JP3769623B2 - 光多値伝送システム及び方法、光送信装置並びに多値信号光生成方法 - Google Patents

光多値伝送システム及び方法、光送信装置並びに多値信号光生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、光多値伝送システム及び方法、光送信装置並びに多値信号光生成方法に関する。
光伝送システムの伝送容量を拡大する一方法として多値伝送が知られている(非特許文献1,2)。従来の多値光伝送システムでは、PSK(Phase Shift keying)及びDPSK(Differential Phase Shift keying)等の光位相変調と、光強度変調とを併用する多値変調を使用する。例えば、非特許文献1には、4値PSK(Phase Shift keying)と2値ASK(Amplitude shift keying)とを組み合わせた8値変復調方式が記載されている。
早瀬茂規、他「8値光変復調方式による30Gbit/s光伝送」、2003年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、p.401
しかし、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)は、変調の前に複雑な符号化処理(プリコーディング)を必要とする。また、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)の場合にはビットレートが2倍になるので、高速化に対応するのが難しい。
一方、光強度変調を位相変調と組み合わせで使用する場合、光強度がゼロになるビットスロットに対して位相変調を行えないという問題点がある。また、光強度変調では、3値以上の多値化が困難である。
本発明は、簡単な構成で多値伝送を実現する光多値伝送システム及び方法と、このシステムに適用され得る光送信装置並びに多値信号光生成方法を提示することを目的とする。
本発明に係る光多値伝送システムは、光送信装置から光伝送路を介して光受信装置に光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送システムである。当該光送信装置が、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する反転RZ信号光発生装置と、当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器とを具備する。光受信装置が、当該光伝送路から入力する光を2分割する分波器と、当該分波器の一方の出力光を反転する反転装置と、当該反転装置により反転された信号光から当該第1のデータD1を検出する第1の検出器と、当該分波器の他方の出力光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換する変換装置と、当該変換装置の出力から当該第2のデータD2を検出する第2の検出器とを具備する。
反転RZ信号光には、第1のデータD1のどの値に対しても光が存在するので、この反転RZ信号光を位相変調することにより、第2のデータを伝送できる。簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
好ましくは、反転RZ信号光発生装置が、第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を出力するRZパルス信号光発生装置と、当該RZパルス信号光を反転RZ形式に変換する反転RZ変換装置とを具備する。これにより、簡単に反転RZ信号光を生成できる。
好ましくは、RZパルス信号光発生装置が、第1の波長λ1のレーザ光を発生するレーザ光源と、当該第1のレーザ光源の出力光を当該第1のデータD1で強度変調して、当該RZパルス信号光を生成する光強度変調器とを具備することを特徴とする。これにより、第1のデータD1を搬送するRZパルス信号光を簡単に生成できる。
好ましくは、当該反転RZ変換装置が、第2の波長λ2のレーザ光を出力する第1のCW光源と、当該RZパルス信号光と当該第1のCW光源の出力光との相互作用により、当該RZパルス信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第2の波長λ2の信号光を生成する第1の光演算素子とを具備することを特徴とする。これにより、RZパルス信号光を反転RZ形式に効率良く変換できる。
好ましくは、当該反転RZ信号光発生装置が、第1の波長λ1のCWレーザ光を発生するCW光源と、当該第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置と、当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い当該CW光源の出力光の強度を変調し、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する光強度変調器とを具備することを特徴とする。これにより、簡単な構成で、簡単に反転RZ信号光を生成できる。
好ましくは、当該反転装置が、第3の波長λ3のレーザ光を出力する第2のCW光源と、当該分波器の一方の出力信号光と当該第2のCW光源の出力光との相互作用により、当該分波器の一方の出力信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第3の波長λ3の信号光を生成する第2の光演算素子とを具備することを特徴とする。これにより、簡単な構成で反転RZ形式の信号光をRZ形式に変換できる。
好ましくは、変換装置が、1ビット遅延干渉計からなる。これにより、位相変調信号光を強度変調信号光に変換できる。好ましくは、第2の検出器が、1ビット遅延干渉計の2つの出力光をバランス受信するバランス受信器からなる。バランス受信により、第1のデータD1の強度変調による強度変動の影響を低減できる。
