JP2008193639A - 周波数変調器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、振幅変調成分の極めて少ない周波数変調器の提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係る周波数変調器91は、第1の光源11の出力光と第2の光源12の出力光とを光結合器13で合波して光電変換することで被変調信号を出力する光ヘテロダイン型の周波数変調器91において、第1の光源11の後段に振幅変調成分を相殺させる光強度変調器17を設けたことを特徴とする。光強度変調器17が第1の光源11から出力される光周波数変調光に含まれる振幅変調成分を相殺させるので、第1の光源11及び第2の光源12の特性の変化の影響を受けずに振幅変調成分を相殺させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ヘテロダイン型の周波数変調器に関する。
変調度の大きい広帯域の被変調信号を得るため、光ヘテロダイン法を用いた周波数変調器が開示されている(例えば、非特許文献1参照。)このヘテロダイン法を用いた周波数変調器では、直接変調によって光周波数変調された第1の半導体レーザ出力と局部発信用の第2の半導体レーザの出力とを合波した出力を受光素子で検波して被変調信号を得る。
図5は、光ヘテロダイン型周波数変調器の従来例である。電気入力端子100に供給される電気入力信号で周波数変調された光を出力する第1の光源101と、局部発振光を出力する第2の光源102と、第1の光源101の出力光と第2の光源102の出力光を合波する光結合器103と、光結合器103で合波された光を光電変換して被変調信号を出力する光検波器104と、光検波器104の出力する被変調信号を外部に出力する出力端子105と、から構成される。
図6は、第1の光源の出力光の時間波形の一例を示すグラフであり、(a)は振幅成分、(b)は周波数成分を示す。第1の光源101からの出力光は、周波数変調するので周波数成分が時間変動している。又、第1の光源101からの出力光は、電気入力信号の電圧又は電流の時間変化によって、振幅成分も時間変動している。図7は、光検波器から出力する被変調信号の周波数スペクトラムの一例である。被変調信号の周波数スペクトラムには、図6(a)で説明した振幅成分の時間変化による周波数変調成分110のほかに、図6(b)で説明した周波数成分の時間変化による振幅変調成分111が低周波数領域に現れる。この振幅変調成分111は、被変調信号を復調する際の信号品質の劣化の原因となる。
振幅変調成分を抑圧する方法として、第1の光源に入力する電気入力信号と逆相の信号を第2の光源に入力する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)この方式は、入力端子に供給された電気信号を、180°分配器で振幅及び周波数が等しく位相だけが180°反転した第1及び第2の信号に分配して出力し、第1の信号は第1の光源に入力され、第2の信号は第2の光源に入力されるようになっている。光源はそれぞれ発光素子を備えており、これらの発光素子は、それぞれ入力された信号によって変調される。第1の光源及び第2の光源からの出力光が光結合器で合波された後、受光素子で検波されて被変調信号が出力される。第1の光源及び第2の光源からの出力光が光結合器で合波される際に振幅変調成分が相殺され、振幅変調成分が抑圧される。
上記の振幅変調成分を抑圧する方法では、第1の光源と第2の光源の位相がずれると振幅変調成分を相殺させることができないという問題がある。特に、第1の光源及び第2の光源の特性は、温度や注入電流の変化で敏感に変化し、さらに経年変化によっても変化するので、振幅変調成分が残存してしまうという問題があった。
柴田宣、菊島浩二、桜井尚也、渡辺隆市「FM一括変換方式を用いた光映像分配システム」電子情報通信学会論文誌B、Vol.J83−B、No.7、pp.948−959、2000年7月 特開平11−112433号公報
本発明は、振幅変調成分の極めて少ない周波数変調器の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の光源の出力光と第2の光源の出力光とを光結合器で合波して光電変換することで被変調信号を出力する光ヘテロダイン型周波数変調器において、第1の光源の後段に振幅変調成分を相殺させる光強度変調器を設けたことを特徴とする。
