JP2006352665A - 光信号受信装置及び光信号受信方法 - Google Patents

光信号受信装置及び光信号受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006352665A
JP2006352665A JP2005178063A JP2005178063A JP2006352665A JP 2006352665 A JP2006352665 A JP 2006352665A JP 2005178063 A JP2005178063 A JP 2005178063A JP 2005178063 A JP2005178063 A JP 2005178063A JP 2006352665 A JP2006352665 A JP 2006352665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
optical signal
clock
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005178063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4548236B2 (ja
Inventor
Hitoshi Murai
仁 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2005178063A priority Critical patent/JP4548236B2/ja
Publication of JP2006352665A publication Critical patent/JP2006352665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4548236B2 publication Critical patent/JP4548236B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】OOK光伝送網において、バランス検波を適用することで、受信感度の改善を図る。
【解決手段】光論理ゲート40、光増幅器20、クロック再生装置31、光クロック発生器33及びバランスレシーバ60を備えている。光増幅器は、入力された光信号を増幅した後、2分岐して、一方の第1の入力光信号を光論理ゲートに送り、及び、他方の第2の入力光信号をクロック再生装置に送る。クロック再生装置は、第2の入力光信号から電気クロック信号を再生する。光クロック発生器は、電気クロック信号で駆動されて、光クロック信号を生成した後、当該光クロック信号を光論理ゲートに送る。光論理ゲートは、入力された光クロック信号を正論理光信号、及び、正論理光信号に対して相補的な負論理光信号に分離して出力する。バランスレシーバは、正論理光信号と負論理光信号との差分を、受信電気信号として出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、OOK(On−off−Keying)光伝送網で用いられる、光信号受信装置及び光信号受信方法に関するものである。
光伝送網における通信容量の急速な増加に伴い、伝送速度の高速化が予想される。伝送速度が高速化されると、光伝送網で用いられる光信号受信装置では、受信感度が低下するという課題がある。
この課題に対して、DPSK(Differential Phase Shift Keying)と呼ばれる変調方法を用いることで、受信感度の改善が実現されている(例えば、非特許文献1参照)。DPSKは、2値のデジタル符号を差動符号に変換して、この差動符号によって位相変調された位相変調信号を送受信するものである。DPSK光伝送網で用いられる光信号受信装置では、DPSK変調された信号をバランス検波することで2値デジタル符号に復調している。このバランス検波は、光信号受信装置に設けられている1ビット遅延干渉計から2分岐された相補的な2系統干渉計出力に対して行われる。この結果、DPSK光伝送網では高い受信感度が実現される。
DPSK光伝送網に対して2値デジタル符号で強度変調を行う従来の変調方法は、OOK(On−Off Keying)と呼ばれている。非特許文献1では、160Gbit/sの光時分割多重(OTDM:Optical Time Division Multiplex)光伝送網に、DPSKを適用することで、OOKに比べて光信号受信装置での受信感度が改善されることが実証されている。
一方、DPSK光伝送網では、差動符号化するためのプリコーダや、差動符号を2値デジタル符号へ復調するためのデコーダが必要になるため、光信号受信装置の構成は複雑になる。従って、経済的には送受信装置の構成が簡易であるOOK光伝送網が有利である。
OOK光伝送網においても、搬送波抑圧RZ(CS−RZ:Carrier Suppressed Return to Zero)信号等を用いることにより、光ファイバの非線形光学効果に耐性のある良質な160Gbit/s伝送が可能なことが示されている(例えば、非特許文献2参照)。非特許文献2に開示されている光信号受信装置では、EA変調器を光ゲートとして用いた2値検波を行っている。
