JP2008212700A - 家具 - Google Patents

Abstract

【課題】移動家具部の初動段階における動作が迅速で、且つ駆動力が過剰とならない、移動家具部の駆出装置を提供する。
【解決手段】家具本体３と、移動家具部２とから成る家具１の家具本体３側に、旋回する旋回式レバー４と、第１ローラ１０と、第１ローラ１０と枢軸とを結ぶ中心線上よりも前記レバー４に取り付けられたローラ１１とから成り、前記移動家具部２が家具本体３に対して移動するに際し、まず、第２ローラ１１が移動家具部２に接触して、移動家具部２を駆動する過程を含む駆出装置８を設ける。
【選択図】図１ａ

Description

本発明は、旋回式に収容されたレバーを備え、第１キャスタがそのレバーの自由端に取り付けられている第１形態の移動家具部駆出装置を備えた家具に関する。

従来技術には、駆出装置に関し、以下のようなものが存在する。

ＵＳ６，６６９，２５０Ｂ１は、旋回式に収容されたレバーを備え、キャスタがレバーの自由端に取り付けられている移動家具部（扉または引出し）駆出装置に関する。

ＥＰ１３１４８４２Ａ１は、旋回式に収容されたレバーを備え、キャスタがレバーの自由端に取り付けられている移動家具部（扉または引出し）駆出装置に関する。

ＥＰ１３７４７３１Ａ１は、駆動ユニット、駆動ユニットコントロール装置、及び駆動ユニットから駆出装置に圧力を伝達するギヤ機構を備えた移動家具部（引出し）駆出装置に関する。

ＤＥ２９２４１４５Ａ１は、旋回式に収容されたレバー（移動レバー）と電動式駆動ユニット（電動モータ）とを備えた家庭用オーブン内の移動オーブン台駆出装置に関する。

ＵＳ４，７２０，１５４Ａは、その図１０において、旋回式に収容されたレバーと電動式駆動ユニット（電動モータ）を備えた家具本体（現金支払機）の引出部駆出装置に関する。

ＷＯ２００４/１００７１８Ａ１は、旋回式に収容されたレバー、電動式駆動ユニット、及び駆動ユニットコントロール装置を備えた移動家具部（扉または引出し）駆出装置に関する。

一般的な駆出装置の弱点は、レバーの起動力が作用している移動家具部の初動段階において動作が鈍いことである。この問題を解消するため、レバー駆動ユニットは、レバーを介した移動家具部の迅速な初動を提供すべく過剰性能が提供されている。移動家具部の初動後は、わずかな力で充分である。

本発明の目的は、この問題を解消させた駆出装置を備えた家具の提供である。

本発明のこの目的は、レバーの自由端から離して第２キャスタを有する駆出装置を備えた家具を提供することで達成される。

本発明は、全移動距離にわたりレバーを均等な駆動力で駆動する駆動ユニットを備えた家具を提供する。旋回式レバーは、まずレバー自由端から所定の距離に取り付けられた第２キャスタを介して移動家具部と接触する。移動家具部に発生するトルクは、レバー自由端に取り付けられたキャスタと直接接触する場合よりも小さい。よって、電動モータ式等である駆動ユニットは、移動家具部の初動加速時に小トルクに対処する。この結果、さらに好ましい初動状態が得られる。ユーザは、この感触を移動家具部の好ましいレスポンスによる初動加速であると感じるであろう。

移動家具部の初動加速後、レバーは、レバー自由端に装着された第１キャスタを介して移動家具部と接触し、増大したトルク（さらに長いレバーアームによる）を介して移動家具部に増大した駆動力を加える。移動家具部の慣性力は、既に克服されているので、駆動ユニットには、トルクの増大にも拘わらず初動加速時と同程度に負荷がかけられる。その結果、移動家具部の駆出距離全体にわたって駆動ユニットに作用する負荷が均等になる。

本発明の家具の構成の特徴は、以下の通りである。

まず、請求項１に係る家具は、家具本体（３）と、該家具本体（３）に対して移動する引出部や扉等の移動家具部（２）とから成る家具（１）において、
前記家具本体（３）側に、
前記家具本体（３）側に設けられた枢軸（２３）を中心として旋回する旋回式レバー（４）と、該旋回式レバーの自由端（９）に取り付けられた回転可能な第１ローラ（１０）と、該第１ローラ（１０）と前記枢軸（２３）とを結ぶ中心線上よりも前記旋回する側の前記レバー（４）に取り付けられた回転可能な第２ローラ（１１）とから成り、前記移動家具部（２）が前記家具本体（３）に対して移動するに際し、まず、前記第２ローラ（１１）が前記移動家具部（２）に接触して、該移動家具部（２）を駆動する過程を含む駆出装置（８）を設けたことを特徴とする。

