JP2008213987A - 媒体収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート状媒体をジャミング状態に陥らせることなく確実に媒体収納部に送り込むことのできる小切手収納装置を提案すること。
【解決手段】小切手収納装置10は、小切手4を第1小切手収納部11に送り込む第1送り込みローラ49と押さえローラ80を備え、第1送り込みローラ49は両端が大径であり、それらの間のローラ本体49aには、小径の押さえローラ80が押し付けられている。これらの小切手挟み込み位置49Aを通って小切手収納部11に送り込まれる小切手4は、「く」の字状に折り曲げられ、面外剛性が高い「腰」のある状態で押さえ板74を押し出しながら小切手収納部11に送り込まれる。従って、小切手4が小切手挟み込み位置49Aと小切手収納部11の間でジャミング状態に陥ることを防止できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、小切手処理装置に搭載される小切手収納装置等として用いられる、担持情報の読取処理、印刷処理などの処理が終了した後のシート状媒体を受け入れて収納するための媒体収納装置に関する。
銀行などの金融機関においては、持ち込まれた小切手、手形などの小切手類(有価証券類)を小切手読取装置に投入して、表面画像および磁気インク文字を読み取り、読取結果に応じて小切手類の仕分け作業などを行っている。表面画像および磁気インク文字の読み取りは、小切手読取装置の搬送路を小切手が搬送される間に行なわれ、情報の読取が終了した小切手は、搬送路の出口部分に形成された小切手収納部に収納される。小切手収納部は細長い小切手の形状に対応した細長い箱型をしており、搬送されてきた小切手は、その一方の端側に配置された送り込みローラによって小切手収納部内へ送り出されて、収納される。このような小切手読取装置は特許文献1に開示されている。
特開2004−206362号公報
ここで、小切手は、細長い縦溝によって規定される搬送路に沿って立った状態で搬送されながら担持情報の読取などの処理が行われ、処理後の小切手は立った状態のまま送り込みローラによって小切手収納部に送り込まれ、そこに収納される。小切手収納部は、垂直ガイド面と、送り込まれた小切手を当該垂直ガイド面に押し付けるための押し付け板が配置されている。立った状態のままで送り込みローラによって小切手収納部に送り込まれる小切手は、押し付け板を押し退けながら、すでに収納されている小切手と押し付け板の間に入り込む。このようにして、小切手収納部に送り込まれた小切手は、垂直ガイド板と押し付け板の間に立った状態のままで重なった状態で収納される。
したがって、小切手を小切手収納部に送り込む際には、押し付け板との間で摺動負荷が発生する。また、既に送り込まれている小切手の表面との間で摺動負荷が発生する。このため、薄い小切手の場合や腰の弱い小切手の場合には、送り込みローラと、これに押し付けられている押さえローラの挟み込み位置から送り込まれた小切手の先端側の部分が、このような摺動負荷に耐えられずに折れ曲がり、あるいは撓みができることがある。この状態になると、送り込みローラの挟み込み位置から小切手の後端が通過し終えても、当該小切手の先端側の部分が垂直ガイド板および押し付け板の間の収納位置に完全に収納された状態にならず、送り込みローラの挟み込み位置との間でジャミング状態に陥ってしまう。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、薄いシート状媒体、腰の弱いシート状媒体であっても確実に収納位置に送り込むことのできる媒体収納装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の媒体収納装置は、
シート状媒体を収納する媒体収納部と、
シート状媒体を前記媒体収納部内へ送り込むための送り込みローラと、
シート状媒体を前記送り込みローラに押し付けるための押さえローラとを有し、
前記送り込みローラは、ローラ本体と、当該ローラ本体の両端に同軸状態に形成され、当該ローラ本体よりも大きな径の大径部分とを備えており、