S.Ferber et.al.,"Comparison of DPSK and OOK moduration format in a 160 Gb/s transmission system", ECOC2003, Paper Th2.6.2 H.Murai et.al.,"Single Channel 160 Gbit/s Carrier−Suppressed RZ Transmission over 640 km with EA Modulator based OTDM Module",ECOC2003, Paper Mo3.6.4
DPSK光伝送網は、OOK光伝送網に比べて、高い受信感度を達成できるが、その送受信装置構成は複雑になる。一方、OOK光伝送網は、送受信装置の構成が簡単にできるため、システム運用のコストや初期投資の観点では、DPSK光伝送網よりも実用的であるが、受信感度が劣るという解決すべき課題がある。
そこで、この出願に係る発明者は、鋭意研究を行ったところ、OOK光伝送網においても、従来は適用されていなかったバランス検波を適用することができることを発見した。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、OOK光伝送網において、バランス検波を適用することで、受信感度の改善を図ることができる光信号受信装置、及び、光信号受信装置での光信号受信方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の光信号受信装置は、光論理ゲート、光増幅器、クロック再生装置、光クロック発生器及びバランスレシーバを備えている。光増幅器は、入力された光パルス信号を増幅した後、増幅された光パルス信号を2分岐して、一方の第1の入力光信号を光論理ゲートに送り、及び、他方の第2の入力光信号をクロック再生装置に送る。クロック再生装置は、第2の入力光信号から電気クロック信号を再生した後、電気クロック信号を光クロック発生器に送る。光クロック発生器は、電気クロック信号の周期と同じ周期の光パルス列である光クロック信号を生成した後、光クロック信号を光論理ゲートに送る。光論理ゲートは、入力された光クロック信号を第1の入力光信号に属する光パルスに対して、時間軸上で重なった光パルスを含む正論理光信号、及び、正論理光信号に対して相補的な負論理光信号に分離して、それぞれ第1のパルス信号端子及び第2のパルス信号端子から出力する。バランスレシーバは、正論理光信号と、負論理光信号との差分を、受信電気信号として出力する。
上述した光信号受信装置の実施にあたり、好ましくは、光論理ゲートとして、非線形光ファイバと、非線形光ファイバをループ状に接続する第1の光カプラと、非線形光ファイバに第1の入力光信号を入力する第2の光カプラを備え、非線形光ファイバの両端をそれぞれ第1及び第2のパルス信号端子に接続した非線形光学ループミラーを用いるのが良い。
また、光論理ゲートとして、第1の入力光信号及び光クロック信号を合波する光カプラと、非線形光ファイバと、光バンドパスフィルタと、2つの出力端子がそれぞれ第1及び第2のパルス信号端子に接続されている偏波ビームスプリッタとを備える偏波分離スイッチを用いても良い。
また、この発明の光信号受信方法は、以下の過程を備えている。先ず、入力された光信号を増幅した後、増幅された光信号を2分岐して、第1の入力光信号及び第2の入力光信号を生成する。次に、第2の入力光信号から電気クロック信号を再生する。次に、電気クロック信号の周期と同じ周期の光パルス列である光クロック信号を生成する。次に、光クロック信号を、第1の入力光信号の光パルスに対して、時間軸上で重なった光パルスを含む正論理光信号、及び、正論理光信号に対して相補的な信号を負論理光信号に分離する。次に、正論理光信号及び負論理光信号の差分を受信電気信号として出力する。
この発明の光信号受信装置及び光信号受信方法によれば、OOK光伝送網で光信号を受信するにあたり、バランス検波を適用することで、受信感度の改善を図ることができる。また、光論理ゲートに非線形光学ループミラーを用いると、非線形光学ミラーでの波形整形効果があるため、受信感度をさらに改善することができる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、構成および配置関係についてはこの発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されない。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態の光信号受信装置について説明する。図1は、第1実施形態の光信号受信装置を説明するための概略構成図である。ここでは、一例として160Gbit/sの伝送に用いる光信号受信装置について説明する。
光信号受信装置10は、光論理ゲート40、光増幅器20、クロック再生装置31、光クロック発生器33及びバランスレシーバ60を備えている。第1実施形態の光信号受信装置10では、光論理ゲート40として非線形光学ループミラー(NOLM:Nonlinear Optical Loop Mirror)を備えている。以下の説明では、NOLMにも光論理ゲートと同じ符号40を付して説明する。
