JP2006043064A - 食器洗い機 - Google Patents

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Yoshihiro Inamoto
吉宏 稲本
Tatsuya Hirota
達哉 廣田
Muneaki Sugimoto
宗明 杉本
Naoki Kitayama
直樹 北山
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Abstract

【課題】オゾン水を用いてより好適に食器を洗浄する。
【解決手段】食器洗い機1の筐体2内にオゾン発生器30を配置する。オゾン発生器30から発生したオゾンガスを、空気配管32,33を介して、洗浄兼排水ポンプ10の吸入口(循環口16)の直上流側に形成されたエジェクタ部35から、洗浄水中に供給する。オゾンガスが供給された後の洗浄水は、インペラ型の洗浄兼排水ポンプ10の洗浄ポンプ室11内において、回転駆動される洗浄用インペラ14によって攪拌される。
【効果】洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスを微細気泡にして洗浄水に良好に溶け込ませることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、洗浄タンク内に洗浄水を噴射することにより食器を洗浄することができる食器洗い機に関する。
通常、食器洗い機は、食器を収容するための洗浄タンクと、洗浄タンク内に収容された食器に向けて洗浄水を噴射するためのノズルと、洗浄水をノズルへと導くために駆動される洗浄ポンプとを備えている。特許文献1では、オゾン発生装置(オゾン発生部)でオゾンガスを発生させて、その発生したオゾンガスを洗浄ポンプからノズルへと導かれる洗浄水に供給することにより、オゾンガスが溶け込んだ洗浄水(オゾン水)を用いて食器の洗浄を行うことができる食器洗い機が提案されている。オゾン水を用いて食器を洗浄すれば、食器を殺菌することができ、洗浄力が向上する。
特開平10−14844号公報
しかしながら、上記従来技術では、オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスを、洗浄ポンプの下流側を流れる洗浄水に供給するので、オゾンガスが十分に溶け込んでいない状態で洗浄水がノズルから噴射されるおそれがある。この場合、洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスが洗浄タンク内に充満し、洗浄タンクの内外を連通する排気口から機外にオゾンガスが漏れ出すおそれがある。人体に有害なオゾンガスが機外に漏れ出すのは危険であり、環境保護の観点からも好ましくない。したがって、上記従来技術のような食器洗い機では、オゾン水を用いて好適に食器を洗浄することができるとは言い難い。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、オゾン水を用いてより好適に食器を洗浄することができる食器洗い機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、洗浄タンク(3)内に洗浄水を噴射することにより食器を洗浄することができる食器洗い機(1)であって、回転可能なインペラ(14)を備え、洗浄水を上記洗浄タンク側に導くために上記インペラが回転駆動されるインペラ型の洗浄ポンプ(10)と、オゾンガスを発生するオゾンガス発生装置(30)と、上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスを、上記洗浄ポンプの上流側を流れる洗浄水に供給するためのオゾン供給用エジェクタ(35)とを含むことを特徴とする食器洗い機である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、オゾン供給用エジェクタから洗浄ポンプの上流側を流れる洗浄水にオゾンガスが供給される。したがって、オゾンガスが供給された後の洗浄水を、インペラ型の洗浄ポンプ内において、回転駆動されるインペラによって攪拌することができる。これにより、洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスを微細気泡にして洗浄水に良好に溶け込ませることができるので、オゾンガスが洗浄タンク内に充満するなどの弊害を防止でき、オゾンガスが溶け込んだ洗浄水(オゾン水)を用いてより好適に食器を洗浄することができる。
