JP2010267924A - レーザ駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速なバースト応答とレーザ消光時における低電力化を両立化を図ったレーザ駆動回路を提供することである。
【解決手段】入力するバーストデータに応じてレーザダイオードLDに変調電流を供給する変調回路10と、レーザダイオードLDにバイアス電流を与えるバイアス回路20と、レーザダイオードLDに所望の発光強度と消光比が得られるように前記変調電流および前記バイアス電流を制御するAPC回路30とを備える。送信イネーブル信号TX_ENがオンのときレーザダイオードLDが入力するバーストデータに応じてバースト駆動され、送信イネーブル信号TX_ENがオフのときレーザダイオードLDが消光する。変調回路10は、送信イネーブル信号TX_ENがオフのとき前記変調電流を遮断する変調電流カットオフ回路15を備え、バイアス回路20は、送信イネーブル信号TX_ENがオフのとき前記バイアス電流を遮断するバイアス電流カットオフ回路21を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信の送信器に用いられるレーザ駆動回路に係り、特にその消費電力の低減を図ったレーザ駆動回路に関するものである。
図9に、従来の超高速レーザ駆動回路の構成例を示す(たとえば、非特許文献1参照)。このレーザ駆動回路は、端子INP,INNに入力する差動のバーストデータ信号DATAを、入力バッファ回路41から、アイパターンのクロスポイントを制御電圧VB1,VB2によって設定したクロスポイント制御部42に取り込み、バッファ回路43,44で増幅して、ドライブ回路45に入力し、このドライブ回路45によって、レーザダイオードLDを駆動するものである。VC1はドライブ回路45の制御電圧、VC2はレーザダイオードLDにバイアス電流を供給する電流源I40の制御電圧である。L40は高周波カット用のインダクタである。
図10にSiGeプロセス等で実現されている、より高機能な従来の別のレーザ駆動回路の構成例を示す。このレーザ駆動回路は、アノード側およびカソード側に高周波カット用のインダクタL1,L2が接続されたレーザダイオードLD、端子INP,INNから差動のバーストデータDATAを入力してレーザダイオードLDにそのバーストデータに応じた変調信号を出力する変調回路10、レーザダイオードLDにバイアス電流を供給するバイアス回路20、レーザダイオードLDの出力光をモニタして変調回路10とバイアス回路20に制御信号VCSM、VCSBを供給するAPC(Automatic Power Control)回路30からなる。変調回路10およびバイアス回路20には、送信イネーブル信号TX_ENが入力している。
変調回路10は、入力するバーストデータDATAを送信イネーブル信号TX_ENによってゲーティングするゲート回路11、増幅用のプリバッファ回路12、エミッタホロワで構成されバーストデータDATAの振幅を大きな振幅に変換するレベル変換回路13、およびドライブ回路としての出力バッファ回路14から構成される。プリバッファ回路12、レベル変換回路13、および出力バッファ回路14は、それぞれその電流源I12,I13,I14を備え、その各々がAPC回路20から出力する制御電圧VCSMによって、レーザダイオードLDの出力光パワーが一定となるように制御される。バイアス回路20も、APC回路20から出力する制御電圧VCSBによって、レーザダイオードLDの出力光パワーが一定となるように制御される。
図11に出力バッファ回路14の具体例を示す。この出力バッファ回路14は、npnのトランジスタQ1,Q2,Q3、抵抗R1,R2,R3,R4,R5からなる差動回路により構成され、トランジスタQ3が制御電圧VCSMで制御される電流源I14として働く。トランジスタQ1のコレクタの端子LDKはレーザダイオードLDのカソードに、トランジスタQ2のコレクタの端子LDAはレーザダイオードLDのアノードに接続される。
