JP2008219069A - 光受信器及び光送信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能な光受信器及び光送信器を実現する。
【解決手段】 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を受信する光受信器において、ディザ信号が重畳された送信光信号が印加され制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する2つの電流検出手段と、光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、差動の検出電圧のディザ信号成分をそれぞれ抽出する2つのフィルタ手段と、差動の検出電圧の一方が最大で他方が最小になると共に抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器に関し、特に遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能な光受信器及び光送信器に関する。
従来の送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開2006−217605号公報 特開2006−295603号公報 特開2006−352678号公報 特開2007−013761号公報
図10は従来の光受信器の一例を示す構成ブロック図である。図10において、1はレーザ光源等の光源、2は入力光信号をデータ信号に基づき光位相変調する位相変調手段、3は入力光信号をクロック信号に基づき光強度変調する強度変調手段、4は光ファイバ等の光伝送路、5は遅延干渉計、6はフォトディテクタが直列接続されたバランス型フォトディテクタ等の光検出手段、7は光検出手段6の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を再生して出力するデータクロック再生手段、8は光検出手段6の出力に基づき電力を検出する電力検出手段、9は同期検波手段、10は変調信号を発生させる発振器、11は制御手段、12は加算器である。
また、1,2及び3は光送信器50を、5,6,7,8,9,10,11及び12は光受信器51をそれぞれ構成している。
光源1の出力光は位相変調手段2に入射され、位相変調手段2の出射光は強度変調手段3に入射される。強度変調手段3の出射光は光伝送路4を介して遅延干渉計5に入射される。
遅延干渉計5の2つの出射光はそれぞれ光検出手段6を構成する個々のフォトディテクタに入射され、光検出手段6の2つの検出信号はデータクロック再生手段7及び電力検出手段8の入力端子にそれぞれ印加される。
電力検出手段8の出力は同期検波手段9の信号入力端子に印加され、発振器10の出力が同期検波手段9の同期信号入力端子に印加される。同期検波手段9の出力は制御手段11の入力端子に印加され、制御手段11の制御信号が加算器12の一方の入力端子に印加される。
加算器12の他方の入力端子には発振器10の出力である変調信号が印加され、加算器12の出力は遅延干渉計5の制御入力端子に印加される。また、位相変調手段2の制御入力端子には図10中”DT01”に示すデータ信号が印加され、強度変調手段3の制御入力端子には図10中”CL01”に示すクロック信号が印加される。
ここで、図10に示す従来例の動作を説明する。光送信器50では、光源1の出力光は位相変調手段2において図10中”DT01”に示すデータ信号に基づき位相変調され、強度変調手段3において図10中”CL01”に示すクロック信号に基づき光パルス化されて送信光信号として光伝送路4に出射される。
一方、光受信器51では、光伝送路4を伝播してきた送信光信号(光位相変調信号)が遅延干渉計5で制御信号に基づき光強度変調信号に変換され光検出手段6に入射される。この時、遅延干渉計5の制御信号は発振器10の出力信号で変調されているので変換された光強度変調信号もまた発振器10の出力信号で変調されている。
データクロック再生手段7は光検出手段6の一方の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を再生して出力する。また、光検出手段6の他方の出力は電力検出手段8において光信号電力として検出され、同期検波手段9において発振器10の出力信号に基づき同期検波される。
制御手段11は同期検波手段9の同期検波信号に基づき制御信号を発生させ、加算器12で発振器10の出力信号で変調させると共に遅延干渉計5の制御入力端子に印加して遅延干渉計5を制御する。
この結果、遅延干渉計で送信光信号(光位相変調信号)を制御信号に基づき光強度変調信号に変換すると共に遅延干渉計の制御信号を変調し、検出された光信号電力を同期検波して遅延干渉計を制御することにより、送信光信号(光位相変調信号)を安定して受信することが可能になる。
また、図11は従来の光受信器の他の一例を示す構成ブロック図である。図11において、1,2,3,4,5,6,7,9,10,11,12及び50は図10と同一符号を付してあり、13はバンドパスフィルタ等のフィルタ手段である。また、5,6,7,9,10,11,12及び13は光受信器52を構成している。
光源1の出力光は位相変調手段2に入射され、位相変調手段2の出射光は強度変調手段3に入射される。強度変調手段3の出射光は光伝送路4を介して遅延干渉計5に入射される。
遅延干渉計5の2つの出射光はそれぞれ光検出手段6を構成する個々のフォトディテクタに入射され、光検出手段6の2つの検出信号はデータクロック再生手段7及びフィルタ手段13の入力端子にそれぞれ印加される。
フィルタ手段13の出力は同期検波手段9の信号入力端子に印加され、発振器10の出力が同期検波手段9の同期信号入力端子に印加される。同期検波手段9の出力は制御手段11の入力端子に印加され、制御手段11の制御信号が加算器12の一方の入力端子に印加される。
加算器12の他方の入力端子には発振器10の出力である変調信号が印加され、加算器12の出力は遅延干渉計5の制御入力端子に印加される。また、位相変調手段2の制御入力端子には図11中”DT11”に示すデータ信号が印加され、強度変調手段3の制御入力端子には図11中”CL11”に示すクロック信号が印加される。
ここで、図11に示す従来例の動作を説明する。光送信器50では、光源1の出力光は位相変調手段2において図11中”DT11”に示すデータ信号に基づき位相変調され、強度変調手段3において図11中”CL11”に示すクロック信号に基づき光パルス化されて送信光信号として光伝送路4に出射される。
