JP2007085614A - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP2007085614A
JP2007085614A JP2005273636A JP2005273636A JP2007085614A JP 2007085614 A JP2007085614 A JP 2007085614A JP 2005273636 A JP2005273636 A JP 2005273636A JP 2005273636 A JP2005273636 A JP 2005273636A JP 2007085614 A JP2007085614 A JP 2007085614A
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Noriaki Nishio
典昭 西尾
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Abstract

【課題】 専用工具を使用せずに、容易に扉の左右開きを変更することができる冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】 扉2の右側の扉上孔21、および、右側の上枠体30の枠孔31に差し込まれている上ピン35を抜き取ると共に、扉2の右側の扉下孔22、および、右側の下枠体40の枠孔41に差し込まれている下ピン45を抜き取る。そして、上記上ピン35を、扉2の左側の扉上孔21、および、左側の上枠体30の枠孔31に差し込むと共に、上記下ピン45を、扉2の左側の扉下孔22、および、左側の下枠体40の枠孔41に差し込むことで、扉2の左右開きを簡単に変更することができる。上記上ピン35と上記下ピン45は、それぞれ、外周面が凹凸状に形成された摘み部37,47を有するので、指先が凹凸状の外周面に引っ掛かり滑りにくくなって、この摘み部37,47を確実に摘むことができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、扉の左右開きを変更することができる冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫としては、冷蔵庫本体と、左右両側のそれぞれの上下面に嵌合穴を有する扉と、上記冷蔵庫本体にネジにて固定されると共に上記扉の嵌合穴に嵌合される軸を有する上下のヒンジとを備えたものがある(実開平1−172693号公報:特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、上記上下のヒンジは、上記ネジにて、上記冷蔵庫本体に固定されているので、上記扉の左右開きを変更する場合、上記ネジを外して、上記上下のヒンジを上記冷蔵庫本体の左右逆側に付け替える必要があり、上記ネジを着脱する専用工具を必要とし、上記扉の左右開きを変更するには手間がかかっていた。
実開平1−172693号公報
そこで、この発明の課題は、専用工具を使用せずに、容易に扉の左右開きを変更することができる冷蔵庫を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の冷蔵庫は、前面を開口した冷蔵庫本体と、この冷蔵庫本体の開口を覆う扉と、上記冷蔵庫本体に取り付けられると共に上記扉の上下面のそれぞれを回転自在に支持して、上記扉を上記冷蔵庫本体に対して回転自在に取り付ける上ヒンジ構造体および下ヒンジ構造体とを備え、
上記扉の上面には、左右両側のそれぞれに扉上孔を設け、上記扉の下面には、左右両側のそれぞれに扉下孔を設け、
上記上ヒンジ構造体は、上記冷蔵庫本体の左右両側のそれぞれに上記扉の上面の上側に設けられると共に、上記扉上孔に重なる枠孔を有する上枠体と、上記扉上孔および上記枠孔に抜き取り自在に差し込まれて上記扉を上記上枠体に対して回転自在に取り付けると共に、外周面が凹凸状に形成された上部の摘み部を有する上ピンとを含み、
