JP2009029537A - シート収納装置および媒体処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】幅寸法の大幅な増加を招くことなく複数の収納ポケットを配置することのできる小切手収納部を備えた小切手処理装置を提案すること。
【解決手段】小切手処理装置1の小切手収納部10は第1、第2収納ポケット13、14を備え、これらの前端部分は広幅とされ、その一方の隅に小切手送り込み用のローラ対25、26が配置されており、第2収納ポケット14は第1収納ポケット13に対して後方のΔLだけ後退した状態で隣接配置されている。収納ポケット13の広幅の前端面部分の後側のデッドスペースを利用して収納ポケット14を配置でき、広幅の前端面部分の寸法によって小切手収納部10の幅寸法が幅広に規定されてしまうことがない。収納ポケット13のローラ対25の押さえローラ52に対して、隣接配置されている他方の収納ポケット14、ローラ対26の送り込みローラ61が干渉することがなく、幅方向に広いスペースを確保する必要がない。
【選択図】図3
【解決手段】小切手処理装置1の小切手収納部10は第1、第2収納ポケット13、14を備え、これらの前端部分は広幅とされ、その一方の隅に小切手送り込み用のローラ対25、26が配置されており、第2収納ポケット14は第1収納ポケット13に対して後方のΔLだけ後退した状態で隣接配置されている。収納ポケット13の広幅の前端面部分の後側のデッドスペースを利用して収納ポケット14を配置でき、広幅の前端面部分の寸法によって小切手収納部10の幅寸法が幅広に規定されてしまうことがない。収納ポケット13のローラ対25の押さえローラ52に対して、隣接配置されている他方の収納ポケット14、ローラ対26の送り込みローラ61が干渉することがなく、幅方向に広いスペースを確保する必要がない。
【選択図】図3
Description
本発明は、小切手処理装置などの媒体処理装置に用いられるシート収納装置に関する。さらに詳しくは、処理結果等に応じてシート状媒体を複数の収納場所に振り分けて収納するシート収納装置に関するものである。
シート状媒体を処理するための媒体処理装置としては小切手類を処理するための小切手処理装置が知られている。特許文献1、2にはかかる小切手処理装置が開示されている。これらの特許文献に開示されているように、小切手処理装置は、小切手類を挿入する供給部と、イメージスキャナおよび磁気ヘッドが配置された搬送路と、これらによって画像および磁気インク文字が読み取られた後に搬送路から排出される小切手類を一時保管する小切手収納部を備えている。
小切手収納部は、長さおよび幅の異なる小切手類を収納できるようにするために、一般に上方および後方が開口している一定幅の長方形の溝からなる収納ポケットからなり、搬送路から排出された小切手類が収納ポケットの溝内において幅方向に順次重なった状態で収納される。また、小切手類を振り分けて収納できるように、特許文献2においては、2つの収納ポケットが隣接配置されている。
さらに、特許文献2に開示されているように、収納ポケットに送り込まれる小切手類が、収納ポケットに既に収納されている小切手類に衝突しないように、収納ポケットの前端面における幅方向の隅から小切手類を送り込み、収納ポケット前端部に配置されているガイドによって、送り込まれた小切手類を、送り込み側とは反対側の側面に案内している。
米国特許出願公開第2004/0257626号公報
特開2004−206362号公報
ここで、複数の収納ポケットを備えた収納装置では、その幅方向の設置スペースとして、各収納ポケットの溝幅の合計に加えて、これらの収納ポケットに小切手類を送り込むためのローラ対を配置するスペースも必要になる。すなわち、各収納ポケットにおける小切手類の送り込み位置は前端面の隅に配置されており、ここに、小切手類を送り込むためのローラ対が配置されている。このため、ローラ対の一方のローラが収納ポケットの幅よりも横方に飛び出した状態に配置されることになる。この結果、特許文献2に開示されているような複数の収納ポケットを備えた小切手収納装置では、その幅方向の寸法が大きくなってしまい、小切手処理装置の小型化、コンパクト化の阻害要因となってしまう。
本発明の課題は、幅寸法の大幅な増加を招くことなく複数の収納ポケットを配置することのできるシート収納装置を提案することにある。
