JP5580574B2 - 電気かみそりのクリーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーニング液を送給しながらかみそりヘッドの内部を洗浄する電気かみそり用のクリーニング装置に関する。電気かみそりとは、電動式のかみそりはもちろん、バイブレーターを備えている電動式の安全かみそりなどを含む。
この種のクリーニング装置は、例えば特許文献1に公知である。そこではタンク内のクリーニング液をポンプで洗浄槽へ送給し、洗浄槽内のクリーニング液にかみそりヘッドを浸漬した状態で洗浄を行なう。このように、クリーニング液を循環送給しながらかみそりヘッドの洗浄を行なうクリーニング装置において、ベース上面にタンクを載置し、ポンプおよび洗浄槽が組み付けられるシャーシを、ベースに対して昇降変位可能としたクリーニング装置が先に提案されている(特許文献2)。
特許文献2のクリーニング装置では、シャーシプレートと、シャーシプレートの外面を覆う本体部などでシャーシを構成し、ベースに立設した3個のガイドポストでシャーシプレートを昇降可能に案内支持し、渦巻きばねからなるリフトばねでシャーシ全体を上向きに付勢している。ポンプはシャーシプレートに組み込んである。リフトばねの付勢力に抗して、シャーシ全体を下方の洗浄位置でロック保持するためにロック構造を備えており、そのロック解除ボタンが本体部の外面に露出させてある。ロック解除ボタンを押し込み操作すると、ロック構造がロック解除状態に切り換わって、シャーシ全体が上方の退避位置へ跳ね上る。この状態で、ベース上のタンクを取り出して、タンクやフィルターなどの洗浄を行ない、あるいはクリーニング液の交換を行なうことができる。
同様のクリーニング装置は特許文献3にも開示されている。そこでは、ベース上に洗浄液のタンクを定置しておき、べースに対して昇降変位するハウジングに、電気かみそりの装填部とクリーニング液を送給するポンプを設けている。ハウジングの内部には、ハウジングを下方の洗浄位置においてロック保持する昇降ロック構造が設けてある。電気かみそりを装填部に装着した状態においては、昇降ロック構造のロック解除部が電気かみそりで覆われるのでロック解除することはできない。したがって、電気かみそりを装着した状態のままで、ハウジングおよびポンプを上方へ退避移動することはできない。
特開平08−117016号公報(段落番号0020、図1) 特表2005−518913号公報(段落番号0014、図2) 特開2009−095560号公報(段落番号0043、図1)
特許文献2・3のクリーニング装置によれば、シャーシプレートやハウジングを上方の退避位置へ変位させることにことにより、ベース上に定置したタンクをハウジングの外へ取り出して、クリーニング液の交換を行なえる。また、ハウジングの外へ取り出したタンクやフィルターなどの洗浄を行なうことができる。しかし、ハウジングを退避位置へ変位した状態では重心位置が高くなるためクリーニング装置が転倒しやすく、ハウジングを退避位置へ変位した状態で保管できない。
不使用状態におけるハウジングを洗浄位置へ下げておくと、クリーニング装置を安定した状態で定置できる。しかし、ハウジングを洗浄位置に下げた状態では、ポンプやその吸込み口がタンク内のクリーニング液に浸漬されるため、ポンプや吸込み口に水あかが付着しやすい。また、付着した水あかによってポンプの送液能力が低下するおそれがある。クリーニング装置を使用するごとにタンク内の洗浄液を抜き取れば、ポンプなどを乾燥状態で保管できるが、面倒であるためユーザーが励行するとは限らない。
本発明の目的は、ハウジング等を上方へ退避移動させる必要もなくタンクを出し入れでき、したがって、常に安定した低重心状態で収納し保管できるクリーニング装置を提供することにある。
本発明の目的は、電気かみそりを洗浄姿勢にするのに連動して、ポンプの吸込み口をクリーニング液に浸漬でき、電気かみそりをクリーニング装置から取り外した状態では、ポンプの吸込み口をタンクの外に位置させて、ポンプおよびその周辺機器を乾燥状態で保管できるクリーニング装置を提供することにある。
本発明のクリーニング装置は、かみそりヘッド2を収容する装填部30と、装置本体14に対して着脱自在に設けられるクリーニング液のタンク17と、タンク17内のクリーニング液をかみそりヘッド2へ送給する送液構造が装置本体14に設けてある。送液構造の少なくとも吸込み口44が、タンク17内のクリーニング液に浸漬する供給位置(図3参照)と、クリーニング液の液位より上方で待機する待機位置(図1参照)とに移動自在に設けてあることを特徴とする。
送液構造の少なくとも吸込み口44を供給位置と待機位置との間で移動操作する昇降機構を装置本体14に設ける。
装置本体14にタンク17を収容するタンク収容部21を設け、その出入口22を開閉可能なドア24で塞ぐ。ドア24の開閉動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにする(図21および図22参照)。
装填部30を構成するソケット31を、装置本体14で不使用姿勢と使用姿勢とに切り換え可能に支持する。ソケット31の姿勢切り換え動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置(図1参照)と供給位置(図3参照)とに切り換え操作できるようにする。
電気かみそりの外面に、電力および制御信号を入力するためのかみそり側コネクター10を設ける。装置本体14に設けた給電体154に、かみそり側コネクター10に対応する本体側コネクター36を設ける。給電体154は、装置本体14で接続姿勢と分離姿勢とに切り換え可能に支持する。給電体154の姿勢切り換え動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにする(図23参照)。
装置本体14の外面に、昇降機構を切り換え操作する切換具159・169を設ける。切換具159・169の切り換え動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにする(図24および図26参照)。
タンク17を、装置本体14のタンク収容部21に対して出し入れ可能に設ける。昇降機構はモーター180を駆動源にして構成する。タンク17の出し入れ状態を検知具82・115で検知して、検知具82・115の検知信号に基づきモーター180を作動させて、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにする(図28参照)。
装置本体14に、電気かみそりが洗浄姿勢に変位操作される動作に連動して変位する連動体140を設ける。連動体140の変位に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにする(図20参照)。
ソケット31を装置本体14で前後傾動可能に支持して、電気かみそりを倒立姿勢で支持する不使用姿勢と、電気かみそりを傾斜する姿勢で支持する使用姿勢とに変位可能に設ける。ソケット31の前後傾動に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を供給位置と待機位置とに切り換え操作する(図1参照)。
昇降機構は、ソケット31に同行揺動する昇降アーム50を含んで構成する。昇降アーム50の揺動動作で、吸込み口44を供給位置と待機位置とに切り換え操作する(図3参照)。
ソケット31の支軸79に固定した原動ギヤ126と噛み合うメインラック127を備えている。昇降機構は、ポンプケーシング39に固定した受動ラック128と、受動ラック128とメインラック127との間に設けたギヤ列129とで構成する。ソケット31の前後傾動に連動する受動ラック128の上下動作で、吸込み口44を供給位置と待機位置とに切り換え操作する(図17参照)。
電気かみそりの外面に、電力および制御信号を入力するためのかみそり側コネクター10を設け、装置本体14にかみそり側コネクター10に対応する本体側コネクター36を設ける。ソケット31を不使用姿勢から使用姿勢に切り換え操作することにより、前記両コネクター10・36を接続できるようにする(図3参照)。
装置本体14に、ポンプ40で加圧されたクリーニング液をかみそりヘッド2の内部に直接送給するノズル42を設ける。ノズル42は、その先端がかみそりヘッド2の内部に入り込む姿勢と、かみそりヘッド2の外へ後退する姿勢との間で進退できるよう装置本体14で支持する。ノズル42の姿勢を、昇降機構の姿勢切り換え動作に連動して作動するノズル進退構造で切り換え操作する(図6参照)。
ノズル進退構造は、ソケット31に同行して前後揺動する受動レバー95と、ノズル42に固定される受動アーム96とを含む。ソケット31が前後傾動するときの受動レバー95の揺動動作で受動アーム96を前後移動させて、ノズル42を進退操作する(図10参照)。
ソケット31と同行揺動する原動ギヤ126と、原動ギヤ126で往復操作されるメインラック127とを備えている。ノズル進退構造は、ノズル42に固定した受動ラック130と、メインラック127と受動ラック130との間に設けられるギヤ列131とで構成する(図17参照)。