一方、光受信器51では、光伝送路4を伝播してきた送信光信号(光位相変調信号)が遅延干渉計5で制御信号に基づき光強度変調信号に変換され光検出手段6に入射される。この時、遅延干渉計5の制御信号は発振器10の出力信号で変調されているので変換された光強度変調信号もまた発振器10の出力信号で変調されている。
データクロック再生手段7は光検出手段6の一方の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を再生して出力する。また、光検出手段6の他方の出力はフィルタ手段13において発振器10の出力信号の周波数成分が抽出され、同期検波手段9において発振器10の出力信号に基づき同期検波される。
制御手段11は同期検波手段9の同期検波信号に基づき制御信号を発生させ、加算器12で発振器10の出力信号で変調させると共に遅延干渉計5の制御入力端子に印加して遅延干渉計5を制御する。
この結果、遅延干渉計で送信光信号(光位相変調信号)を制御信号に基づき光強度変調信号に変換すると共に遅延干渉計の制御信号を変調し、抽出された発振器10の出力信号の周波数成分を同期検波して遅延干渉計を制御することにより、送信光信号(光位相変調信号)を安定して受信することが可能になる。
しかし、図10及び図11に示す従来例では発振器10の出力信号で変調された制御信号(制御電圧)で遅延干渉計5の光路長の制御を行っているが、一般に、遅延干渉計5を構成する光学媒質はガラスや空気であるため制御信号(制御電圧)の変化に対する応答性が遅く制御の制定時間を小さくできないと言った問題点があった。
また、遅延干渉計全体の温度管理を厳格に行う必要性があり受信器の規模が大きくなってしまうと言った問題点があった。
また、図12は制御信号(制御電圧)と遅延干渉計通過後の光信号電力との関係を示す特性曲線図であり、図10に示す従来例では、図12中”DM21”や”DM22”に示すような領域で遅延干渉計の制御を行う場合があり、この場合には制御信号(制御電圧)に対する光信号電力の変化量が小さく、言い換えれば、送信光信号(光位相変調信号)を安定して受信するための最適点の検出感度が小さく、送信光信号(光位相変調信号)を安定して受信することが難しいと言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能な光受信器及び光送信器を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を受信する光受信器において、
ディザ信号が重畳された送信光信号が印加され制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になると共に抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項2記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を受信する光受信器において、
ディザ信号が重畳された送信光信号が印加され制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項3記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を受信する光受信器において、
ディザ信号が重畳された送信光信号が印加され制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項4記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器において、
前記送信光信号に対して発振器の出力に基づきディザ信号を重畳させる変調器と、この変調器の出力を制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になると共に抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項5記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器において、
前記送信光信号に対して発振器の出力に基づきディザ信号を重畳させる変調器と、この変調器の出力を制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項6記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器において、
前記送信光信号に対して発振器の出力に基づきディザ信号を重畳させる変調器と、この変調器の出力を制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項7記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を送信する光送信器において、
周波数信号によって出力光にディザ信号を重畳させることが可能な光源と、この光源の出力光をデータ信号に基づき光位相変調する位相変調手段と、この位相変調手段の出力光をクロック信号に基づき光強度変調して前記送信光信号として出射する強度変調手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項8記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を送信する光送信器において、
光源と、この光源の出力光をデータ信号とディザ信号を加算した信号に基づき光位相変調する位相変調手段と、この位相変調手段の出力光をクロック信号に基づき光強度変調して前記送信光信号として出射する強度変調手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
請求項9記載の発明は、
送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を送信する光送信器において、