上記下ヒンジ構造体は、上記冷蔵庫本体の左右両側のそれぞれに上記扉の下面の下側に設けられると共に、上記扉下孔に重なる枠孔を有する下枠体と、上記扉下孔および上記枠孔に抜き取り自在に差し込まれて上記扉を上記下枠体に対して回転自在に取り付けると共に、外周面が凹凸状に形成された上部の摘み部を有する下ピンとを含むことを特徴としている。
この発明の冷蔵庫によれば、上記冷蔵庫本体、上記扉、上記上ヒンジ構造体および上記下ヒンジ構造体を備えるので、上記扉の左右一方の上記扉上孔、および、左右一方の上記上枠体の上記枠孔に差し込まれている上記上ピンを抜き取って、この上ピンを、上記扉の左右他方の上記扉上孔、および、左右他方の上記上枠体の上記枠孔に差し込むと共に、上記扉の左右一方の上記扉下孔、および、左右一方の上記下枠体の上記枠孔に差し込まれている上記下ピンを抜き取って、この下ピンを、上記扉の左右他方の上記扉下孔、および、左右他方の上記下枠体の上記枠孔に差し込むことで、上記扉の左右開きを簡単に変更することができる。
したがって、専用工具を使用せずに、上記上ヒンジ構造体および上記下ヒンジ構造体を介して、上記扉を上記冷蔵庫本体の左右逆側に取り付けることができて、容易に上記扉の左右開きを変更することができる。
また、上記上ピンおよび上記下ピンは、外周面が凹凸状に形成された上記摘み部を有するので、この摘み部を指で摘んだときに、指先が凹凸状の外周面に引っ掛かり滑りにくくなって、この摘み部を確実に摘むことができ、上記上ピンおよび上記下ピンの抜き取りまたは差し込みの作業性が向上する。
また、上記上ピンおよび上記下ピンは、それぞれ、上部に上記摘み部を有するので、上記上ピンおよび上記下ピンのそれぞれは、上部と下部とでは、形状が相違する。したがって、上記上ピンおよび上記下ピンを、上下反転して、間違って取り付けることがない。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記上ピンが、上記上枠体の上記枠孔の上側から、上記扉の上記扉上孔、および、上記上枠体の上記枠孔に差し込まれた状態で、上記上ピンと上記扉は、上記上ピンの軸まわり方向に互いに固定される一方、上記上ピンと上記上枠体は、上記上ピンの軸まわり方向に互いに回転自在であり、
上記上枠体は、枠係止部を有し、上記上ピンは、ピン係止部を有し、
上記扉の上記冷蔵庫本体に対する閉状態では、上記ピン係止部は、上記上ピンの軸方向からみて、上記枠係止部の下側に重ならない一方、
上記扉の上記冷蔵庫本体に対する開状態では、上記ピン係止部は、上記上ピンの軸方向からみて、上記枠係止部の下側に重なる。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記扉の上記冷蔵庫本体に対する閉状態では、上記ピン係止部は、上記上ピンの軸方向からみて、上記枠係止部の下側に重ならないので、上記上ピンを上記扉上孔から上記上ピンの軸方向に沿って上側へ抜き取ることができる。一方、上記扉の上記冷蔵庫本体に対する開状態では、上記ピン係止部は、上記上ピンの軸方向からみて、上記枠係止部の下側に重なるので、上記上ピンは上記上枠体から抜け止めされる。したがって、上記扉の開状態では、上記上ピンは、上記上枠体から抜き取ることができないので、上記扉の開状態で上記扉が落下する危険性がなく、安全性に優れたものになる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記下ピンが、上記扉の上記扉下孔、および、上記下枠体の上記枠孔に差し込まれた状態で、上記下ピンと上記扉は、上記下ピンの軸まわり方向に互いに回転自在である一方、上記下ピンと上記下枠体は、上記下ピンの軸まわり方向に互いに固定される。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記下ピンと上記下枠体は、上記下ピンの軸まわり方向に互いに固定されるので、上記下枠体の上記下ピンとの接触部を、耐摩耗性の材質で形成する必要がなく、コストを低減できる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記下ピンの上記摘み部は、上記扉の上記扉下孔に差し込まれ、この摘み部の先端は、テーパ状に形成されている。