JP3746049B2 - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents
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Description
図12は、従来のレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。
図12において、レーザダイオード駆動回路100は、入力された制御信号SCaに応じて出力電流が変化する電流源101と、電流源101からの電流iaが入力されるNチャネル型MOSFET(以下、NMOSトランジスタと呼ぶ)102及び103で形成されたカレントミラー回路104とを備えている。更に、レーザダイオード駆動回路100は、該カレントミラー回路104の出力電流ibを入力電流とするPチャネル型MOSFET(以下、PMOSトランジスタと呼ぶ)105及び106で形成されたカレントミラー回路107とで構成されている。カレントミラー回路107のPMOSトランジスタ106のドレインと負側電源電圧Vssとの間にレーザダイオードLDが接続されている。
制御信号SCaに応じて電流源101から出力された電流iaは、カレントミラー回路104で折り返されてカレントミラー回路107に入力され、カレントミラー回路107のPMOSトランジスタ106のドレイン電流となる。該ドレイン電流が駆動電流iLDとしてレーザダイオードLDに供給され、レーザダイオードLDが発光する。レーザダイオードLDの光出力の大きさは、制御信号SCaに応じて電流源101から出力される出力電流iaによって決定される。スイッチ108は、制御回路(図示せず)から出力された制御信号によって制御され、レーザダイオードLDの発光又は消灯の制御を行う。
図13はNMOSトランジスタのドレイン電流idとドレイン電圧Vdsとの特性例を、ゲート電圧Vgsをパラメータにして示した図である。
図13で示すように、飽和領域でゲート電圧Vgsが一定であっても、ドレイン電圧Vdsが大きくなるにつれて、ドレイン電流idが増加している。この現象は、チャネル長変調効果として知られている。
図14(b)で示すように、チャネル長変調効果によって、従来回路では、電流源101からの電流iaがA点の電流値よりも小さいB領域では、レーザダイオードLDに供給される電流iLDは目標値より多くなり、電流iaがA点を超えてC領域に入ると、電流iLDが目標値より小さくなるという問題があった。また、電源電圧の変動によっても、レーザダイオードLDに供給する電流iLDが変動する。このようなチャネル長変調効果や電源電圧の変動による現象は、カレントミラー回路104でも同様に発生する。
図15は、電流源101からの出力電流iaが小さい区間、すなわち図14のB領域の場合を示している。電流源101からの電流iaにより、NMOSトランジスタ102の動作点N1が決まる。NMOSトランジスタ103のゲート電圧は、NMOSトランジスタ102と同じであるが、NMOSトランジスタ103のドレイン電圧Vbはゲート電圧Vaよりも大きいため、NMOSトランジスタ103の動作点は、ゲート電圧Vaを右方向に移動したN2になる。該動作点N2の電流が、NMOSトランジスタ103のドレイン電流ibとなる。
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性をそれぞれ備えた第1及び第2の各擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して該第1の擬似レーザダイオードに供給する第1のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源から供給される電流に応じた電流を前記第1から第3の各カレントミラー回路にそれぞれ出力する第4のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第1及び第2の各カレントミラー回路の入力端に電流をそれぞれ加算して補正する補正回路と、
を備え、
前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例し、前記補正回路は、第2のカレントミラー回路の入力端に加算した電流に比例する電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に加算するものである。
前記第1のカレントミラー回路の出力端と前記第1の擬似レーザダイオードとの接続部、及び前記第2のカレントミラー回路の出力端と前記第2の擬似レーザダイオードとの接続部が対応する入力端にそれぞれ接続された演算増幅回路と、
該演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の入力端に供給する第1のトランジスタと、
前記演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に供給する第2のトランジスタと、
を備えるようにした。
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性をそれぞれ備えた第1及び第2の各擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して該第1の擬似レーザダイオードに供給する第1のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源から供給される電流に応じた電流を前記第1から第3の各カレントミラー回路にそれぞれ出力する第4のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第1及び第2の各カレントミラー回路の出力端からの電流をそれぞれ減算して補正する補正回路と、
を備え、
前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例し、前記補正回路は、第2のカレントミラー回路の出力端から減算した電流に比例する電流を前記第3のカレントミラー回路の出力端から減算するものである。
前記第1のカレントミラー回路の出力端と前記第1の擬似レーザダイオードとの接続部、及び前記第2のカレントミラー回路の出力端と前記第2の擬似レーザダイオードとの接続部が対応する入力端にそれぞれ接続された演算増幅回路と、
該演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の出力端から所定の電源電圧へバイパスする第1のトランジスタと、
前記演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の出力端から所定の電源電圧へバイパスする第2のトランジスタと、
を備えるようにした。
前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ電流を供給して補正する補正回路と、
を備え、
