JP5308679B2 - シール機構、シール溝、シール部材及び基板処理装置 - Google Patents

シール機構、シール溝、シール部材及び基板処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、シール機構、シール溝、シール部材及び基板処理装置に関し、特に、内部が真空且つ内壁が高温に維持された処理室内にプラズマを発生させ、該プラズマによって基板に処理を施す基板処理装置が有するシール機構に関する。
基板としての半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という。)にプラズマ処理、例えばエッチング処理を施す基板処理装置は、ウエハを収容する内部が減圧可能な処理室(以下、「チャンバ」という。)を有する。チャンバはアルミニウムからなり、チャンバの内壁の殆どはアルマイトによって被覆されている。この基板処理装置では、チャンバ内に供給された処理ガスをプラズマ化して、該プラズマによってウエハにエッチング処理を施す。また、基板処理装置はチャンバ内を外部からシールするシール機構を有する(例えば、特許文献1参照。)。
近年、ウエハ上に形成される半導体デバイスの高集積化を実現するために、多層構造を有する半導体デバイスが開発されている。この多層構造を有する半導体デバイスの製造工程では、スループット向上の観点から、同一チャンバ内でウエハにエッチング処理を繰り返し行っている。エッチング処理を繰り返し行うと、チャンバの内壁や各構成部品(以下、「チャンバの内壁等」という。)の表面にデポが付着する。このデポの付着を抑制するために、基板処理装置はチャンバの内壁等を加熱する加熱機構を有し、チャンバの内壁等の温度を上昇させてチャンバの内壁等の表面に到達した反応生成物や処理ガスを気化させることによってデポの付着を抑制する。
ところで、基板処理装置が有するシール機構は、チャンバ内を外部からシールするためチャンバの側壁及びチャンバの上蓋の間等に配設される。このシール機構は、通常、Oリングからなるシール部材と、アルマイトで覆われたOリングと接するシール面とを備える。上述したようにチャンバの内壁等は加熱機構によって加熱されるため、チャンバの内壁等と同様にシール機構の温度も上昇する。一般にアルマイトは耐熱性が低いため、シール機構の温度が上昇するとシール面のアルマイトにクラックが生じる。クラックが生じると、Oリングとシール面とによるシールが困難になるため、チャンバ内への大気のリーク量が増加する。
そこで、シール機構の温度上昇によるリーク量増加の問題に対応するため、シール面からアルマイトを除去して熱によるクラックが生じないアルミニウムを剥き出しにし、該アルミニウムのシール面とOリングとを接触させることが提案されている。これにより、温度が上昇してもOリングとシール面とによるシールを維持することができ、チャンバ内への大気のリーク量の増加を防止することができる。
特開2006−342386号公報
しかしながら、シール面においてアルミニウムを剥き出しにすると、メンテナンス時の大気開放によってその表面に吸着した水分と、チャンバ内に供給された処理ガスや反応生成物とが反応して生成された溶液によって、アルミニウムの表面に腐食が発生する。アルミニウムの表面に腐食が発生すると、シール面の形状及び強度が損なわれるため、腐食の発生を防止する必要がある。
また、基板処理装置では、エッチング処理を繰り返す内に、チャンバの内壁等のアルマイトに電荷が蓄積されるが、チャンバの内壁等の近傍にアルミニウムが剥き出しとなったシール面が存在している場合、電荷が蓄積されるアルマイトがブレイクすると、蓄積された電荷に起因する、シール面へ向けた異常放電(アーキング)が発生する。異常放電はパーティクルを発生させ、またはOリングを損傷させることがあるため、異常放電の発生を防止する必要がある。
本発明の目的は、腐食・異常放電の発生を防止することができるシール機構、シール溝、シール部材及び基板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のシール機構は、互いに対向する面を有する第1及び第2の構造部材の間に配されるシール機構であって、前記第1の構造部材における第1の対向面に形成された第1のシール溝と、該第1のシール溝に収容されて一部が前記第1の対向面から突出する第1のシール部材と、前記第2の構造部材における第2の対向面に形成された第2のシール溝と、該第2のシール溝に収容されて一部が前記第2の対向面から突出する第2のシール部材とを備え、前記第1のシール部材と前記第2のシール部材とは互いに圧接し、前記第1のシール溝は、アルミニウムが露出し且つ前記第1のシール部材が圧接する第1のシール面と、前記第1の対向面及び前記第1のシール面の間に配される第1の遮断面とを有し、前記第1のシール部材は、該第1のシール部材が前記第1のシール溝に収容されるときに、前記第1の遮断面を覆う第1の被覆部を有し、前記第2のシール溝は、アルミニウムが露出し且つ前記第2のシール部材が圧接する第2のシール面と、前記第2の対向面及び前記第2のシール面の間に配される第2の遮断面とを有し、前記第2のシール部材は、該第2のシール部材が前記第2のシール溝に収容されるときに、前記第2の遮断面を覆う第2の被覆部を有することを特徴とする。