具体的には、本発明に係る周波数変調器は、電気入力信号が入力される入力端子と、前記入力端子に入力される電気入力信号によって直接変調され、当該直接変調によって光周波数の変化した光周波数変調光を出力する第1の光源と、前記第1の光源の出力する光周波数変調光を、前記入力端子に入力される電気入力信号に基づいて、前記光周波数変調光に含まれる前記電気入力信号による振幅変調成分を相殺させる強度変調信号で強度変調して出力する光強度変調器と、前記第1の光源の出力する光周波数変調光に合波するための局部発振光を出力する第2の光源と、前記光強度変調器の出力する光周波数変調光と前記第2の光源の出力する局部発振光とを合波する光結合器と、前記光結合器の合波した合波光を光電変換して被変調信号を出力する光検波器と、を備えることを特徴とする。
光周波数変調光に含まれる振幅変調成分は入力端子に入力される電気入力信号による振幅成分である。このため、光強度変調器が入力端子に入力される電気入力信号に応じた強度変調信号で強度変調することで、第1の光源及び第2の光源の特性の変化の影響を受けずに振幅変調成分を相殺させることができる。振幅変調成分を安定して抑圧できるので、振幅変調成分の極めて少ない周波数変調器の提供が可能となる。
本発明に係る周波数変調器では、前記第1の光源の出力する光周波数変調光と前記第2の光源の出力する局部発振光との周波数差を一定に制御する周波数差制御部を備えることが好ましい。第1の光源と第2の光源の周波数差を一定に保つことで、被変調信号のキャリア周波数を安定化させることができる。これにより、各光源の温度や経年による特性変化を補償して、被変調信号に含まれる振幅変調成分をより効果的に抑圧させることができる。
本発明に係る周波数変調器では、前記第1の光源から前記光結合器までの光路が、前記第1の光源の出力する光周波数変調光の偏波を保ち、前記第2の光源から前記光結合器までの光路が、前記第2の光源の出力する局部発振光の偏波を保つことが好ましい。周波数変調光及び局部発振光の偏波を保つことで、周波数変調光及び局部発振光を同一の偏光で光結合器に入射させることができる。これにより、安定した出力信号を得ることができる。
本発明に係る周波数変調器では、前記光結合器の合波した合波光を光電変換した信号から、前記光周波数変調光に含まれる前記電気入力信号による振幅変調成分を抽出する振幅変調成分抽出器と、前記振幅変調成分抽出器の抽出する信号出力がゼロに近づくように前記強度変調信号の信号強度を増減する光強度変調器制御回路と、をさらに備えることが好ましい。光強度変調器の強度変調する強度変調信号のレベルを制御し、フィードバック効果により第1の光源からの振幅変調成分を効率よく抑圧することができる。
本発明に係る周波数変調器では、前記第2の光源の出力する局部変調光の強度を調節する光強度調節手段を、前記第2の光源と前記光結合器の間にさらに備えることが好ましい。光強度調節手段をさらに備えることで、第2の光源への注入電流の制御によらずに、光結合器に入力する局部発振光の強度を調節することができる。これにより、被変調信号を高効率で得ることができる。
本発明により、第1の光源及び第2の光源の特性の変化の影響を受けずに振幅変調成分を相殺させることができる。このため、振幅変調成分を安定して抑圧できるので、振幅変調成分の極めて少ない周波数変調器の提供が可能となる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る周波数変調器の構成図である。周波数変調器91は、入力端子10と、分配器16と、変調用の第1の光源11と、光強度変調器17と、局部発振用の第2の光源12と、光結合器13と、光検波器14と、出力端子15と、を備える。入力端子10は、外部から電気入力信号が入力され、電気入力信号を分配器16に出力する。分配器16は、電気入力信号が入力され、電気入力信号を第1の光源11と光強度変調器17とに出力する。第1の光源11は、電気入力信号が入力され、光周波数変調した光周波数変調光を光強度変調器17に出力する。光強度変調器17は、光周波数変調光と電気入力信号が入力され、強度変調した光周波数変調光を光結合器13に出力する。第2の光源12は、局部発振光を光結合器13に出力する。光結合器13は、光周波数変調光と局部発振光とが入力され、合波光を光検波器14に出力する。光検波器14は、合波光が入力され、被変調信号を出力端子15に出力する。出力端子15は、被変調信号が入力され、被変調信号を外部に出力する。
