JP2010196916A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷気洩れ防止を果たしつつリード線を引き出す作業を簡単に行えるようにする。
【解決手段】冷蔵庫本体10の天井壁12Aには窓孔21が開口され、同窓孔21の上面を塞いで冷却ユニット30の基台31が載せられる。また窓孔21の下面側を覆ってエアダクト50が張られることで冷却器室51が形成される。エアダクト50に装備された冷却ファン60等の電気部品のリード線の先端には、コネクタ70が設けられるとともに、リード線を束ねたリード線群72の配線途中に、弾力性に富んだ断熱材からなる筒状のカバー75が装着される。冷却ユニット30の基台31の周縁部31Aの下面に、冷却器室51側と機械室20側とを連通するリード線挿通溝80が形成されている。
【選択図】図10

Description

本発明は冷却貯蔵庫に関し、特にエアダクトに装備した電気部品のリード線を機械室に引き出す部分の構造の改良に関する。
冷却ユニットを搭載した冷却貯蔵庫の一例として特許文献1に記載されたものが知られている。これは、断熱性の貯蔵庫本体の上面に機械室が設けられるとともに、同貯蔵庫本体の天井壁に窓孔が開口されて、この窓孔の下面側を覆うように、冷却ファンが装備されたエアダクトが装着されることにより冷却器室が形成されている。一方、断熱性の基台の下面に冷却器が、上面に同冷却器との間で冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置がそれぞれ装備された冷却ユニットが設けられ、この冷却ユニットの基台が窓孔の上面を塞いで載置されることにより、冷却器が冷却器室に、冷凍装置が機械室にそれぞれ収容される。そして、冷凍装置並びに冷却ファンが駆動されると、庫内空気が冷却器室内を通過することで生成された冷気が庫内に循環供給されることにより、貯蔵物が冷却されるようになっている。
一方、エアダクトに設けられた冷却ファンを駆動するには、同冷却ファンのリード線を、機械室内に装備された電装箱に接続する必要があるが、従来では、同リード線を冷却器室から貯蔵室の天井側に引き出し、そののち貯蔵庫本体の天井壁に貫通形成した挿通孔を通して機械室に導出するようになっていた。
特開平10−122725号公報
しかしながら上記従来の手段では、リード線を挿通したのち、冷気洩れを防止するために挿通孔にパテ等を詰める必要があり、その作業が面倒であった。また、リード線を電装箱に接続するに当たっては、リード線の先端にコネクタを設けて電装箱側のコネクタに嵌合するようにすれば接続作業が簡単となるが、その場合は、挿通孔をコネクタが挿通できる相応の大きさとする必要があり、冷気洩れの防止対策を考慮すると簡単には対応できない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、冷気洩れ防止を果たしつつリード線を引き出す作業を簡単に行えるようにするところにある。
本発明は、断熱性の貯蔵庫本体の上面には機械室が設けられる一方、前記貯蔵庫本体の天井壁には窓孔が開口されてこの窓孔の下面側を覆うようにエアダクトが装着されることにより冷却器室が形成され、断熱性の基台の下面に冷却器が、上面に前記冷却器との間で冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置がそれぞれ装備された冷却ユニットが設けられて、この冷却ユニットの前記基台が前記窓孔の上面を塞いで載置されることにより、前記冷却器が前記冷却器室に、前記冷凍装置が前記機械室にそれぞれ収容されるとともに、前記エアダクトには冷却ファン、ヒータ等の電気部品が装備されてその電気部品から引き出されたリード線が前記機械室内に装備された電装箱に接続されるようにした冷却貯蔵庫において、前記エアダクトに装備された電気部品のリード線の先端には、前記電装箱側の相手コネクタと接続されるコネクタが設けられるとともに、各リード線を束ねたリード線群の配線途中には、弾力性に富んだ断熱材からなる筒状のカバーが装着されており、前記冷却ユニットの前記基台における前記窓孔の孔縁部に当接する周縁部の下面には、前記冷却器室側と前記機械室側とを連通するリード線挿通溝が形成されているところに特徴を有する。
