JP2008213231A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクカートリッジが交換され、又は、インクカートリッジ開封から時間が経過してインクの脱気状態が変化しても、高い画像品質を維持することのできるインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】 インクカートリッジから供給されたインクを吐出するインクジェットヘッドと、インクの脱気情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された脱気情報を読み取る読取手段と、を有し、インクジェットヘッドは、脱気情報に応じた駆動条件でインクを吐出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関し、とくに、インクの状態に応じてインクジェットヘッドを制御可能なインクジェットプリンタに関する。
インクジェットプリンタは、圧電素子や加熱素子を用いてインクジェットヘッド中のインクを加圧して外部に吐出させ、これにより紙その他の媒体上に画像を形成するものである。インクジェットプリンタは、電子写真その他の画像形成装置と比して、安価で提供することができ、かつ、高画質のカラー画像を形成することができるため、近年需要が高まっている。
しかしながら、インクジェットプリンタで用いるインクは、粘度によって吐出特性が変わることから、インクジェットプリンタによる画像の品質はインクの状態に影響されやすいという問題があった。
これに対して、例えば特許文献1に記載された液滴吐出装置、及び、特許文献2に記載されたインクジェットヘッドでは、インクジェットヘッドを加熱する手段を備えており、この加熱手段を用いてインクジェットヘッドを加熱することにより、インクジェットヘッドの温度を、環境温度に影響されずに一定の範囲内に収めるようにしていた。これにより、インクジェットヘッド中のインク粘度を、所望の範囲内に収めることができるため、インク粘度の変動による吐出特性の不安定化を抑止することができ、環境温度に影響されずに、従来よりも安定した品質の画像を供給することができる。
特開2004−148784号公報 特開2005−74777号公報
しかしながら、上述の特許文献1又は特許文献2に記載の液滴吐出装置又はインクジェットヘッドでは、環境温度に影響されずに一定以上の品質の画像を得ることはできるようになるが、インクカートリッジ毎に異なる画像品質、及び、インクカートリッジ開封からの経過時間によって変わってくる画像品質を安定化させることはできなかった。すなわち、インクカートリッジを新しいものに交換すると、交換の前後に画像品質が異なることがあり、また、インクカートリッジを開封して使用していくうちに徐々に画質が変化していくことがあった。上述の特許文献1又は特許文献2に記載の液滴吐出装置及びインクジェットヘッドにおいては、このような吐出特性の変動の原因についての認識が欠けており、吐出状態が悪化(脱気状態が低下)したところでヘッド温度を急激に加熱することで、印字品質が不安定化することから、高い画質の画像を常に供給することが困難になっていた。
これに対して、本発明の発明者は、インクカートリッジ毎に画像品質が異なること、及び、インクカートリッジ開封からの経過時間によって画像品質が変化することが、インク中に溶存する空気に関連することを見出し、インク中に溶存する空気量、すなわちインクの脱気状態に応じて、インクジェットヘッドを制御するという本発明の技術思想に至ったものである。したがって、本発明は、インクの脱気状態が変化しても高い画像品質を維持することのできるインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のインクジェットプリンタにおいては、インクカートリッジから供給されたインクを吐出するインクジェットヘッドと、インクの脱気情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された脱気情報を読み取る読取手段と、を有し、インクジェットヘッドは、脱気情報に応じた駆動条件でインクを吐出することを特徴としている。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、インクジェットヘッドを駆動するための駆動パルスは、脱気情報に応じて、少なくとも2種類の駆動パルスのうちの一つが選択されることが好ましい。