光信号受信装置10が接続されている光伝送網(図示を省略する。)から受信した160Gbit/sの光信号(図中、矢印S101で示す。)は、光増幅器20に入力される。光増幅器20は、入力された光信号の光強度を増幅して出力する機能を有していて、任意好適な従来周知の光増幅器を用いることができる。
光増幅器20の出力は2分岐されていて、一方はNOLM40に接続され、及び、他方はクロック再生装置31に接続されている。入力された光信号S101が光増幅器20で増幅された後、2分岐されて生成した一方の第1の入力光信号(図中、矢印S103で示す。)は、NOLM40に送られ、他方の第2の入力光信号(図中、矢印S105で示す。)はクロック再生装置31に送られる。
クロック再生装置31は、160Gbit/sの第2の入力光信号S105から、クロック信号を抽出することにより、40GHzの電気クロック信号(図中、矢印S111で示す。)を再生する。クロック再生装置31は、任意好適な従来周知の構成を適用することができ、例えば、位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路を用いることができる。
クロック再生装置31で再生された電気クロック信号S111は、光クロック発生器33へ送られる。光クロック発生器33は、電気クロック信号S111で駆動されて、光クロック信号(図中、S113で示す。)を生成する機能を有していれば良く、例えば、モード同期半導体レーザ(MLLD:Mode−Locked Laser Diode)を用いることができる。以下、光クロック発生器33として、MLLDを用いた例について説明するが、何ら、MLLDに限定されるものではない。また、以下の説明では、MLLDにも光クロック発生器33と同じ符号を付して説明する。
MLLD33は、例えば、導波路層の長手方向に、変調領域と、誘導光を放出する利得領域とを備えて構成されていて、導波路層の長手方向の両端に劈開で形成された両端面間で共振器が構成される。変調領域に、電気クロック信号S111を印加することで、電気クロック信号S111の周期に対応する周期で、変調領域が光を透過したり遮断したりするシャッタとして動作する。その結果、MLLD33においては、電気クロック信号の周期と同じ周期の光クロック信号S113を生成することができる。ここでは、MLLD33は、クロック再生装置31で再生された電気クロック信号S111の周波数は40GHzなので、MLLD33は、光クロック信号S113として、周期が40GHzの光パルス列を発生する。MLLD33で発生した光クロック信号S113は、NOLM40に送られる。
NOLM40は、非線形光ファイバ41、第1の光カプラ43、及び、第2の光カプラ45を備えている。非線形光ファイバ41は、50:50の光カプラである第1の光カプラ43によってループ状に接続されている。ループ状に接続されている非線形光ファイバ41の両端に、それぞれ、第1及び第2のパルス信号端子47及び49が設けられている。第2のパルス信号端子49には、MLLD33で発生した光クロック信号S113が、第1の光遅延器35及び光サーキュレータ37を経て入力される。なお、第1の光遅延器は、遅延量が可変のものを用いている。
第2のパルス信号端子49から入力された光クロック信号S113は、第1の光カプラ43で、等しい強度に2分割されて、ループ状の非線形光ファイバ41内を、それぞれ右回り(時計回り)及び左回り(反時計回り)に伝播する。右回りに伝播する光クロック信号(図中、矢印S115で示す。)及び左回りに伝播する光クロック信号(図中、矢印S117で示す。)は、同一光路長を伝播する。従って、第1の光カプラ43で合流する際には、右回りに伝播する光クロック信号S115及び左回りに伝播する光クロック信号S117の相対的な位相差が0である。第1の光カプラ43での合流によって得られた光クロック信号は、NOLM40をミラーとして、当該ミラーで反射されるように、第2のパルス信号端子49から出力される。なお、以下の説明では、右回りに伝播する光クロック信号S115及び左回りに伝播する光クロック信号S117を、それぞれ、右回り信号及び左回り信号と称することもある。
NOLM40に入力される光クロック信号S113は、遅延量が可変である第1の遅延器35でタイミングが調整される。その結果、右回り信号S115は、第1の入力光信号S103と同期する。
光増幅器20から送られた第1の入力光信号S103は、第2の光カプラ45を経て、ループ状の非線形光ファイバ41内に入力される。第1の入力光信号S103は、ループ状の非線形光ファイバ41内を右回りに伝播する。互いに同じ方向に伝播する、40GHzの、右回り信号S115と、160Gbit/sの第1の入力光信号S103のそれぞれに属する光パルスが時間軸上で重なると、右回り信号S115に属する光パルスは、非線形光ファイバ41において、相互位相変調(XPM)を受けて、位相が左回り信号S117の位相に対して180度変化する。第1の光カプラ43で合流する際に、右回り信号S115の位相が180度ずれている場合は、合流した光クロック信号は、第1のパルス信号端子47から出力される。ここでは、第1の入力光信号S103のビットレートが160Gbit/sであり、光クロック信号S113の周期が40GHzなので、正論理光信号S121は、ビットレートが40Gbit/sの光信号、すなわち、160Gbit/sの入力光信号を時分割分離した光信号になる。
