JP2008215752A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板における機械室側の端部が温度上昇することを防ぐ。
【解決手段】機械室40の天井面には、補強部材60が冷蔵庫本体10の上面と面一に設けられ、この補強部材60の上面の受け板61と、冷蔵庫本体10の上面にわたって、一枚板からなる天板85が被せられる。補強部材60には、受け板61の下方に所定間隔を開けて対向するようにして仕切板65が形成され、同仕切板65の上方に断熱空間93が形成された状態になる。冷却器室20側から引き出されたリード線32,38等の電線は、同断熱空間93を通って電装箱54へと配線される。冷却運転時、凝縮器47を冷却したのちの排熱が、機械室40の天井部に立ち上るが、補強部材60には断熱空間93が形成された状態にあるから、天板85の機械室40側の端部が排熱により加熱されることが抑制される。リード線32,38も排熱に直接に晒されることが防止される。
【選択図】図16

Description

本発明は、横型の冷却貯蔵庫に関する。
横型冷蔵庫の一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、内部を貯蔵室とする断熱箱体製の貯蔵庫本体の一側面に冷却器室が張り出し形成されて、同冷却器室内に冷却器、冷却ファン等が収容されるとともに、この冷却器室からさらに側方に離間した位置から背面にわたってパネルが張られることにより機械室が形成され、同機械室内に圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置が装備されて、上記の冷却器と冷媒管により循環接続される。一方、貯蔵庫本体の上面から機械室の天面にわたって一枚板からなる天板が張られ、テーブル代わりに使用されるようになっており、同天板の機械室側の端部は、機械室の天井面に設けられた例えばチャンネル材を伏せたような形状の補強板で受けられている。
特開2006−46722公報
ところで冷蔵庫の稼働中は、機械室内の凝縮器が外気によって冷却され、冷却後の排熱が機械室の側面、背面あるいは前面の排気口から排気されるのであるが、同排熱が機械室の天井部にも少なからず立ち上り、補強板を介してではあるが天板の機械室側の端部を加熱して温度上昇させ、テーブルとしての使用が制限されるおそれがあった。
また、冷却器室内に配された冷却ファンや温度センサのリード線は、冷却器室の外壁を貫通して機械室側に引き出されたのち、冷却器室の外壁面や補強板の下面にコンベックス等の取付具で部分的に固定しながら、機械室の前面側に設けられた電装箱まで配線されているが、取付具が別途必要である上に、冷却器室や補強板に取付具自身を取り付けるための加工が必要となり、また、リード線も排熱に晒されるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものである。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、内部を貯蔵室とする断熱箱体製の貯蔵庫本体の一側面には、冷却器等を収容した冷却器室が張り出し形成される一方、この冷却器室からさらに側方に離間した位置から背面にわたってパネルが張られることにより、圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置が装備された機械室が形成され、前記貯蔵庫本体から前記機械室の天面にわたって天板が張られた冷却貯蔵庫において、前記機械室の天面には、前記天板における機械室側の端部を受ける補強部材が配されるとともに、この補強部材には、前記機械室の天井部分を上下に分ける仕切板が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記仕切板の上方には、前記機械室内で配線される電線を挿通可能な配線空間が確保されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記補強部材は一側面に開口したコ字形断面をなし、同補強部材の側面板が前記冷却器室の外壁に固定される取付板、上面板が前記天板の端部を受ける受け板、下面板が前記仕切板となっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記天板における前記機械室側の端縁には下向きの側面板が形成される一方、前記補強部材の受け板における自由側端縁からは垂下板が形成され、前記機械室の側面パネルの上端部が前記垂下板に当てられるとともに、前記側面パネルの外側に前記天板の側面板が被せられて、同側面板と側面パネルとが前記垂下板に対してねじで共締めされて固定されるものであって、前記垂下板の下端が、前記側面板の下端よりも下方に突出しているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
補強部材に設けられた仕切板の上面側に、断熱空間が確保される。そのため、機械室の天井側に立ち上った排熱によって、天板における機械室側の端部が加熱されることが防止される。その結果、天板の全面を例えばテーブルとして使用することが可能となる。
<請求項2の発明>
機械室内に配線される電線は、補強部材における仕切板の上方に形成された配線空間を通って配線される。格別の取付具を用いることなく電線を配線することができ、配線作業も簡単となる。また、電線が排熱に直接に晒されることが回避されるから、耐用寿命を延ばすことができる。
<請求項3の発明>
補強部材は、その側面板である取付板を冷却器室の外壁の上端部に当てて固定され、それに伴い、上面板が天板の機械室側の端部を受ける受け板とされるとともに、下面板が仕切板となって受け板との間に断熱空間が形成される。
<請求項4の発明>
メンテナンス等において側面パネルを外す場合は、ねじを外したのち、天板を残したまま、側面パネルの上端部を、同天板の側面板と補強部材の垂下板との間から抜き出しつつ外す。再度取り付ける場合は、側面パネルの上端部を、天板の側面板と補強部材の垂下板との間に挿入してねじで共締めするのであるが、垂下板の下端が、側面板の下端より下方に突出しているから、側面パネルの上端部を垂下板の突出部分に当てた後、同垂下板上を滑らせるようにして持ち上げることで、側面パネルの上端部を、自ずから天板の側面板と補強部材の垂下板との間に挿入することができる。すなわち、メンテナンス後等の側面パネルの再取付作業が簡単となる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図17に基づいて説明する。この実施形態では、2ドア式の横型(テーブル型)冷蔵庫を例示している。
図1および図2において全体構造を説明すると、符号10は冷蔵庫本体であって、前面に開口した横長の断熱箱体により構成されている。この断熱箱体は、ステンレス鋼板製の外箱11内に、ABS樹脂等の合成樹脂製の内箱12を嵌めて、その間に発泡樹脂等の断熱材13が充填された構造である。本体10の内部は貯蔵室15とされ、同貯蔵室15の前面開口には、一対の断熱扉16が観音開き式に装着されている。
本体10の正面から見た左側部には機械室40が設けられ、同機械室40は、前面が開口した箱形に形成されている。機械室40内の上部には、貯蔵室15と連通した断熱性の冷却器室20が張り出し形成され、同冷却器室20には冷却器23と冷却ファン35とが装備されている。一方、冷却器室20の下方から左側方にわたり、圧縮機46、凝縮器47等からなる冷凍装置45が収納される収納スペース41が形成されている。
まず冷却器室20側の構造を、図3によって簡単に説明する。冷却器室20の内装部材は、内箱12に嵌められた冷却器室ボックス21(以下、単にボックス21という。)により形成され、同ボックス21は内箱12と同様にABS樹脂等の合成樹脂製である。冷却器室20の上部の奥側には冷却器23が配設されており、この冷却器23に出し入れされる冷媒管24が、上記のボックス21と一体形成された挿通管25内を通って、機械室40側に突出されるようになっている。
冷却器23の下面側には、除霜用のガラス管ヒータ27がヒータカバー28に収められて配設されている。冷却器室20の底面には、除霜水を受けるドレンパン30が形成され、その排水口にドレンホース31が接続されて所定位置に導かれている。ドレンパン30の外底面には、ドレンパンヒータ(図示せず)が配線され、このドレンパンヒータのリード線32が、断熱材13中を立ち上がって、外箱11の左側面における上記の挿通管25の上方位置に開口された導出孔33(図10参照)から機械室40側に導出されるようになっている。