請求項2記載のシール機構は、請求項1記載のシール機構において、前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材は、フッ素系ゴムからなることを特徴とする。
請求項3記載のシール機構は、請求項2記載のシール機構において、前記フッ素系ゴムは、FKM若しくはFFKMであることを特徴とする。
請求項4記載のシール機構は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシール機構において、前記第1の遮断面及び前記第2の遮断面は、テーパ面からなることを特徴とする。
請求項5記載のシール機構は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシール機構において、前記第1のシール溝は前記収容された第1のシール部材を保持する第1の保持部を有し、前記第2のシール溝は前記収容された第2のシール部材を保持する第2の保持部を有することを特徴とする。
請求項6記載のシール機構は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシール機構において、前記第2のシール部材における前記第1のシール部材との圧接面は、曲面形状を呈することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載のシール機構は、互いに対向する面を有する第1及び第2の構造部材の間に配されるシール機構であって、前記第1の構造部材における第1の対向面に形成されたシール溝と、該シール溝に収容されて一部が前記第1の対向面から突出するシール部材とを備え、前記シール部材と前記第2の構造部材の第2の対向面とは互いに圧接し、前記シール溝は、アルミニウムが露出し且つ前記シール部材が圧接するシール面と、前記第1の対向面及び前記シール面の間に配される遮断面とを有し、前記シール部材は、該シール部材が前記シール溝に収容されるときに、前記遮断面を覆う被覆部を有することを特徴とする。
請求項8記載のシール機構は、請求項7記載のシール機構において、前記第2の対向面はセラミックからなることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項9記載のシール溝は、構造部材の所定面に形成され、シール部材を収容するシール溝であって、アルミニウムが露出し且つ前記シール部材が圧接するシール面と、前記所定面及び前記シール面の間に配される遮断面とを有し、該遮断面は、前記シール部材が前記シール溝に収容されるときに、前記シール部材の被覆部によって覆われることを特徴とする。
請求項10記載のシール溝は、請求項9記載のシール溝において、前記収容されたシール部材を保持する保持部を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項11記載のシール部材は、構造部材の所定面に形成されたシール溝に収容されるシール部材であって、該シール部材は被覆部を有し、前記シール部材が前記シール溝に収容されるときに、前記シール部材は前記シール溝が有するアルミニウムが露出するシール面に圧接するとともに、前記被覆部は前記シール溝が有する前記所定面及び前記シール面の間に配される遮断面を覆うことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項12記載の基板処理装置は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシール機構を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項13記載の基板処理装置は、請求項9又は10記載のシール溝を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項14記載の基板処理装置は、請求項11記載のシール部材を有することを特徴とする。
請求項1記載のシール機構によれば、アルミニウムが露出する第1のシール面に第1のシール部材が圧接し、且つアルミニウムが露出する第2のシール面に第2のシール部材が圧接するとともに、第1のシール面及び第1の対向面の間に配された第1の遮断面を第1のシール部材の第1の被覆部が覆い、且つ第2のシール面及び第2の対向面の間に配された第2の遮断面を第2のシール部材の第2の被覆部が覆うので、第1のシール面が第1のシール溝の外から遮断され、且つ第2のシール面が第2のシール溝の外から遮断される。その結果、第1及び第2のシール溝の外に供給された処理ガスや反応生成物の第1及び第2のシール面への到達を防止することができる。さらに、アルミニウムが露出する第1のシール溝の表面がシール機構近傍のアルマイトから遮断され、アルミニウムが露出する第2のシール溝の表面がシール機構近傍のアルマイトから遮断される。その結果、電荷が蓄積したアルマイトがブレイク(絶縁破壊)しても、アルマイトに蓄積された電荷に起因する露出したアルミニウムへ向けた異常放電(アーキング)は発生しない。以上より、腐食・異常放電の発生を防止することができる。
