JP2000022257A - 半導体レーザ駆動回路 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路

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JP2000022257A
JP2000022257A JP10182299A JP18229998A JP2000022257A JP 2000022257 A JP2000022257 A JP 2000022257A JP 10182299 A JP10182299 A JP 10182299A JP 18229998 A JP18229998 A JP 18229998A JP 2000022257 A JP2000022257 A JP 2000022257A
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Hiroyuki Mutsukawa
裕幸 六川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザ駆動回路に関し、入力データ
の態様に応じて半導体レーザへの駆動電流の供給と停止
を制御する半導体レーザ駆動回路を提供する。 【解決手段】 入力されるデータが半導体レーザを発
光させる必要がある論理レベルである時と、入力される
データの該半導体レーザを発光させる必要がない論理レ
ベルの連続期間が所定期間未満の時に、該半導体レーザ
に駆動電流を供給する電流源を駆動し、入力されるデー
タの該半導体レーザを発光させる必要がない論理レベル
の連続期間が所定期間以上の時に、該半導体レーザに駆
動電流を供給する電流源を停止する制御信号を生成する
制御信号生成部を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ駆動
回路に係り、特に、入力データの態様に応じて半導体レ
ーザへの駆動電流の供給と停止を制御する半導体レーザ
駆動回路に関する。
【0002】光伝送技術は、当初、基幹系回線に適用さ
れてきたが、半導体レーザ自体の低価格化や光増幅技術
の開発と普及などの技術的背景と、加入者系回線を介し
ての動画像などの広帯域情報伝送のニーズの立ち上がり
とにより、加入者系回線にも導入されるようになりつつ
ある。
【0003】このような、光伝送技術の加入者系回線へ
の広範囲な適用をスムーズに進めることができるために
は、光送受信機の低消費電力化が必須事項になる。光送
信機においては、通常、光源として半導体レーザを適用
する。そして、半導体レーザの高速駆動のために、半導
体レーザ駆動回路には一定の電流を供給する電流源によ
って電流駆動される電流スイッチ回路を適用し、該電流
スイッチ回路の一方の負荷として半導体レーザを接続
し、もう一方の負荷として抵抗を接続する、電流スイッ
チ型駆動回路が適用される。
【0004】この場合、入力されるデータの論理レベル
が半導体レーザが発光すべき時には、上記電流源の電流
は全て上記電流スイッチ回路を介して半導体レーザに供
給され、半導体レーザを発光させる。
【0005】一方、入力されるデータの論理レベルが半
導体レーザが発光すべきでない時には、上記電流源の電
流は全て上記抵抗に供給されて、電力を消費する。従っ
て、入力されるデータの論理レベルが半導体レーザが発
光すべきでない時に、上記抵抗で消費される電力は半導
体レーザ駆動回路としては無駄な電力となっている。
【0006】そこで、半導体レーザ駆動回路の低消費電
力化のために、入力されるデータの論理レベルが半導体
レーザが光信号として送出すべき論理レベルの時(以
降、送出状態と略記する。)に、上記電流源をオン状態
にして電流を半導体レーザに供給し、入力されるデータ
の論理レベルが半導体レーザが光信号として送出すべき
でない論理レベルの時(以降、待機状態と略記する。)
には、上記電流源をオフ状態にするという制御を行なう
ことが必要になる。
【0007】
【従来の技術】図12は、従来の半導体レーザ駆動回路
(その1)で、図12(イ)に回路概要を示し、図12
(ロ)にタイムチャートを示している。
【0008】図12(イ)において、4は電流スイッチ
型駆動回路であり、41及び42は電流スイッチを形成
