JP2008215689A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面パネルを開くときに室内機本体側が破損するのを防止して美観が損なわれないようにできる空気調和機を提供する。
【解決手段】前面パネル4の裏面40かつ上側に、室内機本体1の開口9内に向かって延びるアーム20を突設する。そのアーム20の先端側に、開口9の開口面に平行にかつ水平方向に延びる軸30を設ける。室内機本体1の開口9内に、軸30を回動自在に支持する軸受け部10を設ける。そして、前面パネル4が軸30を中心に回動して室内機本体1に対して所定の角度開いた全開状態となったとき、アーム20と室内機本体1の開口9の上縁2eとの間に隙間9aが形成される。
【選択図】図1

Description

この発明は空気調和機に関し、より詳しくは、室内機本体の前面側の開口を覆うように開閉自在に取り付けられた前面パネルを備えた空気調和機に関する。
従来、空気調和機としては、図12に示すように、室内機本体61の前面側の開口を覆うように開閉自在に取り付けられた前面パネル62を備えたものがある(例えば、特許文献1(特許第3121505号)参照)。この空気調和機は、前面パネル62の裏面上部に、室内機本体61に挿入されるアーム66が突設され、このアーム66の先端側に水平方向に延びる軸65を設けている。一方、室内機本体61には、そのアーム66の軸65を回動自在に支持するための軸受け部63が設けられている。
この空気調和機では、室内機本体61に対して前面パネル62を開いたとき、アーム66の軸65近傍の上端が室内機本体61の開口の上縁に当たる場合がある。この場合、軸65を支点にして前面パネル62側に力点があるのに比べて、アーム66が室内機本体61の開口の上縁に当たる部分の作用点は軸65近傍であるためにテコの原理により大きな力が働く。このため、アーム66が当たった室内機本体61の開口の上縁部分が傷ついて、空気調和機の前面の美観が損なわれるという問題がある。
特許第3121505号
そこで、この発明の課題は、前面パネルを開くときに室内機本体側が破損するのを防止して美観が損なわれないようにできる空気調和機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の空気調和機は、
室内機本体と、この室内機本体の前面側の開口を覆うように開閉自在に取り付けられた前面パネルとを備えた空気調和機であって、
上記前面パネルの裏面かつ上側に、上記室内機本体の上記開口内に向かって延びるアームが突設され、
上記アームの先端側に、上記開口の開口面に平行にかつ水平方向に延びる軸が設けられ、
上記室内機本体の上記開口内に、上記軸を回動自在に支持する軸受け部が設けられ、
上記前面パネルが上記軸を中心に回動して上記室内機本体に対して所定の角度開いた全開状態となったとき、上記アームと上記室内機本体の上記開口の上縁との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
この発明の空気調和機では、上記前面パネルの裏面かつ上側に突設されたアームの先端側に設けられた軸は、室内機本体の開口の開口面に平行にかつ水平方向に延びて、室内機本体の開口内に設けられた軸受け部により回動自在に支持される。そして、上記前面パネルが軸を中心に回動して室内機本体に対して所定の角度開いた全開状態となったとき、前面パネルの裏面かつ上側から室内機本体の開口内に向かって延びるアームと、室内機本体の開口の上縁との間に隙間を形成する。これにより、前面パネルを開くときにアームの軸近傍の上端が室内機本体の開口の上縁に当たらないので、室内機本体側が破損するのを防止でき、空気調和機の前面の美観が損なわれないようにできる。
一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれたとき、上記隙間を保った状態で上記前面パネルの上縁が上記室内機本体の上記開口の上縁よりも上方の部分に当接することを特徴とする。
この一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが室内機本体に対して全開状態からさらに開かれたとき、上記隙間を保った状態で前面パネルの上縁が室内機本体の開口の上縁よりも上方の部分に当接することによって、アームが室内機本体の開口の上縁に当たらないように確実にできる。
一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記全開状態を作るべき姿勢で上記室内機本体に対して前方から後方へ押し込まれて取り付けられるとき、上記軸の先端外周部のうち後方を向く位置に、上記軸が上記周縁に達するまでの間、上記軸受け部の上記周縁よりも前方に相当する部分に当接して、上記軸が上記軸受け部から外れる向きと同じ向きに上記アームを弾性変形させるテーパー部が形成されていることを特徴とする。