前記押さえローラは、そのローラ長が前記ローラ本体よりも短く、そのローラ径が前記ローラ本体よりも小さく、
前記送り込みローラの前記ローラ本体に前記押さえローラが押し付けられていることを特徴としている。また、前記押さえローラは、そのローラ長が前記ローラ本体よりも短く、そのローラ径が前記ローラ本体よりも小さいものを用いることができる。
本発明では、送り込みローラの両端には大径部分が形成されており、これらの間のローラ本体に、これより小径の押さえローラが押し付けられている。これら送り込みローラおよび押さえローラによるシート状媒体の挟み込み位置を通過するシート状媒体は、小径で短い押さえローラによって「く」の字状に面外方向に折り曲げられた状態で媒体収納部に向けて送り込まれる。このように面外方向に「く」の字状に折り曲げられることにより、シート状媒体の面外方向の剛性が高まり、所謂、腰ができる。したがって、媒体収納部に既に収納されているシート状媒体との摩擦などによって生ずる負荷が作用しても、ジャミング状態に陥ることなく、シート状媒体を媒体収納部に確実に送り込むことができる。
ここで、前記送り込みローラの前記大径部分に、その円周方向に沿って所定の間隔で突起を形成しておけば、当該突起が送り込まれるシート状媒体の後端に機械的に係合して、シート状媒体の送り込み動作を確実に行うことができる。
また、前記押さえローラとしては、その軸線方向の中央から両端に向けてローラ径が漸減している形状のもの、たとえば、樽形のものを用いることもできる。
さらに、前記押さえローラとして、回転軸に間隔を開けて同軸状に取り付けられている複数個の押さえローラ本体を備えた構成のものを用いることができる。この場合には、これらの押さえローラ本体における両側に位置している押さえローラ本体の外側端面間の距離が、前記送り込みローラの前記ローラ本体部分のローラ長よりも短くなるようにしておけばよい。
次に、本発明は媒体処理装置に関するものであり、シート状媒体を搬送する搬送路と、この搬送路に沿って搬送されるシート状媒体に担持されている情報を読み取るための情報読取手段と、前記搬送路から排出される情報読取後のシート状媒体を収納するための媒体収納装置とを有し、当該媒体収納装置が上記構成の媒体収納装置であることを特徴としている。
本発明の媒体処理装置では、処理済みのシート状媒体をジャミングさせることなく、確実に媒体収納装置に収納することができる。よって、シート状媒体の処理動作を効率良く行うことができる。
本発明によれば、シート状媒体は、送り込みローラおよび押さえローラによる挟み込み位置を通過する際に、「く」の字状に折り曲げられ、面外方向の剛性が高い状態(腰の強い状態)で媒体収納部に送り込まれる。したがって、薄いシート状媒体、腰の弱いシート状媒体であっても確実に媒体収納部に送り込み、そこに収納することができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した媒体収納装置を備えた小切手処理装置の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本実施の形態に係る小切手処理装置の外観斜視図であり、図2はその平面図である。小切手処理装置1は、本体ケース2と、この上側に被せた蓋ケース3とを備えており、この内部に各部品が組み込まれた構成となっている。蓋ケース3には細幅の垂直溝からなる小切手4(シート状媒体)の搬送路5が形成されている。搬送路5は上から見た場合に全体としてU形状をしており、直線状の上流側搬送路部分6と、これに連続する湾曲状搬送路部分7と、これに連続する僅かに屈曲した下流側搬送路部分8とを備えている。
上流側搬送路部分6の上流端は広幅の垂直溝からなる小切手挿入部9に連通している。下流側搬送路部分8の下流端は小切手収納装置10に連通している。小切手収納装置10は、下流側搬送路部分8の下流端から左右に分岐している分岐路10a、10bと、これらに連通している広幅の垂直溝からなる第1および第2小切手収納部11、12とを備えている。
読取対象の小切手4は、その表面4aの下端部分に磁気インク文字4Aが印刷されている。また、表面4aには、所定の模様の背景に、金額、振出人、番号、サインなどが記載されており、裏面4bには裏書き欄などが設けられている。