するトランジスタ、43は該トランジスタ41及び42
によって成る電流スイッチに一定の電流を供給する電流
源、44は電気信号を光信号に変換する半導体レーザ、
45は抵抗である。
【0009】尚、図12(イ)においてはトランジスタ
として電界効果トランジスタを適用する例を示している
が、勿論、バイポーラ・トランジスタなどであってもよ
い。図12(イ)の構成は、図12(ロ)の“駆動信
号”に示す如く或る時間バースト的に発生するデータに
対応して生成した“信号発生情報”を電流源43に供給
し、例えば、該信号発生情報の論理レベルがHの時に該
電流源43をオン状態にし、この間の該駆動信号の論理
レベルがHの時に該電流源43の電流を半導体レーザ4
4に供給するものである。逆に、バースト状のデータの
発生がない期間には、該信号発生情報の論理レベルはL
であるので、該電流源43はオフ状態に保たれる。
【0010】つまり、図12の構成においては、バース
ト状のデータの発生がない期間には該電流源43に電流
が供給されない分だけ消費電力を縮減することが可能で
ある。
【0011】図13は、従来の半導体レーザ駆動回路
(その2)で、図13(イ)に回路概要を、図13
(ロ)タイムチャートを示している。図13(イ)にお
いて、2aは制御信号生成部、3aは遅延調整部、4は
電流スイッチ型駆動回路である。
【0012】又、22は論理和回路、25は遅延素子で
ある。更に、41及び42は電流スイッチを形成するト
ランジスタ、43は該トランジスタ41及び42によっ
て成る電流スイッチに一定の電流を供給する電流源、4
4は電気信号を光信号に変換する半導体レーザ、45は
抵抗である。
【0013】尚、図13(イ)においてはトランジスタ
として電界効果トランジスタを適用する例を示している
が、勿論、バイポーラ・トランジスタなどであってもよ
い。又、上記遅延調整部3aも遅延素子によって構成す
ればよい。
【0014】図13(イ)の構成は、入力されるデータ
を分岐して、一方には上記遅延素子25によって所定の
遅延を与え、上記論理和回路22において遅延を与えな
い入力データとの論理演算を行なって上記電流源43の
オン・オフを制御する制御信号を生成するものである。
【0015】今、該遅延素子25の遅延時間をτとする
と、該制御信号の論理レベルがHになる期間は該入力デ
ータの論理レベルがHになる期間よりτだけ長くなり、
従って、該制御信号の論理レベルがLになる期間は該入
力データの論理レベルがLになる期間よりτだけ短くな
る。
【0016】そして、該制御信号の論理レベルがHにな
る期間に上記電流源43をオン状態にし、該制御信号の
論理レベルがLになる期間に該電流源43をオフ状態に
する。
【0017】ここで、上記遅延調整部3aの遅延時間を
(1/2)τに設定すれば、図13(ロ)に示す如く、
入力されるデータの論理レベルがHになる期間を上記制
御信号の論理レベルがHになる期間の中におさめ、該制
御信号の論理レベルがLになる期間を入力されるデータ
の論理レベルがLになる期間の中におさめることができ
るので、該制御信号によって上記電流源43をオン・オ
フ制御しても、入力されるデータに波形歪みを与えない
で光信号に変換することができる。
【0018】即ち、上記の如く、図13(イ)の構成に
よれば入力されるデータの1ビット毎に該電流源のオン
・オフ制御を行なうことができるので、バースト状のデ
ータの発生がない期間は勿論、バースト状のデータの中
で論理レベルがLになる期間にも上記電流源を停止する
ことができて、一層消費電力を縮減することが可能にな
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図12(イ)の構成に
おいては、バースト的に発生する一連のデータの継続期
間内でも、データは常に論理レベルHを継続する訳では
なく、論理レベルがLである場合もある。そして、デー
タの論理レベルがHの時に半導体レーザが発光すべきも
のとすると、データの論理レベルがLの時には半導体レ
ーザは発光しなくてもよい。
【0020】従って、図12(イ)の構成においては、
バースト的に発生するデータの中の論理レベルがLの時
に消費する電力分だけ、半導体レーザ駆動回路の消費電
力が大きくなるという問題がある。
【0021】又、図13(イ)の構成においては、電流