前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例するものである。
前記電流源と前記第1の擬似レーザダイオードとの接続部、及び前記第2のカレントミラー回路の出力端と前記第2の擬似レーザダイオードとの接続部が対応する入力端にそれぞれ接続された演算増幅回路と、
該演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の入力端に供給する第1のトランジスタと、
前記演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に供給する第2のトランジスタと、
を備えるようにした。
前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ供給する電流供給回路と、
を備え、
前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、第1の擬似レーザダイオードが出力側のトランジスタをなし第2の擬似レーザダイオードが入力側のトランジスタをなす第4のカレントミラー回路を形成し、前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例するものである。
前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の入力端に供給する第1のMOSトランジスタと、
前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に供給する第2のMOSトランジスタと、
を備え、
前記第1のMOSトランジスタにおけるドレイン電流‐ゲート電圧特性のドレイン電流と、前記第2のMOSトランジスタにおけるドレイン電流‐ゲート電圧特性のドレイン電流との比が、前記第2のカレントミラー回路の消費電流と前記第3のカレントミラー回路の消費電流との比になるようにした。
外部から入力された制御信号に応じてスイッチングを行い、前記第2のカレントミラー回路の入力端への電流供給制御を行う第2のスイッチと、
を備えるようにした。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。
図1において、レーザダイオード駆動回路1は、入力された制御信号SCに応じて出力電流i1が変化する電流源2と、レーザダイオードLDと、レーザダイオードLDに供給される電流iLDとレーザダイオードLDの順方向電圧であるアノード側の電圧VLDの特性とほぼ同様の特性又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードLD1及び第2の擬似レーザダイオードLD2とを備えている。
第4のカレントミラー回路6において、NMOSトランジスタN1のドレインには、電流源2からの電流i1が供給され、該電流i1に応じた電流がNMOSトランジスタN2〜N4の各ドレイン電流として出力され、第1〜第3の各カレントミラー回路3〜5にそれぞれ入力される。
このようにした場合のレーザダイオード駆動回路の回路例を図7に示す。なお、図7では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示すと共に、ここではその説明を省略して図1との相違点のみ説明する。
前記第1の実施の形態では、高精度な第1のカレントミラー回路3を使用するようにしたが、第1のカレントミラー回路3をなくして第1の擬似レーザダイオードLD1に電流源2からの出力電流i1を供給するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図8は、本発明の第2の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。なお、図8では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
第2のカレントミラー回路4において、PMOSトランジスタP5及びP6における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP5のドレインに接続されている。
第2のカレントミラー回路4と第3のカレントミラー回路5に流れる電流は完全に比例関係になるように作られているため、第2の擬似レーザダイオードLD2に比例した電流がレーザダイオードLDに流れる。すなわち、電流源2から出力された電流i1に比例した電流がレーザダイオードLDに流れることになる。なお、第1のスイッチSW1と第2のスイッチSW2については、前記第1の実施の形態の場合と同様であるのでその説明を省略する。
前記第2の実施の形態では、演算増幅回路AMPを使用したが、演算増幅回路AMPを使用せずに第1のカレントミラー回路3をなくして第1の擬似レーザダイオードLD1に電流源2からの出力電流i1を供給するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第3の実施の形態とする。
図9は、本発明の第3の実施の形態におけるレーザダイオード駆動回路の回路例を示した図である。なお、図9では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
第2のカレントミラー回路4において、PMOSトランジスタP5及びP6における、各ソースは正側電源電圧Vddにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はPMOSトランジスタP5のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP5のドレインと負側電源電圧Vssとの間には、スイッチSW2とNMOSトランジスタN3が直列に接続されている。
第4のカレントミラー回路32において、NMOSトランジスタN1及びN2における、各ソースは負側電源電圧Vssにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されて該接続部はNMOSトランジスタN2のドレインに接続されている。NMOSトランジスタN1は、ドレインに電流源2からの電流i1が入力されて第1の擬似レーザダイオードLD1をなし、NMOSトランジスタN2は、ドレインにPMOSトランジスタP6からの電流i5が入力されて第2の擬似レーザダイオードLD2をなす。
第2のカレントミラー回路4と第3のカレントミラー回路5は回路構成が同じあることから、PMOSトランジスタP6のドレイン電流i5とPMOSトランジスタP8のドレイン電流iLDは比例した電流となる。すなわち、PMOSトランジスタP8のドレイン電流iLDは、レーザダイオードLDに流れる電流であることから、電流源2から出力された電流i1に比例した電流がレーザダイオードLDに流れることになる。
2 電流源
3 第1のカレントミラー回路
4 第2のカレントミラー回路
5 第3のカレントミラー回路
6,32 第4のカレントミラー回路
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