請求項2記載のシール機構によれば、第1のシール部材及び第2のシール部材がフッ素系ゴムからなる。フッ素系ゴムはアルマイトと同等の耐電圧性があり、第1のシール部材及び第2のシール部材の厚さはアルマイト皮膜よりも厚い。したがって、第1のシール部材及び第2のシール部材の耐電圧性はアルマイト皮膜よりも高いので、第1のシール溝及び第2のシール溝の表面を十分に保護することができる。
請求項3記載のシール機構によれば、第1のシール部材及び第2のシール部材がFKM若しくはFFKMからなる。FKMやFFKMは優れた耐電圧性を有するので、第1のシール部材及び第2のシール部材の耐電圧性をアルマイト皮膜よりも確実に高くすることができる。
請求項4記載のシール機構によれば、第1の遮断面及び第2の遮断面がテーパ面からなるので、第1のシール溝及び第2のシール溝の形成を容易に行うことができる。
請求項5記載のシール機構によれば、第1のシール部材は第1の保持部に保持され、第2のシール部材は第2の保持部に保持される。これにより、第1のシール部材及び第2のシール部材の脱落を防止することができる。
請求項6記載のシール機構によれば、第2のシール部材における第1のシール部材との圧接面が曲面形状を呈するので、第1のシール部材及び第2のシール部材を部分的に接触させることによって高い接触圧を維持することができ、もってシール機構のシール性を向上させることができる。
請求項7記載のシール機構によれば、アルミニウムが露出するシール溝のシール面にシール部材が圧接し、第2の構造部材の第2の対向面にシール部材が圧接するとともに、シール面及び第1の対向面の間に配された遮断面をシール部材の被覆部が覆うので、上述した請求項1記載のシール機構と同様の効果を実現することができる。さらに、1つのシール溝及びシール部材とシール面とでシール機構が構成されるので、上述した請求項1記載のシール機構と比較して、シール機構の構成を簡素な構成とすることができる。
請求項8記載のシール機構によれば、第2の対向面がセラミックからなるので、第2の対向面をシール面として確実に機能させることができる。
請求項9記載のシール溝及び請求項11記載のシール部材によれば、アルミニウムが露出するシール溝のシール面にシール部材が圧接し、シール面及び所定面の間に配された遮断面をシール部材の被覆部が覆うので、上述した請求項1記載のシール機構と同様の効果を実現することができる。
請求項10記載のシール溝によれば、シール部材は保持部に保持される。これにより、シール部材の脱落を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係るシール機構を有する基板処理装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係るシール機構を有する基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。この基板処理装置は基板としての半導体ウエハにエッチング処理を施すように構成されている。
図1において、基板処理装置10は、例えば、直径が300mmの半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wを収容するチャンバ11を有する。該チャンバ11はアルミニウムからなり、チャンバ11の内壁の殆どはアルマイトによって被覆されている。また、チャンバ11は、円筒状の側壁11aと、円板状の上蓋11bとを有し、側壁11a及び上蓋11bの間には、チャンバ11内を外部(大気)からシールするシール機構12が配設されている。また、チャンバ11内にはウエハWを載置する円柱状のサセプタ13が配置されている。基板処理装置10では、チャンバ11の内側壁とサセプタ13の側面とによって、サセプタ13上方のガスをチャンバ11の外へ排出する流路として機能する側方排気路14が形成される。この側方排気路14の途中には排気プレート15が配置される。
排気プレート15は多数の孔を有する板状部材であり、チャンバ11を上部と下部に仕切る仕切り板として機能する。排気プレート15によって仕切られたチャンバ11の上部(以下、「反応室」という。)17にはプラズマが発生する。また、チャンバ11の下部(以下、「排気室(マニホールド)」という。)18にはチャンバ11内のガスを排出する排気管16が接続される。排気プレート15は反応室17に発生するプラズマを捕捉又は反射してマニホールド18への漏洩を防止する。
