JP2008212574A - 電気かみそりのクリーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】かみそりヘッドを洗浄層に貯留されたクリーニング液に浸した状態で洗浄できるようにして、無駄なエネルギーの消費がなく、しかもクリーニング終了後のメンテナンス作業を簡便に行える電気かみそりのクリーニング装置を提供する。
【解決手段】ハウジング12に、電気かみそりを装着するための装填部15と、クリーニング液を貯留する洗浄槽22が配置される洗浄室13と、洗浄槽22をかみそりヘッド2に対して昇降操作する操作機構23とを設ける。操作機構23は、洗浄槽22を支持する支持台38と、支持台38を往復操作する駆動機構と、リフトモーター39を含む。操作機構23は、洗浄槽22を下方の待機位置と上方の作動位置とに往復変位できるように構成する。使用位置において、洗浄槽22内のクリーニング液に浸漬させた状態でかみそりヘッド2を洗浄する。
【選択図】図1

Description

本発明は、かみそりヘッドをクリーニング液に浸して、内刃や外刃の摺接面に付着した毛屑や皮脂などを洗浄する電気かみそりのクリーニング装置に関する。
この種のクリーニング装置は特許文献1に公知である。そこでは、電気かみそりを受台上に横臥姿勢で装填し、クリーニング液をフラットノズルでかみそりヘッドの上表面の全体に噴出供給しながら内刃を駆動して、かみそりヘッド内の洗浄を行う。洗浄終了後には、ファンから送出される乾燥風によってかみそりヘッドを乾燥できる。本体ケースの内部に2次電池が設けてある場合には、洗浄と同時に、あるいは乾燥後に2次電池を充電することができる。
特表2005−526562号公報(段落番号0029、図1)
上記のような、いわゆる洗流し方式のクリーニング装置では、貯留槽に貯留したクリーニング液をろ過したのちポンプで加圧送給するので、毛屑などを含まないクリーニング液で外刃や内刃を洗浄できる。しかし、クリーニング液をかみそりヘッドの外表面に噴出供給しながら洗浄を行うので、クリーニング液の一部が、かみそりヘッドの内部に入り込むこともなくヘッド表面に沿って流下するのを避けられず、洗浄に寄与できないクリーニング液の分だけ無駄がある。
また、洗浄層に貯留したクリーニング液をフラットノズルへ加圧送給するための液供給構造をハウジング内部に設ける必要があるので、クリーニング装置の全体構造が複雑になる。不使用状態においては、洗浄層とフラットノズルとの間に設けられる通路や、加圧ポンプ内にクリーニング液の一部が残留することがあり、これらの残留クリーニング液を洗い流し、あるいは除去するためのメンテナンス作業に手間が掛かる。クリーニング作業を頻繁に行う場合には、左程問題とならないが、長期にわたってクリーニング装置を使用しない場合などには、残留したクリーニング液が変質して異臭を発することもある。
本発明の目的は、かみそりヘッドを洗浄層に貯留されたクリーニング液に浸した状態で洗浄できるようにし、クリーニング液をかみそりヘッドの外表面に供給しながら洗浄を行う場合に比べて無駄なエネルギーの消費がなく、しかも、クリーニング終了後のメンテナンス作業を簡便に行って、クリーニング装置を常に衛生的な状態に維持できる電気かみそりのクリーニング装置を提供することにある。
本発明のクリーニング装置は、ハウジング12に、倒立姿勢の電気かみそりを装着するための装填部15と、クリーニング液を貯留する洗浄槽22が配置される洗浄室13と、洗浄槽22を電気かみそりのかみそりヘッド2に対して接近ないし離反する向きに往復操作する操作機構23とが設けてある。操作機構23は、洗浄室13内で洗浄槽22を支持する支持台38と、支持台38を往復操作する駆動機構と、駆動機構に動力を供給するリフトモーター39を含む。操作機構23は、洗浄槽22をかみそりヘッド2の下方で待機する待機位置と、洗浄槽22を待機位置から上方移動操作して、かみそりヘッド2が洗浄槽22内のクリーニング液に浸漬される使用位置との間で往復変位できるように構成する。
待機位置において洗浄槽22の周囲一側に臨む洗浄室13の周囲壁に、洗浄槽22を支持台38に対して出し入れ操作する出入口34を開口する。
洗浄槽22の上部に、かみそりヘッド2の出入りを許す洗浄口28を設ける。待機位置において前記洗浄口28を閉止保持する内蓋29を洗浄槽22に設け、ばね32で閉じ勝手に付勢する。
洗浄口28を洗浄槽22の上端面に凹み形成して、洗浄口28の周囲壁と内蓋29とで、かみそりヘッド2から流下するクリーニング液の液滴を受ける液受凹部30を形成する。
洗浄口28を閉止保持する内蓋29は、洗浄口28の周囲一側へ向かって下り傾斜させる。
内蓋29の傾斜下端に臨んで、液受凹部30で受け止めたクリーニング液を洗浄槽22へ戻す流下口33を開口する。
電気かみそりは、その中心軸線が斜めに傾斜する状態で装填部15に装着する。待機位置と使用位置との間の洗浄槽22の往復軌跡は、前記中心軸線に沿って斜めに傾斜させる。内蓋29は、前記中心軸線と概ね直交する状態で傾斜させる。
洗浄槽22の抜け出しを阻止する規制構造を、洗浄室13の周囲壁および支持台38と洗浄槽22との間に設ける。規制構造は、かみそりヘッド2の少なくとも一部が液受凹部30に進入している状態において洗浄槽22の抜け出しを阻止できる。