LD レーザダイオード
LD1 第1の擬似レーザダイオード
LD2 第2の擬似レーザダイオード
AMP 演算増幅回路
N5,N6 NMOSトランジスタ
Claims (25)
- 外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性をそれぞれ備えた第1及び第2の各擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して該第1の擬似レーザダイオードに供給する第1のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源から供給される電流に応じた電流を前記第1から第3の各カレントミラー回路にそれぞれ出力する第4のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第1及び第2の各カレントミラー回路の入力端に電流をそれぞれ加算して補正する補正回路と、
を備え、
前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例し、前記補正回路は、第2のカレントミラー回路の入力端に加算した電流に比例する電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に加算することを特徴とするレーザダイオード駆動回路。 - 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、それぞれ同じ電流‐電圧特性を有し、前記第1のカレントミラー回路は、第2のカレントミラー回路の出力電流よりも大きい電流を出力し、前記補正回路は、第1の擬似レーザダイオードに供給される電流と第2の擬似レーザダイオードに供給される電流の差分をなくすように、前記第1及び第2の各カレントミラー回路の入力端に電流を加算して補正することを特徴とする請求項1記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記補正回路は、前記第2のカレントミラー回路の入力端に加算する電流値と、前記第3のカレントミラー回路の入力端に加算する電流値との比が、前記第2のカレントミラー回路の消費電流と前記第3のカレントミラー回路の消費電流との比になるようにすることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記補正回路は、
前記第1のカレントミラー回路の出力端と前記第1の擬似レーザダイオードとの接続部、及び前記第2のカレントミラー回路の出力端と前記第2の擬似レーザダイオードとの接続部が対応する入力端にそれぞれ接続された演算増幅回路と、
該演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の入力端に供給する第1のトランジスタと、
前記演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に供給する第2のトランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項1、2又は3記載のレーザダイオード駆動回路。 - 外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性をそれぞれ備えた第1及び第2の各擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して該第1の擬似レーザダイオードに供給する第1のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源から供給される電流に応じた電流を前記第1から第3の各カレントミラー回路にそれぞれ出力する第4のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第1及び第2の各カレントミラー回路の出力端からの電流をそれぞれ減算して補正する補正回路と、
を備え、
前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例し、前記補正回路は、第2のカレントミラー回路の出力端から減算した電流に比例する電流を前記第3のカレントミラー回路の出力端から減算することを特徴とするレーザダイオード駆動回路。 - 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、それぞれ同じ電流‐電圧特性を有し、前記第1のカレントミラー回路は、第2のカレントミラー回路の出力電流よりも小さい電流を出力し、前記補正回路は、第1の擬似レーザダイオードに供給される電流と第2の擬似レーザダイオードに供給される電流の差分をなくすように、前記第1及び第2の各カレントミラー回路の出力端からの電流をそれぞれ減算して補正することを特徴とする請求項5記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記補正回路は、前記第2のカレントミラー回路の出力端から減算する電流値と、前記第3のカレントミラー回路の出力端から減算する電流値との比が、前記第2のカレントミラー回路の消費電流と前記第3のカレントミラー回路の消費電流との比になるようにすることを特徴とする請求項5又は6記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記補正回路は、
前記第1のカレントミラー回路の出力端と前記第1の擬似レーザダイオードとの接続部、及び前記第2のカレントミラー回路の出力端と前記第2の擬似レーザダイオードとの接続部が対応する入力端にそれぞれ接続された演算増幅回路と、
該演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の出力端から所定の電源電圧へバイパスする第1のトランジスタと、
前記演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の出力端から所定の電源電圧へバイパスする第2のトランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項5、6又は7記載のレーザダイオード駆動回路。 - 前記第1のカレントミラー回路は、入力電流に比例した電流を正確に生成して出力する高精度のカレントミラー回路で構成されることを特徴とする請求項1又は5記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記第1のカレントミラー回路は、スタック型カレントミラー回路で構成されることを特徴とする請求項9記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記第1のカレントミラー回路は、2つのカレントミラー回路をカスコード接続して形成されることを特徴とする請求項9記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記第1のカレントミラー回路は、ウィルソン型カレントミラー回路で構成されることを特徴とする請求項9記載のレーザダイオード駆動回路。