また、洗浄ポンプの吸引力により、洗浄ポンプの上流側が負圧となり、オゾン供給用エジェクタにオゾンガスが吸引されやすくなるので、エアポンプなどを用いることなくオゾン供給用エジェクタから洗浄水にオゾンガスを良好に供給することができる。
請求項2記載の発明のように、上記オゾン供給用エジェクタ(35)は、上記洗浄ポンプ(10)の上流側から上記洗浄ポンプ側へと流れる洗浄水の流路に形成された絞り部を含み、上記オゾンガス発生装置(30)から発生されるオゾンガスは、上記絞り部から上記洗浄ポンプの上流側を流れる洗浄水に供給されるようになっていてもよい。
請求項3記載の発明は、上記オゾン供給用エジェクタ(35)よりも上流側を流れる洗浄水のオゾン濃度を検知するための洗浄水オゾン濃度検知手段(51)と、上記洗浄水オゾン濃度検知手段により検知される洗浄水のオゾン濃度に応じて、上記オゾンガス発生装置(30)から発生されるオゾンガスの量を調整する手段(50)とをさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、洗浄水のオゾン濃度に応じてオゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスの量が調整されるので、洗浄水に溶け込ませることが可能な量を超えてオゾンガスが供給されるのを防止できる。したがって、オゾンガスが洗浄タンク内に充満するなどの弊害を防止でき、オゾン水を用いてより好適に食器を洗浄することができる。
特に、オゾン濃度検知手段は、オゾン濃度が比較的高いオゾン供給用エジェクタの下流側ではなく、オゾン供給用エジェクタよりも上流側を流れる洗浄水のオゾン濃度を検知するようになっているので、洗浄水のオゾン濃度をより正確に検知することができる。したがって、検知したオゾン濃度に応じて適切な量のオゾンガスを供給することにより、オゾンガスを洗浄水に確実に溶け込ませることができる。
請求項4記載の発明は、洗浄行程を実行する洗浄行程実行手段(50,S1)と、上記洗浄行程中に上記オゾンガス発生装置(30)からオゾンガスを発生させる洗浄中オゾン発生制御手段(50)とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、洗浄行程中は、洗剤による洗浄効果と、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)とによって、洗浄力を向上させることができる。
また、オゾン水の作用によって、洗剤を洗浄水に溶け込みやすくすることができるので、洗浄行程に要する時間を短縮できるとともに、使用する洗剤の量を削減できる。
請求項5記載の発明は、すすぎ行程を実行するすすぎ行程実行手段(50,S2〜S4)と、上記すすぎ行程中に上記オゾンガス発生装置(30)からオゾンガスを発生させるすすぎ中オゾン発生制御手段(50)とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、すすぎ行程中は、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)によって、洗剤が混入していない洗浄水だけですすぎを行うよりも洗浄力を向上させることができるので、すすぎ行程に要する時間を短縮できる。
請求項6記載の発明は、上記すすぎ行程実行手段(50,S2〜S4)は、複数回のすすぎ動作(S2〜S4)を行うものであり、上記すすぎ中オゾン発生制御手段(50)は、上記すすぎ行程における2回目以降の所定のすすぎ動作中(S3,S4)に、上記オゾンガス発生装置(30)からオゾンガスを発生させるものであることを特徴とする請求項5記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、1回目のすすぎ動作によって食器に付着した残滓などの有機物の大部分が除去された後、2回目以降の所定のすすぎ動作において、オゾン水を用いて食器を洗浄することができる。したがって、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)を十分に発揮することができるので、洗浄力をより向上させることができる。
請求項7記載の発明は、上記すすぎ行程中に噴射される洗浄水の温度を検知するための水温検知手段(52)をさらに含み、上記すすぎ中オゾン発生制御手段(50)は、上記水温検知手段により検知される洗浄水の温度が所定値以下のときにのみ、上記オゾンガス発生装置(30)からオゾンガスを発生させるものであることを特徴とする請求項5または6記載の食器洗い機(1)である。