支持台38に、洗浄槽22の左右壁の外面を覆う一対の台側壁48を対向配置する。洗浄槽22の左右壁と前記台側壁48との一方に溝54を、他方に突起53を相対スライド係合可能に設ける。以て、洗浄槽22を支持台38に装着した状態において、前記溝54と突起53とが係合して、洗浄槽22を支持台38で上下動不能に、かつ左右動不能に保持する。
前記溝54と、前記突起53の係合始端のそれぞれに、溝54と突起53とを適正な係合姿勢に誘導する係合案内面54a・53aを形成する。
操作機構23の往復動作を制御する制御回路40をハウジング12に設ける。以て、操作機構23が、洗浄槽22を待機位置と、かみそりヘッド(22)の全体がクリーニング液に浸漬する作動位置と、作動位置より下方の中間作動位置とに変位できるよう、制御回路40を構成する。
かみそりヘッド2の洗浄時に、洗浄槽22を中間作動位置と作動位置とに反復して切り換えるように制御回路40を構成する。
本発明の別のクリーニング装置は、ハウジング12に、倒立姿勢の電気かみそりを装着するための装填部15と、装填部15に装着した電気かみそりのかみそりヘッド2を受け入れる洗浄凹部62と、クリーニング液を貯留する洗浄槽22が配置される洗浄室13と、洗浄槽22を洗浄凹部62に対して接近ないし離反する向きに往復操作する操作機構23とが設けてある。操作機構23は、洗浄室13内で洗浄槽22を支持する支持台71と、支持台71を往復操作する駆動機構と、駆動機構に動力を供給するリフトモーター81を含んで構成する。洗浄凹部62の下面開口63は、閉じ勝手に付勢された蓋体64で閉止保持する。操作機構23は、洗浄槽22が洗浄凹部62の下方で待機する待機位置と、洗浄槽22が上方移動して洗浄凹部62をクリーニング液に浸漬する使用位置との間で往復変位できるように構成する。使用位置における洗浄凹部62は、その一部に設けた通口65とフィルター66を介して洗浄槽22の内部と連通されてクリーニング液を導入できる。以て、洗浄槽22が使用位置から待機位置に切り換わる過程で、洗浄槽22内のクリーニング液と、洗浄凹部62内のクリーニング液とのヘッド差に伴うクリーニング液の重量で蓋体64を開放して、洗浄凹部62内のクリーニング液を洗浄槽22へ回収できるようにする。
本発明においては、倒立姿勢の電気かみそりを装着する装填部15と、洗浄室13に配置される洗浄槽22と、洗浄槽22をかみそりヘッド2に対して接近ないし離反操作する操作機構23と、これらを収容するハウジング12などでクリ−ニング装置を構成した。また、洗浄槽22を支持する支持台38と、支持台38を往復操作する駆動機構と、駆動機構に動力を供給するリフトモーター39などで操作機構23を構成し、洗浄槽22を下方の待機位置から上方の作動位置へ操作することにより、洗浄槽22内のクリーニング液にかみそりヘッド2を浸漬させて洗浄を行うようにした。
上記のように、装填部15に固定した電気かみそりに対して、洗浄槽22を操作機構23で上方移動操作し、洗浄槽22に貯留したクリーニング液にかみそりヘッド2を浸漬させて洗浄を行うクリーニング装置によれば、かみそりヘッド2の内部にクリーニング液を確実に導入して洗浄できるので、クリーニング液をかみそりヘッドの外表面に供給しながら洗浄を行う場合に避けられないエネルギー消費の無駄を一掃して、省エネルギーに寄与できる。常にクリーニング液の全てを洗浄槽22に貯留するので、洗浄槽22内のクリーニング液を廃棄するだけで、クリーニング装置の内部にクリーニング液が残留するのを一掃でき、したがって、クリーニング終了後のメンテナンス作業を簡便に行える。
定置された洗浄槽に対して電気かみそりを下降移動させ、かみそりヘッドを洗浄槽内のクリーニング液に浸漬させて洗浄を行うクリーニング装置に比べて、電気かみそりを装填部15に装着する際の装着ミスや機器故障を一掃できる。定置された洗浄槽に対して電気かみそりを下降移動するクリーニング装置においては、昇降移動する装填部に電気かみそりを装着しなければならないため、電気かみそりを装着する際に装填部がぐらついて電気かみそりの装着に手間取りやすく、不適正な姿勢のままで電気かみそりが下降操作されることがある。また、無理に電気かみそりを装填部に装着することで、昇降機構の一部に損傷を与え、機能不全の原因となることがある。この点、本発明のクリーニング装置では、装填部15に固定保持した電気かみそりに対して、洗浄槽22を上昇操作して洗浄を行うので、先のような装着ミスや機器故障を一掃できる。
待機位置において洗浄槽22の周囲一側に臨む洗浄室13の周囲壁に出入口34を開口すると、洗浄槽22を出入口34から支持台38に対して簡便に出し入れ操作できるので、洗浄槽22に対するクリーニング液の補充作業や、洗浄槽22の洗浄作業などを容易にしかも簡便に行える。支持台38上の洗浄槽22を出入口34から横向きに引き出すだけで、洗浄槽22をハウジング12の外へ取り出せるので、例えば、洗浄室13の上面開口から手を差し込んで洗浄槽22を取り出すような場合に比べて、洗浄槽22の着脱を安定した姿勢で確実に行え、着脱時に洗浄槽22内のクリーニング液がこぼれることもない。
洗浄槽22の上部に設けた洗浄口28を、ばね32で閉じ勝手に付勢された内蓋29で閉止すると、クリーニング装置が不使用状態にあるときは、常に洗浄口28を閉止保持できるので、異物が洗浄槽22に入り込むのを防止でき、あるいは、アルコールや水をクリーニング液とする場合に、クリーニング液の蒸散を防止できる。また、洗浄槽22を洗浄室13内の支持台38に対して出し入れする際に、液面が揺れ動くことがあったとしても、クリーニング液が洗浄口28からこぼれ出るのを内蓋29で阻止して、洗浄室13内がクリーニング液で汚損されるのをよく防止できる。