ノズル42と、ポンプ40の吐出口とを弾性変形可能な送液管43で接続する。ポンプ40が昇降機構で待機位置へ移動操作されるのに連動して、ノズル42を送液管43の弛みを吸収する向きに変位させる。
ソケット31の周囲に洗浄後のクリーニング液を受け止めるヘッドシンク32を設ける。ヘッドシンク32とタンク17とは、装置本体14に設けたドレン通路61を介して連通してある。ドレン通路61に、同通路61を開閉する通路開閉体81・134を設ける。ポンプ40が昇降機構で待機位置へ変位操作されるのに連動して、ドレン通路61を通路開閉体81・134で閉止して、クリーニング液の蒸発を防止する(図1参照)。
ヘッドシンク32の外面に、ドレン通路61の入り口を開閉する通路栓81を設ける。ソケット31を不使用姿勢に切り換えた状態において、通路栓81でドレン通路61を閉止する。
ドレン通路61の内部に、同通路61を開閉する開閉弁134を回動可能に支持する。開閉弁134は、ノズル進退構造のギヤ列131の回転に連動して回動可能に設ける。ソケット31を不使用姿勢に切り換えた状態において、開閉弁134でドレン通路61を閉止する(図18参照)。
タンク17の上壁に、ポンプ40の出入りを許す給液口60を形成する。給液口60と対向するベースフレーム20に、給液口60の開口周縁壁に密着する第1シール66を設ける(図4参照)。
第1シール66は、ポンプケーシング39の外周面に密着する筒状シール部68と、筒状シール部68の下端に張り出し形成されて、給液口60の開口周縁壁に密着するフランジ状シール部69とで構成する。
タンク17の上壁に、洗浄後のクリーニング液をタンク17内へ戻す還流口62を形成する。還流口62と対向するベースフレーム20に、還流口62の開口周縁壁に密着してシールする第2シール67を設ける(図4参照)。
第2シール67は、ドレン通路61の下部に連結される筒状シール部70と、筒状シール部70の下端に張り出し形成されて、還流口62の開口周縁壁に密着するフランジ状シール部71とで構成する。
装置本体14の下部にタンク17を収容するタンク収容部21を設ける。タンク17をタンク収容部21の内部に差し込み装填する過程で、タンク17を上向きに押し上げて第1・第2の両シール66・67に密着させる押し上げ構造を、タンク17の外面とタンク収容部21の内面壁との間に設ける(図4参照)。
ノズル42は、ノズル本体106と、ノズル本体106で回転自在に支持される吹出しヘッド107とで構成する。吹出しヘッド107には、クリーニング液をノズル42の中心軸線に対して斜め方向へ噴出する複数個のノズル穴109を形成する。ノズル穴109から噴出されるクリーニング液の噴出反動で、吹出しヘッド107を一方向へ回転しながらクリーニング液をかみそりヘッド2に送給する(図12参照)。
ソケット31に臨んで洗浄後のかみそりヘッド2を乾燥する乾燥装置を設ける。乾燥装置は、モーターで回転駆動されるファン55と、ファン55で生起された乾燥風を加熱するヒーターユニット56と、乾燥風をかみそりヘッド2へ向かって送給案内する導風筒54とを含む。ファン55の中心を通る中心軸線P1を装填部30へ向かって斜め下向きに傾斜させる(図7参照)。
ヒーターユニット56は、外面にフィン87の一群が形成してある一対の放熱体85と、両放熱体85の間に挟持される正特性サーミスタ86とで構成する。
本発明においては、装填部30を備えたソケット31と、クリーニング液のタンク17と、送液構造などを装置本体14に設けるようにした。そのうえで、送液構造の少なくとも吸込み口44を、タンク17内のクリーニング液に浸漬する供給位置と、クリーニング液の液位より上方で待機する待機位置とに移動自在に設けた。このように、電気かみそりの洗浄時に送液構造の少なくとも吸込み口44を供給位置に下降させて、タンク17内のクリーニング液に浸漬できるようにすると、ハウジング16等を上方へ退避移動させる必要もなくタンク17を出し入れでき、したがって、常に安定した低重心状態で収納し保管できるクリーニング装置を提供できる。
また、不使用状における送液構造を、タンク17の上方の待機位置に保持できるので、ポンプ40およびその周辺機器を乾燥状態で保管でき、ポンプ40や吸込み口44に水あかが付着するのを一掃できる。付着した水あかによってポンプ40の送液能力が低下することも一掃できる。
装置本体14に昇降機構を設け、昇降機構で送液構造の少なくとも吸込み口44を供給位置と待機位置とに移動操作すると、送液構造ないしその吸込み口44を的確に供給位置と待機位置に切り換えることができる。また、送液構造ないし吸込み口44が待機位置に位置保持された状態のままで洗浄が開始されることもない。
タンク収容部21のドア24の開閉動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにすると、タンク17の有無や、タンク17がタンク収容部21に適正に収容されているか否かを確認して洗浄を開始できる。また、タンク17の状態を確認した後にドア24を閉じ操作するだけで、吸込み口44を待機位置から供給位置へ下降させてクリーニング液に浸漬できるので、送液構造ないし吸込み口44の姿勢の切り換えを簡便に行なえる。
ソケット31の姿勢切り換え動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにすると、装填部30に装着した電気かみそりの前後傾動を利用して吸込み口44を昇降操作できる。電気かみそりを洗浄姿勢に切り換えてからでないと、クリーニング液をかみそりヘッド2に送給できないので、電気かみそりが装填部30に装填されていない場合や、装着姿勢が不適切であるような場合に洗浄が開始されるのを防止できる。
給電体154の姿勢切り換え動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作できるようにすると、給電体154の姿勢を接続姿勢に切り換えるだけで、吸込み口44を供給位置へ下降操作できる。同時にかみそり側コネクター10と本体側コネクター36を接続して、洗浄前の準備作業をより簡単に行なえる。洗浄が終了したら、給電体154を分離姿勢に戻すことにより、前記の両コネクター10・36の電気的な接続を遮断して、電気かみそりのモーター5が駆動されるのを確実に防止できる。
装置本体14の外面に切換具159・169を設け、切換具159・169の切り換え動作に連動して作動する昇降機構で、吸込み口44を供給位置に切り換え操作するクリーニング装置によれば、使用者の明確な意図に基づき洗浄を行なえる。また、昇降機構を切換具159・169で操作して吸込み口44を昇降するので、昇降機構およびその周辺構造を簡素化して、クリーニング装置の全体コストを削減できる。いたずら等によって、切換具159・169が切り換え操作された場合であっても、切換具159・169の状態を見るだけで吸込み口44の昇降状態を知って、適正な保管状態に復帰することができる。
タンク17の出し入れ状態を検知具82・115で検知し、その検知信号に基づきモーター180を作動させて、吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換える昇降機構によれば、洗浄条件が揃った適正な状態にのみ洗浄を行なえる。また、吸込み口44の昇降を自動的に行なえるので、より少ない手間でかみそりヘッド2の洗浄を行なえる。
装置本体14に連動体140を設け、連動体140と連動する昇降機構で吸込み口44を待機位置と供給位置とに切り換え操作すると、電気かみそりが適正な洗浄姿勢に装着された状態でのみ、かみそりヘッド2を洗浄できる。また、昇降機構およびその周辺構造を簡素化して、クリーニング装置の全体コストを削減できる。
ソケット31の前後傾動に連動して作動する昇降機構で、ポンプ40および吸込み口44を供給位置と待機位置とに切り換え操作するクリーニング装置によれば、電気かみそりが適正な洗浄姿勢に切り換わった状態でのみ洗浄を行なえる。したがって、使用者の不注意や錯誤によって、電気かみそりが不適切な洗浄姿勢のままで洗浄されるのを防止して、常に適正にかみそりヘッド2を洗浄できる。
ソケット31に同行揺動する昇降アーム50でポンプ40ないし吸込み口44を供給位置と待機位置とに切り換え操作する昇降機構によれば、昇降機構の構造を大幅に簡素化でき、その分だけクリーニング装置の全体コストを削減できる。また構造が簡単である分だけ、故障しにくく信頼性に優れた昇降機構とすることができる。
ソケット31に同行して揺動する原動ギヤ126でメインラック127を往復操作し、メインラック127の往復動作をギヤ列129と受動ラック128を介してポンプケーシング39に伝える昇降機構によれば、ポンプケーシング39を円滑に、しかも的確に昇降操作できる。また、メインラック127の往復動作を、ギヤ列129を介して受動ラック128に伝えるので、動作ロスのない状態で操作力をポンプケーシング39に伝えることができる。
ソケット31に装着した電気かみそりを洗浄姿勢に傾倒するとき、電力および制御信号を入力するためのコネクター10・36を接続できるようにすると、コネクター10・36の接続と、電気かみそりの姿勢の変更とを同時に行なって、洗浄前の準備の手間を省くことができる。
