JP2008218908A - 真空容器、耐圧容器及びそれらのシール方法 - Google Patents

真空容器、耐圧容器及びそれらのシール方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周方向に分割されている環状の中間部材が介在する真空容器において、中間部材の分割部品間の隙間も含めて中間部材の内外の雰囲気を切り分けることができる真空容器を提供すること。
【解決手段】中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第1の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第1のシール部と、前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第2の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第2のシール部と、互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐために、前記中間部材に沿って環状に形成され、一方の周縁及び他方の周縁が夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着するシート部と、を備えるように真空容器を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、周方向に分割されている環状の中間部材が介在し、その内側空間及び外側空間の一方が大気雰囲気、他方が真空雰囲気であり、これら両雰囲気を気密に切り分けるシール構造に特徴をもった真空容器、耐圧容器及びそれらのシール方法に関する。
例えばFPD(Flat Panel Display)基板の表面に回路パターンを形成する工程が含まれ、その工程においてはエッチングやスパッタリング、CVD(Chemical Vapor Deposition)などのプラズマ処理が基板に施される。このようなプラズマ処理を行う装置としては例えば平行平板プラズマ処理装置が挙げられる。
この種のプラズマ処理装置は、処理容器内の処理空間に下部電極を構成する載置台と、その載置台の上部に平行に設けられ、処理ガスの供給孔を備えた上部電極と、を備えている。そして基板処理時には処理空間が真空引きされると共に前記ガス供給孔を介して処理ガスが処理容器内に供給され、処理空間が所定の圧力になると、上部電極に高周波が印加されて、これら上部電極と下部電極と間に電界が形成される。この電界により形成された処理ガスのプラズマにより前記載置台上の基板に処理が施される。
図13は、そのプラズマ処理装置の一例である縦断側面を示したものである。このプラズマ処理装置1は接地された処理容器11を備えており、処理容器11は処理容器本体11a及び上蓋11bにより構成される。図中11cは、ゲートバルブであり、図中11d、11eは処理容器11内を気密にするためのOリングである。図中12は基板Bの載置台を構成する下部電極であり、プラズマ発生用の高周波電源13に電気的に接続されている。下部電極12は額縁状のスペーサ(中間部材)14を介して処理容器11の底板上に設けられており、このスペーサ14はテフロン(登録商標)などの絶縁部材により構成されることで、下部電極12は処理容器11から電気的に浮いている。
下部電極12の上方には平板状の上部電極15が設けられており、角板状の上部電極ベース16に支持されている。上部電極15及び上部電極ベース16は例えばアルミニウムにより構成されている。図中16aは処理ガスの拡散空間であり、上部電極15と上部電極ベース16下面に横方向に分散して設けられて形成された凹部とにより形成されている。上部電極ベース16は、額縁状のスペーサ(中間部材)17を介して処理容器11の天井部に支持されており、前記スペーサ17は、処理容器11から上部電極15を電気的に浮かせるためにスペーサ14同様に絶縁部材により構成されている。上部電極ベース16、スペーサ17及び処理容器11の天井部により構成されている上部空間17aにはガス供給源18及び前記拡散空間16aに接続されたガス供給管18aが配設されており、ガス供給源18から拡散空間16aにガス供給管18aを介して処理ガスが供給されると、その処理ガスは上部電極15に設けられたガス供給孔15aを介して前記基板B上の処理空間Sに供給される。
ところで通常、高周波電源13は大気雰囲気中に設けられるため、下部電極12、スペーサ14及び処理容器11の底板により囲まれる下部空間14aが、大気雰囲気として構成される場合があり、その場合、処理空間Sは、その真空度を保てるように下部空間14aから区画される必要がある。
従来は、処理空間Sと下部空間14aとの区画を行うためにスペーサ14は継ぎ目や隙間などが設けられない一体的に形成された、つまり一体形状のものが用いられており、そして図14に示すようにOリング10,10を介して下部電極12と処理容器11の底面でスペーサ14を挟むように構成していた。図中10aは、Oリング10をガイドするためにスペーサ14の形状に沿って設けられた溝である。