本発明のインクジェットプリンタにおいては、読取手段で読み取った脱気情報に基づいてインクジェットヘッドを加熱する加熱手段とを有し、インクジェットヘッドは、脱気情報に応じて、加熱手段によって加熱された状態で、インクを吐出することができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいては、インクジェットプリンタが置かれた環境温度を測定する環境温度測定手段を備え、加熱手段は、環境温度測定手段が測定した温度と初期脱気情報に応じて、インクジェットヘッドを加熱することができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいては、インクジェットヘッドの温度を測定するヘッド温度測定手段を備え、ヘッド温度測定手段が測定した温度、初期脱気情報、及び、環境温度測定手段が測定した温度に応じて、インクジェットヘッドを加熱することが好ましい。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、脱気情報は初期脱気情報であるとよい。
本発明のインクジェットプリンタにおいては、インクカートリッジが開封されてからの経過時間を取得する経過時間取得手段と、経過時間取得手段が測定した経過時間に基づいて、経過時間における開封後脱気情報を算出する脱気情報算出手段と、を備え、インクジェットヘッドは、開封後脱気情報に応じて、加熱手段によって加熱された状態で、インクを吐出するとよい。
本発明のインクジェットプリンタにおいては、インクジェットヘッドに対して行ったメンテナンス回数を記憶するメンテナンス回数記憶手段を備え、脱気情報算出手段は、メンテナンス回数記憶手段が記憶したメンテナンス回数に基づいて開封後脱気情報を算出し、インクジェットヘッドは、開封後脱気情報に応じて、加熱手段によって加熱された状態で、インクを吐出することが好ましい。
本発明のインクジェットプリンタにおいては、ヘッド温度測定手段が測定した温度、開封後脱気情報、及び、環境温度測定手段が測定した温度に応じて、インクジェットヘッドを加熱することができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、初期脱気情報及び開封後脱気情報は、インク中の溶存酸素の量に対応することが好ましい。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、初期脱気情報及び開封後脱気情報は、インク中の溶存酸素から算出される空気の量に対応するとよい。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、インクジェットヘッドは、圧電素子を駆動することによってインクを吐出し、加熱手段は、インクを吐出するための駆動周波数とは異なる周波数で圧電素子を駆動することによって、インクジェットヘッドを加熱することができる。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、インクジェットヘッドは、圧電素子を駆動することによってインクを吐出し、加熱手段は、インクを吐出するための駆動電圧とは異なる電圧で圧電素子を駆動することによって、インクジェットヘッドを加熱することが好ましい。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、インクジェットヘッドは、圧電素子を駆動することによってインクを吐出し、加熱手段は、インクを吐出するための駆動波形とは異なる波形で圧電素子を駆動することによって、インクジェットヘッドを加熱することもできる。
本発明のインクジェットプリンタにおいて、記憶部はインクカートリッジに備えることができる。
本発明によると、記憶部に記憶された、インクの脱気情報に応じて、インクジェットヘッドの加熱インクの吐出などの制御をするため、インクカートリッジの交換などで、インクの脱気状態が変化しても、常に高い画像品質を実現することができる。さらに、インクカートリッジ開封後の経過時間に基づいて脱気情報を算出し、この脱気情報に応じてインクジェットヘッドの加熱やインクの吐出などの制御をするため、インクカートリッジ開封からの経過時間によらずに、安定して高い品質の画像を提供し続けることができる。
以下、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタについて図面を参照しつつ詳しく説明する。
本実施形態にかかるインクジェットプリンタ10は、図1に示すように、ICタグ(記憶部)24を備えたインクカートリッジ20、インクジェットヘッド32、タグリーダ(読取手段)41、及び、ヘッド駆動回路(加熱手段)46を有するものである。ここで、図1は、インクジェットプリンタ10の構成を示すブロック図である。
このインクジェットプリンタ10においては、ICタグ24にあらかじめ記憶された初期脱気情報、又は、メモリ49に記憶された脱気情報(初期脱気情報、開封後脱気情報)に応じた駆動条件(駆動パルス)(例えば、駆動周波数、駆動電圧、駆動波形)でインクを吐出することができる。また、ICタグ24に記憶された初期脱気情報、又は、メモリ49に記憶された脱気情報に基づいて、ヘッド駆動回路46を用いてインクジェットヘッド32を加熱することによって、インクカートリッジ20(インクタンク22)への充填時の溶存空気量に応じた適切な温度でインクジェットヘッド32を駆動することができる。さらに、インクカートリッジ20を開封してからの経過時間、及び、インクの再充填その他のメンテナンス回数に基づいて、メモリ49にあらかじめ記憶させたインク中の溶存空気に関するデータテーブルを用いて、インクジェットヘッド32を加熱することによって、インクカートリッジ開封からの経過を考慮した最適な温度でインクジェットヘッド32を駆動することができる。以下に、各部材の詳細な構成について説明する。