クリーニング液を送給するノズル42を進退できるように設け、その姿勢を昇降機構に連動してノズル進退構造で切り換え操作すると、クリーニング液の殆どをかみそりヘッド2の内部へ確実に供給して、より効果的にしかも無駄のない状態で洗浄を行なえる。また、クリーニング液をノズル42でかみそりヘッド2の内部に直接送給して、内刃4や外刃3に付着した毛屑や皮脂を洗い流すことができる。また、かみそりヘッド2内のクリーニング液を強制的に入れ換えることができるので、内刃4や外刃3などから洗い落とされた毛屑や皮脂を、排出されるクリーニング液とともにかみそりヘッド2の外へ効果的に排出して、一連のクリーニング作業を短時間で効果的に行なえる。
ソケット31に同行して揺動する受動レバー95と、ノズル42に固定される受動アーム96などでノズル進退構造を構成し、ソケット31の前後傾動を利用してノズル42を前後に移動させると、ノズル進退構造の全体構造を簡素化し、低コスト化することができる。
ノズル42に固定した受動ラック130と、メインラック127と受動ラック130との間に設けられるギヤ列131などでノズル進退構造を構成し、ソケット31の前後傾動を利用してノズル42を前後に移動させると、ノズル42を円滑に、しかも動作ロスのない状態で確実に前後操作できる。
送液管43を弾性変形可能な管体で形成し、ポンプ40が昇降機構で待機位置へ移動するのに連動して、ノズル42を送液管43の弛みを吸収する向きに変位させると、送液管43が折れ曲がってくせ付けされるのを防止でき、したがって、常に適正にクリーニング液を送給できる。
ドレン通路61に通路開閉体81・134を設け、ポンプ40が昇降機構で待機位置へ変位操作されるのに連動して、ドレン通路61を通路開閉体81・134で閉止すると、不使用状態におけるタンク17を閉止して、クリーニング液が蒸発するのを防止できる。
ヘッドシンク32の外面に通路栓81を設け、ソケット31を不使用姿勢に切り換えた状態において通路栓81でドレン通路61を閉止すると、より簡単な構造でドレン通路61を開閉して、クリーニング液が蒸発するのを防止できる。
ドレン通路61の内部に開閉弁134を設け、ソケット31を不使用姿勢に切り換えた状態において、開閉弁134でドレン通路61を閉止すると、ドレン通路61の開閉を軽快にしかも確実に行なって、クリーニング液が蒸発するのを防止できる。
ベースフレーム20に第1シール66を設け、タンク17開口した給液口60の開口周縁壁を第1シール66で封止すると、使用状態においてクリーニング液が給液口60から漏れ出るのを防止できる。したがって液漏れを嫌うような場所であっても、支障なく電気かみそりの洗浄を行なえる。
筒状シール部68と、フランジ状シール部69とで第1シール66を構成し、フランジ状シール部69を開口周縁壁に密着して給液口60を封止すると、給液口60の封止構造を簡素化しながら、的確に給液口60をシールできる。
ベースフレーム20に第2シール67を設け、タンク17に開口した還流口62の開口周縁壁を第2シール67で封止すると、使用状態においてクリーニング液が還流口62から漏れ出るのを防止できる。したがって液漏れを嫌うような場所であっても、支障なく電気かみそりの洗浄を行なえる。
筒状シール部70と、フランジ状シール部71とで第2シール67を構成し、フランジ状シール部71を還流口62の開口周縁壁に密着して封止すると、還流口62の封止構造を簡素化しながら、的確に還流口62をシールできる。
タンク17とタンク収容部21との間に押し上げ構造を設け、タンク収容部21の内部に差し込み装填する過程で、タンク17を上向きに押し上げて第1・第2の両シール66・67に密着させるようにすると、より簡単な構造で給液口60および還流口62を封止できる。また、給液口60および還流口62を第1・第2の両シール66・67で個別に封止して、クリーニング液の漏れ出しを防止できる。
ノズル本体106と吹出しヘッド107とでノズル42を構成し、吹出しヘッド107に設けたノズル穴109から噴出されるクリーニング液の噴出反動で、吹出しヘッド107を一方向へ回転させると、クリーニング液をかみそりヘッド2の内部に満遍なく吹出し供給できる。したがって、かみそりヘッド2の内部に付着した毛屑や皮脂を、余すところなく洗浄して、かみそりヘッド2の内部を衛生的な状態にすることができる。
ファン55、ヒーターユニット56、および導風筒54などで乾燥装置を構成し、ファン55の中心を通る中心軸線P1を装填部30へ向かって斜め下向きに傾斜させると、ハウジング16がポケット29の前方へ大きく出っ張るのを防止して、装置本体14を小形化できる。また、洗浄−乾燥時の電気かみそりが、ポケット29の後面に沿って傾動している場合には、かみそりヘッド2の先端側面を導風筒54の出口に正対させて、導風筒54から送出される温風を効果的にかみそりヘッド2に送給し、効率よく乾燥を行なえる。
外面にフィン87の一群が形成してある一対の放熱体85と、両放熱体85の間に挟持される正特性サーミスタ86とでヒーターユニット56を構成すると、ファン55から送出される乾燥風とフィン87との接触機会を向上して、乾燥風を正特性サーミスタ86で効率よく加熱できる。したがって、かみそりヘッド2の乾燥をより短時間で行なえる。
クリーニング装置の縦断側面図である。 電気かみそりおよびクリーニング装置の正面図である。 電気かみそりを装填した状態のクリーニング装置の縦断側面図である。 タンクおよびタンク収容部の縦断側面図である。 装填部およびソケットの周辺構造を示す平面図である。 ノズルとソケットの関係構造を示す縦断側面図である。 電気かみそりを洗浄姿勢にした状態の縦断側面図である。 ヒーターユニットの小僧を示す断面図である。 洗浄時のノズルの状態を示す縦断側面図である。 ノズル進退構造の平面図である。 ノズルの縦断側面図である。 ノズルの正面図である。 ノズル穴の断面図である。 クリーニング装置と電気かみそりの制御概念を示す説明図である。 洗浄−乾燥モードにおける各機器の駆動例を示すタイミングチャートである。 充電モード時のタイミングチャートである。 実施例2に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 実施例2に係る昇降機構の構造を示す構造原理図である。 実施例2に係る洗浄時のノズルの状態を示す縦断側面図である。 実施例3に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 実施例4に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 実施例5に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 実施例6に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 実施例7に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 実施例7に係るポンプユニットが供給位置に下降した状態を示す縦断側面図である。 実施例8に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 実施例8に係るポンプユニットが供給位置に下降した状態を示す縦断側面図である。 実施例9に係る昇降機構を示す縦断側面図である。 クリーニング装置の別の実施形態を示す縦断側面図である。 ハウジングが待機位置へ上昇した状態の縦断側面図である。
[実施例1]
図1ないし図16は本発明に係るクリーニング装置の実施例1を示す。この実施例における前後、左右、上下とは、図1および図2に示す交差矢印と、矢印の近傍の文字表示に従うこととする。図2において、洗浄対象の電気かみそりは、グリップを兼ねる本体部1と、本体部1の上部に設けられるかみそりヘッド2とを備えている。かみそりヘッド2には、網刃からなる断面アーチ形の外刃3と、外刃3の内面に摺接するロータリー式の内刃4とが設けられており、本体部1の内部に設けたモーター5の回転動力で内刃4を回転駆動して、ひげ切断を行なえる。
本体部1は、モーター5、2次電池6、制御基板7などを収容する主ケース1Aと、主ケース1Aの左右両側および底面を囲む装飾枠1Bとで構成してあり、装飾枠1Bの右側上部に押しボタン型のスイッチボタン8と、運転モードを表示するためのLED表示などが設けてある。主ケース1の後面上部にはきわぞりユニット9が設けてあり(図1参照)、主ケース1の後面下部には電力および制御信号を入力するためのかみそり側コネクター(プラグ)10が設けてある。図6に示すように、かみそりヘッド2を構成するヘッドケース12と、ヘッドケース12に着脱可能に装着される外刃ホルダー13とで、切断された毛屑を収容する毛屑室Rが区画してある。
図1においてクリーニング装置は、ベース15と、ベース15の上面を覆うハウジング16とからなる装置本体14を基本構造体にして構成してある。ハウジング16の内部には、クリーニング液を貯留するタンク17と、タンク17内のクリーニング液をかみそりヘッド2へ送給する送液構造と、送液構造を昇降操作する昇降機構と、昇降機構を操作する操作構造と、洗浄後のかみそりヘッド2を乾燥する乾燥装置などが配置してある。
(ベース構造)
ベース15は、ベース基部19と、ベース基部19の上面を覆う断面コ字状のベースフレーム20とを一体に備えたプラスチック成形品からなり、ベース基部19とベースフレーム20とで、タンク17を収容するためのタンク収容部21が区画してある。タンク収容部21は前後が開口しており、前開口に臨むハウジング16の前壁には、タンク17の出入口22が開口してある。出入口22は、軸23で揺動開閉自在に支持されたドア24で開閉でき、ドア24はばね25で閉じ勝手に付勢してある。ばね25の付勢力に逆らってドア24を上開き揺動して反転させることにより、出入口22を開放してタンク17をタンク収容部21に出し入れできる。ベースフレーム20の上壁の上面にポンプ40などの送液構造が配置してある。
(ポケット/装填部)
ハウジング16の上面中央には、電気かみそりを倒立姿勢で収容する断面V字状のポケット29が凹み形成してあり、その内底にかみそりヘッド2を収容する装填部30が設けてある(図1参照)。装填部30は断面U字形の樋体状のソケット31で区画してある。ソケット31の周囲を囲むポケット29の内底壁は、クリーニング液を受けるためのヘッドシンク32として機能している。このヘッドシンク32を囲むシンク壁を符号45で示す。
ポケット29の前側のハウジング周壁に設けた制御パネルには、運転モードを選定するためのセレクトボタン33と、充電開始用の充電ボタン34と、洗浄、乾燥、充電、リセットの各状態を表示するLED表示部35などが設けてある。また、ポケット29の後面上部には、かみそり側コネクター10に対応する本体側コネクター36と、電気かみそりが洗浄姿勢に傾倒されたことを検知する傾倒スイッチ37が設けてある。さらに、ハウジング16の後壁には、商用電源を直流電流に変換するアダプター用の給電プラグ38が配置してあり、図示していないアダプターから供給される直流電流で、後述するポンプ40やファン55を駆動できるようにしてある。
(送液構造)
図1および図3において送液構造は、ポンプケーシング39と、その内部に組み込まれる遠心型のポンプ40、およびポンプ40用のモーター41と、先のヘッドシンク32で支持されるノズル42と、ポンプケーシング39とノズル42を繋ぐ送液管43などで構成する。ポンプケーシング39はプラスチック成形品からなり、その底壁にポンプ40の吸込み口44が開口してある。送液管43は弾性変形可能なプラスチック製あるいはゴム製の管体からなり、その一端がポンプケーシング39の上壁に設けた吐出口に接続され、他端がノズル42に接続してある。ポンプケーシング39、ポンプ40、およびモーター41からなるポンプユニットは、以下に述べる昇降機構で下方の供給位置と、上方の待機位置との間で昇降操作される。ノズル42はシンク壁45で前後進退可能に支持されており、その先端がヘッドシンク32内へ突出されて、ソケット31のノズル開口82内に臨ませてある(図6参照)。ノズル42は、ノズル進退構造で進退操作されるが、その詳細は後述する。
(昇降機構)
図3および図5に示すように昇降機構は、ベースフレーム20の上壁に立設した左右一対のガイド枠47と、ガイド枠47に設けたスライド溝48に沿って上下スライドするスライドピン49と、ポンプケーシング39を昇降操作する左右一対の昇降アーム50などで構成する。スライドピン49は、ポンプケーシング39と一体に形成してある。昇降アーム50は、ソケット31に同行して上下揺動でき、そのアーム先端に設けた連動ピン53を介して、ポンプケーシング39に設けた前後方向の連動溝46と係合している。
図3に示すように供給位置におけるポンプユニットは、その吸込み口44がタンク17の底壁と対向する状態でクリーニング液中に浸漬される。また、図1に示すように待機位置におけるポンプユニットは、その吸込み口44がタンク17の給液口60の上方に位置して、タンク17の上面より上方で待機している。ポンプユニットの昇降を許すために、ベースフレーム20の上壁には吸込み通口51を開口し、その内面に第1シール66を装着している。また、ベースフレーム20の上壁の前部には、後述するドレン通路61用のドレン開口52を形成し、その内面に第2シール67を装着している。第1・第2の両シール66・67の詳細は後述する。
(乾燥装置)
ヘッドシンク32の前壁の左右中央に、乾燥装置が配置してある。乾燥装置は、両端が開口するファンケース54の内部に軸流式のファンモーター55と、ヒーターユニット56を収容して構成してあり、ファンモーター55の中心軸線P1が斜め下向きに傾斜する状態でハウジング16内に配置してある(図7参照)。ファンケース54の吸い込み面と対向するハウジング16の前壁には、一群のスリットからなる吸込み口57が形成してあり(図2参照)、ファンケース54の吹き出し面側は案内通路58を介してヘッドシンク32に連通している。
図8に示すように、ヒーターユニット56は、一対の放熱板85の間に正特性サーミスタ(ヒーター)86を挟持して構成してある。放熱板85はアルミニウムを素材とする押出材で形成してあり、その片面に一群のフィン87が一定間隔おきに形成してある。ファンモーター55から送出された乾燥風は、一群のフィン87と接触する間に加熱されて温風となる。なお、図7に示すようにファンモーター55の中心を通る中心軸線P1と、洗浄姿勢にした電気かみそりの中心軸線P2とで規定される角度は90度である。乾燥装置の中心軸線P1は水平面に対して斜めに傾斜している。このように、乾燥装置の中心軸線P1を斜めに傾斜させると、ハウジング16がポケット29の前方へ大きく突出するのを防止して、装置本体14を小形化できる。また、中心軸線P1と中心軸線P2とで挟まれる角度は、90度以上とすることが好ましい。それは、電気かみそりを洗浄姿勢に後傾した状態において、かみそりヘッド2の先端側面を導風筒54の出口に正対させて、導風筒54から送出される温風を効果的に毛屑室Rの内部へ送給して、効率よく乾燥を行なえるからである。
(タンク)
タンク17は箱形容器状に形成されており、その上面に先のポンプユニットを差し込むための給液口60と、ヘッドシンク32の最底部に設けたドレン通路61に対応する還流口62とが開口してある(図3参照)。還流口62と上下に対向するタンク17の内部には、ヘッドシンク32から流下する洗浄後のクリーニング液をろ過するフィルター63が配置してある。フィルター63は、フィルター枠63aと、フィルター枠63aで断面W字状に保形されるろ過エレメント63bとで、上向きに開口する容器状に形成してあり、洗浄後のクリーニング液に含まれる毛屑や皮脂を濾過する。タンク17の内部にフィルター63を設けることにより、ポンプ40はろ過された後のクリーニング液を吸引して、ノズル42へ送給できることになる。タンク17とフィルター63はカートリッジ化されていて、所定の使用時間が経過するごとに交換される。クリーニング液は、水、アルコール、石けん水などを用いる。
(シール構造)
タンク収容部21に装填したタンク17の給液口60、および還流口62をシールするために、吸込み通口51に第1シール66を装着し、さらに、ドレン開口52に第2シール67を装着している。図4において第1シール66は、ポンプケーシング39の丸筒状の周面に摺接する筒状シール部68と、筒状シール部68の下部から水平方向に張り出されるフランジ状シール部69を一体に備えており、自己の弾性で吸込み通口51に固定してある。第2シール67は、ドレン通路61の下部に連結される筒状シール部70と、筒状シール部70の下部から水平方向に張り出されるフランジ状シール部71を一体に備えており、自己の弾性でドレン開口52に固定してある。第2シール67は、第1シール66に比べてひと回り小さく形成してある。
上記のように構成したタンク17の吸液口60と還流口62を、それぞれ第1・第2の両シール66・67に密着させるために、ベース15の上面後端に傾斜段部74を形成し、さらにタンク17の底壁前部の左右両側に部分球面状の突起75を形成している。図4に示すように、ドア24を開放して、タンク17の大半をタンク収容部21に差し込んだ状態では、タンク17の底壁の後縁がベース基部19の上面で受け止められている。このとき、吸液口60および還流口62と第1・第2の両シール66・67は小さな隙間を介して上下に対向している。さらに、タンク17をタンク収容部21の内奥へ差し込むと、図1に示すように底壁の後縁が傾斜段部74に乗り上がり、同時に突起75がベース基部19の上面に乗りあがる。このような押し上げ構造によるタンク17の上方向への移動によって、吸液口60および還流口62の開口周縁壁のそれぞれが、第1・第2の両シール66・67のフランジ状シール部69・71の下面に密着して、クリーニング液の漏れを防止する。
(操作構造/ソケット)
昇降機構は、操作構造で昇降操作されてポンプユニットを供給位置と待機位置とに切り換える。この実施例では、装填部30およびソケット31が操作構造を兼ねるようにした。図5に示すようにソケット31は、下半周壁に一群のスリット78を一定間隔おきに形成した籠状体からなり、その左右両側に設けた支軸79がハウジング16の内側壁に設けた左右一対の軸受穴80で回動自在に軸支されている。このように、ソケット31の両側を軸受穴80で支持することにより、ソケット31は、装填部30に装着した電気かみそりを前後に傾動するとき、使用姿勢と不使用姿勢との間で前後傾動できる。