また、本発明の課題は、狭い幅寸法内に複数の収納ポケットが配置されているシート収納装置を備えた媒体処理装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のシート収納装置は、
シート状媒体が収納される、少なくとも、第1および第2収納ポケットを備えており、
これら第1および第2収納ポケットは、全体として前後方向に長い長方形をした所定深さの溝からなり、
各収納ポケットの前端には、それぞれ、シート状媒体を各収納ポケット内に送り込むための第1および第2ローラ対が配置されており、
各収納ポケットは、それぞれのローラ対が前後方向にずれた配置関係となるように、前記前後方向にずれた状態で隣接配置されていることを特徴としている。
シート状媒体が収納される、少なくとも、第1および第2収納ポケットを備えており、
これら第1および第2収納ポケットは、全体として前後方向に長い長方形をした所定深さの溝からなり、
各収納ポケットの前端には、それぞれ、シート状媒体を各収納ポケット内に送り込むための第1および第2ローラ対が配置されており、
各収納ポケットは、それぞれのローラ対が前後方向にずれた配置関係となるように、前記前後方向にずれた状態で隣接配置されていることを特徴としている。
本発明の収納装置では、各収納ポケットにシート状媒体を送り込むための各ローラ対が横方向に並ぶことの無い様に、各収納ポケットを前後にずらして配置してある。この配置関係を採用すると、一方の収納ポケットのローラ対に対して、隣接配置されている他方の収納ポケットあるいはローラ対が干渉することがない。よって、このような干渉を考慮して幅方向に広いスペースを確保する必要がなくなる。したがって、収納ポケットを単に隣接配置する場合に比べて、収納装置の幅方向の寸法増加を抑制できる。また、収納ポケットが前後にずれていると、目視により収納ポケットを直感的に識別でき、誤って別の収納ポケットに収納されているシート状媒体を取り出してしまうという誤操作の防止にも有効である。
さらに、シート収納装置、例えば小切手収納装置等においては、長さの異なる小切手類を収納するために、前後方向には十分なスペースが確保されている。よって、収納ポケットを前後方向にずらしたレイアウトを採用することが可能であり、また、このようにしても、前後方向の設置スペースの増加を招くことがない。
ここで、第1収納ポケットに送り込まれるシート状媒体が、当該第1収納ポケットに既に収納されているシート状媒体に衝突して送り込み動作に支障を来たすことの無い様に、第1収納ポケットの溝幅をその前端部分において一方に広げておき、広げられている前端の隅にローラ対を配置し、ここからシート状媒体を収納ポケット内に送り込み、送り込まれたシート状媒体を送り込み位置から離れるように幅方向に案内することが望ましい。
すなわち、前記第1収納ポケットにおける前記第収納2収納ポケット側の側面の前端側部分を、当該第1収納ポケットの前端面に向かうに連れて前記第2収納ポケットの側に広がっている傾斜ガイド面とし、当該傾斜ガイド面の前端部に前記第1ローラ対を配置しておくことが望ましい。この場合には、隣接配置される前記第2収納ポケットを、前記第1収納ポケットの前記傾斜ガイド面の後端が位置する部位に、当該第2収納ポケットの前端が位置するように、後方にずれた位置に配置すればよい。
このようにすれば、第1収納ポケットにおける広幅の前端部分の後側にできるデッドスペースを、第2収納ポケットの配置場所として利用でき、その分、収納装置の幅方向の寸法増加を抑制できる。
第2収納ポケットにおいても、そこに送り込まれるシート状媒体が、当該第2収納ポケットに既に収納されているシート状媒体に衝突することに無い様に、前記第2収納ポケットにおける前記第1収納ポケットとは反対側の側面の前端側部分を、当該第2収納ポケットの前端面に向けて他方の側面から離れる方向に傾斜している傾斜ガイド面とし、当該傾斜ガイド面の前端部に前記第2ローラ対を配置しておくことが望ましい。
また、本発明において、前記第1収納ポケットのローラ対に向けてシート状媒体を送り込むための送り込み通路と、この送り込み通路から分岐して前記第2収納ポケットのローラ対に向けてシート状媒体を送り込むための分岐通路とが形成され、前記分岐通路の分岐位置には、シート状媒体を前記第1および第2収納ポケットのいずれか一方に振り分けるための切換レバーが配置され、前記送り込み通路を、前記第1収納ポケットの前記第1ローラ対のニップ位置から、前記前後方向に直線状に延びている通路とし、前記分岐通路を、前記切換レバーの側方を通って前記第2収納ポケットの前記第2ローラ対のニップ位置に至るように、前記前後方向に対して傾斜した方向に延びている通路とすればよい。
