JP2008238595A - 液体噴射ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のヘッドユニットを高精度に位置決めして組み立てることが可能な液体噴射ヘッドを提供する。
【解決手段】振動子ユニット16を収容するケースユニット24と、一連のインク流路を形成する流路ユニット18との間に、これらケースユニット24と流路ユニット18を複数連結する共通ベース基板60を固定する。この共通ベース基板60に基準位置決め穴61を形成し、これを基準に複数のヘッドユニット13を位置決めして組み立てる。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェット式記録ヘッド等の液体噴射ヘッドに係り、特に、共通液体室から圧力室を通ってノズル開口に至る一連の液体流路を形成する流路ユニットを複数備え、各流路ユニットのノズル開口から液体を液滴として吐出可能な液体噴射ヘッドに関する。
圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることでノズル開口から液滴として吐出させる液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられるインクジェット式記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等がある。
このような液体噴射ヘッドには種々の形式があるが、例えば、インクジェット式記録装置(以下、単にプリンタという)におけるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)は、複数のノズル開口が開設されたノズル基板、共通インク室から圧力室を通ってノズル開口に至る一連のインク流路を区画する圧力室空部や溝部などの流路部が形成された流路基板、圧力発生手段(例えば、圧電振動子)の作動に応じて圧力室に対応するダイヤフラム部が弾性変形する弾性板(流路基板の開口を封止する封止板とも言える)を積層してなる流路ユニットを備え、これをケースユニットに固定している。この記録ヘッドは、記録画像の高密度化や記録動作の高速化に対応すべく、高い加工密度や加工精度が要求される。そのため、例えば、流路基板はシリコン単結晶性基材(シリコンウェハー)などの結晶性基材を異方性エッチング等によって微細な形状を寸法精度良く形成される。
このような記録ヘッドには、流路ユニットとケースユニットを1つのヘッドユニットとして、このヘッドユニットを複数並べて組み付けて構成されるものがある。この記録ヘッドでは、各ヘッドユニットを構成する流路ユニットとケースユニットの構成部材を正確に位置決めして組み付けることが重要であることは勿論のこと、各ヘッドユニット同士を正確に位置決めして組み付けることが重要となる。そのため、複数のヘッドユニットを搭載する部材に位置決め基準となる部分を設けておき、記録ヘッド全体を保護するカバー部材に設けたバネで各ヘッドユニットを付勢することで、各ヘッドユニットの位置決めと記録ヘッド全体の保護を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−16339号公報
ところが、上記記録ヘッドでは、各ヘッドユニットの外側部分を合成樹脂製の部品の位置決め基準となる部分に付勢し、押し付けて位置決めすることから、ノズル位置に対して、各ヘッドユニットの外側部分までには多くの構成部品が存在し、これらの組立精度の影響が外側部分に及んでしまい、位置決め精度を確保することが難しい。また、合成樹脂製では、構成部品が多数存在する場合には十分な位置決め精度を期待することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のヘッドユニットを高精度に位置決めして組み立てることが可能な液体噴射ヘッドを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の液体噴射ヘッドは、少なくともノズル開口に通じる圧力室を含む液体流路、及び、前記圧力室の容積を変動させるためのダイヤフラム部を有する流路ユニットと、前記ダイヤフラム部を変位させるための圧電振動子を有する振動子ユニットと、前記振動子ユニットを収容するケースユニットと、を備える液体噴射ヘッドであって、前記ケースユニットと前記流路ユニットを複数連結する共通ベース基板が、前記ケースユニットと前記流路ユニットの間に固定されたことを特徴とする。
上記構成によれば、液体噴射ヘッドを構成するケースユニットと流路ユニットの間に、これらケースユニットと流路ユニットを複数連結する共通ベース基板を固定することにより、この共通ベース基板を基準に複数のユニットを位置決めして組み立てることが可能となり、ケースユニットの外側部分で位置決めする場合に比べ、ノズル開口に近い構成部品で位置決めでき、高精度に位置決めして組み立てることが可能となる。また、個々のユニットを構成するケースユニットと流路ユニットも共通ベース基板を基準に両側に組み立てることで、高精度に位置決めすることが可能となる。