冷却器室20の前面開口には、庫内空気を吸引して冷却器23の下方に導くための合成樹脂製のダクト34が張られており、同ダクト34の上部位置に、冷却ファン35が取り付けられている。この冷却ファン35のリード線、上記したガラス管ヒータ27のリード線、さらには、冷却器23の下部前面に設けられた除霜サーミスタ36、温度ヒューズ37等のリード線(これらのリード線はまとめて符号「38」を付す)は、上記した冷媒管24の挿通管25内の上部側に区画形成された配線挿通部25Aを通って、機械室40側に導出されるようになっている。
次に、機械室40側の構造を詳細に説明する。
機械室40内には、上記したように冷凍装置45が収容されるようになっている。この冷凍装置45は、図3及び図5に示すように、機械室40の底板42における奥行方向の中央部に圧縮機46が設置される一方、同底板42の左側縁の上方に立ち上がるようにして凝縮器47が配されている。この凝縮器47はスパイラルコンデンサと称され、冷媒管の外周にフィンが螺旋状に配設されたものであって、冷媒管自身が、ジグザグ状に回曲されつつ多段に配管されており、冷却器室20の外壁に、取付具47Aを介して取り付けられている。
上記した圧縮機46、凝縮器47、ドライヤ48及びキャピラリチューブ49が冷媒管によって順次に接続されており、キャピラリチューブ49の出口と、圧縮機46への入力管の入口とが、上記した冷却器23に出し入れされる冷媒管24と対向する位置に立ち上げられ、溶接で接続されることにより、冷凍装置45側と冷却器23とが循環接続されるようになっている。なお、底板42の手前側の端部寄りの位置には、凝縮器ファン47Bが設置されている。
機械室40の外殻構造は、上記のように設置面から浮いた位置に浅皿状の底板42が張られているとともに、側面には側面パネル50が、背面には背面パネル51がそれぞれ張られている。機械室40の天井部では、奥行の全長にわたって補強部材60が冷蔵庫本体10の上面と面一に取り付けられており、冷蔵庫本体10の上面から補強部材60の上面にわたり、一枚板からなる天板85が被着されている。機械室40の前面には前面パネル53が張られており、図1及び図5に示すように、同前面パネル53の上部の右側領域には、電装箱54が装備されている。
前面パネル53の下部領域、すなわち凝縮器ファン47Bの前方領域には、外気の吸気口55が形成されているとともに、上部の左側領域、すなわち凝縮器47の前方領域には、排熱の排気口56が形成されている。また、図4に示すように、側面パネル50の上部位置と、下部の奥側位置にも排気口56が形成され、さらに図示はしないが、背面パネル51にも排気口が形成されている。
したがって冷却運転中において、凝縮器ファン47Bが運転されると、前面パネル53の吸気口55から外気が吸引されて、同外気により凝縮器47さらには圧縮機46が冷却され、冷却に供したのちの排熱は、前面パネル53の排気口56、さらには当該冷蔵庫の設置態様に応じて開放された他の排気口56から外部に排出されるようになっている。
機械室40の外殻構造についてさらに説明する。
補強部材60は、亜鉛鋼板等の金属板製であって、全体としては、図5に示すように、冷蔵庫本体10の奥行に等しい長さを有し、冷却器室20とは反対側の面に開口した断面コ字形をなしている。詳細には、図6及び図7に示すように、冷蔵庫本体10の奥行に等しい長さを持った上面板を有し、同上面板が受け板61となる。この受け板61の冷却器室20側の側縁からは、下端部の長さが段差状に小さくなった側面板が直角曲げされ、この側面板が取付板62となっており、同取付板62における手前側と奥側の2箇所に、ねじ63の挿通孔64が開口されている。
上記した取付板62の短寸となった下縁から、図6の手前側に向けて同長さ寸法を持った下面板が直角曲げされ、この下面板が仕切板65となっている。ただし仕切板65の幅は、上記の受け板61のそれの7割強である。この仕切板65の手前側の端縁(図6の右側)と、開口縁の奥端に寄った位置には、方形状をなす電線の挿通開口66が切り欠き形成されている。また、挿通開口66の奥縁のさらに奥側には、係止孔67が形成されている。