この場合、切換レバーによってシート状媒体が振り分けられて収納される第2収納ポケットは、一般には収納枚数が少なくて済むので、その溝幅を前記第1収納ポケットの溝幅よりも狭くしておくことができる。また、このように溝幅を変えておくと、いずれの収納ポケットがメインの収納ポケットであるのかを目視により直感的に認識できる。よって、異なる収納ポケットに収納されているシート状媒体を取り出してしまうという誤操作を防止できる。
次に、本発明の媒体処理装置は、シート状媒体を搬送する搬送路と、この搬送路に沿って搬送されるシート状媒体に担持されている情報の読取処理、および、当該シート状媒体への印刷処理のうちの少なくとも一方を行う媒体処理部と、上記構成のシート収納装置とを有することを特徴としている。
ここで、前記媒体処理部によって処理が正常に行われた後のシート状媒体が前記搬送路から前記第1収納ポケットに送り込まれて収納され、それ以外のシート状媒体が前記搬送路から前記第2収納ポケットに送り込まれて収納されるようにすることができる。
本発明のシート収納装置では、各収納ポケットの前端に配置されているシート状媒体を送り込むためのローラ対が横方向に並ぶことの無い様に各収納ポケットを前後方向にずらして配置してある。これにより、複数の収納ポケットを備えた収納装置において、収納ポケットを単に隣接配置する場合に比べて、その所要幅寸法を小さくすることができる。よって、本発明の収納装置は、幅寸法の増加に制約のある卓上式の小切手処理装置などの媒体処理装置に用いるのに適している。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した小切手処理装置の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本実施の形態に係る小切手処理装置の斜視図であり、図2はその平面図である。小切手処理装置1は、装置本体側の本体ケース2と、本体ケース2の先端部に取り付けた垂直軸3を中心として左右に開閉可能な開閉カバー4、5とを備えている。本体ケース2と開閉カバー4、5の間には、小切手6を搬送するための小切手搬送路7が形成されている。小切手搬送路7は、上から見た場合に略U字状に湾曲して延びている細幅の垂直溝によって規定されている。小切手搬送路7の小切手搬送方向の上流端は、細幅の垂直溝からなる小切手送り出し通路8を介して広幅の垂直溝からなる小切手供給部9に繋がっている。小切手搬送路7の下流端は小切手収納部10に繋がっている。
図1は本実施の形態に係る小切手処理装置の斜視図であり、図2はその平面図である。小切手処理装置1は、装置本体側の本体ケース2と、本体ケース2の先端部に取り付けた垂直軸3を中心として左右に開閉可能な開閉カバー4、5とを備えている。本体ケース2と開閉カバー4、5の間には、小切手6を搬送するための小切手搬送路7が形成されている。小切手搬送路7は、上から見た場合に略U字状に湾曲して延びている細幅の垂直溝によって規定されている。小切手搬送路7の小切手搬送方向の上流端は、細幅の垂直溝からなる小切手送り出し通路8を介して広幅の垂直溝からなる小切手供給部9に繋がっている。小切手搬送路7の下流端は小切手収納部10に繋がっている。
小切手収納部10は、小切手搬送路7の下流端に繋がっている細幅の垂直溝からなる送り込み通路11と、この送り込み通路11の上流端から分岐している分岐通路12と、送り込み通路11に繋がっている所定深さの長方形の垂直溝からなる第1収納ポケット13と、分岐通路12に繋がっている所定深さの長方形の垂直溝からなる第2収納ポケット14を備えている。
小切手6は、図1に示すように、その表面6aの下端部分に、その長辺方向に磁気インク文字列6Aが印刷されている。また、表面6aには、所定の模様の背景に、金額、振出人、番号、サインなどが記載されており、裏面6bには裏書き欄などが設けられている。小切手6は、上下方向を揃え、表面6aがU形状の小切手搬送路7の外側を向くように、小切手供給部9に挿入される。