ところでFPD基板の大型化が進み、それに伴ってこのようなプラズマ処理装置も大型化しており、スペーサ14も従来よりも大型のものが必要になっている。しかしそのように大型化したそのスペーサ14を製造するにあたり、その寸法に合わせて一体的に絶縁部材を形成することが難しくなってきており、またその形成した絶縁部材を加工できる加工機も制限されることから、そのように大型化したスペーサ14を製造することが困難になってきている。
また通常、ガス供給源18も処理容器11の外の大気雰囲気中に設けられるため、スペーサ17及び上部電極ベース16に囲まれる上部空間17aが大気雰囲気となるように構成される場合がある。この場合においても処理空間Sが、その真空度が保たれるように上部空間17aから区画されるために、スペーサ17は、スペーサ14と同様に一体成形である必要があり、当該スペーサ17は処理容器11の天井面と上部電極ベース16との間にOリング10,10を介して挟まるように構成されていたが、装置の大型化に伴って大型のものが必要になってきた結果として、その製造が困難になっているという問題が生じていた。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、周方向に分割されている環状の中間部材が介在し、その内側空間及び外側空間の一方が大気雰囲気、他方が真空雰囲気である真空容器において、中間部材の分割部品間の隙間も含めて中間部材の内外の雰囲気を切り分ける(気密にシールする)ことができる真空容器、耐圧容器及びそれらのシール方法を提供することにある。
本発明の真空容器は、一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が大気雰囲気、他方が真空雰囲気である真空容器において、
前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第1の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第1のシール部と、
前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第2の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第2のシール部と、
互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐために、前記中間部材に沿って環状に形成され、一方の周縁及び他方の周縁が夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着するシート部と、を備え、
前記シート部は、大気雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする。
前記第1の部材は容器本体の壁部であり、前記中間部材は、前記壁部に形成された開口部を囲むように設けられていてもよく、この場合、例えば前記中間部材で囲まれている内側空間が大気雰囲気であり、前記第2の部材は、真空容器内にてプラズマを発生させるための電極であり、前記中間部材はこの電極を前記容器本体の壁部に対して絶縁するための絶縁材により構成されている。またこの場合、前記電極は、フラットパネルディスプレイ用のガラス基板をプラズマ処理するための平行平板型プラズマ装置の電極であってもよい。
例えば、前記第1の部材及び中間部材が互いに対向する面の少なくとも一方には、第1のシール部が嵌合する溝部が設けられ、また前記第2の部材及び中間部材が互いに対向する面の少なくとも一方には、第2のシール部が嵌合する溝部が設けられていてもよく、また例えば前記シート部と第1のシール部及び第2のシール部とは一体的に形成されている。
本発明の耐圧容器は、一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が第1の圧力である第1の雰囲気、他方が第1の圧力よりも低い第2の圧力である第2の雰囲気をなす耐圧容器において、
前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第1の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第1のシール部と、
前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第2の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第2のシール部と、
互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐために、前記中間部材に沿って環状に形成され、一方の周縁及び他方の周縁が夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着するシート部と、を備え、
前記シート部は、前記第1の雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする。