リード線を電装箱に接続する作業は、以下のような手順で行われる。エアダクトを装着したのち電気部品のリード線を束にして、そのリード線群の途中に筒状のカバーを装着する。次に、同リード線群を窓孔を通して機械室側に引き出し、その際カバーを、窓孔の孔縁部のうちの、冷却ユニットの基台の周縁部における所定位置に形成されたリード線挿通溝が被さる箇所に当てる。この状態から、基台の周縁部を窓孔の孔縁部に載せると、カバーが弾縮しつつリード線挿通溝を塞いだ状態となる。最後に、リード線群が電装箱に向けて配線されて各リード線のコネクタが相手コネクタと嵌合される。
カバーをリード線挿通溝に合わせて冷却ユニットの基台を窓孔の孔縁部に載せるだけで、冷気洩れが防止された状態でリード線を機械室側に引き出すことができ、すなわちパテを詰める等の後作業が不要となって作業が簡略化される。
リード線挿通溝はカバーで塞がれる構造であるから、カバーを相応の大きさにすれば、リード線挿通溝をコネクタが通過可能な大きさにしても問題はない。そのため、メンテナンス等においてエアダクトを外して庫外に出す場合に、カバーを機械室側に取り外せば、コネクタをリード線挿通溝に通しつつ各リード線を庫内側に引き込むことができる。すなわち、冷却ユニットを設置したままでエアダクトの取り外しを行うことができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記冷却ユニットの前記基台が前記窓孔よりも一回り大きい方形状に形成されており、前記リード線挿通溝が、前記基台の周縁部における一縁辺の端部寄りの位置に形成されるとともに、前記基台の周縁部のうち前記リード線挿通溝が形成された前記縁辺と、この縁辺と対向した縁辺とにはそれぞれ取付板が張り出し形成され、両取付板を前記窓孔の対応する孔縁部にねじで止めることにより、前記基台が固定されている。
基台におけるリード線挿通溝が形成された側の縁辺の取付板に締結されていたねじを外して、基台の同縁辺側を持ち上げると、コネクタ並びにカバーごとリード線群を庫内側に引き込むことができる。すなわち、冷却ユニットを載置状態としたままでエアダクトの取り外しを行うことができる。エアダクトを再度取り付ける場合も、基台の一縁辺側を浮かせておいて、リード線群を機械室側に引き出すことができる。結果、メンテナンス等におけるエアダクトの脱着の作業が簡単となる。
(2)前記リード線挿通溝が、断面略三角形状に形成されている。リード線挿通溝を断面三角形状としたから、カバーは全周から満遍なく中心に向けて弾縮されつつリード線挿通溝内に詰められた状態となる。シール性に優れたものとなって冷気洩れがより確実に防止される。
本発明によれば、冷気洩れ防止を果たした上でリード線を引き出す作業を簡単に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の正面図 同縦断面図 冷却ユニットの側面図 同平面図 冷却ユニットの基台の側面図 同底面図 エアダクトの平面図 図7のVIII−VIII線断面図 基台の設置前の状態を示す部分断面図 基台の設置後の部分断面図 そのリード線挿通溝付近の拡大側面図
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図11に基づいて説明する。この実施形態では、2ドアの縦型冷蔵庫を例示している。
図1及び図2において、冷蔵庫本体10は、前面開口の縦長の断熱箱体から構成され、底面に配された4本の脚11で支持されているとともに、内部が貯蔵室12となっている。貯蔵室12内には、棚柱14を介して棚網15が多段に設置できるようになっているとともに、貯蔵室12の前面開口部の中央高さ位置に断熱性の仕切枠16が装着されることで上下2個の出入口17が形成され、各出入口17に揺動開閉式の断熱扉18が装着されている。
冷蔵庫本体10の上面には、パネルで囲まれることにより機械室20が形成されており、この機械室20の底面、言い換えると貯蔵室12の天井壁12Aにおける奥側の位置には、平面方形をなす窓孔21が開口され、この窓孔21に対して冷却ユニット30が取り付けられるとともに、貯蔵室12の天井部分における窓孔21の下面側にはエアダクト50が張設され、その上方に冷却器室51が形成されている。
冷却ユニット30を図3ないし図6によって説明する。冷却ユニット30は、上記した窓孔21の上面を閉鎖して載置される断熱性の基台31を備えている。基台31は、図9にも示すように、金属製の外装板32の内側に合成樹脂製の内装板33が嵌められて、その間に断熱材34が充填された構造であって、上記した窓孔21よりも一回り大きい平面方形に形成されている。基台31における正面から見た左右の側面には、図4に示すように、それぞれの下縁における奥行の中央部から外側に張り出した取付板35が形成されており、各取付板35の手前と奥と端部位置には、ねじ36(図9)の挿通孔37が形成されている。