バーストデータDATAが入力するときは、送信イネーブル信号TX_ENがオン(有効)となって初段のゲート回路11がゲートを開くことで、その出力バッファ回路14にそのバーストデータDATAが取り込まれる。そして、バーストデータDATAが「1」のときは、トランジスタQ1,Q2のベースに接続された端子ISPBがハイレベル、端子ISNBがロウレベルとなり、「0」のときは端子ISPBがロウレベル、端子ISNBがハイレベルとなり、これが繰り返される。これにより、レーザダイオードLDがバースト駆動される。しかし、送信イネーブル信号TX_ENがオフ(無効)のときは、ゲート回路11が閉じられて、端子ISPBがロウレベルに、端子ISNBがハイレベルに、それぞれ固定される。これにより、端子LDAがロウレベル、端子LDKがハイレベルとなり、レーザダイオードLDのアノードがロウレベル、カソードがハイレベルとなるので、そのレーザダイオードLDは逆バイアス状態となる。
図12にバイアス回路20の具体例を示す。バイアス回路20は、npnのトランジスタQ4,Q5,Q6、抵抗R6,R7,R8,R9からなる差動回路により構成され、トランジスタQ6が制御電圧VCSBで制御される電流源として働く。バーストデータDATAが入力するときは、送信イネーブル信号TX_ENがオンとなるので、トランジスタQ4のベースの端子TX_EN_Pがハイレベル、トランジスタQ5の端子TX_EN_Nがロウレベルとなり、トランジスタQ4が導通、トランジスタQ5が遮断して、レーザダイオードLDにバイアス電流を供給する。しかし、送信イネーブル信号TX_ENがオフのときは、トランジスタQ4のベースの端子TX_EN_Pがロウレベル、トランジスタQ5の端子TX_EN_Nがハイレベルとなり、トランジスタQ4が遮断、トランジスタQ5が導通して、レーザダイオードLDに供給するバイアス電流を遮断する。
以上のようにして、レーザダイオードLDは、送信イネーブル信号TX_ENがオンのときは、バイアス回路20によってバイアス電流が供給され且つ出力バッファ回路14によってバースト駆動される。しかし、送信イネーブル信号TX_ENがオフのときは、バイアス回路20によるバイアス電流が遮断され且つ出力バッファ回路14によって逆バイアスされるので、レーザダイオードLDは消光する。
「OKIセミコンダクタ株式会社オンラインカタログのデータシートKGA4185」、[平成21年4月17日検索]、インターネット<URL:http://www.oki.com/OCC/datasheet/ODHKGA4185-03.pdf>
ところが、上記した図9、図10に示した従来のレーザ駆動回路は、レーザダイオードの動作とは無関係に一定の電流を消費している。すなわち、従来のレーザ駆動回路は、送信イネーブル信号TX_ENがオフのときでレーザダイオードが消光時であっても、変調回路10およびバイアス回路20では一定の電流が消費され、電力消費が大きいという問題があった。
本発明の目的は、高速なバースト動作とレーザ消光時における低電力化を両立化を図ったレーザ駆動回路を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、入力するバーストデータに応じてレーザダイオードに変調電流を供給する変調回路と、該レーザダイオードにバイアス電流を与えるバイアス回路と、前記レーザダイオードに所望の発光強度と消光比が得られるように前記変調電流および前記バイアス電流を制御するAPC回路とを備え、送信イネーブル信号がオンのとき前記レーザダイオードが前記バーストデータに応じてバースト駆動され、前記送信イネーブル信号がオフのとき前記レーザダイオードが消光するレーザ駆動回路システムにおいて、前記送信イネーブル信号がオフのとき、前記変調電流および前記バイアス電流のうちの少なくとも一方が遮断されるようにしたことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のレーザ駆動回路において、前記変調回路は、前記送信イネーブル信号がオフのとき前記変調電流を遮断する変調電流カットオフ手段を備え、前記バイアス回路は、前記送信イネーブル信号がオフのとき前記バイアス電流を遮断するバイアス電流カットオフ手段を備えることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