光源と、この光源の出力光をデータ信号に基づき光位相変調する位相変調手段と、この位相変調手段の出力光をクロック信号とディザ信号を加算した信号に基づき光強度変調して前記送信光信号として出射する強度変調手段とを備えたことにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,7,8及び請求項9の発明によれば、遅延干渉計でディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)を制御信号に基づき光強度変調信号に変換し光検出手段に流れる光電流を差動で検出すると共にディザ信号成分をそれぞれ抽出し、一方の検出電圧が最大で他方の検出電圧が最小になると共に、抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように遅延干渉計を制御することにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
また、請求項4,5及び請求項6の発明によれば、送信光信号(光位相変調信号)に変調器でディザ信号を重畳させ、遅延干渉計でディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)を制御信号に基づき光強度変調信号に変換し光検出手段に流れる光電流を差動で検出すると共にディザ信号成分をそれぞれ抽出し、一方の検出電圧が最大で他方の検出電圧が最小になると共に、抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように遅延干渉計を制御することにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る光受信器の一実施例を示す構成ブロック図である。
図1において、14は光ファイバ等の光伝送路、15は遅延干渉計、16はフォトディテクタが直列接続されたバランス型フォトディテクタ等の光検出手段、17は光検出手段16の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を再生して出力するデータクロック再生手段、18及び19は光検出手段16を流れる光電流を電圧として検出する抵抗等の電流検出手段、20及び22はバンドパスフィルタ等のフィルタ手段、21及び23は制御手段である。
また、15,16,17,18,19,20,21,22及び23は光受信器53を構成している。
送信光信号(光位相変調信号)に対してデータ信号の帯域外に設定された単一周波数信号によりのディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)は光伝送路14を介して遅延干渉計15に入射される。
遅延干渉計15の2つの出射光はそれぞれ光検出手段16を構成する個々のフォトディテクタに入射され、光検出手段16の検出信号はデータクロック再生手段17の入力端子に印加される。
光検出手段16を流れる光電流は電流検出手段18及び19において検出電圧として差動で検出される。電流検出手段18の検出電圧はフィルタ手段20及び制御手段21に印加されると共にフィルタ手段20の出力もまた制御手段21に印加される。
同様に、電流検出手段19の検出電圧はフィルタ手段22及び制御手段23に印加されると共にフィルタ手段22の出力もまた制御手段23に印加される。
最後に、制御手段21及び23の制御信号が遅延干渉計15の制御入力端子(実際には1つの制御入力端子に制御信号が印加される)にそれぞれ印加される。
一方、図2は図1に示す実施例で受信されるディザ信号が重畳された送信光信号を出射する光送信器の一実施例を示す構成ブロック図である。
図2において、14は図1と同一符号を付してあり、24はデータ信号の帯域外に設定された単一周波数信号により周波数変調を行なうことにより出力光にディザ信号を重畳させることが可能なレーザ光源等の光源、25は入力光信号をデータ信号に基づき光位相変調する位相変調手段、26は入力光信号をクロック信号に基づき光強度変調する強度変調手段である。また、24,25及び26は光送信器54を構成している。
光源24の出力光は位相変調手段25に入射され、位相変調手段25の出射光は強度変調手段26に入射される。強度変調手段26の出射光は送信光信号として光伝送路14を介して送信される。
また、光源24の制御入力端子には図2中”FM31”に示す周波数信号が印加され、位相変調手段25の制御入力端子には図2中”DT31”に示すデータ信号が印加され、強度変調手段26の制御入力端子には図2中”CL31”に示すクロック信号が印加される。
ここで、図1及び図2に示す実施例の動作を説明する。但し、説明の簡単のために図2に示す実施例から先に説明する。
図2に示す光送信器54では、光源24の出力光は図2中”FM31”に示すデータ信号の帯域外に設定された単一周波数信号による周波数変調で出力光にディザ信号が重畳され、ディザ信号が重畳された光源24の出力光は位相変調手段25において図2中”DT31”に示すデータ信号に基づき位相変調される。
さらに、位相変調手段25の出力光は強度変調手段26において図2中”CL31”に示すクロック信号に基づき光パルス化されてディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)として光伝送路14に出射される。
一方、図1に示す光受信器53では、光伝送路14を伝播してきたディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)は遅延干渉計15で制御信号に基づき光強度変調信号に変換され光検出手段16に入射される。
データクロック再生手段17は光検出手段16の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を再生して出力する。また、光検出手段16を流れる光電流は電流検出手段18及び19で検出電圧として差動に検出される。
電流検出手段18から出力される検出電圧はフィルタ手段20で重畳されたディザ信号成分が抽出され制御手段21に印加されると共に電流検出手段18から出力される検出電圧が制御手段21に直接印加される。
そして、電流検出手段19から出力される検出電圧はフィルタ手段22で重畳されたディザ信号成分が抽出され制御手段23に印加されると共に電流検出手段19から出力される検出電圧が制御手段23に直接印加される。
制御手段21及び23は、得られる制御信号レベルが反転するため、直接印加された検出電圧のどちらか一方が最大で他方が最小になると共に、抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように制御信号(制御電圧)を決定して遅延干渉計15に印加する。