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記摘み部の先端は、テーパ状に形成されているので、上記扉の上記扉下孔を上記摘み部に挿入しやすくなる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記下枠体は、樹脂部と、この樹脂部にインサート成形された板金部とを有する。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記下枠体は、樹脂部と、この樹脂部にインサート成形された板金部とを有するので、上記下枠体が上記樹脂部のみで形成されている場合に比べて、強度を向上できる一方、上記下枠体が上記板金部のみで形成されている場合に比べて、上記板金部の板厚を小さくできて、コストを低減できる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記下枠体は、上記冷蔵庫本体に対して開状態の上記扉に接触して、この扉の開方向の回転を阻止するストッパー部を有し、このストッパー部は、上記樹脂部から露出した上記板金部である。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記ストッパー部は、上記樹脂部から露出した上記板金部であるので、上記ストッパー部の強度を確保できる。
また、一実施形態の冷蔵庫では、上記下枠体は、長孔を有し、上記下枠体は、上記長孔に遊嵌されたネジによって、上記冷蔵庫本体に取り付けられている。
この実施形態の冷蔵庫によれば、上記下枠体は、上記長孔に遊嵌されたネジによって、上記冷蔵庫本体に取り付けられているので、上記下枠体を、上記ネジに対して、上記長孔の長手方向に移動することができて、上記下枠体の上記冷蔵庫本体に対する取り付け位置を簡単に調整できる。
この発明の冷蔵庫によれば、上記冷蔵庫本体、上記扉、上記上ヒンジ構造体および上記下ヒンジ構造体を備えるので、専用工具を使用せずに、容易に上記扉の左右開きを変更することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の冷蔵庫の一実施形態である縦断面図を示している。この冷蔵庫は、前面を開口した冷蔵庫本体1と、この冷蔵庫本体1の開口を覆う扉2と、上記冷蔵庫本体1に取り付けられると共に上記扉2の上下面のそれぞれを回転自在に支持して、上記扉2を上記冷蔵庫本体1に対して回転自在に取り付ける上ヒンジ構造体3および下ヒンジ構造体4とを備える。この冷蔵庫は、上記冷蔵庫本体1の上面がテーブル面として利用される、いわゆるテーブル型冷蔵庫である。
上記扉2の上面には、左右両側のそれぞれに扉上孔21を設け、上記扉2の下面には、左右両側のそれぞれに扉下孔22を設けている。
図1と図2Aに示すように、上記上ヒンジ構造体3は、上記冷蔵庫本体1の左右両側のそれぞれに上記扉2の上面の上側に設けられる上枠体30と、上記扉2を上記上枠体30に対して回転自在に取り付ける上ピン35とを含む。
上記上枠体30は、プレート状であり、上記冷蔵庫本体1の上面に、ネジにて取り付けられている。上記上枠体30は、上記扉上孔21に重なる枠孔31を有する。この枠孔31には、上記冷蔵庫本体1に設けられたボス部10が嵌め込まれている。上記左右の上枠体30,30は、上記冷蔵庫本体1に取り付けられた状態で、左右対称に形成されている。
上記上ピン35は、上記上枠体30の上記枠孔31の上側から、この枠孔31の内側にある上記ボス部10の孔部、および、上記扉2の上記扉上孔21に抜き取り自在に差し込まれる。つまり、上記上ピン35は、上記扉2の左右の上記扉上孔21,21、および、左右の上記上枠体30,30の上記枠孔31,31に、着脱自在である。
上記冷蔵庫本体1には、上記上ヒンジ構造体3を覆うカバー部材5が取り付けられている。なお、図2Aでは、上記カバー部材5を省略して描いており、上記上ピン35は、右側の上記上枠体30に差し込まれている。