各挿通開口66には、保護枠70が装着されている。この保護枠70は合成樹脂製であって、図8に示すように、方形の枠状に形成され、その1辺の枠の長さ方向の中央部には、電線を径方向に挿通可能な挿通溝71が切られている。他の3辺の枠の外周面には、挿通開口66の周縁が嵌る嵌合溝72が形成されている。また、図9に示すように、保護枠70における挿通溝71が切られた枠とは反対側の枠からは、先端に下向きの鈎部74を設けた弾性係止片73が突設されている。
したがって保護枠70は、挿通溝71を手前に向けた姿勢において、図8及び図9に示すように対応する挿通開口66に押し込まれ、3枠の嵌合溝72に、挿通開口66の周縁が嵌ったところで、弾性係止片73の鈎部74が係止孔67に弾性的に嵌り、これにより保護枠70が抜け止めされて嵌着される。
補強部材60の奥面(図6の左側の面)には奥面板75が設けられ、同奥面板75の下縁からは、手前側の斜め下方を向いて突出した支持板76が形成され、同支持板76に、掛止孔77が同図の手前側に開口して切り欠き形成されている。
補強部材60の受け板61における取付板62が設けられた側とは反対側の側縁からは、背の低い折曲板79が下方に直角曲げされており、同折曲板79における手前側と奥側の端部寄りの位置からは、それぞれ垂下板80が形成され、この垂下板80は、下端に向けて次第に幅狭となった逆台形をなし、垂下端は、反対側の取付板62の下縁位置よりも所定寸法下方に突出している。各垂下板80の上部位置には、ねじ孔81が切られている。
上記のような構造になる補強部材60が、図15に示すように、その受け板61を冷却器室20の上面と面一の姿勢にして、取付板62が冷却器室20の外側壁に当てられ、取付板62の手前側と奥側の挿通孔64に通したねじ63を、冷却器室20の外側壁の対応位置に形成されたねじ孔64Aにねじ込むことで固定されるようになっている。
天板85は、テーブルを兼ねられるようにステンレス鋼板製の一枚板からなり、周縁に背の低い周面板を立てた浅皿を上下反転させたような形状に形成され、上記したように、冷蔵庫本体10の上面から補強部材60の受け板61にわたって被せられるようになっている。天板85における手前側の周面板86の角部は、図4に示すように丸みが付けられている。
天板85における機械室40側の側面板87は、その下端が、上記した補強部材60における垂下板80の垂下端よりも所定寸法上方に位置し、言い換えると、垂下板80の垂下端が、天板85の側面板87の下縁よりも同寸法下方に突出している。また、天板85の側面板87と、補強部材60における折曲板79並びに垂下板80との間には、側面パネル50のほぼ厚さ一枚分の間隙88が確保されるようになっている。また、天板85の側面板87には、垂下板80のねじ孔81と対応する2箇所に、ねじ90の挿通孔91が形成されている。
側面パネル50は、機械室40の側面の全面を覆うことが可能であって、この側面パネル50の上端部は、補強部材60の垂下板80と天板85の側面板87との間の間隙88に挿入可能となっている。側面パネル50の上端部における手前側と奥側の2箇所には、天板85の側面板87の挿通孔91と整合するねじ90の挿通孔92が開口されている。
側面パネル50の上端部が、その挿通孔92を天板85の側面板87の挿通孔91と整合する位置まで挿入したときには、その下端部が底板42の側板42Aと重なり、ねじ94により固定できるようになっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。機械室40は、以下のようにして組み付けられる。まず、図10に示すように、補強部材60が、受け板61を冷蔵庫本体10の上面と面一の姿勢にして、冷却器室20の左側面に当てられ、図15にも示すように、取付板62をねじ63で止めることにより固定される。仕切板65の両挿通開口66にそれぞれ保護枠70が嵌められる。
係る状態から、底板42上に冷凍装置45等が設置され、冷凍装置45側の冷媒管と、挿通管25を通して機械室40側に突出された冷却器23に出し入れされる冷媒管24とが、溶接により接続される。