請求項２に係る家具は、請求項１の家具において、駆出装置（８）または家具本体（３）に、前記駆出装置（８）を起動させるための経路計測装置（３８）取り付けられており、駆出装置（８）は、該経路計測装置（３８）によって起動できることを特徴とする。

請求項３に係る家具は、請求項２の家具において、経路計測装置（３８）は、駆出装置（８）に取り付けられていることを特徴とする。

請求項４に係る家具は、請求項２の家具において、経路計測装置（３８）は、家具本体（３）に取り付けられていることを特徴とする。

請求項５に係る家具は、請求項２から４のいずれかの家具において、経路計測装置（３８）は、プッシャ（３９）を含んでおり、該プッシャ（３９）には、移動家具部（２）によって圧力が与えられることを特徴とする。

請求項６に係る家具は、請求項２から５のいずれかに記載の家具において、経路計測装置（３８）は、駆動キャリア（２８）を含んでおり、該プッシャ（３９）は、移動家具部（２）とカップリングできることを特徴とする。

請求項７に係る家具は、請求項２から６のいずれかに記載の家具において、経路計測装置（３８）は、エンコーダ（４５）を含んでいることを特徴とする。

請求項８に係る家具は、請求項２から６のいずれかに記載の家具において、経路計測装置（３８）は、ポテンショメータ（１５）を含んでいることを特徴とする。

請求項９に係る家具は、請求項２から８のいずれかに記載の家具において、経路計測装置（３８）は、スプリング式ストップ（４９）を含んでおり、該スプリング式ストップ（４９）は、移動家具部（２）が閉端部ポジションにあるとき経路を計測させることを特徴とする。

本発明の特に好適な実施形態では、第２キャスタがレバー自由端から離れて、レバーのほぼ中央に提供されている。その結果、駆動ユニットに作用する負荷が均等に分配される。

さらに別な第２実施形態は、移動家具部駆出装置を備えた家具に関する。特に、請求項１または請求項２で定義するように、旋回レバー並びにレバーを駆動させる駆動ユニット、特に電動式駆動ユニットを有する駆出装置を備えた家具に関する。

そのような駆出装置の利用は、一般的には、不快音が問題になる。旋回式レバーが移動家具部と接触するときの当初衝撃音に加えて、駆出装置のさらなる作動は、不快音も発生させる。

本発明のこの実施形態の目的は、不快音の発生を抑える駆出装置を備えた家具の提供である。

本発明のこの実施形態の目的は、レバーを少なくとも第１レバー部分及び第２レバー部分で構成することにより達成される。第１レバー部分が移動家具部と接触し、第２レバー部分が駆動ユニットによって駆動される。第１レバー部分は、限定的に移動でき、第２レバー部分とカップリングし、第１レバー部分には、エネルギー蓄積手段によって第２レバー部分に対するエネルギーが蓄積されている。

第１レバー部分と第２レバー部分との間には、遊隙が存在する。第２レバー部分に対し、第１レバー部分に駆動力を蓄積させることで、第１レバー部分は、移動家具部に対して押圧される。第２レバー部分は、リアクションにより第１レバー部分から離れる。その結果、第２レバー部分と接触する駆動ユニット部分にも応力が作用する。驚くことに、このような作用によって駆出装置の作動音が減少する。

本発明のこの実施形態の１好適実施例では、第１レバー部分は、第２レバー部分に対してスプリング手段により駆動力が蓄積されている。

本発明の第３実施形態は、請求項１から４記載の移動家具部の駆出装置を備えた家具に関し、移動家具部を駆出する旋回式レバーと、レバーを駆動する駆動ユニット、特に電動式駆動ユニットと、駆動ユニットをコントロールするコントロール装置とを含んでいる。