インクカートリッジ20は、インクジェットヘッド32から媒体(例えば、紙、布、基板)(不図示)へ吐出されるインクが充填(収容)されるインクタンク22と、インクタンク22に充填されたインクの初期脱気情報を記憶させたICタグ24と、を備える。
インクタンク22へ充填されるインクは、インクジェットヘッド32から吐出され、媒体上に所望の画像を形成することができればあらゆる液体をもちいることができる。例えば、溶剤の観点で見ると、ソルベント(有機溶剤)、水、油を用いたものがある。また、媒体への定着方法では、例えば、自然乾燥、浸透、UV(紫外線)硬化、熱硬化、熱溶融がある。さらに、画像が形成される媒体で考えると、例えば、紙、布、基板(例えばシリコーン)、ガラスが挙げられる。
ICタグ(記憶部)24には、インクタンク22に充填されるインクの初期脱気情報としての初期の脱気率と、インク充填日時が記憶される。初期の脱気率は、例えばDOメータ(溶存酸素量測定器)を用いて測定され、外部の記録装置(不図示)によってICタグ24に記憶される。
初期の脱気率は、脱気後であってインクタンク22への充填直前のインク中に含まれる空気の量を示すもので、次の式(1)で表される。
脱気率=100×[1−(溶存空気量/測定時のインク温度に見合った飽和溶存空気量)] ・・・(1)
DOメータを用いて測定する場合は、測定した溶存酸素量と大気中の酸素の割合(約20%)から、溶存空気量を算出して、その算出値から求めた脱気率をICタグ24に記憶する。DOメータは周知のものを用いることができ、一定の温度環境で測定する。測定は、インクタンク22へ充填するインク自体について測定することもできるが、DOメータの測定電極などによる汚染を防ぐ観点からは、充填するインクの一部を取り出して別個に測定することが好ましい。また、初期脱気情報には、インクタンク22へインクを充填した日時を含む。
記憶部としてのICタグ24に代えて、例えば、バーコード、メモリーカード(例えばUSBフラッシュメモリ、メモリースティック、マルチメディアカード)、送受信機能のないIC(集積回路)を用いることができる。
ICタグ24に記憶された初期脱気情報は、タグリーダ(読取手段)41によって読み取られる。このタグリーダ41は、インクジェットプリンタ10にインクカートリッジ20がセットされたときにICタグ24に対応するような位置に配置される。また、タグリーダ41は、制御部(制御回路)40によって動作制御され、インクジェットプリンタ10にインクカートリッジ20がセットされると直ちに初期脱気情報が読み取られる。読み取られた初期脱気情報は、メモリ(記憶部)49に保存される。このメモリ49としては、例えばフラッシュメモリなどの読み書き可能なROM(Read Only Memory)を用いる。メモリ49への脱気情報の書き込み、及び、脱気情報の読み取りは制御部(読取手段)40が行う。
インクジェットプリンタ10には、環境温度センサ(環境温度測定手段)42が備えられている。この環境温度センサ42は、周知の温度センサを用いることができ、インクジェットヘッド32で加熱する前のインクの温度を測定するという点では、インクカートリッジ20の周囲に配置することが好ましく、インクカートリッジ20上に固定することもできる。
インクジェットヘッド32は、キャリッジ30上に載置されるとともに、外面上又は内部に、ヘッド温度センサ(ヘッド温度測定手段)34を備える。インクジェットヘッド32は、キャリッジ30が媒体の幅方向に移動しつつ印字しているときに、媒体との距離を一定に保つように、例えば、ねじ止めにより、キャリッジ30に固定される。
インクジェットヘッド32は、インク供給機構36を介してインクタンク22に接続されている。インク供給機構36は、チューブとポンプを備え、ポンプの動作によって、インクタンク22から吸引したインクを、チューブを介してインクジェットヘッド32へ充填する。なお、インクジェットヘッド32と媒体との距離は、例えば、媒体の種類に応じて、キャリッジ30を移動することによって調整することができる。
キャリッジ30にはキャリッジ駆動回路43が接続されている。このキャリッジ駆動回路43は、制御部40による制御のもと、キャリッジ30を媒体の幅方向に移動させる。一方、制御部40には、紙送り機構駆動回路(媒体供給機構駆動回路)44が接続されており、制御部40からの指示信号にしたがって、紙送り機構(媒体供給機構)55に対して駆動信号を出力する。駆動信号を受けた紙送り機構55は、一定の速度で、媒体をその長手方向(キャリッジ30の移動方向に直交する方向)に進行させる。