一方、右回り信号S115の各パルスの中で、第1の入力光信号S103の光パルスと時間軸上で重ならないものは、非線形光ファイバ41内で位相変調を受けないため、光カプラ43での合流の際に、右回り信号S115と左回り信号S117の位相がそろっている。従って、合流して生成された光クロック信号は、第2のパルス信号端子49から出力される。すなわち、第2のパルス信号端子49から出力される信号は、第1のパルス信号端子47から出力される正論理光信号S121と相補的な信号である負論理光信号S123となる。
図2を参照して、入力光信号S101、正論理光信号S121及び負論理光信号S123の信号波形について説明する。図2(A)、(B)及び(C)は、それぞれ、入力光信号S101、正論理光信号S121及び負論理光信号S123の信号波形を説明するための図であって、横軸に時間(ps)を取って示し、及び、縦軸に光信号の強度(mW)を取って示している。なお、図2(A)は、入力光信号S101の波形を示しているが、第1及び第2の入力光信号S103及びS105は、その強度は異なるものの、パルスの形状は入力光信号S101と同様なので、波形の説明においては、入力光信号S101、第1及び第2の入力光信号S103及びS105を区別しない。また、光クロック信号S113、右回り信号S115及び左回り信号S117についても、その強度は異なるものの、パルスの形状は光クロック信号S113と同様なので、波形の説明においては、光クロック信号S113、右回り信号S115及び左回り信号S117を区別しない。
160Gbit/sの入力光信号S101に対して、40GHzの光クロック信号S113が同期している場合には、光クロック信号S113の光パルスと、入力光信号S101の光パルスとが時間軸上で重なったときに、正論理光信号S121として、約3mW以上の強度の光パルスが出力される。一方、光クロック信号S113の光パルスと、入力光信号S101の光パルスとが時間軸上で重ならないときは、正論理光信号S121の出力は、ほぼ0mWである(図2(B)参照)。
一方、光クロック信号S113の光パルスと、入力光信号S101の光パルスとが時間軸上で重なったとき、すなわち、正論理光信号S121の出力が3mW以上のときは、負論理光信号S123の出力は、ほぼ0mWである。一方、光クロック信号S113の光パルスと、入力光信号S101の光パルスとが時間軸上で重ならないとき、すなわち、正論理光信号S121の出力がほぼ0mWのときは、負論理光信号S123の出力は、3mW以上になる(図2(C)参照)。
正論理光信号S121は、第1のパルス信号端子47から出力された後、第1のバンドパスフィルタ51及び第2の光遅延器55を経て、バランスレシーバ60に送られる。第1のバンドパスフィルタ51は、MLLD33の出力である光クロック信号S113と等しい波長の光を通過させ、それ以外の波長の光を遮断するように予め設定されている。この設定により、160Gbit/sの第1の入力光信号S103は遮断されて、正論理光信号S121だけが、バランスレシーバ60に入力される。
負論理光信号S123は、第2のパルス信号端子49から出力された後、光サーキュレータ37を経て第2のバンドパスフィルタ53に送られる。第2のバンドパスフィルタ53は、第1のバンドパスフィルタ51と同様に予め設定されている。この設定により、160Gbit/sの第1の入力光信号S103は遮断されて、負論理光信号S123だけが、バランスレシーバ60に入力される。
第2の光遅延器55によって、正論理光信号S121と負論理光信号S123とのタイミングが予め調整されている。この結果、正論理光信号S121と負論理光信号S123は、同期してバランスレシーバ60に入力される。なお、NOLM40からバランスレシーバ60までの光路長が、正論理光信号S121が伝播する光路と、負論理光信号S123が伝播する光路とで等しくなる場合は、第2の光遅延器55を備えない構成にすることも可能である。
バランスレシーバ60は、DPSK光伝送網の光信号受信装置で用いられているもの(例えば、非特許文献1の図1中に記載されているmonolithically integrated balanced detector)と同様のものを用いることができる。バランスレシーバ60では入力された正論理光信号S121と負論理光信号S123に対してバランス検波して、すなわち、正論理光信号S121と負論理光信号S123との差分を電気信号に変換して、受信電気信号(図1中、矢印S125で示す。)として出力する。
図3を参照して従来のOOK光伝送網で用いられている2値検波による受信波形と、本発明のバランス検波による受信波形について説明する。図3(A)及び(B)は、それぞれ、2値検波及びバランス検波を行ったときの受信電気信号のアイダイアグラムを示している。図3(A)及び(B)は、横軸に時間(ps)を取って示し、及び、縦軸に信号強度を任意単位(a.u.)で示している。従来の2値検波による場合、図2(B)に示した正論理光信号S121を、例えば、フォトダイオードで変換して受信電気信号としている(図3(A))。これに対して、第1実施形態の光信号受信装置では、図2(B)に示した正論理光信号S121及び図2(C)に示した負論理光信号S123の入力に対してバランス検波を行っている(図3(B))。バランス検波を行う場合、正論理光信号S121と相補的な負論理光信号S123との差分を取って受信電気信号としているので、アイ開口は2倍程度に大きくなる。すなわち、バランス検波を用いると、2値検波を用いる場合に比べて、受信感度が改善される。