本発明に係る光多値伝送方法は、光伝送路を介して光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送方法である。第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成する。当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調する。位相変調されたRZパルス信号光を光伝送路に出力する。光伝送路から出力される光を分波器により2分割する。当該分波器の一方の出力信号光を反転装置により反転する。当該反転装置により反転された信号光から当該第1のデータを検出する。当該分波器の他方の出力信号光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換する。当該光強度変調信号から当該第2のデータD2を検出する。
この方法により、簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
好ましくは、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を生成するステップと、当該RZパルス信号光を反転するステップとを具備する。これにより、位相変調可能な反転RZ信号光を生成できる。
好ましくは、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を生成するステップと、当該反転RZ形式の電気信号に従い、CWレーザ光を強度変調するステップとを具備する。これにより、位相変調可能な反転RZ信号光を生成できる。
本発明に係る光送信装置は、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する反転RZ信号光発生装置と、当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器とを具備することを特徴とする。
反転RZ信号光には、第1のデータD1のどの値に対しても光が存在するので、この反転RZ信号光を位相変調することにより、第2のデータを伝送できる。簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
好ましくは、当該反転RZ信号光発生装置が、第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を出力するRZパルス信号光発生装置と、当該RZパルス信号光を反転RZ形式に変換する反転RZ変換装置とを具備する。これにより、簡単に反転RZ信号光を生成できる。
好ましくは、当該RZパルス信号光発生装置が、第1の波長λ1のレーザ光を発生するレーザ光源と、当該第1のレーザ光源の出力光を当該第1のデータD1で強度変調して、当該RZパルス信号光を生成する光強度変調器とを具備する。これにより、第1のデータD1を搬送するRZパルス信号光を簡単に生成できる。
好ましくは、当該反転RZ変換装置が、第2の波長λ2のレーザ光を出力する第1のCW光源と、当該RZパルス信号光と当該第1のCW光源の出力光との相互作用により、当該RZパルス信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第2の波長λ2の信号光を生成する第1の光演算素子とを具備する。これにより、RZパルス信号光を反転RZ形式に効率良く変換できる。
好ましくは、当該反転RZ信号光発生装置が、第1の波長λ1のCWレーザ光を発生するCW光源と、当該第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置と、当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い当該CW光源の出力光の強度を変調し、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する光強度変調器とを具備する。これにより、簡単な構成で、簡単に反転RZ信号光を生成できる。
本発明に係る多値信号光生成方法は、光強度と光位相で独立に情報を伝送する多値信号光を生成する方法であって、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成し、当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調することを特徴とする。
反転RZ信号光には、第1のデータD1のどの値に対しても光が存在するので、この反転RZ信号光を位相変調することにより、第2のデータを伝送できる。簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
好ましくは、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を生成するステップと、当該RZパルス信号光を反転するステップとを具備する。これにより、簡単に反転RZ信号光を生成できる。
好ましくは、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を生成するステップと、当該反転RZ形式の電気信号に従い、CWレーザ光を強度変調するステップとを具備する。
本発明に係る光多値伝送システムは、光送信装置から光伝送路を介して光受信装置に光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送システムである。特徴的には、当該光送信装置が、レーザ光源と、第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置と、当該レーザ光源の出力光を当該第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器と、当該光位相変調器による位相変調光を、当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い強度変調する光強度変調器とを具備する。当該光受信装置が、当該光伝送路から入力する光を2分割する分波器と、当該分波器の一方の出力光を反転する反転装置と、当該反転装置により反転された信号光から当該第1のデータD1を検出する第1の検出器と、当該分波器の他方の出力光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換する変換装置と、当該変換装置の出力から当該第2のデータD2を検出する第2の検出器とを具備する。