本発明の真空容器のシール方法は、一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が大気雰囲気、他方が真空雰囲気である真空容器に用いられるシール方法において、
前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第1のシール部を当該中間部材と前記第1の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第2のシール部を当該中間部材と前記第2の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
前記中間部材に沿って環状に形成されたシート部を、一方の周縁及び他方の周縁を夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着させることにより、互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐ工程と、
を備え、
前記シート部は、前記大気雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする。
本発明の耐圧容器のシール方法は、一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が第1の圧力である第1の雰囲気、他方が第1の圧力よりも低い第2の圧力である第2の雰囲気をなす耐圧容器に用いられるシール方法において、
前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第1のシール部を当該中間部材と前記第1の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第2のシール部を当該中間部材と前記第2の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
前記中間部材に沿って環状に形成されたシート部を、一方の周縁及び他方の周縁を夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着させることにより、互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐ工程と、
を備え、
前記シート部は、前記第1の雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の部材及び第2の部材間に介在する中間部材を備え、中間部材で囲まれている内側空間及び外側空間の雰囲気を切り分けるにあたって、中間部材の両面を、当該中間部材に沿って環状に形成された第1のシール部及び第2のシール部により夫々シールすると共に、中間部材に沿って環状に形成され、一方の周縁及び他方の周縁が夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着するシート部を設けているため、中間部材が周方向に分割されていても、それらの隙間においても大気雰囲気と真空雰囲気とを容易にかつ確実に切り分けることができる。このため、中間部材が周方向に分割されている構造を採用できることから、中間部材が大型であっても、分割部品の組み合わせとして製造することができる。例えばFPD基板が大型化していることから、プラズマ処理装置の電極を容器本体から電気的に絶縁するための中間部材である絶縁材を電極と容器本体の壁部との間に介在させる場合に、この絶縁材を分割して構成できることから製造が容易になる効果がある。
また他の発明によれば、中間部材が周方向に分割されていても、それらの隙間において第1の圧力である第1の雰囲気と第1の圧力よりも低い第2の圧力である第2の雰囲気とを容易にかつ確実に切り分けることができる。従って同様に中間部材が周方向に分割されている構造を採用でき、中間部材が大型であっても、分割部品の組み合わせとして製造することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の真空容器をFPD基板Bに対してエッチング処理を行うプラズマ処理装置に適用した例について、図1を参照しながら説明する。図1のプラズマ処理装置2は、基板Bに対してエッチング処理を施すための接地された、角筒形の処理容器21を備えており、この処理容器21は特許請求の範囲における真空容器に相当する。処理容器21は、平面形状が四角形状に構成されたアルミニウムからなり、天井部が開口した容器本体21Aと、この容器本体21Aの天井開口部を塞ぐように設けられた上蓋21Bと、を備えている。これら容器本体21Aと上蓋21Bは、処理容器21内の処理空間Sの気密性を保つためにOリング22aを介して接合されている。また容器本体21Aの側壁には基板Bの搬送口22が開口しており、ゲートバルブGにより開閉自在に構成されている。図中22bは、ゲートバルブGが閉じた状態で処理空間Sの気密性を保つためのOリングである。