図4は、符号誤り率の閾値依存性を示す図である。横軸に閾値電圧Vth(a.u.)を取って示し、縦軸に、符号誤り率を取って示している。図中、実線Ia及びIbは、バランス検波の場合の符号誤り率を示し、点線IIa及びIIbは、従来の2値検波の場合の符号誤り率を示している。また、実線Ia及び点線IIaは、符号「1」に対応する符号誤り率の閾値(Vth)依存性を示し、一方、実線Ib及び点線IIbは、符号「0」に対応する符号誤り率の閾値(Vth)依存性を示している。バランス検波を用いる場合は、実線Ia及びIbの間に、閾値Vthを設定すれば良く、2値検波を用いる場合は、点線IIa及びIIbの間に、閾値Vthを設定すれば良い。バランス検波の場合は、実線Ia及びIbの横軸方向の間隔が閾値Vthの設定可能範囲となり、2値検波の場合は、点線IIa及びIIbの横軸方向の間隔が閾値Vthの設定可能範囲になる。例えば、符号誤り率が10-9の場合の閾値Vthを比較すると、2値検波の場合は、閾値Vthの設定可能範囲が任意の電圧単位で60(図中、破線表示の矢印参照。)以下であるのに対し、バランス検波の場合は、120(図中、実線表示の矢印参照。)以上であり、閾値Vthの設定可能範囲は2倍以上の余裕がある。
図5は、符号誤り率の受信信号強度依存性を示す図である。図5では、横軸に受信信号強度(dBm)を取って示し、縦軸に、符号誤り率を取って示している。図中、実線IIIはバランス検波の場合の符号誤り率を示し、点線IVは2値検波の場合の符号誤り率を示している。いずれの場合も、受信信号強度が下がると符号誤り率は高くなるが、同じ符号誤り率、例えば、符号誤り率が10-9の場合の信号強度を比較すると、バランス検波を用いる場合は、2値検波を用いる場合に比べて、4dB程度受信感度が向上する。
(第2実施形態)
図6を参照して、第2実施形態の光信号受信装置について説明する。図6は、第2実施形態の光信号受信装置を説明するための概略構成図である。なお、第1実施形態の光信号受信装置と重複する説明は省略する。
光信号受信装置12は、光論理ゲートとして偏波分離スイッチ70、光増幅器20、クロック再生装置31、光クロック発生器33及びバランスレシーバ60を備えている。
光信号受信装置12が接続されている光伝送網(図示を省略する。)から受信した160Gbit/sの光信号S101は、光増幅器20に入力される。
光増幅器20の出力は2分岐されていて、一方は偏波分離スイッチ70に接続され、及び、他方はクロック再生装置31に接続されている。入力された光信号S101が光増幅器20で増幅された後、2分岐されて生成した一方の第1の入力光信号S103は、偏波分離スイッチ70に送られ、他方の第2の入力光信号S105はクロック再生装置31に送られる。
クロック再生装置31は、160Gbit/sの第2の入力光信号S105から、クロック信号を抽出することにより、40GHzの電気クロック信号S111を再生する。
クロック再生装置31で再生された電気クロック信号S111は、光クロック発生器33へ送られる。光クロック発生器33として用いられるMLLD33は、電気クロック信号S111の周期と同じ周期の光パルス列である光クロック信号S113を生成する。
ここで、光増幅器20で増幅された第1の入力光信号S103及びMLLD33で生成された光クロック信号S113はいずれも直線偏波の光信号である。
偏波分離スイッチ70は、光カプラ71、非線形光ファイバ73、光バンドパスフィルタ75及び偏波ビームスプリッタ77を備えている。
MLLD33で発生した後、第1の光遅延器35を経て入力される光クロック信号S113、及び、光増幅器20から送られた第1の入力光信号S103は、光カプラ71で合流した後に非線形光ファイバ73に入力される。
偏波分離スイッチ70に入力される光クロック信号S113は、遅延量が可変である第1の遅延器35でタイミングが調整される。その結果、光クロック信号S113は、第1の入力光信号S103と同期する。
図7を参照して、非線形光ファイバ73での光クロック信号S113の伝播について説明する。図7は、非線形光ファイバ73での光クロック信号S113の伝播を説明するための図である。
非線形光ファイバ73の伝播方向に直角な方向であって、互いに直交する光学座標としてx軸及びy軸を設定する。第1の入力光信号S103を、予めその偏波方向をy軸の方向に設定して非線形光ファイバ73に入射し、及び、光クロック信号S113を、その偏波方向を第1の入力光信号S103、すなわち、y軸に対して時計回りに45度傾けて非線形光ファイバ73に入射する(図7(A))。なお、非線形光ファイバ73に入射する際の偏波方向を保証するために、光増幅器20及びMLLD33の双方またはいずれか一方の出力部に、任意好適な従来周知の偏波コントローラを設けても良い。