なお、上述の説明では、インクタンク22、ICタグ24はキャリッジ30とは独立したインクカートリッジ20に設けられていたが、キャリッジ30上にインクタンク22及びICタグ24を配置してもよい。この場合は、インクジェットヘッド32とインクタンク22をチューブを介さずに互いに結合させることもできる。
インクジェットヘッド32は、インク流路の側壁を圧電素子(例えばPZT素子(Piezoelectric Transducer))で構成したものであって、この圧電素子にはヘッド駆動回路46が接続されている。このインクジェットヘッド32では、制御部40からの指示信号を受けてヘッド駆動回路46から出力された駆動信号にしたがって、圧電素子が変形し、この変形量に対応した量のインクが、変形周波数に対応した速度で、吐出口から媒体へ吐出される。
ここで、ヘッド駆動回路46にはヘッド駆動パルス作成回路45が接続されており、制御部40からの指示信号を受けたヘッド駆動回路46は、ヘッド駆動パルス作成回路45に駆動パルスを作成させるための指示信号を出力し、ヘッド駆動パルス作成回路45はこれに従って作成した駆動信号をヘッド駆動回路46へ出力する。ヘッド駆動回路46は、ヘッド駆動パルス作成回路45から入力された駆動信号をインクジェットヘッド32へ出力する。駆動信号(駆動パルス)は、少なくとも2種類のものを作成することができ、インクの脱気情報に応じて制御部40が選択する。駆動信号は、例えば駆動周波数、電圧、波形の組み合わせによって、インクの脱気状態(脱気情報)に応じて最適な吐出性能を発揮できるパルスが選択される。
なお、インクジェットヘッド32の駆動信号は、あらかじめメモリ49に記憶させたものを制御部40がヘッド駆動回路46へ出力することもできる。また、ヘッド駆動パルス作成回路45における駆動信号の作成は、ヘッド駆動回路46からではなく、制御部40からの指示信号にしたがって行うこともでき、作成された信号はヘッド駆動回路46へ出力される。
また、インクジェットヘッド32としては、上述のようにインク流路の側壁を圧電素子で構成するもののほか、インク流路の上壁または下壁に圧電素子を接着したもの、インクを加熱することで発生する気泡の圧力を利用してインクを吐出させるものを用いることができる。
ヘッド駆動回路46は、インクを吐出するための駆動信号のほかに、インクジェットヘッド32を加熱するために圧電素子を駆動するための駆動信号(加熱信号)を、インクジェットヘッド32に対して出力する。加熱信号は、印字のための駆動信号とは異なる周波数、電圧、波形を備えるものであって、例えば100kHzという高い周波数とし、かつ、電圧は駆動電圧よりも低い電圧(例えば駆動電圧の半分の電圧)とする。この信号によって圧電素子は微細に振動する(微振動)。このような駆動では、インク吐出口付近のメニスカスを壊すことがなく、インクは吐出しない(空駆動)。
加熱信号は、ヘッド温度制御手段としての制御部40からヘッド駆動回路46へ、加熱のための指示信号が入力されたときに、ヘッド駆動回路46がヘッド駆動パルス作成回路45に作成させる。ヘッド駆動回路46は、ヘッド駆動パルス作成回路45が作成した加熱信号(駆動信号)をインクジェットヘッド32へ出力し、これを受けたインクジェットヘッド32では、圧電素子が加熱信号の周波数及び電圧に対応した変形を起こす。この変形を高周波数で繰り返すことにより、圧電素子で挟まれる形のインクが振動してその温度が上昇する。インクの温度は、圧電素子の駆動周波数、変形量(駆動電圧)、駆動パルスの波形、変形を継続する時間を変えることによって制御することができる。
インクの加熱は、インクの吐出までに行っておくことが好ましいため、まず、インクジェットプリンタ10の立ち上げ時に行う。また、インク吐出開始後も、インク温度を維持又は再調整するために、例えばインク吐出間のインターバル時に行うことが好ましい。ここで、インク吐出間のインターバルとは、キャリッジ30がキャリッジ駆動回路43によって媒体上から外れた位置(ホームポジション)に移動し、ここに留まっている時間帯のことをいう。
なお、インクの加熱方法としては、上述の微振動のほか、ヒータを用いることもできる。ヒータとしては、例えば、通電加熱タイプのものがあり、インクジェットヘッド32又はインクカートリッジ20上に設置してもよいし、ホームポジションに配置してもよい。
制御部40には、時計回路47、オペレーションパネル48、メモリ49、及び、入力部50が接続されている。
時計回路(経過時間取得手段)47は、現在時刻を制御部40に対して出力する。経過時間取得手段としての制御部40では、新しいインクカートリッジ20をインクジェットプリンタ10に装着した時刻を時計回路47から取り込んでメモリ49に記憶させ、この時刻に基づいてインクカートリッジ20を装着してからの経過時間を算出する。
オペレーションパネル48は、インクジェットプリンタ10の起動、メンテナンス、給紙(媒体供給)、排紙(媒体排出)その他の動作を行うためのスイッチ、及び、表示画面(例えば液晶画面)を備え、インクジェットプリンタ10の使用者が表示画面を見ながらスイッチを操作する。