一般的に、オゾンガスは、低温のほうが水に溶け込みやすいため、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)は、低温のほうが発揮されやすい。
この発明の構成によれば、洗浄水の温度が所定値以下の低温のときにのみ、オゾンガス発生装置からオゾンガスが発生され、オゾン水が生成されるので、オゾン水を用いて効率的に食器を洗浄することができる。
請求項8記載の発明は、洗浄後の食器を乾燥させるための乾燥行程を実行する乾燥行程実行手段(50,S5)と、上記乾燥行程中に、上記オゾンガス発生装置(30)から発生されるオゾンガスを、上記洗浄タンク(3)内の空気中に供給するためのオゾンガス供給手段(26,34)と、上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスを、上記オゾン供給用エジェクタ(35)から洗浄水に供給するか、または、上記オゾンガス供給手段により上記洗浄タンク内の空気中に供給するかを切り替えるためのオゾン供給切替手段(31)とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、食器を洗浄する際(洗浄行程やすすぎ行程など)には、オゾンガス発生装置によりオゾン供給用エジェクタからオゾンガスを供給することにより、オゾン水を用いて食器を好適に洗浄することができる一方、乾燥行程中は、オゾンガス供給手段によりオゾンガスを洗浄タンク内の空気中に供給することにより、食器をオゾンガスに晒して殺菌することができる。
請求項9記載の発明は、上記洗浄タンク(3)内の空気を機外に排出するための排気口(6)と、上記排気口を通過する空気に含まれるオゾンガスを分解するためのオゾン分解手段(48)とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、排気口を通過する空気に含まれるオゾンガスを分解することができるので、オゾンガスが排気口からそのまま機外に排出されるような構成と比較して、安全であり、環境保護の観点からも好ましい。
特に、請求項8記載の発明のように、洗浄タンク内の空気中にオゾンガスを供給するような構成の場合には、必然的に洗浄タンク内にオゾンガスが充満し、そのオゾンガスが排気口を通過することとなるが、この発明の構成によれば、排気口からオゾンガスが漏れ出してしまうのを確実に防止できる。
請求項10記載の発明は、上記排気口(6)の下流側の空気のオゾン濃度を検知するための排気オゾン濃度検知手段(53)と、上記排気オゾン濃度検知手段により検知される空気のオゾン濃度に応じて、上記オゾンガス発生装置(30)から発生されるオゾンガスの量を調整する手段とをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、排気口から排出される空気のオゾン濃度に応じてオゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスの量を調整することにより、排気口からオゾンガスが漏れ出してしまうのを確実に防止できる。
請求項11記載の発明は、上記排気口(6)の下流側の空気のオゾン濃度を検知するための排気オゾン濃度検知手段(53)と、上記排気オゾン濃度検知手段により検知される空気のオゾン濃度が所定値以上のときに、その旨の報知を行う手段(50)とをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、排気口からオゾン濃度の高い空気が排出されている場合には、その旨が報知されるので、使用者は、直ちに食器洗い機の運転を停止させるなどして、オゾンガスが大量に機外に漏れ出すのを防止できる。
特に、請求項9記載の発明のように、排気口を通過する空気に含まれるオゾンガスを分解するためのオゾン分解手段(たとえば、オゾン分解触媒)を有するような構成の場合には、使用者は、上記のような報知により、オゾン分解手段のメンテナンス(たとえば、オゾン分解触媒の交換)を行うべきである旨を了知することができる。
請求項12記載の発明は、上記洗浄ポンプ(10)の下流側を流れる洗浄水を攪拌するための攪拌手段(36)をさらに含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、洗浄水を攪拌手段により攪拌し、洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスを微細気泡にして良好に溶け込ませることができるので、オゾンガスが洗浄タンク内に充満するなどの弊害を効果的に防止でき、オゾンガスが溶け込んだ洗浄水(オゾン水)を用いてより好適に食器を洗浄することができる。