第1のデータD1を反転RZ形式の強度変調信号光として伝送するので、受信側では、強度変調で伝送される第1のデータD1と、位相変調で伝送される第2のデータD2を、互いに独立に受信できる。これにより、簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
好ましくは、当該反転装置が、光伝送路から入力する信号光とは異なる第2の波長λ3のレーザ光を出力するCW光源と、当該分波器の一方の出力信号光と当該CW光源の出力光との相互作用により、当該分波器の一方の出力信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第2の波長λ3の信号光を生成する第2の光演算素子とを具備することを特徴とする。これにより、簡単な構成で反転RZ形式の信号光をRZ形式に変換できる。
好ましくは、変換装置が、1ビット遅延干渉計からなる。これにより、位相変調信号光を強度変調信号光に変換できる。好ましくは、第2の検出器が、1ビット遅延干渉計の2つの出力光をバランス受信するバランス受信器からなる。バランス受信により、1ビット遅延干渉計の出力に含まれる第1のデータD1の強度変調成分を相殺できる。これにより、位相変調で伝送される第2のデータD2を精度良く検出できる。
本発明に係る光多値伝送方法は、光伝送路を介して光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送方法である。第1のデータD1を反転RZ形式に変換する。レーザ光を第2のデータに従い位相変調して位相変調信号光を生成する。当該位相変調信号光を当該反転RZ形式の第1のデータに従い強度変調する。位相変調及び強度変調された信号光を光伝送路に出力する。光伝送路から出力される光を分波器により2分割する。当該分波器の一方の出力信号光を反転装置により反転する。当該反転装置により反転された信号光から当該第1のデータD1を検出する。当該分波器の他方の出力信号光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換する。当該光強度変調信号から当該第2のデータD2を検出する。
この方法により、簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
本発明に係る光送信装置は、レーザ光源と、第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置と、当該レーザ光源の出力光を当該第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器と、当該光位相変調器による位相変調光を、当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い強度変調する光強度変調器とを具備することを特徴とする。
第1のデータD1を反転RZ形式の強度変調信号光として伝送するので、受信側では、強度変調で伝送される第1のデータD1と、位相変調で伝送される第2のデータD2を、互いに独立に受信できる。これにより、簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
本発明に係る多値信号光生成方法は、光強度と光位相で独立に情報を伝送する多値信号光を生成する方法である。第1のデータD1を反転RZ形式に変換する。レーザ光を第2のデータに従い位相変調して位相変調信号光を生成する。当該位相変調信号光を当該反転RZ形式の第1のデータに従い強度変調する。
第1のデータD1を反転RZ形式の強度変調信号光として伝送するので、受信側では、強度変調で伝送される第1のデータD1と、位相変調で伝送される第2のデータD2を、互いに独立に受信できる。これにより、簡単な構成で、強度変調と位相変調の併用する多値伝送を実現できる。
本発明によれば、簡単な構成で、強度変調と位相変調を併用する多値光伝送を実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示し、図2は、本実施例の波形例を示す。
光送信装置10は、強度変調及び位相変調による多値信号光を光伝送路12に出力する。光伝送路12を伝搬した多値信号光は、光受信装置14に入力する。光受信装置14は、強度変調で伝送されるデータD1と位相変調で伝送されるデータD2を個別に受信する。光伝送路12としては、光ファイバのみの無中継光伝送路、光ファイバと光アンプとからなる光増幅伝送路、又は、分散補償装置を組み込んだ光ファイバ伝送路がありうる。
先ず、光送信装置10の構成と動作を説明する。パルス光源20は、同期信号発生装置22からのクロックに従う周波数(例えば、10GHz)の、波長λ1のパルスレーザ光を発生する。レーザ光源20の出力するパルスレーザ光のデューティ比は50%以下であるのが好ましく、可能な範囲でパルス幅の狭いものであるのが好ましい。
レーザ光源20は、例えば、パルスレーザ光を出力するレーザ素子、例えば、モードロックレーザからなる。代替構成として、レーザ光源20は、連続(CW)レーザ光を出力するレーザダイオードと、このレーザダイオードの出力するCWレーザ光を同期信号発生装置22からのクロックに従いパルス化する光強度変調器、例えば電気吸収(EA)型光変調器からなるものであってもよい。