メモリ49には、インクタンク22に充填する直前のインクの脱気情報(初期脱気情報)、キャリッジ駆動回路43の駆動信号、環境温度センサ42で測定した環境温度、ヘッド駆動回路46の駆動信号、インクカートリッジ20の装着日時、及び、メンテナンス回数が記憶される。初期脱気情報としては、DOメータで測定された溶存酸素量から算出した脱気率が記憶されている。制御部40は、インクカートリッジ20の装着日時(開封日時)又はインク充填日時と、使用時の日時と、から、インクカートリッジ20の開封(装着)からの経過時間を算出する。なお、インクカートリッジ20の開封からの経過時間に代えて、ICタグ24に記憶されたインク充填日時を用いて算出される、インク充填からの経過時間を使うこともできる。
また、メモリ49には、インク中の溶存空気に関するデータテーブルとして、図2に示すような、環境温度と脱気情報(脱気率)に対するインクジェットヘッド32の加熱目標温度(目標温度)の関係を示すテーブル(加熱データテーブル)が記憶される。ここで、図2は、インクジェットプリンタ10における、環境温度及び脱気率と、インクジェットヘッド32の加熱目標温度(ヘッド目標温度)と、の関係の一例を示すグラフである。なお、図2は、インク流路の側壁を圧電素子とし、ソルベントを溶剤とするインクを用いて紙に印字する場合の一例であり、インクジェットヘッド32の温度が、脱気率と環境温度によって決まるヘッド目標温度に達すると、解像度に対応した液滴体積を持ったインクを高速に吐出することができる。
メモリ49には、さらに、インクカートリッジ20をインクジェットプリンタ10に装着してからの経過時間に応じた脱気情報の変化、及び、メンテナンス回数に応じた脱気情報の変化を示すデータテーブル(開封後脱気率データテーブル)が記憶されている(図3に例示)。ここで、図3は、インク充填時の脱気率が80%であって、環境温度が25°Cである場合の脱気率の変化を表した開封後脱気率データテーブルの例(単位%)を示す表である。このデータテーブルは、インクジェットプリンタ10の実際の使用条件に沿って、経過時間及びメンテナンス回数と、脱気率と、を一対一に対応させて、あらかじめ測定、記憶したものであって、複数の初期脱気率及び環境温度ごとに用意してあることが好ましい。このようなデータテーブルを用いると、インクカートリッジ20の交換後の時間の経過によって、及び、メンテナンスによって、チューブなどからインクに空気が混入して低下していく脱気率を算出することができる。この脱気率の算出は、脱気情報算出手段としての制御部40が行う。算出した脱気率に基づいて、適用すべきデータテーブルを変更すれば、インクカートリッジ20の交換から時間が経過した後であっても、最適な目標温度を実現して安定した画像形成を行うことができる。
一般に、インクタンク22の方が、インク供給機構36のチューブよりも、ガスバリア性(外気の流入を遮る性質)が高い。言い換えれば、インクタンク22中のインクの脱気率が、経過時間に対してほとんど低下しないのに対して、チューブ中のインクでは、経過時間に対して脱気率が徐々に低下する。また、メンテナンスを行うと、インクタンク22中の、脱気率がほとんど低下していないインクがチューブに入るため、脱気率が向上し、メンテナンスを重ねるほど脱気率が向上する。図3に示す例では、これらが明確に現れている。すなわち、経過時間が増えるに従って徐々に脱気率は低下するものの、メンテナンス回数を増やしてインクタンク22から脱気率が高いインクを補充することにより脱気率を向上させることできる。さらに、経過時間ゼロにおいては、メンテナンスを重ねることによって、初期の脱気率を維持することができる。
なお、開封後脱気率データテーブルは、経過時間による脱気率の変化を示すデータテーブルと、メンテナンス回数による脱気率の変化を示すデータテーブルと、に分けて使用することもできる。
なお、インクカートリッジ20交換後に低下する脱気率を算出するデータテーブルとして、上述の開封後脱気率データテーブルのほかに、インク消費量や温度履歴に対応した脱気情報の変化のデータテーブルを用いることができる。インク消費量は、例えば、インクカートリッジ20に、インクタンク22の重量を検知する歪みセンサや、インクタンク22に照射した光の透過量によってインク残量を検知する光学センサを設けることで測定する。温度履歴は、ヘッド温度センサ34及び環境温度センサ42の測定結果を、時計回路47が出力する時刻情報に対応させてメモリ49に記憶する。
入力部50は、外部機器(例えばパーソナルコンピュータ)とインクジェットプリンタ10とを接続するためのインターフェイス部分であって、外部機器(不図示)から印刷のためのデータ(印刷データ)が入力される。印刷データが入力されると、制御部40は、キャリッジ駆動回路43、紙送り機構駆動回路44、及びヘッド駆動回路46が、互いに連動して動作するように制御する。この制御により、印刷データに対応して、インクジェットヘッド32が媒体上の所定位置に来たところでインクを吐出して所望の画像を媒体上に形成することができる。