図1と図2Bに示すように、上記下ヒンジ構造体4は、上記冷蔵庫本体1の左右両側のそれぞれに上記扉2の下面の下側に設けられる下枠体40と、上記扉2を上記下枠体40に対して回転自在に取り付ける下ピン45とを含む。
上記下枠体40は、プレート状であり、上記冷蔵庫本体1の前面に、ネジにて取り付けられている。上記下枠体40は、上記扉下孔22に重なる枠孔41を有する。上記左右の下枠体40,40は、上記冷蔵庫本体1に取り付けられた状態で、左右対称に形成されている。
上記下ピン45は、上記扉2の上記扉下孔22、および、上記下枠体40の上記枠孔41に抜き取り自在に差し込まれる。つまり、上記下ピン45は、上記扉2の左右の上記扉下孔22,22、および、左右の上記下枠体40,40の上記枠孔41,41に、着脱自在である。
なお、図2Bでは、上記扉2を省略して描いており、上記下ピン45は、右側の上記下枠体40に差し込まれている。
すなわち、図1、図2Aおよび図2Bに示すように、上記扉2は、上記上ピン35および上記下ピン45によって、上記冷蔵庫本体1の右側に取り付けられ、上記扉2は、上記冷蔵庫本体1に対して、上記上ピン35の軸L1まわり、および、上記下ピン45の軸L2まわりに、回転自在になる。要するに、上記扉2は、右開きになる。
上記上ピン35が、上記扉2の上記扉上孔21、および、上記上枠体30の上記枠孔31に差し込まれた状態で、上記上ピン35と上記扉2は、上記上ピン35の軸L1まわり方向に互いに固定される一方、上記上ピン35と上記上枠体30は、上記上ピン35の軸L1まわり方向に互いに回転自在である。
つまり、上記上ピン35の下端部は、底面からみてD字状となるように、Dカット加工を施され、上記扉2の上記扉上孔21は、上記上ピン35の下端部に対応する形状に形成されている。このように、簡単な構成で、上記上ピン35と上記扉上孔21とを嵌合することができる。
図3Aと図3Bに示すように、上記上枠体30は、枠係止部32を有する。この枠係止部32は、上記上枠体30の本体から上方に延びて内側に折り曲げられて形成された部分である。
上記上ピン35は、外周面が凹凸状に形成された上部の摘み部37と、この摘み部37の下側に位置する中央部のピン係止部36とを有する。
上記摘み部37は、円柱状であり、上記上ピン35の軸L1に沿って延びている。この摘み部37の外周面には、周方向の凹溝38が形成されている。上記ピン係止部36は、上記上ピン35の軸L1に垂直な方向に延びており、上記上ピン35の軸L1方向からみて略D形の鍔状に形成されている。
図3Aと図3Bに示すように、上記扉2の上記冷蔵庫本体1に対する閉状態では、上記ピン係止部36は、上記上ピン35の軸L1方向からみて、上記枠係止部32の下側に重ならない。したがって、上記上ピン35を上記上ピン35の軸L1方向に沿って上側へ移動させると、上記ピン係止部36は上記枠係止部32に接触せず、上記上ピン35を上記枠孔31から上記上ピン35の軸L1方向に上側へ抜き取ることができる。
一方、上記扉2の開状態では、上記扉2の回転に追従(連動)して、上記上ピン35が、上記上ピン35の軸L1まわりに回転して、図4Aと図4Bに示すように、上記ピン係止部36は、上記枠係止部32の下側に重なる。したがって、上記上ピン35を上記上ピン35の軸L1方向に沿って上側へ移動させると、上記ピン係止部36が上記枠係止部32に接触して、上記上ピン35は上記上枠体30から抜け止めされる。このように、上記扉2の開状態では、上記上ピン35は、上記上枠体30から抜き取ることができない。
図1に示すように、上記カバー部材5は、左右の上記上枠体30,30を同時に覆うように、左右方向に長尺に形成されている。このカバー部材5は、弾性変形して、上記冷蔵庫本体1の上部の前縁部に着脱される。
上記上ピン35が上記扉上孔21に差し込まれて上記ピン係止部36が上記枠係止部32の下側に位置すると共に上記カバー部材5が上記冷蔵庫本体1に取り付けられた状態で、上記カバー部材5は、内側に、上記上ピン35の上方の近傍に位置する抑止部51を有する。