請求項13記載の発明は、上記攪拌手段(36)は、入口(37)および出口(39)が形成されたケーシング(38,40)と、上記入口から上記ケーシング内に流入する洗浄水の流通方向と交差する方向に向かって延び、複数の屈曲部を有していて、上記入口から上記ケーシング内に流入する洗浄水を迂回させて上記出口に導くための誘導路(47)とを含むことを特徴とする請求項12記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、洗浄水を良好に攪拌でき、洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスを微細気泡にして良好に溶け込ませることができる。
上記誘導路は、それぞれ多数の凹部が形成された複数の部材が、それらの上記多数の凹部が形成されている面が互いに当接されて、上記多数の凹部が互いにずれて対向することにより形成されていてもよい。
請求項14記載の発明は、上記オゾンガス発生装置(30)からオゾンガスを発生させていないときに、上記オゾンガス発生装置と上記オゾン供給用エジェクタ(35)とを連通するオゾンガス流路(33)を閉塞するためのオゾンガス流路閉塞手段(31)をさらに含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の食器洗い機(1)である。
この構成によれば、オゾンガス発生装置からオゾンガスを発生させていないときに、オゾンガス流路を介してオゾン供給用エジェクタから洗浄水に空気が供給されて、洗浄ポンプが空気を噛んでしまうのを防止できる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る食器洗い機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た断面図である。図1における左側を前方、右側を後方として説明する。
図1を参照して、この食器洗い機1は、流し台のシンクの横などに設置される卓上型のものであって、その外形が略直方体形状の筐体2により区画されている。筐体2の内部には、洗浄すべき食器を収容するための洗浄タンク3が配置されており、この洗浄タンク3の前面には、食器の出し入れのための開口4が形成されている。
開口4は、筐体2に対して回動可能に取り付けられた扉5により覆うことができるようになっている。扉5は、その下端部を中心にして手前下方に回動可能となっている。扉5の上部には、洗浄タンク3の内外を連通する排気口6が形成されている。
洗浄タンク3内には、洗浄すべき食器を保持するための食器かご(図示せず)が配置されている。食器かごは、前後方向にスライド可能に配置されていて、扉5を開いた状態で開口4を介して手前側に引き出し、食器の出し入れを容易に行うことができるようになっている。
洗浄タンク3の底面の手前側には、貯水部7が一段低く形成されている。洗浄タンク3内には、給水バルブ8が介装された給水管9を介して、機外の給水設備や給湯設備から水道水(常温の水または湯)を供給することができるようになっており、洗浄タンク3内に供給された水道水は、貯水部7を含む洗浄タンク3の下部に貯まるようになっている。洗浄行程では、洗浄タンク3内に洗剤が投入されることにより、洗剤が混入した洗浄水が洗浄タンク3内に貯まることとなる。一方、洗浄行程終了後に行われるすすぎ行程では、洗浄タンク3内の洗浄水(洗剤が混入した洗浄水)が一旦排水された後、洗浄タンク3内に給水が行われることにより、洗剤が(ほとんど)混入していない洗浄水が洗浄タンク3内に貯まることとなる。
洗浄タンク3の下方(貯水部の後方)には、洗浄タンク3内の洗浄水を循環させたり、洗浄タンク3内の洗浄水を排水したりするために駆動される洗浄兼排水ポンプ10が配置されている。洗浄兼排水ポンプ10は、その内部が洗浄ポンプ室11と排水ポンプ室12とに区画されていて、洗浄ポンプ室11および排水ポンプ室12には、それぞれポンプモータ13によって回転駆動可能な洗浄用インペラ14および排水用インペラ15が備えられている。