容器本体21Aを構成する底板23上には、基板Bの載置部をなす角型の載置台3が設けられている。図2及び図3も参照しながら説明すると、この載置台3は、プラズマを形成するための下部電極31と、カバー32と、下部電極31を底板23上に支持する中間部材であるスペーサ33と、パッキン36(図2では便宜上記載していない)と、を備えており、下部電極31は角板状に形成され、その周縁部には当該下部電極31の辺に沿うように段差31aが形成されている。カバー32は、下部電極31及びスペーサ33の側周を囲むようにループ状に形成されており、その上部は内側へ向かい下部電極31の段差31aを覆うフランジとして形成され、下部電極31の上面と、このカバー32のフランジの上面とは平坦面をなし、基板Bの載置面を構成している。なお基板Bは、例えば一辺が2200mm、他辺が2500mm程度の大きさの角型に形成されている。
スペーサ33は例えばテフロン(登録商標)などの絶縁部材により構成され、下部電極31の辺に沿った角ループ状に形成されており、このスペーサ33と前記カバー32とにより下部電極31が処理容器21から電気的に十分に浮いた状態になっている。図2に示すようにスペーサ33は、下部電極31の中央下方に開口された孔24及びその孔24の周囲に開口した孔25を囲むように、底板23上に設けられている。またスペーサ33の上面には、当該スペーサ33の形状に沿ったループ状の溝34が形成されている。スペーサ33はリングの角部を構成するL字型の4つのスペーサ部品33Aと、リングのそれ以外の部分を構成する直線型の4つのスペーサ部品33Bとにより構成されており、スペーサ部品33A、33Bは自在に接続及び分割できるように構成されている。
図1に戻って、下部電極31の中心部には導電路41の一端が接続され、この導電路41の他端は、処理容器21の底板23の孔24を介して処理容器21の外へ引き出され、整合器42aを介して例えば13.56MHzのプラズマ発生用の高周波電源42に接続されている。
底板23の孔25は、下方側が拡径されて段部を形成しており、その孔25には底板23の下面側から下部電極31を支持すると共に底板上に固着させるための筒状の固着用部材43が挿入されている。固着用部材43の下方には前記段部に対応するようにフランジが形成されている。また前記下部電極31の下面において固着用部材43の孔44に対応する位置に孔31bが設けられ、孔31bの周面にはネジが切られている。そして孔31bに形成されたネジに対応する棒ネジ45が底板23の下面側から孔44を貫通して、孔31bに挿入されることで下部電極31は底板23上に固着されている。
続いて載置台3の角部の分解斜視図である図4も参照しながら説明する。この図4に示すように処理容器21の底板23の表面にはスペーサ33の形状に対応したループ状の溝26が形成されており、また下部電極31の下面にはスペーサ33の溝34に対応し、互いに重なるようにループ状の溝35が形成されている。
また処理容器21のスペーサ33に囲まれる内側領域にはシール部材であるパッキン36が設けられている。このパッキン36は、一体成形された、例えばフレキシブルで弾性を有するループ状のシートが外方に向けて折り曲げられ、その縦断面が外方に向けて開口したコ字型状になるように形成されたものであり、その断面のコ字型の両縁部は、後述するように既述の各溝26,34,35に嵌め込まれるように上下に膨らんだシール部37,38を構成している。なおパッキン36の材質としては、例えばゴムや樹脂などが用いられ、例えば布のような可撓性の材質を用いてもよいし、この実施形態のように形状が固定される板状体を用いてもよい。図3に示すようにパッキン36は処理容器21の底板23の孔24,25を囲むように構成されている。
図4を参照しながら載置台3の製造方法について説明すると、先ずパッキン36の下側のシール部38を処理容器21の底板23の溝26に嵌入させ、次いでスペーサ部品33A及び33Bを接続し、スペーサ33を形成して、そのスペーサ33を前記底板23上に載せる。続いてスペーサ33の溝34にパッキン36の上側のシール部37を嵌入させ、然る後、下部電極31の下面の溝35とスペーサ33の上面の溝34とが重なるように下部電極31をスペーサ33上に載せる。続いて固着用部材43を孔25に挿入して、棒ネジ45により下部電極31を底板23に固着させる。
図5は、このときの載置台3の縦断側面を示しており、底板23とスペーサ33との間に介在するシール部38及びスペーサ33と下部電極31との間に介在するシール部37が押圧されるように棒ネジ45が締められることで、シール部38がその復元力により底板23及びスペーサ33に密着すると共にシール部37がその復元力によりスペーサ33及び下部電極に密着して、底板23とスペーサ33との隙間及びスペーサ33と下部電極31との隙間がシールされる。つまりシール部37,38は従来のOリングに相当するものであり、パッキン36は、2つのOリングとそれらの間に設けられた1枚のシート部とが一体的に形成されているものと見ることができる。このようにシールが行われることにより、スペーサ33が分割された構成であっても、大気雰囲気として構成された、パッキン36、下部電極31及び底板23に囲まれる下部空間3Aから処理空間Sが、区画され、当該処理空間Sが真空引きされたときに、その真空度が維持される。シールされた後、下部電極31及びスペーサ33の周囲にカバー32が取り付けられ、載置台3が製造される。
