JP2003068713A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2003068713A
JP2003068713A JP2001254296A JP2001254296A JP2003068713A JP 2003068713 A JP2003068713 A JP 2003068713A JP 2001254296 A JP2001254296 A JP 2001254296A JP 2001254296 A JP2001254296 A JP 2001254296A JP 2003068713 A JP2003068713 A JP 2003068713A
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JP
Japan
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ring
plasma processing
processing apparatus
rings
plasma
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Application number
JP2001254296A
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English (en)
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Toshiyuki Watanabe
利幸 渡辺
Satoshi Mori
聡 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性が十分あり、低コストで長寿命な構
造をもつ、プラズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 プラズマ処理装置の真空シールとして、
材質の異なるOリング3,4を多重に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子、液晶
素子などの電子デバイスの製造工程に用いられるプラズ
マ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ処理装置として、例え
ば、平行平板型反応性イオンエッチング装置がある。
【0003】図3はこの種のプラズマ処理装置の一例を
示している。図中、21は真空チャンバー、22は天
板、23はOリングであって真空チャンバー21の側壁
上端と天板22との間に配設され、大気リークを防止す
るための真空シールとして機能する。24は下部電極、
25は基板である。26は上部電極で、下部電極24と
対向する面にガス吹出し口を有している。27はガス導
入管、28は高周波電源、29は排気弁、30は真空ポ
ンプである。
【0004】以上のように構成されたプラズマ処理装置
では、真空ポンプ30により真空チャンバー21の内部
が高真空に保持された状態で、ガス導入管27からガス
を導入し、高周波電源28から高周波電力を印加するこ
とで、プラズマ放電を生じさせて、基板25のエッチン
グが行なわれる。
【0005】しかしながら、上記のようなプラズマ処理
装置において、レジストアッシングを行なう際など、酸
素を導入してプラズマを発生させる場合には、Oリング
23が汎用的なフッ素ゴム製のOリングであると短時間
で劣化してしまい、真空のシール性能が低下するばかり
でなく、Oリングが、ダスト源となり、製品の歩留まり
低下の原因となる。そのため、頻繁なOリング交換が必
要となる。
【0006】酸素プラズマに対して劣化しにくい材質と
してシリコン製のOリングも用いられているが、ガス透
過率が高く(フッ素ゴムの100倍以上)、半導体など
微細加工が必要なデバイスに対してはシール性が不十分
である。
【0007】こうした問題を解決するため、パーフロロ
エラストマー製のOリングが近年使用され始めている
が、これは非常に高価(フッ素ゴムの100〜1000
倍)である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、シール性が十分あり、しかも低コストで長寿命
な構造をもつ、プラズマ処理装置を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかるプラズマ処理装置は、真空容器内に
ガスを導入し、プラズマ処理を行なうプラズマ処理装置
において、材質の異なる2種類以上のOリングを多重に
使用して真空シールを行なうことを特徴としている。
【0010】本発明にかかるプラズマ処理装置は、上記
の構成において、多重に配設されたOリングの間の空間
に、真空容器内部と通ずる通気穴を少なくとも1個設け
てなることが好ましく、多重に配設されたOリング群に
おいて、例えば、最外周のOリングのつぶししろをOリ
ング線径の10〜30%とし、内周のOリングのつぶし
しろをOリング線径の5〜10%とするというように、
最外周のOリングのつぶししろを内周のOリングのつぶ
ししろよりも大きくしていることが好ましく、また、使
用するOリングの材質の1つがシリコンゴムであること
が好ましい。
【0011】本発明にかかるプラズマ処理装置は、限定
する訳ではないが、使用するガスが酸素およびオゾンの