また、基台31の下面(内装板33)の周縁から所定寸法内方に入った位置には、突壁39が形成されている。
基台31は、その周縁部31Aを窓孔21の孔縁部21Aに当てて載せられ、左右の取付板35の挿通孔37に通したねじ36を、それぞれ冷蔵庫本体10の上面に形成されたねじ孔(図示せず)に螺合して締め付けることで、窓孔21の上面を塞いだ状態で固定されるようになっている。
なお、基台31の周縁部31Aが当てられる窓孔21の孔縁部21Aのうちの内側の領域には、一段下がった段差部22が形成されており、同段差部22にはシール材23が全周に亘って介装されている。
基台31の上面には、圧縮機41、凝縮器ファン42Aを備えた空冷式の凝縮器42等からなる冷凍装置40が載置されている。より具体的には、基台31の上面における正面から見た左側の領域の手前側に凝縮器42が、奥側に圧縮機41が配されている。
一方、基台31の下面側には、冷却器44(蒸発器)が、背面側(図3の右側)が少し下がった斜め姿勢で吊り下げられて取り付けられている。この冷却器44と冷凍装置40とが、冷媒配管45により循環接続されている。
なお、基台31の上面における正面から見た右側の領域の手前位置に、電装箱47が取り付けられるようになっている。
エアダクト50は合成樹脂製であって、図7及び図8に示すように、平面略方形の皿状に形成されており、ただし左右の側壁53は、手前側(図8の右側)から奥側に向けて次第に背が高くなるように形成され、側壁53の上縁が水平姿勢をなすように取り付けられ、その取付状態において、エアダクト50の底面54が奥縁に向けて下り勾配となった傾斜姿勢を取るようになっている。
エアダクト50の底面54には、左右の側壁53から所定寸法内側に入った位置に、左右一対の取付板55が立ち上がって形成され、各取付板55の上縁の前後2箇所の位置には鈎形をなす掛止部56が形成されている。各掛止部56は、天井壁12Aの窓孔21における左右の周面に形成された被掛止部(図示せず)に掛止可能となっている。
エアダクト50の前縁部における左右両端部には取付座57が形成され、窓孔21の下面側の前縁部にねじ止めされるようになっている。
エアダクト50の底面54の奥縁は、側壁53の奥縁に比べて手前側に引っ込んでおり、これにより冷気の吹出口58が形成されている。一方、エアダクト50の底面における手前側の領域には、2個の吸込口59が左右に並んで形成され、各吸込口59の裏側には、ファンモータからなる冷却ファン60が装着されている。
またエアダクト50は言い換えると、奥縁側が最深部となっており、図7に示すように、奥壁62における幅方向の中央よりも正面から見て少し左側に寄った位置に、排水管63が形成されている。
エアダクト50の底面54上には、アルミニウム板製の伝熱プレート65が張設されており、詳細には、奥壁62から、冷却ファン60の装着位置における奥側の略半分の領域に亘って張られている。この伝熱プレート65上には、上記した両冷却ファン60の奥側の回りを囲むようにして、コードヒータからなる補助除霜ヒータ66が配線されている。
一方、エアダクト50の奥壁62の内面から排水管63内にわたり、同じくコードヒータからなる凍結防止ヒータ68が配線されている。
すなわち、エアダクト50には、電気部品として2個の冷却ファン60、補助除霜ヒータ66及び凍結防止ヒータ68が装備されている。各冷却ファン60から引き出されたリード線60Aは、図7に示すように、冷却ファン60の手前側を通り、エアダクト50の右手前の隅部に設定された集結位置Aに延出配線されている。補助除霜ヒータ66の両端部は、右側の冷却ファン60の右側に纏められ、両端部に接続されたリード線66Aは上記の集結位置Aに向けられる。
凍結防止ヒータ68のリード線68Aについては、同凍結防止ヒータ68の左側の端部に接続されたリード線68Aが奥壁62に沿って右端まで配線され、右側の端部に接続されたリード線68Aと一緒になって、右側壁53の内側に沿って、同じく上記の集結位置Aに向けられる。