そのような駆出装置に関し、そのような駆出装置をいかに最良に利用できるかの問題が提起される。この点で、駆出装置をできるだけ本能的に使えるようにするのが最良である。

従ってこの実施形態では、本能的に利用できる駆出装置を備えた家具の提供を目的とする。

この目的は、レバーに駆出装置起動のためのスイッチを取り付け、スイッチからの信号を少なくともコントロール装置に送ることで達成される。

本発明の方法では、移動家具部の前面パネルを押圧して家具本体内に押入れるように駆出装置を起動させる。このため、適当な遊隙が移動家具部の閉端部に残っていなければならない。移動家具部がレバーのスイッチと接触した直後に、スイッチは、起動信号を駆出装置のコントロール装置に送る。

この実施形態の特に好適な実施例は、この形態を本発明の第２実施形態と組み合わせる。もしレバーが少なくとも第１レバー部分と第２のレバー部分とを有していれば、スイッチには、少なくとも２つのコンタクト部を提供することができる。第１コンタクト部は、第１レバー部分に装着させ、第２コンタクト部は、第２レバー部分に装着させる。

移動家具部を家具本体に押入れるには、移動家具部に接触する第１レバー部分は、第２レバー部分の方向に押圧され、２つのコンタクト部は、接触して電気回路を閉じる（完成させる）。

好適には、エネルギー蓄積手段が２つのレバー部分間に提供され、当初応力を発生させる。

あるいは、スイッチをプッシュスイッチにし、好適には、レバー端部に装着させる。この実施例は、レバーを２部分構造とすることにより可能である。

本発明の第４実施形態は、駆動ユニット、特に電動式駆動ユニットと、駆動ユニットから駆出装置に駆動力を伝達させるギヤ機構と、駆動ユニットをコントロールするコントロール装置とを含んでいる移動家具部の駆出装置に関する。

そのような駆出装置では、駆出部のポジションを知り、そのポジションに従って駆出特性を提供することが望ましい。同様に、ユーザによって引き起こされた移動家具部の当初移動中、すなわち駆出部の当初移動時に駆出装置を起動させることができる。

従って、本発明のこの実施形態の目的は、駆出部のポジションが確立できる駆出装置の提供である。

これは、駆出装置にポテンショメータを提供することで達成できる。ポテンショメータからの信号は、少なくともコントロール装置に提供される。ポテンショメータのアクチュエータは、ギヤ機構にカップリングされる。

他の経路計測装置と異なり、ポテンショメータは、駆出部の絶対位置を計測するため、経路計測装置を初期化する必要はない。

駆出部がレバーを含んでいるなら、ギヤ機構の駆動部がレバーと一体化していればさらに有利である。

この場合、ポテンショメータのアクチュエータは、レバーと直接カップリングできる。これで、ギヤ機構がスリップ型クラッチを含んでいれば、レバーがスリップするにも拘わらずレバーの位置が正しく決定できるという利点が提供される。

移動の変化を回避すべく旋回式レバーの場合、ポテンショメータが回転式であれば特に好都合である。

本発明の第５実施形態は、電動式駆動ユニットと、駆動ユニットから駆出部に駆動力を伝達するギヤ機構とを含んでいる移動家具部を駆出する駆出部に関する。

そのような駆出装置は、ギヤ機構が駆出装置の誤用から頻繁にダメージを受けるという問題を抱えている。例えば、駆出された移動家具部を元の状態に戻すように閉めるとき、家具本体方向に相当な力で押すことがある。もし移動家具部が駆出装置の駆出部に衝突すると、この衝撃は、駆出装置のギヤ機構に伝達され、最悪の場合には、ギヤ機構が破壊される。

よって本発明の目的には、この問題を提起しない駆出装置の提供が含まれる。

これは、本発明によりギヤ機構にスリップ型クラッチを含ませることで達成できる。

ギヤ機構に対して駆出部により伝達される駆動力がスリップ型クラッチの構造限界値を超えると、スリップ型クラッチにカップリングされたギヤ機構は、スリップし、ギヤ機構へのダメージを防止する。