排気管16にはTMP(Turbo Molecular Pump)及びDP(Dry Pump)(ともに図示しない)が接続され、これらのポンプはチャンバ11内を真空引きして減圧する。具体的には、DPはチャンバ11内を大気圧から中真空状態(例えば、1.3×10Pa(0.1Torr)以下)まで減圧し、TMPはDPと協働してチャンバ11内を中真空状態より低い圧力である高真空状態(例えば、1.3×10−3Pa(1.0×10−5Torr)以下)まで減圧する。なお、チャンバ11内の圧力はAPCバルブ(図示しない)によって制御される。
チャンバ11内のサセプタ13には下部高周波電源19が下部整合器20を介して接続されており、該下部高周波電源19は所定の高周波電力をサセプタ13に供給する。これにより、サセプタ13は下部電極として機能する。また、下部整合器20は、サセプタ13からの高周波電力の反射を低減して高周波電力のサセプタ13への供給効率を最大にする。
サセプタ13の上部には、静電電極板21を内部に有する静電チャック22が配置されている。静電チャック22は或る直径を有する下部円板状部材の上に、該下部円板状部材より直径の小さい上部円板状部材を重ねた形状を呈する。なお、静電チャック22はセラミックで構成されている。サセプタ13にウエハWを載置するとき、該ウエハWは静電チャック22における上部円板状部材の上に配される。
また、静電チャック22では、静電電極板21に直流電源23が電気的に接続されている。静電電極板21に正の直流電圧が印加されると、ウエハWにおける静電チャック22側の面(以下、「裏面」という。)には負電位が発生して静電電極板21及びウエハWの裏面の間に電位差が生じ、該電位差に起因するクーロン力又はジョンソン・ラーベック力により、ウエハWは静電チャック22における上部円板状部材の上において吸着保持される。
また、静電チャック22には、吸着保持されたウエハWを囲うように、円環状のフォーカスリング24が載置される。フォーカスリング24は、導電性部材、例えば、シリコンからなり、反応室17においてプラズマをウエハWの表面に向けて収束し、エッチング処理の効率を向上させる。
また、サセプタ13の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室25が設けられる。この冷媒室25には、チラーユニット(図示しない)から冷媒用配管26を介して低温の冷媒、例えば、冷却水やガルデン(登録商標)が循環供給される。該低温の冷媒によって冷却されたサセプタ13は静電チャック22を介してウエハW及びフォーカスリング24を冷却する。
静電チャック22における上部円板状部材上面のウエハWが吸着保持される部分(以下、「吸着面」という。)には、複数の伝熱ガス供給孔27が開口している。これら複数の伝熱ガス供給孔27は、伝熱ガス供給ライン28を介して伝熱ガス供給部(図示しない)に接続され、該伝熱ガス供給部は伝熱ガスとしてのヘリウム(He)ガスを、伝熱ガス供給孔27を介して吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給する。吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給されたヘリウムガスはウエハWの熱を静電チャック22に効果的に伝達する。
チャンバ11の天井部には、サセプタ13と対向するようにシャワーヘッド29が配置されている。シャワーヘッド29には上部整合器30を介して上部高周波電源31が接続されており、上部高周波電源31は所定の高周波電力をシャワーヘッド29に供給するので、シャワーヘッド29は上部電極として機能する。なお、上部整合器30の機能は上述した下部整合器20の機能と同じである。
シャワーヘッド29は、多数のガス穴32を有する天井電極板33と、該天井電極板33を着脱可能に釣支するクーリングプレート34と、該クーリングプレート34を覆う蓋体35とを有する。また、該クーリングプレート34の内部にはバッファ室36が設けられ、このバッファ室36には処理ガス導入管37が接続されている。シャワーヘッド29は、処理ガス導入管37からバッファ室36へ供給された処理ガスを、ガス穴32を介して反応室17内へ供給する。
また、基板処理装置10は、チャンバ11内において、チャンバ11の内壁等を加熱する加熱機構(図示しない)を有する。
この基板処理装置10では、サセプタ13及びシャワーヘッド29に高周波電力を供給して、反応室17内に高周波電力を印加することにより、該反応室17内においてシャワーヘッド29から供給された処理ガスを高密度のプラズマにしてウエハWにエッチング処理を施す。
上述した基板処理装置10の各構成部品の動作は、基板処理装置10が備える制御部(図示しない)のCPUがエッチング処理に対応するプログラムに応じて制御する。
