JP2956292B2 - クロックドライバ - Google Patents

クロックドライバ

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JP2956292B2
JP2956292B2 JP3196357A JP19635791A JP2956292B2 JP 2956292 B2 JP2956292 B2 JP 2956292B2 JP 3196357 A JP3196357 A JP 3196357A JP 19635791 A JP19635791 A JP 19635791A JP 2956292 B2 JP2956292 B2 JP 2956292B2
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transistor
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signal
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勝 片桐
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロックドライバに関
し、特にECL(エミッタ結合論理)回路で構成され、
クロック出力のデューティの調整の可能なクロックドラ
イバに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体集積回路の中には、複数ビ
ットのフリップフロップ回路が設置されており、これら
のフリップフロップを動作させるため一定周期のクロッ
ク信号を供給している。半導体集積回路を安定に動作さ
せるためには、このクロック信号の周期を一定に保つと
共に、特に高速サイクルでフリップフロップを動作させ
るには、クロック信号の高(High)レベルと低(L
ow)レベルの時間比(デューティ)をできるだけ50
%に近づけることが必要である。
【0003】通常、クロック信号の供給は、発振器から
出力される信号を複数段からなるクロックドライバから
多数の集積回路に分配することによって行なわれる。
【0004】このため、発振器から出力される信号のデ
ューティが50%であっても、クロックドライバによる
波形歪の影響、最終段のクロックドライバから出力され
るクロック信号のデューティは50%を外れることがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のクロックドライバから出力されるクロック信号はデ
ューティ50%を外れることがあり、特にクロックドラ
イバの構成段数が増えるに従い、その割合も大きくなる
という欠点があった。
【0006】本発明の目的は、前記欠点を解決し、デュ
ーティ50%のクロック信号が安定して得られるように
したクロックドライバを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、ECL
回路で多段の構成からなるクロックドライバにおいて、
最終段のクロックドライバを構成するECL回路のスイ
ッチング部トランジスタのリファレンス電位を、クロッ
ク出力信号の振幅の中間電位を中心として外部から調整
可能な回路を備ていることを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例のクロックドライバ
を示すブロック図である。
【0009】図1において、本実施例のクロックドライ
バは、水晶発振器等の精度の高い発振出力101を生成
する発振回路部100と、前記発振出力101を入力
し、複数のクロックドライバ(NANDゲート)111
によって複数のクロック分配信号112を出力させる第
1段目のクロック分配回路部110と、前段のクロック
分配信号112を入力し、複数のクロックドライバ(A
NDゲート)121によって複数のクロック信号122
を出力させる最終段クロック分配回路部120と、デュ
ーティ調整入力信号131によって調整出力信号132
を生成し前記の最終段クロック分配回路部120に供給
するデューティ調整回路130とを備えている。
【0010】図2は、前記図1から最終段クロック分配
回路部120と調整回路130だけを抜き出した回路図
である。
【0011】図2において、クロックドライバ121
は、抵抗R1,R2及びトランジスタQ1,Q2からな
るスイッチング部と、トランジスタQ3及び抵抗R3か
らなる定電流回路部とで構成されている代表的なECL
回路である。
【0012】一方、デューティ調整回路130は、抵抗
R4〜R6及びトランジスタQ4,Q5によって構成さ
れている。なお、クロックドライバ121とデューティ
調整回路130で用いられている回路素子の中で、トラ
ンジスタQ1/Q2/Q4,Q3/Q5,抵抗R1/R
2/R4/R5,R3/R6は同一のトランジスタ及び
抵抗である。
【0013】以下、図2の回路動作を説明する。
【0014】通常のECL回路と同様に、クロックドラ
イバ121の定電流回路部のトランジスタQ3のベース
にVCSという一定電位を与えると、定電流I0が抵抗
R3を流れる。この定電流I0は、抵抗R1→トランジ
スタQ1あるいは抵抗R2→トランジスタQ2のパスの
一方を流れるが、どちらを流れるかはクロック分配信号
112とデューティ調整出力信号132の電位関係によ
って決まる。
【0015】すなわち、クロック分配信号112がデュ
ーティ調整出力信号132より高い電位にある時には、
トランジスタQ1がオンし、トランジスタQ2はオフな
ので、電流は全て抵抗R1→トランジスタQ1のパスで
流れる。
【0016】一方、デューティ調整回路130のデュー
ティ調整入力信号131をVCSと同電位にしておけ
ば、抵抗R6が抵抗R3と同一回路定数なので、クロッ
クドライバ121と同一の定電流I0が抵抗R4/R5
→トランジスタQ4→トランジスタQ5→抵抗R6を通