ソケット31が不使用姿勢に切り換えられた状態を図1に示しており、ソケット3が使用姿勢に切り換わった状態を図3に示している。不使用姿勢と使用姿勢との間の前後傾動角度は約45度である。先に説明した昇降アーム50は、支軸79の側端に固定してある。ソケット31の下面中央には、ドレン通路61を開閉する通路栓(通路開閉体)81が固定してある。通路栓81は、ドレン通路61の直径より僅かに大きな直径の円形のゴム板からなり、ソケット31が不使用姿勢に切り換わった状態において、ドレン通路61を塞いでクリーニング液の蒸散と漏れ出しを防ぐ。ソケット31が使用姿勢に切り換わった状態では、通路栓81がドレン通路61を開放して、かみそりヘッド2から排出されたクリーニング液をタンク17へ流下させる。
ソケット31の後壁にはノズル42の出入りを許すノズル開口82が、ソケット31の前後傾動角度に対応して長溝状に形成してあり、その上開口縁の内部に開放突起83が形成してある(図6参照)。また、ソケット31の内面の複数個所にはかみそりヘッド2を位置決めする位置決めリブ84が突設してある。位置決めリブ84は、かみそりヘッド2の差し込み限界を規定するストッパーとしても機能している。図7に示すように、かみそりヘッド2を差し込み限界まで差し込んだ状態では、外刃3とソケット31の内底との間に充分な隙間が確保されるので、洗浄後のクリーニング液を速やかにヘッドシンク32へ流下させることができる。
(シャッター)
電気かみそりを洗浄するときに、ノズル42の先端をかみそりヘッド2の内部へ進入させるために、外刃ホルダー13に受液開口90を開口し、受液開口90をスライド可能なシャッター91で開閉できるようにしている。シャッター91は圧縮コイル形のシャッターばね92で閉じ勝手にスライド付勢してある。電気かみそりの装填部30への装着動作を利用してシャッター91を開放操作するために、先に述べた開放突起83を設けている。
電気かみそりを洗浄するときは、かみそりヘッド2を装填部30に差し込んで、図1に示すように電気かみそりの全体を倒立姿勢にする。かみそりヘッド2が装填部30に差し込まれると、シャッター91の受動突起が開放突起83で受け止められてその位置に保持される。そのため、かみそりヘッド2が装填部30の内部に完全に入り込んだ状態では、シャッター91はシャッターばね92の付勢力に抗して開放操作されて、受液開口90を開放できる。この開放状態におけるノズル42の先端は、図9に示すように毛屑室Rの内部に僅かに入り込む。したがって、ノズル42から噴出されるクリーニング液を毛屑室R内の内刃4に確実に吹き付けることができる。ノズル42を進退させるための構造は後述する。
倒立している状態の電気かみそりをポケット29の後面側へ傾けることにより、昇降アーム50が下方揺動して、ポンプユニットを吸込み通口51および給液口60を介してタンク17内に下降させ、その吸込み口44を浸漬させる。同時に、かみそり側コネクター10が本体側コネクター36に接続され、さらに傾倒スイッチ37がオン状態に切り換わる。浸漬状態に切り換わったポンプユニットの吸込み口44は、僅かな隙間を介してタンク17の底壁と対向している(図3参照)。
(ノズル進退構造)
上記のように、電気かみそりを倒立姿勢から後傾操作するときの動作を利用して、ノズル42をノズル進退構造でかみそりヘッド2の内部へ進入できるようにしている。詳しくは、図10に示すように、ソケット31の後方に配置した受動レバー95と、ノズル42に固定される受動アーム96と、受動レバー95をソケット31に接当付勢するばね97などでノズル進退構造を構成している。受動レバー95は、レバー本体98と、レバー本体98の一側からソケット31へ向かって連出される接当アーム99を一体に備えている。左右方向に長いレバー本体98の中央部分を揺動軸100で軸支することにより、受動レバー95は揺動軸100の回りに前後揺動できる。揺動軸100は、ベースフレーム20の上壁に立設したボス101に固定してある。レバー本体98と受動アーム96は、レバー本体98の下面側に固定したピン102と、受動アーム96に形成した連動溝103とで連結してある。ポケット29の後面壁には接当アーム99の横揺動を許す逃げ穴104が開口してある(図5参照)。
図6に示すように、ソケット31が不使用姿勢になっている状態では、受動レバー95は図10において実線で示す位置にあり、接当アーム99の先端の球状部分がソケット31の外面の後壁に接当している。この状態からソケット31が後方へ傾動すると、受動レバー95がばね97の付勢力に逆らいながら図10において時計回転方向へ揺動して、想像線で示す姿勢に切り換わる。受動レバー95が時計回転方向へ揺動する過程では、レバー本体98に固定したピン102が前進するので、図9に示すようにノズル42はかみそりヘッド2の内部へ進入できる。また、ソケット31が前方へ復帰傾動すると、ばね97の付勢力によって受動レバー95が反時計回転方向へ揺動して元の位置へ復帰するので、ノズル42をかみそりヘッド2の外へ退避できる。
(ノズル)
ノズル42の詳細構造を図11から図13に示す。ノズル42は、2重筒状のノズル本体106と、ノズル本体106で回転自在に軸支される吹出しヘッド107と、ノズル本体106を固定支持するノズル基部108などで構成する。吹出しヘッド107は円盤状に形成してあり、その盤面に6個のノズル穴109が前後貫通状に形成してある。盤面の後側には軸110が一体に設けてあり、この軸110をノズル本体106の中央のボス111で軸支することにより、吹出しヘッド107の全体が回転自在に支持してある。図12に示すようにノズル穴109は断面台形状に形成してあり、吹出しヘッド107の内側から外側へ向かって先すぼまり状に穴幅が狭められている。また、各ノズル穴109の中心軸はノズル42の中心軸に対して斜めに傾斜させてある。
送液管43とノズル基部108を介してノズル本体106へ送給されてきたクリーニング液は、ノズル本体106の外筒壁とボス111との間の通路を経て、各ノズル穴109から吹き出される。このとき、各ノズル穴109の中心軸が同じ向きに傾斜させてあるので、吹出しヘッド107はクリーニング液の噴出反力によって、図12に矢印で示す向きに回転する。したがって、クリーニング液を毛屑室Rの内部に満遍なく送給できる。図示していないが、ノズル本体106の外筒壁とボス111とは、放射状の複数のリブを介して繋がっている。
(運転モード)
次に、クリーニング装置の運転モードと各運転モードにおける動作について説明する。クリーニング装置は、装填部30に電気かみそりが適正な姿勢で装填してあること、タンク17がベース15上の所定位置に配置してあること、電気かみそりに対して通電できる状態であること、の各条件を満たした状態でのみ作動でき、さらにポンプ40を駆動するモーター41の駆動電流が一定値以上であること、つまりタンク17内に貯留されたクリーニング液の液位が一定以上であることを連続運転するための条件にしている。
先の各運転条件が満たされているか否かを検知するために、図14に示すようにポケット29に傾倒スイッチ37を設け、タンク収容部21に臨んでタンクスイッチ115を設けている。各スイッチ37・115がオンされた状態で、セレクトボタン33をオンすると洗浄−乾燥モードとなり、セレクトボタン33を一定時間内に2回オンすると乾燥モードとなり、セレクトボタン33を一定時間内に3回オンするとリセット状態になる。また、充電ボタン24をオンすると充電モードとなる。
図14において、クリーニング装置と電気かみそりとは、電力供給ライン119と信号ライン120を介して接続されており、クリーニング装置側の制御部121からの指令信号によって常開スイッチ122をオン状態に切り換えることにより、モーター駆動用、および充電用の電流を供給できる。常開スイッチ122を介装するのは、かみそり側コネクター10、および本体側コネクター36の腐食を防止するためである。電気かみそり側の制御部123はCPUや充電制御ICなどで構成してある。
(タイミングチャート)
図15に示すように、洗浄−乾燥モードにおいては、セレクトボタン33がオン操作されたのち、ポンプ駆動用のモーター41が起動され、クリーニング液が毛屑室Rへと送給されて洗浄が開始される。同時に常開スイッチ122がオン操作されて電気かみそりのモーター5が起動可能な状態となる。洗浄開始から所定時間が経過する前段過程では、ポンプ駆動用のモーター41を間欠的に駆動して、クリーニング液の送給と、毛屑室Rからのクリーニング液の排出とを交互に行なう。前段過程が終了するのと同時に、ポンプ駆動用のモーター41を連続駆動してクリーニング液を連続供給し、同時に内刃4を駆動するモーター5を間欠的に駆動しながら洗浄を行なって後段過程へ移行する。間欠駆動時のモーター5、およびモーター41の起動および停止は、制御部121からの指令信号によって制御される。