図2は、図1におけるシール機構近傍の拡大断面図である。なお、図中左方がチャンバ11の内部に相当し、図中右方がチャンバ11の外部に相当する。したがって、以下、図中左方を「内部側」、図中右方を「外部側」と称する。
図2において、チャンバ11の側壁11aにおける上蓋11bと対向する上面38は、約50μmの厚さのアルマイト皮膜39によって覆われている。また、側壁11aの上面38には、アルマイト皮膜39及び側壁11aの一部が除去されて、アルミニウムが露出するシール溝40が形成されている。該シール溝40には、Oリング状のフッ素系ゴム(具体的には、フッ化ビニリデン系ゴム(FKM)若しくはテトラフルオロエチレン−パープルオロビニルエーテル系ゴム(FFKM))からなるシール部材41が収容されており、該シール部材41の一部が側壁11aの上面38から突出している。
チャンバ11の上蓋11bにおける側壁11aと対向する下面42は、約50μmの厚さのアルマイト皮膜43によって覆われている。また、上蓋11bの下面42には、アルマイト皮膜43及び上蓋11bの一部が除去されて、アルミニウムが露出するシール溝44がシール溝40に対向するように形成されている。該シール溝44には、Oリング状のフッ素系ゴム(FKM若しくはFFKM)からなるシール部材45が収容されており、該シール部材45の一部が上蓋11bの下面42から突出している。
また、シール溝40,44及びシール部材41,45は、上蓋11bを側壁11aに載置する際、シール溝40に収容したシール部材41とシール溝44に収容したシール部材45とを互いに圧接させることにより、内部側を外部側からシールするシール機構12を構成する。
また、上蓋11bには、その下面42における外部側において突出部11cが形成されており、該突出部11cの下面42は、側壁11aの上面38と当接している。これにより、シール機構12における圧接の程度、具体的にはシール部材41,45の圧縮量が制限される。
図3は、シール機構の各構成要素の具体的形状を示す断面図である。
図3において、シール溝40は、側壁11aの上面38において開口し、開口部46の幅L1が底部47の幅L2と等しい収容溝48と、該収容溝48の底部47において開口し、開口部49の幅L3が底部50の幅L4よりも小さい保持溝51とを有している。保持溝51の底部50はアルミニウムが露出し、後述するようにシール面として機能する。
シール部材41は、図中左右方向の幅L5が収容溝48の開口部46及び底部47の幅L1,L2と略等しい断面形状が矩形の被覆部52と、該被覆部52の下面において突出する断面形状が略楕円形の突出部53とを有している。
シール部材41がシール溝40に収容される際、シール部材41の突出部53はシール溝40の保持溝51内に進入する。保持溝51内に進入した突出部53は、図2に示すように、保持溝51内において変形し、そのときに発生する復元力により、シール部材41はシール溝40に保持される。これにより、シール部材41の脱落が防止される。また、シール部材41がシール部材45と圧接するとき、反力によってシール部材41の突出部53は保持溝51の底部50に圧接されるとともに、シール部材41の被覆部52は収容溝48の底部47に当接される。底部47は底部50及び側壁11aの上面38の間に配されるため、シール部材41の被覆部52が底部47を覆うと底部50がシール溝40の外から遮断される。したがって、収容溝48の底部47は遮断面として機能する。
シール溝44は、上蓋11bの下面42において開口し、開口部54の幅L6が底部55の幅L7と等しい収容溝56と、該収容溝56の底部55において開口し、開口部57の幅L8が底部58の幅L9よりも小さい保持溝59とを有している。保持溝59の底部58はアルミニウムが露出し、後述するようにシール面として機能する。
シール部材45は、図中左右方向の幅L10が収容溝56の開口部54及び底部55の幅L6,L7と略等しい断面形状が略矩形の被覆部60と、該被覆部60の上面において突出する断面形状が略楕円形の突出部61とを有している。また、被覆部60の下面は曲面状に突出している。
シール部材45がシール溝44に収容される際、シール部材45の突出部61はシール溝44の保持溝59内に進入する。保持溝59内に進入した突出部61は、図2に示すように、保持溝59内において変形し、そのときに発生する復元力により、シール部材45はシール溝44に保持される。これにより、シール部材45の脱落が防止される。また、シール部材45がシール部材41と圧接するとき、反力によってシール部材45の突出部61は保持溝59の底部58に圧接されるとともに、シール部材45の被覆部60は収容溝56の底部55に当接される。底部55は底部58及び上蓋11bの下面42の間に配されるため、シール部材45の被覆部60が底部55を覆うと底部58がシール溝44の外から遮断される。したがって、収容溝56の底部55は遮断面として機能する。