ここで、冷却器室20の外壁の導出孔33からは、ドレンパンヒータのリード線32が機械室40側に引き出されているから、図11及び図12に示すように、同リード線32が奥側の保護枠70を通して補強部材60内に入れられ、仕切板65の上面を手前側に配線されたのち手前側の保護枠70を通って電装箱54に導かれる。また、冷媒管24の挿通管25内の上部側に区画形成された配線挿通部25Aからは、冷却ファン35、ガラス管ヒータ27等のリード線38が、機械室40側に引き出されており、これらのリード線38も同様に、奥側の保護枠70を通して補強部材60内に入れられ、仕切板65の上面を手前側に配線されたのち手前側の保護枠70を通って電装箱54に導かれる。
また、電装箱54から引き出された電源コード95は、逆に手前側の保護枠70を通して補強部材60内に入れられ、仕切板65の上面を奥側に配線されたのち、奥側の支持板76の掛止孔77に掛止具96を嵌めて支持しつつ、機械室40の背面側に導出される。
このように、補強部材60内に各種電線32,38,95が配線されたら、図13及び図14に示すように、冷蔵庫本体10の上面から補強部材60の受け板61にわたって天板85が被せられ、所定位置をねじ止めする等で固定される。このとき、図15にも示すように、天板85の側面板87と補強部材60の垂下板80との間には、所定の間隙88が確保され、また、垂下板80の垂下端が、天板85の側面板87の下縁よりも所定寸法下方に突出している。
最後に側面パネル50が張られ、それには、図15に示すように、側面パネル50の上端部を、補強部材60の垂下板80における天板85の側面板87の下縁から突出した垂下端に当て、引き続いて側面パネル50の上端部を垂下板80の表面上を滑らせつつ間隙88に差し込む。
側面パネル50の挿通孔92が、天板85の側面板87の挿通孔91と整合する位置まで差し込まれたら、図16及び図17に示すように、手前側と奥側の2箇所において、両挿通孔91,92にねじ90を通して垂下板80のねじ孔81にねじ込むと、いわゆる共締めによって、天板85の機械室40側の側面板87と、側面パネル50の上端部とが、補強部材60の垂下板80に対して重なって固定される。引き続いて、図4に示すように、側面パネル50の下端部が、底板42の側板42Aに対してねじ94で止められて固定される。
以上により機械室40の組み付けが完了する。
冷却運転時において凝縮器ファン47Bが駆動されると、前面パネル53の吸気口55から外気が吸引され、同外気によって凝縮器47や圧縮機46が冷却され、冷却に供した後の排熱が、機械室40の前面、さらには開放された側面や背面の排気口56から外部に排出される。そのとき、上記の排熱が機械室40の天井部にも少なからず立ち上るが、補強部材60が、下面に仕切板65を張った形状であって、受け板61と仕切板65との間に、断熱空間93(図16参照)が形成された状態にあるから、天板85における機械室40側の端部が、排熱により加熱されることが抑制される。
また、機械室40側で配線される各種リード線32,38や電源コード95等の電線も、補強部材60における断熱空間93内に配線されるから、これらの電線が排熱に直接に晒されることが防止される。また、同電線が、高温状態にある凝縮器47に接触することも防がれる。
冷凍装置45等のメンテナンスは、側面パネル50を外して行われるが、それには、上下のねじ90,94を緩めて外したのち、側面パネル50の上端部を、天板85の側面板87と補強部材60の垂下板80との間の間隙88から下方に引き抜きつつ外すことができる。
メンテナンスが終了して側面パネル50を再度取り付ける場合は、垂下板80の垂下端をガイドとして、既述した要領で取り付ければよい。
以上説明したように本実施形態によれば、補強部材60に設けられた仕切板65の上面側に、断熱空間93が確保されるから、機械室40の天井側に立ち上った排熱によって、天板85における機械室40側の端部が加熱されることが防止される。その結果、天板85の全面をテーブルとして使用することが可能となる。
上記の断熱空間93が併せて配線空間として機能し、冷却器室20から引き出された電線等、機械室40側に配線される電線が、同配線空間を通って配線される。格別の取付具を用いることなく電線を配線することができ、配線作業も簡単となる。また、電線が排熱に直接に晒されることが回避されるから、耐用寿命を延ばすことができる。