このように、上記上ピン35が上記扉上孔21に確実に差し込まれた状態では、上記抑止部51にて上記上ピン35の上記扉上孔21からの抜けを防止することができる。一方、上記上ピン35が上記扉上孔21に確実に差し込まれていない状態では、上記抑止部51が、上記上ピン35の上方に当接して、上記カバー部材5を上記冷蔵庫本体1に取り付けることができず、上記上ピン35が上記扉上孔21に確実に差し込まれているか否かを、容易に判断することができる。
図5A、図5Bおよび図5Cに示すように、上記下ピン45が、上記扉2の上記扉下孔22、および、上記下枠体40の上記枠孔41に差し込まれた状態で、上記下ピン45と上記扉2は、上記下ピン45の軸L2まわり方向に互いに回転自在である一方、上記下ピン45と上記下枠体40は、上記下ピン45の軸L2まわり方向に互いに固定される。
つまり、上記下ピン45の下部は、底面からみて、四角形状に形成され、上記下枠体40の上記枠孔41は、上記下ピン45の下部に対応する形状に形成されている。このように、簡単な構成で、上記下ピン45と上記枠孔41とを嵌合することができる。
上記下ピン45は、外周面が凹凸状に形成された上部の摘み部47と、この摘み部47の下側に位置する中央部のピン係止部46とを有する。
上記摘み部47は、円柱状であり、上記下ピン45の軸L2に沿って延びている。この摘み部47の外周面には、複数の周方向の凹溝48が、同心状に形成されている。上記摘み部47の先端は、テーパ状に形成されている。上記摘み部47は、上記扉2の上記扉下孔22に差し込まれる。
上記ピン係止部46は、上記下ピン45の軸L2に垂直な方向に延びており、上記下ピン45の軸L2方向からみて円形の鍔状に形成されている。上記下ピン45の上部(上記摘み部47)を上記扉下孔22に挿入すると共に上記下ピン45の下部を上記枠孔41に挿入したとき、上記ピン係止部46は、上記扉2の下面と上記下枠体40の上面との間に挟まれる。
上記下枠体40は、樹脂部40aと、この樹脂部40aにインサート成形された板金部40bとを有する。
上記枠孔41の内面は、上記樹脂部40aにて形成されている。このとき、上記下ピン45と上記下枠体40は、上記下ピン45の軸L2まわり方向に互いに固定されているので、上記枠孔41の内面の上記樹脂部40aを、耐摩耗性の材質で形成する必要がなく、例えば、低コストのABS樹脂等で形成してもよい。
上記下枠体40は、上記冷蔵庫本体1に対して開状態の上記扉2に接触して、この扉2の開方向の回転を阻止するストッパー部42を有する。このストッパー部42は、上記樹脂部40aから露出した上記板金部40bである。
上記下枠体40は、長孔43を有し、上記下枠体40は、上記長孔43に遊嵌されたネジ6によって、上記冷蔵庫本体1に取り付けられている。
上記ネジ6は、軸部6aと頭部6bとを有する。この軸部6aは、上記長孔43に遊嵌される。上記ネジ6を、上記冷蔵庫本体1に対して、締め付けることで、上記頭部6bと上記冷蔵庫本体1によって、上記下枠体40を挟持する。
上記長孔43は、上記下枠体40が上記冷蔵庫本体1に取り付けられた状態で、左右横長に形成されている。この場合、上記下枠体40を、上記ネジ6に対して、左右方向に移動することができて、上記下枠体40の取り付け位置を、左右方向に調整できる。
なお、上記長孔43を上下縦長に形成してもよく、上記下枠体40の取り付け位置を、上下方向に調整できる。
次に、上記扉2を右開きから左開きに変更する場合を説明する。
まず、図1に示すように、上記カバー部材5を弾性変形させて上記冷蔵庫本体1から取り外す。そして、上記扉2を閉じた状態(すなわち、図3Aと図3Bに示すように、上記ピン係止部36が、上記枠係止部32の下側に重ならないとき)で、上記扉2の右側の上記扉上孔21、および、右側の上記上枠体30の上記枠孔31に差し込まれている上記上ピン35を抜き取る。
その後、上記扉2を上記冷蔵庫本体1から取り外して、上記下ピン45を右側の上記下枠体40の上記枠孔41から抜き取り、この下ピン45を左側の上記下枠体40の上記枠孔41に差し込み、上記扉2の左側の上記扉下孔22を、上記下ピン45に差し込む。