本発明は、前述の１形態の駆出装置を搭載させた移動家具部、特に引出し及び扉を有した家具にも関する。

駆出装置を起動させるため、家具の経路計測装置が提供される。駆出装置は、経路計測装置によって起動できる。

本発明に従って家具への最も単純な取り付けのためには、経路計測装置を駆出装置に提供することが特に有利である。

しかし、経路計測装置を家具本体に取り付けることもできる。

単純化を特徴とする本発明の１つの可能な実施例では、経路計測装置は、移動家具部によって圧力を提供させるプッシャを含む。

駆出装置がユーザにより移動家具部に適用された引力によって起動されるなら、経路計測装置が移動家具部とカップリングできる駆動キャリアを有することが望ましい。

経路計測装置は、絶対計測装置及び増分式計測装置としても製造できる。

前者の場合には、経路計測装置は、例えばポテンショメータを含むことができる。後者の場合には、経路計測装置は、例えばエンコーダを含むことができる。

本発明のさらなる特徴と利点は、図面を利用した以下の詳細な説明により明らかとなろう。

図１aは、本発明の家具に用いられている駆出装置８の１実施例に関し、ベアリングレール１９を介して家具本体３に取り付けられた駆出装置８の平面図である。駆出装置８は、旋回式レバー４を有しており、第１キャスタ１０は、レバー自由端９に取り付けられており、さらに、第２ローラ１１がレバー４の継目とレバー自由端９との間に提供されている。図１aのポジションで、その後方パネルのみが図示されている移動家具部２は、家具本体３の閉端部ポジションであり、そのため、レバー４は、移動家具部２に対し、第２キャスタ１１を介して接触状態にある。

図１bは、駆出装置８の斜視図であり、構造の理解を容易にするために移動家具部２は、省略されている。

図２aでは、移動家具部２は、レバー４によって家具本体３内の閉端部ポジションから遠くに移動されており、レバー自由端９に取り付けられた第１キャスタ１０も移動家具部２と接触する。

図２bは、このポジションにある駆出装置８の斜視図である。

図３aと図３bは、移動家具部２がレバー４から完全に離れる直前の状況を図示する。レバー４は、レバー自由端９に取り付けられた第１キャスタ１０を介して移動家具部２と接触している。第２キャスタ１１は、移動家具部２とは、接触していない。

図４aと図４bは、第１レバー部分２０と、第２レバー部分２１とで成る本発明の家具に用いられるレバー４を図示する。第２レバー部分２１は、図４では、図示しないギヤ機構１３の駆動部１７と一体的に形成されている。移動家具部２に圧力を作用させる第１キャスタ１０（図４には、図示せず）は、第１レバー部分２０に接してレバー自由端９に提供されている。さらに第２キャスタ１１がレバー４の中央近辺にアレンジされている。第１レバー部分２０と第２レバー部分２１との間には、スプリング１８が提供されている。スプリング１８は、第２レバー部分２１に接するスプリング端３６と、第１レバー部分２０に接するスプリング端３７とを含んでいる。よって第２レバー部分２０は、第１レバー部分２１に対して圧力が蓄積されている。この実施例では、駆動ホイール２２がポテンショメータ１５（図示せず）のために第１レバー部分２０に対して形成され、レバー４のポジションを決定する。

図５cは、図示しない移動家具部２が閉端部ポジションにあるときの第１レバー部分２０と第２レバー部分２１のポジションを図示する。キャスタ１０は、移動家具部２の後方パネルに接する。図５aでは、第２レバー部分２１は、移動家具部２を駆出すために図５では、図示しないギヤ機構１３の駆動部２２を介して駆動される。第１レバー部分２０は、第２レバー部分２１に接する。スプリング１８は、移動家具部２の駆出しをサポートする。図５bと図５dは、図５aと図５cの斜視図である。

図６aから図６dは、本発明の家具に用いられている駆出装置の第３実施形態の第１実施例を示す。これは、レバー４に取り付けられたスイッチ７を特徴とする。前述の実施例のように、レバー４は、図６では、図示しない移動家具部２に対して圧力を作用する第１レバー部分２０と、同様に図示しない駆動ユニット５に接続された第２レバー部分２１とを有している。スプリング２５は、これら２本のレバー部分２０と２１の間にアレンジされている。キャスタ１０は、第１レバー部分２０に取り付けられている。スイッチ７は、第１レバー部分２０に取り付けられた第１コンタクト部２７並びに第２レバー部分２１に取り付けられた第２コンタクト部２６を含んでいる。図６cと図６dで示すポジションでこれら２つのコンタクト部２６と２７は分離される。これは、スイッチ７の非作動ポジションに対応する。ユーザは、家具部２を閉ポジション方向、すなわち家具本体３内に移動させる。従って第１レバー部分２０は、スプリング２５のバネ力に対抗して移動する。２つのコンタクト部２６と２７は、接触して電気回路を完成させ、起動信号は、電線２４により駆動ユニット５に送られる。