1に記載のレーザ駆動回路において、前記変調回路は、終段バッファ回路を含む複数のバッファ回路の直列接続又は該複数のバッファ回路とレベル変換回路の直列接続によって構成され、少なくとも前記終段バッファ回路の動作電流を決める電流源の電流が、前記送信イネーブル信号がオフのとき遮断することを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1に記載のレーザ駆動回路において、前記バイアス回路は、前記送信イネーブル信号がオンのとき前記レーザダイオードにバイアス電流を供給する差動回路と、前記APC回路からの制御電圧に応じて該差動回路の動作電流を決める電流源を備え、該電流源は、前記送信イネーブル信号がオンからオフに変化してから所定時間の遅延の後に遮断することを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項3に記載のレーザ駆動回路において、前記電流源は、前記送信イネーブル信号がオンからオフに変化してから所定時間の遅延の後に遮断することを特徴とする。
本発明によれば、送信イネーブル信号がオフのとき、変調回路からレーザダイオードに出力する変調電流およびバイアス回路によってレーザダイオードに供給されるバイアス電流のうちの少なくとも一方が遮断されるようにしたので、消費電力を削減することができる。また、送信イネーブル信号がオンのときは、従来どおり変調回路およびバイアス回路は正常に動作しレーザダイオードの高速バースト駆動に支障が生じることはない。
本発明の第1の実施例のレーザ駆動回路のブロック図である。 本発明の第2の実施例のレーザ駆動回路のブロック図である。 本発明の第3の実施例のレーザ駆動回路のブロック図である。 本発明の第4の実施例のレーザ駆動回路のブロック図である。 本発明の第5の実施例のレーザ駆動回路のブロック図である。 本発明の第6の実施例のレーザ駆動回路のバイアス回路の回路図である。 本発明の第7の実施例のレーザ駆動回路のブロック図である。 本発明の第8の実施例のレーザ駆動回路のブロック図である。 従来のレーザ駆動回路のブロック図である。 従来の別のレーザ駆動回路のブロック図である。 従来の出力バッファ回路の回路図である。 従来のバイアス回路の回路図である。
本発明は、レーザダイオードの発光が、バーストモードでは間欠的であることに着目し、送信イネーブル信号TX_ENがオフを示し、レーザダイオードが消光しているときに、レーザ駆動回路の電流供給を部分的若しくは全て遮断する。そのために、本発明では、従来から備わる変調回路およびバイアス回路において、その電流源を送信イネーブル信号TX_ENがオフを示すとき遮断する。つまり、電流源をレーザダイオードのバースト動作時と消光時に応じて動作/遮断に制御することにより、レーザダイオードのバースト駆動時の消費電力を削減する。
<第1の実施例>
図1に本発明の第1の実施例のレーザ駆動回路を示す。本実施例のレーザ駆動回は、変調電流出力を遮断する変調電流カットオフ回路15を内蔵する変調回路10(他の構成要素は省略)、レーザダイオードLDのバイアス電流を遮断するバイアス電流カットオフ回路21を内蔵するバイアス回路20、レーザダイオードLDの出力光をモニタしてその出力光パワーが一定となるように変調回路10およびバイアス回路20の電流源を制御するAPC回路30を備える。レーザダイオードLDはその両端に高周波カット用のインダクタL1,L2が接続されている。変調電流カットオフ回路15は、送信イネーブル信号TX_ENのオフに連動して、レーザダイオードLDの消光時にそのレーザダイオードLDに供給する変調電流を遮断する。また、バイアス電流カットオフ回路21も、送信イネーブル信号TX_ENのオフに連動して、レーザダイオードLDの消光時にバイアス電流を遮断する。
本実施例では、送信イネーブル信号TX_ENがオフのとき、変調電流が変調電流カットオフ回路15で遮断され、バイアス電流がバイアス電流カットオフ回路21で遮断される。よって、レーザ駆動回路の消費電力を削減することができる。なお、送信イネーブル信号TX_ENがオンのときは、変調電流カットオフ回路15は変調電流を遮断せず、バイアス電流カットオフ回路21はバイアス電流を遮断しないので、バーストデータDATAの入力時はレーザ駆動回路は正常に動作し、バースト駆動動作に支障が生じることはない。