側面パネル50の上端部の取り付けは、側面パネル50の上端部を、天板85の側面板87と補強部材60の垂下板80との間隙88に挿入してねじ90で共締めすることにより行われるが、垂下板80の下端が、側面板87の下端より下方に突出した構造としたから、側面パネル50の上端部を垂下板80の突出部分に当てた後、同垂下板80上を滑らせるようにした持ち上げることで、側面パネル50の上端部を、自ずから天板85の側面板87と補強部材60の垂下板80との間隙88に挿入することができる。したがって、メンテナンス等において側面パネル50を外した後、再度取り付ける作業を簡単に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、補強部材内に構成された断熱空間を配線空間に兼用した場合を例示したが、断熱空間とは別に配線空間を設けてもよい。
(2)機械室の側面パネルの張設構造は、上記実施形態に例示したものに限らず、例えば側面パネルの上縁が、天板の機械室側の側面板の下縁に面一に突き当てられるような構造であってもよい。
本発明の一実施形態に係る横型冷蔵庫の正面図 内部構造を示す概略断面図 冷却器室と機械室との内部構造を示す断面図 冷蔵庫の一分切欠側面図 側面パネルを外した状態の側面図 補強部材の斜視図 保護枠を嵌めた状態の補強部材の別角度から見た斜視図 保護枠の嵌着動作を示す斜視図 その一部切欠側面図 補強部材の取付動作を示す斜視図 補強部材を取り付けた状態の側面図 その斜視図 天板が被着された状態の側面図 その斜視図 側面パネルの張設動作を示す機械室の天井部の断面図 側面パネルが張られた状態の同断面図 その天井部の斜視図
符号の説明
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体) 15…貯蔵室 20…冷却器室 23…冷却器 32,38…リード線(電線) 40…機械室 45…冷凍装置 46…圧縮機 47…凝縮器 54…電装箱 60…補強部材 61…受け板 62…取付板 65…仕切板 80…垂下板 85…天板 87…(天板85の)側面板 88…間隙 90…ねじ 93…断熱空間 95…電源コード(電線)

Claims (4)

  1. 内部を貯蔵室とする断熱箱体製の貯蔵庫本体の一側面には、冷却器等を収容した冷却器室が張り出し形成される一方、この冷却器室からさらに側方に離間した位置から背面にわたってパネルが張られることにより、圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置が装備された機械室が形成され、前記貯蔵庫本体から前記機械室の天面にわたって天板が張られた冷却貯蔵庫において、
    前記機械室の天面には、前記天板における機械室側の端部を受ける補強部材が配されるとともに、この補強部材には、前記機械室の天井部分を上下に分ける仕切板が設けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記仕切板の上方には、前記機械室内で配線される電線を挿通可能な配線空間が確保されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記補強部材は一側面に開口したコ字形断面をなし、同補強部材の側面板が前記冷却器室の外壁に固定される取付板、上面板が前記天板の端部を受ける受け板、下面板が前記仕切板となっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記天板における前記機械室側の端縁には下向きの側面板が形成される一方、前記補強部材の受け板における自由側端縁からは垂下板が形成され、前記機械室の側面パネルの上端部が前記垂下板に当てられるとともに、前記側面パネルの外側に前記天板の側面板が被せられて、同側面板と側面パネルとが前記垂下板に対してねじで共締めされて固定されるものであって、前記垂下板の下端が、前記側面板の下端よりも下方に突出していることを特徴とする請求項3記載の冷却貯蔵庫。
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