続いて、インクジェットプリンタ10の動作例について、図4を参照しつつ説明する。ここで、図4は、インクジェットプリンタ10の動作の流れの一例を示すフローチャートである。
まず使用者がインクカートリッジ20を交換すると(ステップS1)、制御部40がこれを検知してタグリーダ41に対してICタグ24に保存された初期脱気情報(脱気率)を読み出すように指示する。この指示信号を受けたタグリーダ41は、ICタグ24から初期脱気情報を取得し、制御部40は取得した初期脱気情報をメモリ49に保存する(ステップS2)。
一方、すでにインクカートリッジ20を交換してある場合は、使用者がオペレーションパネル48を操作してインクジェットプリンタ10を起動させると(ステップS1)、制御部40は、メモリ49に記憶されたインクカートリッジ20の装着日時に基づいてインクカートリッジ20の開封からの経過時間を算出するとともに、メモリ(メンテナンス回数記憶手段)49に記憶されたメンテナンス回数を読み出す。制御部40は、算出した経過時間及び読み出したメンテナンス回数と、開封後脱気率データテーブル(図3)と、を照合して、現在の脱気率(開封後脱気情報)を算出する(ステップS2)。
次に、制御部40は、環境温度センサ42が測定した、現在の環境温度データを取得する(ステップS3)。制御部40は、この環境温度データと、ステップS2で取得した脱気率と、を図2に示す加熱データテーブルに当てはめてヘッド加熱目標温度を算出する(ステップS4)。さらに、制御部40は、算出された目標温度を達成するために、ヘッド駆動回路46に対して、目標温度までの加熱を指示する信号を出力する。この指示信号を受けたヘッド駆動回路46は、ヘッド駆動パルス作成回路45に対して、目標加熱温度データを出力して、加熱に用いる駆動信号を作成させる。
制御部40は、ヘッド温度センサ34が検出したインクジェットヘッド32の温度データを取得し(ステップS5)、検出されたインクジェットヘッド32の温度と加熱目標温度を比較する(ステップS6)。
インクジェットヘッド32の温度が加熱目標温度に至っていない場合(ステップS6でYES)は、ヘッド駆動パルス作成回路45が作成した、加熱目標温度に対応する駆動信号(目標温度に対応する駆動周波数、駆動電圧、駆動時間)により、インクジェットヘッド32を駆動(空駆動)してインクジェットヘッド32中のインクを加熱する(ステップS7)。
インクジェットヘッド32を空駆動した後は、再び、環境温度を測定するともに(ステップS3)、加熱目標温度の算出(ステップS4)、及びヘッド温度データの取得(ステップS5)を行った後に、改めてヘッド温度が加熱目標温度に達しているか否かを判断し(ステップS6)、加熱目標温度達するまでステップS7(インクジェットヘッド32の空駆動)、及びステップS2からステップS6の動作を繰り返す。ここで、ステップS7の後のステップS2からステップS6においては、ステップS7から継続してインクジェットヘッド32を空駆動させ続けていても良いし、インクジェットヘッド32の空駆動を一旦停止して環境温度の測定(ステップS3)やインクジェットヘッド32の温度測定(ステップS5)を行っても良い。
以上の動作によって、印字前のインクジェットヘッドを加熱(ウオーミングアップ加熱)して、初期脱気情報及び環境温度に対応した最適な温度環境を実現する。
なお、加熱のためにインクジェットヘッド32を空駆動(ステップS7)した後は、上述のようにステップS3に戻るのではなく、ステップS2又はステップS5にもどってもよい。
インクジェットヘッド32の温度が加熱目標温度に到達した場合(ステップS6でNO)、制御部40は、インクジェットヘッド32が空駆動しているときは、空駆動を停止させる(ステップS8)。
次に、制御部40は、メモリ49に記憶されている開封後脱気率データテーブル(図3)に、インクカートリッジ20を開封してからの経過時間、及び、メンテナンス回数を適用して、現在の脱気率(開封後脱気情報)を算出し、メモリ49に保存する(ステップS9)。また、制御部40は、環境温度センサ42から現在の環境温度データを読み込む(ステップS10)とともに、ヘッド温度センサ34からは現在のヘッド温度データを読み込む(ステップS11)。
つづいて、制御部40は、入力部50を介して外部から入力された印刷データにしたがって、ヘッド駆動回路46に駆動のための指示信号を送出して、ヘッド駆動パルス作成回路45で作成した駆動信号によってインクジェットヘッド32の圧電素子を駆動させ、これにより媒体に対して、印刷データに対応した所定量のインクを各ノズルから吐出させることで(ステップS12)、画像を形成して印字(印刷)を終了する(ステップS13)。
