JP4055811B1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内機本体から前面パネルを取り外す際に、破損を招くことなく、前面パネルを簡単に取り外すことができる空気調和機を提供すること。
【解決手段】前面パネル4は、室内機本体1に挿入されるように裏面40に突設されたアーム20を備える。このアーム20に水平方向に延びる軸30が設けられている。室内機本体1は、軸30を回動自在に支持するための、前方へ窪むように湾曲した周縁13を少なくとも有する軸受け部10を備える。前面パネル4が室内機本体1に対して全開状態を越えてさらに開く向きに外力Fを受けたとき、軸30の先端外周部に、周縁13の下部13bに当接することによって軸30が軸受け部10から水平方向に外れる向きにアーム20を弾性変形させる第1の面取り31が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は空気調和機に関し、より詳しくは、据付や移設等の便宜のために、室内機本体に対して着脱される前面パネルを備えた空気調和機に関する。
この種の空気調和機としては、図12に示すように、前面パネル(図示せず)の裏面上部に、室内機本体に挿入されるアーム66が突設され、このアームに水平方向に延びる軸65を有するものが知られている(例えば、特許文献1(特開平8−135994号公報)参照。)。一方、室内機本体には、その軸65を回動自在に支持するための軸受け部63が設けられている。この例では、軸受け部63には、丸穴64と、この丸穴64に連なる水平方向の溝81と、この溝81に連なる面取り部82が設けられている。また、上記軸65の先端には、前面パネルが本体に対して或る角度に開かれた状態で溝81に正対する部位に、面取り91が形成されている。
室内機本体に対して前面パネルを取り付けるときは、作業者は、前面パネルを手に持ち、アーム66の軸65を面取り部82の位置に合わせて、前面パネルを水平方向に押し込む。これにより、アーム66の軸65が面取り部82、溝81に沿って案内されて挿入され、丸穴64に嵌合する。しかる後、前面パネルを軸65の周りに回転させて、室内機本体に対して前面パネルを閉じる。一方、室内機本体から前面パネルを取り外すときは、前面パネルの下側部を掴んで、手前に引くようにして持ち上げて、前面パネルを軸65の周りに回転させて開く。前面パネルを所定の角度まで開くと、軸65の面取り91が溝81に正対するとともに、凸69によって軸65が丸穴64から水平方向に外れる向きにアーム66が弾性変形する状態になる。この状態で、前面パネルを手前に引っ張ると、面取り91が溝81に乗り上げて、アーム66が弾性変形した状態で、軸65は溝81に沿って手前に移動し、室内機本体から前面パネルが外れる。なお、凸68は、前面パネルを途中の角度で保持するためのものである。
特開平8−135994号公報
一般的に言って、空気調和機の据付や移設等に携わる作業者は、多種多様の空気調和機を取り扱う。このため、作業者は、機種毎の正確な取り外し方法を把握することなく、室内機本体から前面パネルを取り外そうとする場合がある。
ここで、従来例の空気調和機では、前面パネルの取り外しのために、軸65の周りの前面パネルの回転と前面パネルの水平方向の移動というような異種の操作を必要とする。このため、予め正確な取り外し方法を把握しておかなければ、なかなか前面パネルを取り外すことができない。この結果、作業者が前面パネルに過度な力を加えて、アーム66を破損してしまう、という問題がある。
そこで、この発明の課題は、室内機本体から前面パネルを取り外す際に、破損を招くことなく、前面パネルを簡単に取り外すことができる空気調和機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の空気調和機は、
室内機本体とこの室内機本体に対して着脱される前面パネルとを備えた空気調和機であって、
上記前面パネルは、上記室内機本体に挿入されるように裏面に突設されたアームを備え、このアームに水平方向に延びる軸が設けられ、
上記室内機本体は、上記軸を回動自在に支持するための、前方へ窪むように湾曲した周縁を少なくとも有する軸受け部を備え、
上記前面パネルが上記室内機本体に対して或る開き角をなす全開状態を越えてさらに開く向きに外力を受けたとき、上記軸の先端外周部のうち上記周縁の下部に面する部位に、上記周縁の下部に当接することによって上記軸が上記軸受け部から水平方向に外れる向きに上記アームを弾性変形させる第1の面取りが形成されていることを特徴とする。