って流れる。
【0017】また、トランジスタQ4のコレクタには抵
抗R1,R2と同一の抵抗が並列に入っているので、デ
ューティ調整出力信号132の電位はクロック信号12
2の高(High)及び低(Low)レベルの中間電位
になる。
【0018】なお、クロック信号122とクロック分配
信号112は同一のHigh及びLowレベルを持つよ
うにしておけば、デューティ調整出力信号132はクロ
ック分配信号の中間電位にもなる。
【0019】従って、クロック分配信号112がHig
hレベルの時には、トランジスタQ1がオンし、電流I
0は抵抗R1→トランジスタQ1のパスを流れ、クロッ
ク信号122はHighレベル(GNDレベル)とな
る。逆に、クロック分配信号112がLowレベルの時
には、トランジスタQ2がオンするのでLowレベル
(−R1・I0)となる。
【0020】図3は、図2の各部の波形をもとに、クロ
ック信号122のデューティ調整動作を説明する特性図
である。
【0021】図3において、上部にはクロック分配信号
112の波形をあらわしており、LowレベルとHig
hレベルの時間比はTL<THとなっており、デューテ
ィ50%を外れている。中,下部には、共にクロック信
号122の波形で、デューティ調整出力信号132の電
位レベルに対応して2つのケース(ケース1,ケース
2)の波形を示している。
【0022】ケース1は、デューティ調整出力信号13
2をクロック分配信号112の中間レベルに設定した場
合をあらわしている。クロックドライバ121の回路遅
延時間をTpdとすると、クロック分配信号112から
Tpd遅れた波形が、クロック信号122として出力さ
れることとなる。したがって、TL(1)=TL,TH
(1)=THとデューティは50%を外れたままとな
る。
【0023】ケース2は、デューティ調整出力信号13
2をケース1に比べHigh側にシフトさせた場合を示
している。これにより、ケース1に比べトランジスタQ
2がHigh→Lowになる時間が早くなると共に、L
ow→Highになる時間が遅くなる。従って、トラン
ジスタQ2のコレクタ出力であるクロック信号122の
Lowレベルの時間がケース1に比べ長くなり、逆にH
ighレベルの時間は短くなる。この時、デューティ調
整出力信号132の設定レベル次第では、クロック信号
122のデューティを50%に近づけることができ、T
L(2)=TH(2)とすることがきる。
【0024】なお、デューティ調整出力信号132のレ
ベル設定は、デューティ調整入力信号によって行ない、
ケース1の場合にはデューティ調整入力信号をVCSレ
ベルにし、ケース2の場合にはVCSより低い電位レベ
ルに設定した場合に対応している。
【0025】また、図3と逆にTL>THの場合には、
デューティ調整入力信号131をVCSより高いレベル
に設定すれば、デューティ50%に近づけることが可能
となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クロッ
ク信号のデューティを外部から調整できるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のクロックドライバのブロッ
ク図である。
【図2】図1の最終段のクロック分配回路部とデューテ
ィ調整回路の回路図である。
【図3】図2の動作を説明するための各部の信号波形図
である。
【符号の説明】
100 発振回路部 101 発振出力 110 第1段目のクロック分配回路部 111,121 クロックドライバ 112 クロック分配信号 120 最終段のクロック分配回路部 122 クロック信号 130 デューティ調整回路 131 デューティ調整入力信号 132 デューティ調整出力信号 R1,R2,R3,R4,R5,R6 抵抗 Q1,Q2,Q3,Q4,Q5 トランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ECL回路で構成される多段のクロック
    ドライバにおいて、ベースを前段クロックドライバから
    の出力に接続したトランジスタQ1と、エミッタを前記
    トランジスタQ1のエミッタと接続したトランジスタQ
    2と、コレクタを前記トランジスタQ1およびQ2のエ
    ミッタと接続し、ベースを定電流電源VCSと接続した
    トランジスタQ3と、一端を前記トランジスタQ1のコ
    レクタと接続し、他端をECL回路の高電位の電源に接
    続した抵抗R1と、一端を前記トランジスタQ2のコレ
    クタと接続し、他端をECL回路の高電位の電源に接続
    し、前記抵抗R1と同一の抵抗値を持つ抵抗R2と、一
    端を前記トランジスタQ3のエミッタと接続し、他端を
    ECL回路の低電位の電源と接続した抵抗R3とからな
    る最終段クロックドライバ回路と、ベースをECL回路
    の高電位の電源と接続し、コレクタを前記トランジスタ
    Q2のベースと接続し、前記トランジスタQ1およびト
    ランジスタQ2と同じ大きさを持つトランジスタQ4
    と、コレクタを前記トランジスタQ4のエミッタと接続
    し、ベースを外部端子と接続し、前記トランジスタQ3
    と同じ大きさを持つトランジスタQ5と、一端を前記ト
    ランジスタQ4のコレクタと接続し、他端をECL回路
    の高電位の電源と接続し、前記抵抗R1およびR2と同
    じ抵抗値を持つ抵抗R4と、前記抵抗R4と同じ抵抗値
    を持ち、当該抵抗R4と並列に接続される抵抗R5と、
    一端を前記トランジスタQ5のエミッタと接続し、他端
    をECL回路の低電位の電源と接続した抵抗R6とから
    なるデューティ調整回路とを含むことを特徴とするクロ
    ックドライバ。
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