スイッチ型駆動回路4に入力されるデータと電流源43
のオン・オフを制御する制御信号の位相を適切に設定す
るために、遅延調整部3aを形成する遅延素子の遅延時
間を調整する必要がある。即ち、該データと該制御信号
とは非同期である。
【0022】従って、回路内のタイミング関係の設計に
十分な配慮が必要になる。その上、温度変動や電源電圧
変動の影響で遅延素子の遅延時間に変動が生ずると、半
導体レーザが発光する期間とデータの論理レベルがHで
ある期間が一致しなくなることも起こる。これは、光に
変換されたデータに歪みが生ずることであり、光伝送特
性の劣化の原因になる。
【0023】本発明は、かかる従来の半導体レーザ駆動
回路が内包する問題に鑑み、バースト的に発生するデー
タの中でも半導体レーザが発光する必要がない時には電
流源を停止させ、且つ、データに歪みを生じさせない半
導体レーザ駆動回路を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理で
ある。図1において、1はデータを受けて波形整形する
入力部、2は後述する電流スイッチ型駆動回路の電流源
をオン、オフする制御信号を生成する制御信号生成部、
3は該制御信号と該データの位相を適切に設定するため
の遅延調整部、4は該データと該制御信号を受けて該デ
ータを光変換する電流スイッチ型駆動回路である。
【0025】又、41及び42は電流スイッチを形成す
るトランジスタ、43は該トランジスタ41及び42に
よって成る電流スイッチに一定の電流を供給する電流
源、44は電気信号を光信号に変換する半導体レーザ、
45は抵抗である。
【0026】尚、図1においてはトランジスタとして電
界効果トランジスタを適用する例を示しているが、勿
論、バイポーラ・トランジスタなどであってもよい。図
1の構成の動作原理は、入力されるデータにおいて、半
導体レーザ44を発光させる必要がない、論理レベルが
Lの期間が2ビット以上連続した時に電流源43を所定
時間オフにする。しかも、制御信号生成部2と遅延調整
部3には同じクロックが供給される。
【0027】具体的に説明すると、入力されるデータの
一部が「1010010001」であり、データ1が論
理レベルHに対応し、データ0が論理レベルLに対応す
るものとする時、論理レベルがHになるデータ1のタイ
ミングと、「101」のように1ビットだけ論理レベル
がLになるデータ0のタイミングには電流源43をオン
状態にし、「1001」、「10001」のように2ビ
ット以上論理レベルがLになる時に、所定期間だけ電流
源43をオフにする。
【0028】従って、図1の原理によれば、バースト的
にデータが発生しない期間は勿論、バースト的に発生す
るデータの中で2ビット以上論理レベルがLになる期間
にも所定期間電流源を停止することができるので、半導
体レーザ駆動回路の消費電力を縮減することができる。
【0029】しかも、図1の原理によれば、上記制御信
号の生成と上記遅延調整部における遅延時間の生成と
は、同じクロック源によって達成されるようになってい
るので、電流スイッチ型駆動回路に供給される上記デー
タと上記制御信号の位相を確実に適切な関係に保つこと
ができる。即ち、光変換されたデータに歪みを生じさせ
ることがない。
【0030】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第一の実施の形
態(その1)である。図2において、11は遅延フリッ
プ・フロップ(所謂D−FFである。尚、図においては
単にFFと略して表記している。)で、図1における入
力部1を構成する。
【0031】21−1、21−2及び21−3は遅延フ
リップ・フロップ、22は論理和回路、23は論理反転
回路で、これらによって図1における制御信号生成部2
を構成する。
【0032】31はシフト・レジスタ(図ではSRと略
して表記している。)で、図1における遅延調整部3を
構成する。41及び42は電流スイッチを形成するトラ
ンジスタ、43は該トランジスタ41及び42によって
成る電流スイッチに一定の電流を供給する電流源、44
は電気信号を光信号に変換する半導体レーザ、45は抵
抗で、これらによって図1の電流スイッチ型駆動回路4
を構成する。
【0033】図3は、図2の構成のタイムチャートであ