また、本発明は、前記共通ベース基板において、前記ケースユニットと前記流路ユニットを対応して位置決めするための基準位置決め穴を少なくとも2つ以上有し、前記ケースユニット及び前記流路ユニットの各ユニットは、各基準位置決め穴に対応する位置で固定されている構成を採用する場合に好適である。
上記構成によれば、共通ベース基板の少なくとも2つの基準位置決め穴を用いてケースユニット及び流路ユニットの各ユニットを位置決めすることにより、各ユニットの共通ベース基板の平面上での位置決めが可能となり、ノズル開口に近い構成部品で位置決めして、高精度に組み立てることが可能となる。
なお、本発明は、前記ケースユニットと前記流路ユニットの位置決め穴が重合している構成を採用することが望ましく、互いの位置決め穴を重ね合わせることで簡単に位置決めが可能となる。
また、上記構成において、前記共通ベース基板は、シリコン基板からなる構成とすることが望ましい。これにより、シリコン基板のエッチング処理で高精度に共通ベース基板を作製可能であり、各基準位置決め穴も高精度に作製可能となる。
また、上記構成において、前記共通ベース基板の厚さは、前記圧電振動子の自由端部の長さよりも薄く設定された構成とすることが望ましい。
この構成によれば、ケースユニットと流路ユニットの間に固定される共通ベース基板の厚さが圧電振動子の自由端部の長さよりも薄くしてあるので、流路ユニットでの圧電振動子とノズル開口までの流路長さを変えることなく配置することが可能となる。これにより、吐出特性を変えることなく、精度良く位置決めした状態で各ユニットを組み立てることが可能となる。
また、上記構成において、前記共通ベース基板は、前記流路ユニットのダイヤフラム部に対応する位置に、前記圧電振動子の自由端部が挿通可能な挿通開口部を有する構成を採用することが望ましい。
この構成によれば、共通ベース基板に形成した挿通開口部に流路ユニットのダイヤフラム部に対応する位置の圧電振動子の自由端部を挿通することで、圧電振動子と干渉することなく、共通ベース基板を配置することが可能となるとともに、ダイヤフラム部の周囲を補強して剛性を高めることが可能となる。これにより、位置決め精度の向上と同時に、高応答周波数での吐出や均一な吐出特性を得ることが可能となる。
また、上記構成において、前記流路ユニットは、複数の圧力室にそれぞれ対応させて複数のダイヤフラム部を列設し、前記共通ベース基板は、流路ユニットのダイヤフラム部の列毎に対応して、同一列内の全てのダイヤフラム部に共通の挿通開口部を有する構成を採用することが望ましい。さらに、前記共通ベース基板は、流路ユニットの各ダイヤフラム部に1対1に対応させて前記挿通開口部を複数有する構成を採用することが望ましい。また、前記共通ベース基板は、流路ユニットにおける隣り合う複数のダイヤフラム部に対応して、当該隣り合う複数のダイヤフラム部に共通の挿通開口部を複数有する構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、共通ベース基板の挿通開口部を、流路ユニットの各ダイヤフラム部の構成であるダイヤフラム部の列毎に対応して、同一列内の全てのダイヤフラム部に共通の挿通開口部を形成することや各ダイヤフラム部に1対1に対応させて挿通開口部を形成すること、あるいは、隣り合う複数のダイヤフラム部に共通の挿通開口部を形成することにより、圧電振動子と干渉することなく、共通ベース基板を配置することが可能となるとともに、ダイヤフラム部の周囲をそれぞれの大きさの挿通開口部で補強して剛性を高めることが可能となり、挿通開口部を1つの圧電振動子に対応する大きさまで小さくすれば、一層剛性を高めることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下においては、本発明の液体噴射ヘッドが適用される装置として、図1に示すインクジェット式プリンタ(以下、プリンタと略記する)を例示する。
プリンタ1は、本発明の液体噴射ヘッドの一種である記録ヘッド2が取り付けられると共に、インクカートリッジ3が着脱可能に取り付けられるキャリッジ4と、記録ヘッド2の下方に配設されたプラテン5と、記録ヘッド2が搭載されたキャリッジ4を記録紙6(吐出対象物の一種)の紙幅方向に移動させるキャリッジ移動機構7と、紙幅方向に直交する方向である紙送り方向に記録紙6を搬送する紙送り機構8等を備えて概略構成されている。ここで、紙幅方向とは、主走査方向(ヘッド走査方向)であり、紙送り方向とは、副走査方向(即ち、ヘッド走査方向に直交する方向)である。なお、インクカートリッジ3としては、キャリッジ4に装着するタイプを採用しても良いし、プリンタ1の筐体側に装着してインク供給チューブを介して記録ヘッド2に供給するタイプを採用することも可能である。