光クロック信号S113は、x軸及びy軸方向の偏波成分を有した状態で非線形光ファイバ73内を伝播する(図7(B))。なお、図7では、x軸方向の偏波成分を符号S113aで示し、y軸方向の偏波成分を符号S113bで示す。
ここで、光クロック信号S113の偏波成分であって、偏波方向が第1の入力光信号S103と等しい偏波成分S113b、すなわち、光クロック信号S113のy軸方向の偏波成分S113bと、第1の入力光信号S103のそれぞれに属する光パルスが時間軸上で重なると、光クロック信号S113に属する光パルスは、非線形光ファイバ73において、相互位相変調(XPM)を受けて、光クロック信号S113のy軸方向の偏波成分S113bの位相が180度変化する。
光クロック信号S113のy軸方向の偏波成分S113bの光パルスが180度の位相変化を受けると、y軸方向の偏波成分S113bは、−y軸方向の偏波成分S113cに変換される。この結果、光クロック信号S113dの偏波方向は、x軸方向の偏波成分S113aと−y軸方向の偏波成分S113cとを合波したものとなり、光クロック信号S113dは、偏波方向がy軸に対して時計回りに135度の方向に変換されて出力される(図7(C))。
偏波方向が第1の入力光信号S103と等しい偏波成分S113bと、第1の入力光信号S103のそれぞれに属する光パルスが時間軸上で重ならない場合は、非線形光ファイバ73において、相互位相変調(XPM)を受けないので、光クロック信号S113の位相は変化しない。この結果、光クロック信号S113は、その偏波面がy軸に対して45度の方向のまま出力される。
非線形光ファイバ73から出力した第1の入力光信号S103と、光クロック信号S113及びS113dとが合波された光信号は、光バンドパスフィルタ75で第1の入力光信号S103が除去された後、偏波ビームスプリッタ77に送られる。偏波ビームスプリッタ77では、偏波方向がy軸に対して135度の方向の光クロック信号S113dを正論理光信号(図6中、矢印S131で示す。)として、及び、偏波面がy軸に対して45度の方向の光クロック信号S113を負論理光信号(図6中、矢印S133で示す。)として、光クロック信号S113及びS113dをその偏波方向に応じて、正論理光信号S131及び負論理光信号S133に分離して出力する。
正論理光信号S131は、偏波分離スイッチ70の第1のパルス端子78から出力され、正論理光信号S131と相補的な負論理光信号S133は、偏波分離スイッチ70の第2のパルス端子79から出力される。
正論理光信号S131及び負論理光信号S133は、バランスレシーバ60に送られる。バランスレシーバ60は、DPSK光伝送網の光信号受信装置で用いられているものと同様のものを用いることができ、入力された正論理光信号と負論理光信号との差分を、電気信号に変換して、受信電気信号S125として出力する。
第2実施形態の光信号受信装置によれば、波形整形効果を有するNOLMを用いた、第1実施形態の光信号受信装置に比べて、受信感度がやや劣るものの、第1実施形態の光信号受信装置に比べてさらに簡単な構成になる。
第1実施形態の光信号受信装置を説明するための概略構成図である。 入力光信号、正論理光信号及び負論理光信号の信号波形を説明するための図である。 2値検波及びバランス検波による受信電気信号のアイダイアグラムである。 符号誤り率の閾値依存性を示す図である。 符号誤り率の受信信号強度依存性を示す図である。 第2実施形態の光信号受信装置を説明するための概略構成図である。 非線形光ファイバでの光クロック信号の伝播を説明するための図である。
符号の説明
10、12 光信号受信装置
20 光増幅器
31 クロック再生装置
33 光クロック発生器(MLLD)
35 第1の光遅延器
37 光サーキュレータ
40 光論理ゲート(NOLM)
41、73 非線形光ファイバ
43 第1の光カプラ
45 第2の光カプラ
47 第1のパルス信号端子
49 第2のパルス信号端子
51 第1のバンドパスフィルタ
53 第2のバンドパスフィルタ
55 第2の光遅延器
60 バランスレシーバ
70 偏波分離スイッチ
71 光カプラ
75 光バンドパスフィルタ
77 偏波ビームスプリッタ

Claims (4)

  1. 光論理ゲート、光増幅器、クロック再生装置、光クロック発生器及びバランスレシーバを備え、
    前記光増幅器は、入力された光パルス信号を増幅した後、増幅された当該光パルス信号を2分岐して、一方の第1の入力光信号を前記光論理ゲートに送り、及び、他方の第2の入力光信号を前記クロック再生装置に送り、
    前記クロック再生装置は、前記第2の入力光信号から電気クロック信号を再生した後、該電気クロック信号を前記光クロック発生器に送り、
    前記光クロック発生器は、前記電気クロック信号の周期と同じ周期の光パルス列である光クロック信号を生成した後、該光クロック信号を前記光論理ゲートに送り、
    前記光論理ゲートは、入力された光クロック信号を、前記第1の入力光信号に属する光パルスに対して時間軸上で重なった光パルスを含む正論理光信号と、前記正論理光信号に対して相補的な負論理光信号とに分離して、それぞれ第1のパルス信号端子及び第2のパルス信号端子から出力し、