る。以降、図3を参照しながら図2の構成の動作につい
て説明する。入力されるデータは、図3の「データ」に
示す如く、「11001」であるものとする。
【0034】該データを遅延フリップ・フロップ11で
受けて、クロックの立ち上がりで読みなおすので、該遅
延フリップ・フロップ11の出力は図3の「11のXQ
(Xは反転を意味する。)」と「11のQ」に示すよう
になる。
【0035】該遅延フリップ・フロップ11の反転出力
を遅延フリップ・フロップ21−1に供給してクロック
の立ち上がりで読みなおすので、該遅延フリップ・フロ
ップ21−1の反転出力は図3の「21−1のXQ」の
如くなる。
【0036】該遅延フリップ・フロップ21−1の非反
転出力を遅延フリップ・フロップ21−2に供給してク
ロックの立ち上がりで読みなおすので、該遅延フリップ
・フロップ21−2の反転出力は図3の「21−2のX
Q」の如くなる。
【0037】該遅延フリップ・フロップ21−1と該遅
延フリップ・フロップ21−2の反転出力を論理和回路
22に供給して論理和演算をするので、該論理和回路2
2の出力は図3の「22の出力」の如く「11101
1」となる。即ち、「データ」と比較すると、データの
1が1ビット長くなり、データの0が1ビット短くなっ
ている。
【0038】該論理和回路22の出力を遅延フリップ・
フロップ21−3においてクロックの立ち下がりで読み
なおすので、該遅延フリップ・フロップ21−3の出
力、即ち制御信号は図3の「21−3のQ」の如くな
る。
【0039】一方、上記遅延フリップ・フロップ11の
非反転出力は図3の「11のQ」に示されており、該制
御信号とは適性な位相関係にはない。そこで、該遅延フ
リップ・フロップ11の非反転出力をシフト・レジスタ
31において2ビットだけシフトすると、該シフト・レ
ジスタ31の非反転出力は図3の「31のQ」の如くな
る。即ち、データの論理レベルがHの期間は該制御信号
の論理レベルがHの期間の中央に入り、該制御信号の論
理レベルがLの期間はデータの論理レベルがLの期間の
中央に入り、両者の立ち上がり同士の時間差と立ち下が
り同士の時間差は等しくなる(これをtとする。)。こ
のtが電流源の制御信号とデータの間の遅延余裕であ
り、これは(1/2)ビットに相当する。
【0040】かくの如く、データの中の2ビット連続す
る0に対して電流源は1ビット分の期間停止される。図
示はしないが、データの中の1ビットの0に対しては電
流源は停止されず、3ビット連続する0に対しては2ビ
ット分の期間電流源が停止されることは容易に確認する
ことができる。
【0041】そして、一般的には、n(nは正の整数)
ビット連続する0に対しては(n−1)ビット分の期間
電流源が停止される。従って、図2の構成によって半導
体レーザ駆動回路の消費電力を縮減することができる。
【0042】ここで、データの0の連続期間より電流源
の停止期間が1ビット短いのは、上記遅延余裕を確保す
ることのトレード・オフであるが、データの0の連続期
間と電流源の停止期間の差は1ビットには限定されな
い。即ち、遅延フリップ・フロップ21−1、21−2
及び21−3とシフト・レジスタ31に、供給されるク
ロックを逓倍したクロックを供給すれば、データの0の
連続期間と電流源の停止期間の差を短縮することがで
き、半導体レーザ駆動回路の消費電力を更に縮減するこ
とができる。尚、この場合には、半導体レーザ駆動回路
の消費電力の縮減と同時に逓倍回路の消費電力の増加が
あるので、両者を比較し、更に入力されるデータの性質
も勘案した上で回路を選択するのが好ましい。
【0043】図4は、本発明の第一の実施の形態(その
2)である。図4において、11は遅延フリップ・フロ
ップで、図1における入力部1を構成する。
【0044】21−1、21−2及び21−3は遅延フ
リップ・フロップ、23は論理反転回路、24は出力反
転の論理積回路で、これらによって図1における制御信
号生成部2を構成する。
【0045】31はシフト・レジスタで、図1における
遅延調整部3を構成する。41及び42は電流スイッチ
を形成するトランジスタ、43は該トランジスタ41及
び42によって成る電流スイッチに一定の電流を供給す
る電流源、44は電気信号を光信号に変換する半導体レ
ーザ、45は抵抗で、これらによって図1の電流スイッ