入力端子10に入力された電気入力信号は、分配器16で2つの電気入力信号に分配される。一方の電気入力信号は第1の光源11に入力され、光周波数変調される。他方の電気入力信号は光強度変調器17に入力され、第1の光源11で周波数変調された光周波数変調光を光強度変調する強度変調信号となる。2つの電気入力信号は、入力端子10に入力された電気入力信号と波形が同一の信号か、又は、入力端子10に入力された電気入力信号と波形が同一で位相が反転している信号であることが好ましい。
入力端子10は、電気入力信号が入力される。入力端子10は、周波数変調器91の外部から周波数変調器91内に電気入力信号を入力するための端子である。第1の光源11が分布帰還型(DFB)レーザであれば、電気入力信号は、例えば、第1の光源11への注入電流を、変調する光周波数に応じて変化させた信号である。
分配器16は、電気入力信号を、2つに分配する。ここで、2つの電気入力信号の位相は、同一又は反転のいずれであってもよいが、光強度変調器17で振幅変調成分を相殺させることのできる位相が好ましい。分配器16が強度変調信号を発生させることで、光強度変調器17及び周波数変調器91の構成を簡単にすることができる。例えば、光強度変調器17が入力信号の増減に対して光出力の強度が同符号で増減する場合には、分配器16が第1の光源11を直接変調する電気入力信号と逆位相の強度変調信号を光強度変調器17に対して出力することが好ましい。一方、光強度変調器17が入力信号の増減に対して光出力の強度が逆符号で増減する場合には、分配器16は、位相が等しい信号を生成することが好ましい。
第1の光源11は、入力端子10に入力される電気入力信号によって直接変調され、当該直接変調によって光周波数の変化した光周波数変調光を出力する。第1の光源11は、例えば、半導体レーザである。ここで、半導体レーザから出力する光周波数は、高周波領域では、入力信号の増減に対して同符号で増減する。又、半導体レーザの出力光の強度も、入力信号の増減に対して同符号で増減する。
光強度変調器17は、第1の光源11の出力する光周波数変調光を、入力端子10に入力される電気入力信号に基づいて、光周波数変調光に含まれる電気入力信号による振幅変調成分を相殺させる強度変調信号で強度変調して出力する。例えば、分配器16の出力する電気入力信号に基づいて強度変調信号を生成し、当該強度変調信号で光周波数変調光を強度変調する。光周波数変調光に含まれる電気入力信号による振幅変調成分は、入力端子10に入力される電気入力信号の強度変化によって発生する。このため、光強度変調器17は、入力端子10に入力される電気入力信号を取得し、電気入力信号の強度変化に応じた強度変調信号で光周波数変調光を強度変調することで、光周波数変調光に含まれる電気入力信号による振幅変調成分を相殺させることができる。
強度変調信号は、例えば、電気入力信号と波形が同一の信号である。又は、強度変調信号は、電気入力信号と波形が同一である信号の位相を反転させた信号である。電気入力信号の強度変化と対応している同一の波形又は位相のみ反転させた波形で強度変調することで、光周波数変調光に含まれる電気入力信号による振幅変調成分を厳密に相殺させることができる。強度変調信号の位相は、光強度変調器17の入出力特性に応じて決める。例えば、光強度変調器17が入力信号の増減に対して出力光の強度が同符号で増減する場合は、強度変調信号は、電気入力信号と波形が同一である信号の位相を反転させた信号である。又、光強度変調器17が入力信号の増減に対して出力光の強度が逆符号で増減する場合は、強度変調信号は、電気入力信号と波形が同一の信号である。