図1に戻って、載置台3を囲むように処理容器21の底板23には排気口51が開口しており、排気口51は排気路52を介して、例えば真空ポンプよりなる真空排気手段53が接続されている。この真空排気手段53により処理空間Sが真空排気されて、当該処理空間Sが所望の真空度に維持されるように構成されている。
載置台3の上方において、処理容器21の天井の下面には凹部が形成され、その凹部に埋め込まれるように載置台3上の基板Bに処理ガスを供給するための上部ガス供給機構6が設けられている。上部ガス供給機構6は、載置台3の表面と対向するように設けられた上部電極61と、その上部電極61を支持する上部電極ベース62と、スペーサ63及び絶縁部材65を備えている。上部電極61は例えばアルミニウムにより角型の平板として構成されており、多数のガス供給孔61aが分散してその厚さ方向に穿孔されている。上部電極ベース62は、上部電極61に対応する大きさを有する角板状に形成されており、その下面には例えば横方向に複数の凹部が形成されており、各凹部は前記上部電極61にカバーされることで、処理ガスの拡散空間62aが形成されている。
上部電極ベース62は、例えばアルミニウムにより構成されており、当該上部電極ベース62の周縁部上に設けられた角型のループ状のスペーサ63を介して処理容器21の天井に取り付けられている。このスペーサ63は載置台3のスペーサ33と同様に構成されており、スペーサ33のスペーサ部品33Aに対応するスペーサ部品63Aとスペーサ部品33Bに対応するスペーサ部品63Bとに分割自在に構成されている。スペーサ63はスペーサ33と同様にテフロン(登録商標)などの絶縁部材により構成されており、また上部電極61、上部電極ベース62及びスペーサ63の側周を囲うようにループ状の絶縁部材65が設けられている。この絶縁部材65及びスペーサ63により上部電極ベース62及び上部電極61が処理容器21から電気的に十分に浮いた状態になっている。
図6は処理容器21のスペーサ63及びその周囲の構成を示した分解斜視図であり、この図に示すように上部電極ベース62の上面、処理容器21の天井下面にはスペーサ63の形状に対応するように夫々溝62b,27が形成されている。またスペーサ63の上面にはスペーサ33の溝34に対応する溝64が形成されている。また図中66はパッキンであり、載置台3のパッキン36と同様に構成され、シール部37,38に夫々対応するシール部67,68を備えている。
シール部68が上部電極ベース62の溝62bに嵌め込まれて上部電極ベース62とスペーサ63との間に挟まれると共にシール部67が溝64,27に嵌め込まれるようにスペーサ63と処理容器21の天井とに挟まれ、シール部67,68が押圧されるように構成されることで、各シール部67,68の復元力により上部電極ベース62とスペーサ63との間の隙間及びスペーサ63と処理容器21の天井との間の隙間がシールされる。
パッキン66は処理容器21の天井中央に開口した孔28を囲むように設けられている。このように構成されることで、スペーサ63が分割された構成であっても、上部電極ベース62、パッキン66及び処理容器21の天井に囲まれ、大気雰囲気として構成される上部空間6Aから処理空間Sが区画され、当該処理空間Sが真空引きされたときに、その真空度が維持される。
図1に戻って上部電極ベース62の各拡散空間62aにはガス供給管69の一端が接続されている。ガス供給管69の他端は互いに合流し、前記空間6A及び孔28を介して、処理容器21外へ引き出されており、そして引き出されたガス供給管69の他端は処理ガス供給源60に接続されている。また上部電極ベース62には導電路46の一端が接続されており、この導電路46の他端は孔28を介して処理容器21の外に引き出され、インピーダンス調整機構47に接続されている。インピーダンス調整機構47は容量成分を含み、処理容器21内に均一なプラズマを発生させる役割を有する。
次にプラズマエッチング装置2の処理動作について説明する。ゲートバルブGを開いて、不図示の搬送機構により基板Bが処理容器21内に搬入され、載置台3上に載置されると、ゲートバルブGが閉じられ、真空排気手段53により処理空間Sが排気され、真空雰囲気となる。このときパッキン36,66により夫々シーリングされているため下部電極31下の下部空間3A及び上部電極ベース62上の上部空間6Aは大気雰囲気に維持される。真空引きが開始されると、処理ガス供給源60からガス供給管69を介して拡散空間62aに処理ガス例えばCl2、SF6、CF4などのハロゲン系ガスが供給され、処理容器21内が所定の圧力に維持される。
然る後、高周波電源42により載置台3、上部電極61間に高周波電力を供給して処理ガスをプラズマ化し、そのプラズマにより基板Bに対するエッチング処理が行われる。エッチング処理終了後、高周波電力の供給及び処理ガスの供給が停止し、基板Bは不図示の搬送機構により処理容器21の外へ搬出される。