洗浄槽22の上端面に洗浄口28を凹み形成して、その周囲壁と内蓋29とで液受凹部30を形成すると、かみそりヘッド2から流下するクリーニング液の液滴を液受凹部30で受け止めて、液滴が洗浄槽22の周囲に飛び散るのを確実に防止でき、したがって、一連のクリーニング作業を衛生的に行えるうえ、クリーニング終了後の清掃の手間も軽減できる。
内蓋29が洗浄口28の周囲一側へ向かって下り傾斜させてあると、かみそりヘッド2から流下するクリーニング液の液滴を内蓋29の傾斜下端へ向かって流下させて集約し、クリーニング液の全てを洗浄槽22へ戻すことができる。また、かみそりヘッド2の洗浄後に、液受凹部30の内底、すなわち内蓋29の上面にクリーニング液が残留するのを確実に防止できるので、洗浄作業が終了した状態のままで、クリーニング装置が次の使用機会まで放置されるような場合でも、クリーニング装置を衛生的な状態に維持できる。
内蓋29の傾斜下端に臨んで流下口33を開口すると、液受凹部30で受け止められ、内蓋29に沿って流下するクリーニング液を流下口33から洗浄槽22へ速やかに戻すことができる。クリーニング液に毛屑などが含まれている場合であっても、流下口33から毛屑ごとクリーニング液を回収できる。なお、流下口33は、内蓋29の傾斜下端に臨む洗浄口28の周囲壁と、内蓋29のいずれの側に形成してあってもよい。
中心軸線が斜めに傾斜する状態で電気かみそりを装填部15に装着し、さらに洗浄槽22の往復軌跡を電気かみそりの中心軸線に沿って斜めに傾斜させると、電気かみそりが装填部15に対して垂直に倒立する状態で装着してある場合に比べて、クリーニング装置の上下寸法を小さくできるので、装置全体の重心位置を低くして、転倒しにくく安定性のよいクリーニング装置とすることができる。また、前記中心軸線と概ね直交する状態で内蓋29を傾斜させることにより、洗浄口28の前後寸法をより小さくでき、その分だけ洗浄槽22を小形化して、クリーニング装置をコンパクト化できる。
洗浄室13の周囲壁および支持台38と洗浄槽22との間に規制構造を設けて、かみそりヘッド2の少なくとも一部が液受凹部30に進入している状態において、洗浄槽22の抜け出しを阻止できるようにすると、かみそりヘッド2の洗浄時に洗浄槽22が誤って抜き出し操作されるのを確実に防止して、クリーニング装置の安全性を向上できる。とくに、内刃4を駆動しながらかみそりヘッド2を洗浄する場合には、電気かみそりが通電状態にあるので、洗浄槽22をクリーニング装置から無理に取り外すことで、クリーニング液が周辺に飛び散って短絡するおそれがあるが、このような勘違いによる事故の発生を防止できる。
洗浄槽22の左右壁と支持台38の台側壁48との一方に溝54を、他方に突起53を設け、洗浄槽22を支持台38に装着した状態において、溝54と突起53とが相対スライド係合できるようにしたクリーニング装置によれば、支持台38に装着した洗浄槽22を上下動不能に、かつ左右動不能に保持固定できるので、支持台38が昇降移動するときに洗浄槽22が遊動し、あるいはがたつくのを防止できる。洗浄時には、上方の作動位置において洗浄槽22を支持台38で確りと保持固定して、かみそりヘッド2の洗浄を安定した状態の許に行うことができる。
溝54と突起53の係合始端のそれぞれに、係合案内面54a・53aを形成すると、大まかに位置決めした状態で洗浄槽22を支持台38に差し込み装着するだけで、溝54と突起53を適正な係合姿勢に誘導案内して、洗浄室13内において洗浄槽22によって視野が遮られる状態であっても、洗浄槽22を支持台38に対して適正に装着できる。
操作機構23の往復動作を制御する制御回路40を設け、洗浄槽22を操作機構23で待機位置と、作動位置と、作動位置より下方の中間作動位置とに変位できるようにすると、かみそりヘッド22の全体がクリーニング液に浸漬する状態と、例えばかみそりヘッド2の下部のみがクリーニング液に浸漬する状態で洗浄を行える。中間作動位置では、クリーニング液が空気との境界面で内刃4によってかき混ぜられて液面が波立てられ、強制的に空気の泡がクリーニング液の表面や液中に形成される。液中に形成された泡は、破裂する際に超音波を発生して、外刃3や内刃4にこびりついた皮脂や毛屑を剥落させる。つまり、超音波洗浄効果によって皮脂や毛屑を洗浄できる。また、作動位置では、かみそりヘッド2の内部に入り込んだクリーニング液を内刃4でかき混ぜて不規則な水流を起こし、かみそりヘッド2の内部に付着した毛屑や皮質を水流の衝突作用で洗い流し、外刃3の網目から排出することができる。中間作動位置においては、上記のようにかみそりヘッド2の下部のみをクリーニング液に浸漬させるか、かみそりヘッド2の全体をクリーニング液面より上方に露出させて、かみそりヘッド2内のクリーニング液を内刃4でかき混ぜながら洗浄してもよく、要は空気とクリーニング液が内刃4でかき混ぜられる状態の全てを含むこととする。
かみそりヘッド2の洗浄時に、洗浄槽22を中間作動位置と作動位置とに反復して切り換えるようにすると、洗浄形態を反復変更して洗浄できる。具体的には、内刃4で生起した水流の衝突作用などで毛屑や皮質を洗い流し、さらにクリーニング液中に形成された泡の破裂作用によって毛屑や皮質を剥落できるので、これらの洗浄形態を反復することにより、かみそりヘッド2内の洗浄をさらに効果的に行って、落ちにくい皮脂であっても確実に清掃除去できる。