図2は、周波数スペクトラムの一例であり、(a)は光強度変調器に強度変調信号を入力しなかった場合の被変調信号の周波数スペクトラムを示し、(b)は光強度変調器に強度変調信号を入力した場合の被変調信号の周波数スペクトラムを示す。図2(a)に示す被変調信号の周波数スペクトラムでは、第1の光源が光周波数変調された周波数変調成分110だけでなく、第1の光源を変調した電気入力信号による振幅変調成分111が現れる。光強度変調器は、第1の光源の出力する光周波数変調光を、強度変調信号によって強度変調することで振幅変調成分111を抑圧する。例えば、光強度変調器が振幅変調成分を相殺するために必要な強度変調信号の位相又は信号強度やこれらのバイアスが予め求められる場合は、求められた位相又は信号強度に変換したり、位相又は信号強度をシフトさせるための機能を、分配器及び光強度変調器の少なくともいずれかに持たせたり、分配器から光強度変調器までの間に当該機能を有する構成を設けたりする。さらに、強度変調信号は、振幅変調成分111をゼロにすることの可能な信号強度であることが好ましい。例えば、後述する光強度変調制御部を設ける。又、そのための構成を、分配器及び光強度変調器の少なくともいずれかに持たせる。図2(b)に、光強度変調器に強度変調信号を入力した場合の被変調信号の周波数変調成分110と振幅変調成分111を示す。強度変調信号によって被変調信号に含まれる振幅変調成分が相殺されるため、電気入力信号による振幅変調成分111を抑圧することができる。
第2の光源12は、第1の光源11の出力する光周波数変調光に合波するため局部発振光を出力する。光結合器13は、光強度変調器17の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光とを合波する。光検波器14は、光結合器13の合波する合波光を光電変換して被変調信号を出力する。
ここで、第1の光源11から光結合器13までの間の光導波路と部品と、第2の光源12から光結合器13までの間の光導波路と部品と、を偏波保持型のものを用いていることが好ましい。伝搬光の偏波を安定化して、第1の光源11の出力する周波数変調光と、第2の光源12の出力する局部発振光と、が同一の偏光で光結合器13に入射されるようにしておく。通常の光ファイバで導波された場合は偏波が一致していないため安定した出力信号を得ることは困難であったが、偏波保持ファイバなどの偏波保持のための部品を用いることで、安定した出力信号を得ることができる。偏波保持のための部品については、例えば、技術情報協会「次世代超高速光通信技術」第5.6節偏波保持部品に記載されている。
さらに、周波数変調器91は、周波数差制御部81を備えることが好ましい。周波数差制御部81は、第1の光源11の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光との周波数差が一定になるように制御する。第1の光源11及び第2の光源12がフリーランの状態では、第1の光源11及び第2の光源12の出力光の出力強度と変調度を初期値と同じ値に維持することはできない。しかし、周波数差制御部81が第1の光源11の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光との周波数差を一定に保つので、第1の光源11及び第2の光源12の経年変化や温度変化に伴った特性の変動の補償を行うことができる。第1の光源11と第2の光源12の周波数差を一定にすることができるので、周波数変調光と局部発振光の位相を一致させ、被変調信号のキャリア周波数を安定化させることができる。被変調信号が安定して発生するので、振幅変調成分の信号強度をより効果的に抑圧することができる。
周波数差制御部81は、例えば、第1の光源11の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光とが光結合器13に入力して得られるビート信号を検出する光検波器26と、光検波器26の検出したビート信号を分周するプリスケーラ21と、予め定められた基準周波数を発振する基準周波数発振器23と、基準周波数発振器23の発振する基準周波数の波形とプリスケーラ21の出力するビート信号の分周波形との位相差を検出する位相比較器22と、位相比較器22の検出した位相差に対応して第2の光源12の周波数を変化させる制御回路24と、を備える。