- 外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記第1の擬似レーザダイオードの順方向電圧と、前記第2の擬似レーザダイオードの順方向電圧が同じになるように、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ電流を供給して補正する補正回路と、
を備え、
前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例することを特徴とするレーザダイオード駆動回路。 - 前記補正回路は、第2のカレントミラー回路の入力端に供給する電流と第3のカレントミラー回路の入力端に供給する電流の比が、第2のカレントミラー回路の消費電流と第3のカレントミラー回路の消費電流との比になることを特徴とする請求項13記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記補正回路は、
前記電流源と前記第1の擬似レーザダイオードとの接続部、及び前記第2のカレントミラー回路の出力端と前記第2の擬似レーザダイオードとの接続部が対応する入力端にそれぞれ接続された演算増幅回路と、
該演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の入力端に供給する第1のトランジスタと、
前記演算増幅回路の出力信号に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に供給する第2のトランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項13又は14記載のレーザダイオード駆動回路。 - 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、それぞれ同じ電流‐電圧特性を有することを特徴とする請求項13、14又は15記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記レーザダイオードと第2の擬似レーザダイオードの各電流‐電圧特性における電流の比が、第3のカレントミラー回路の消費電流と第2のカレントミラー回路の消費電流との比と同じになることを特徴とする請求項1、5又は13記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、ゲートとドレインが接続されたMOSトランジスタでそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1、5又は13記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、ゲートとドレインが接続された複数のMOSトランジスタが直列に接続されてそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1、5又は13記載のレーザダイオード駆動回路。
- 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、定電圧電源回路と抵抗の直列回路でそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1、5又は13記載のレーザダイオード駆動回路。
- 外部から入力された制御信号に応じて電流源の電流値を変化させ、該電流値と同じか又は比例した電流をレーザダイオードに供給して該レーザダイオードを発光させるレーザダイオード駆動回路において、
前記電流源からの電流が供給され、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第1の擬似レーザダイオードと、
前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と同一又は比例関係にある特性を備えた第2の擬似レーザダイオードと、
入力された電流に応じた電流を生成して前記第2の擬似レーザダイオードに供給する第2のカレントミラー回路と、
入力された電流に応じた電流を生成して前記レーザダイオードに供給する第3のカレントミラー回路と、
前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を、前記第2及び第3の各カレントミラー回路の入力端にそれぞれ供給する電流供給回路と、
を備え、
前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、第1の擬似レーザダイオードが出力側のトランジスタをなし第2の擬似レーザダイオードが入力側のトランジスタをなす第4のカレントミラー回路を形成し、前記第2のカレントミラー回路は、第3のカレントミラー回路と同じ回路構成をなすと共に消費電流が第3のカレントミラー回路の消費電流に比例することを特徴とするレーザダイオード駆動回路。 - 前記電流供給回路は、
前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を前記第2のカレントミラー回路の入力端に供給する第1のMOSトランジスタと、
前記電流源と第1の擬似レーザダイオードとの接続部の電圧に応じた電流を前記第3のカレントミラー回路の入力端に供給する第2のMOSトランジスタと、
を備え、
前記第1のMOSトランジスタにおけるドレイン電流‐ゲート電圧特性のドレイン電流と、前記第2のMOSトランジスタにおけるドレイン電流‐ゲート電圧特性のドレイン電流との比が、前記第2のカレントミラー回路の消費電流と前記第3のカレントミラー回路の消費電流との比になることを特徴とする請求項21記載のレーザダイオード駆動回路。 - 前記第1及び第2の各擬似レーザダイオードは、それぞれMOSトランジスタからなり、前記レーザダイオードの電流‐電圧特性と、前記第2の擬似レーザダイオードをなすMOSトランジスタのドレイン電流‐ゲート電圧特性との電流の比が、前記第3のカレントミラー回路の消費電流と前記第2のカレントミラー回路の消費電流の比と同じになることを特徴とする請求項21記載のレーザダイオード駆動回路。
- 外部から入力された制御信号に応じてスイッチングを行い、前記第3のカレントミラー回路の入力端への電流供給制御を行う第1のスイッチと、
外部から入力された制御信号に応じてスイッチングを行い、前記第2のカレントミラー回路の入力端への電流供給制御を行う第2のスイッチと、
を備えることを特徴とする請求項1、5、13又は21記載のレーザダイオード駆動回路。 - 導通状態における前記第1のスイッチのインピーダンスと、導通状態における前記第2のスイッチのインピーダンスとの比は、前記第3のカレントミラー回路の消費電流と、前記第2のカレントミラー回路の消費電流との比の逆数になることを特徴とする請求項24記載のレーザダイオード駆動回路。
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