後段過程の開始から一定時間が経過すると、ポンプ駆動用のモーター41への通電を停止して洗浄モードを終了する。上記のようにポンプ駆動用のモーター41を間欠的に駆動して、クリーニング液の送給と、かみそりヘッド2内からのクリーニング液の排出とを交互に行なうようにすると、洗浄の前段過程で毛屑がかみそりヘッド2内で飛び散るのを防止しながら、洗い流すことができる。前段過程において大雑把に毛屑を排出した後は、内刃4を間欠的に駆動してクリーニング液を撹拌し、内刃4やその周辺に付着した毛屑や皮脂などを強制的に洗い流すことができる。
洗浄モードの終了と同時にファンモーター55の送風ファンとヒーターユニット56を起動して乾燥モードが開始され、温風をかみそりヘッド2へ向かって吹き付ける。乾燥モードに移行した後も、内刃4およびセンター刃5の内刃は一定時間だけ間欠的に駆動され、以後は完全に停止される。所定時間が経過したら、ファンモーター55および正特性サーミスタ86への通電を停止して乾燥モードを終了する。この時点で、電気かみそり内部の2次電池6の電圧が、充電完了時の電圧の20%以上であれば洗浄−乾燥モードを終了し、充電完了時の電圧の20%未満である場合には自動的に充電モードへ移行し、2次電池6に対する充電が行なわれる。
乾燥モードは、上記の洗浄モードにおける乾燥モードのみで構成されており、先に説明した逐次動作を同様に行なう。充電のみを行なう場合には、充電ボタン24をオン操作する。その場合には、図16に示すように充電ボタン34がオン操作されるのと同時に、2次電池6に対する充電が開始され、その電圧が所定値に達した時点で終了する。
洗浄時に毛屑室R内へ噴き出されたクリーニング液は、回転する吹出しヘッド107から放射状に放出されて内刃4、外刃3、外刃ホルダー13の内面壁などに衝突し、さらに回転駆動される内刃4によって撹拌されながら毛屑や皮脂を洗い流す。洗浄時の毛屑室Rの内部は、常にろ過されたクリーニング液で占められており、内刃4で撹拌されたクリーニング液は主に外刃3を介してヘッドシンク32へと排出され、ドレン通路61とドレン開口52を介してタンク17に回収される。
このように、毛屑室Rにおけるクリーニング液を強制的に入れ換えるようにすると、内刃4や外刃3などから洗い落とされた毛屑や皮脂を、排出されるクリーニング液とともにかみそりヘッド2の外へ効果的に排出できるので、一連のクリーニング作業を短時間で効果的に行なえる。また、洗浄時のクリーニング液は、内刃4で撹拌されて泡立つことになる。そのため、クリーニング液とその泡とが混在する洗浄状態を維持して洗浄効果を向上できる。さらに泡の破裂衝撃で各部にこびりついた毛屑や皮脂を剥離洗浄して効果的に洗浄できる。
以下に、本発明に係る実施例2〜実施例9を説明する。各実施例においては、上記の実施例と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
[実施例2]
実施例2に係るクリーニング装置を図17〜図19に示している。実施例2では実施例1と同様に、ソケット31が電気かみそりで傾動操作されるのを利用して、ポンプユニットを昇降機構で昇降し、さらにノズル42をノズル進退構造で進退するが、これらの機構の詳細構造が実施例1と異なる。
図18に示すように、ソケット31に設けた支軸79に扇形の原動ギヤ126を固定し、ベースフレーム20の上面に配置したメインラック127を原動ギヤ126で前後に往復操作できるようにする。前後に長いメインラック127と原動ギヤ126とが、昇降機構を操作する操作構造に相当する。昇降機構は、ポンプケーシング39の上端に固定した縦長の受動ラック128と、受動ラック128とメインラック127との間に設けられる一群のギヤ列129で構成する。また、ノズル進退構造は、ノズル42に固定した受動ラック130と、受動ラック130とメインラック127との間に設けられる3個のギヤからなるギヤ列131で構成する。図示していないが、ポンプケーシング39はガイド枠47およびスライドピン48で上下スライド自在に案内支持してある。以下の実施例においても同じである。
ドレン通路61の内部には、開閉弁(通路開閉体)134が配置してあり、ギヤ列131の受動側ギヤと弁軸との間に設けたベルト伝動構造で、開閉弁134を開放状態と閉止状態とに切り換える。ベルト伝動構造は、先の受動側ギヤに同行して回転する原動プーリー135と、従動プーリー136と、両プーリー135・136に巻き掛けられる伝動ベルト137などで構成する。開閉弁134はバタフライ弁からなり、その弁軸に従動プーリー136が固定してある。したがって、メインラック127の前後移動に連動して、開閉弁134が往復回動してドレン通路61を開閉できる。
図17に示すように、ソケット31が不使用姿勢になっている状態では、ポンプユニットはタンク17より上方の待機位置にあり、受動ラック128の下端部分がギヤ列129の終段ギヤとかみ合っている。また、メインラック127はその移動ストロークの後端に位置している。開閉弁134は閉じ状態になっている。この状態から、ソケット31を電気かみそりで後傾操作することにより、ポンプユニットが供給位置まで下降する。さらに、図19で示すようにノズル42がかみそりヘッド2の内部へ進入し、開閉弁134が開放状態に切り換わる。また傾斜している電気かみそりを不使用姿勢に戻すと、ポンプユニットは待機位置まで上昇し、ノズル42はかみそりヘッド2の外へ後退する。したがって、電気かみそりを装填部30から抜き出すことができる。開閉弁134は閉じ状態に切り換わる。
[実施例3]
実施例3に係るクリーニング装置を図20に示している。そこでは、ポケット29をU字状に形成して、ソケット31をポケット29の内面の左右側壁で上下スライド自在に案内支持する。ソケット31には操作ラック(連動体)140が同行移動可能に設けてあり、ソケット31が電気かみそりで実線で示す不使用位置から、想像線で示す使用位置(洗浄姿勢)へ押し下げ操作されるときの動作を利用して、ポンプユニットを待機位置から供給位置へと下降操作する点が先の実施例と異なる。
そのために、ポンプケーシング39の上端に縦長の受動ラック128を固定し、受動ラック128と操作ラック140との間に3個のギヤ列129を配置する。電気かみそりを装填部30に装填して洗浄姿勢に押し下げ操作すると、ポンプユニットを供給位置へ押し下げることができる。また、電気かみそりを不使用位置へ戻すと、ポンプユニットを待機位置へ復帰することができる。なお、この実施例におけるノズル42はヘッドシンク32の周壁に固定してあり、前後に進退することはない。以下に説明する実施例4、5、6、9においても同様のノズル構造とする。
[実施例4]
実施例4に係るクリーニング装置を図21に示している。そこでは、ドア24の開閉動作に連動してポンプユニットを待機位置と供給位置とに変位させる。詳しくはドア24の揺動軸23に扇形の原動ギヤ142を固定して操作構造とする。さらに、原動ギヤ142の近傍に巻取りドラム143を配置し、そのドラム軸に固定した受動ギヤ144と原動ギヤ142との間に3個のギヤ列145を配置して、ドア24の開閉に連動して巻取りドラム143を回転操作できるようにする。巻取りドラム143に巻き付けられた昇降ロープ146は、ポンプユニットの上方に配置したガイドプーリー147で下向きに案内されて、その端部がポンプケーシング39に固定してある。ポンプユニットの下降移動を円滑に行なうために、ポンプケーシング39をばね148で押し下げ付勢する。なお、この実施例においては、実施例3と同様にポケット29をU字状に形成して、ソケット31をポケット29の内面の左右側壁で上下スライド自在に案内支持している。以下に説明する実施例5から9においても同様のポケット構造と、ソケット支持構造とが適用される。
閉じ状態のドア24を開放操作すると、原動ギヤ142が時計回転方向へ回転して巻取りドラム143を回転操作し、昇降ロープ146を巻き取る。したがってポンプユニットは、ばね148の付勢力に抗して待機位置へと上昇する。逆に、ドア24を閉じ操作すると、原動ギヤ142が反時計回転方向へ回転して巻取りドラム143を回転操作し、昇降ロープ146を繰り出す。したがってポンプユニットは、自重とばね148の付勢力によって供給位置へと下降する。
[実施例5]
実施例5に係るクリーニング装置を図22に示している。そこでは、タンク17の出入口22をハウジング16の後壁に開口し、実施例4と同様にドア24の開閉動作に連動してポンプユニットを待機位置と供給位置とに変位させる。詳しくは、ドア24の揺動軸23に扇形の原動ギヤ142を固定して操作構造とする。さらに、ポンプケーシング39の上端に縦長の受動ラック128を固定し、受動ラック128と原動ギヤ142とを一群のギヤ列151を介して連動可能とした。