この実施形態によればスペーサ33と下部電極31、処理容器21の底板23との間が夫々パッキン36のシール部37,38でシールされる。そしてスペーサ33は分割されているので、その分割された部品であるスペーサ部品33A,33Bの間には隙間があるが、この隙間はパッキン36のシート部により塞がれているので、処理容器21内の処理空間Sが、パッキン36と下部電極31とに囲まれた、大気雰囲気である下部空間3Aから区画され、処理空間Sが真空引きされたときにその処理空間Sの真空度が維持される。従ってスペーサ33を各スペーサ部品33A,33Bごとに製造することができるので、製造するために必要な材料の寸法が小さく抑えられるため、加工機によりその材料からの製造が制限されることが抑えられる。その結果として、このようなスペーサ33の製造が容易になる。また材料の寸法が小さく抑えられることで、用いられる材質の選定の幅が広がる。
またスペーサ63についてもスペーサ33と同様にスペーサ部品63A,63Bに分割されているが、これら部品間の隙間はパッキン66により塞がれているので処理空間Sが、大気雰囲気である上部空間6Aから区画され、処理空間Sが真空引きされたときにその真空度が維持される。従ってスペーサ部品63は、各スペーサ部品63A,63Bごとに製造することができるので、製造するために必要な材料の寸法が小さく抑えられ、スペーサ63の製造が容易になり、また材料の寸法が小さく抑えられることで、用いられる材質の選定の幅が広がる。
なお上記実施形態において各スペーサ33,63の分割数、分割形状は上記の例に限られない。またスペーサ33,63のいずれか一方を背景技術の欄で示したように一体形状のものとしてもよい。
続いて図7を参照しながら、下部電極31の下方の下部空間3Aをシールするためのパッキン及びスペーサの他の構成例について説明する。図7はこれらのパッキン及びスペーサが適用された載置台の分解斜視図であり、図中のパッキン71はパッキン36と同様の材質によりループ状に構成されているが、パッキン36と異なりコ字型に折り曲げられておらず、上下に伸長するように形成されており、その上下端はシール部37,38に夫々対応するシール部72,73として構成されている。
またこの載置台は矩形のブロック状に形成された多数のスペーサ部品74A及びスペーサ部品75Aを備えている。スペーサ部品74A,75Aは夫々ループ状に配列され、スペーサ部品74A同士、スペーサ部品75A同士で互いに分割及び接続自在に構成されており、接続されることで角型のループ状のスペーサ74,75が形成される。図8は底板23上に取り付けられたスペーサ74,75を上から見た状態を示しており、この図に示すようにスペーサ74,75は各々異なる径を有し、パッキン71を外周側、内周側から夫々挟むように形成されている。ここでは説明の便宜上スペーサ74,75と分けているが、これはスペーサを内側部分と外側部分とに分割した構造と見ることができる。
また図9は底板23上に取り付けられたスペーサ74,75、パッキン71及び下部電極31の縦断面を示しており、この図に示すようにスペーサ74,75の高さは、パッキン71を支持すると共に下部電極31を支持できるように、パッキン71の高さに対応するように構成されている。
図9に示すように載置台を構成する各部が底板23上に取り付けられると、シール部72が押圧され、その復元力によりスペーサ74,75の上側角部及び溝35内に密着する。同じくシール部73が押圧され、その復元力によりスペーサ74,75の下側角部及び溝26内に密着し、下部空間3Aから処理空間Sが区画される。このような構成においても分割された部材によりスペーサを構成しているため、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
続いて図10を参照しながら、さらに他の下部空間3Aをシールするための構成例について説明する。この構成例における載置台は、スペーサ33と略同様に構成されたループ状のスペーサ81を備えており、スペーサ33のスペーサ部品33Aに対応するスペーサ部品81Aとスペーサ部品33Bに対応するスペーサ部品81Bとに分割自在に構成されるが、その上面に溝が形成されていない。また、前記載置台はパッキン36と略同様に縦断面がコ字型になるように構成されたパッキン82を備えているが、パッキン82の先端にはパッキン36のようにシール部が設けられておらず、その代わりに前記載置台にはそのシール部に対応する、パッキン82とは別体のOリング(樹脂製のループ状のシール部材)83,84が設けられている。Oリング83,84の材質としては例えばパッキン36を構成する材質として挙げたものが用いられる。
図11に示すようにOリング83,84を下部電極31の溝35、底板23の溝26に夫々嵌入させ、それら下部電極31及び底板23によりスペーサ81を間に挟んだパッキン82を上下から挟むことで、Oリング83を下部電極31及びパッキン82に密着させると共にOリング84を底板23及びパッキン82に密着させて、下部空間3Aから処理空間Sを区画する。このような構成においても分割された部材によりスペーサ81を構成しているため、上記の実施形態と同様の効果が得られる。なお上記パッキン82を構成する材質は、パッキン36を構成する材質として挙げたゴムや樹脂が用いられる。