この一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記全開状態を作るべき姿勢で上記室内機本体に対して前方から後方へ押し込まれて取り付けられるとき、上記軸が上記周縁に達するまでの間、上記軸の先端外周部に形成されたテーパー部が、上記軸受け部の上記周縁よりも前方に相当する部分に当接して、上記軸が上記軸受け部から外れる向きと同じ向きに上記アームを弾性変形させる。したがって、室内機本体に対して前面パネルを容易に取り付けることができる。
以上より明らかなように、この発明の空気調和機によれば、前面パネルを開くときに室内機本体側が破損するのを防止して美観が損なわれないようにできる空気調和機を実現することができる。
また、一実施形態の空気調和機によれば、前面パネルが室内機本体に対して全開状態からさらに開かれたとき、アームと室内機本体の開口の上縁との間に隙間を保った状態で前面パネルの上縁が室内機本体の開口の上縁よりも上方の部分に当接することによって、アームが室内機本体の開口の上縁に当たらないように確実にできる。
また、一実施形態の空気調和機によれば、前面パネルが全開状態を作るべき姿勢で室内機本体に対して前方から後方へ押し込まれて取り付けられるとき、軸が周縁に達するまでの間、軸の先端外周部に形成されたテーパー部が、軸受け部の周縁よりも前方に相当する部分に当接して、軸が軸受け部から外れる向きと同じ向きにアームを弾性変形させることによって、室内機本体に対して前面パネルを容易に取り付けることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の一実施形態の空気調和機の壁掛形の室内機の室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を示す断面図を示し、図2はこの室内機(右半分)を前方(−X側)から見たところを示している。また、図3は、図2のものを右側方(−Y側)から見たところを示している。
図2および図3から分かるように、この空気調和機は、室内機本体1と、この室内機本体1の前面側の開口9を覆うように開閉自在かつ着脱自在に取り付けられた前面パネル4とを備えている。図2および図3では、前面パネル4は、室内機本体1に対して所定の角度として略90°の開き角に開かれ、略水平の姿勢をとった全開状態にある。前面パネル4が室内機本体1に対して閉じられて略鉛直の姿勢をとったときに、室内機前面3の開口9は前面パネル4によって塞がれるようになっている。室内機本体1の上面2には、室内の空気を吸い込むためのグリル(図示せず)が形成されている。
図1に示すように、前面パネル4の裏面40かつ上側に、室内機本体1の室内機前面3の開口9内に向かって延びるアーム20を突設している。なお、図1は図2におけるA−A線矢視断面に相当する。このアーム20は、前面パネル4の裏面40に対して略垂直に延びる先細の第1アーム部分21と、この第1アーム部分21に対して略90°屈曲して前面パネル4の上縁41と略対応する位置まで延びる第2アーム部分22とからなっている。この第2アーム部分22の先端に、開口9の開口面に平行にかつ水平方向に延びる軸30が設けられている。
図4は図1に示す前面パネル4から延びるアーム20先端の軸30の拡大斜視図を示している。図4に示すように、第2アーム部分22の先端側に設けられた軸30は、基本的には、外周面30sと端面30eとで定まる短円柱に、それぞれ軸心に対して傾斜した平坦面からなる第1の面取り31、第2の面取り32、およびテーパー部の一例としての第3の面取り33を形成して得られた外形を有している。端面30eと各面取り31、32、33との間の境界にはそれぞれアール35が設けられ、外周面30sと各面取り31、32、33との間の境界にはそれぞれアール36が設けられ、また、各面取り31、32、33同士の間の境界にはそれぞれアール37が設けられている。
これらのアーム20および軸30は、前面パネル4の裏面の上部に、左右対称に一対設けられている。前面パネル4と、一対のアーム20および軸30は、一体成形された樹脂からなっている。