図７aから図７dは、本発明の第３実施形態の第２実施例を図示する。レバー４は、一体的に形成されている。この実施例では、スイッチ７は、レバー自由端９に取り付けられたプッシュスイッチとして形成されている。

図８aから図８cは、本発明の家具に用いられている駆出装置の第４実施形態の異なる実施例を示す。電動モータ２９から第２レバー部分２１に駆動力を送るギヤ機構１３が図示されている。駆動力は、スインドル３５（図示せず）、歯車３１、別歯車３３及びギヤ機構の駆動部１７を介して送られる。この実施例においては、これは、第２レバー部分２１と一体化している。本発明によれば、図８aから図８cのそれぞれでポテンショメータ１５（ロータリポテンショメータ）がギヤ機構１３に連結されている。ポテンショメータ１５は、電流に接続するために３つのコンタクト部３０を有している。図８aの実施例では、ポテンショメータ１５は、共軸を介してギヤ機構１３の中央部に接続されている。図８bの実施例では、ポテンショメータ１５は、歯車３１に接続されている。特に好適な図８cの実施例では、ポテンショメータ１５は、第２レバー部分２１に接続されている。

図９aから図９cは、図８aから図８cの実施例の別角度図面である。

図１０aから図１０fは、本発明の家具に用いられている駆出装置の第５実施形態の１実施例を示す。図１０aは、スリップ型クラッチ１４を含むギヤ機構１３の一部側面図である。この実施例でスリップ型クラッチ１４は、スプリングワッシャ４１で成り、不均等圧力が作用すると広がり、駆動ドグ４２上をスライドする。このプロセスは、図１０dから１０fの手段で示す。図１０gから図１０iは、このプロセスの詳細図である。図１０bは、ギヤ機構１３の一部斜視図である。

図１０aから図１０fのギヤ機構１３の構造は、図１１bで分解されている。歯車３３と、スプリングワッシャ４０に回転抵抗式に連結された歯車３２と、駆動ドグ４２とは、共通ピン２３で一体にアレンジされている。駆動ドグ４２は、ボルト４３として形成されている歯車３３の部分に複合的にフィットしている。

図１１aは、完全ギヤ機構１３の斜視図であり、電動モータ２９で駆動されて第２レバー部分２１を駆動する。

図１２は、図１１の駆出装置８を示す。ケースの一部は、省略されている第１レバー部分２０は、ベアリングレール１９に取り付けられている。

図１３は、図１１aと図１２で図示する駆出装置８の分解図である。駆出装置８のケース部分も全て図示されている。さらに駆出装置８の全回路を収容するプレート４４上のポテンショメータ１５のアレンジが図１３で図示されている。ポテンショメータ１５は、駆動部２２を介してギヤ機構１３に接続されており、レバー４のポジションを計測する。

図１４は、駆出装置８の駆動機構のさらなる分解図である。

図１５aから図１５cに示す本発明の駆出装置のさらなる実施例は、経路計測装置３８を特徴とする。経路計測装置３８は、スプリング式プッシャ３９を有している。これは、移動家具部２による圧力を受ける。図１５aにおいてプッシャ３９は、移動家具部２により駆出装置８の収容体内に押し入れられている。

駆出装置は、図１６で分解図によって図示されている。

図１７は、本発明の家具に用いられている駆出装置８のさらなる別実施例の分解図である。これは、図１３の実施例とは、ギヤ機構段階の数が１つだけ少ないことで異なる。

図１８aから図１８dで示す本発明の家具１は、引出部として移動家具部２を有している。経路計測装置３８は、家具本体３に取り付けられており、エンコーダ４５を含んでいる。駆動力は、プッシャ３９に対して移動家具部２の背部から提供される。図１８aで示すポジションで、プッシャ３９は、閉端部ポジションにある移動家具部２によって押し込まれる。ユーザが移動家具部２をその閉端部ポジションから少々移動させると、スプリング式プッシャ３９の外方向移動が起こり、エンコーダ４５で記録される。経路計測装置３８は、駆出装置８に対して移動家具部２の駆出を命ずる。

図１８で示す本発明の家具に用いられている経路計測装置３８は、図１９aから図１９cで詳細に図示されている。プッシャ３９は、歯ラック４６として後方に形成され、エンコーダ４５の円板４７に接続されたピニオン４８に係合する。家具本体３の方向に残る遊隙上でユーザにより起動するために押圧されたとき、スプリング式ストップ４９は、移動家具部２がその閉端部ポジションのときに経路計測させる。