本実施の形態によれば、アルミニウムが露出するシール溝40,44の底部50,58にシール部材41,45の突出部53,61が圧接するとともに、保持溝51の底部50及び側壁11aの上面38の間に配された収容溝48の底部47をシール部材41の被覆部52が覆い、且つ保持溝59の底部58及び上蓋11bの下面42の間に配された収容溝56の底部55をシール部材45の被覆部60が覆うので、シール面として機能する底部50,58がチャンバ11内から遮断される。その結果、チャンバ11内に供給された処理ガスや反応生成物のシール面として機能する底部50,58への到達を防止することができる。さらに、収容溝48,56をシール部材41,45の被覆部52,60が覆うので、アルミニウムが露出するシール溝40,44の表面がシール機構12近傍のアルマイト皮膜39,43から遮断される。その結果、電荷が蓄積したアルマイト皮膜39,43がブレイク(絶縁破壊)しても、アルマイトに蓄積された電荷に起因する露出したアルミニウムへ向けた異常放電(アーキング)は発生しない。以上より、シール面として機能する底部50,58の腐食の発生を防止することができるとともに、シール機構12近傍での異常放電の発生を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、シール部材41,45がフッ素系ゴム(FKM若しくはFFKM)からなる。フッ素系ゴム(FKM若しくはFFKM)はアルマイトと同等の耐電圧性があり、その厚さはアルマイト皮膜よりも厚い。したがって、シール部材41,45の耐電圧性はアルマイト皮膜よりも高いので、シール溝40,44の表面を十分に保護することができる。
また、本実施の形態によれば、シール部材45の被覆部60の下面が曲面形状を呈するので、シール部材41及びシール部材45を部分的に接触させることによって高い接触圧を維持することができ、もってシール機構12のシール性を向上させることができる。
また、シール機構12は、図4(A)に示すように、収容溝48,56の側面がアルマイト皮膜62,63によって覆われていてもよい。これにより、アルミニウムが露出する収容溝48,58の側面の腐食の発生を確実に防止することができる。
また、上述したシール機構12は収容溝48,56を有したが、図4(B)に示すように、シール機構12は収容溝48,56の代わりにテーパ面64,65を有してもよい。テーパ面64,65はアルマイト皮膜66,67によって覆われている。また、テーパ面64は、側壁11aの上面38と保持溝51の底部50との間に配され、テーパ面65は、上蓋11bの下面42と保持溝59の底部58との間に配され、これらテーパ面64,65は、上述した遮断面として機能する底部47,55と同様の機能を有する。また、シール部材41の被覆部52の下面はテーパ面64に対応してテーパ形状を呈しており、シール部材45の被覆部60の上面も同様にテーパ面65に対応してテーパ形状を呈している。この場合、シール溝40,44の形成を容易に行うことができる。
また、上述したシール機構12は開口部49の幅L3が底部50の幅L4よりも小さい保持溝51や開口部57の幅L8が底部58の幅L9よりも小さい保持溝59を有したが、図5(A)に示すように、シール機構12は保持溝51,59の代わりに開口部の幅が底部の幅と等しい角溝68,69を有してもよい。この場合においても、シール部材41,45の突出部53,61は角溝68,69内に進入すると、突出部53,61は角溝68,69内において若干変形し、そのときに発生する復元力により、シール部材41,45は角溝68,69によって保持される。角溝68,69は保持溝51,59よりも容易に形成することができるので、シール溝40,44の形成を容易に行うことができる。
また、上述したシール機構12は保持溝51,59や角溝68,69を有したが、シール部材41,45をシール溝40,44に保持させる必要がない場合は、図5(B)に示すように、シール溝40,44が収容溝48,56のみを有してもよい。また、シール部材41,45は被覆部52,60のみを有する。この場合、シール溝40,44及びシール部材41,45の形成を容易に行うことができる。
また、上述した本実施の形態では、本発明に係るシール機構がチャンバの側壁及びチャンバの上蓋の間に配設されている場合について説明したが、本発明に係るシール機構を配設可能な箇所はこれに限らず、凡そ、デポ付着を抑制するために加熱される箇所、例えば排気系に配設してもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るシール機構について説明する。
本実施の形態に係るシール機構は、基板処理装置において配設される箇所やシール溝及びシール部材を1つだけ有する点が第1の実施の形態と異なるのみであるので、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。