図3は小切手処理装置1の内部機構を示す説明図である。この図に示すように、小切手挿入部9には、ここに積層状態で挿入された小切手4を搬送路5に向けて送り出すための繰り出しローラ13と、小切手4を繰り出しローラ13に押し付けるための押し付け部材14とが配置されている。また、繰り出しローラ13によって繰り出された小切手4を搬送路5に送り出すための送り出し通路15には、1枚ずつに分離して搬送路5に送り出すための分離機構として、分離パッド16と、分離ローラ17およびリタードローラ18からなる分離ローラ対が配置されている。繰り出しローラ13、分離ローラ17および押し付け部材14は、例えば送り出しモータ19によって駆動されるようになっている。
次に、小切手4を搬送路5に沿って搬送する搬送機構は、搬送モータ21と、この搬送モータ21の回転軸に取り付けた駆動ローラ22と、搬送路5に沿って配置されている搬送ローラ31〜37と、各搬送ローラ31〜37に押し付けられて連れ回りする押さえローラ41〜46および第2送り込みローラ47とを備えている。第2送り込みローラ47の回転は、伝達歯車48を介して、第1送り込みローラ49に伝達されるようになっている。搬送モータ21の回転は無端ベルト23を介して各搬送ローラ31〜37に伝達されるようになっている。
搬送ローラ31〜34は、上流側搬送路部分6における上流端、その中程の位置、および湾曲状搬送路部分7との境界位置にそれぞれ配置されている。搬送ローラ35は湾曲状搬送路部分7における下流側の位置に配置されている。搬送ローラ36は、下流側搬送路部分8における中程の位置に配置されており、搬送ローラ37は第2小切手収納部12の手前に配置されている。第1送り込みローラ49は第1小切手収納部11の手前に配置されている。
上流側搬送路部分6における搬送ローラ31、32の間には、磁気インク文字着磁用の磁石51が配置されている。搬送ローラ32、33の間には、表面画像読取手段としての表面側コンタクトイメージスキャナ52および裏面画像読取手段としての裏面側コンタクトイメージスキャナ53が配置されている。搬送ローラ33、34の間には、磁気インク文字読取用の磁気ヘッド54が配置されている。
下流側搬送路部分8における搬送ローラ36の下流側には印刷機構56が配置されている。印刷機構56は小切手4に押圧される印刷位置と、この印刷位置から後退した待機位置の間を、駆動用モータ(図示せず)によって移動可能となっている。印刷機構56は、プランジャにより押されて小切手4に印刷するようなスタンプ機構でもよい。
下流側搬送路部分8の下流端から分岐している分岐路10a、10bには、不図示の駆動モータによって切り替え操作される切り替え板66が配置されている。切り替え板66によって、小切手4は第1、第2小切手収納部11、12の一方に排出される。
(小切手処理動作)
小切手処理装置1における小切手4の処理動作の概要を説明する。小切手挿入部9に挿入された小切手4は繰り出しローラ13によって送り出し通路15に送り出されて、ここを経由して搬送路5の上流側搬送路部分6に一枚ずつ送り出される。上流側搬送路部分6に送り出された小切手4は、表面側コンタクトイメージスキャナ52および裏面側コンタクトイメージスキャナ53によってその表面画像および裏面画像が読み取られながら搬送される。次に、磁気ヘッド54によってその磁気インク文字が読み取られながら搬送される。
表面側コンタクトイメージスキャナ52、裏面側コンタクトイメージスキャナ53および磁気ヘッド54による読取が正常に行われた小切手4については、下流側搬送路部分8に配置されている印刷機構56によって、その表面に「電子決済済み」などの印刷が行われ、小切手収納装置10の第1小切手収納部11の側に排出される。読取が正常に行われなかった小切手4は、印刷機構56による印刷を行うことなく、小切手収納装置10の第2小切手収納部12の側に排出される。
(小切手収納装置)
