムに懸濁し、動物投与用サンプル溶液を調製した。
ICRマウス(雄、6週齢)にサンプル0.1ml/体重10gを強制経口投与し、60分経過後ペントバルビタールで麻酔し、麻酔から10分経過時のマウス後脚部皮膚の血流量を測定した。その後、冷暗室(4℃)に10分間マウスを置き、室温に戻し直ちにマウス後脚部皮膚の血流量を測定した。さらに室温で15分間経過後の後脚部皮膚の血流量を測定した。その結果を、図7に示した。
n-ブタノール画分投与群で、冷却直後及び室温15分経過後の血流量がコントロール投与群と比べ高かった。このことは、シアニジン配糖体を多く含むn-ブタノール画分が冷却による血流量の低下を抑制したことから、エルダーベリーに含まれるシアニジン配糖体が血流量を増加させると考えられた。
(ヒト試験による血流改善効果の確認)
ジュース(本発明 シアニジン配糖体濃度0.30%、シアニジン−3−グルコシド 0.13%、シアニジン−3−サンブビオシド0.17%含有するジュース)を試作した。
本発明のジュースを健常人12名に100ml摂取させ、60分経過後にレーザードップラー血流計にて左手の中指末端の血流を測定した。対照飲料としては、水100mlを摂取させた。
レーザードップラー血流計(PERIMED社製)による血流の測定後、直ちに左手の手首部分までを15℃、5分間の冷却した。その後、冷却負荷直後、冷却から5分、15分、30分経過時の中指末端の血流量を測定した。その結果は、図8に示した。
ヒト試験での冷却負荷直前の血流量は、本発明摂取群と水摂取群との間に差は認められなかったが、冷却負荷直後の血流量は水摂取群と比較すると本発明摂取群で有意に増加した。その後、5分、15分経過時でも本発明摂取群は、水摂取群と比べ有意に増加する事が確認された。30分経過時の血流量も本発明摂取群で水摂取群と比べ増加傾向が観察された。
(錠剤タイプの内服剤又は機能性食品)
シアニジン配糖体又はデルフィニジン配糖体50mg、乳糖80mg、結晶セルロース60mg、ショ脂肪酸エステル10mg、以上を1錠分として常法により錠剤化する。この錠剤は、内服剤又は機能性食品として使用できる。
デルフィニジン−3−グルコシド(分子量465)のマススペクトルを示した図である。 デルフィニジン−3−ルチノシド(分子量611)のマススペクトルを示した図である。 エルダーベリーから精製したシアニジン配糖体(100μg/ml)を細胞培地に添加した場合に、微小血管内皮細胞から産生されるプロスタサイクリン産生量を示したグラフである。縦軸は、コントロールを100%としたときの相対値である。1:コントロール、2:エルダーベリー由来シアニジン配糖体(100μg/ml) シアニジン−3−グルコシドクロライドを微小血管内皮細胞用培地に添加した場合に、微小血管内皮細胞から産生されるプロスタサイクリン産生量を示したグラフである。縦軸は、コントロールを100%としたときの相対値である。1:コントロール、2:シアニジン−3−グルコシドクロライド(10μg/ml)、3:シアニジン−3−グルコシドクロライド(50μg/ml)、4:シアニジン−3−グルコシドクロライド(50μg/ml)+インドメタシン 上述のようにしてエルダーベリーから精製されたシアニジン−3−サンブビオシド(20μg/ml、100μg/ml)を細胞用培地に添加した時の6−keto Prostaglandin F1α濃度を示したグラフである。1:コントロール、2:エルダーベリー由来シアニジン−3−サンブビオシド20μg/ml、3:エルダーベリー由来シアニジン−3−サンブビオシド100μg/ml、4:シアニジン−3−サンブビオシド(100μg/ml)+インドメタシン デルフィニジン−3−ルチノシドを微小血管内皮細胞用培地に添加した場合に、微小血管内皮細胞から産生されるプロスタサイクリン産生量を示したグラフである。縦軸は、コントロールを100%としたときの相対値である。1:コントロール、2:カシス由来デルフィニジン−3−ルチノシド(100μg/ml)、3:カシス由来デルフィニジン−3−ルチノシド(500μg/ml) ICRマウスにエルダーベリーの分画物を強制経口投与し、後脚皮膚の血流量を測定したグラフである。縦軸は、蒸留水投与群を100%としたときの相対値である。1:蒸留水投与群、2:エルダーベリー・n-ブタノール画分投与群、3:エルダーベリー・酢酸エチル画分投与群 シアニジン配糖体を含有する本発明の飲料若しくは対照の水を摂取した場合のヒト血流量の変化を示した図である。縦軸は、冷却前の血流量を100%としたときの相対値である。*:有意差5%、**:有意差1%

Claims (6)

  1. シアニジン配糖体及び/又はデルフィニジン配糖体を有効成分として含有する、血流改善組成物。
  2. シアニジン配糖体が、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3−サンブビオシド、シアニジン−3−サンブビオシド−5−グルコシド又はシアニジン−3,5−ジグルコシドから選ばれる1種又は2種以上のシアニジン配糖体である請求項1記載の血流改善組成物。
  3. デルフィニジン配糖体が、デルフィニジン−3−グルコシド又はデルフィニジン−3−ルチノシドから選ばれる1種又は2種のデルフィニジン配糖体である請求項1記載の血流改善組成物。
  4. シアニジン配糖体及び/又はデルフィニジン配糖体を有効成分として含有する、プロスタサイクリン産生促進組成物。
  5. シアニジン配糖体が、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3−サンブビオシド、シアニジン−3−サンブビオシド−5−グルコシド又はシアニジン−3,5−ジグルコシドから選ばれる1種又は2種以上のシアニジン配糖体である請求項4記載のプロスタサイクリン産生促進組成物。
  6. デルフィニジン配糖体が、デルフィニジン−3−グルコシド又はデルフィニジン−3−ルチノシドから選ばれる1種又は2種のデルフィニジン配糖体である請求項4記載のプロスタサイクリン産生促進組成物。
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