光検波器26は、例えば合波光を光電変換するフォトデテクタである。基準周波数発振器23の発振する基準周波数は、光検波器26がビート信号を検出する場合、第1の光源11の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光との初期状態での周波数差である。プリスケーラ21及び位相比較器22を備えることで、第1の光源11の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光との周波数差を検出し、第1の光源11及び第2の光源12の初期状態からの相対的な特性のずれを検出することができる。相対的な特性のずれを検出することで、第1の光源11及び第2の光源12の特性が変化した場合でも、光検波器14が安定して被変調信号を出力することができる。また、第1の光源11の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光との周波数差を検出するために、基準周波数発振器23、プリスケーラ21及び位相比較器22を用いることで、周波数を計測する構成に比べて周波数差制御部81の応答速度を高くすることができる。制御回路24は、例えば、光検波器26の検出するビート信号の周波数と基準周波数との差がゼロになるように第2の光源12の周波数を変化させる。制御回路24は、第2の光源12の周波数を変化させるために、第2の光源12の温度や駆動電流を変化させる。なお、周波数差制御部81は、第1の光源11の出力する光周波数変調光と第2の光源12の出力する局部発振光とを取得して、これらの周波数差を検出する構成としてもよい。
さらに、光強度変調器17に振幅変調成分をより効果的に抑圧させるため、周波数変調器91は、光強度変調制御部82を備えることが好ましい。強度変調制御部82は、例えば、光検出器18と、振幅変調成分抽出器19と、光強度変調器制御回路20と、を備える。光検出器18は、光結合器13の合波する合波光を光電変換する。例えばフォトデテクタである。振幅変調成分抽出器19は、光検出器18の光電変換した信号から、第1の光源11の出力する光周波数変調光に含まれる電気入力信号による振幅変調成分を抽出する。例えば、図2(b)に示すような被変調信号から、周波数変調成分110よりも低い周波数帯域を透過させる低域透過フィルタにより、振幅変調成分111を抽出する。光強度変調器制御回路20は、振幅変調成分抽出器19の抽出する信号出力がゼロに近づくように光強度変調器17の強度変調信号の信号強度を増減する。光強度変調器制御回路20は、例えば、自動利得制御回路である。
光強度変調制御部82は、光結合器13の合波する合波光の一部を光検出器18で電気信号に変換後、振幅変調成分抽出器19で振幅変調成分を抽出して、抽出した振幅変調成分で光強度変調器制御回路20の利得を制御することで、光強度変調器17の強度変調する強度変調信号のレベルを制御し、フィードバック効果により第1の光源11からの振幅変調成分を効率よく低減できる。図3は、光検波器から出力する被変調信号の一例を示すグラフであり、(a)は振幅成分の時間波形、(b)は周波数成分の時間波形、(c)は周波数スペクトラムを示す。フィードバック効果により振幅変調成分を抑圧しているので、図3(a)に示すように振幅成分の時間変化をなくし、図3(b)に示すように周波数成分の時間変化のみを残し、図3(c)に示すように周波数変調成分のみが周波数スペクトラムに現れる被変調信号を生成させることができる。
なお、周波数変調器91が、周波数差制御部81及び光強度変調制御部82を備えれば、周波数差制御部81が第1の光源11と第2の光源12の周波数を安定化するので、温度や経年変化を補償した効果的な振幅変調成分の抑圧が可能となる。さらに、第1の光源11から光結合器13までの間の光導波路と部品と、第2の光源12から光結合器13までの間の光導波路と部品と、を偏波保持型のものを用いれば、安定した品質の良好な被変調信号の出力が得られる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係る周波数変調器の構成図である。図4に示す周波数変調器92は、図1で説明した第2の光源12の出力する局部変調光の強度を調節する光強度調節手段25を、第2の光源12と光結合器13の間にさらに備える。光強度調節手段25は、例えば、光を減衰させる光減衰器である。光強度調節手段25をさらに備えることで、第1の光源11の出力する光周波数変調光の強度に対する第2の光源12の出力する局部発振光の強度を最適化することができる。第2の光源12のへの注入電流を制御することによっても局部発振光の出力強度を制御できるが、注入電流を変化させると変調特性や平均光周波数も同時に変動するため、注入電流によらない制御が好ましい。光強度調節手段25によって局部発振光の強度を最適化することで、第2の光源12の特性を変動させることなく、を安定化した状態で、質のよい被変調信号を効率よく得ることができる。なお、上記実施形態では光強度調節手段25として光減衰器を用いたが、光増幅器あるいは光増幅器と光減衰器の組み合わせを用いても構わない。