図7及び図10に示したスペーサ及びパッキンの構造は上部空間6Aをシールするものとしても適用することができる。
上述の実施形態においては中間部材の内側が大気雰囲気、外側が真空雰囲気として夫々構成される例を示したが、本発明の真空容器は、中間部材の内側を真空雰囲気、外側を大気雰囲気として夫々構成する場合にも適用できる。図12(a)、(b)はそのような真空容器9を示したものであり、当該真空容器9は、下側が開口した第1の部材91、上側が開口した第2の部材92、4分割されたループ状の中間部材93及びパッキン94(図12(a)では便宜上省略している)により構成されている。パッキン94はパッキン36と同様に構成されているが、図12(b)に示すようにパッキン36と異なり、その縦断面が内側に開口したコ字型になるように形成されており、パッキン94のシール部95が第1の部材91と中間部材93との間をシールすると共にパッキン94のシール部96が第2の部材92と中間部材93との間をシールすることで、真空容器9内が容器9外部の大気雰囲気から区画され、真空雰囲気となるように構成されている。このような実施形態においても中間部材93を製造するにあたり、分割された各部分ごとに製造することができるので、中間部材93を製造するために必要な材料の寸法が小さく抑えられる。
図12(c)には、例えば内側空間が陽圧とされる耐圧容器90を示している。この耐圧容器90は前記真空容器9と同様に構成され、第1の部材91、第2の部材92、中間部材93を備えており、この場合、前記パッキン94に対応するパッキン97は中間部材93を耐圧容器90内側より取り囲むように設置され、その縦断面は外側に開口したコ字型となる。図中98は、第1の部材91、中間部材93及び第2の部材92を互いに固着する止め部である。このように耐圧容器を構成した場合も、上記のように真空容器を構成した場合と同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態に係るプラズマエッチング装置の縦断面図である。 前記プラズマエッチング装置に設けられた載置台の分解斜視図である。 前記載置台を構成するスペーサ及びパッキンの斜視図である。 前記載置台における下部空間を構成する各部の分解斜視図である。 前記下方空間を構成する各部の縦断側面図である。 前記プラズマエッチング装置に設けられる上部空間を構成する各部の分解斜視図である。 前記下方空間を構成する各部の他の構成例を示した分解斜視図である。 前記下方空間を構成するスペーサの上面図である。 前記上部ガス供給機構を構成する上部電極ベース及び上部電極の下側斜視図である。 前記下方空間を構成する各部のさらに他の構成例を示した分解斜視図である。 前記下方空間を構成する各部の縦断側面図である。 本発明の真空容器及び耐圧容器の構成を示した説明図である。 従来のプラズマエッチング装置の縦断面図である。 前記プラズマエッチング装置に設けられる載置台を構成する各部の分解斜視図である。
符号の説明
B 基板
21 処理容器
25 底板
3 載置台
31 下部電極
33 スペーサ
33A,33B スペーサ部品
36 パッキン
37,38 シール部

Claims (9)

  1. 一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が大気雰囲気、他方が真空雰囲気である真空容器において、
    前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第1の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第1のシール部と、
    前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第2の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第2のシール部と、
    互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐために、前記中間部材に沿って環状に形成され、一方の周縁及び他方の周縁が夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着するシート部と、を備え、
    前記シート部は、大気雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする真空容器。
  2. 前記第1の部材は容器本体の壁部であり、
    前記中間部材は、前記壁部に形成された開口部を囲むように設けられていることを特徴とする請求項1記載の真空容器。
  3. 前記中間部材で囲まれている内側空間が大気雰囲気であり、
    前記第2の部材は、真空容器内にてプラズマを発生させるための電極であり、