本発明の別のクリーニング装置では、倒立姿勢の電気かみそりを装着する装填部15と、かみそりヘッド2を受け入れる洗浄凹部62と、洗浄室13に配置される洗浄槽22と、洗浄槽22をかみそりヘッド2に対して接近ないし離反操作する操作機構23と、これらを収容するハウジング12などでクリ−ニング装置を構成した。また、洗浄槽22を支持する支持台38と、支持台38を往復操作する駆動機構と、駆動機構に動力を供給するリフトモーター39などで操作機構23を構成し、洗浄槽22を下方の待機位置から上方の作動位置へ操作することにより、洗浄槽22内のクリーニング液に洗浄凹部62を浸漬させ、洗浄凹部62内へ流入したクリーニング液にかみそりヘッド2を浸漬して洗浄を行うようにした。さらに、洗浄凹部62の一部に設けた通口65とフィルター66を介してクリーニング液を流入させることにより、ろ過されたクリーニング液でかみそりヘッド2を洗浄できるようにした。
上記のように、装填部15に固定した電気かみそりに対して、洗浄槽22を操作機構23で上方移動操作し、洗浄槽22に貯留したクリーニング液に洗浄凹部62とかみそりヘッド2を浸漬させて洗浄を行うクリーニング装置によれば、かみそりヘッド2の内部にクリーニング液を確実に導入して洗浄できるので、クリーニング液をかみそりヘッドの外表面に供給しながら洗浄を行う場合に避けられないエネルギー消費の無駄を一掃して、省エネルギーに寄与できる。また、通口65とフィルター66を介してクリーニング液を洗浄凹部62に流入させることにより、かみそりヘッド2をろ過された清浄なクリーニング液で効果的に洗浄できるので、前回洗浄時に使用したクリーニング液を再使用するような場合であっても、かみそりヘッド2の内部を効果的に洗浄できる。
洗浄凹部62の下面開口63を閉じ勝手に付勢された蓋体64で閉止保持しておき、洗浄槽22が使用位置から待機位置に切り換わる過程で、洗浄槽22内のクリーニング液と、洗浄凹部62内のクリーニング液とのヘッド差に伴うクリーニング液の重量で蓋体64を開放して、洗浄凹部62内のクリーニング液を洗浄槽22へ回収できるようにするので、洗浄終了後には、単に洗浄槽22を作動位置から待機位置へ復帰させるだけで、洗浄凹部62内のクリーニング液を洗浄槽22へ自動的に全て戻すことができる。したがって、洗浄作業が終了した状態のままで、クリーニング装置が次の使用機会まで放置されるような場合でも、クリーニング装置を衛生的な状態に維持できる。
(実施例) 図1ないし図7は本発明に係るクリーニング装置の実施例を示す。図2において、洗浄対象となる電気かみそりは、本体部1と、本体部1の一端に設けられるかみそりヘッド2とを備えている。かみそりヘッド2には、網刃からなる断面アーチ状の外刃3と外刃3の内面に摺接する一対の内刃4とが設けられており、本体部1の内部に設けたモーター5の回転動力で両内刃4を往復駆動できる。本体部1の前面には、メインスイッチを切り換えるスライドノブ6と、表示用のLED7とが配置され、背面には給電用のソケットを差し込み係合するソケット凹部8aが凹み形成され、その内部に一対のピンプラグ8bを配置している。符号9は2次電池である。なお、内刃4はロータリー式の回転刃であってもよい。
クリーニング装置は、箱状のハウシング12を基体にして構成する。ハウシング12の内部には、洗浄室13と機器室14とが区画してあり、洗浄室13の上面開口に臨んで電気かみそりを倒立姿勢で装着する装填部15が設けてある。装填部15は斜めに傾斜する装填台16と、装填台16の左右両側に突設される一対の抱持壁17と、装填台16に突設されるソケット18とで構成してある。電気かみそりを倒立姿勢にし、その背面に設けたソケット凹部8aにソケット18を差し込み係合することにより、本体部1を装填台16と抱持壁17とで固定保持し、かみそりヘッド2を洗浄室13の上部に臨ませることができる。ハウシング12の一側外面には電源スイッチ19が配置してある(図2参照)。
洗浄室12の内底にはクリーニング液を貯留する洗浄槽22が配置され、洗浄槽22をかみそりヘッド2に対して接近ないし離反する向きに上下操作する操作機構23が、機器室14と洗浄室13とにわたって配置してある。
洗浄槽22は、上向きに開口する逆台形断面状の槽本体24と、槽本体24の上開口に圧嵌係合される槽蓋25とで構成する。槽本体24の後壁は後述する支持台38の傾斜に沿う傾斜壁で形成され、前壁の外面には把手26が一体に形成してある。槽蓋25の上端面には、かみそりヘッド2の出入りを許す洗浄口28が凹み形成されており、この洗浄口28の周囲壁と、洗浄口28の下面を閉止する内蓋29とで液受凹部30を構成している。
洗浄口28の開口平面は、電気かみそりの中心軸線の傾きとの関係で傾斜させる。具体的には、電気かみそりはその中心軸線が垂直線に対して後傾する状態で装填部15に装着するが、洗浄口28の開口平面を電気かみそりの中心軸線と直交する状態、すなわち、槽本体24の後壁へ向かって下り傾斜する状態で形成する。内蓋29は洗浄口28の傾斜上端側に設けた軸31を中心にして揺動開閉可能に軸支されており、軸31の回りに配置した捻りコイル形のばね32で閉じ勝手に付勢してある。液受凹部30は、洗浄終了後にかみそりヘッド2から流下するクリーニング液の液滴を受けて、液滴が槽蓋25の周囲に跳ね飛ぶのを防ぐために設けられる。