パルス光源20の出力するパルスレーザ光は、光強度変調器24に印加される。光強度変調器24は例えば、LiNbOの結晶からなる。データ発生装置26は、同期信号発生装置22の出力に同期してデータD1を光強度変調器24に印加する。光強度変調器24は、データ発生装置26からのデータD1に従い、パルス光源0の出力パルスレーザ光をオン/オフ変調する。光強度変調器24は、データD1を搬送するRZパルス信号光を出力する。図2の波形80は、光強度変調器24の出力波形例を示す。即ち、パルス光源20、光強度変調器24及びデータ発生装置26からなる部分は、第1のデータD1を搬送するRZパルス信号光を生成する回路になる。データD1は、図2に示す例では、1,0,1,1,0,1の2進値列からなる。
光アンプ28は、光強度変調器24の出力光を光増幅する。光アンプ28の出力光は、反転装置30の光サーキュレータ32のポートAに印加される。反転装置30は、データD1を搬送するRZパルス信号光の波形を反転する装置である。光サーキュレータ32は、光アンプ28からポートAに入力した光をポートBから半導体光増幅器(SOA)34に供給する。反転装置30は波長λ1とは異なる波長λ2の連続レーザ光を出力するCW光源36を具備する。CW光源36の出力光は半導体光増幅器34を介して光サーキュレータ32のポートBに入力する。即ち、半導体光増幅器34には、光アンプ28の出力光、即ち、データD1を搬送する波長λ1のRZパルス信号光と、CW光源36からの波長λ2のCWレーザ光が入力する。
SOA34の相互利得変調(XGM)により、波長λ2のCWレーザ光に対する利得が、波長λ1のRZパルス信号光の光強度に応じて変動する。具体的には、波長λ1のRZパルス信号光の光パルスが存在する期間では、波長λ2に対する利得が低下し、光パルスが存在しない期間では、波長λ2に対する利得が増大する。この結果、SOA34から出力される波長λ2のレーザ光の波形は、波長λ1のRZパルス信号光の波形を反転した波形になる。SOA34から出力される波長λ2のレーザ光は、光サーキュレータ32のポートBに入力し、光サーキュレータ32のポートCから光位相変調器38に供給される。図2の波形82は、SOA34から出力される波長λ2のレーザ光の波形例、即ち、光サーキュレータ32のポートCから光位相変調器38に供給される波長λ2のレーザ光の波形例を示す。反転装置30の出力光は、図2に波形82として示すように、2進値”0”の区間にも光が存在し、かつまた、2進値”1”の区間のほとんどにも光が存在するので、この光信号を位相変調することによりデータを伝送できる。
反転装置30の出力信号光のように、2進値の一方の値、例えば”1”に対して、1ビットスロット内の一部に光の存在しない期間を配置し、2進値の他方の値、例えば、”0”に対して、1ビットスロット内を光で満たす形式又は信号を反転RZ形式又は反転RZ信号と呼ぶことにする。このような反転RZ形式の光パルスの一例として、ダークソリトンが知られている。例えば、M. Nakazawa and K. Suzuki, "Generation of a pseudorandom dark solton train and its coherent detection by one-bit-shifting with a mach-Zehnder interferometer," Electronics letters 22nd June 1995, Vol. 31, No. 13, pp. 1084-1085参照。
データ発生装置40は第2のデータD2を発生し、データD2を光位相変調器38に駆動信号として供給する。光位相変調器38は、データD2に従い、反転装置30の出力光、即ち光サーキュレータ32のポートCの出力光の光位相を0又はπに変調する。図2の波形84は、光位相変調器38の出力光の波形と光位相を示す。ここでは、光位相が、0,π,π,π,π,0に変調されている。図2に示す波形84では、理解しやすいように、光位相変調器38による位相変調を、データD1のビットスロットに同期して図示してあるが、光強度変調24による強度変調と光位相変調器38による位相変調は、同期していなくてもよい。波長λ2以外の光が光位相変調器38に入射しないように、光サーキュレータ32のポートCと光位相変調器38の間に、波長λ2の光を選択的に透過する光バンドパスフィルタを配置してもよい。
光位相変調器38の出力光は、光送信装置10の出力光として光伝送路12に出力され、光伝送路12を伝搬して光受信装置14に入力する。
光受信装置14の構成及び動作を説明する。分波器50は、光伝送路12からの信号光を2分割し、一方を反転装置52の光サーキュレータ54のポートAに供給し、他方を1ビット遅延干渉計66に供給する。強度変調で伝送されたデータD1が反転装置52以降で復調され、位相変調で伝送されたデータD2が1ビット遅延干渉計66以降で復調される。
反転装置52は、基本的に、反転装置30と同じ構成からなる。即ち、反転装置52は、半導体光増幅器(SOA)56及び、波長λ2とは異なる波長λ3のCWレーザ光を出力するCW光源58を具備する。波長λ3は、波長λ1と等しくてもよい。
光サーキュレータ54は、分波器50からポートAに入力した光をポートBからSOA56に供給する。CW光源58の出力光はSOA56を介して光サーキュレータ54のポートBに入力する。即ち、SOA56には、強度及び位相を変調された波長λ2の信号光と、CW光源58からの波長λ3のCWレーザ光が入力する。反転装置30の作用と同様の作用により、反転装置52は、分波器50から出力される信号光の波形を反転する。すなわち,反転装置は、反転RZ形式をRZ形式に戻す装置として機能する。
光アンプ60は、反転装置54の出力信号光を増幅する。光バンドパスフィルタ62は、光アンプ62の出力光から波長λ3の成分を抽出する。フォトダイオード64は光バンドパスフィルタ62の出力信号光を電気信号に変換する。フォトダイオード64の出力電気信号は、データD1を搬送するRZ信号になっている。図2の波形86は、フォトダイオード64の出力信号の波形例を示す。