    前記中間部材はこの電極を前記容器本体の壁部に対して絶縁するための絶縁材により構成されていることを特徴とする請求項2記載の真空容器。
  4. 前記電極は、フラットパネルディスプレイ用のガラス基板をプラズマ処理するための平行平板型プラズマ装置の電極であることを特徴とする請求項3記載の真空容器。
  5. 前記第1の部材及び中間部材が互いに対向する面の少なくとも一方には、第1のシール部が嵌合する溝部が設けられ、また前記第2の部材及び中間部材が互いに対向する面の少なくとも一方には、第2のシール部が嵌合する溝部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の真空容器。
  6. 前記シート部と第1のシール部及び第2のシール部とは一体的に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載の真空容器。
  7. 一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が第1の圧力である第1の雰囲気、他方が第1の圧力よりも低い第2の圧力である第2の雰囲気をなす耐圧容器において、
    前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第1の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第1のシール部と、
    前記中間部材に沿って環状に形成されると共に当該中間部材と前記第2の部材との間を気密に塞ぐためにこれらの間に押圧された状態で介在する弾性体よりなる環状の第2のシール部と、
    互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐために、前記中間部材に沿って環状に形成され、一方の周縁及び他方の周縁が夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着するシート部と、を備え、
    前記シート部は、前記第1の雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする耐圧容器。
  8. 一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が大気雰囲気、他方が真空雰囲気である真空容器に用いられるシール方法において、
    前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第1のシール部を当該中間部材と前記第1の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
    前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第2のシール部を当該中間部材と前記第2の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
    前記中間部材に沿って環状に形成されたシート部を、一方の周縁及び他方の周縁を夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着させることにより、互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐ工程と、
    を備え、
    前記シート部は、前記大気雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする真空容器のシール方法。
  9. 一面側及び他面側が夫々第1の部材及び第2の部材に密着してこれら部材の間に介在し、周方向に分割された複数の分割部品からなる中間部材を備え、この中間部材で囲まれている内側空間及び当該中間部材の外側空間のうちの一方が第1の圧力である第1の雰囲気、他方が第1の圧力よりも低い第2の圧力である第2の雰囲気をなす耐圧容器に用いられるシール方法において、
    前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第1のシール部を当該中間部材と前記第1の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
    前記中間部材に沿って環状に形成された弾性体よりなる環状の第2のシール部を当該中間部材と前記第2の部材との間に押圧された状態で介在させることによりこれらの間を気密に塞ぐ工程と、
    前記中間部材に沿って環状に形成されたシート部を、一方の周縁及び他方の周縁を夫々第1のシール部及び第2のシール部に密着させることにより、互いに隣接する前記分割部品の間を気密に塞ぐ工程と、
    を備え、
    前記シート部は、前記第1の雰囲気側に設けられるか、または前記中間部材が内側部分と外側部分とに分割されていてその間に設けられていることを特徴とする耐圧容器のシール方法。
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