上記のように、洗浄口28の開口平面を槽本体24の後壁へ向かって下り傾斜することにより、液受凹部30の底壁となる内蓋29が槽本体24の後壁へ向かって下り傾斜する。当然、かみそりヘッド2から流下する液滴は、内蓋29の傾斜下端へ向かって流下する。この流下する液滴を洗浄槽22内へ円滑に戻すために、洗浄口28の傾斜下端側の周囲壁に流下口33を開口している(図1参照)。洗浄槽22を支持台38に対して出し入れ操作するために、槽本体24と対向する洗浄室13の正面側の周囲壁に出入口34が開口してある。
操作機構23は、洗浄槽22を支持する支持台38と、支持台38を昇降操作する駆動機構と、駆動機構に動力を供給するリフトモーター39と、リフトモーター39の駆動状態を制御する制御回路40などで構成する。駆動機構は、リフトモーター39の出力軸に固定されるウォーム軸42と、ウォーム軸42で回転駆動されるピニオン43と、ピニオン43と噛合うラック44とで構成する。洗浄室13の奥端の傾斜壁には、ラック44の上下動を許す昇降溝51が形成してある(図3参照)。
支持台38は、左右中央の外面にラック44が形成される傾斜壁46と、傾斜壁46の下端に連続して出入口34へ向かって突設される底壁47と、左右一対の台側壁48と、傾斜壁46の左右両側の上下に突設されるスライド片49(図3参照)を一体に備えている。スライド片49を、洗浄室22の奥端傾斜壁の両側に設けたガイド溝50でスライド案内することにより、支持台38はガイド溝50に沿って昇降スライドでき、操作機構23によって、図1に示す下方の待機位置と、図6に示す上方の中間作動位置と、図5に示すさらに上方の作動位置とに移行操作できる。待機位置と使用位置との間の支持台38(洗浄槽22)の往復軌跡は、先に述べた電気かみそりの中心軸線と平行に傾斜させてある。
洗浄槽22を支持台38に対して確りと係合装着するために、台側壁48の対向面に前後方向に長いリブ状の突起53を設け、洗浄槽22の左右壁の外面下部に凹み形成した溝54を先の突起53でスライド案内している。図4に示すように、突起53の係合始端の上下面には前すぼまり状の係合案内面53aが形成され、溝54の係合始端の上下面には後すぼまり状の係合案内面54aが形成してある。これらの係合案内面53a・54aを設けることにより、突起53と溝54とを適正な係合姿勢に誘導案内して、洗浄槽22の出し入れを円滑化できる。
突起53と溝54とが完全に係合し合う状態では、洗浄槽22を支持台38で上下動不能に、しかも左右動不能に保持でき、さらに、突起53と溝54との間に設けた規制構造で洗浄槽22の抜け出しを阻止することができる。図4に示すように規制構造は、左右の突起53の後部上面に装着した板ばね製の逆V字状のロックばね90と、左右の溝54の上溝側壁に凹み形成した逆V字状のロック溝91とで構成されており、ロックばね90の屈曲端がロック溝91に落とし込み係合することで、支持台38に対する洗浄槽22の装着姿勢を維持できる。
洗浄後のかみそりヘッド2の乾燥を促進するために、洗浄室13の上部前面を囲む周囲壁に、洗浄室13に連通する通気室56を貫通形成し、その内部に軸流形の送風ファン57を組み込んでいる。図1に示すように、送風ファン57から送出される乾燥風は、かみそりヘッド2の頂部に吹き付けられて、外刃3および内刃4に付着した液滴の乾燥を促進する。
クリーニング液は水またはアルコールからなり、水を使用する場合には、洗浄溶質として洗剤液、固形石鹸、粉石鹸などの界面活性剤を水に混合する。必要があれば、殺菌剤、消泡剤、潤滑剤などを混入してもよい。アルコール、またはアルコール水溶液をクリーニング液の主成分とする場合には、界面活性剤は併用しない。
以上のように構成したクリーニング装置によれば、所定量のクリーニング液が貯留された洗浄槽22を支持台38に装着したのち、電気かみそりを装填部15に倒立姿勢で装填し、電源スイッチ19をオン操作することにより、各機器は制御回路40によって制御されて、図7に示す各機器のタイミングチャートに従って、一連のクリーニング動作が開始される。
具体的には、電源スイッチ19をオン操作するのと同時に、ソケット18とピンプラグ8bを介して供給される電力によって、モーター5が起動されて内刃4が駆動される。同時に、図7に符号m1で示すように操作機構23のリフトモーター39が正転起動されて、支持台38と洗浄槽22とがガイド溝50に沿って作動位置へと上昇操作される。洗浄槽22が上昇する過程で外刃3の頂面が内蓋29に接当し、内蓋29をばね32の付勢力に抗して下向きに開放揺動させる。洗浄槽22が作動位置まで上昇すると、そのことをピニオン43の回転量を検知するセンサー58(図1参照)で検知して、モーター36が停止される。
図5に示すように作動位置においては、かみそりヘッド2の全体がクリーニング液に浸漬する状態で内刃4が駆動されるので、外刃3の内面に付着している毛屑、および皮脂を内刃4で強制的に掻き落とすことができる。また、かみそりヘッド2の内部に入り込んだクリーニング液を内刃4でかき混ぜて不規則な水流を起こし、かみそりヘッド2の内部に付着した毛屑や皮質を水流の衝突作用で洗い流し、外刃3の網目から排出することができる。