図4、図5および図6は小切手処理装置1の小切手収納装置10を取り出して示す図である。図4は小切手収納装置10の平面図であり、図5(a)は小切手収納装置10を後側から見た場合の斜視図であり、図5(b)は小切手収納装置10を小切手送り込み側から見た場合の斜視図であり、図6は小切手収納装置10を裏面側から見た場合の斜視図である。
小切手収納装置10は、分岐路10a、10bを介して下流側搬送路部分8に連通している第1および第2小切手収納部11、12と、切り替え板66とを備えている。また、分岐路10aを経由して第1小切手収納部11に小切手4を送り込むための第1送り込みローラ49と、分岐路10bを経由して第2小切手収納部12に小切手4を送り込むための第2送り込みローラ47とを備えている。第2送り込みローラ47は搬送ローラ37に押し付けられて連れ回りするようになっており、第2送り込みローラ47の回転が、伝達歯車48を介して第1送り込みローラ49に伝達されるようになっている。
第1小切手収納部11は、一定の間隔で対峙している左右の垂直側壁71、72と、前側垂直端壁73とを備え、上方および後方が開口している細長い箱型形状をしている。内側の垂直側壁71と前側垂直端壁73の間には小切手4が送り込まれる小切手送り込み口76が形成されている。左右の垂直側壁71、72の間には、送り込まれた小切手4を垂直側壁71に押し付けるための長方形の押さえ板74が配置されている。押さえ板74は例えばプラスチック製であり、下端部分に取り付けられた捻りコイルバネ75の付勢力によって常に垂直側壁71の側に押し付けられている。
第1送り込みローラ49は、第1小切手収納部11の小切手送り込み口76の手前側に配置されている。第1送り込みローラ49はローラ本体49aを備え、このローラ本体49aの両端には、ローラ本体49aよりも大径の歯車部分49bが同軸状に形成されている。ローラ本体49aには、その軸線方向の中央部分に、押さえローラ80が押し付けられて連れ回りするようになっている。
ここで、図7(a)は第1送り込みローラ49および押さえローラ80を取り出して示す斜視図であり、図7(b)は押さえローラ80のみを示す斜視図である。これらの図も参照して説明すると、押さえローラ80は、回転軸81と、この回転軸81に一定の間隔を開けて同軸状に取り付けた2つの小径ローラ82、83とを備えている。回転軸81の上下の端は板ばねからなる支持板84によって支持され、支持板84によって小径ローラ82、83はローラ本体49aに押し付けられている。2つの小径ローラ82、83は同一径であり、その径は、第1送り込みローラ49のローラ本体49aの径よりも小さい。また、小径ローラ82、83の外側端面間の距離は、ローラ本体49aよりも短い。この結果、図8に示すように小切手4の断面形状を「く」の字にしながら、安定的に搬送することができる。
2つの小径ローラ82、83の間には、回転軸81を中心として第1送り込みローラ49へ接近する方向および離れる方向へ回動可能な押さえレバー85が取り付けられている。押さえレバー85は、ローラ本体49aの外周面部分に対応する凹円弧形状の押さえ面85aを備えている。当該押さえ面85aは、第1送り込みローラ49と押さえローラ80による小切手挟み込み位置49Aから90度の角度範囲で、ローラ本体49aの外周面部分に対峙している。この構成の押さえレバー85は、押さえローラ80の回転軸81に取り付けられた捻りコイルバネ86によって第1送り込みローラ49に向けて付勢されている。
次に、第1小切手収納部11の内側の垂直側壁71は、第1送り込みローラ49および押さえローラ80による小切手挟み込み位置49Aに対して、第1送り込みローラ49の側に位置しており、これらのローラ49、80による小切手送り込み方向80aに平行に延びている。この垂直側壁71と小切手挟み込み位置49Aとの間には、当該小切手送り込み位置49Aを通過して送り込まれる小切手4を垂直側壁71に向けて案内するための傾斜案内壁71aが形成されている。