この発明の空気調和機では、上記前面パネルが上記室内機本体に対して閉状態から或る開き角をなす全開状態まで開かれるとき、上記軸が上記軸受け部に支持された状態で、上記前面パネルは上記軸の周りに回転する。上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記軸の先端外周部に形成された第1の面取りが、上記周縁の下部に当接することによって上記軸が上記軸受け部から水平方向に外れる向きに上記アームを弾性変形させる。したがって、上記前面パネルの全開状態から、作業者が前面パネルを取り外そうとして前面パネルに対して少し余分な力を加えると、上記軸が上記軸受け部から容易に外れる。したがって、作業者が予め正確な取り外し方法を知らなくても、破損を招くことなく、室内機本体から前面パネルを簡単に取り外すことができる。この結果、サービス交換のためのコストが削減される。
一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記軸の先端外周部のうち上記周縁の中央部に面する部位に、上記周縁の中央部に当接することによって上記アームを弾性変形させて、上記軸を上記軸受け部から離脱させる第2の面取りが形成されていることを特徴とする。
この一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記軸の先端外周部に形成された第2の面取りが、上記周縁の中央部に当接することによって上記アームを弾性変形させて、上記軸を上記軸受け部から離脱させる。つまり、この空気調和機では、室内機本体に対して前面パネルを開く向きに回転させる1種類の操作だけで、室内機本体から前面パネルが外れる。したがって、前面パネルをさらに簡単に取り外しできる。
一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記全開状態を作るべき姿勢で上記室内機本体に対して前方から後方へ押し込まれて取り付けられるとき、上記軸の先端外周部のうち後方を向く位置に、上記軸が上記周縁に達するまでの間、上記軸受け部の上記周縁よりも前方に相当する部分に当接して、上記軸が上記軸受け部から外れる向きと同じ向きに上記アームを弾性変形させる第3の面取りが形成されていることを特徴とする。
この一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記全開状態を作るべき姿勢で上記室内機本体に対して前方から後方へ押し込まれて取り付けられるとき、上記軸が上記周縁に達するまでの間、上記軸の先端外周部に形成された第3の面取りが、上記軸受け部の上記周縁よりも前方に相当する部分に当接して、上記軸が上記軸受け部から外れる向きと同じ向きに上記アームを弾性変形させる。したがって、室内機本体に対して前面パネルを容易に取り付けることができる。
一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記前面パネルの上縁が上記室内機本体のうち上記閉状態で閉じられる開口の縁よりも上方の部分に当接して、上記外力に応じた力を上記軸に作用させる支点となるように、上記アームの長さと上記室内機本体内での上記周縁の位置とが設定されていることを特徴とする。
この一実施形態の空気調和機では、上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記前面パネルの上縁が上記室内機本体のうち上記閉状態で閉じられる開口の縁よりも上方の部分に当接して、上記外力に応じた力を上記軸に作用させる支点となる。したがって、作業者が前面パネルを取り外そうとして前面パネルを開く向きに少し余分な力を加えると、それよりも大きな力が上記軸に加わって、上記軸が上記軸受け部から容易に離脱する。したがって、前面パネルをさらに簡単に取り外しできる。しかも、上記前面パネルが上記室内機本体に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記前面パネルの上縁と上記開口の縁とが衝突して破損するようなおそれが無い。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図2は、一実施形態の空気調和機の壁掛形の室内機(右半分)を前方(−X側)から見たところを示している。また、図3は、図2のものを右側方(−Y側)から見たところを示している。図2および図3から分かるように、この空気調和機は、室内機本体1と、この室内機本体1に対して着脱される前面パネル4とを備えている。図2および図3では、前面パネル4は、室内機本体1に対して略90°の開き角に開かれ、略水平の姿勢をとった全開状態にある。前面パネル4が室内機本体1に対して閉じられて略鉛直の姿勢をとったときに、室内機前面3の開口9は前面パネル4によって塞がれるようになっている。室内機本体1の上面2には、室内の空気を吸い込むためのグリル(図示せず)が形成されている。