洗浄ポンプ室11の吸入口は、貯水部7の後壁に形成された循環口16に接続されていて、洗浄ポンプ室11の吐出口は、後述する回転ノズルアーム17に接続された通水路18に接続されている。ポンプモータ13が正転されると、洗浄ポンプ室11内の洗浄用インペラ14の回転によって、貯水部7から循環口16を介して洗浄ポンプ室11内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が吐出口から通水路18に送り出される。通水路18を介して圧送された洗浄水は、回転ノズルアーム17から洗浄タンク3内の食器に向けて噴射される。回転ノズルアーム17から噴射された洗浄水は、再び洗浄タンク3の底部に貯まり、貯水部7から循環口16を介して洗浄兼排水ポンプ10(洗浄ポンプ室11)に吸い込まれる。洗浄行程中およびすすぎ行程中には、上記のようにして、貯水部7を含む洗浄タンク3の下部に貯められた洗浄水が食器洗い機1内で循環されて使用される。
排水ポンプ室12の吸込口は、導入管19を介して貯水部7に接続されており、排水ポンプ室12の吐出口は、機外に連通する排水管20に接続されている。ポンプモータ13が反転されると、排水ポンプ室12内の排水用インペラ15の回転によって、貯水部7から導入管19を介して排水ポンプ室12内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が排水管20を介して機外に排出される。
洗浄タンク3の底部には、食器かごの下方から上方に向かって洗浄水を噴射するための回転ノズルアーム17が配置されている。回転ノズルアーム17は、略楕円状の長尺形状を有していて、その長手方向中央部を中心にして、水平面内で回転可能に保持されている。回転ノズルアーム17の上面には、複数(たとえば、6つ)のノズル21が形成されている。洗浄兼排水ポンプ10から通水路18を介して回転ノズルアーム17に送られてきた洗浄水は、回転ノズルアーム17のノズル21から上方に向かって噴射される。回転ノズルアーム17のノズル21から洗浄水が噴射される際、回転ノズルアーム17に対して反力が生じ、その反力によって、回転ノズルアーム17はノズル21から洗浄水を噴射しつつ回転することとなる。これにより、回転ノズルアーム17の上方に位置する食器に満遍なく洗浄水を噴射して、良好に洗浄を行うことができる。
貯水部7の上縁部には、メッシュ状の残菜フィルタ22が着脱可能に配置されていて、洗浄中に食器から分離した残菜は、この残菜フィルタ22により捕獲され、貯水部7への流入が阻止されるようになっている。残菜フィルタ22の前端には、上方に延びる把持部23が形成されており、この把持部23を掴んで残菜フィルタ22の着脱を容易に行うことができるようになっている。
この食器洗い機1では、すすぎ行程終了後に、食器を乾燥させるための乾燥行程を実行できるようになっている。洗浄タンク3の底部には、洗浄行程中やすすぎ行程中に洗浄タンク3内に貯められた洗浄水を温めたり、乾燥行程中に洗浄タンク3内の空気を温めたりするためのヒータ24が配置されている。洗浄タンク3の後面下部には、通気口25が形成されており、洗浄タンク3の後方側には、通気口25から上方に向かって延びる風路26が形成されている。風路26の上部には、前後方向に延びる回転軸27を中心に回転可能なファン28と、回転軸27に連結され、ファン28を回転させるためのファンモータ29とが配置されている。乾燥行程中は、ヒータ24およびファンモータ29が駆動されることにより、ヒータ24によって温められた空気が通気口25から風路26を通ってファン28へと導かれ、洗浄タンク3の後面上部から洗浄タンク3内に温風が供給されるようになっている。
筐体2内の後部(風路26の下部後方)には、オゾンガスを発生するためのオゾン発生器30が配置されている。オゾン発生器30には、たとえば、ワイヤに高圧を印加してコロナ放電によりオゾンガスを発生させるような、周知の構成を採用できる。オゾン発生器30には、一端部が三方バルブ31に連通する空気配管32の他端部が接続されている。三方バルブ31には、上記空気配管32の他に、一端部が洗浄タンク3内の底部(洗浄行程中およびすすぎ行程中に洗浄水が貯まる部分であって、好ましくは循環口16の直上流側)に連通する空気配管33の他端部、および、一端部が風路26内に開放された空気配管34の他端部が接続されている。このような構成によれば、三方バルブ31の開閉状態を切り替えることにより、オゾン発生器30で発生したオゾンガスを、空気配管33を介して洗浄タンク3内の洗浄水中に導く(洗浄水中オゾン供給状態)か、または、空気配管34および風路26を介して洗浄タンク3内の空気中に導く(空気中オゾン供給状態)かを切り替えることができる。