また、実施例5のクリーニング装置においては、ソケット31を省略して、シンク壁45の内底の複数箇所にかみそりヘッド2を受け止める支持リブ152を設けて装填部30とした。支持リブ152でかみそりヘッド2を支持することにより、外刃3とシンク壁45の内底との間に隙間を確保して、クリーニング液の毛屑室Rに対する出入りを容易化できる。洗浄時には、ポンプユニットでタンク17内のクリーニング液を加圧してノズル42に送給し、ヘッドシンク32に溜めたクリーニング液にかみそりヘッド2を浸漬した状態で洗浄する。この洗浄形態においては、ヘッドシンク32内のクリーニング液を外刃3を介して毛屑室R内へ導入し、さらに洗浄された毛屑などを外刃3の網目を介してヘッドシンク32へ排出する。ヘッドシンク32へ排出された、毛屑を含むクリーニング液は、ドレン通路61でタンク17へ戻されてフィルター63でろ過され、ポンプユニットで再び循環送給される。
[実施例6]
実施例6に係るクリーニング装置を図23に示している。そこでは、ハウジング16の上端に逆L字状の給電体154を設け、その前端下面に本体側コネクター36を設ける。このコネクター36に対応して、電気かみそりの本体部1の底面にかみそり側コネクター10が設けてある。給電体154は、ハウジング16で上下スライド可能に支持されて接続姿勢と分離姿勢とに変位できる。電気かみそりを装填部30に倒立姿勢で装着したのち、給電体154を押し下げて接続姿勢に切り換えることにより、本体側コネクター36とかみそり側コネクター10とを接続することができる。この状態から給電体154を上方へスライド操作して分離姿勢にすると、両コネクター10・36を分離できる。
この実施例においては、給電体154の上下スライド動作を利用してポンプユニットを昇降操作する。そのために、給電体154の下端に操作ラック155を固定して操作構造とする。さらに、ポンプケーシング39の上端に縦長の受動ラック128を固定し、受動ラック128と操作ラック154とを3個のギヤ列156を介して連動可能とした。給電体154が分離姿勢にあるとき、ポンプユニットは上方の待機位置に位置している。この状態から給電体154を押し下げ操作して接続姿勢にすると、操作ラック155の動作がギヤ列156を介して受動ラック128に伝動されるので、ポンプユニットは供給位置へと下降する。
実施例6のクリーニング装置においては、実施例5のクリーニング装置と同様に、ソケット31を省略し、かみそりヘッド2をヘッドシンク32内のクリーニング液に浸漬した状態で洗浄する。そのためにノズル42の上側に隣接して支持突起157を設け、この支持突起157で本体部1の肩部分を受け止めることにより、外刃3とシンク壁45の内底との間に隙間を確保して、クリーニング液の毛屑室Rに対する出入りを容易化できるようにした。
[実施例7]
実施例7に係るクリーニング装置を図24および図25に示す。そこでは、ハウジング16の外面一側に操作ハンドル(切換具)159を設けて、操作ハンドル159を上下にスライド操作してポンプユニットを供給位置と待機位置とに変位操作できるようにした。操作ハンドル159は、グリップ160とハンドル腕161とを一体に備えており、ハンドル全体がハウジング16で上下スライド自在に案内支持してある。ハンドル腕161の内端はポンプケーシング33に固定してある。したがって、操作ハンドル159を下向きにスライド操作すると、ポンプユニットが供給位置へ下降移動し、操作ハンドル159を上向きにスライド操作すると、ポンプユニットを待機位置へ復帰することができる。
また、操作ハンドル159の上下スライド動作を利用して、ノズル42を前後に進退できるようにした。詳しくは、図25に示すように、ポンプケーシング39の上部に斜めのカム面164を備えた操作カム165を固定しておき、操作ハンドル159が下向きにスライド操作されるとき、操作カム165でノズル42に固定した受動突起166を前方へ押して、ノズル42の先端をかみそりヘッド2の内部に進入させるようにした。なお、ノズル42および受動突起166は図示していないばねで後向きに移動付勢してあり、したがって、操作ハンドル159を上向きにスライド操作すると、ノズル42はかみそりヘッド2の外へ後退することができる。したがって、電気かみそりを装填部30から抜き出すことができる。
[実施例8]
実施例8に係るクリーニング装置を図26および図27に示す。そこでは、ハウジング16の外面一側に操作ダイヤル(切換具)169を設けて、操作ダイヤル169を回転操作してポンプユニットを供給位置と待機位置とに変位操作できるようにした。また、操作ダイヤル169の回転動作を利用してノズル42を前後に進退移動できるようにした。
図27に示すように、操作ダイヤル169のダイヤル軸170には、扇形の原動ギヤ171と原動プーリー172が固定してある。ポンプケーシング39の上端に縦長の受動ラック128を固定し、受動ラック128と原動ギヤ171とを4個のギヤ列173を介して連動可能とした。また、ノズル42の近傍に受動プーリー174を配置して、そのプーリ軸に操作ギヤ175を固定した。原動プーリー172と受動プーリ174には伝動ベルト176が巻き掛けてある。操作ギヤ175は、ノズル42に固定した受動ラック130と噛み合っている。
図26に示すように、ポンプユニットが待機位置にある状態において、操作ダイヤル169を時計回転方向へ回動操作すると、原動ギヤ171が同行回転してギヤ列173を介して受動ラック128を下降させ、ポンプユニットを供給位置へ移動させる。操作ダイヤル169の回転動作は、原動プーリ172と伝動ベルト176を介して受動プーリ174にも同時に伝えられる。そのため、受動ラック130を操作ギヤ175で前方へ移動操作して、ノズル42をかみそりヘッド2の内部に進入できる。操作ダイヤル169を元の位置まで逆向きに回動操作すると、ポンプユニットは待機位置へ復帰し、ノズル42はかみそりヘッド2の外へ後退する。したがって、電気かみそりを装填部30から抜き出すことができる。
[実施例9]
実施例9に係るクリーニング装置を図28に示す。そこでは、モーター180と、モーター180で回転駆動されるピニオン181と、ピニオン181で昇降操作される受動ラック128とで昇降機構を構成して、ポンプユニットの昇降を自動化した。また、タンクスイッチ115とは別にドアスイッチ182を付加して、クリーニング装置における洗浄−乾燥モードの開始条件を厳しくした。この実施例におけるクリーニング装置は、セレクトボタン33をオンして洗浄−乾燥モードが始まると、まず、モーター180が起動してポンプユニットを供給位置へ下降させる。以後は、図15に示すタイミングチャートに従って、洗浄と乾燥を行なう。また、ポンプユニットの待機位置への復帰動作は、ポンプ40の駆動が終了した後に行なう。
実施例9のクリーニング装置においても、実施例5、6のクリーニング装置と同様に、ソケット31を省略し、かみそりヘッド2をヘッドシンク32内のクリーニング液に浸漬した状態で洗浄するようにした。また、実施例5と同様にシンク壁45の内底の複数箇所に支持リブ152を設けてかみそりヘッド2を受け止めるようにした。
本発明に係るクリーニング装置は、以下の態様で実施することができる。
かみそりヘッド2を収容する装填部30を備えたソケット31と、装置本体14に対して着脱自在に設けられるクリーニング液のタンク17と、タンク17内のクリーニング液をかみそりヘッド2へ送給する送液構造とを装置本体14に設ける。ソケット31は、装置本体14で不使用姿勢と使用姿勢とに切り換え可能に支持されている。クリーニング液をかみそりヘッド2の内部に直接送給するノズル42が、装填部30に配置されている。ノズル42は、その先端がかみそりヘッド2の内部に入り込む姿勢と、かみそりヘッド2の外へ後退する姿勢との間で進退できるよう装置本体14で支持されている。ノズル42の姿勢を、ソケット31の姿勢切り換え動作に連動して作動するノズル進退構造で切り換え操作する。
このように、ソケット31の姿勢切り換え動作に連動してノズル42を進退操作すると、装填部30に装填した電気かみそりを洗浄姿勢に後傾操作することで、ノズル42の先端を毛屑室Rの内部に進入させて、クリーニング液をかみそりヘッド2の内部へ無駄なく供給できる。したがって、内刃4や外刃3に付着した毛屑や皮脂の洗浄を、効果的にしかも無駄のない状態で行なえる。また、かみそりヘッド2内のクリーニング液を強制的に入れ換えることができるので、内刃4や外刃3などから洗い落とされた毛屑や皮脂を、排出されるクリーニング液とともにかみそりヘッド2の外へ効果的に排出して、一連のクリーニング作業を短時間で効果的に行なえる。全体として、クリーニング液の無駄を省いて、かみそりヘッド2の内部の洗浄を効果的に行なうことができる。
ノズル進退構造は、ソケット31に同行して前後揺動する受動レバー95と、ノズル42に固定される受動アーム96とを含む。ソケット31が前後傾動するときの受動レバー95の揺動動作で受動アーム96を前後移動させて、ノズル42を進退操作する。このように、ソケット31の前後傾動を利用してノズル42を前後に移動させると、ノズル進退構造の全体構造を簡素化して、クリーニング装置の全体コストを低コスト化できる。
ソケット31と同行揺動する原動ギヤ126と、原動ギヤ126で往復操作されるメインラック127とを備えている。ノズル進退構造は、ノズル42に固定した受動ラック130と、メインラック127と受動ラック130との間に設けられるギヤ列131とで構成する。このように、ソケット31の前後傾動動作を、メインラック127、ギヤ列131、および受動ラック130を介してノズル42に伝動するノズル進退構造によれば、ノズル42を円滑に、しかも動作ロスのない状態で確実に前後操作できる。