図1に示すように、前面パネル4は、室内機本体1に挿入されるように裏面40に突設されたアーム20を備えている。なお、図1は図2におけるA−A線矢視断面に相当する。このアーム20は、前面パネル4の裏面40に対して略垂直に延びる先細の第1アーム部分21と、この第1アーム部分21に対して略90°屈曲して前面パネル4の上縁41と略対応する位置まで延びる第2アーム部分22とからなっている。この第2アーム部分22の先端に水平方向に延びる軸30が設けられている。
図4に拡大して示すように、軸30は、基本的には、外周面30sと端面30eとで定まる短円柱に、それぞれ軸心に対して傾斜した平坦面からなる第1の面取り31、第2の面取り32、および第3の面取り33を形成して得られた外形を有している。端面30eと各面取り31、32、33との間の境界にはそれぞれアール35が設けられ、外周面30sと各面取り31、32、33との間の境界にはそれぞれアール36が設けられ、また、各面取り31、32、33同士の間の境界にはそれぞれアール37が設けられている。
これらのアーム20および軸30は、前面パネル4の裏面の上部に、左右対称に一対設けられている。前面パネル4と、一対のアーム20および軸30は、一体成形された樹脂からなっている。
図1に示すように、室内機本体1は、軸30を回動自在に支持するための軸受け部10を備えている。この軸受け部10は、前方(−X方向)へ窪むように湾曲した半円状の周縁13を有する案内板12と、この案内板12の後方に配置された水平方向(Y方向)に延びる規制部材11(図10参照)とを含んでいる。案内板12は、図6(図3中のB−B線矢視断面に相当する)に示すように、後方(+X方向)へ向かってアーム20に近づく向きに傾斜した斜面12fを有している。周縁13は、案内板12の斜面12fの後方に位置する。図1に示すように、前面パネル4が室内機本体1に対して取り付けられているとき、案内板12の周縁13は軸30を回動自在に支持する。規制部材11は、第2アーム部分22の先端が後方(+X方向)へ移動するのを規制することで、軸30が案内板12の周縁13に嵌合した位置から後方(+X方向)へ離脱するのを規制する。
軸受け部10は、前面パネル4の一対のアーム20および軸30に対応して、室内機本体1内の上部に、左右対称に一対設けられている。
軸30の第1の面取り31は、図1に示すように前面パネル4が全開状態にあるとき、軸30の先端外周部のうち周縁13の下部13bに面する部位に形成されている。また、軸30の第2の面取り32は、前面パネル4が全開状態にあるとき、軸30の先端外周部のうちその周縁13の中央部13aに面する部位に形成されている。軸30の第3の面取り33は、前面パネル4が全開状態にあるとき、軸30の先端外周部のうち後方(+X方向)を向く位置に形成されている。
室内機本体1に対して前面パネル4を取り付けるときは、作業者は、前面パネル4を水平な姿勢にして手に持ち、図7に示すように、軸30を案内板12の斜面12fの位置に合わせて、前面パネル4を前方から後方へ水平方向に押し込む。これにより、軸30の第3の面取り33(図1参照)が案内板12の斜面12fに沿って案内されて挿入され、図6に示すように、周縁13に嵌合する。
この軸30が周縁13に達するまでの間、軸30の先端外周部に形成された第3の面取り33が、軸30が軸受け部10から外れる向きと同じ向きにアーム20を弾性変形させる。したがって、室内機本体1に対して前面パネル4を容易に取り付けることができる。
しかる後、軸30が軸受け部10に支持された状態で、前面パネル4が軸30の周りに回転されて、室内機本体1に対して前面パネル4が閉じられる。
一方、室内機本体1から前面パネル4を取り外すときは、図1に示すように、作業者は、前面パネル4の下側部42を掴んで、外力Fを加えて手前に引くようにして持ち上げて、前面パネル4を室内機本体1に対して閉状態から全開状態まで開く。このとき、軸30が軸受け部10に支持された状態で、前面パネル4は軸30の周りに容易に回転する。