1ビット遅延干渉計66は、分波器68と、合分波器72と、分波器68と合分波器72の間の2つのアームの一方に配置される1ビット光遅延素子70とからなる周知の構成からなり、1ビット光遅延素子70の遅延時間τは、光位相変調器38による光位相変調の1ビット期間に相当する。このような1ビット遅延干渉計66は、位相変調信号光を強度変調信号光又はOOK(On/Off keying)信号光に変換する装置として周知である。1ビット遅延干渉計66は、位相変調信号の光位相が0からπ、又はπから0に遷移するときに光パルスを出力する。シリアルに接続した2つのフォトダイオード74,76により、1ビット遅延干渉計66の出力信号光をバランス受信する。アンプ78は、バランス受信された電気信号を増幅し、出力する。アンプ78は好ましくは、オートパワーコントロール(APC)アンプからなる。1ビット遅延干渉計66の出力は、第1のデータD1を搬送する強度変調による強度変動を含むが、バランス受信とAPCアンプを併用することで、データD1の伝送のための強度変調による強度変動を低減できる。
先に述べたように、強度変調と位相変調は、同じビットレートである必要がなく、また、同期している必要も無い。強度変調と位相変調のビットレートを異ならせることで、データD2の受信又は検出が、より容易になる。例えば、データD2の位相変調の周波数成分を抽出するバンドパスフィルタ、又は、データD1の強度変調の周波数成分を除去するバンド除去フィルタを、アンプ78の後段に配置することで、容易に強度変調の影響を除去できる。
アンプ78の出力信号は、復調されたデータD2を搬送するRZ信号になる。図2の波形88は、復調されたデータD2の波形例を示す。アンプ78の出力電気信号では、位相変調信号の光位相が0からπ、又はπから0に遷移するときにパルスが存在する。
位相変調にDQPSKを使用する場合、光位相変調器38とデータ発生装置40との間にプリコーダを配置する必要がある。光受信装置14には、プリコーダに対応するデコーダをアンプ78の出力に配置する。
反転装置30では、SOA34に信号光とCW光を逆方向に入射しているが、SOA34に信号光とCW光を同方向で入射しても、信号光の波形を反転できる。具体的には、光アンプ28の出力信号光とCW光源36の出力光を3dB光カップラで合波し、両光をSOAに同方向で入射する。そして、SOAの出力側に波長λ2の光バンドパスフィルタを配置して波長λ2の光のみを抽出し、光位相変調器38に印加する。同方向入射の場合,光バンドパスフィルタが必要になるが、逆方向入射の場合よりも高速に動作する。
反転装置52でも反転装置30と同様に、SOA56に信号光とCW光を同方向で入射してもよい。具体的には、分器50からの信号光とCW光源58の出力光を3dB光カップラで合波し、両光をSOAに同方向で入射する。そして、SOA56の出力側に波長λ3の光バンドパスフィルタを配置して波長λ3の光のみを抽出し、光アンプ60に印加する。
図1に示す実施例では、光強度変調器24によりデータD1を搬送するRZ光パルス信号を生成し、そのRZ光パルス信号を反転装置30により反転RZ形式に変換した。電気段階で反転RZ信号を生成し、その反転RZ信号によりCWレーザ光の強度を2値変調する方法でも、同様に反転RZ形式の光パルス信号を生成できる。図3は、そのように変更した光送信装置110の概略構成図を示す。図1に示す実施例と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
光送信装置110の構成と動作を説明する。CW光源120は、波長λ1のCWレーザ光を発生する。CW光源120の出力するCWレーザ光は、光強度変調器122に印加される。データ発生装置124は、送信すべきデータD1をNRZ(None-Return to Zero)形式で出力する。NRZ/RZ変換回路126は、データ発生装置124の出力データをRZ形式に変換し、反転装置128は、変換回路126の出力をRZ形式から反転RZ形式に変換する。NRZ/RZ変換回路126と反転装置128の機能を1つの装置で実現してもよい。反転装置128の出力は、駆動信号又は変調信号として光強度変調器122に印加される。
光強度変調器122は、反転装置128の出力信号に従い、例えば2進値の”1”に対応するダークパルスのように、反転装置128の出力信号レベルが低いときには、CW光源120の出力光を遮断もしくは低透過率又は低利得で透過し、例えば、2進値の”0”に対応する期間のように、反転装置128の出力信号レベルが高いときには、CW光源120の出力光を高透過率又は高利得で透過する。このようにして、光強度変調器122は、いわば、反転RZ形式の電気信号を反転RZ形式の光信号に変換する。
光アンプ130は光強度変調器122の出力信号光を光増幅する。光アンプ130の出力は、光位相変調器138に印加される。データ発生装置140は第2のデータD2を発生し、データD2を光位相変調器138に駆動信号として供給する。光位相変調器138は、データD2に従い、光アンプ130の出力光、即ち光強度変調器122から出力される反転RZ信号光の光位相を0又はπに変調する。光位相変調器138の出力光は、光送信装置110の出力光として光伝送路12に出力される。
強度変調及び位相変調された信号光は、光伝送路12を伝搬し、光受信装置14に入力する。光受信装置14の動作は、図1に示す実施例と同じであるので、説明を省略する。
図1及び図3に示す実施例では、光強度変調器の後段に光位相変調器を配置したが、その逆でも良い。図4はその変更実施例の概略構成ブロック図を示す。図1に示す実施例と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
光送信装置210の構成と動作を説明する。CW光源220は、波長λ1のCWレーザ光を発生する。CW光源20の出力するCWレーザ光は、光位相変調器238に印加される。データ発生装置140は第2のデータD2を発生し、そのデータD2を光位相変調器38に駆動信号として供給する。光位相変調器38は、データD2に従いCW光源220の出力レーザ光の光位相を0又はπに変調する。光位相変調器38の出力光は、光アンプ230により増幅されて、光強度変調器222に印加される。