キャリッジ4は、主走査方向に架設されたガイドロッド9に軸支された状態で取り付けられており、キャリッジ移動機構7の作動により、ガイドロッド9に沿って主走査方向に移動するように構成されている。キャリッジ4の主走査方向の位置は、リニアエンコーダ10によって検出され、検出信号が位置情報として制御部(図示せず)に送信される。これにより、制御部はこのリニアエンコーダ10からの位置情報に基づいてキャリッジ4(記録ヘッド2)の走査位置を認識しながら、記録ヘッド2による記録動作(吐出・噴射動作)等を制御することができる。
また、記録ヘッド2の移動範囲内であってプラテン5よりも外側には、記録ヘッド2の走査起点(非記録時の待機位置)となるホームポジションが設定されている。このホームポジションには、キャッピング機構11が設けられている。このキャッピング機構11は、キャップ部材11´によって記録ヘッド2のノズル形成面を封止し、ノズル開口19(図2参照)からのインク溶媒の蒸発を防止する。また、このキャッピング機構11は、封止状態のノズル面に負圧を与えてノズル開口19からインクを強制的に吸引排出するクリーニング動作に用いられる。
また、ホームポジションには、記録ヘッド2のノズル形成面を払拭するためのワイピング機構12が配設されている。このワイピング機構12は、例えばエラストマーなどの弾性を有する素材からなるワイパーブレード12′を備え、記録ヘッド2がワイピング機構12の上方を通過する際にワイパーブレード12′の上端部が記録ヘッド2のノズル形成面に接触可能な位置(ワイピング位置)に移動するように構成されている。そして、ワイパーブレード12′の上端部が記録ヘッド2のノズル形成面に接触した状態で記録ヘッド2が移動すると、ワイパーブレード12′によって記録ヘッド2のノズル形成面が払拭(ワイピング)される。これにより、例えばクリーニング処理後にノズル形成面に付着した余分なインク滴を取り除くことができる。
図2は、記録ヘッド2の構成を説明する要部横断面図、図3は、記録ヘッド2の構成を説明する要部縦断面図、図4は、2つのヘッドユニット13を備える記録ヘッド2の分解斜視図、図5は共通ベース基板の平面図である。本実施形態における記録ヘッド2は、複数の圧電振動子15を備えた振動子ユニット16、共通インク室20(共通液体室)からインク供給口21及び圧力室22を通ってノズル開口19に至る一連のインク流路(液体流路の一種)を形成する流路ユニット18、及び、ケースユニット24などを備えたヘッドユニット13を2つ備えて概略構成されている。
ケースユニット24は中空箱体状のケーシングであり、その内部には、インクカートリッジ3からのインクを共通インク室20側に導入するための流路であるケース流路31と、各振動子ユニット16を個別に収容する収容室32とが形成されている。このケースユニット24は、熱硬化性樹脂の一種であるエポキシ樹脂によって成型されており、流路取付面に流路ユニット18が固定される。また、ケースユニット24の内部には、図4に示すように、ピン保持部34(位置決め穴としても機能する)がケースの高さ方向を貫通して長辺に沿って2箇所形成されている(図4においては、1つのケースユニット24に2つのうちの1つのみが示されている)。これらのピン保持部34は、それぞれ図示しないケースピンを保持するための空部であり、ケースピンの直径より極く僅かに大きい内径に設定された円筒形状に形成されている。本実施形態においては、2箇所のピン保持部34は流路基板40に開設された基準穴52(図4参照)に対応する位置にそれぞれ設けられている。そして、ケースピンは、先端部を流路取付面から突出させた状態でピン保持部34に植設されて保持される。各ケースピンの直径を基準穴52の内接円の直径に揃えることで、位置決めできるようにしてある。なお、流路ユニット18とケースユニット24との位置決めについては後述する。
上記の振動子ユニット16は、圧力発生手段としての圧電振動子15と、この圧電振動子15が接合される固定板37と、圧電振動子15に配線基板からの駆動信号を供給するためのフレキシブルケーブル38等から構成される。各圧電振動子15は、自由端部が固定板37の先端面よりも外側に突出した所謂片持ち梁の状態で、ステンレス鋼などの金属製板材からなる固定板37上に取り付けられている。なお、圧力発生手段としては、上記圧電振動子以外にも、静電アクチュエータ、磁歪素子、発熱素子等を用いることができる。
流路ユニット18は、振動板39、流路基板40、及びノズル基板41からなる流路ユニット構成部材を積層した状態で接合して一体化することにより作製されている。この流路ユニット18における圧力室22は、ノズル開口19の列設方向(ノズル列方向)に対して直交する方向に細長い室として形成されている。また、共通インク室20は、インク導入針側からのインクが導入される室である。そして、この共通インク室20に導入されたインクは、インク供給口21を通じて各圧力室22に分配供給されるようになっている。