全開状態では、前面パネル4の上縁41は、室内機本体1の上面2のうち開口9よりも上方の部分2aに当接する。これは、そうなるように、アーム20の長さと室内機本体1内での周縁13の位置とが設定されているからである。アーム20と開口9を定める縁2eとの間には隙間9aが残るようになっている。したがって、前面パネル4の上縁41やアーム20と開口9を定める縁2eとが衝突して破損するようなおそれが無い。
なお、この全開状態では、室内機本体1とアーム20との間に設けられた図示しないリブからなる係合部によって、前面パネル4が支持されている。したがって、作業者が前面パネル4から手を離しても、前面パネル4の姿勢が全開状態に維持される。
作業者が前面パネル4を室内機本体1に対して全開状態からさらに開こうとすると、図8に示すように、前面パネル4の上縁41が支点となって、前面パネル4が受ける外力Fに応じた下向きの力F1が軸30に作用する。これにより、軸30の先端外周部に形成された第1の面取り31が、周縁13の下部13bに当接する。この結果、軸30が軸受け部10から水平方向に外れる向きにアーム20が弾性変形する。第1の面取り31が周縁13の下部13bに少し潜り込む分だけ、前面パネル4は全開状態から少し開く。
この状態から、作業者が前面パネル4を室内機本体1に対してさらに開こうとすると、図9および図10(図9を斜め上方から見たところに相当する)に示すように、前面パネル4の上縁41が支点となって、前面パネル4が受ける外力Fに応じた前向きの力F2が軸30に作用する。これにより、軸30の先端外周部に形成された第2の面取り32が、周縁13の中央部13aに当接する。この結果、軸30が軸受け部10から水平方向に外れる向きにアーム20がさらに弾性変形して、軸30が軸受け部10から離脱する。
このように、前面パネル4の全開状態から、作業者が前面パネル4を取り外そうとして前面パネル4に対して少し余分な力を加えると、軸30が軸受け部10から容易に外れる。また、前面パネル4の上縁41が支点となって、外力Fよりも大きな力が軸30に加わるから、軸30が軸受け部10からさらに容易に外れる。したがって、室内機本体1から前面パネル4を簡単に取り外しできる。しかも、室内機本体1に対して前面パネル4を開く向きに回転させる1種類の操作だけで、室内機本体1から前面パネル4が外れる。したがって、前面パネル4をさらに簡単に取り外しできる。しかも、前面パネル4が室内機本体1に対して全開状態からさらに開かれるとき、前面パネル4の上縁41やアーム20と開口9を定める縁2eとが衝突して破損するようなおそれが無い。
このように、この空気調和機によれば、作業者が予め正確な取り外し方法を知らなくても、破損を招くことなく、室内機本体1から前面パネル4を簡単に取り外すことができる。この結果、サービス交換のためのコストを削減できる。
なお、図4に示す軸30と対比して、図5は、第1および第2の面取りに相当するものが形成されていない軸130を示している。この軸130は、基本的には、外周面130sと端面130eとで定まる短円柱に、面取り133を形成して得られた外形を有している。この面取り133は、図4に示す軸30における第3の面取り33に相当する。端面130eと面取り133との間の境界にはアール135が設けられ、外周面130sと面取り133との間の境界にはアール136が設けられている。この軸130のように、既述の第1および第2の面取りに相当するものが形成されていなければ、例えば図11に示すように、前面パネル4が受ける外力Fに応じた前向きの力F2が軸130に作用したとしても、軸130が周縁13から離脱することはない。したがって、本発明による好ましい作用効果を得ることができない。
上述の実施形態では、第1の面取り31、第2の面取り32、第3の面取り33はそれぞれ軸心に対して傾斜した平坦面であるものとしたが、当然ながらこれに限られるものではない。第1の面取り31と第2の面取り32とは、または第1の面取り31と第2の面取り32と第3の面取り33とは、例えばアーム20から離れるに連れて先細になる円錐面(の一部)の形態をとって、軸心の周りに或る角度範囲で互いに連続して構成されていても良い。