データ発生装置224は、送信すべきデータD1をNRZ形式で出力する。NRZ/RZ変換回路226は、データ発生装置224の出力データをRZ形式に変換し、反転装置228は、変換回路226の出力をRZ形式から反転RZ形式に変換する。NRZ/RZ変換回路226と反転装置228の機能を1つの装置で実現してもよい。反転装置228の出力は、駆動信号又は変調信号として光強度変調器222に印加される。
光強度変調器222は、反転装置228の出力信号に従い、例えば2進値の”1”に対応するダークパルスのように、反転装置228の出力信号レベルが低いときには、光アンプ230の出力光を遮断もしくは低透過率又は低利得で透過し、例えば、2進値の”0”に対応する期間のように、反転装置228の出力信号レベルが高いときには、光アンプ230の出力光を高透過率又は高利得で透過する。このようにして、光強度変調器222は、いわば、反転RZ形式の電気信号を反転RZ形式の光信号に変換する。光強度変調器222の出力光は、光送信装置210の出力光として光伝送路12に出力される。
位相変調及び強度変調された信号光は、光伝送路12を伝搬し、光受信装置14に入力する。光受信装置14の動作は、図1に示す実施例と同じであるので、説明を省略する。
図1、図3及び図4に示す実施例における各データ発生装置26,40,124,140,224,240は、データソース、外部のデータソースからのデータ信号の入力端子、外部データソースからのデータ信号を増幅するアンプ、及び外部データソースからのデータ信号の波形を生成する波形整形装置の何れであってもよい。
図1、図3及び図4に示す実施例における光強度変調に時分割多重を併用してもよいことは明らかである。同様に、図1、図3及び図4に示す実施例における位相変調に光位相多値変調、例えば、DQPSKを使用してもよいことも明らかである。DQPSKについては、例えば、C. Wree, et al. ,"Experimental Investigation of Receiver Sensitivity of RZ-DQPSK Modulation Format Using Balanced Detection," OFC 2003, Vol.2, ThE5, pp. 456-457に説明されている。
本発明の一実施例の概略構成図である。 本実施例の波形例である。 本発明の第2実施例の概略構成図である。 本発明の第3実施例の概略構成図である。
符号の説明
10:光送信装置
12:光伝送路
14:光受信装置
20:パルス光源
22:同期信号発生装置
24:光強度変調器
26:データ発生装置
28:光アンプ
30:反転装置
32:光サーキュレータ
34:半導体光増幅器(SOA)
36:CW光源
38:光位相変調器
40:データ発生装置
50:分波器
52:反転装置
54:光サーキュレータ
56:半導体光増幅器(SOA)
58:CW光源
60:光アンプ
62:光バンドパスフィルタ
64:フォトダイオード
66:1ビット遅延干渉計
68:分波器
70:光遅延素子
72:光合分波器
74,76:フォトダイオード
78:アンプ
110:光送信装置
120:CW光源
122:光強度変調器
124:データ発生装置
126:NRZ/RZ変換回路
128:反転装置
130:光アンプ
138:光位相変調器
140:データ発生装置
210:光送信装置
220:CW光源
222:光強度変調器
224:データ発生装置
226:NRZ/RZ変換回路
228:反転装置
230:光アンプ
238:光位相変調器
240:データ発生装置

Claims (26)

  1. 光送信装置(10、110)から光伝送路(12)を介して光受信装置(14)に光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送システムであって、
    当該光送信装置(10、110)が、
    第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する反転RZ信号光発生装置(20,24,30;120〜128)と、
    当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器(38)
    とを具備し、
    当該光受信装置(14)が、
    当該光伝送路(12)から入力する光を2分割する分波器(50)と、
    当該分波器(50)の一方の出力光を反転する反転装置(52)と、
    当該反転装置(52)により反転された信号光から当該第1のデータD1を検出する第1の検出器(64)と、
    当該分波器(50)の他方の出力光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換する変換装置(66)と、
    当該変換装置(66)の出力から当該第2のデータD2を検出する第2の検出器(74,76)
    とを具備することを特徴とする光多値伝送システム。
  2. 当該反転RZ信号光発生装置が、
    第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を出力するRZパルス信号光発生装置(20,24)と、
    当該RZパルス信号光を反転RZ形式に変換する反転RZ変換装置(30)
    とを具備することを特徴とする請求項1に記載の光多値伝送システム。
  3. 当該RZパルス信号光発生装置が、第1の波長λ1のレーザ光を発生するレーザ光源(20)と、当該第1のレーザ光源(20)の出力光を当該第1のデータD1で強度変調して、当該RZパルス信号光を生成する光強度変調器(24)とを具備することを特徴とする請求項に記載の光多値伝送システム。