流路ユニット18の底部に配置されるノズル基板41は、ドット形成密度に対応したピッチで複数のノズル開口19を、副走査方向に列状に開設した金属製の薄い板材である。本実施形態のノズル基板41は、ステンレス鋼の板材によって作製され、ノズル開口19の列(ノズル列)が、記録ヘッド1の走査方向(主走査方向)に複数並べて設けられている。そして、1つのノズル列は、例えば180個のノズル開口19によって構成される。
本実施形態における流路基板40は、インク流路となる流路部、具体的には、共通インク室20となる開口部、インク供給口21となる溝部、及び、圧力室22となる圧力室空部が区画形成された板状の部材である。この流路基板40は、結晶性基材の一種であるシリコンウェハーを異方性エッチング処理することによって作製されている。
上記の振動板39は、図2に示すように、ステンレス鋼等の金属製の支持板39a上にPPS樹脂等の弾性フィルム39bをラミネート加工した二重構造の複合板材である。この振動板39において圧力室22に対応する部分には、圧電振動子15の自由端部の先端を接合するための島部48が形成されており、この部分がダイヤフラム部として機能する。即ち、この振動板39は、圧電振動子15の作動に応じて島部48の周囲の弾性フィルムが弾性変形するように構成されている。また、振動板39は、流路基板40の共通インク室20の開口部分を封止してコンプライアンス部49としても機能する。このコンプライアンス部49に相当する部分については支持板39aを除去して弾性フィルム39bだけにしている。なお、この振動板39は、流路基板40に形成された流路部43の開口面を封止する封止板と言うこともできる。
ここで、上記の流路基板40において、流路部43の形成領域(流路部形成領域)よりも外側の領域であるフレーム領域には、図4に示すように、振動板39及びノズル基板42やケースユニット24との相対位置を規定するための基準穴52が合計4箇所開設されている(図4においては4つの基準穴52のうちの一部が示されている)。そして、間隔の離れた一方の長辺側(左側)の2つの基準穴52が流路ユニット18とケースユニット24の位置決めをする際に用いられる基準穴であり、また、他方の長辺側(右側)の2つの基準穴52が、流路ユニット18の各構成部材間の位置決めに用いられる基準穴である。これにより、位置決めする際に基準となる穴同士の穴間距離が長いいずれかの長辺側の2つを用いることで、位置決め精度の向上を図るようにしている。
一方、図4に示すように、振動板39及びノズル基板41において流路基板40の各基準穴52に対応する位置には、それぞれ貫通穴53,54がそれぞれ4箇所ずつ開設されている(図4においては4つのうちの一部が示されている)。そして、これらの流路ユニット構成部材を接合する際には、治具上に各構成部材を順次積層するようになっている。
本実施形態においては、まず、治具に設けられた位置決めピンを他方の長辺側の各貫通穴54にそれぞれ挿通した状態で、治具の流路ユニット載置面上にノズル基板41を積層する。次に、位置決めピンを他方の長辺側の各基準穴52にそれぞれ挿通し、接着剤を間に介在させた状態でノズル基板41の上に流路基板40を載置する。そして、位置決めピンを他方側の各貫通穴53にそれぞれ挿通し、接着剤を間に介在させた状態で流路基板40上に振動板39を載置する。
このようにして、ノズル基板41、流路基板40、及び振動板39の相対位置が規定された状態で相互を接合して流路ユニット18がアッセンブリ化される。
この記録ヘッド2には、2つのヘッドユニット13を構成するケースユニット24と流路ユニット18の間に一枚の板状の部材である共通ベース基板60を介在させてある。この共通ベース基板60には、2つのヘッドユニット13のそれぞれのピン保持部34に対応した4つの基準位置決め穴61が形成されている。また、この共通ベース基板60には、複数の圧力室22にそれぞれ対応させて列設したダイヤフラム部として機能する同一列内の全ての島部48に共通する挿通開口部62が開設されている。すなわち、1つのヘッドユニット13に2列の振動子ユニット16が収納されるのに対応して4列の挿通開口部62が形成され、各圧電振動子15の自由端部が挿通可能となっている。また、この共通ベース基板60の厚さは、圧電振動子15の自由端部の長さよりも薄く設定してある。これにより、ケースユニット24と流路ユニット18との間に介在させた状態で圧電振動子15の自由端部を挿通開口部62を挿通させて、圧電振動子15の先端と振動板39の島部48を密着させて接合することができる。また、共通ベース基板60には、ケース流路31に対応させて連通流路65が開設されている。