図1に示すように、室内機本体1は、開口9内に軸30を回動自在に支持する軸受け部10を設けている。この軸受け部10は、前方(−X方向)へ窪むように湾曲した半円状の周縁13を有する案内板12と、この案内板12の後方に配置された水平方向(Y方向)に延びる規制部材11(図10参照)とを含んでいる。案内板12は、図6(図3中のB−B線矢視断面に相当する)に示すように、後方(+X方向)へ向かってアーム20に近づく向きに傾斜した斜面12fを有している。案内板12の周縁13は、案内板12の斜面12fの後方に位置する。なお、図6において、図1と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図1に示すように、前面パネル4が室内機本体1に対して取り付けられているとき、案内板12の周縁13は軸30を回動自在に支持する。規制部材11は、第2アーム部分22の先端が後方(+X方向)へ移動するのを規制することで、軸30が案内板12の周縁13に嵌合した位置から後方(+X方向)へ離脱するのを規制する。
上記軸受け部10は、前面パネル4の一対のアーム20および軸30に対応して、室内機本体1内の上部に、左右対称に一対設けられている。
また、軸30の第1の面取り31は、図1に示すように前面パネル4が全開状態にあるとき、軸30の先端外周部のうち案内板12の周縁13の下部13bに面する部位に形成されている。また、軸30の第2の面取り32は、前面パネル4が全開状態にあるとき、軸30の先端外周部のうちその周縁13の中央部13aに面する部位に形成されている。軸30の第3の面取り33は、前面パネル4が全開状態にあるとき、軸30の先端外周部のうち後方(+X方向)を向く位置に形成されている。
室内機本体1に対して前面パネル4を取り付けるときは、作業者は、前面パネル4を水平な姿勢にして手に持ち、図7に示すように、軸30を案内板12の斜面12fの位置に合わせて、前面パネル4を前方から後方へ水平方向に押し込む。なお、図7において、図1と同一の構成部には同一参照番号を付している。
これにより、軸30の第3の面取り33(図1参照)が案内板12の斜面12fに沿って案内されて挿入され、図6に示すように、案内板12の周縁13に嵌合する。
この軸30が案内板12の周縁13に達するまでの間、軸30の先端外周部に形成された第3の面取り33が、軸30が軸受け部10から外れる向きと同じ向きにアーム20を弾性変形させる。したがって、室内機本体1に対して前面パネル4を容易に取り付けることができる。
しかる後、軸30が軸受け部10に支持された状態で、前面パネル4が軸30の周りに回転されて、室内機本体1に対して前面パネル4が閉じられる。
一方、室内機本体1から前面パネル4を取り外すときは、図1に示すように、作業者は、前面パネル4の下側部42を掴んで、外力Fを加えて手前に引くようにして持ち上げて、前面パネル4を室内機本体1に対して閉状態から全開状態まで開く。このとき、軸30が軸受け部10に支持された状態で、前面パネル4は軸30の周りに容易に回転する。
全開状態では、前面パネル4の上縁41は、室内機本体1の上面2のうち開口9よりも上方の部分2aに当接する。これは、そうなるように、アーム20の長さと室内機本体1内での案内板12の周縁13の位置とが設定されているからである。アーム20と開口9の上縁2eとの間には隙間9aが残るようになっている。したがって、前面パネル4の上縁41やアーム20と開口9の上縁2eとが衝突して破損するようなおそれが無い。
なお、この全開状態では、室内機本体1とアーム20との間に設けられた図示しないリブからなる係合部によって、前面パネル4が支持されている。したがって、作業者が前面パネル4から手を離しても、前面パネル4の姿勢が全開状態に維持される。
次に、図8に示すように、作業者が前面パネル4を室内機本体1に対して全開状態からさらに開こうとすると、前面パネル4の上縁41が支点となって、前面パネル4が受ける外力Fに応じた下向きの力F1が軸30に作用する。これにより、軸30の先端外周部に形成された第1の面取り31が、周縁13の下部13bに当接する。この結果、軸30が軸受け部10から水平方向に外れる向きにアーム20が弾性変形する。第1の面取り31が周縁13の下部13bに少し潜り込む分だけ、前面パネル4は全開状態から少し開く。
この状態から、図9および図10(図9を斜め上方から見たところに相当する)に示すように、作業者が前面パネル4を室内機本体1に対してさらに開こうとすると、前面パネル4の上縁41が支点となって、前面パネル4が受ける外力Fに応じた前向きの力F2が軸30に作用する。これにより、軸30の先端外周部に形成された第2の面取り32が、案内板12の周縁13の中央部13aに当接する。この結果、軸30が軸受け部10から水平方向に外れる向きにアーム20がさらに弾性変形して、軸30が軸受け部10から離脱する。