チ型駆動回路4を構成する。
【0046】図4の構成は、上記遅延フリップ・フロッ
プ21−1及び21−2の非反転出力を上記出力反転の
論理積回路24に供給する点が図3の構成と異なるが、
動作は図3の構成と全く同じである。
【0047】この構成を示した目的は、簡単な論理演算
の変形で複数の制御信号生成部の構成を得ることができ
ることを示すためである。図5は、本発明の第一の実施
の形態(その3)で、図3と図4の構成がデータの0が
2ビット以上連続する時に所定期間電流源を停止するも
のであるのに対して、データの0が3ビット以上連続す
る時に所定期間電流源を停止するものである。
【0048】図5において、11は遅延フリップ・フロ
ップで、図1における入力部1を構成する。21−1、
21−2、21−3及び21−4は遅延フリップ・フロ
ップ、22は論理和回路、23は論理反転回路で、これ
らによって図1における制御信号生成部2を構成する。
【0049】31はシフト・レジスタで、図1における
遅延調整部3を構成する。41及び42は電流スイッチ
を形成するトランジスタ、43は該トランジスタ41及
び42によって成る電流スイッチに一定の電流を供給す
る電流源、44は電気信号を光信号に変換する半導体レ
ーザ、45は抵抗で、これらによって図1の電流スイッ
チ型駆動回路4を構成する。
【0050】図6は、図5の構成のタイムチャートであ
る。図5の構成は、図3の構成が二の遅延フリップ・フ
ロップ21−1及び21−2の反転出力の論理和演算に
よって制御信号を生成しているのに対して、三の遅延フ
リップ・フロップ21−1、21−2及び21−4の反
転出力の論理和演算をして制御信号を生成する点が異な
るだけであるので、タイムチャートを参照した詳細な説
明は省略するが、データの1と2ビット連続する0の期
間は電流源はオン状態に保たれ、2ビット連続する0の
期間には所定期間電流源がオフされるようになってい
る。
【0051】一般的には、0の連続ビット数が2ビット
以下では電流源は停止されず、3ビット以上0が連続す
る時に所定期間電流源が停止される。そして、制御信号
とデータとの間の遅延余裕は1ビットになっている。た
だ、遅延フリップ・フロップ21−1乃至21─4及び
シフト・レジスタ31に逓倍されたクロックを供給すれ
ば、この遅延余裕を縮減することができる。
【0052】このように、制御信号生成部における遅延
フリップ・フロップのチェインを長くすれば、電流源を
停止しないデータ0の継続期間を延長することが容易で
ある。
【0053】しかし、電流源を停止しないデータ0の継
続期間を延長するほど半導体レーザ駆動回路の消費電力
の縮減度は低下するので、実用的には、データの0が2
ビット連続する時に所定期間電流源を停止するのが好ま
しい。
【0054】図7は、本発明の第二の実施の形態(その
1)である。図7において、11は遅延フリップ・フロ
ップで、該遅延フリップ・フロップ11によって図1に
おける入力部を構成する。
【0055】21−3及び21−5は遅延フリップ・フ
ロップ、23は論理反転回路、24は出力反転の論理積
回路で、これらによって図1における制御信号生成部2
を構成する。
【0056】31はシフト・レジスタで、図1における
遅延調整部3を構成する。41及び42は電流スイッチ
を形成するトランジスタ、43は該トランジスタ41及
び42によって成る電流スイッチに一定の電流を供給す
る電流源、44は電気信号を光信号に変換する半導体レ
ーザ、45は抵抗で、これらによって図1の電流スイッ
チ型駆動回路4を構成する。
【0057】図8は、図7の構成のタイムチャートであ
る。図8の構成は、図3の構成が二の遅延フリップ・フ
ロップ21−1及び21−2の反転出力の論理和演算に
よって制御信号を生成しているのに対して、二の遅延フ
リップ・フロップ11及び21−5の反転出力の論理積
演算の反転によって制御信号を生成する点が異なるだけ
であるので、タイムチャートを参照した詳細な説明は省
略するが、データの1と1ビットの0の期間は電流源を
オン状態に保ち、2ビット連続する0の期間は電流源を
オフ状態にするようになっている。
【0058】一般的には、0の連続ビット数が1ビット
では電流源は停止されず、2ビット以上0が連続する時
に所定期間電流源が停止される。そして、制御信号とデ