この共通ベース基板60の基準位置決め穴61は、図4及び図5に示すように、各ヘッドユニット13の流路ユニット18の流路基板40の基準穴52及びケースユニット24のピン保持部34に対応して、重ね合わせることができる位置に形成してある。すなわち、4つの基準位置決め穴61は、各ヘッドユニット13の長辺と平行に2つずつ形成してある。本実施の形態における基準ベース基板60は、結晶性基材の一種であるシリコン基板(シリコンウェハー)を異方性エッチング処理することにより基準位置決め穴61及び圧電振動子15の自由端部が挿通される挿通開口部62が作製される。これにより、加工精度を高め、位置決め精度を向上できるようにしている。
各ヘッドユニット13に対応する少なくとも2つのうち1つの基準位置決め穴61は、図6(a)に示すように、共通ベース基板60のシリコンウェハーの表面(110)面上で、この(110)面と直交する第1(111)面と、この第1(111)面に70.53°で斜めに交差すると共にシリコンウェハー表面に直交する第2(111)面とにより、辺の長さが等しい多角形、本実施形態においては4辺の長さが等しい菱形状に構成されている。この基準位置決め穴61の寸法に関し、向かい合う辺同士の垂直距離がd1となるように定められている。換言すると、基準位置決め穴61に内接する仮想的な内接円Cvの直径がd1となるように穴の寸法が定めてある。この内接円Cvの直径d1は、組み立て用治具の位置決めピンの直径、及び、ケースユニット24のケースピンの直径に揃えられている。即ち、この基準位置決め穴61は、位置決めピンやケースピンに対してガタツキが生じない程度の寸法に設定されている。
また、各ヘッドユニット13に対応する少なくとも2つのうちもう1つの基準位置決め穴61は、図6(b)に示すように、上記基準位置決め穴61とは形状が異なったものであっても良く、辺の長さが異なる多角形、本実施形態においては、第1(111)面を短辺とし、第2(111)面を長辺とする平行四辺形状の長穴に構成されている。この基準位置決め穴61の短辺の寸法は、上記基準位置決め穴61の各辺の寸法に揃えられている。詳しくは、向かい合う長辺同士の垂直距離がd1に設定され、一方、向かい合う短辺同士の垂直距離は、d1よりも長いd2に設定されている。
このように、共通ベース基板60の少なくとも2つの基準位置決め穴61のうち1つが4辺の長さが等しい菱形状に構成されていれば、残りの一つは、辺の長さが異なる多角形、例えば菱形状と同一長さの短辺と長さの異なる長辺とする平行四辺形状の長穴に構成されていても良く、2つが菱形状であっても良い。
この共通ベース基板60と1つのヘッドユニット13のケースユニット24、および流路ユニット18との位置決めでは、共通ベース基板60のヘッドユニット13の長辺と平行な2つの基準位置決め穴61を用いて、アッセンブリ化された流路ユニット18を共通ベース基板60に精度良く位置決めした状態で接合した後、共通ベース基板60にケースユニット24を接合することで精度良く位置決めした状態で1つのヘッドユニット13を組み立てることができる。同様にして、共通ベース基板60の残りの2つの基準位置決め穴61を用いてもう1つのヘッドユニット13を組み立てることで、共通ベース基板60を基準に2つのヘッドユニット13、13を精度良く位置決めした状態とすることができる。
この共通ベース基板60を用いるヘッドユニット13の組み立ては、例えば、予め治具上で流路ユニット18の各構成部材を積層し、部材間の接着剤を硬化させたならば、流路ユニット18を共通ベース基板60の基準位置決め穴61を用いて位置決めして接合した後、これら流路ユニット18及び共通ベース基板60を治具から取り外し、振動板側をケースユニット24に向けた姿勢で、共通ベース基板60をケースユニット24の流路取付面に接合する。この際、共通ベース基板60の基準位置決め穴61にケースピンをそれぞれ挿通することにより、共通ベース基板60とケースユニット24の相対位置を規定した状態で固定する。なお、共通ベース基板60を用いるヘッドユニット13の組み立ては、上記の方法に限らず、適宜変更するようにしても良く、共通ベース基板60の基準位置決め穴61を基準に位置決めして組み立てるようにすれば良い。また、基準位置決め穴61は少なくとも2つあれば良く、さらに増やしても良い。
この共通ベース基板60と各ヘッドユニット13の流路ユニット18との位置決め、及びケースユニット24との位置決めの際、2つの基準位置決め穴61のうち、一方を平行四辺形状の穴とした場合には、長辺による長穴によってケースユニット24のケースピンとの間に間隙が形成されることになり、わずかな誤差がある場合においても、この間隙によって誤差を吸収することができる。これにより、共通ベース基板60や流路基板40にひびや割れを生じさせることなく、精度良く位置決めした状態で組み立てることが可能となる。