このように、前面パネル4の全開状態から、作業者が前面パネル4を取り外そうとして前面パネル4に対して少し余分な力を加えると、軸30が軸受け部10から容易に外れる。また、前面パネル4の上縁41が支点となって、外力Fよりも大きな力が軸30に加わるから、軸30が軸受け部10からさらに容易に外れる。したがって、室内機本体1から前面パネル4を簡単に取り外しできる。しかも、室内機本体1に対して前面パネル4を開く向きに回転させる1種類の操作だけで、室内機本体1から前面パネル4が外れる。したがって、前面パネル4をさらに簡単に取り外しできる。しかも、前面パネル4が室内機本体1に対して全開状態からさらに開かれるとき、前面パネル4の上縁41やアーム20と開口9の上縁2eとが衝突して破損するようなおそれが無い。
上記構成の空気調和機によれば、前面パネル4が軸30を中心に回動して室内機本体1に対して所定の角度開いた全開状態となったとき、前面パネル4の裏面かつ上側から室内機本体1の開口9内に向かって延びるアーム20と、室内機本体1の開口9の上縁2eとの間に隙間9aを形成することによって、前面パネル4を開くときにアーム20の軸近傍の上端が室内機本体1の開口9の上縁2eに当たらないので、前面パネル4を開くときに室内機本体1側が破損するのを防止して美観が損なわれないようにできる。
また、前面パネル4が室内機本体1に対して全開状態からさらに開かれたとき、アーム20と室内機本体1の開口9の上縁2eとの間に隙間9aを保った状態で前面パネル4の上縁が室内機本体1の開口9の上縁よりも上方の部分に当接することによって、アーム20が室内機本体1の開口9の上縁に確実に当たらないようにできる。
また、作業者が予め正確な取り外し方法を知らなくても、破損を招くことなく、室内機本体1から前面パネル4を簡単に取り外すことができる。この結果、サービス交換のためのコストを削減できる。
なお、図4に示す軸30と対比して、図5は、第1および第2の面取りに相当するものが形成されていない軸130を示している。この軸130は、第2アーム部分22の先端側に設けられ、基本的には、外周面130sと端面130eとで定まる短円柱に、面取り133を形成して得られた外形を有している。この面取り133は、図4に示す軸30における第3の面取り33に相当する。端面130eと面取り133との間の境界にはアール135が設けられ、外周面130sと面取り133との間の境界にはアール136が設けられている。この軸130のように、既述の第1および第2の面取りに相当するものが形成されていなければ、例えば図11に示すように、前面パネル4が受ける外力Fに応じた前向きの力F2が軸130に作用したとしても、軸130が案内板12の周縁13から離脱することはない。したがって、図4に示す軸30による好ましい作用効果を得ることができない。
上述の実施形態では、第1の面取り31、第2の面取り32、第3の面取り33はそれぞれ軸心に対して傾斜した平坦面であるものとしたが、当然ながらこれに限られるものではない。第1の面取り31と第2の面取り32とは、または第1の面取り31と第2の面取り32と第3の面取り33とは、例えばアーム20から離れるに連れて先細になる円錐面(の一部)の形態をとって、軸心の周りに或る角度範囲で互いに連続して構成されていても良い。
また、この発明の空気調和機としては、
室内機本体とこの室内機本体に対して着脱される前面パネルとを備えた空気調和機であって、
上記前面パネルは、上記室内機本体に挿入されるように裏面に突設されたアームを備え、このアームに水平方向に延びる軸が設けられ、
上記室内機本体は、上記軸を回動自在に支持するための、前方へ窪むように湾曲した周縁を少なくとも有する軸受け部を備え、
上記前面パネルが上記室内機本体に対して或る開き角をなす全開状態を越えてさらに開く向きに外力を受けたとき、上記軸の先端外周部のうち上記周縁の下部に面する部位に、上記周縁の下部に当接することによって上記軸が上記軸受け部から水平方向に外れる向きに上記アームを弾性変形させる第1の面取りが形成されてもよい。
この空気調和機では、上記前面パネルが室内機本体に対して閉状態から或る開き角をなす全開状態まで開かれるとき、軸が軸受け部に支持された状態で、前面パネルは軸の周りに回転する。前面パネルが室内機本体に対して全開状態からさらに開かれるとき、軸の先端外周部に形成された第1の面取りが、周縁の下部に当接することによって軸が軸受け部から水平方向に外れる向きにアームを弾性変形させる。したがって、前面パネルの全開状態から、作業者が前面パネルを取り外そうとして前面パネルに対して少し余分な力を加えると、軸が軸受け部から容易に外れる。したがって、作業者が予め正確な取り外し方法を知らなくても、破損を招くことなく、室内機本体から前面パネルを簡単に取り外すことができる。この結果、サービス交換のためのコストが削減される。