そして、抜き取った上記上ピン35を、左側の上記上枠体30の上記枠孔31、および、上記扉2の左側の上記扉上孔21に差し込むことで、上記扉2を左開きに変更することができる。そして、上記カバー部材5を弾性変形させて上記冷蔵庫本体1に再度取り付ける。このように、専用工具を使用せず、容易に上記扉2の左右開きを変更することができる。
そして、上記扉2を左開きにしたとき、左側の上記上枠体30と、上記上ピン35との位置関係は、図3Aに示す位置関係と左右対称な位置関係にある。すなわち、上記扉2を開けていくとき、上記扉2が右開きの場合、図3Aおよび図4Aに示すように、上記ピン係止部36は、上記上ピン35の軸L1を中心として反時計まわり方向に回転する一方、上記扉2が左開きの場合、上記ピン係止部36は、上記上ピン35の軸L1を中心として時計まわり方向に回転する。要するに、上記扉2を左開きにした場合でも、同様に、上記扉2の閉状態では、上記ピン係止部36は、上記枠係止部32の下側に重ならない一方、上記扉2の開状態では、上記ピン係止部36は、上記枠係止部32の下側に重なる。
このように、上記扉2が右開きであれ左開きであれ、上記扉2の開状態では、上記上ピン35は、上記上枠体30から抜き取ることができないので、上記扉2の開状態で上記扉2が落下する危険性がなく、安全性に優れたものになる。
また、上記上ピン35は、外周面が凹凸状に形成された摘み部37を有し、上記下ピン45は、外周面が凹凸状に形成された摘み部47を有するので、上記摘み部37,47を指で摘んだときに、指先が凹凸状の外周面に引っ掛かり滑りにくくなって、上記摘み部37,47を確実に摘むことができ、上記上ピン35および上記下ピン45の抜き取りまたは差し込みの作業性が向上する。
そして、左右開き付け替え作業で、上記上ピン35を抜き取る際、上記扉2の自重で上記上ピン35に力が掛かり、抜けにくくなっているが、上記摘み部37の外周面は、凸凹状であるので、上記摘み部37を確実に摘むことができて、上記上ピン35を容易に抜き取ることができる。
また、製品高さの制約から上記摘み部37,47の高さは指先でかろうじて摘める程度の高さであるが、上記摘み部37,47の外周面は、凹凸状であるので、上記摘み部37,47を確実に摘むことができる。また、上記摘み部37,47に潤滑用グリスが付着すると摘みにくくなるが、上記摘み部37,47の外周面は、凹凸状であるので、上記摘み部37,47を確実に摘むことができる。
なお、比較例として、上記摘み部37,47の外周面が滑らかである場合、この摘み部を指で摘むと滑りやすくなって、作業性が劣る。そして、左右開き付け替え作業を行うとき、上記摘み部の高さの制約をうけたとき、または、上記摘み部に潤滑用グリスが付着したとき、上記摘み部の外周面は一層滑りやすくなって、作業性が一層劣る。
また、上記上ピン35および上記下ピン45は、それぞれ、上部に上記摘み部37,47を有するので、上記上ピン35および上記下ピン45のそれぞれは、上部と下部とでは、形状が相違する。したがって、上記上ピン35および上記下ピン45を、上下反転して、間違って取り付けることがない。
また、上記下ピン45と上記下枠体40は、上記下ピン45の軸L2まわり方向に互いに固定されるので、上記下枠体40の上記下ピン45との接触部を、耐摩耗性の材質で形成する必要がなく、コストを低減できる。これに対して、上記下ピン45と上記下枠体40が、上記下ピン45の軸L2まわり方向に互いに回転自在であると、上記下枠体40の上記下ピン45との接触部を、耐摩耗性の材質(例えばポリアセタール樹脂)で形成する必要があり、コスト高になる。
また、上記下ピン45の上記摘み部47の先端は、テーパ状に形成されているので、上記扉2の上記扉下孔22を上記摘み部47に挿入しやすくなる。
また、上記下枠体40は、樹脂部40aと、この樹脂部40aにインサート成形された板金部40bとを有するので、上記下枠体40が上記樹脂部40aのみで形成されている場合に比べて、強度を向上できる一方、上記下枠体40が上記板金部40bのみで形成されている場合に比べて、上記板金部40bの板厚を小さくできて、コストを低減できる。