ここで、2つの基準位置決め穴61のうち、一方の基準位置決め穴61を長穴とした場合には、斜め(第2(111)面方向)に長尺となっているため、この基準位置決め穴61の中心と位置決め状態におけるケースピンの中心軸がずれた場合、共通ベース基板60及び流路ユニット18がケースユニット24に対してケースピンを中心とした回転方向に位置ずれする可能性がある。しかしながら、流路ユニット18とケースユニット24との間で求められる位置精度は、流路ユニット構成部材間で求められる位置精度ほど高くないため上記の位置ずれは許容される。また、2つの基準位置決め穴の穴間距離をヘッドユニット13の長辺側に配置して長くするようにレイアウトしているため、位置ずれによる悪影響を最小限に抑えることができる。
また、この記録ヘッド2では、共通ベース基板60の挿通開口部62で振動子ユニット16の一列の圧電振動子15をそれぞれ囲むようにしてケースユニット24の流路取付面に共通ベース基板60が取り付けてあるので、ケースユニット24の剛性を高めて補強することになり、ケースユニット24の収容室32内に収容固定された振動子ユニット16の圧電振動子15の作動によるケースユニット24の圧縮変形や流路ユニット18の変形を抑えることができる。これにより、高応答周波数での吐出や均一な吐出特性を得ることが可能となる。
次に、この発明の他の実施の形態について図7〜図9を参照しつつ説明する。記録ヘッド2において、共通ベース基板60をケースユニット24と流路ユニット18との間に介在させて剛性を高めることによる補強は、挿通開口部62の大きさを小さくすればするほどケースユニット24の圧縮変形や流路ユニット18の変形を抑えることができる。そこで、この記録ヘッド2′では、共通ベース基板60の挿通開口部62′を複数の圧電振動子15毎に対応した大きさ、例えば図7〜図9に示すように、3つずつの圧電振動子15を挿通する大きさとして桟63で仕切ることで、ケースユニット24の流路取付面の剛性を高めるようにしている。なお、他の構成はすでに説明した記録ヘッド2と同一であるので、重複する説明は省略する。
この記録ヘッド2′によれば、共通ベース基板60の基準位置決め穴61を基準に2つのヘッドユニット13、13を位置決めすることで、2つのヘッドユニット13,13を精度良く位置決めして組み立てることができるとともに、共通ベース基板60をケースユニット24と流路ユニット18の間に介在させることで、共通ベース基板60の3つの圧電振動子15毎に桟63で仕切って形成した挿通開口部62′で2つのヘッドユニット13の流路取付面を補強して剛性を高めることができ、ケースユニット24の収容室32内に収容固定された振動子ユニット16の圧電振動子15の作動によるケースユニット24の圧縮変形や流路ユニット18の変形を一列ごとの挿通開口部の場合に比べて一層抑えることができる。
また、記録ヘッド2″では、図10及び図11に示すように、共通ベース基板60の挿通開口部62″が1つずつの圧電振動子15に対応した大きさとされて桟63で仕切ってある。これにより、各圧電振動子15を挿通開口部62″に挿通した状態では、各圧電振動子15の周囲が均一に囲まれてケースユニット24の流路取付面の剛性を高めることができる。なお、他の構成はすでに説明した記録ヘッド2と同一であるので、重複する説明は省略する。
この記録ヘッド2″によれば、共通ベース基板60の基準位置決め穴61を基準に2つのヘッドユニット13、13を位置決めすることで、2つのヘッドユニットを精度良く位置決めして組み立てることができるとともに、共通ベース基板60をケースユニット24と流路ユニット18の間に介在させることで、共通ベース基板60の各圧電振動子15を桟63で仕切って形成した挿通開口部62″でケースユニット24の流路取付面を補強して剛性を高めることができ、ケースユニット24の収容室32内に収容固定された振動子ユニット16の圧電振動子15の作動によるケースユニット24の圧縮変形や流路ユニット18の変形を抑えることができる。特に、各圧電振動子15毎の挿通開口部62″とすることで、各圧電振動子15毎の剛性が均一となり、複数個毎に仕切る挿通開口部62′の場合に比べ、吐出特性のばらつきを抑えて均一な吐出特性とすることが可能となる。
このような共通ベース基板60、60′、60″では、ケースユニット24の流路ユニット18の流路取付面を補強するため、プラスチック製のケースユニット24のヤング率よりも高いヤング率を有する材料で作製することが好ましく、結晶性基材の一種であるシリコン基板(シリコンウェハー)を異方性エッチング処理することにより作製されるほか、例えばステンレス鋼(SUS)など他の材料を用いて作製するようにしても良い。
この記録ヘッドによれば、ケースユニット24と流路ユニット18の間に、これらケースユニット24と流路ユニット18を複数連結する共通ベース基板60を介在させることにより、この共通ベース基板60を基準に複数のユニット13を位置決めして組み立てることが可能となり、ケースユニット13の外側部分で位置決めする場合に比べ、ノズル開口19に近い構成部品で位置決めでき、高精度に位置決めして組み立てることが可能となる。また、個々のユニット13を構成するケースユニット24と流路ユニット18も共通ベース基板60を基準に両側に組み立てることで、高精度に位置決めすることが可能となる。
また、共通ベース基板60に、ケースユニット24と流路ユニット18を対応して位置決めするための基準位置決め穴61を少なくとも2つ以上形成し、各基準位置決め穴61に対応する位置でケースユニット24及び流路ユニット18を固定することで、高精度に位置決めすることができる。また、共通ベース基板60の少なくとも2つの基準位置決め穴61を、ケースユニット24と流路ユニット18の位置決め穴34、52と重合するように配置することで、互いの位置決め穴を重ね合わせることで簡単且つ精度良く位置決めすることが可能となる。
また、共通ベース基板60をシリコン基板で構成することで、シリコン基板のエッチング処理で高精度に共通ベース基板を作製可能であり、各基準位置決め穴61も高精度に作製可能となる。
また、共通ベース基板60の厚さを圧電振動子15の自由端部の長さよりも薄くしてあるので、流路ユニット18での圧電振動子15とノズル開口19までの流路長さを変えることなく配置することが可能となる。これにより、吐出特性を変えることなく、精度良く位置決めした状態で各ユニットを組み立てることが可能となる。
また、共通ベース基板60に挿通開口部62を形成し、流路ユニット18のダイヤフラム部48に対応する位置の圧電振動子15の自由端部を挿通することで、圧電振動子15と干渉することなく、共通ベース基板60を配置することが可能となるとともに、ダイヤフラム部の周囲を補強して剛性を高めることが可能となる。これにより、位置決め精度の向上と同時に、高応答周波数での吐出や均一な吐出特性を得ることが可能となる。
共通ベース基板60に、流路ユニット18の各ダイヤフラム部48の列毎に対応して全てのダイヤフラム部に共通の挿通開口部62を形成することや各ダイヤフラム部48に1対1に対応させて挿通開口部62″を形成すること、あるいは、隣り合う複数のダイヤフラム部48に共通の挿通開口部62′を形成することにより、圧電振動子15と干渉することなく、共通ベース基板60を配置することが可能となるとともに、ダイヤフラム部48の周囲をそれぞれの大きさの挿通開口部62、62′、62″で補強して剛性を高めることが可能となり、挿通開口部を1つの圧電振動子15に対応する大きさの挿通開口部62″まで小さくすれば、一層剛性を高め、均一に補強することが可能となる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
上記実施形態では、2つのヘッドユニット13を備える記録ヘッド2、2′、2″の場合を例に説明したが、図12に示すように、複数のヘッドユニット13を並べて複数列のノズル開口から吐出させるマルチヘッドとして構成し、例えば4つのヘッドユニット13をノズル列に直交する方向に並設して8列ヘッドとしたり、複数のヘッドユニット13をノズル列方向に千鳥状に並べてラインヘッドとして構成するようにしても良く、いずれの場合にも一枚の共通ベース基板に形成した基準位置決め穴を基準に組み立てることで、高精度に位置決めして組み立てることができる。
なお、上記各実施形態において、共通ベース基板60の位置決め穴の精度(位置や形状の精度)が十分に確保されている場合には、図13に示すように、共通ベース基板60上において流路基板40の他方の長辺側の2つの基準穴52に対応した位置に位置決め穴61′(61a′,61b′)をそれぞれ設け、この位置決め穴61a′,61b′を用いて流路ユニット18と共通ベース基板60とを一体化した後、基準位置決め穴61を用いてヘッドケース24と共通ベース基板60とを接合する構成を採用しても良い。この場合、この基準位置決め穴61の寸法については、流路基板40の基準穴52よりも大きく設定する。また、一方の位置決め穴61a′を4辺の長さが等しい菱形状とし、他方の位置決め穴61b′を平行四辺形状の長穴に設定する。即ち、位置決め穴61a′は、図6(a)に示した形状、位置決め穴61b′は、図6(b)に示した形状となる。
また、本発明は、上記プリンタの記録ヘッドに限らず、他の液体噴射ヘッドにも適用することができる。例えば、液晶ディスプレー等のカラーフィルタを製造するディスプレー製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーやFED(面発光ディスプレー)等の電極を形成する電極製造装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置等にも適用することができる。
プリンタの構成を説明する斜視図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部横断面図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部縦断面図である。 流路ユニットと共通ベース基板とケースユニットの分解斜視図である。 共通ベース基板の平面図である。 (a)、(b)は、それぞれ基準穴の構成を説明する図である。 流路ユニットと共通ベース基板とケースユニットの分解斜視図である。 共通ベース基板の平面図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部縦断面図である。 流路ユニットと共通ベース基板とケースユニットの分解斜視図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部縦断面図である。 (a)、(b)はヘッドユニットのレイアウトのバリエーションを説明する平面図である。 共通ベース基板の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1…プリンタ,2…記録ヘッド,12…ワイピング機構,13…ヘッドユニット,15…圧電振動子,16…アクチュエータユニット,18…流路ユニット,19…ノズル開口,22…圧力室,24…ヘッドケース,39…振動板,40…流路基板,41…ノズル基板,43…流路部,48…島部,49…コンプライアンス部,52…基準穴,53,54…貫通穴,60…共通ベース基板,61…基準位置決め穴,62…挿通開口部,63…桟

Claims (9)

  1. 少なくともノズル開口に通じる圧力室を含む液体流路、及び、前記圧力室の容積を変動させるためのダイヤフラム部を有する流路ユニットと、
    前記ダイヤフラム部を変位させるための圧電振動子を有する振動子ユニットと、
    前記振動子ユニットを収容するケースユニットと、
    を備える液体噴射ヘッドであって、
    前記ケースユニットと前記流路ユニットを複数連結する共通ベース基板が、前記ケースユニットと前記流路ユニットの間に固定されたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記共通ベース基板は、前記ケースユニットと前記流路ユニットを対応して位置決めするための基準位置決め穴を少なくとも2つ以上有し、
    前記ケースユニット及び前記流路ユニットの各ユニットは、各基準位置決め穴に対応する位置で固定されている請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記ケースユニットと前記流路ユニットの位置決め穴が重合していることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記共通ベース基板は、シリコン基板からなることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記共通ベース基板の厚さは、前記圧電振動子の自由端部の長さよりも薄く設定されたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 前記共通ベース基板は、前記流路ユニットのダイヤフラム部に対応する位置に、前記圧電振動子の自由端部が挿通可能な挿通開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記流路ユニットは、複数の圧力室にそれぞれ対応させて複数のダイヤフラム部を列設し、
    前記共通ベース基板は、流路ユニットのダイヤフラム部の列毎に対応して、同一列内の全てのダイヤフラム部に共通の挿通開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 前記流路ユニットは、複数の圧力室にそれぞれ対応させて複数のダイヤフラム部を列設し、
    前記共通ベース基板は、流路ユニットの各ダイヤフラム部に1対1に対応させて前記挿通開口部を複数有することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  9. 前記流路ユニットは、複数の圧力室にそれぞれ対応させて複数のダイヤフラム部を列設し、
    前記共通ベース基板は、流路ユニットにおける隣り合う複数のダイヤフラム部に対応して、当該隣り合う複数のダイヤフラム部に共通の挿通開口部を複数有することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
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