また、上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記軸の先端外周部のうち上記周縁の中央部に面する部位に、上記周縁の中央部に当接することによって上記アームを弾性変形させて、上記軸を上記軸受け部から離脱させる第2の面取りが形成されてもよい。
この空気調和機では、上記前面パネルが室内機本体に対して全開状態からさらに開かれるとき、軸の先端外周部に形成された第2の面取りが、周縁の中央部に当接することによってアームを弾性変形させて、軸を軸受け部から離脱させる。つまり、この空気調和機では、室内機本体に対して前面パネルを開く向きに回転させる1種類の操作だけで、室内機本体から前面パネルが外れる。したがって、前面パネルをさらに簡単に取り外しできる。
この発明の一実施形態の空気調和機の室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を示す断面図である。 上記室内機(右半分)を前方から見たところを示す図である。 図2のものを右側方から見たところを示す図である。 上記前面パネルから延びるアーム先端の軸を示す拡大斜視図である。 第1および第2の面取りに相当するものが形成されていない軸を、図4と対比して示す拡大斜視図である。 室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を前方から見たところを示す図であって、軸が軸受け部の周縁に嵌合している状態を示すものである。 室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を前方から見たところを示す図であって、軸が軸受け部の周縁から離脱している状態を示すものである。 前面パネルの上縁が支点となって、前面パネルが受ける外力に応じた下向きの力が軸に作用している状態を示す図である。 前面パネルの上縁が支点となって、前面パネルが受ける外力に応じた前向きの力が軸に作用している状態を示す図である。 図9のものを斜め上方から見たところを示す図である。 アームに仮に図5の軸が設けられた場合の作用を説明する図である。 従来の空気調和機における室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を示す断面図である。
符号の説明
1…室内機本体
2a…上方の部分
2e…上縁
4…前面パネル
9…開口
9a…隙間
10…軸受け部
11…規制部材
12…案内板
12f…斜面
13…周縁
20…アーム
30…軸
31…第1の面取り
32…第2の面取り
33…第3の面取り
40…裏面
41…上縁

Claims (3)

  1. 室内機本体(1)と、この室内機本体(1)の前面側の開口(9)を覆うように開閉自在に取り付けられた前面パネル(4)とを備えた空気調和機であって、
    上記前面パネル(4)の裏面(40)かつ上側に、上記室内機本体(1)の上記開口(9)内に向かって延びるアーム(20)が突設され、
    上記アーム(20)の先端側に、上記開口(9)の開口面に平行にかつ水平方向に延びる軸(30)が設けられ、
    上記室内機本体(1)の上記開口(9)内に、上記軸(30)を回動自在に支持する軸受け部(10) が設けられ、
    上記前面パネル(4)が上記軸(30)を中心に回動して上記室内機本体(1)に対して所定の角度開いた全開状態となったとき、上記アーム(20)と上記室内機本体(1)の上記開口(9)の上縁(2e)との間に隙間(9a)が形成されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記前面パネル(4)が上記室内機本体(1)に対して上記全開状態からさらに開かれたとき、上記隙間(9a)を保った状態で上記前面パネル(4)の上縁(41)が上記室内機本体(1)の上記開口(9)の上縁(2e)よりも上方の部分(2a)に当接することを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記前面パネル(4)が上記全開状態を作るべき姿勢で上記室内機本体(1)に対して前方から後方へ押し込まれて取り付けられるとき、上記軸(30)の先端外周部のうち後方を向く位置に、上記軸(30)が上記周縁(13)に達するまでの間、上記軸受け部(10)の上記周縁(13)よりも前方に相当する部分(12f)に当接して、上記軸(30)が上記軸受け部(10)から外れる向きと同じ向きに上記アーム(20)を弾性変形させるテーパー部(33)が形成されていることを特徴とする空気調和機。
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