ータとの間の遅延余裕は1ビットになっている。ただ、
遅延フリップ・フロップ21−5及びシフト・レジスタ
31に逓倍されたクロックを供給すれば、この遅延余裕
を縮減することができる。
【0059】又、図7において、遅延フリップ・フロッ
プ21−5の後に更に遅延フリップ・フロップを接続
し、各々の遅延フリップ・フロップの反転出力の論理積
演算結果を反転して制御信号を得るようにすれば、電流
源を停止するデータ0の連続期間を延長することができ
る。
【0060】しかし、電流源を停止しないデータ0の継
続期間を延長するほど半導体レーザ駆動回路の消費電力
の縮減度は低下するので、実用的には、データの0が2
ビット連続する時に所定期間電流源を停止するのが好ま
しい。
【0061】図9は、本発明の第二の実施の形態(その
2)である。図9において、11は遅延フリップ・フロ
ップで、該遅延フリップ・フロップ11によって図1に
おける入力部を構成する。
【0062】21−3及び21−5は遅延フリップ・フ
ロップ、22は論理和回路、23は論理反転回路で、こ
れらによって図1における制御信号生成部2を構成す
る。31はシフト・レジスタで、図1における遅延調整
部3を構成する。
【0063】41及び42は電流スイッチを形成するト
ランジスタ、43は該トランジスタ41及び42によっ
て成る電流スイッチに一定の電流を供給する電流源、4
4は電気信号を光信号に変換する半導体レーザ、45は
抵抗で、これらによって図1の電流スイッチ型駆動回路
4を構成する。
【0064】図9の構成は、図7の構成が遅延フリップ
・フロップ11と遅延フリップ・フロップ21−5の反
転出力の論理積演算結果を反転して制御信号を生成して
いるのに対して、遅延フリップ・フロップ11と遅延フ
リップ・フロップ21−5の非反転出力の論理和回路結
果によって制御信号を生成する点が異なるだけであるの
で、動作は図7の構成と全く同じである。従って、タイ
ムチャートの図示と詳細な動作を説明は省略する。
【0065】そして、当然、電流源を停止するデータ0
の連続数は任意であることも同じである。しかし、電流
源を停止しないデータ0の継続期間を延長するほど半導
体レーザ駆動回路の消費電力の縮減度は低下するので、
実用的には、データの0が2ビット連続する時に所定期
間電流源を停止するのが好ましい。
【0066】図10は、本発明の第二の実施の形態(そ
の3)である。図10において、11は遅延フリップ・
フロップで、該遅延フリップ・フロップ11によって図
1における入力部を構成する。
【0067】21−3は遅延フリップ・フロップ、26
は排他的論理和回路、27−1及び27−2は論理積回
路、28はセット・リセット・フリップ・フロップ(図
ではSR−FFと表記している。)で、これらによって
図1における制御信号生成部2を構成する。
【0068】31はシフト・レジスタで、図1における
遅延調整部3を構成する。41及び42は電流スイッチ
を形成するトランジスタ、43は該トランジスタ41及
び42によって成る電流スイッチに一定の電流を供給す
る電流源、44は電気信号を光信号に変換する半導体レ
ーザ、45は抵抗で、これらによって図1の電流スイッ
チ型駆動回路4を構成する。
【0069】図11は、図10の構成のタイムチャート
である。以降、図11を参照しながら図10の構成の動
作について説明する。入力されるデータは、図3の「デ
ータ」に示す如く、「11001011」であるものと
する。
【0070】該データを遅延フリップ・フロップ11で
受けて、クロックの立ち上がりで読みなおすので、該遅
延フリップ・フロップ11の反転出力は図11の「11
のXQ(Xは反転を意味する。)」に示すようになる。
【0071】該遅延フリップ・フロップ11の非反転出
力をクロックの立ち上がりで再度読みなおすので、遅延
フリップ・フロップ21−5の反転出力は図11の「2
1−5のXQ」に示すようになる。
【0072】該遅延フリップ・フロップ11の反転出力
と該遅延フリップ・フロップ21−5の反転出力を排他
的論理和回路26に供給して排他的論理和演算をするの
で、該排他的論理和回路26の出力は図11の「26の
出力」の如くなる。
【0073】該排他的論理和回路26の出力と該遅延フ
リップ・フロップ21−5の反転出力を論理積回路27