但し、図3は制御信号(制御電圧)と電流検出手段18若しくは19における検出電圧との関係を示す特性曲線図であり、図4は制御信号(制御電圧)とフィルタ手段20若しくは22の出力との関係を示す特性曲線図である。
また、図3中”CH41”及び図4中”CH51”はそれぞれ光伝送路中で光信号が増幅される際に発生するASE(Amplified Spontaneous Emission)等の光ノイズが重畳されていない場合の特性曲線、図3中”CH42”及び図4中”CH52”はそれぞれ光ノイズが重畳された場合の特性曲線である。
図3及び図4から分かるように光ノイズが重畳されると送信光信号(光位相変調信号)を安定して受信するための最適点の検出感度は低下するものの、図1に示すように差動で動作させることにより、光ノイズの影響を低減でき、結果的には制定時間を小さくすることができる。
この結果、遅延干渉計でディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)を制御信号に基づき光強度変調信号に変換し光検出手段に流れる光電流を検出電圧として差動で検出すると共にディザ信号成分をそれぞれ抽出し、一方の検出電圧が最大で他方の検出電圧が最小になると共に、抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように遅延干渉計を制御することにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
なお、図1に示す実施例では説明の簡単のために、差動で検出された検出電圧等が印加される制御手段を2つ設けているが、勿論、1つの制御手段に差動で検出された検出電圧等を印加して遅延干渉計を制御しても構わない。
また、図2に示す光送信器の実施例では、データ信号の帯域外に設定された単一周波数信号による周波数変調で光源24の出力光にディザ信号を重畳させているが、位相変調手段25に印加されるデータ信号にディザ信号を重畳させても構わない。
図5はこのような図1に示す実施例で受信された送信光信号を出射する光送信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。図5において、14,25及び26は図2と同一符号を付してあり、27はレーザ光源等の光源、28は加算器である。また、25,26,27及び28は光送信器55を構成している。
光源27の出力光は位相変調手段25に入射され、位相変調手段25の出射光は強度変調手段26に入射される。強度変調手段26の出射光は光伝送路14を介して送信される。
また、加算器28の一方の入力端子には図5中”DT61”に示すデータ信号が印加され、加算器28の他方の入力端子には図5中”FM61”に示すディザ信号が印加され、加算器28の出力が位相変調手段25の制御入力端子に印加される。そして、強度変調手段26の制御入力端子には図6中”CL61”に示すクロック信号が印加される。
ここで、図5に示す実施例の動作を簡単に説明する。位相変調手段25ではデータ信号にデータ信号の帯域外に設定されたディザ信号が加算された信号に基づき位相変調することにより、光送信器55から出射される送信光信号に対してディザ信号が重畳されることになる。
この結果、図5に示すような光送信器55から出射される送信光信号は、前述のように図1に示す光受信器53で受信され、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
また、図2に示す光送信器の実施例では、データ信号の帯域外に設定された単一周波数信号による周波数変調で光源24の出力光にディザ信号を重畳させているが、強度変調手段26に印加されるクロック信号にディザ信号を重畳させても構わない。
図6はこのような図1に示す実施例で受信された送信光信号を出射する光送信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。図6において、14,25,26及び27は図5と同一符号を付してあり、29は加算器である。また、25,26,27及び29は光送信器56を構成している。
光源27の出力光は位相変調手段25に入射され、位相変調手段25の出射光は強度変調手段26に入射される。強度変調手段26の出射光は光伝送路14を介して送信される。
また、位相変調手段25の制御入力端子には図6中”DT71”に示すデータ信号が印加される。さらに、加算器29の一方の入力端子には図6中”CL71”に示すクロック信号が印加され、加算器29の他方の入力端子には図6中”FM71”に示すディザ信号が印加され、加算器29の出力が強度変調手段26の制御入力端子に印加される。
ここで、図6に示す実施例の動作を簡単に説明する。強度変調手段26ではクロック信号にデータ信号の帯域外に設定されたディザ信号が加算された信号に基づき強度変調することにより、光送信器56から出射される送信光信号に対してディザ信号が重畳されることになる。
この結果、図6に示すような光送信器56から出射される送信光信号は、前述のように図1に示す光受信器53で受信され、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
また、図1に示す光受信器の実施例では、制御手段が差動の検出電圧と、差動の検出電圧の抽出されたディザ信号成分に基づき遅延干渉計を制御しているが、差動の検出電圧、或いは、差動の検出電圧の抽出されたディザ信号成分の何れか一方に基づき遅延干渉計を制御しても構わない。
図7は差動の検出電圧の抽出されたディザ信号成分に基づき遅延干渉計を制御する光受信器の他の実施例を示す構成ブロック図、図8は差動の検出電圧に基づき遅延干渉計を制御する光受信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。
図7において、14,15,16,17,18,19,20,21,22及び23は図1と同一符号を付してある。また、15,16,17,18,19,20,21,22及び23は光受信器57を構成している。
図7において、基本的な接続関係は図1に示す実施例と同じであり、異なる点は電流検出手段18から制御手段21への接続回路と、電流検出手段19から制御手段23への接続回路が取り除かれた点である。
また、図8において、14,15,16,17,18,19,21及び23は図1と同一符号を付してある。また、15,16,17,18,19,21及び23は光受信器58を構成している。
図8において、基本的な接続関係は図1に示す実施例と同じであり、異なる点はフィルタ手段20及びその接続回路と、フィルタ手段22とその接続回路が取り除かれた点である。