小切手搬送路7には、図2において点線で示すように、小切手6の表面画像を読み取るための表面側コンタクトイメージスキャナ21、その裏面画像を読み取るための裏面側コンタクトイメージスキャナ22、その磁気インク文字を読み取るための磁気ヘッド23、その表面に「電子決済済み」などの印刷を行う印刷機構24がこの順序に配置されている。小切手供給部9から小切手送り出し通路8を介して送り出された小切手6は、小切手搬送路7に沿って搬送されながら、その表面画像および裏面画像が読み取られ、しかる後に、その表面6aに印刷されている磁気インク文字列6Aが読み取られる。これらの情報が正常に読み取られた小切手6は、「電子決済済み」などの印刷が行われた後に、第1収納ポケット13に振り分けられて、そこに収納される。読取不能、読取異常などが発生した小切手6については、そのような印刷が行われることなく、第2収納ポケット14に振り分けられて、そこに収納されるようになっている。
(小切手収納部)
図3は小切手処理装置1の小切手収納部10の主要部分を示す概略平面構成図である。小切手収納部10は、送り込み通路11および分岐通路12と、前後方向(小切手送り込み方向)に延びる仕切り壁15を挟み、隣接配置された第1および第2収納ポケット13、14と、小切手6をこれらの収納ポケット13、14に振り分けるための切換レバー16とを有している。
図3は小切手処理装置1の小切手収納部10の主要部分を示す概略平面構成図である。小切手収納部10は、送り込み通路11および分岐通路12と、前後方向(小切手送り込み方向)に延びる仕切り壁15を挟み、隣接配置された第1および第2収納ポケット13、14と、小切手6をこれらの収納ポケット13、14に振り分けるための切換レバー16とを有している。
第1および第2収納ポケット13、14は、全体として前後方向(小切手送り込み方向)に長い長方形をした所定深さの垂直溝からなり、第1収納ポケット13は溝幅が第2収納ポケット14の溝幅よりも広く、小切手収納枚数が多い。各収納ポケット13、14の前端には、小切手6を各収納ポケット13、14内に送り込むためのローラ対25、26が配置されている。
第1収納ポケット13は、前端面31、平行に延びている左右の側面32、33、後端面34および底面35を備えている。第2収納ポケット14の側の側面33の前端側部分は、当該第1収納ポケット13の前端面31に向かうに連れて第2収納ポケット14の側に広がっている傾斜ガイド面36となっている。この傾斜ガイド面36によって広幅となっている前端部分における第2収納ポケット側の隅の部分にローラ対25が配置されている。
第2収納ポケット14は、前端面41、左右の側面42、43、後端面44および底面45を備えている。第1収納ポケット13とは反対側の側面43の前端側部分は、当該第2収納ポケット14の前端面41に向けて他方の側面42から離れる方向に傾斜している傾斜ガイド面46となっている。この傾斜ガイド面46によって広幅となっている前端部分の隅にローラ対26が配置されている。
第2収納ポケット14は、前後方向において、第1収納ポケット13の前記傾斜ガイド面36の後端36aが位置する部位に、その前端面41が位置するように、全体として後方にΔLだけずれた位置に配置されている。したがって、第2収納ポケット14は、第1収納ポケット13の広幅の前端部分の後側に形成されるデッドスペースを利用して配置されている。
第1および第2収納ポケット13、14を前後方向にずらすことなく隣接配置した場合には、小切手収納部10の幅は、少なくとも、双方の収納ポケット13、14の広幅の前端部分の幅寸法の合計以上の寸法とせざるを得ないが、本例の配置によれば、小切手収納部10の幅を、広幅の前端部分の幅寸法の合計よりも狭い幅寸法に抑えることができる。
また、収納ポケット13、14を前後にずらすことにより、各前端部分に配置されている各ローラ対25、26が横に一列に並ぶことがない。この結果、小切手収納部10の幅寸法が、各ローラ対25、26の設置スペースを確保するために大きくなってしまうこともない。
次に、第1収納ポケット13に向けて小切手6を送り込むための送り込み通路11は、小切手搬送路7の下流側の端部7aに直線状に繋がっている前後方向に延びる通路であり、この送り込み通路11の下流端はローラ対25のニップ部に繋がっている。第2収納ポケット14に向けて小切手6を送り込むための分岐通路12は、小切手搬送路7の端部7aから前後方向に対して鋭角に分岐した後ほぼ直線状に延びている傾斜通路であり、この分岐通路12の下流端がローラ対26のニップ部に繋がっている。