図6は、本実施の形態に係るシール機構の構成を概略的に示す断面図である。なお、図中左方がチャンバ11の内部に相当し、図中右方がチャンバ11の外部に相当する。したがって、以下、図中左方を「内部側」、図中右方を「外部側」と称する。
図6において、構造部材70はアルミニウムからなり、構造部材70における構造部材71と対向する上面72は、アルマイト皮膜73によって覆われている。また、構造部材70の上面72には、アルミニウムが露出するシール溝74が形成されている。該シール溝74にはOリング状のフッ素系ゴム(FKM若しくはFFKM)からなるシール部材75が収容されている。
また、シール溝74は、構造部材70の上面72において開口する収容溝76と、該収容溝76の底部77において開口する保持溝78とを有している。保持溝78の底部79はアルミニウムが露出し、後述するようにシール面として機能し、収容溝76の底部77は、後述するように遮断面として機能する。
また、シール部材75は、断面形状が略矩形の被覆部80と、該被覆部80の下面において突出する突出部81とを有している。また、被覆部80の上面は曲面状に突出している。
構造部材71における構造部材70と対向する下面82は、耐熱性、耐電圧性及び耐腐食性が高い材料、例えばセラミックからなる。下面82は、後述するようにシール面として機能する。また、構造部材71には、その下面82における外部側において突出部83が形成されており、該突出部83の下面82は、構造部材70の上面72と当接している。
また、シール溝74、シール部材75及び構造部材71の下面82は、シール溝74に収容したシール部材75と下面82とを互いに圧接させることにより、内部側を外部側からシールするシール機構84を構成する。
シール部材75が構造部材71の下面82と圧接するとき、反力によってシール部材75の突出部81は保持溝78の底部79に圧接されるとともに、シール部材75の被覆部80は収容溝76の底部77に圧接される。底部77は底部79及び構造部材70の上面72の間に配されるため、シール部材75の被覆部80が底部77を覆うと底部79がシール溝74の外から遮断される。
本実施の形態によれば、アルミニウムが露出するシール溝74の底部79にシール部材75の突出部81が圧接し、セラミックからなる構造部材71の下面82にシール部材75の被覆部80が圧接するとともに、保持溝78の底部79及び構造部材70の上面72の間に配された収容溝76の底部77をシール部材75の被覆部80が覆うので、上述した第1の実施の形態と同様の効果を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、1つのシール溝及びシール部材とセラミックからなるシール面とでシール機構が構成されるので、上述した第1の実施の形態と比較して、シール機構の構成を簡素な構成とすることができる。
上述した各実施の形態では、基板処理装置が半導体デバイス製造装置としてのエッチング処理装置である場合について説明したが、本発明が適用可能な基板処理装置はこれに限らず、他のプラズマを用いる半導体デバイス製造装置、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)やPVD(Physical Vapor Deposition)等を用いる成膜処理装置であってもよい。さらには、イオン注入処理装置、真空搬送装置、熱処理装置、分析装置、電子加速器、FPD(Flat Panel Display)製造装置、太陽電池製造装置、又は物理量分析装置としてのエッチング処理装置、成膜処理装置等の基板処理装置であれば本発明を適用可能である。
なお、上述した各実施の形態では、基板が半導体ウエハであったが、基板はこれに限らず、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等のガラス基板であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るシール機構を有する基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1におけるシール機構近傍の拡大断面図である。 シール機構の各構成要素の具体的形状を示す断面図である。 シール機構の構成の変形例を概略的に示す断面図であり、(A)は、収容溝の側面がアルマイト皮膜によって覆われる場合を示し、(B)は、収容溝の代わりにテーパ面を有する場合を示す。 シール機構の構成の変形例を概略的に示す断面図であり、(A)は、保持溝の代わりに角溝を有する場合を示し、(B)は、収容溝のみを有する場合を示す。 本発明の第2の実施の形態に係るシール機構の構成を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10 基板処理装置
11 チャンバ
11a 側壁
11b 上蓋
12,84 シール機構
39,43,62,63,66,67,73 アルマイト皮膜
40,44,74 シール溝
41,45,75 シール部材