また、図1等の光受信器ではデータ信号の帯域外に設定された単一周波数信号による周波数変調でディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)を遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して受信することを目的としているが、送信光信号(光位相変調信号)にディザ信号が重畳されていない場合であっても構わない。
すなわち、図9は送信光信号(光位相変調信号)にディザ信号が重畳されていない場合の光受信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。図9において、14,15,16,17,18,19,20,21,22及び23は図1と同一符号を付してあり、30はデータ信号の帯域外に設定された単一周波数信号を出力する発振器、31は変調器である。また、15,16,17,18,19,20,21,22,23,30及び31は光受信器59を構成している。
図9において、基本的な接続関係は図1に示す実施例と同じであり、異なる点は遅延干渉計15の前段に変調器31が設けられると共に発振器30の出力(データ信号の帯域外に設定された単一周波数信号)が変調器31の制御入力端子に印加される点である。
この場合、ある光送信器から光伝送路14を伝播してきたディザ信号が重畳されていない送信光信号(光位相変調信号)は、前段の変調器31において発振器30の出力信号による周波数変調によりディザ信号が重畳される。このため、変調器31より後段の光受信器(図1に示す光受信器53に相当)により、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
この結果、送信光信号(光位相変調信号)に変調器でディザ信号を重畳し、遅延干渉計でディザ信号が重畳された送信光信号(光位相変調信号)を制御信号に基づき光強度変調信号に変換し光検出手段に流れる光電流を検出電圧として差動で検出すると共にディザ信号成分をそれぞれ抽出し、検出電圧のどちらか一方が最大で他方が最小になると共に、抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように遅延干渉計を制御することにより、遅延干渉計の制御信号を変調することなく安定して送信光信号を受信することが可能になる。
また、図9に示す光受信器の実施例では、制御手段が差動の検出電圧と、差動の検出電圧の抽出されたディザ信号成分に基づき遅延干渉計を制御しているが、差動の検出電圧、或いは、差動の検出電圧の抽出されたディザ信号成分の何れか一方に基づき遅延干渉計を制御しても構わない。
また、誘導ブリリアン(Stimulated Brillouin Scattering)の抑制のために用いられる周波数変調と、遅延干渉計の制御信号として周波数変調を用いることはそれぞれ目的が異なるものである。
本発明に係る光受信器の一実施例を示す構成ブロック図である。 送信光信号を出射する光送信器の一実施例を示す構成ブロック図である。 制御信号(制御電圧)と検出電圧との関係を示す特性曲線図である。 制御信号(制御電圧)とフィルタ手段出力との関係を示す特性曲線図である。 送信光信号を出射する光送信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。 送信光信号を出射する光送信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。 差動の検出電圧の抽出されたディザ信号成分に基づき遅延干渉計を制御する光受信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。 差動の検出電圧に基づき遅延干渉計を制御する光受信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。 送信光信号(光位相変調信号)にディザ信号が重畳されていない場合の光受信器の他の実施例を示す構成ブロック図である。 従来の光受信器の一例を示す構成ブロック図である。 従来の光受信器の他の一例を示す構成ブロック図である。 制御信号(制御電圧)と光信号電力との関係を示す特性曲線図である。
符号の説明
1,24,27 光源
2,25 位相変調手段
3,26 強度変調手段
4,14 光伝送路
5,15 遅延干渉計
6,16 光検出手段
7,17 データクロック再生手段
8 電力検出手段
9 同期検波手段
10,30 発振器
11,21,23 制御手段
12,28,29 加算器
13,20,22 フィルタ手段
18,19 電流検出手段
31 変調器
50,54,55,56 光送信器
51,52,53,57,58,59 光受信器

Claims (9)

  1. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を受信する光受信器において、
    ディザ信号が重畳された送信光信号が印加され制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、
    この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、
    前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、
    前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、
    前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、
    差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になると共に抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段と
    を備えたことを特徴とする光受信器。
  2. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を受信する光受信器において、
    ディザ信号が重畳された送信光信号が印加され制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、
    この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、