これらの送り込み通路11および分岐通路12の分岐位置に、小切手6を振り分けるための切換レバー16が配置され、不図示のモータにより切り換え動作をする。切換レバー16は通常は分岐通路12を封鎖した状態に保持されており、小切手6が読取不能や読取異常になったときなど、必要に応じて送り込み通路11を封鎖し、分岐通路12を小切手搬送路7に連通させた切換状態に切り換わる。
第1収納ポケット13のローラ対25は、送り込みローラ51と、ここに横方から押し付けられている押さえローラ52とを備えている。第1収納ポケット13の内部には、ローラ対25の隣接位置に、送り込まれた小切手6を送り込みローラ51の側に向けてガイドするための小切手ガイド53が配置されている。小切手ガイド53によって小切手6は送り込みローラ51の外周面に押し付けられながら確実に第1収納ポケット13の内部に送り込まれる。第1収納ポケット13の内部に送り込まれた小切手6は、一方の側面33から他方の側面32に向けて後方に所定の角度で傾斜した状態に配置されている垂直押さえ板54によって側面32の側に押し付けられて重ねられた状態で収納される。
同様に、第2収納ポケット14のローラ対26も送り込みローラ61と、ここに横方から押し付けられている押さえローラ62とを備えている。第2収納ポケット14の内部には、ローラ対26の隣接位置に、送り込まれた小切手6を送り込みローラ61の側に向けてガイドするための小切手ガイド63が配置されている。小切手ガイド63によって小切手6は送り込みローラ61の外周面に押し付けられながら確実に第2収納ポケット14の内部に送り込まれる。第1収納ポケット14の内部に送り込まれた小切手6は、側面43から他方の側面42に向けて後方に所定の角度で傾斜した状態に配置されている垂直押さえ板64によって側面42の側に押し付けられて重ねられた状態で収納される。
なお、本例の小切手収納部10では、収納ポケット13、14の後端部分が、後方に引き出し可能な引き出し部70によって規定されている。この引き出し部70を図1〜3に示す状態から後方に引き出すと、各収納ポケット13、14が前後方向に延びる。これにより、長い寸法の小切手類を受け入れて収納することができる。
(作用効果)
以上説明したように、小切手処理装置1の小切手収納部10では、各収納ポケット13、14は、それらに送り込まれる小切手6が既に収納されている小切手6に衝突して送り込み不良が発生しないように、前端部分が広幅とされ、その隅に小切手6を送り込むためのローラ対21、22が配置されている。そして、これらの収納ポケット13、14は前後方向にΔLだけずらして配置してある。
以上説明したように、小切手処理装置1の小切手収納部10では、各収納ポケット13、14は、それらに送り込まれる小切手6が既に収納されている小切手6に衝突して送り込み不良が発生しないように、前端部分が広幅とされ、その隅に小切手6を送り込むためのローラ対21、22が配置されている。そして、これらの収納ポケット13、14は前後方向にΔLだけずらして配置してある。
収納ポケット13、14を前後にずらして配置してあるので、一方の収納ポケット13の広幅の前端面部分の後側のデッドスペースを利用して他方の収納ポケット14を配置できる。この結果、広幅の前端面部分の寸法によって小切手収納部10の幅寸法が幅広の寸法に規定されてしまうことがない。また、一方の収納ポケット13から横方に突出した位置に配置されているローラ対25の押さえローラ52に対して、隣接配置されている他方の収納ポケット14あるいはローラ対26の送り込みローラ61が干渉することがない。よって、このような干渉を考慮して幅方向に広いスペースを確保する必要がなくなる。したがって、収納ポケット13、14を単に隣接配置する場合に比べて、小切手収納部10の幅方向の寸法増加を抑制できる。
さらに、収納ポケット13、14が前後にずれているので、目視により収納ポケットを直感的に識別でき、例えば、第1収納ポケット13から小切手6を取り出すべきところを、誤って第2収納ポケット14の側から正常処理が行われなかった小切手6を取り出してしまうといった誤操作も防止できる。
さらにまた、小切手収納部10は、長さの異なる小切手類を収納できるようにするために、後方に引き出し可能となっている。よって、収納ポケット13、14を前後方向のずらしたとしても、小切手処理装置1の前後方向の長さ寸法の増加を招くことがない。
(その他の実施の形態)
なお、本発明は、小切手や手形、請求書などの小切手類以外のシート状媒体を処理するための媒体処理装置の収納装置として用いることができる。例えば、プリンタ、スキャナなどの媒体処理装置に搭載されるシート状媒体の収納装置として用いることができる。