<第2の実施例>
図2に本発明の第2の実施例のレーザ駆動回路を示す。16は変調回路10に内臓した変調電流生成回路であり、たとえば図10のプリバッファ回路12、レベル変換回路13、および出力バッファ回路14から構成され、共通の電流源I10を有する。17は変調回路10に内蔵させたスイッチ回路であり、APC回路30によって設定された電流となるように電流源I10に制御電圧VCSMを与える経路を形成するが、送信イネーブル信号TX_ENのオフに連動して、オフされる。22はバイアス回路20に内蔵させたスイッチ回路であり、APC回路30によって設定された電流となるように電流源I20に制御電圧VCSBを与える経路を形成するが、送信イネーブル信号TX_ENのオフに連動して、オフされる。
本実施例では、送信イネーブル信号TX_ENのオフのとき、スイッチ回路17,22がオフとなる。よって、変調電流生成回路16の電流源I10への制御電圧VCSMが遮断されてその電流源I10が遮断となり、変調電流生成回路16が動作を停止する。また、バイアス回路20の電流源I20への制御電圧VCSBが遮断されてその電流源I20が遮断となり、バイアス回路20が動作を停止する。よって、レーザ駆動回路の消費電力を削減することができる。なお、送信イネーブル信号TX_ENがオンでバーストデータDATAが入力しているときは、スイッチ回路17,22はオン状態となるので、変調電流生成回路16は正常動作し、バイアス回路20も正常動作し、バースト駆動動作に支障が生じることはない。
<第3の実施例>
図3に本発明の第3の実施例のレーザ駆動回路を示す。変調回路10は図10と同様に、ゲート回路11、プリバッファ回路12、レベル変換回路13、および出力バッファ回路14を有し、プリバッファ回路12、レベル変換回路13、および出力バッファ回路14はそれぞれ電流源I12、I13,I14で動作電流が決められている。APC回路30からバイアス回路20に制御電圧VCSBを伝達する経路にはスイッチ回路SW1が挿入されている。また、APC回路30から変調回路10には、出力バッファ回路14の電流源I14に制御電圧VCSM1が、プリバッファ回路12とレベル変換回路13の電流源I12,I13に共通の制御電圧VCSM2が、それぞれ供給されている。そして、制御電圧VCSM1を伝達する経路にはスイッチ回路SW2が挿入されている。制御電圧VCSM2を伝達する経路にはスイッチ回路は挿入されていない。スイッチ回路SW1,SW2は、送信イネーブル信号TX_ENがオンのとき実線側に、オフのとき破線側に切替制御される。
本実施例では、送信イネーブル信号TX_ENのオフのとき、スイッチ回路SW1,SW2が破線側に切り替わり、制御電圧VCSB,VCSM1が遮断される。よって、変調回路10の内で最も電力を消費する出力バッファ回路14が電流源I14の遮断で不動作となり、またバイアス回路20がレーザダイオードLDへのバイアス電流の供給を遮断するので、レーザ駆動回路の消費電力を削減することができる。なお、バーストデータが入力しているときは、送信イネーブル信号TX_ENのオンによって、スイッチ回路SW1,SW2が実線側に切り替わり、制御電圧VCSB,VCSM1が伝達され、レーザ駆動回路は正常に動作し、バースト動作に支障が生じることはない。本実施例は、変調回路10の電流源I12,I13と、電流減I14を異なる制御電圧VCSM1、VCSM2で制御するとき、1個のスイッチ回路SW2で済む。
<第4の実施例>
図4に本発明の第4の実施例のレーザ駆動回路を示す。本実施例では、APC回路30から変調回路10のプリバッファ回路12、レベル変換回路13、出力バッファ回路14の電流源I12,I13,I14に共通の制御電圧VCSMが供給されている。そして、その制御電圧VCSMの伝達経路にスイッチ回路SW3が挿入されている。スイッチ回路SW3は、送信イネーブル信号TX_ENがオンのとき実線側に、オフのとき破線側に切替制御される。スイッチ回路SW1は図3の第3の実施例と同じである。