    前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、
    前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、
    前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、
    抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段と
    を備えたことを特徴とする光受信器。
  3. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を受信する光受信器において、
    ディザ信号が重畳された送信光信号が印加され制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、
    この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、
    前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、
    前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、
    差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段と
    を備えたことを特徴とする光受信器。
  4. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器において、
    前記送信光信号に対して発振器の出力に基づきディザ信号を重畳させる変調器と、
    この変調器の出力を制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、
    この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、
    前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、
    前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、
    前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、
    差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になると共に抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段と
    を備えたことを特徴とする光受信器。
  5. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器において、
    前記送信光信号に対して発振器の出力に基づきディザ信号を重畳させる変調器と、
    この変調器の出力を制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、
    この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、
    前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、
    前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、
    前記第1及び第2の電流検出手段の出力のディザ信号成分をそれぞれ抽出する第1及び第2のフィルタ手段と、
    抽出されたディザ信号成分が双方で最小振幅になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段と
    を備えたことを特徴とする光受信器。
  6. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号を受信する光受信器において、
    前記送信光信号に対して発振器の出力に基づきディザ信号を重畳させる変調器と、
    この変調器の出力を制御信号に基づき光強度変調信号に変換する遅延干渉計と、
    この遅延干渉計の2つの光出力を電気信号に変換する光検出器と、
    前記光検出器に流れる光電流を検出電圧として差動で検出する第1及び第2の電流検出手段と、
    前記光検出器の出力に基づきデータ信号及びクロック信号を出力するデータクロック再生手段と、
    差動の前記検出電圧の一方が最大で他方が最小になるように前記制御信号を決定して前記遅延干渉計に印加する制御手段と
    を備えたことを特徴とする光受信器。
  7. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を送信する光送信器において、
    周波数信号による周波数変調で出力光にディザ信号を重畳させることが可能な光源と、
    この光源の出力光をデータ信号に基づき光位相変調する位相変調手段と、
    この位相変調手段の出力光をクロック信号に基づき光強度変調して前記送信光信号として出射する強度変調手段と
    を備えたことを特徴とする光送信器。
  8. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を送信する光送信器において、
    光源と、
    この光源の出力光をデータ信号とディザ信号を加算した信号に基づき光位相変調する位相変調手段と、
    この位相変調手段の出力光をクロック信号に基づき光強度変調して前記送信光信号として出射する強度変調手段と
    を備えたことを特徴とする光送信器。
  9. 送信するデータ信号に基づき光位相変調した送信光信号に対してディザ信号が重畳された送信光信号を送信する光送信器において、
    光源と、
    この光源の出力光をデータ信号に基づき光位相変調する位相変調手段と、
    この位相変調手段の出力光をクロック信号とディザ信号を加算した信号に基づき光強度変調して前記送信光信号として出射する強度変調手段と
    を備えたことを特徴とする光送信器。
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