このように、2個の冷却ファン60、補助除霜ヒータ66及び凍結防止ヒータ68のリード線60A,66A,68Aは、それぞれ2本一組となって集結位置Aに導かれ、パースロック69により一束に纏められる。2本で組をなす各リード線60A,66A,68Aの先端部には、それぞれコネクタ70が接続されている。
また、一束に纏められたリード線群72における基端側の所定位置には、カバー75が装着されている。このカバー75は、スポンジ状の発泡合成樹脂材を素材として、厚肉でやや細長い円筒形に形成されており、断熱性を有しかつ弾力性に富んでいる。ただし、先端側が縮径された段付き状となっているとともに、全長にわたって切り込み76が形成されている。
したがって、カバー75は、切り込み76から開いてリード線群72を内部に挿通したのち、適宜箇所をコンベックス77で締結することにより所定位置に装着されるようになっている。
一方、上記した冷却ユニット30の基台31の下面、すなわち内装板33の下面には、リード線群72を引き出すことに用いるリード線挿通溝80が形成されている。このリード線挿通溝80は、上記したリード線群72におけるカバー75の装着部分を挿通するように機能するものであって、基台31の正面から見た右側縁部における手前の端部寄りの位置の下面に、左右方向を向いて形成されている。
詳細には、リード線挿通溝80は、図5に示すように、下面に開口した断面略正三角形状に形成され、外側の端部は基台31(内装板33)の右側面に開口している。なお、外装板32の側面には、一回り大きい略正三角形状をなす切欠部81が形成されている。また、図6及び図9に示すように、リード線挿通溝80の内側の端部は突壁39まで達しており、突壁39におけるリード線挿通溝80の内側の端部と対応した部分には、垂下長が短くされて逃がし溝82が形成されている。
ここで、リード線挿通溝80の三角形の断面積は、カバー75が弾縮されつつ同リード線挿通溝80のほぼ全域を埋めることができるような断面積に設定されている。また、同リード線挿通溝80の三角形の断面は、リード線60A,66A,68Aの先端に取り付けられたコネクタ70が1個ずつであれば通過可能な断面形状に形成されている。
本実施形態は上記のような構造であって、機械室20付近の組み付けは以下のように行われる。
エアダクト50には、2個の冷却ファン60、補助除霜ヒータ66及び凍結防止ヒータ68が装備され、それらのリード線60A,66A,68Aは既述のように配線されて所定の集結位置Aに導かれ、一束に纏められる。それとともに各リード線60A,66A,68Aの先端にはそれぞれコネクタ70が取り付けられる。また、一束に纏められたリード線群72の所定位置には、カバー75が装着される。
このエアダクト50が、貯蔵室12の天井壁12Aにおける窓孔21の下面側に取り付けられる。なお、冷蔵庫本体10の背面壁内には、除霜水の排水通路25が形成されている。エアダクト50は、奥縁に突設された排水管63を排水通路25の上端部に差し込みながら、左右の取付板55の前後の掛止部56が、窓孔21の左右の周面の対応する被掛止部に掛止され、続いて、前縁側の2箇所の取付座57を天井壁12Aにねじ止めすることにより、エアダクト50が固定される。
次に、エアダクト50からのリード線群72は、右手前の隅部から窓孔21を通してその上方に引き出され、さらに正面から見た右側に屈曲されつつ、図9に示すように、カバー75が、窓孔21の右側の孔縁部21Aにおける手前側の位置、すなわち冷却ユニット30の基台31に形成されたリード線挿通溝80が被さる箇所に沿うように当てられる。
この状態から冷却ユニット30が取り付けられ、具体的には、基台31の周縁部31Aがシール材23を弾縮させつつ窓孔21の上面の孔縁部21Aに当てられ、それ伴い左右の取付板35が冷蔵庫本体10の上面に当てられるから、両取付板35の前後両端部をねじ36で止めることにより、図10に示すように、基台31が窓孔21の上面を塞いだ状態で固定される。
これに伴い、基台31の下面に形成されたリード線挿通溝80が、窓孔21の孔縁部21Aに横たわったカバー75に被さり、図11にも示すように、カバー75が弾縮されつつリード線挿通溝80を塞いだ状態となる。
上記のように基台31を取り付けることに伴い、下面側の冷却器44が冷却器室51内に収容され、また上面側の冷凍装置40が機械室20内に設置されることになる。そののち、基台31の右側の領域に電装箱47が取り付けられる。リード線群72は、基台31の右側面の手前側の位置から引き出された状態にあるから、適宜に取り回しつつ、各リード線60A,66A,68Aの先端部のコネクタ70が、電装箱47の前面や側面に設けられた対応する相手コネクタと嵌合される。