次に、第2小切手収納部12も基本構成は第1小切手収納部11と同様である。すなわち、第2小切手収納部12は内部に押さえ板94を備えており、その小切手送り込み側の端には小切手送り込み口96が形成されており、この小切手送り込み口96の手前には第2送り込みローラ47が配置されている。第2送り込みローラ47はローラ本体47aと歯車部分47bとを備えている。ローラ本体49aには押さえローラ90が押し付けられており、押さえローラ90は、回転軸91と、この上下の端に同軸状に取り付けた2つの小径ローラ92、93とを備えている。2つの小径ローラ92、93の間には、押さえレバー95が取り付けられている。また、小切手送り込み口96には角96bを有する傾斜案内壁96aが形成されている。
これらの押さえ板94、第2送り込みローラ47、押さえローラ90、押さえレバー95および傾斜案内壁96aは、それぞれ、第1小切手収納部11の押さえ板74、第1送り込みローラ49、押さえローラ80、押さえレバー85および傾斜案内壁71aと同様の構成となっているので、それらの説明は省略する。
(小切手の収納動作)
図8は小切手送り込み動作中における小切手収納装置10を小切手送り込み側から見た場合の正面図であり、図9(a)〜(d)は小切手送り込み動作中における小切手収納装置10を示す平面図である。これらの図を参照して小切手4を小切手収納装置10に送り込む動作を説明する。なお、第1小切手収納部11への小切手4の送り込み動作と第2小切手収納部12への小切手排出動作は同一なので、第1小切手収納部11への小切手送り込み動作のみを説明する。
まず、小切手4が分岐路10aに搬送されてくると、回転している第1送り込みローラ49と押さえローラ80との間に小切手4が挟み込まれ、第1小切手収納部11に向けて小切手4が送り込まれる。小切手4がこれらに挟み込まれた状態では、押さえローラ80が小切手4の裏面4bの略中央部分をローラ本体49aへと押し付け、小切手4の表面4aの上下の端が歯車部分49bに当り、ローラ本体49aの外周面から離れる方向に撓む。この結果、図8に示すように、小切手4の断面形状は「く」の字になる。このため、小切手4は面外方向の剛性が高まり、腰ができて折れ曲がりにくい状態で送り込まれる。
小切手4は「く」の字に折れ曲がった状態で送り込まれると、その先端部分4cが傾斜案内壁71aに沿って案内されて、小切手送り込み方向80aに対して斜めの方向に進む。そして、図9(a)に示すように、小切手4の裏面4bが傾斜案内壁71aの角71bに接触し、当該角71bによって側方から支えられた状態で押さえ板74を押し出しながら、押さえ板74と垂直側壁71の間に送り込まれる。
ここで、小切手4は、その後端部分4dが第1送り込みローラ49と押さえローラ80による小切手挟み込み位置49Aを通過し終えた後においても、図9(b)に示すように、押さえレバー85によってその後端部分4dが第1送り込みローラ49の側に押し付けられている。このため、小切手4の後端部分4dが第1送り込みローラ49の両端の歯車部分から外れることがない。よって、図9(c)、図9(d)に示すように、小切手4は第1送り込みローラ49によって確実に第1小切手収納部11の側に送り込まれる。
以上説明したように、本例の小切手収納装置10においては、小切手4が第1送り込みローラ49および押さえローラ80による小切手挟み込み位置49Aを通過している間は、これらによって、小切手4は「く」の字状に折り曲げられた状態で小切手収納部11に送り込まれる。すなわち、小切手4は面外剛性が高く、「腰」のできた状態で小切手収納部11に送り込まれる。したがって、小切手4の先端部分と押さえ板74の間に生ずる摺動作負荷、あるいは、小切手4の先端部分と既に収納されている小切手との間に生ずる摺動作負荷によって、送り込まれる小切手4の先端部分が座屈して、垂直側壁71と、既に収納されている小切手4の間に送り込まれずに、ジャミング状態に陥ることを確実に回避できる。
(その他の実施の形態)
なお、上記の例では、押さえローラ80は回転軸に2個のローラ本体が取り付けられた構造のものであるが、単一のローラ本体のみを備えた構造であってもよい。また、押さえローラ80は、そのローラ径が、軸線方向の中心において最も大きく、両端に向けて漸減した形状のものであってもよい。例えば、樽形状の押さえローラを用いてもよい。
また、上記の例は本発明を小切手処理装置の小切手収納装置として適用したものであるが、本発明は、小切手以外のシート状媒体を収納するための媒体収納装置にも同様に適用可能なことは勿論である。