洗浄開始から一定時間が経過すると、符号m2で示すようにリフトモーター39を逆転駆動して、図6に示すように洗浄槽22を中間作動位置まで降下させる。この中間作動位置では、内刃4は、その刃先側がクリーニング液に浸漬された状態で駆動される。そのため、かみそりヘッド2の内部では、クリーニング液が空気との境界面でかき混ぜられて液面が波立てられ、強制的に空気の泡がクリーニング液の表面や液中に形成される。液中に形成された泡は、破裂する際に超音波を発生して、外刃3や内刃4にこびりついた皮脂や毛屑を剥落させる。つまり、超音波洗浄効果によって皮脂や毛屑を洗浄できる。
中間作動位置での洗浄を一定時間行ったのち、リフトモーター39を符号m3で示すように正転駆動し、洗浄槽22を再度作動位置まで上昇させた状態で洗浄を行って、剥落された毛屑や皮脂などを洗い流し、外刃3の網目から排出する。一定時間が経過したのち、符号m4で示すように再びリフトモーター39を逆転駆動して洗浄槽22を中間作動位置まで降下させ、上記と同様に内刃4の刃先側がクリーニング液に浸漬された状態で洗浄を行う。さらに、一定時間が経過したのち、符号m5で示すようにリフトモーター39を正転駆動して洗浄槽22を再度作動位置まで上昇させた状態で洗浄を行って、毛屑や皮脂などを洗い流す。
上記のように作動位置での洗浄と、中間作動位置での洗浄を交互に反復して行うと、各部に付着している毛屑や皮脂を、内刃4で機械的に剥落し、クリーニング液の衝突作用および洗い流し作用で液中に分離ないし溶出させ、空気の泡の破裂作用で付着部分から浮き剥がすことができるので、かみそりヘッド2の内部を効果的に洗浄できる。作動位置および中間作動位置においては、いずれも洗浄室13を囲む周囲壁のうち、出入口34の上部の壁が把手26と正対するので、洗浄槽22を支持台38から抜き外し操作することはできず、この点で出入口34の上部の壁と把手26とは、先の規制構造を兼ねることとなる。
洗浄過程が終了したら、符号m6で示すようにリフトモーター39を再度逆転駆動して、洗浄槽22を待機位置まで下降操作する。洗浄槽22が降下する過程で、内蓋29はばね32で閉止状態に戻されて洗浄口28を塞ぐ。リフトモーター39が停止するのと同時に、送風ファン57を起動してかみそりヘッド2に乾燥風を吹き付ける。洗浄槽22が作動位置から待機位置へ下降し終ったのちも、モーター5は一定時間継続して駆動されており、外刃3がクリーニング液の液面から抜け出た時点で、外刃3や内刃4などに付着している液滴を内刃4の振動作用によって振り落とす。このとき、かみそりヘッド2から流下するクリーニング液の液滴は、液受凹部30で受け止められて洗浄槽22内へ戻される。
送風ファン57を起動したのち一定時間が経過すると、まずモーター5を停止して内刃4を静止させる。次いで所定時間後に送風ファン57を停止して一連のクリーニング作業を終了する。以後は、2次電池9に充電電流を供給して充電を行う。充電状態であることは、本体部1に設けたLED7が充電と同時に点灯することで知ることができる。
クリーニング作業を終了したのちは、出入口34に臨む把手26を掴んで、洗浄槽22を支持台38から抜き外し、槽蓋25を槽本体24から取り外すことにより、槽本体24の上面開口を開放してクリーニング液を廃棄できる。この状態で槽本体24や槽蓋25の内面に付着した毛屑などを洗い流すことで、洗浄槽22を清潔な状態に保つことができる。
図8および図9は、クリーニング装置の別の実施例を示す。そこでは、先の実施例と同様に洗浄槽22を作動位置まで上昇操作してかみそりヘッド2の洗浄を行うが、ろ過されたクリーニング液でかみそりヘッド2の洗浄を行う点が先の実施例と異なる。そのために、洗浄室13の上部に、洗浄槽22よりひと回り小さな洗浄ケース61を配置し、その内底にかみそりヘッド2を受け入れるための洗浄凹部62を下向きに膨出する状態で設け、洗浄凹部62の下面開口63を蓋体64で閉止できるようにした。また、洗浄凹部62の上開口面の周縁壁に、クリーニング液を流入させるための通口65を複数個開口し、通口65の下部にフィルター66を配置した。
洗浄凹部62の下面開口63は、先の実施例における洗浄口28と同じ向きに下り傾斜させてある。蓋体64は下面開口63の傾斜上端に設けた軸68を中心にして揺動開閉可能に軸支されており、軸68の回りに配置した捻りコイル形のばね69で閉じ勝手に付勢してある。洗浄槽22は上向きに開口する角箱状に形成してある。
この実施例における操作機構23は、伸縮リンク機構と、伸縮リンク機構を伸縮操作する駆動機構と、伸縮リンク機構の上端に配置される支持台71などで構成する。伸縮リンク機構は、X字状に連結されたリンクバー72の複数組を伸縮要素にして構成してあり、各リンクバー72の端部どうしをピン73で多段状に連結して構成する。最下段のリンクバー72の一方は、洗浄室13の内底のブラケット74にピン75で連結し、最下段のリンクバー72の他方は、駆動機構の雌ねじ体85に連結してある。同様に、最上段のリンクバー72の一方は、支持台71の下面のブラケット76にピン77で連結し、最上段のリンクバー72の他方に遊転自在なローラー78を軸支して、支持台71の下面をローラー78で受け止めている。