この発明の一実施形態の空気調和機の室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を示す断面図である。 上記室内機(右半分)を前方から見たところを示す図である。 図2のものを右側方から見たところを示す図である。 上記前面パネルから延びるアームの先端に設けられた軸を示す図である。 第1および第2の面取りに相当するものが形成されていない軸を、図4と対比して示す図である。 室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を前方から見たところを示す図であって、軸が軸受け部の周縁に嵌合している状態を示すものである。 室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を前方から見たところを示す図であって、軸が軸受け部の周縁から離脱している状態を示すものである。 前面パネルの上縁が支点となって、前面パネルが受ける外力に応じた下向きの力が軸に作用している状態を示す図である。 前面パネルの上縁が支点となって、前面パネルが受ける外力に応じた前向きの力が軸に作用している状態を示す図である。 図9のものを斜め上方から見たところを示す図である。 アームに仮に図5の軸が設けられた場合の作用を説明する図である。 従来の空気調和機における室内機本体と前面パネルとの着脱に関する部分を例示する図である。
符号の説明
1 室内機本体
4 前面パネル
10 軸受け部
11 規制部材
13 周縁
20 アーム
30 軸
31 第1の面取り
32 第2の面取り
33 第3の面取り

Claims (4)

  1. 室内機本体(1)とこの室内機本体(1)に対して着脱される前面パネル(4)とを備えた空気調和機であって、
    上記前面パネル(4)は、上記室内機本体(1)に挿入されるように裏面(40)に突設されたアーム(20)を備え、このアーム(20)に水平方向に延びる軸(30)が設けられ、
    上記室内機本体(1)は、上記軸(30)を回動自在に支持するための、前方へ窪むように湾曲した周縁(13)を少なくとも有する軸受け部(10)を備え、
    上記前面パネル(4)が上記室内機本体(1)に対して或る開き角をなす全開状態を越えてさらに開く向きに外力(F)を受けたとき、上記軸(30)の先端外周部のうち上記周縁(13)の下部(13b)に面する部位に、上記周縁(13)の下部(13b)に当接することによって上記軸(30)が上記軸受け部(10)から水平方向に外れる向きに上記アーム(20)を弾性変形させる第1の面取り(31)が形成されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記前面パネル(4)が上記室内機本体(1)に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記軸(30)の先端外周部のうち上記周縁(13)の中央部(13a)に面する部位に、上記周縁(13)の中央部(13a)に当接することによって上記アーム(20)を弾性変形させて、上記軸(30)を上記軸受け部(10)から離脱させる第2の面取り(32)が形成されていることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記前面パネル(4)が上記全開状態を作るべき姿勢で上記室内機本体(1)に対して前方から後方へ押し込まれて取り付けられるとき、上記軸(30)の先端外周部のうち後方を向く位置に、上記軸(30)が上記周縁(13)に達するまでの間、上記軸受け部(10)の上記周縁(13)よりも前方に相当する部分(12f)に当接して、上記軸(30)が上記軸受け部(10)から外れる向きと同じ向きに上記アーム(20)を弾性変形させる第3の面取り(33)が形成されていることを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記前面パネル(4)が上記室内機本体(1)に対して上記全開状態からさらに開かれるとき、上記前面パネル(4)の上縁(4)が上記室内機本体(1)のうち上記閉状態で閉じられる開口(9)の縁(2e)よりも上方の部分(2a)に当接して、上記外力(F)に応じた力(F1,F2)を上記軸(30)に作用させる支点となるように、上記アーム(22)の長さと上記室内機本体(1)内での上記周縁(13)の位置とが設定されていることを特徴とする空気調和機。
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