  4. 当該反転RZ変換装置(30)が、第2の波長λ2のレーザ光を出力する第1のCW光源(36)と、当該RZパルス信号光と当該第1のCW光源(36)の出力光との相互作用により、当該RZパルス信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第2の波長λ2の信号光を生成する第1の光演算素子(34)とを具備することを特徴とする請求項2又は3に記載の光多値伝送システム。
  5. 当該反転RZ信号光発生装置が、
    第1の波長λ1のCWレーザ光を発生するCW光源(120)と、
    当該第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置(124,126,128)と、
    当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い当該CW光源の出力光の強度を変調し、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する光強度変調器(122)
    とを具備することを特徴とする請求項1に記載の光多値伝送システム。
  6. 当該反転装置(52)が、第3の波長λ3のレーザ光を出力する第2のCW光源(58)と、当該分波器(50)の一方の出力信号光と当該第2のCW光源(58)の出力光との相互作用により、当該分波器(50)の一方の出力信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第3の波長λ3の信号光を生成する第2の光演算素子(56)とを具備することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光多値伝送システム。
  7. 当該変換装置が、1ビット遅延干渉計(66)からなることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の光多値伝送システム。
  8. 当該第2の検出器が、当該1ビット遅延干渉計(66)の2つの出力光をバランス受信するバランス受信器(74,76)からなることを特徴とする請求項に記載の光多値伝送システム。
  9. 光伝送路(12)を介して光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送方法であって、
    第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成し、
    当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調し、
    位相変調されたRZパルス信号光を光伝送路(12)に出力し、
    光伝送路(12)から出力される光を分波器(50)により2分割し、
    当該分波器(50)の一方の出力信号光を反転装置(52)により反転し、
    当該反転装置(52)により反転された信号光から当該第1のデータを検出し、
    当該分波器(50)の他方の出力信号光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換し、
    当該光強度変調信号から当該第2のデータD2を検出する
    ことを特徴とする光多値伝送方法。
  10. 第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、
    第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を生成するステップと、
    当該RZパルス信号光を反転するステップ
    とを具備することを特徴とする請求項9に記載の光多値伝送方法。
  11. 第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、
    第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を生成するステップと、
    当該反転RZ形式の電気信号に従い、CWレーザ光を強度変調するステップ
    とを具備することを特徴とする請求項9に記載の光多値伝送方法。
  12. 第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する反転RZ信号光発生装置(20,24,30;120〜128)と、
    当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器(38)
    とを具備することを特徴とする光送信装置。
  13. 当該反転RZ信号光発生装置が、
    第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を出力するRZパルス信号光発生装置(20,24)と、
    当該RZパルス信号光を反転RZ形式に変換する反転RZ変換装置(30)
    とを具備することを特徴とする請求項12に記載の光送信装置。
  14. 当該RZパルス信号光発生装置が、
    第1の波長λ1のレーザ光を発生するレーザ光源(20)と、
    当該第1のレーザ光源(20)の出力光を当該第1のデータD1で強度変調して、当該RZパルス信号光を生成する光強度変調器(24)
    とを具備することを特徴とする請求項12に記載の光送信装置。
  15. 当該反転RZ変換装置(30)が、
    第2の波長λ2のレーザ光を出力する第1のCW光源(36)と、
    当該RZパルス信号光と当該第1のCW光源(36)の出力光との相互作用により、当該RZパルス信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第2の波長λ2の信号光を生成する第1の光演算素子(34)
    とを具備することを特徴とする請求項13又は14に記載の光送信装置。
  16. 当該反転RZ信号光発生装置が、
    第1の波長λ1のCWレーザ光を発生するCW光源(120)と、
    当該第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置(124,126,128)と、