空気配管33と洗浄タンク3との接続部は、エジェクタ部35を構成している。すなわち、循環口16の直上流側には、貯水部7の断面積および洗浄ポンプ室12の断面積よりも小さい断面積を有する絞り部が形成されており、この絞り部に、他端部がオゾン発生器30に接続された空気配管33の一端部が連通している。したがって、三方バルブ31を洗浄水中オゾン供給状態とすれば、貯水部7からエジェクタ部35に流入した洗浄水が絞り部を介して洗浄ポンプ室12側へと噴出される際に、洗浄ポンプ室12側に負圧が生じ、いわゆるベンチュリー管現象によって、空気配管33を介してオゾン発生器30からオゾンガスが吸引されて、洗浄水中にオゾンガスが供給(混合)されることとなる。
このような構成によれば、オゾンガスが供給された後の洗浄水を、インペラ型の洗浄兼排水ポンプ10の洗浄ポンプ室11内において、回転駆動される洗浄用インペラ14によって攪拌することができる。これにより、洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスを微細気泡にして洗浄水に良好に溶け込ませることができるので、オゾンガスが洗浄タンク3内に充満するなどの弊害を防止でき、オゾンガスが溶け込んだ洗浄水(オゾン水)を用いてより好適に食器を洗浄することができる。
また、洗浄兼排水ポンプ10の吸引力により、洗浄兼排水ポンプ10の上流側が負圧となり、エジェクタ部35にオゾンガスが吸引されやすくなるので、エアポンプなどを用いることなくエジェクタ部35から洗浄水にオゾンガスを良好に供給することができる。
洗浄タンク3内の底部には、洗浄兼排水ポンプ10の上流側の所定位置(より好ましくは、エジェクタ部35よりも上流側)に、洗浄タンク3内に貯められた洗浄水のオゾン濃度を検知するための洗浄水オゾンセンサ(図示せず)が配置されている。エジェクタ部35から洗浄水にオゾンガスを供給して、オゾン水を用いて食器を洗浄する場合には、洗浄水オゾンセンサにより検知される洗浄水のオゾン濃度に応じて、オゾン発生器30から発生されるオゾンガスの量が調整されるようになっている。
このような構成によれば、洗浄水のオゾン濃度に応じてオゾン発生器30から発生されるオゾンガスの量が調整されるので、洗浄水に溶け込ませることが可能な量を超えてオゾンガスが供給されるのを防止できる。したがって、オゾンガスが洗浄タンク3内に充満するなどの弊害を防止でき、オゾン水を用いてより好適に食器を洗浄することができる。
特に、洗浄水オゾンセンサを、オゾン濃度が比較的高いエジェクタ部35の下流側ではなく、エジェクタ部35よりも上流側に配置すれば、洗浄水のオゾン濃度をより正確に検知することができる。したがって、検知したオゾン濃度に応じて適切な量のオゾンガスを供給することにより、オゾンガスを洗浄水に確実に溶け込ませることができる。
通水路18の途中部には、攪拌装置36が介装されている。この攪拌装置36により、洗浄兼排水ポンプ10(洗浄ポンプ室11)から送られてくる洗浄水を攪拌し、洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスを微細気泡にして良好に溶け込ませることができるので、オゾンガスが洗浄タンク3内に充満するなどの弊害を効果的に防止でき、オゾンガスが溶け込んだ洗浄水(オゾン水)を用いてより好適に食器を洗浄することができる。
図2は、攪拌装置36の内部構成を示す断面図であって、左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を前方から見た図を示している。
図2を参照して、攪拌装置36は、通水路18を通って送られてくる洗浄水が流入する入口37が形成された流入部38と、攪拌装置36から回転ノズルアーム17側へと洗浄水が流出する出口39が形成された流出部40とが嵌め合わせられることにより、その外形が区画されている。流入部38は、水平方向(左右方向)に長尺形状を有しており、その下面中央部から下方に向かって突出する入口管41により入口37が形成されている。一方、流出部40は、水平方向(左右方向)に長尺形状を有しており、その上面中央部から上方に向かって突出する出口管42により出口39が形成されている。入口37および出口39は、上下方向に延びる同一軸線上に配置されている。
流入部38の上面には、入口管41の結合部以外の部分に、左右方向に互いに一定間隔を空けて、上方に突出する複数のリブ43が形成されている。これらのリブ43は、それぞれ、流入部38の上面の前端から後端まで延びている。