本発明を適用した小切手処理装置の外観斜視図である。 小切手処理装置の平面図である。 小切手処理装置の内部構造を示す説明図である。 小切手収納装置の平面図である。 小切手収納装置を後側および前側から見た場合の斜視図である。 小切手収納装置を裏面側から見た場合の斜視図である。 第1送り込みローラと押さえローラを示す斜視図、および押さえローラのみを示す斜視図である。 小切手収納装置を小切手送り込み側から見た場合の正面図である。 小切手送り込み動作を示す小切手収納装置の平面図である。
符号の説明
1 小切手処理装置、2 本体ケース、3 蓋ケース、4 小切手、5 搬送路、6 上流側搬送路部分、7 湾曲状搬送路部分、8 下流側搬送路部分、9 小切手挿入部、10 小切手収納装置、10a,10b 分岐路、11 第1小切手収納部、12 第2小切手収納部、13 繰り出しローラ、14 押し付け部材、15 送り出し通路、16 分離パッド、17 分離ローラ、18 リタードローラ、19 送り出しモータ、21 搬送モータ、22 駆動ローラ、23 無端ベルト、24〜27 ガイドローラ、31〜37 搬送ローラ、41〜46 押さえローラ、47 第2送り込みローラ、47a,49a ローラ本体、47b,49b 歯車部分、49A 小切手挟み込み位置、48 伝達歯車、49 第1送り込みローラ、51 磁石、52 表面側コンタクトイメージスキャナ、53 裏面側コンタクトイメージスキャナ、54 磁気ヘッド、56 印刷機構、71,72 垂直側壁、73 垂直端壁、71a,96a 傾斜案内壁、71b,96b 角、74,94 押さえ板、76,96 小切手送り込み口、80a 小切手送り込み方向、80,90 押さえローラ、82,83,92,93 小径ローラ、85,95 押さえレバー、85a 押さえ面、84 支持板

Claims (6)

  1. シート状媒体を収納する媒体収納部と、
    シート状媒体を前記媒体収納部内へ送り込むための送り込みローラと、
    シート状媒体を前記送り込みローラに押し付けるための押さえローラとを有し、
    前記送り込みローラは、ローラ本体と、当該ローラ本体の両端に同軸状態に形成され、当該ロータ本体よりも大きな径の大径部分とを備えており、
    前記送り込みローラの前記ローラ本体に前記押さえローラが押し付けられていることを特徴とする媒体収納装置。
  2. 前記押さえローラは、そのローラ長が前記ローラ本体よりも短く、そのローラ径が前記ローラ本体よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の媒体収納装置。
  3. 前記送り込みローラの前記大径部分には、その円周方向に沿って所定の間隔で突起が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の媒体収納装置。
  4. 前記押さえローラは、その軸線方向の中央から両端に向けてローラ径が漸減していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの項に記載の媒体収納装置。
  5. 前記押さえローラは、回転軸と、この回転軸に間隔を開けて同軸状に取り付けられている複数個の押さえローラ本体とを備えており、
    これら押さえローラ本体における両側の押さえローラ本体の外側端面間の距離が、前記送り込みローラの前記ローラ本体部分のローラ長よりも短いことを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれかの項に記載の媒体収納装置。
  6. シート状媒体を搬送する搬送路と、
    この搬送路に沿って搬送されるシート状媒体に担持されている情報を読み取るための情報読取手段と、
    前記搬送路から排出される情報読取後のシート状媒体を収納するための媒体収納装置とを有し、
    当該媒体収納装置は請求項1ないし5のうちのいずれかの項に記載の媒体収納装置であることを特徴とする媒体処理装置。
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