本実施例では、送信イネーブル信号TX_ENのオフのとき、スイッチSW3が破線側に切り替わり、制御電圧VCSMが遮断される。よって、変調回路10の電流源I12,I13,I14の遮断で、プリバッファ回路12、レベル変換回路13、出力バッファ回路14のすべてが不動作となり、変調回路10での消費電力削減効果が図3の第3の実施例よりも大きくなる。APC回路30からバイアス回路30への制御電圧VCSBは、スイッチ回路SW1によって、図3に示した第3の実施例と同様に制御される。本実施例は、変調回路10の電流源I12,I13,I14を共通の制御電圧VCSMで制御するとき、1個のスイッチ回路SW3で済む。
<第5の実施例>
図5に本発明の第5の実施例のレーザ駆動回路を示す。本実施例では、APC回路30から変調回路10のプリバッファ回路12、レベル変換回路13の電流源I12,I13に共通の制御電圧VCSM2が供給され、その制御電圧VCSM2を伝達する経路にスイッチ回路SW4が挿入されている。スイッチ回路SW4は、送信イネーブル信号TX_ENがオンのとき実線側に、オフのとき破線側に切替制御される。スイッチ回路SW1,SW2は図3の第3の実施例と同じである。
本実施例では、送信イネーブル信号TX_ENのオフのとき、スイッチSW2,SW4が破線側に切り替わり、制御電圧VCSM1,VCSM2が遮断される。よって、変調回路10の電流源I12,I13,I14の遮断で、プリバッファ回路12、レベル変換回路13および出力バッファ回路14が不動作となり、変調回路10での消費電力削減効果が図3の第3の実施例よりも大きくなる。APC回路30からバイアス回路30への制御電圧VCSBは、スイッチ回路SW1によって、図3に示した第3の実施例と同様に制御される。本実施例は、変調回路10について2個のスイッチ回路SW2,SW4が必要となるが、変調回路10の電流源I12,I13を制御電圧VCSM2で、電流源I14を制御電圧VCSM1でそれぞれ個別に制御するとき、その両者を送信イネーブル信号TX_ENのオフに連動して遮断できる。
<第6の実施例>
図6に本発明の第6の実施例のレーザ駆動回路のバイアス回路を示す。本実施例では、バイアス回路20は、前記したように、npnのトランジスタQ4,Q5,Q6、抵抗R6,R7,R8,R9からなる差動回路により構成され、トランジスタQ6が制御電圧VCSBを入力して、電流源として働く。このトランジスタQ6のベースにスイッチ回路SW1が接続され、このスイッチ回路SW1が送信イネーブル信号TX_ENを遅延回路DL1で遅延した信号によって切り替えられる。この遅延回路DL1は、送信イネーブル信号TX_ENがオンからオフに変化するとき遅延を行い、オフからオンに切り替わるときは遅延を行わない。
送信イネーブル信号TX_ENがオンからオフになるときは、トランジスタQ4のベースの端子TX_EN_Pがロウレベル、トランジスタQ5の端子TX_EN_Nがハイレベルとなり、トランジスタQ4が遮断、トランジスタQ5が導通する。この後、遅延回路DL1による遅延時間の後にスイッチ回路SW1が実線側から破線側に切り替えられ、トランジスタQ6への制御電圧VCSBが絶たれそのトランジスタQ6が遮断する。このように、まず差動回路のスイッチング機能によりバイアス電流経路が絶たれ、その後に電流源トランジスタQ6が遮断するので、レーザダイオードLDは安全にバイアス電流が遮断されることになる。
一方、送信イネーブル信号TX_ENがオフからオンになるときは、トランジスタQ4のベースの端子TX_EN_Pがハイレベル、トランジスタQ5の端子TX_EN_Nがロウレベルとなり、トランジスタQ4が導通、トランジスタQ5が遮断する。また、同時に、スイッチ回路SW1が破線側から実線側に切り替えられる。よって、送信イネーブル信号TX_ENがオフからオンとなるときは、レーザダイオードLDに対するバイアス電流経路が瞬時に形成され、バイアスが行われるので、入力バーストデータに応じたバースト動作に支障が生じることはない。
<第7の実施例>