なお、ステップS12においては、ステップS11で取得したインクジェットヘッド32の温度が、ステップS9及びS10で取得した脱気率及び環境温度で定まるヘッド加熱目標温度に到達しているか否かを判断することが好ましい。ウオームアップ終了後においても、インクジェットヘッド32の温度を目標温度に維持することによって、インクジェットヘッド32中のインクの温度を、吐出に最適な温度に維持することができ、高品位の画質を常に実現することができるからである。
このインクジェットヘッド32の温度が加熱目標温度に達しているか否かの判断の結果、加熱目標温度に達していない場合は、印字のインターバル(例えばインクジェットヘッド32がホームポジションにもどっている間)にインクジェットヘッド32を空駆動して加熱し、再びステップS9〜S11の動作を行う。一方、加熱目標温度に達している場合は、インクジェットヘッド32の空駆動を行うことなく、継続して印字を行う。
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、次の効果(1)〜(5)を奏する。
(1)ICタグ24に記憶された初期脱気情報をタグリーダ41で読み取り、この初期脱気情報に基づいてインクジェットヘッド32を加熱することによって、交換したインクカートリッジ中の脱気状態によらずに、最適な温度環境下でインクジェットヘッド32を駆動することができる。このように加熱した温度下では、インクジェットヘッド32は、高速で、最適量のインクを吐出することができる。さらに、吐出速度の高速化によって、インクジェットヘッド32と媒体との間隔(ギャップ)を大きくすることが可能となることから、厚さにばらつきのある紙、しわのある紙にも容易に対応することができる。キャリッジ30の移動速度の高速化も可能になることから印字メディアの生産性を向上することができる。また、インクジェットヘッド32の温度を維持することによって無駄に加熱することがないため、ウオームアップ時間を短縮することができる。
(2)環境温度センサ42によって、インクジェットプリンタ10が置かれた環境温度を測定し、この環境温度にしたがって、初期脱気情報も考慮してインクジェットヘッド32の加熱温度を決定するため、インクジェットヘッド32中のインクを、より好ましい温度に維持することができる。これによって、インクカートリッジ20を無駄に加熱することがなくなることから、加熱に要する時間及び電力を低減することができる。
(3)インクカートリッジ20が開封されてからの経過時間(インクカートリッジ20がインクジェットプリンタ10に装着されたからの経過時間)、及び、インクの消費を伴うメンテナンス回数に応じて、あらかじめメモリ49に記憶させた開封後脱気率データテーブルを用いて、逐次脱気情報(開封後脱気情報)を算出して、更新することができるため、インクジェットヘッド32の目標加熱温度を、インクカートリッジ20の使用状況に応じた適切なものとすることができる。これにより、インクカートリッジ20の使用状況に応じて、インクジェットヘッド32中のインクを最も適切な温度とすることができるため、画像品質を常に最適化することができるとともに、無駄な加熱を防いで加熱に要する時間及び電力を抑えることができる。
(4)ウオーミングアップ終了後においても、ヘッド温度センサ34及び環境温度センサ42を用いて、インクジェットヘッド32及びインクジェットプリンタ10の温度を検知し続けており、かつ、随時インクジェットヘッド32を適切な温度に保つように微振動を行って加熱しているため、安定した品質の画像を提供し続けることができる。
(5)インクジェットヘッド32を加熱して印字するため、インクジェットプリンタ10を低温下に置いた場合にも、安定して高い画質の画像を提供することができる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタにおける、環境温度及び脱気率と、インクジェットヘッド加熱目標温度(ヘッド目標温度)と、の関係の例を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るインクカートリッジを開封してからの経過時間及びメンテナンス回数に対応した脱気率の変化を表した開封後脱気率データテーブルの例(単位%)を示す表である。 本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの動作の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 インクジェットプリンタ
20 インクカートリッジ
22 インクタンク
24 ICタグ(記憶部)
30 キャリッジ
32 インクジェットヘッド
34 ヘッド温度センサ(ヘッド温度測定手段)
40 制御部(読取手段)
41 タグリーダ(読取手段)
42 環境温度センサ(環境温度測定手段)
46 ヘッド駆動回路(加熱手段)
49 メモリ(記憶部)

Claims (15)

  1. インクカートリッジから供給されたインクを吐出するインクジェットヘッドと、
    前記インクの脱気情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された脱気情報を読み取る読取手段と、