    前記バランスレシーバは、前記正論理光信号と前記負論理光信号との差分を、受信電気信号として出力する
    ことを特徴とする光信号受信装置。
  2. 前記光論理ゲートとして、
    非線形光ファイバと、前記非線形光ファイバをループ状に接続する第1の光カプラと、前記非線形光ファイバに前記第1の入力光信号を入力する第2の光カプラを備え、前記非線形光ファイバの両端をそれぞれ第1及び第2のパルス信号端子に接続した非線形光学ループミラーを用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号受信装置。
  3. 前記光論理ゲートとして、
    前記第1の入力光信号及び前記光クロック信号を合波する光カプラと、非線形光ファイバと、光バンドパスフィルタと、2つの出力端子がそれぞれ前記第1及び第2のパルス信号端子に接続されている偏波ビームスプリッタとを備える偏波分離スイッチを用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号受信装置。
  4. 入力された光信号を増幅した後、増幅された当該光信号を2分岐して、第1の入力光信号及び第2の入力光信号を生成する過程と、
    前記第2の入力光信号から電気クロック信号を再生する過程と、
    前記電気クロック信号の周期と同じ周期の光パルス列である光クロック信号を生成する過程と、
    前記光クロック信号を、前記第1の入力光信号に属する光パルスに対して、時間軸上で重なった光パルスを含む正論理光信号と、該正論理光信号に対して相補的な負論理光信号とに分離する過程と、
    前記正論理光信号及び前記負論理光信号の差分を受信電気信号として出力する過程と
    を備えることを特徴とする光信号受信方法。
JP2005178063A 2005-06-17 2005-06-17 光信号受信装置 Expired - Fee Related JP4548236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005178063A JP4548236B2 (ja) 2005-06-17 2005-06-17 光信号受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005178063A JP4548236B2 (ja) 2005-06-17 2005-06-17 光信号受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006352665A true JP2006352665A (ja) 2006-12-28
JP4548236B2 JP4548236B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=37647997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005178063A Expired - Fee Related JP4548236B2 (ja) 2005-06-17 2005-06-17 光信号受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4548236B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049350A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 光復調回路
JP2011209404A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Oki Electric Industry Co Ltd 光信号再生装置及び光信号再生方法
CN117498951A (zh) * 2023-12-28 2024-02-02 合肥硅臻芯片技术有限公司 一种Toffoli光量子逻辑门

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0829820A (ja) * 1994-07-18 1996-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 超高速光パタン識別回路
JP2001326380A (ja) * 2000-03-24 2001-11-22 Agilent Technol Inc 極性独立光受信機及びその製造方法
JP2002353941A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Nec Corp 波長多重伝送システムおよび光ファイバ伝送方法
JP2003087201A (ja) * 2001-06-29 2003-03-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光送信器および光伝送システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0829820A (ja) * 1994-07-18 1996-02-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 超高速光パタン識別回路