また、上記ストッパー部42は、上記樹脂部40aから露出した上記板金部40bであるので、上記ストッパー部42の強度を確保できる。
また、上記下枠体40は、上記長孔43に遊嵌されたネジ6によって、上記冷蔵庫本体1に取り付けられているので、上記下枠体40を、上記ネジ6に対して、上記長孔43の長手方向に移動することができて、上記下枠体40の上記冷蔵庫本体1に対する取り付け位置を簡単に調整できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記上枠体30や上記下枠体40を、上記冷蔵庫本体1に一体に形成してもよい。また、上記摘み部37,47の外周面を、ローレット状に形成してもよく、上記摘み部37,47の外周面の形状は、凹凸状であれば、どのような形状でもよい。もちろん、上記摘み部37,47の外周面に、上記凹溝38,48を設け、かつ、ローレットを設けてもよく、一層滑りにくくなる。
また、上記下ピン45の上記摘み部47の少なくとも一部をテーパ状に形成し、そのテーパ状の部分に、ローレット(または/および凹溝)を設けてもよい。これによって、テーパ状の部分にあるローレット(または/および凹溝)で滑りをおさえて摘みやすくなるとともに、上記摘み部47の高さ寸法を短くできる。さらに、上記摘み部47がテーパ状になっているため、上記下ピン45を上記扉2へ挿入しやすくなる。
また、上記摘み部47において、上記テーパ部分の下側(基端側)に、上記ローレット(または/および凹溝)部分が連接している場合、上記テーパ部分の上側(先端側)が、なだらかな曲面に形成されていると、上記下ピン45を上記扉2へ挿入するとき、上記下ピン45が一層引っ掛かりにくくなって、上記下ピン45を一層挿入しやすくなる。また、上記テーパ部分と上記ローレット(または/および凹溝)部分との連接部分が、エッジ形状や、曲率半径の小さなR等の曲面や、小さなC面カット等のエッジ部をおさえた形状に形成されていると、上記摘み部47を一層摘みやすくなる。
また、上記下枠体40の上記枠孔41の内面を、上記板金部40bにて形成してもよく、上記下ピン45を上記枠孔41に挿入したとき、上記下ピン45は上記板金部40bに直接接触するので、上記下枠体40の上記下ピン45との接触部の強度を向上できる。
また、上記下ピン45の下部を、底面からみて、楕円形状に形成してもよく、上記下ピン45の下部の形状は、上記下ピン45と上記下枠体40が上記下ピン45の軸L2まわり方向に互いに固定される形状であれば、どのような形状でもよい。
また、上記下ピン45の上記摘み部47の先端に、アール面を設けてもよく、この摘み部47の先端の形状は、テーパ状であれば、どのような形状でもよい。
また、上述の実施形態では、上記扉2を上記冷蔵庫本体1に取り付ける場合、上記下枠体40に上記下ピン45を取り付けてから、この下ピン45に上記扉2を取り付けるようにしているが、上記下ピン45を、上記扉2の上記扉下孔22の上側から、上記扉2の上記扉下孔22、および、上記下枠体40の上記枠孔41に差し込むようにして、上記扉2を上記冷蔵庫本体1に取り付けるようにしてもよい。
また、上記扉2を上下または左右に複数個配列した冷蔵庫であって、この複数の扉の少なくとも一つの扉に、本発明の上記上ヒンジ構造体3および上記下ヒンジ構造体4を用いればよい。
本発明の冷蔵庫の一実施形態を示す側面断面図である。 冷蔵庫本体の上側の平面図である。 冷蔵庫本体の下側の平面図である。 扉の閉状態での上ヒンジ構造体を示す平面図である。 図3Aの正面断面図である。 扉の開状態での上ヒンジ構造体を示す平面図である。 図4Aの正面図である。 下ヒンジ構造体を示す平面図である。 図5AのA−A断面図である。 図5Aの正面図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体
2 扉
21 扉上孔
22 扉下孔
3 上ヒンジ構造体
30 上枠体