−1に供給し、該排他的論理和回路26の出力と該遅延
フリップ・フロップ11の反転出力を論理積回路27−
2に供給して論理積演算をするので、それらの出力は図
11の「27−1の出力」と「27−2の出力」の如く
なる。
【0074】該論理積回路27−1の出力の立ち上がり
でセット・リセット・フリップ・フロップ28をセット
し、該論理積回路27−2の立ち下がりで該セット・リ
セット・フリップ・フロップ28をリセットするので、
該セット・リセット・フリップ・フロップ28の出力は
図11の「28のQ」の如くなる。これが制御信号であ
る。
【0075】一方、上記遅延フリップ・フロップ11の
非反転出力は「11のXQ」を反転した信号であるか
ら、上記セット・リセット・フリップ・フロップ28の
非反転出力とは適正な位相関係にはない。
【0076】そこで、例えば図10のごとく、クロック
を2逓倍したクロックによって動作するシフト・レジス
タ31で、データを2逓倍クロックの1周期だけシフト
させれば、データの論理レベルがHの期間は(1/2)
ビットの位相余裕で制御信号の論理レベルがHの期間に
入り、データの論理レベルが2ビット連続してLの期間
において、該制御信号の論理レベルがLの期間は(1/
2)ビットの位相余裕で該データの論理レベルがLの期
間の中に入る。同じことは、シフトレジスタ31に論理
反転したクロックを供給しても実現できる。
【0077】かくの如く、データの中の2ビット連続す
る0に対して電流源は1ビット分の期間停止される。そ
して、データの中の1ビットの0に対しては電流源は停
止されない。又、図示はしないが、3ビット連続する0
に対しては2ビット分の期間電流源が停止されることは
容易に確認することができる。
【0078】さて、図2又は図4の構成と、図7、図9
及び図10の構成を区別して説明したが、本質的には両
者は同じである。即ち、図2又は図4の構成においては
遅延フリップ・フロップ21−1及び21−2の出力を
論理演算して制御信号を生成しているのに対して、図
7、図9及び図10の構成においては遅延フリップ・フ
ロップ11及び21−5の出力を論理演算して制御信号
を生成している。つまり、図7、図9及び図10の構成
は、遅延フリップ・フロップ11を入力部と制御信号生
成部に共用しているものであるといえる。
【0079】従って、本発明の本質は、データを複数の
遅延フリップ・フロップで遅延させ、各々の遅延フリッ
プ・フロップの出力に種々の論理演算をして制御信号を
生成することにある。
【0080】又、上記においては電流源の詳細を図示し
てはいないが、電流スイッチ型駆動回路において電流ス
イッチ側が電流源側より高電位であれば、電流源にはN
チャネル型MOSトランジスタ又はNPNトランジスタ
が適用されるので、上記において説明した制御信号をゲ
ート又はベースにそのまま供給すればよく、電流スイッ
チ型駆動回路において電流スイッチ側が電流源側より高
電位であれば、電流源にはPチャネル型MOSトランジ
スタ又はPNPトランジスタが適用されるので、上記に
おいて説明した制御信号を反転してゲート又はベースに
供給すればよい。この際、ゲート又はベースには抵抗よ
り成るバイアス回路が接続される必要があるが、これ
は、通常の技術の範囲であるので、説明を省略する。
【0081】最後に、上記においては一貫して半導体レ
ーザを駆動する回路が電流スイッチ型駆動回路であるも
のとして説明したが、これは、半導体レーザを高速で駆
動できることに配慮したもので、本発明の技術が適用さ
れる半導体レーザ駆動回路は電流スイッチ型駆動回路に
は限定されず、電流源となるトランジスタと半導体レー
ザを駆動するトランジスタをトーテム・ポール接続し、
必要なバイアス回路を付加し、電流源となるトランジス
タに上記制御信号を供給し、半導体レーザを駆動するト
ランジスタにデータを供給する形の回路にも適用できる
ことはいうまでもない。
【0082】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、デ
ータの0が所定期間以上継続する時に電流源を停止し、
データが1である時とデータの0の連続期間が所定期間
未満である時には電流源を駆動する半導体レーザ駆動回
路を実現することができる。
【0083】これにより、半導体レーザ駆動回路の消費
電力を縮減することが可能になる。さらに、記電流源の
駆動と停止を制御する制御信号と、半導体レーザの駆動
回路に供給するデータを同一のクロック源によって生成
するために、該制御信号と該データとの遅延余裕を確保
することができる。
【0084】本発明は、光伝送技術が適用される分野全
てにおいて効果を呈するが、特に、加入者系回線に光伝
送技術を適用する場合に顕著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理。
【図2】 本発明の第一の実施の形態(その1)。
【図3】 図2の構成のタイムチャート。
【図4】 本発明の第一の実施の形態(その2)。
【図5】 本発明の第一の実施の形態(その3)。
【図6】 図5の構成のタイムチャート。
【図7】 本発明の第二の実施の形態(その1)。
【図8】 図7の構成のタイムチャート。
【図9】 本発明の第二の実施の形態(その2)。
【図10】 本発明の第二の実施の形態(その3)。
【図11】 図10の構成のタイムチャート。
【図12】 従来の半導体レーザ駆動回路(その1)。
【図13】 従来の半導体レーザ駆動回路(その2)。
【符号の説明】
1 入力部 2 制御信号生成部 2a 制御信号生成部 3 遅延調整部 3a 遅延調整部 4 電流スイッチ型駆動回路 11 遅延フリップ・フロップ(FF) 21−1 遅延フリップ・フロップ(FF) 21−2 遅延フリップ・フロップ(FF) 21−3 遅延フリップ・フロップ(FF) 21−4 遅延フリップ・フロップ(FF) 21−5 遅延フリップ・フロップ(FF) 22 論理和回路 23 論理反転回路 24 出力反転の論理積回路 25 遅延素子 26 排他的論理和回路 27−1 論理積回路 27−2 論理積回路 28 セット・リセット・フリップ・フロップ(SR−
FF) 31 シフト・レジスタ(SR) 41 トランジスタ 42 トランジスタ 43 電流源 44 半導体レーザ 45 抵抗
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるデータが半導体レーザを発
    光させる必要がある論理レベルである時と、入力される
    データの該半導体レーザを発光させる必要がない論理レ
    ベルの連続期間が所定期間未満の時に、該半導体レーザ
    に駆動電流を供給する電流源を駆動し、入力されるデー
    タの該半導体レーザを発光させる必要がない論理レベル
    の連続期間が所定期間以上の時に、該半導体レーザに駆
    動電流を供給する電流源を停止する制御信号を生成する
    制御信号生成部を備えることを特徴とする半導体レーザ
    駆動回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザ駆動回路で
    あって、 上記制御信号生成部は、複数の遅延フリップ・フロップ
    によって構成したチェインにデータとクロックを供給
    し、各々の遅延フリップ・フロップの出力を論理演算し
    て上記制御信号を生成する構成を備える制御信号生成部
    であることを特徴とする半導体レーザ駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の半導体レー
    ザ駆動回路であって、 電流スイッチ型駆動回路の電流源の駆動と停止を上記制
    御信号によって制御することを特徴とする半導体レーザ
    駆動回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009302876A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 加入者終端装置および電源制御方法
JP2010267924A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> レーザ駆動回路
JP2011204799A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光送信モジュール、光送信器及び波長選択型光送信器

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