なお、実施形態1及び実施形態2では、光検波器14、26及び光検出器18を独立した光検波器として説明したが、これに限定するものではない。例えば、光検波器14、26及び光検出器18のうち、いずれか2つを1つの光検波器で兼ねても構わない。さらに、光検波器14、26及び光検出器18のすべてを1つの光検波器で兼ねても構わない。
本発明は、振幅変調成分を抑圧した品質のよい被変調信号を出力するので、光伝送システムにおいて品質のよいFM信号で光強度変調した信号光を伝送することができる。
実施形態1に係る周波数変調器の構成図である。 周波数スペクトラムの一例であり、(a)は光強度変調器に強度変調信号を入力しなかった場合の被変調信号の周波数スペクトラムを示し、(b)は光強度変調器に強度変調信号を入力した場合の被変調信号の周波数スペクトラムを示す。 光検波器から出力する被変調信号の一例を示すグラフであり、(a)は振幅成分の時間波形、(b)は周波数成分の時間波形、(c)は周波数スペクトラムを示す。 実施形態2に係る周波数変調器の構成図である。 光ヘテロダイン型周波数変調器の従来例である。 第1の光源の出力光の時間波形の一例を示すグラフであり、(a)は振幅成分、(b)は周波数成分を示す。 光検波器から出力する被変調信号の周波数スペクトラムの一例である。
符号の説明
10、100 入力端子
11、101 第1の光源
12、102 第2の光源
13、103 光結合器
14、104 光検波器
15、105 出力端子
16 分配器
17 光強度変調器
18 光検出器
19 振幅変調成分抽出器
20 光強度変調器制御回路
21 プリスケーラ
22 位相比較器
23 基準周波数発振器
24 制御回路
25 光強度調節手段
26 光検波器
81 周波数差制御部
82 光強度変調制御部
91、92 周波数変調器
110 被変調信号の周波数スペクトラムにおける周波数変調成分
111 被変調信号の周波数スペクトラムにおける振幅変調成分

Claims (5)

  1. 電気入力信号が入力される入力端子と、
    前記入力端子に入力される電気入力信号によって直接変調され、当該直接変調によって光周波数の変化した光周波数変調光を出力する第1の光源と、
    前記第1の光源の出力する光周波数変調光を、前記入力端子に入力される電気入力信号に基づいて、前記光周波数変調光に含まれる前記電気入力信号による振幅変調成分を相殺させる強度変調信号で強度変調して出力する光強度変調器と、
    前記第1の光源の出力する光周波数変調光に合波するための局部発振光を出力する第2の光源と、
    前記光強度変調器の出力する光周波数変調光と前記第2の光源の出力する局部発振光とを合波する光結合器と、
    前記光結合器の合波した合波光を光電変換して被変調信号を出力する光検波器と、
    を備える周波数変調器。
  2. 前記第1の光源の出力する光周波数変調光と前記第2の光源の出力する局部発振光との周波数差を一定に制御する周波数差制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の周波数変調器。
  3. 前記第1の光源から前記光結合器までの光路が、前記第1の光源の出力する光周波数変調光の偏波を保ち、
    前記第2の光源から前記光結合器までの光路が、前記第2の光源の出力する局部発振光の偏波を保つことを特徴とする請求項1又は2に記載の周波数変調器。
  4. 前記光結合器の合波した合波光を光電変換した信号から、前記光周波数変調光に含まれる前記電気入力信号による振幅変調成分を抽出する振幅変調成分抽出器と、
    前記振幅変調成分抽出器の抽出する信号出力がゼロに近づくように前記強度変調信号の信号強度を増減する光強度変調器制御回路と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の周波数変調器。
  5. 前記第2の光源の出力する局部変調光の強度を調節する光強度調節手段を、前記第2の光源と前記光結合器の間にさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の周波数変調器。
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