JP2008235942A - 光送信回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光素子駆動用差動スイッチ2を第1及び第2のトランジスタM1,M2で構成する。このうち、発光素子1に接続されたドレインを持つ第1のトランジスタM1と並列に第3のトランジスタM3を補助スイッチとして接続する。そして、第1及び第2のトランジスタM1,M2に相補のスイッチ駆動信号IN1,IN2を入力して駆動するよりも少し早いタイミングで、第3のトランジスタM3に第3のスイッチ駆動信号IN3を入力してオンさせる。
【選択図】図1
Description
図1に、本発明における光送信回路の第1の実施形態を示す。本光送信回路は、レーザーダイオード(LD)等の発光素子1と、共通接続されたソースを持つ第1及び第2のトランジスタM1,M2から構成された発光素子駆動用差動スイッチ2と、補助スイッチを構成するように第1のトランジスタM1に並列に接続された第3のトランジスタM3と、これら第1、第2及び第3のトランジスタM1,M2,M3のソースに接続された電流Imの変調電流源3と、LD1にバイアス電流Ibを供給するバイアス電流源4と、第1、第2及び第3のトランジスタM1,M2,M3を各々駆動する遅延機能付きスイッチ駆動回路11,12,13とから構成される。IN11,IN12,IN13はスイッチ駆動回路入力信号、IN1,IN2,IN3はスイッチ駆動信号、V+,V−は電源電圧である。また図1には、回路構成と併せてスイッチ駆動信号IN1,IN2,IN3の各々の波形が示されている。
図2に、本発明における光送信回路の第2の実施形態を示す。本光送信回路は、第1の実施形態の光送信回路において、第1、第2及び第3のトランジスタM1,M2,M3を各々駆動する遅延機能付きスイッチ駆動回路11,12,13の代わりに、遅延機能のない通常のスイッチ駆動回路21,22,23を用いた構成とし、スイッチ駆動回路21,22,23から出力される信号のデータ振幅が異なることを特徴とする。ただし、ここでは通常のスイッチ駆動回路21,22,23を用いて説明するが、遅延機能付きスイッチ駆動回路を用いて構成しても構わない。
図3に、本発明における光送信回路の第3の実施形態を示す。本光送信回路は、第1の実施形態の光送信回路において、第1、第2及び第3のトランジスタM1,M2,M3を各々駆動する遅延機能付きスイッチ駆動回路11,12,13の代わりに、遅延機能のない通常のスイッチ駆動回路31,32,33を用いた構成とし、スイッチ駆動回路31,32,33の駆動能力が異なることを特徴とする。ただし、ここでは通常のスイッチ駆動回路31,32,33を用いて説明するが、遅延機能付きスイッチ駆動回路を用いて構成しても構わない。
図4に、本発明における光送信回路の第4の実施形態を示す。本光送信回路は、第1の実施形態の光送信回路において、第1、第2及び第3のトランジスタM1,M2,M3を各々駆動する遅延機能付きスイッチ駆動回路11,12,13の代わりに、遅延機能のない通常のスイッチ駆動回路41,42,43を用いた構成とし、スイッチ駆動回路41,42,43からの出力信号のDCレベルが異なることを特徴とする。ただし、ここでは通常のスイッチ駆動回路41,42,43を用いて説明するが、遅延機能付きスイッチ駆動回路を用いて構成しても構わない。
図5に、本発明における光送信回路の第5の実施形態を示す。本光送信回路は、第1の実施形態の光送信回路において、第1、第2及び第3のトランジスタM1,M2,M3を各々駆動する遅延機能付きスイッチ駆動回路11,12,13の代わりに、遅延機能のない通常のスイッチ駆動回路51,52及びデューティ調整機能付きスイッチ駆動回路53を用いた構成とし、スイッチ駆動回路51,52,53から出力される信号のデューティが異なることを特徴とする。
図6に、本発明における光送信回路の第6の実施形態を示す。本光送信回路は、第1の実施形態と第5の実施形態とを組み合わせたものである。図6において、61,62は遅延機能付スイッチ駆動回路、63は遅延機能及びデューティ調整機能付スイッチ駆動回路である。
図7に、本発明における光送信回路の第7の実施形態を示す。本光送信回路は、第2の実施形態と第4の実施形態とを組み合わせたものである。図7において、71,72,73はスイッチ駆動回路である。
図8に示すように、第2のトランジスタM2の入力を所望の固定電圧VB2としても構わない。
今まで示した実施形態では、現状ある構成に同様の構成のスイッチトランジスタM3を付加し、その入力を調整することで、立ち上がり特性の改善を行っている。しかしここで、スイッチトランジスタM3を付加することは、差動スイッチ2そのものの駆動能力を変更することと等価となり、発光素子駆動用差動スイッチトランジスタM1,M2への制御信号を変更するよりも、非常に大きな改善効果を得ることができる。
図10に示すように、第2のトランジスタM2のサイズよりも第1のトランジスタM1と第3のトランジスタM3とのサイズの和を大きく設定することができる。これによって、第1のトランジスタM1のオンする能力を第3のトランジスタM3で補強し、第2のトランジスタM2のオフする能力よりも大きくし、立ち上がり能力を向上することで、急峻な立ち上がり特性を実現できる。
2 発光素子駆動用差動スイッチ
3 変調電流源
4 バイアス電流源
11,12,13 遅延機能付スイッチ駆動回路
21,22,23 スイッチ駆動回路
31,32,33 スイッチ駆動回路
41,42,43 スイッチ駆動回路
51,52 スイッチ駆動回路
53 デューティ調整機能付スイッチ駆動回路
61,62 遅延機能付スイッチ駆動回路
63 遅延機能・デューティ調整機能付スイッチ駆動回路
71,72,73 スイッチ駆動回路
IN1,IN2,IN3 スイッチ駆動信号
IN11,IN12,IN13 スイッチ駆動回路入力信号
M1,M2 発光素子駆動用差動スイッチトランジスタ
M3 発光素子駆動用補助スイッチトランジスタ
VB2 バイアス電圧(固定電圧)
Claims (2)
- 発光素子を駆動するための光送信回路であって、
前記発光素子に電流経路の一端が接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの前記電流経路の他端に電流経路の一端が接続された第2のトランジスタとから構成された発光素子駆動用差動スイッチと、
前記第1または第2のトランジスタの前記電流経路に電流経路が並列に接続された第3のトランジスタと、
前記第1、第2及び第3のトランジスタの前記各電流経路の共通接続部に接続された変調電流源と、
前記発光素子にバイアス電流を供給するバイアス電流源と、
前記第1、第2及び第3のトランジスタを駆動するスイッチ駆動回路とを備え、
前記第3のトランジスタを駆動する信号は、前記第1及び第2のトランジスタを駆動する信号よりも早いタイミングで入力されることを特徴とする光送信回路。 - 発光素子と、
前記発光素子に電流経路の一端が接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの前記電流経路の他端に電流経路の一端が接続された第2のトランジスタとから構成された発光素子駆動用差動スイッチと、
前記第1または第2のトランジスタの前記電流経路に電流経路が並列に接続された第3のトランジスタと、
前記第1、第2及び第3のトランジスタの前記各電流経路の共通接続部に接続された変調電流源と、
前記発光素子にバイアス電流を供給するバイアス電流源と、
前記第1、第2及び第3のトランジスタを駆動するスイッチ駆動回路とを備え、
前記第3のトランジスタを駆動する信号は、前記第1及び第2のトランジスタを駆動する信号よりも早いタイミングで入力されることを特徴とする光送信回路。
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