なお、ソケット31の前後方向の傾動角度は45度である必要はなく、45度以下の角度であっても、ノズル42を充分に前後操作して、かみそりヘッド2の内部に進入させることができる。ソケット31に連動するノズル進退構造は、ポンプユニットのみを昇降操作するクリーニング装置以外に、図29および図30に示すようにポンプがハウジングとともに昇降変位するクリーニング装置にも好適に適用できる。
図29において、クリーニング装置は、実施例1のクリーニング装置と同様に、電気かみそりの装填部30への装着動作を利用してシャッター91を開放操作できる。さらに、ソケット31が電気かみそりで傾動操作されるのを利用して、ノズル42をノズル進退構造でかみそりヘッド2の内部へ進入できるようにしている。図29および図30においては、図が煩雑になるのを避けるために、ノズル進退構造は省略している。クリーニング装置は、ベース15と、ベース15に対して昇降変位できるハウジング16とで装置本体14を構成しており、ハウジング16の下部に設けたハウジングベース16aの下面側に、ポンプユニット190とドレン通路61が固定してある。ハウジング16の内部に配置したタンク17を出し入れするために、ポンプユニット190およびハウジング16を昇降機構で下方の洗浄位置と、上方の退避位置との間で昇降できるようにしている。
昇降機構は、X字状に組まれた昇降リンク184・184で構成される左右一対のリンク対185と、ハウジングベース16aとリンク対185との間に配置されるリフトばね186と、ハウジングベース16aを昇降移動可能に案内する左右一対のガイド枠187などで構成する。各昇降リンク184・184の後端上下の連結ピン188は、ベース15およびハウジングベース16aに軸支されており、これにより、リンク対185は前後方向に長く折り畳まれた姿勢(図29に示す状態)と、上下方向に長いリフト姿勢(図30に示す状態)とに変位でき、リフト姿勢にした状態でタンク17が出し入れされる。
リフトばね186は、前後方向に長い引っ張りばねで形成してあり、その前端が昇降リンク184の上部前端に掛止され、後端がハウジングベース16aの上面後部に設けたブラケット189に掛止してある。このように、リンク対185をリフトばね186で引っ張り付勢することにより、両昇降リンク184・184は、図30に示すように上下方向に長いリフト姿勢になるよう変位付勢される。
ハウジング16を下方の洗浄位置においてにおいてロック保持するために、ベース15とハウジング16との間に昇降ロック構造を設けている。昇降ロック機構は、ガイド枠187の前方に設けたロック係合爪191と、ハウジングベース16aの上面に前後スライド可能に配置されて、ロック係合爪191に係脱するロック枠192と、ロック枠192をロック係合爪191と係合する向きに係合付勢する圧縮コイル形のロックばね193と、ロック枠192をロックばね193の付勢力に抗してロック解除操作するロック解除具194などで構成する。ロック枠192の前部には、先のロック係合爪191と係合する爪片195が突設してある。
ロック解除具194は、門形の操作枠197と、操作枠197の上面左右中央に設けられる逆L字状の操作腕198と、操作腕198の前端に設けられるロック解除部199とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。操作枠197の後縁をピン200で軸支することにより、ロック解除具194の全体が前後傾動できるよう支持される。この組み付け状態において、操作枠197の下端の操作部201はロック枠192の後面に接当している。
電気かみそりの洗浄時に、使用者の錯誤や、いたずらなどによってロック解除具194がロック解除操作されるのを防ぐために、ポケット29の後壁に操作窓204を開口し、先のロック解除部199を操作窓204の外に臨ませている。電気かみそりを洗浄姿勢にした状態では、ロック解除部199の外面が、電気かみそりの本体部1で覆われるので、ロック解除部199を押し込み操作することはできない。
電気かみそりをソケット31から取り外した状態において、ロック解除具194のロック解除部199を押し込み操作すると、ロック枠192が操作部201によってロックばね193に抗して図29に向かって左側へスライド操作されるので、爪片195とロック係合爪191との係合状態が解除される。ロック解除と同時に、リンク対185の昇降リンク184はリフトばね186でブラケット189の側へ引き寄せられ、ベース15で移行案内される昇降リンク184の自由端も同方向へスライド変位する。したがって、リンク対185は前後方向に長く折り畳まれた状態から、図30に示すように上下方向に長いリフト姿勢に変位し、ハウジング16の全体を退避位置へ押し上げる。
上記のように、ハウジング16を開放した状態では、ポンプユニット190、およびドレン通路61がタンク17から分離するので、タンク17をベース15に対して出し入れできる。タンク17をベース15上へ戻したのち、ハウジング16を押し下げ操作すると、昇降リンク184・184がリフトばね186の付勢力に抗して前後へ開く向きに変位し、爪片195が再びロック係合爪191と係合して、ハウジング16を洗浄位置に位置保持する。同時にポンプユニット190およびドレン通路61がタンク17内に挿入される。なお、タンク17には、ポンプユニット190が出入りする給液口60と、ドレン通路61が出入りする還流口62がそれぞれ開口してある。
上記の実施例では、毛屑室R内へノズル42でクリーニング液を注入して洗浄を行なうようにしたが、本発明は、クリーニング液をかみそりヘッド2の表面に連続供給しながら洗浄を行なうクリーニング装置にも適用することができる。上記の実施例では、ポンプユニットの全体を昇降機構で上下に操作したがその必要はなく、少なくとも吸込み口44を昇降機構で上下に操作する構造であればよい。例えば、ポンプケーシング39に屈曲可能なホースを接続し、その下端を吸込み口44とする場合には、吸込み口44を昇降機構で上下に操作することができる。
上記の実施例以外に、ポンプ40は遠心ポンプである必要はなく、ロータリーポンプ、ギヤポンプ、あるいはレシプロポンプであってもよい。内刃4はロータリー方式の内刃駆動構造である必要はなく、本発明は内刃4が往復駆動される形態の電気かみそりにも適用できる。
2 かみそりヘッド
14 装置本体
15 ベース
16 ハウジング
17 タンク
21 タンク収容部
22 出入口
23 ドア
29 ポケット
30 装填部
31 ソケット
32 ヘッドシンク
39 ポンプケーシング
40 ポンプ
41 モーター
42 ノズル
44 吸込み口
50 昇降アーム

Claims (3)

  1. 本体部(1)の上部にかみそりヘッド(2)が設けられる電気かみそりを、かみそりヘッド(2)を下向きにした倒立姿勢でクリーニングする電気かみそりのクリーニング装置であって、
    かみそりヘッド(2)を収容する装填部(30)と、装置本体(14)に対して着脱自在に設けられるクリーニング液のタンク(17)と、タンク(17)内のクリーニング液をかみそりヘッド(2)へ送給する送液構造とが装置本体(14)に設けられており、
    送液構造の少なくとも吸込み口(44)が、タンク(17)内のクリーニング液に浸漬する供給位置と、クリーニング液の液位より上方で待機する待機位置とに移動自在に設けてあり、
    送液構造の少なくとも吸込み口(44)を供給位置と待機位置との間で移動操作する昇降機構が装置本体(14)に設けてあり、
    装填部(30)を構成するソケット(31)が装置本体(14)で不使用姿勢と使用姿勢とに切り換え可能に支持されており、
    ソケット(31)が装置本体(14)で傾動可能に軸支されて、電気かみそりを倒立姿勢で支持する不使用姿勢と、電気かみそりを傾斜する姿勢で支持する使用姿勢とに変位可能に設けられており、
    ソケット(31)の傾動に連動して作動する昇降機構で、吸込み口(44)を待機位置と供給位置とに切り換え操作できる電気かみそりのクリーニング装置。
  2. ソケット(31)の周囲に洗浄後のクリーニング液を受け止めるヘッドシンク(32)が設けられており、
    ヘッドシンク(32)とタンク(17)とは、装置本体(14)に設けたドレン通路(61)を介して連通しており、
    ドレン通路(61)に、同通路(61)を開閉する通路開閉体(81・134)が設けられており、
    ポンプ(40)が昇降機構で待機位置へ変位操作されるのに連動して、ドレン通路(61)を通路開閉体(81・134)で閉止して、クリーニング液の蒸発を防止する請求項1に記載の電気かみそりのクリーニング装置。
  3. ヘッドシンク(32)の外面に、ドレン通路(61)の入り口を開閉する通路栓(81)が設けられており、
    ソケット(31)を不使用姿勢に切り換えた状態において、通路栓(81)でドレン通路(61)を閉止できる請求項2に記載の電気かみそりのクリーニング装置。
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