JP2001326380A (ja) * 2000-03-24 2001-11-22 Agilent Technol Inc 極性独立光受信機及びその製造方法
JP2002353941A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Nec Corp 波長多重伝送システムおよび光ファイバ伝送方法
JP2003087201A (ja) * 2001-06-29 2003-03-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光送信器および光伝送システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049350A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 光復調回路
JP4694301B2 (ja) * 2005-08-09 2011-06-08 三菱電機株式会社 光復調回路
JP2011209404A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Oki Electric Industry Co Ltd 光信号再生装置及び光信号再生方法
CN117498951A (zh) * 2023-12-28 2024-02-02 合肥硅臻芯片技术有限公司 一种Toffoli光量子逻辑门
CN117498951B (zh) * 2023-12-28 2024-03-19 合肥硅臻芯片技术有限公司 一种Toffoli光量子逻辑门

Also Published As

Publication number Publication date
JP4548236B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080232816A1 (en) Polarization-multiplexing optical transmitter polarization-multiplexing optical receiver, polarization-multiplexing optical transceiving system, and controlling method thereof
US7853152B2 (en) Signal regeneration device, optical receiver, and signal processing method
JP2007060443A (ja) Dqpsk光受信回路
JP2008233544A (ja) 光波形制御装置、光信号処理装置および光中継装置
JP2004056831A (ja) 全光信号再生装置及び再生方法
EP1331745A1 (en) Apparatus and method for 3R regeneration of optical signals
JP4548236B2 (ja) 光信号受信装置
US6448913B1 (en) TOAD- based optical data format converter
US6178022B1 (en) Optical transmitter and optical receiver for optical time division multiplexing transmission
JP3769623B2 (ja) 光多値伝送システム及び方法、光送信装置並びに多値信号光生成方法
JP2006129035A (ja) クロック抽出方法および装置
JP4066588B2 (ja) 光受信器
US7783203B2 (en) System and method for controlling a difference in optical phase and an optical signal transmitter
JP3874242B2 (ja) 光クロック再生装置
US20050047788A1 (en) Optical pulse demultiplexer
JP2005006258A (ja) 光受信装置
JP3752540B2 (ja) 光パルス分離方法及び光パルス分離装置
US7519299B2 (en) Optical signal regenerative repeater, optical gate control method, and optical signal regeneration method
JP2008522520A (ja) 光アド/ドロップつき合波器
JP2006060794A (ja) 光クロック信号抽出装置
JP4214224B2 (ja) 光クロック抽出装置および光クロック抽出方法
JPH09102776A (ja) 光クロック信号抽出回路
KR100554225B1 (ko) 광신호의 클럭 추출장치 및 방법
US20080219677A1 (en) Optical transmitter
KR100478510B1 (ko) 광학적 클럭 추출방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees