JP2008237208A - 殺菌葉野菜の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原体の菌数が高い葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブにおいて、葉野菜にダメージを与えたり外観を損なうことなく、菌数を低減させた殺菌葉野菜の製造方法を提供する。
【解決手段】葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブをカットせず葉のまま次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液で接液処理し、その後少なくともこの溶液が付着状態にある葉のままの処理物を0〜30℃で1〜24時間保管し、必要に応じカットし、次いで次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に接液処理させた後水洗い、水切りする殺菌葉野菜の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブを対象とした殺菌葉野菜の製造方法に関する。詳しくは、原体の菌数が高い葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブにおいて、葉野菜にダメージを与えたり外観を損なうことなく、菌数を低減させた殺菌葉野菜の製造方法に関する。
近年、コンビニエンスストアーやスーパーの野菜売り場や惣菜売り場には、カップや袋に入った容器詰め野菜やサラダが数多く並んでおり、これらの野菜は既に洗浄殺菌されていることから、開封後そのまま食べられるものとして人気が高まっている。一方でカップや袋に入った容器詰め野菜は、特に細菌が繁殖し腐敗しやすいため、これを保存するために従来種々の工夫がなされている。
このような状況下、特開2001−190219号公報(特許文献1)には、カット野菜を亜塩素酸塩と次亜塩素酸塩を溶解した溶液で処理した後、さらに、次亜塩素酸塩を溶解した溶液で処理する方法が、特開2004−135631号公報(特許文献2)には、カット野菜を亜塩素酸塩を溶解した殺菌溶液で接液処理した後、殺菌溶液が付着した状態で特定時間保管し次いで水洗いする方法が、特開2004−65149号公報(特許文献3)には、カット野菜を亜塩素酸塩と次亜塩素酸塩を溶解した殺菌溶液で接液処理した後、殺菌溶液が付着した状態で特定時間保管し次いで水洗いする方法が、それぞれ開示されている。しかしながら、これらの方法で葉野菜を殺菌処理したところ、原体の菌数が高いベビーリーフやシソ科のハーブにおいては、満足できる程の十分な殺菌効果が得られない場合があった。
また、特開2001−95476号公報(特許文献4)には、根菜類を有機酸、亜塩素酸塩及び次亜塩素酸塩を含有した溶液に24時間浸漬処理することが開示されている。しかし、前記溶液に葉野菜を長時間浸漬処理させたところ、葉に折れじみができる等のダメージを受け、外観の悪いものとなった。
特開2001−190219号公報 特開2004−135631号公報 特開2004−65149号公報 特開2001−95476号公報
そこで、本発明の目的は、原体の菌数が高い葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブにおいて、葉野菜にダメージを与えたり外観を損なうことなく、菌数を低減させた殺菌葉野菜の製造方法を提供するものである。
本発明者等は、上記目的を達成すべく殺菌剤等、様々な諸条件について鋭意研究を重ねた結果、葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブをカットせず葉のまま次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液で接液処理し、その後少なくともこの溶液が付着状態にある葉のままの処理物を特定の温度で特定時間保管し、必要に応じカットし、次いで次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に接液処理させた後水洗いし、水切りすることにより、意外にも、原体の菌数が高い葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブにおいて、葉野菜にダメージを与えたり外観を損なうことがなく、菌数を低減することができ、良好な品位の殺菌葉野菜が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブをカットせず葉のまま次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液で接液処理し、その後少なくともこの溶液が付着状態にある葉のままの処理物を0〜30℃で1〜24時間保管し、必要に応じカットし、次いで次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に接液処理させた後水洗いし、水切りすることを特徴とする殺菌葉野菜の製造方法、
(2)前記次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩の有効塩素濃度が25〜500ppmである(1)の殺菌葉野菜の製造方法、
である。
本発明によれば、原体の菌数が高い葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブにおいて、葉野菜にダメージを与えたり外観を損なうことなく、菌数を低減することができ、良好な品位の殺菌葉野菜を得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本発明において「%」は「質量%」を意味する。
本発明は葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブを対象とした殺菌葉野菜の製造方法であり、ベビーリーフ又はシソ科のハーブをカットせず葉のまま次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液で接液処理し、その後少なくともこの溶液が付着状態にある葉のままの処理物を0〜30℃で1〜24時間保管し、必要に応じカットし、次いで次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に接液処理させた後水洗いし、水切りすることを特徴とする。これにより、原体の菌数が高い葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブにおいて、葉野菜にダメージを与えたり外観を損なうことなく、菌数を低減することができ、良好な品位の殺菌葉野菜を得ることができる。
葉野菜とは、レタス、ホウレンソウ、ベビーリーフ、ハーブなどの葉もの野菜であるが、本発明においては、原体の菌数の高いベビーリーフ又はシソ科のハーブを対象とするものである。なお、ベビーリーフとは、デトロイト、ミズナ、ルッコラ、レッドオーク、コスレタス、グリーンリーフ、ターサイなどの幼葉だけを5〜15cm程度で収穫したものであり、また、シソ科のハーブとしては、シソ、バジル、ミント、ローズマリー、セージ、マジョラム、オレガノ、タイム、レモンバームなどが挙げられる。
次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液の次亜塩素酸塩とは、次亜塩素酸の水素が金属に置換されて生じる塩であり、例えば次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)、次亜塩素酸カリウム等が挙げられる。また、本発明の次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液は、飽和食塩水を電気分解し水道水で使用に適した濃度に希釈した、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする電解次亜水を用いてもよい。前記電解次亜水は、長期間にわたり有効塩素濃度を維持するため好ましい。次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩の有効塩素濃度は好ましくは25〜500ppm、より好ましく50〜200ppmであり、前記濃度より低い濃度であると、殺菌効果が十分ではなく、一方前記範囲より高い濃度であっても、期待するほど効果が得られず好ましくないためである。
本発明において接液処理するとは、葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブの葉の表面全体が溶液と接触した状態となるように処理することをいい、例えば、葉野菜をざる等に入れた状態で溶液中に浸漬する、葉野菜を溶液で洗浄する、又は葉野菜に溶液を噴霧あるいはシャワーする等、葉野菜の葉の表面全体に溶液を付着させる手段をいう。接液処理時間は好ましくは1〜20分、より好ましくは3〜15分であるとよく、前記範囲より短い時間であると十分な殺菌効果が得られず、一方前記範囲より長い時間であると、溶液が葉に染み込み過ぎ葉野菜にダメージを与え、保存中に外観を損なう場合があるためである。
次いで、少なくとも上記溶液が付着状態にある葉のままの処理物を0〜30℃、好ましくは5〜25℃の雰囲気で、1〜24時間、好ましくは3〜20時間保管する。少なくとも上記溶液が付着状態にある葉のままの処理物とは、溶液が葉野菜の葉の表面に残存した、つまり濡れた若しくは湿った状態にある処理物をいい、処理方法としては、例えば、葉野菜に水洗い処理を施すことなく、ざるあるいは遠心分離機等で、単に液切りする等の方法が挙げられる。保管温度が、前記温度より低い温度であると、葉野菜が凍ってしまい、一方、前記温度より高い温度であると、葉野菜が萎れやすく好ましくないためである。また、前記時間より短い時間であると、殺菌効果が十分ではなく、一方、前記時間より長い時間であると、溶液が葉に染み込み過ぎ葉野菜にダメージを与え、保存中に外観を損なう場合があるためである。
本発明は、上記保管した葉野菜を必要に応じカットし、上述した次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に再び接液処理させ、次いで水洗いした後水切りする。上記再接液処理は、葉野菜を葉のまま処理することが好ましいが、再接液処理してもダメージを受けにくい、例えば、シソ等は必要に応じカットしてもよい。水洗いは、例えば、葉野菜を流水中若しくは清水中に浸漬する、又は葉野菜にシャワー水をかける等の方法で行えばよく、また、水切りは、例えば、葉野菜を遠心分離機にかけたり、ザル上に葉野菜を5〜30分程度放置する等の方法で行えばよい。次いで水切りした葉野菜は必要に応じカットしてもよい。
以上の方法で得られた殺菌葉野菜は、PET製プラスチック容器やポリプロピレン製袋等に詰めて包装し保存する。保存温度は特に制限はないが、0〜15℃程度で保存すると野菜の生鮮状態が保たれやすく好ましい。
以下、本発明について、実施例、比較例、並びに試験例に基づき具体的に説明する。なお、本発明はこれらに限定するものではない。
[実施例1]
長径10cm程度のカットせず、葉のままのデトロイトを、有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、ざるに入れ液切りし、溶液が葉の表面に付着した状態で5℃で15時間保管した。次いで有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、流水中で水洗いした後、遠心分離機(大栄製作所、「DT−2S」、700rpmで1分間)にかけて水切りし、殺菌ベビーリーフを製造した。
[実施例2]
長径10cm程度のカットせず葉のままのミズナを、有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、ざるに入れ液切りし、溶液が葉の表面に付着した状態で5℃で15時間保管した。次いで有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、流水中で水洗いした後、遠心分離機(大栄製作所、「DT−2S」、700rpmで1分間)にかけて水切りし、殺菌ベビーリーフを製造した。
[比較例1]
実施例1の殺菌葉野菜の製造方法において、溶液が葉の表面に付着した状態で5℃で30時間保管した以外は同様な方法で殺菌ベビーリーフを製造した。
[比較例2]
デトロイト(実施例1と同じもの)を有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、ざるに入れ液切りし、溶液が葉の表面に付着した状態で5℃で15時間保管した。次いで流水中で水洗いした後、遠心分離機(実施例1と同じもの)にかけて水切りし、殺菌ベビーリーフを製造した。
[比較例3]
デトロイト(実施例1と同じもの)を有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に15時間浸漬させ接液処理を行い、ざるに入れ液切りした後すぐに流水中で水洗いし、次いで遠心分離機(実施例1と同じもの)にかけて水切りし、殺菌ベビーリーフを製造した。
[試験例1]
実施例1及び2、並びに比較例1乃至3で製したそれぞれの殺菌ベビーリーフについて、接液処理時間又は保管時間の違いによる得られた殺菌葉野菜の違いについて評価した。具体的には、10℃で4日間保存し、保存前後の一般生菌数、並びにダメージ等による保存後の外観の違いについて評価した。なお、殺菌前のデトロイト及びミズナの一般生菌数は1×10cfu/g以上であった。
Figure 2008237208
<一般生菌数の評価基準>
◎:1×10cfu/g未満
○:1×10cfu/g以上1×10cfu/g未満
△:1×10cfu/g以上1×10cfu/g未満
×:1×10cfu/g以上
<外観>
◎:大変好ましい
○:好ましい
△:やや悪い
×:悪い
表1より、ベビーリーフを葉のまま次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液で接液処理し、その後少なくともこの溶液が付着状態にある処理物を1〜24時間保管し、次いで次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に接液処理させた実施例1及び2の殺菌ベビーリーフは、溶液が付着状態にある処理物を30時間保管した比較例1の殺菌ベビーリーフ、付着状態ではなく接液状態で15時間処理した比較例3の殺菌ベビーリーフと比較し、ダメージを受けることなく、保存後も菌数が低減されており外観のよいものであった。また、実施例1及び2の殺菌ベビーリーフは、保管後接液処理を行わなかった比較例2の殺菌ベビーリーフと比較し、保存前後共に菌数が低減されており、日持ちするものであることが理解される。
[実施例3]
デトロイト(実施例1と同じもの)を有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、ざるに入れ液切りし、溶液が葉の表面に付着した状態で5℃で15時間保管した。次いで電解次亜水生成機(ダイキハイクロレーター、大機エンジニアリング(株)製)にて製造した有効塩素濃度が50ppmである電解次亜水に10分間浸漬させ接液処理を行い、流水中で水洗いした後、遠心分離機(大栄製作所、「DT−2S」、700rpmで1分間)にかけて水切りし、殺菌ベビーリーフを製造した。
[比較例4]
実施例3の殺菌ベビーリーフの製造方法において、有効塩素濃度が50ppmである電解次亜水に変えて、有効塩素濃度が200ppmである亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に浸漬させた以外は同様な方法で殺菌ベビーリーフを製造した。
[比較例5]
実施例3の殺菌ベビーリーフの製造方法において、有効塩素濃度が50ppmである電解次亜水に変えて、2%酢酸溶液(キユーピー醸造(株)製、酸度10%)に浸漬させた以外は同様な方法で殺菌ベビーリーフを製造した。
[試験例2]
実施例1及び3、並びに比較例4及び5で製した殺菌ベビーリーフにおいて、溶液が付着した状態で保管した後の接液処理溶液の違いによる得られた殺菌葉野菜の違いについて評価した。具体的には、試験例1と同様10℃で4日間保存し、保存前後の一般生菌数について評価した。なお、殺菌前のデトロイトの一般生菌数は1×10cfu/g以上であった。
Figure 2008237208
<一般生菌数の評価基準>
◎:1×10cfu/g未満
○:1×10cfu/g以上1×10cfu/g未満
△:1×10cfu/g以上1×10cfu/g未満
×:1×10cfu/g以上
表2より、溶液が付着した状態で保管した後、次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に接液処理させた実施例1及び3の殺菌ベビーリーフは、亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に接液処理させた比較例4の殺菌ベビーリーフ、酢酸溶液に接液処理させた比較例5の殺菌ベビーリーフと比較し、菌数が低減されており、日持ちするものであることが理解される。
[比較例6]
実施例1の殺菌ベビーリーフの製造方法において、殺菌前にあらかじめデトロイトの大きさを1mm幅にカットしたものを用いた以外は同様な方法で殺菌葉野菜を製造した。
[試験例3]
実施例1及び比較例6で製した殺菌ベビーリーフについて、殺菌前のデトロイトのカットの有無による得られた殺菌葉野菜の保存後の外観の違いについて評価した。具体的には、10℃で4日間保存し、ダメージ等による保存後の外観の違いについて評価した。
Figure 2008237208
表3より、殺菌前にカットせず葉のままのベビーリーフを用いた実施例1の殺菌ベビーリーフは、殺菌前に1mm幅にカットした比較例6の殺菌ベビーリーフと比較し、ダメージを受けることなく、外観の大変好ましいものであることが理解される。
[実施例4]
長径8cm程度のカットせず葉のままのシソを、有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、ざるに入れ液切りし、溶液が葉の表面に付着した状態で5℃で15時間保管した。次いで2mm幅にカットした後有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、流水中で水洗いした後、遠心分離機(大栄製作所、「DT−2S」、700rpmで1分間)にかけて水切りし、殺菌されたシソ科のハーブを製造した。
[実施例5]
長径5cm程度のカットせず葉のままのバジルを、有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、ざるに入れ液切りし、溶液が葉の表面に付着した状態で5℃で15時間保管した。次いで有効塩素濃度が200ppmである次亜塩素酸ナトリウムを含む溶液に10分間浸漬させ接液処理を行い、流水中で水洗いした後、遠心分離機(大栄製作所、「DT−2S」、700rpmで1分間)にかけて水切りし、殺菌されたシソ科のハーブを製造した。
実施例4及び5の殺菌されたシソ科のハーブにおいて、試験例1と同様10℃で4日間保存し、保存前後の一般生菌数、並びにダメージ等による保存後の外観について評価したところ、ダメージを受けることなく保存後も菌数が低減されており、外観も大変好ましいものであった。なお、保存前の一般生菌数は1×10cfu/g未満であったのに対し、保存後の一般生菌数は1×10cfu/g以上1×10cfu/g未満であった。

Claims (2)

  1. 葉野菜であるベビーリーフ又はシソ科のハーブをカットせず葉のまま次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液で接液処理し、その後少なくともこの溶液が付着状態にある葉のままの処理物を0〜30℃で1〜24時間保管し、必要に応じカットし、次いで次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩を含む溶液に接液処理させた後水洗いし、水切りすることを特徴とする殺菌葉野菜の製造方法。
  2. 前記次亜塩素酸及び/又は次亜塩素酸塩の有効塩素濃度が25〜500ppmである請求項1記載の殺菌葉野菜の製造方法。
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