    を有し、
    前記インクジェットヘッドは、前記脱気情報に応じた駆動条件でインクを吐出することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記インクジェットヘッドを駆動するための駆動パルスは、前記脱気情報に応じて、少なくとも2種類の駆動パルスのうちの一つが選択される請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記読取手段で読み取った脱気情報に基づいて前記インクジェットヘッドを加熱する加熱手段を有し、
    前記インクジェットヘッドは、前記脱気情報に応じて、前記加熱手段によって加熱された状態で、インクを吐出する請求項1又は請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記インクジェットプリンタが置かれた環境温度を測定する環境温度測定手段を備え、
    前記加熱手段は、前記環境温度測定手段が測定した温度と前記脱気情報に応じて、前記インクジェットヘッドを加熱する請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記インクジェットヘッドの温度を測定するヘッド温度測定手段を備え、前記ヘッド温度測定手段が測定した温度、前記脱気情報、及び、前記環境温度測定手段が測定した温度に応じて、前記インクジェットヘッドを加熱する請求項3又は請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記脱気情報は初期脱気情報である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記インクカートリッジが開封されてからの経過時間を取得する経過時間取得手段と、前記経過時間取得手段が測定した経過時間に基づいて、前記経過時間における開封後脱気情報を算出する脱気情報算出手段と、を備え、前記インクジェットヘッドは、前記開封後脱気情報に応じて、前記加熱手段によって加熱された状態で、インクを吐出する請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記インクジェットヘッドに対して行ったメンテナンス回数を記憶するメンテナンス回数記憶手段を備え、前記脱気情報算出手段は、前記メンテナンス回数記憶手段が記憶したメンテナンス回数に基づいて開封後脱気情報を算出し、前記インクジェットヘッドは、前記開封後脱気情報に応じて、前記加熱手段によって加熱された状態で、インクを吐出する請求項3から請求項7のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記ヘッド温度測定手段が測定した温度、前記開封後脱気情報、及び、前記環境温度測定手段が測定した温度に応じて、前記インクジェットヘッドを加熱する請求項8に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記初期脱気情報及び前記開封後脱気情報は、前記インク中の溶存酸素の量に対応する請求項8又は請求項9に記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記初期脱気情報及び前記開封後脱気情報は、前記インク中の溶存酸素から算出される空気の量に対応する請求項10に記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記インクジェットヘッドは、圧電素子を駆動することによってインクを吐出し、前記加熱手段は、インクを吐出するための駆動周波数とは異なる周波数で圧電素子を駆動することによって、前記インクジェットヘッドを加熱する請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記インクジェットヘッドは、圧電素子を駆動することによってインクを吐出し、前記加熱手段は、インクを吐出するための駆動電圧とは異なる電圧で圧電素子を駆動することによって、前記インクジェットヘッドを加熱する請求項3から請求項12のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  14. 前記インクジェットヘッドは、圧電素子を駆動することによってインクを吐出し、前記加熱手段は、インクを吐出するための駆動波形とは異なる波形で圧電素子を駆動することによって、前記インクジェットヘッドを加熱する請求項3から請求項12のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  15. 前記記憶部は前記インクカートリッジに備えられている請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
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