冷却運転は、冷凍装置40(圧縮機41)と冷却ファン60とを駆動することで行われ、貯蔵室12の庫内空気が吸込口59から冷却器室51内に吸引されて冷却器44を流通する間に熱交換によって冷気が生成され、その冷気が吹出口58から貯蔵室12の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室12内に冷気が循環供給される。この間、図示しない庫内サーミスタにより庫内温度が検知され、庫内温度に応じて冷凍装置40の運転と停止とが制御されて、庫内温度が略一定の冷却温度に維持される。
また、冷却器44等に付着した霜を除去するために、適宜に除霜運転が行われる。除霜運転は、冷却器44に装備された除霜ヒータ44Aに通電して冷却器44を加熱することで行われ、除霜水はエアダクト50で受けられたのち、貯蔵室12の背面壁内に設けられた排水通路25を通って庫外に排水される。
このとき併せて、補助除霜ヒータ66にも通電すると、冷却ファン60の回りの除霜も有効に行われる。また。凍結防止ヒータ68に通電しておくことにより、奥壁62に当たったり排水管63内に入り込んだ霜の塊が溶かされ、排水管63内で凍結することが防止される。
メンテナンス等においてエアダクト50を庫外に外す場合は、以下のようにする。まず、各リード線60A,66A,68Aのコネクタ70を電装箱47から外す。続いて、冷却ユニット30の基台31の右側、すなわちリード線挿通溝80が形成された縁辺側の取付板35をねじ36をその固定を解除する。そして、図10の矢線Xに示すように、基台31の同縁辺側を持ち上げると、窓孔21の孔縁部21Aとの間に隙間ができるから、同隙間を通して、リード線群72をカバー75ごと窓孔21の中に落とす。そののち、基台31は一旦降ろす。
そうしたら、エアダクト50の前縁側の取付座57の固定を外し、全体を手前に引いて掛止部56の掛止を解除することによりエアダクト50が外され、引き続いてリード線群72ごと庫外に引き出すことができる。
再度エアダクト50を取り付ける場合は、エアダクト50を掛止部56を利用して仮保持する一方、冷却ユニット30の基台31の右縁辺側を持ち上げて、エアダクト50からのリード線群72を隙間を通して引き出しのち、カバー75を逆にリード線挿通溝80に沿って嵌める。そして、持ち上げていた基台31の右縁辺側を降ろして取付板35をねじ36で止め、エアダクト50側も取付座57をねじで止めて固定すればよい。
本実施形態によれば、以下のような数々の効果を得ることができる。
まず、エアダクト50から引き出されたリード線60A,66A,68Aの先端には全てコネクタ70を設けたから、リード線60A,66A,68Aを電装箱47に接続する作業が簡単となる。
エアダクト50からのリード線群72を機械室20側に引き出す部分については、リード線群72の途中に装着したカバー75を、窓孔21の孔縁部21Aにおけるリード線挿通溝80と対応した位置に配しておいて、冷却ユニット30の基台31を窓孔21の孔縁部21Aに載せて固定すれば、カバー75が弾縮しつつリード線挿通溝80を塞いだ状態となり、すなわち冷気洩れが防止された状態でリード線群72を機械室20側に引き出すことができ、パテを詰める等の後作業が不要となって作業が簡略化される。
また、リード線群72自体は、貯蔵室12内にはみ出しはしないから、作業者が貯蔵物を出し入れする際に誤って触れることはない。
リード線挿通溝80は断面略正三角形状としたから、カバー75は全周から満遍なく中心に向けて弾縮されつつリード線挿通溝80内に詰められた状態となる。シール性に優れたものとなって冷気洩れを防止する上でより有効となる。また、カバー75自体が保護部材となって、リード線挿通溝80のエッジ部分等がリード線60A,66A,68Aに接触することがないから、保護用に格別のチューブ等を設けることが不要となる。
基台31におけるリード線挿通溝80が形成された側の縁辺の取付板35に締結されていたねじ36を外して、基台31の同縁辺側を持ち上げると、コネクタ70並びにカバー75ごとリード線群72を庫内側に引き込むことができる。すなわち、冷却ユニット30を載置状態としたままでエアダクト50の取り外しを行うことができる。エアダクト50を再度取り付ける場合も、基台31の同縁辺側を浮かせておいて、リード線群72を機械室20側に引き出すことができる。結果、メンテナンス等におけるエアダクト50の脱着の作業が簡単となる。
なお、リード線挿通溝80は、コネクタ70が1個ずつ通ることが可能な広さを持っている。そのためエアダクト50を外して庫外に出す場合に、基台31の一縁辺をほんの少し浮かせてカバー75を機械室20側に取り外せば、コネクタ70を1個ずつリード線挿通溝80に通しつつ各リード線60A,66A,68Aを庫内側に引き込むことができる。冷却ユニット30の基台31をさほど大きく浮かせる必要がないから、作業がより楽になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)リード線挿通溝の形成位置は、上記実施形態に例示した位置に限らず、電装箱の配設位置等に応じて適宜に変更し得る。
(2)リード線挿通溝の断面形状は、上記実施形態に例示した略正三角形に限らず、半円形、方形等、他の形状であってもよい。
(3)エアダクトに電気部品が装備される形態としては、上記実施形態に例示した冷却ファンと2種類のヒータを装備するのに限らず、それらの一部が欠如していたり、別の電気部品が装備されていてもよい。
(4)本発明は冷蔵庫に限らず、冷凍庫、急速凍結庫等、要はエアダクトに装備された電気部品のリード線を上面に設けられた機械室に引き出すようにした冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体) 12A…天井壁 20…機械室 21…窓孔 21A…(窓孔21の)孔縁部 30…冷却ユニット 31…基台 31A…(基台31の)周縁部 35…取付板 36…ねじ 40…冷凍装置 41…圧縮機 42…凝縮器 44…冷却器 47…電装箱 50…エアダクト 51…冷却器室 60…冷却ファン(電気部品) 60A…リード線 66…補助除霜ヒータ(電気部品) 66A…リード線 68…凍結防止ヒータ(電気部品) 68A…リード線 70…コネクタ 72…リード線群 75…カバー 80…リード線挿通溝

Claims (3)

  1. 断熱性の貯蔵庫本体の上面には機械室が設けられる一方、前記貯蔵庫本体の天井壁には窓孔が開口されてこの窓孔の下面側を覆うようにエアダクトが装着されることにより冷却器室が形成され、
    断熱性の基台の下面に冷却器が、上面に前記冷却器との間で冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置がそれぞれ装備された冷却ユニットが設けられて、この冷却ユニットの前記基台が前記窓孔の上面を塞いで載置されることにより、前記冷却器が前記冷却器室に、前記冷凍装置が前記機械室にそれぞれ収容されるとともに、
    前記エアダクトには冷却ファン、ヒータ等の電気部品が装備されてその電気部品から引き出されたリード線が前記機械室内に装備された電装箱に接続されるようにした冷却貯蔵庫において、
    前記エアダクトに装備された電気部品のリード線の先端には、前記電装箱側の相手コネクタと接続されるコネクタが設けられるとともに、各リード線を束ねたリード線群の配線途中には、弾力性に富んだ断熱材からなる筒状のカバーが装着されており、
    前記冷却ユニットの前記基台における前記窓孔の孔縁部に当接する周縁部の下面には、前記冷却器室側と前記機械室側とを連通するリード線挿通溝が形成されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記冷却ユニットの前記基台が前記窓孔よりも一回り大きい方形状に形成されており、前記リード線挿通溝が、前記基台の周縁部における一縁辺の端部寄りの位置に形成されるとともに、前記基台の周縁部のうち前記リード線挿通溝が形成された前記縁辺と、この縁辺と対向した縁辺とにはそれぞれ取付板が張り出し形成され、両取付板を前記窓孔の対応する孔縁部にねじで止めることにより、前記基台が固定されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記リード線挿通溝が、断面略三角形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
JP2009039678A 2009-02-23 2009-02-23 冷却貯蔵庫 Active JP5405147B2 (ja)

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