31 枠孔
32 枠係止部
35 上ピン
36 ピン係止部
37 摘み部
38 凹溝
4 下ヒンジ構造体
40 下枠体
40a 樹脂部
40b 板金部
41 枠孔
42 ストッパー部
43 長孔
45 下ピン
46 ピン係止部
47 摘み部
48 凹溝
5 カバー部材
51 抑止部
6 ネジ
6a 軸部
6b 頭部
L1 (上ピンの)軸
L2 (下ピンの)軸

Claims (7)

  1. 前面を開口した冷蔵庫本体と、
    この冷蔵庫本体の開口を覆う扉と、
    上記冷蔵庫本体に取り付けられると共に上記扉の上下面のそれぞれを回転自在に支持して、上記扉を上記冷蔵庫本体に対して回転自在に取り付ける上ヒンジ構造体および下ヒンジ構造体とを備え、
    上記扉の上面には、左右両側のそれぞれに扉上孔を設け、上記扉の下面には、左右両側のそれぞれに扉下孔を設け、
    上記上ヒンジ構造体は、
    上記冷蔵庫本体の左右両側のそれぞれに上記扉の上面の上側に設けられると共に、上記扉上孔に重なる枠孔を有する上枠体と、
    上記扉上孔および上記枠孔に抜き取り自在に差し込まれて上記扉を上記上枠体に対して回転自在に取り付けると共に、外周面が凹凸状に形成された上部の摘み部を有する上ピンとを含み、
    上記下ヒンジ構造体は、
    上記冷蔵庫本体の左右両側のそれぞれに上記扉の下面の下側に設けられると共に、上記扉下孔に重なる枠孔を有する下枠体と、
    上記扉下孔および上記枠孔に抜き取り自在に差し込まれて上記扉を上記下枠体に対して回転自在に取り付けると共に、外周面が凹凸状に形成された上部の摘み部を有する下ピンとを含むことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記上ピンが、上記上枠体の上記枠孔の上側から、上記扉の上記扉上孔、および、上記上枠体の上記枠孔に差し込まれた状態で、上記上ピンと上記扉は、上記上ピンの軸まわり方向に互いに固定される一方、上記上ピンと上記上枠体は、上記上ピンの軸まわり方向に互いに回転自在であり、
    上記上枠体は、枠係止部を有し、上記上ピンは、ピン係止部を有し、
    上記扉の上記冷蔵庫本体に対する閉状態では、上記ピン係止部は、上記上ピンの軸方向からみて、上記枠係止部の下側に重ならない一方、
    上記扉の上記冷蔵庫本体に対する開状態では、上記ピン係止部は、上記上ピンの軸方向からみて、上記枠係止部の下側に重なることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記下ピンが、上記扉の上記扉下孔、および、上記下枠体の上記枠孔に差し込まれた状態で、上記下ピンと上記扉は、上記下ピンの軸まわり方向に互いに回転自在である一方、上記下ピンと上記下枠体は、上記下ピンの軸まわり方向に互いに固定されることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記下ピンの上記摘み部は、上記扉の上記扉下孔に差し込まれ、
    この摘み部の先端は、テーパ状に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記下枠体は、樹脂部と、この樹脂部にインサート成形された板金部とを有することを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項5に記載の冷蔵庫において、
    上記下枠体は、上記冷蔵庫本体に対して開状態の上記扉に接触して、この扉の開方向の回転を阻止するストッパー部を有し、
    このストッパー部は、上記樹脂部から露出した上記板金部であることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    上記下枠体は、長孔を有し、
    上記下枠体は、上記長孔に遊嵌されたネジによって、上記冷蔵庫本体に取り付けられていることを特徴とする冷蔵庫。
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