本発明の駆出装置８のさらに別実施例は、図２０aから図２０cに図示されており、家具本体３に取り付けられたポテンショメータ１５を特徴とする。ポテンショメータ１５のアクチュエータ１６は、駆動キャリア２８を介して移動家具部２の背部に接続される。移動家具部２の閉端部ポジションからの移動は、駆動キャリア２８を介してポテンショメータ１５のアクチュエータ２６を駆動させる。そこでポテンショメータ１５は、駆出装置８による移動家具部２の駆出を命ずる。このプロセスは、図２１aから図２１cにおいて平面図により図示されている。

本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の１実施例の平面図と斜視図であり、駆出装置のレバーの異なるポジションを示す。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の１実施例の平面図と斜視図であり、駆出装置のレバーの異なるポジションを示す。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の１実施例の平面図と斜視図であり、駆出装置のレバーの異なるポジションを示す。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第２実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第２実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第３実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第４実施例の図面である。 本発明の第４実施形態の１実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第５実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の第５実施例の図面である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置のさらに別実施例の斜視図である。 図１２の本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の分解図である。 図１３の本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置の部品の斜視分解図である。 本発明の家具に用いられている駆出装置のさらに別実施例の断面図である。 本発明の家具に用いられている駆出装置のさらに別実施例の断面図である。 本発明の家具に用いられている駆出装置のさらに別実施例の断面図である。 図１５の駆出装置の分解図である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置のさらに別実施例の分解図である。 本発明の家具の１実施例である。 本発明の家具の１実施例である。 本発明の家具の１実施例である。 本発明の家具の１実施例である。 経路計測装置の斜視図及び分解図である。 経路計測装置の斜視図及び分解図である。 経路計測装置の斜視図及び分解図である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置のさらに別実施例の斜視図である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置のさらに別実施例の斜視図である。 本発明の家具に用いられる移動家具部駆出装置のさらに別実施例の斜視図である。 図２０の駆出装置の平面図である。 図２０の駆出装置の平面図である。 図２０の駆出装置の平面図である。

Claims (9)

1. 家具本体（３）と、該家具本体（３）に対して移動する引出部や扉等の移動家具部（２）とから成る家具（１）において、
   前記家具本体（３）側に、
   前記家具本体（３）側に設けられた枢軸（２３）を中心として旋回する旋回式レバー（４）と、該旋回式レバーの自由端（９）に取り付けられた回転可能な第１ローラ（１０）と、
   該第１ローラ（１０）と前記枢軸（２３）とを結ぶ中心線上よりも前記旋回する側の前記レバー（４）に取り付けられた回転可能な第２ローラ（１１）とから成り、
   前記移動家具部（２）が前記家具本体（３）に対して移動するに際し、まず、前記第２ローラ（１１）が前記移動家具部（２）に接触して、該移動家具部（２）を駆動する過程を含む駆出装置（８）を設けたことを特徴とする家具（１）。
2. 駆出装置（８）または家具本体（３）に、前記駆出装置（８）を起動させるための経路計測装置（３８）が取り付けられており、
   駆出装置（８）は、該経路計測装置（３８）によって起動できることを特徴とする請求項１記載の家具。
3. 経路計測装置（３８）は、駆出装置（８）に取り付けられていることを特徴とする請求項２記載の家具。
4. 経路計測装置（３８）は、家具本体（３）に取り付けられていることを特徴とする請求項２記載の家具。
5. 経路計測装置（３８）は、プッシャ（３９）を含んでおり、
   該プッシャ（３９）には、移動家具部（２）によって圧力が与えられることを特徴とする請求項２から４のいずれかに記載の家具。
6. 経路計測装置（３８）は、駆動キャリア（２８）を含んでおり、
   該プッシャ（３９）は、移動家具部（２）とカップリングできることを特徴とする請求項２から５のいずれかに記載の家具。
7. 経路計測装置（３８）は、エンコーダ（４５）を含んでいることを特徴とする請求項２から６のいずれかに記載の家具。
8. 経路計測装置（３８）は、ポテンショメータ（１５）を含んでいることを特徴とする請求項２から６のいずれかに記載の家具。
9. 経路計測装置（３８）は、スプリング式ストップ（４９）を含んでおり、
   該スプリング式ストップ（４９）は、移動家具部（２）が閉端部ポジションにあるとき経路を計測させることを特徴とする請求項２から８のいずれかに記載の家具。

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