    当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い当該CW光源の出力光の強度を変調し、第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を出力する光強度変調器(122)
    とを具備することを特徴とする請求項12に記載の光送信装置。
  17. 光強度と光位相で独立に情報を伝送する多値信号光を生成する方法であって、
    第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成し、
    当該反転RZ信号光を第2のデータD2に従い位相変調する
    ことを特徴とする多値信号光生成方法。
  18. 第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、
    第1のデータD1で強度変調されたRZパルス信号光を生成するステップと、
    当該RZパルス信号光を反転するステップ
    とを具備することを特徴とする請求項17に記載の多値信号光生成方法。
  19. 第1のデータD1で強度変調された反転RZ信号光を生成するステップが、
    第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を生成するステップと、
    当該反転RZ形式の電気信号に従い、CWレーザ光を強度変調するステップ
    とを具備することを特徴とする請求項17に記載の多値信号光生成方法。
  20. 光送信装置(210)から光伝送路(12)を介して光受信装置(14)に光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送システムであって、
    当該光送信装置(210)が、
    レーザ光源(220)と、
    第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置(224,226,228)と、
    当該レーザ光源(220)の出力光を当該第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器(238)と、
    当該光位相変調器(238)による位相変調光を、当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い強度変調する光強度変調器(222)
    とを具備し、
    当該光受信装置(14)が、
    当該光伝送路(12)から入力する光を2分割する分波器(50)と、
    当該分波器(50)の一方の出力光を反転する反転装置(52)と、
    当該反転装置(52)により反転された信号光から当該第1のデータD1を検出する第1の検出器(64)と、
    当該分波器(50)の他方の出力光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換する変換装置(66)と、
    当該変換装置(66)の出力から当該第2のデータD2を検出する第2の検出器(74,76)
    とを具備することを特徴とする光多値伝送システム。
  21. 当該反転装置(52)が、光伝送路(12)から入力する信号光とは異なる第2の波長λ3のレーザ光を出力するCW光源(58)と、当該分波器(50)の一方の出力信号光と当該CW光源(58)の出力光との相互作用により、当該分波器(50)の一方の出力信号光の波形を反転した波形に相当する波形を具備する第2の波長λ3の信号光を生成する第2の光演算素子(56)とを具備することを特徴とする請求項20に記載の光多値伝送システム。
  22. 当該変換装置が、1ビット遅延干渉計(66)からなることを特徴とする請求項20又は21に記載の光多値伝送システム。
  23. 当該第2の検出器が、当該1ビット遅延干渉計(66)の2つの出力光をバランス受信するバランス受信器(74,76)からなることを特徴とする請求項22に記載の光多値伝送システム。
  24. 光伝送路(12)を介して光強度と光位相で独立に情報を伝送する光多値伝送方法であって、
    第1のデータD1を反転RZ形式に変換し、
    レーザ光を第2のデータに従い位相変調して位相変調信号光を生成し、
    当該位相変調信号光を当該反転RZ形式の第1のデータに従い強度変調し、
    位相変調及び強度変調された信号光を光伝送路(12)に出力し、
    光伝送路(12)から出力される光を分波器(50)により2分割し、
    当該分波器(50)の一方の出力信号光を反転装置(52)により反転し、
    当該反転装置(52)により反転された信号光から当該第1のデータD1を検出し、
    当該分波器(50)の他方の出力信号光に含まれる位相変調信号を光強度変調信号に変換し、
    当該光強度変調信号から当該第2のデータD2を検出する
    ことを特徴とする光多値伝送方法。
  25. レーザ光源(220)と、
    第1のデータD1を示す反転RZ形式の電気信号を出力する反転RZデータ形成装置(224,226,228)と、
    当該レーザ光源(220)の出力光を当該第2のデータD2に従い位相変調する光位相変調器(238)と、
    当該光位相変調器(238)による位相変調光を、当該反転RZデータ形成装置の出力電気信号に従い強度変調する光強度変調器(222)
    とを具備することを特徴とする光送信装置。
  26. 光強度と光位相で独立に情報を伝送する多値信号光を生成する方法であって、
    第1のデータD1を反転RZ形式に変換し、
    レーザ光を第2のデータに従い位相変調して位相変調信号光を生成し、
    当該位相変調信号光を当該反転RZ形式の第1のデータに従い強度変調する
    ことを特徴とする多値信号光生成方法。
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