駆動機構は、リフトモーター81と、リフトモーター81の出力軸に固定されるウォーム軸82と、ウォーム軸82で回転駆動されるギヤ列83と、終段ギヤと同行回転するねじ軸84と、ねじ軸84に噛合う雌ねじ体85とで構成してある。リフトモーター81を正転駆動すると、雌ねじ体85が図8に向かって左側へ変位するので、X字状に連結された各リンクバー72は上向きに伸長し、支持台71に載置した洗浄槽22を上昇操作できる。リフトモーター81を逆転駆動すると、各リンクバー72は徐々に折り畳まれるので、支持台71および洗浄槽22を下降操作できる。なお、先の実施例と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
クリーニングを行う場合には、図9に示すように洗浄槽22を作動位置まで上昇させて、洗浄凹部62の全体を洗浄槽22内のクリーニング液に浸漬させる。この状態では、洗浄凹部62の下面開口63が蓋体64で閉止されているので、洗浄槽22内のクリーニング液は、下面開口63から入り込むことはなく、フィルター66と通口65を介して洗浄凹部62に流入する。したがって、洗浄凹部62はフィルター66でろ過されたクリーニング液のみで満たされ、清浄なクリーニング液でかみそりヘッド2を洗浄できる。洗浄状態において内刃4を駆動しながら洗浄すること、および洗浄槽22を一定時間おきに作動位置と中間作動位置とに交互に反復変位操作しながら洗浄することは、先の実施例と同じである。
洗浄が終了したら、洗浄槽22を洗浄室13の下部の待機位置へ下降移動操作する。洗浄槽22を下降操作するのに伴い、洗浄ケース61内のクリーニング液は通口65とフィルター66から流下するため、洗浄ケース61内の液位は下がる。しかし、洗浄凹部62に貯留されたクリーニング液は、下面開口63が蓋体64で閉止してあるため直ちには減少しない。しかし、洗浄槽22が中間作動位置を越えてさらに下降すると、洗浄凹部62の下部が洗浄槽22内のクリーニング液から徐々に露出し、洗浄凹部62に貯留されたクリーニング液と、洗浄槽22内のクリーニング液との間にヘッド差(水頭差)を生じる。その結果、蓋体64はばね69で閉じ付勢してあるにもかかわらず、洗浄凹部62内のクリーニング液の重量で開放操作されて、洗浄凹部62内のクリーニング液の全てを洗浄槽22へ自動的に回収できる。洗浄終了後には、洗浄ケース61および洗浄槽22をハウジング12から取り外し、洗浄槽22内のクリーニング液を廃棄したのち、両者22・61を洗浄して、次回の洗浄に備える。
上記の実施例以外に、電気かみそりは垂直に倒立した姿勢で装填部15に装着することができる。電気かみそりを装填部15に傾斜姿勢で装着する場合には、ハウジング12に対して前傾姿勢、後傾姿勢、左右いずれかに傾斜した姿勢のいずれであってもよいが、洗浄槽22に貯留したクリーニング液にかみそりヘッド2を浸漬させる関係上、水平線に対する傾斜角度は45度以上であることが好ましい。
内蓋29は観音開き構造とすることができる。洗浄口28の開口平面は必ずしも傾斜させる必要はなく、水平であってもよい。その場合には、内蓋29も水平にする必要があるが、内蓋29の板面に洗浄口28の周囲一側へ向かって下り傾斜する凹部を設け、凹部の傾斜下端に流下口33を開口することができる。操作機構23は、実施例で説明した構造である必要はなく、洗浄槽22を待機位置と作動位置との間で昇降操作できる構造であればよい。
クリーニング装置の概略構造を示す縦断側面図である。 クリーニング装置の側面図である。 洗浄槽の縦断正面図である。 操作機構を示す縦断側面図である。 作動位置におけるかみそりヘッドの洗浄状態を示す縦断側面図である。 中間作動位置におけるかみそりヘッドの洗浄状態を示す縦断側面図である。 クリーニング装置の駆動例を示すタイミングチャートである。 別の実施例に係るクリーニング装置の概略構造を示す縦断側面図である。 作動位置におけるかみそりヘッドの洗浄状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
2 かみそりヘッド
12 ハウジング
13 洗浄室
15 装填部
22 洗浄槽
23 操作機構
28 洗浄口
29 内蓋
38 支持台
39 リフトモーター

Claims (13)

  1. ハウジング(12)に、倒立姿勢の電気かみそりを装着するための装填部(15)と、クリーニング液を貯留する洗浄槽(22)が配置される洗浄室(13)と、洗浄槽(22)を電気かみそりのかみそりヘッド(2)に対して接近ないし離反する向きに往復操作する操作機構(23)とが設けられており、
    操作機構(23)は、洗浄室(13)内で洗浄槽(22)を支持する支持台(38)と、支持台(38)を往復操作する駆動機構と、駆動機構に動力を供給するリフトモーター(39)を含み、
    操作機構(23)が、洗浄槽(22)をかみそりヘッド(2)の下方で待機する待機位置と、洗浄槽(22)を待機位置から上方移動操作して、かみそりヘッド(2)が洗浄槽(22)内のクリーニング液に浸漬される使用位置との間で往復変位できるように構成してある電気かみそりのクリーニング装置。
  2. 待機位置において洗浄槽(22)の周囲一側に臨む洗浄室(13)の周囲壁に、洗浄槽(22)を支持台(38)に対して出し入れ操作する出入口(34)が開口してある請求項1記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  3. 洗浄槽(22)の上部に、かみそりヘッド(2)の出入りを許す洗浄口(28)が設けられており、