なお、本発明は、小切手や手形、請求書などの小切手類以外のシート状媒体を処理するための媒体処理装置の収納装置として用いることができる。例えば、プリンタ、スキャナなどの媒体処理装置に搭載されるシート状媒体の収納装置として用いることができる。
1 小切手処理装置、2 本体ケース、3 垂直軸、4,5 開閉カバー、6 小切手、7 小切手搬送路、8 小切手送り出し通路、9 小切手供給部、10 小切手収納部、11 送り込み通路、12 分岐通路、13 第1収納ポケット、14 第2収納ポケット、15 仕切り壁、16 切換レバー、21 表面側コンタクトイメージスキャナ、22 裏面側コンタクトイメージスキャナ、23 磁気ヘッド、24 印刷機構、25 ローラ対、26 ローラ対、31 前端面、32,33 側面、34 後端面、35 底面、36a 後端部、41 前端面、42,43 側面、44 後端面、45 底面、51,61 送り込みローラ、52,62 押さえローラ、53,64 小切手ガイド、54,64 垂直押さえ板、70 引き出し部
Claims (7)
- シート状媒体を収納するために、少なくとも、第1および第2収納ポケットが配置されており、
これら第1および第2収納ポケットは、全体として前後方向に長い長方形をした所定深さの溝からなり、
前記第1および第2収納ポケットの前端には、それぞれ、シート状媒体を各収納ポケット内に送り込むための第1ローラ対および第2ローラ対が配置されており、
前記第1および第2収納ポケットは、前記第1および第2ローラ対が前記前後方向にずれた配置関係となるように、前記前後方向にずれた状態で隣接配置されていることを特徴とするシート収納装置。 - 請求項1に記載のシート収納装置において、
前記第1収納ポケットにおける前記第2収納ポケット側の側面の前端側部分には、当該第1収納ポケットの前端面に向かうに連れて前記第2収納ポケットの側に広がっている傾斜ガイド面が形成されており、当該傾斜ガイド面の前端部に前記第1ローラ対が配置されており、
前記第2収納ポケットは、前記第1収納ポケットの前記傾斜ガイド面の後端が位置する部位に、当該第2収納ポケットの前端が位置するように、後方にずれた位置に配置されていることを特徴とするシート収納装置。 - 請求項2に記載のシート収納装置において、
前記第2収納ポケットにおける前記第1収納ポケットとは反対側の側面の前端側部分には、当該第2収納ポケットの前端面に向けて他方の側面から離れる方向に傾斜している傾斜ガイド面が形成されており、当該傾斜ガイド面の前端部に前記第2ローラ対が配置されていることを特徴とするシート収納装置。 - 請求項3に記載のシート収納装置において、
前記第1収納ポケットの前記第1ローラ対に向けてシート状媒体を送り込むための送り込み通路と、この送り込み通路から分岐して前記第2収納ポケットのローラ対に向けてシート状媒体を送り込むための分岐通路とが形成されており、
前記分岐通路の分岐位置には、シート状媒体を前記第1および第2収納ポケットのいずれか一方に振り分けるための切換レバーが配置されており、
前記送り込み通路は、前記第1収納ポケットの前記第1ローラ対のニップ位置から、前記前後方向に直線状に延びている通路であり、
前記分岐通路は、前記切換レバーの側方を通って前記第2収納ポケットの前記第2ローラ対のニップ位置に至るように、前記前後方向に対して傾斜した方向に延びている通路であることを特徴とするシート収納装置。 - 請求項4に記載のシート収納装置において、
前記第2収納ポケットの溝幅は前記第1収納ポケットの溝幅よりも狭いことを特徴とするシート収納装置。 - シート状媒体を搬送する搬送路と、
この搬送路に沿って搬送されるシート状媒体に担持されている情報の読取処理、および、当該シート状媒体への印刷処理のうちの少なくとも一方を行う媒体処理部と、
請求項1ないし5のうちのいずれかの項に記載のシート収納装置とを有することを特徴とする媒体処理装置。 - 請求項6に記載の媒体処理装置において、
前記媒体処理部によって処理が正常に行われた後のシート状媒体が前記搬送路から前記第1収納ポケットに送り込まれて収納され、それ以外のシート状媒体が前記搬送路から前記第2収納ポケットに送り込まれて収納されることを特徴とする媒体処理装置。
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