うちのいずれかである場合に、特に優れた効果を奏す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2に、本発明の好ま
しい実施の形態を示す。
【0013】図1において、1は真空チャンバー、2は
天板、3は外周Oリング、4は内周Oリングであり、外
周Oリング3の材質としてはフッ素ゴムやニトリルゴム
など低コストでシール性の高い材質が好ましく用いら
れ、内周Oリングには用いるプラズマに対して劣化しに
くい材質が望ましい。すなわち、内周Oリング4の材質
は、酸素プラズマを用いる場合にはシリコンゴムやフロ
ロシリコンゴムが好適であり、CF4やCHF3などフッ
素系ガス単独またはフッ素系ガスと酸素の混合ガスのプ
ラズマを用いる場合にはパーフロロエラストマーやフロ
ロエラストマーが好適である。
【0014】5は通気穴であり、内周Oリング4と外周
Oリング3との間の空間と真空チャンバー1の内部を空
間的につないでいる。
【0015】通気穴5は、真空チャンバー1の内部を大
気状態から真空引きする際に、内周Oリング4と外周O
リング3との間の空間に大気が残留し、真空チャンバー
1内部へ徐々に大気が流入するのを防止するとともに、
真空状態から大気状態にするときに、内周Oリング4と
外周Oリング3との間の空間が真空のままでは、天板2
を開くことができないが、このような真空の発生をも防
止する。
【0016】6は下部電極、7は基板である。8は上部
電極で、下部電極6と対向する面にガス吹出し口を有し
ている。9はガス導入管、10は高周波電源、11は排
気弁であって真空チャンバー1の内部の排気と圧力調整
を行える構造になっている。12は真空ポンプである。
【0017】図2は真空チャンバー1の内部が大気圧の
状態での天板2とのシール部分を拡大して示している。
13、14は外周Oリング3および内周Oリング4を装
着するためのアリ溝である。ここで、外周Oリング3
は、内周Oリング4より線形を太くすることにより、つ
ぶししろを大きくして、真空シールの確実性を上げるよ
うになっている。
【0018】本発明にかかるプラズマ処理装置は、以上
のように構成されており、真空ポンプ12により真空チ
ャンバー1の内部が高真空に保持された状態で、ガス導
入管9からガスを導入し、高周波電源10から高周波電
力を印加することで、プラズマ放電を生じさせて、基板
7のエッチングを行なう。
【0019】本発明によれば、材質の異なるOリングを
多重に配設することにより、プラズマに曝されるOリン
グは、用いるプラズマに対して劣化しにくい内周Oリン
グ4のみであり、外周Oリング3は、プラズマに対して
劣化し易い材質であっても、プラズマに曝されることが
ないので、長期間に渡り高いシール性能を維持すること
ができる。例えば、酸素プラズマを用いる場合におい
て、シリコンゴムはフッ素ゴムに比べて質量減少率が1
/5〜1/10と小さいため、内周Oリングとしてシリ
コンゴム、外周Oリングとしてフッ素ゴムを使用するよ
うにすれば、内外周ともにフッ素ゴムを使用する場合に
比べて、耐久性が5〜10倍長くなるのである。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、シール性が十分あり、
低コストで長寿命な構造をもつ、プラズマ処理装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す模式的断面
【図2】図1におけるシール部分の拡大模式的断面図
【図3】従来のプラズマ処理装置の一例を示す模式的断
面図
【符号の説明】
1 真空チャンバー 2 天板 3 外周Oリング 4 内周Oリング 5 通気穴 6 下部電極 7 基板 8 上部電極 9 ガス導入管 10 高周波電源 11 排気弁 12 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G075 AA30 BC06 CA62 DA02 EB02 EE36 FA01 FB13 FC09 5F004 AA14 AA15 AA16 BB29 BC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内にガスを導入し、プラズマ処
    理を行なうプラズマ処理装置において、材質の異なる2
    種類以上のOリングを多重に使用して真空シールを行な
    うことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 多重に配設されたOリングの間の空間
    に、真空容器内部と通ずる通気穴を少なくとも1個設け
    てなる、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 多重に配設されたOリングのうち、最外
    周のOリングのつぶししろを内周のOリングのつぶしし
    ろよりも大きくしている、請求項1または2に記載のプ
    ラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 使用するOリングの材質の1つがシリコ
    ンゴムである、請求項1から3までのいずれかに記載の
    プラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 使用するガスが、酸素およびオゾンのう
    ちのいずれかである、請求項1から4までのいずれか記
    載のプラズマ処理装置。
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