    待機位置において前記洗浄口(28)を閉止保持する内蓋(29)が洗浄槽(22)に設けられ、ばね(32)で閉じ勝手に付勢してある請求項1または2記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  4. 洗浄口(28)が、洗浄槽(22)の上端面に凹み形成されており、
    洗浄口(28)の周囲壁と内蓋(29)とで、かみそりヘッド(2)から流下するクリーニング液の液滴を受ける液受凹部(30)が形成してある請求項3記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  5. 洗浄口(28)を閉止保持する内蓋(29)が、洗浄口(28)の周囲一側へ向かって下り傾斜させてある請求項3または4記載のクリーニング装置。
  6. 内蓋(29)の傾斜下端に臨んで、液受凹部(30)で受け止めたクリーニング液を洗浄槽(22)へ戻す流下口(33)が開口してある5記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  7. 電気かみそりが、その中心軸線が斜めに傾斜する状態で装填部(15)に装着されており、
    待機位置と使用位置との間の洗浄槽(22)の往復軌跡が、前記中心軸線に沿って斜めに傾斜させてあり、
    内蓋(29)が、前記中心軸線と概ね直交する状態で傾斜させてある請求項5または6記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  8. 洗浄槽(22)の抜け出しを阻止する規制構造が、洗浄室(13)の周囲壁および支持台(38)と洗浄槽(22)との間に設けられており、
    かみそりヘッド(2)の少なくとも一部が液受凹部(30)に進入している状態において、洗浄槽(22)の抜け出しを阻止できる請求項4から7のいずれかに記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  9. 支持台(38)に、洗浄槽(22)の左右壁の外面を覆う一対の台側壁(48)が対向配置されており、
    洗浄槽(22)の左右壁と前記台側壁(48)との一方に溝(54)が、他方に突起(53)が相対スライド係合可能に設けられており、
    洗浄槽(22)を支持台(38)に装着した状態において、前記溝(54)と突起(53)とが係合して、洗浄槽(22)を支持台(38)で上下動不能に、かつ左右動不能に保持できる請求項4から8のいずれかに記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  10. 前記溝(54)と、前記突起(53)の係合始端のそれぞれに、溝(54)と突起(53)とを適正な係合姿勢に誘導する係合案内面(54a・53a)が形成してある請求項4から9のいずれかに記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  11. 操作機構(23)の往復動作を制御する制御回路(40)がハウジング(12)に設けられており、
    操作機構(23)が、洗浄槽(22)を待機位置と、かみそりヘッド(22)の全体がクリーニング液に浸漬する作動位置と、作動位置より下方の中間作動位置とに変位できるよう、制御回路(40)が構成してある請求項4から10のいずれかに記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  12. かみそりヘッド(2)の洗浄時に、洗浄槽(22)を中間作動位置と作動位置とに反復して切り換えるように制御回路(40)が構成してある請求項11に記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  13. ハウジング(12)に、倒立姿勢の電気かみそりを装着するための装填部(15)と、装填部(15)に装着した電気かみそりのかみそりヘッド(2)を受け入れる洗浄凹部(62)と、クリーニング液を貯留する洗浄槽(22)が配置される洗浄室(13)と、洗浄槽(22)を洗浄凹部(62)に対して接近ないし離反する向きに往復操作する操作機構(23)とが設けられており、
    操作機構(23)は、洗浄室(13)内で洗浄槽(22)を支持する支持台(71)と、支持台(71)を往復操作する駆動機構と、駆動機構に動力を供給するリフトモーター(81)を含んで構成されており、
    洗浄凹部(62)の下面開口(63)は、閉じ勝手に付勢された蓋体(64)で閉止保持されており、
    操作機構(23)は、洗浄槽(22)が洗浄凹部(62)の下方で待機する待機位置と、洗浄槽(22)が上方移動して洗浄凹部(62)をクリーニング液に浸漬する使用位置との間で往復変位できるように構成されており、
    使用位置における洗浄凹部(62)は、その一部に設けた通口(65)とフィルター(66)を介して洗浄槽(22)の内部と連通されてクリーニング液を導入でき、
    洗浄槽(22)が使用位置から待機位置に切り換わる過程で、洗浄槽(22)内のクリーニング液と、洗浄凹部(62)内のクリーニング液とのヘッド差に伴うクリーニング液の重量で蓋体(64)を開放して、洗浄凹部(62)内のクリーニング液を洗浄槽(22)へ回収できる電気かみそりのクリーニング装置。
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