図7に本発明の第7の実施例のレーザ駆動回路を示す。本実施例は、図5の第5の実施例のスイッチ回路SW1,SW2,SW4を制御する送信イネーブル信号TX_ENの経路に、それぞれ遅延回路DL1,DL2、DL3を挿入したものである。なお、遅延回路DL2,DL3は遅延回路DL1と同様に、送信イネーブル信号TX_ENがオンからオフに変化するとき遅延を行い、オフからオンに切り替わるときは遅延を行わない。
これにより、本実施例では、図6の第6の実施例におけるバイアス回路20の動作に加えて、変調回路10の電流源I12,I13に供給される制御電圧VCSM2、電流源I14に供給される制御電圧VCSM1の遮断が、遅延回路DL2,DL3によって遅延される。よって、変調回路10のプリバッファ回路11、レベル変換回路12、および出力バッファ回路14が送信イネーブル信号TX_ENのオフより遅れて動作停止となるが、送信イネーブル信号TX_ENのオンと同時に動作を開始する。
<第8の実施例>
図8に本発明の第8の実施例のレーザ駆動回路を示す。本実施例は、図7の第7の実施例において、スイッチ回路SW4に代えて、送信イネーブル信号TX_ENで制御されるスイッチ回路SW5を設け、このスイッチ回路SW5によって、APC回路30からの制御電圧VCSM3をプリバッファ回路12、レベル変換回路13の電流源I12,I13の他に、ゲート回路11の電流源I11にも供給するよう構成する。そして、そのスイッチ回路SW5を制御する送信イネーブル信号TX_ENを遅延回路DL4で遅延させる。この遅延回路DL4も、遅延回路DL1,DL2と同様に、送信イネーブル信号TX_ENがオンからオフに変化するとき遅延を行い、オフからオンに切り替わるときは遅延を行わない。
これにより、本実施例では、ゲート回路11までも消費電力削減の対象となり、且つその電流源I11に供給される制御電圧VCSM3が遅延回路DL4によって遅延される。よって、変調回路10の全体が送信イネーブル信号TX_ENのオフより遅れて動作停止となるが、送信イネーブル信号TX_ENのオンと同時に動作を開始する。

Claims (5)

  1. 入力するバーストデータに応じてレーザダイオードに変調電流を供給する変調回路と、該レーザダイオードにバイアス電流を与えるバイアス回路と、前記レーザダイオードに所望の発光強度と消光比が得られるように前記変調電流および前記バイアス電流を制御するAPC回路とを備え、送信イネーブル信号がオンのとき前記レーザダイオードが前記バーストデータに応じてバースト駆動され、前記送信イネーブル信号がオフのとき前記レーザダイオードが消光するレーザ駆動回路システムにおいて、
    前記送信イネーブル信号がオフのとき、前記変調電流および前記バイアス電流のうちの少なくとも一方が遮断されるようにしたことを特徴とするレーザ駆動回路。
  2. 請求項1に記載のレーザ駆動回路において、
    前記変調回路は、前記送信イネーブル信号がオフのとき前記変調電流を遮断する変調電流カットオフ手段を備え、前記バイアス回路は、前記送信イネーブル信号がオフのとき前記バイアス電流を遮断するバイアス電流カットオフ手段を備えることを特徴とするレーザ駆動回路。
  3. 請求項1に記載のレーザ駆動回路において、
    前記変調回路は、終段バッファ回路を含む複数のバッファ回路の直列接続又は該複数のバッファ回路とレベル変換回路の直列接続によって構成され、少なくとも前記終段バッファ回路の動作電流を決める電流源の電流が、前記送信イネーブル信号がオフのとき遮断することを特徴とするレーザ駆動回路。
  4. 請求項1に記載のレーザ駆動回路において、
    前記バイアス回路は、前記送信イネーブル信号がオンのとき前記レーザダイオードにバイアス電流を供給する差動回路と、前記APC回路からの制御電圧に応じて該差動回路の動作電流を決める電流源を備え、
    該電流源は、前記送信イネーブル信号がオンからオフに変化してから所定時間の遅延の後に遮断することを特徴とするレーザ駆動回路。
  5. 請求項3に記載のレーザ駆動回路において、
    前記電流源は、前記送信イネーブル信号がオンからオフに変化してから所定時間の遅延の後に遮断することを特徴とするレーザ駆動回路。
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