48,56,76 収容溝
51,59,78 保持溝
52,60,80 被覆部
53,61,81 突出部
70,71 構造部材

Claims (14)

  1. 互いに対向する面を有する第1及び第2の構造部材の間に配されるシール機構であって、
    前記第1の構造部材における第1の対向面に形成された第1のシール溝と、
    該第1のシール溝に収容されて一部が前記第1の対向面から突出する第1のシール部材と、
    前記第2の構造部材における第2の対向面に形成された第2のシール溝と、
    該第2のシール溝に収容されて一部が前記第2の対向面から突出する第2のシール部材とを備え、
    前記第1のシール部材と前記第2のシール部材とは互いに圧接し、
    前記第1のシール溝は、アルミニウムが露出し且つ前記第1のシール部材が圧接する第1のシール面と、前記第1の対向面及び前記第1のシール面の間に配される第1の遮断面とを有し、
    前記第1のシール部材は、該第1のシール部材が前記第1のシール溝に収容されるときに、前記第1の遮断面を覆う第1の被覆部を有し、
    前記第2のシール溝は、アルミニウムが露出し且つ前記第2のシール部材が圧接する第2のシール面と、前記第2の対向面及び前記第2のシール面の間に配される第2の遮断面とを有し、
    前記第2のシール部材は、該第2のシール部材が前記第2のシール溝に収容されるときに、前記第2の遮断面を覆う第2の被覆部を有することを特徴とするシール機構。
  2. 前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材は、フッ素系ゴムからなることを特徴とする請求項1記載のシール機構。
  3. 前記フッ素系ゴムは、FKM若しくはFFKMであることを特徴とする請求項2記載のシール機構。
  4. 前記第1の遮断面及び前記第2の遮断面は、テーパ面からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシール機構。
  5. 前記第1のシール溝は前記収容された第1のシール部材を保持する第1の保持部を有し、
    前記第2のシール溝は前記収容された第2のシール部材を保持する第2の保持部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシール機構。
  6. 前記第2のシール部材における前記第1のシール部材との圧接面は、曲面形状を呈することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシール機構。
  7. 互いに対向する面を有する第1及び第2の構造部材の間に配されるシール機構であって、
    前記第1の構造部材における第1の対向面に形成されたシール溝と、
    該シール溝に収容されて一部が前記第1の対向面から突出するシール部材とを備え、
    前記シール部材と前記第2の構造部材の第2の対向面とは互いに圧接し、
    前記シール溝は、アルミニウムが露出し且つ前記シール部材が圧接するシール面と、前記第1の対向面及び前記シール面の間に配される遮断面とを有し、
    前記シール部材は、該シール部材が前記シール溝に収容されるときに、前記遮断面を覆う被覆部を有することを特徴とするシール機構。
  8. 前記第2の対向面はセラミックからなることを特徴とする請求項7記載のシール機構。
  9. 構造部材の所定面に形成され、シール部材を収容するシール溝であって、
    アルミニウムが露出し且つ前記シール部材が圧接するシール面と、
    前記所定面及び前記シール面の間に配される遮断面とを有し、
    該遮断面は、前記シール部材が前記シール溝に収容されるときに、前記シール部材の被覆部によって覆われることを特徴とするシール溝。
  10. 前記収容されたシール部材を保持する保持部を有することを特徴とする請求項9記載のシール溝。
  11. 構造部材の所定面に形成されたシール溝に収容されるシール部材であって、
    該シール部材は被覆部を有し、
    前記シール部材が前記シール溝に収容されるときに、前記シール部材は前記シール溝が有するアルミニウムが露出するシール面に圧接するとともに、前記被覆部は前記シール溝が有する前記所定面及び前記シール面の間に配される遮断面を覆うことを特徴とするシール部材。
  12. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシール機構を有することを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項9又は10記載のシール溝を有することを特徴とする基板処理装置。
  14. 請求項11記載のシール部材を有することを特徴とする基板処理装置。
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