攪拌装置36内には、流入部38の上面(リブ43の上端面)に当接するように誘導路形成部材44が配置されている。この誘導路形成部材44は、流出部40の前端から後端まで延びており、左右両端および上面は、流出部40の内面に対して離間している。誘導路形成部材44の下面には、左右方向に互いに所定間隔を空けて、下方に突出する複数のリブ45が形成されている。これらのリブ45は、それぞれ、誘導路形成部材44の下面の前端から後端まで延びている。誘導路形成部材44に形成された複数のリブ45のうち、入口管41(入口37)に対向する部分以外に形成された複数のリブ45は、流入部38の上面に形成された複数のリブ43間の間隔とほぼ同じ間隔を空けて配置されている。一方、誘導路形成部材44の下面における入口37に対向する部分の2つのリブ45間には、他のリブ45間よりも大きい間隔が空けられており、これにより、誘導路形成部材44の下面中央部に、入口37に対向する対向面46が形成されている。
流入部38の上面に形成された複数のリブ43と、誘導路形成部材44の下面に形成された複数のリブ45とは、左右方向に沿って互いに上下に千鳥状になるように配置されている。すなわち、流入部38に形成された複数のリブ43により区画される複数の凹部の上方に、誘導路形成部材44に形成された複数のリブ45が位置し、誘導路形成部材44に形成された複数のリブ45により区画される複数の凹部の下方に、流入部38に形成された複数のリブ43が位置することにより、流入部38に形成された複数の凹部と誘導路形成部材44に形成された複数の凹部とが、互いにずれて対向している。
上記のような構成によれば、流入部38に形成された複数の凹部と誘導路形成部材44に形成された複数の凹部とによって、左右方向(入口37から攪拌装置36内に流入する洗浄水の流通方向と交差する方向)に向かって延びる誘導路47を形成することができる。この誘導路47は、流入部38に形成された複数の凹部と誘導路形成部材44に形成された複数の凹部とが互いにずれて対向することにより、複数の屈曲部を有している。入口37から攪拌装置36内に流入した洗浄水は、誘導路形成部材44の対向面46によって出口39に直通するのが阻止され、誘導路47に沿って左右方向に迂回された後、誘導路形成部材44の左右側方から上方(誘導路形成部材44と流出部40の内面との間の空間)を通って、出口39から流出することとなる。このような構成によれば、洗浄水を良好に攪拌でき、洗浄水に溶け込みきらなかったオゾンガスを微細気泡にして良好に溶け込ませることができる。
図3は、この食器洗い機1の電気的構成を示すブロック図である。
図3を参照して、この食器洗い機1の動作は、マイクロコンピュータを含む制御部50により制御される。制御部50には、上述した洗浄水オゾンセンサ51の他、洗浄タンク3内に貯められた洗浄水の温度を検知するための水温センサ52、および、排気口6から排出される空気のオゾン濃度を検知するための排気オゾンセンサ53からの信号がそれぞれ入力されるようになっている。
また、制御部50には、ポンプモータ13、ファンモータ29、ヒータ24、オゾン発生器30、給水バルブ8および三方バルブ31などが、制御対象として接続されている。
図4は、この食器洗い機1で食器を洗浄する際の制御部50による制御内容の一例を示すフローチャートである。
図4を参照して、食器洗い機1の運転が開始されると、制御部50は、まず、給水バルブ8を開いて洗浄タンク3内に所定水位まで給水を行った後、洗浄兼排水ポンプ10を正転させることにより、洗浄タンク3内に貯められた洗浄水(洗剤が混入した洗浄水)を食器に向けて噴射する洗浄行程を実行する(ステップS1)。洗浄行程中は、ヒータ24が駆動されることにより、洗浄タンク3内の洗浄水が加熱され、高温の洗浄水が食器に向けて噴射される。
洗浄行程が終了すると、制御部50は、洗浄兼排水ポンプ10を反転させることにより、洗浄タンク3内の洗浄水(洗剤が混入した洗浄水)を排水し、再び給水バルブ8を開いて洗浄タンク3内に所定水位まで給水を行うことにより、洗剤が(ほとんど)混入していない洗浄水を洗浄タンク3内に貯めた後、その洗浄水を食器に向けて噴射するすすぎ行程を実行する(ステップS2〜S4)。より具体的には、すすぎ行程では、洗浄タンク3内に所定水位まで給水を行い、洗浄タンク3内に貯められた洗浄水(洗剤が(ほとんど)混入していない洗浄水)を食器に向けて一定時間噴射した後、洗浄兼排水ポンプ10を反転させて洗浄タンク3内の洗浄水を排水するといった一連のすすぎ動作が複数回(たとえば、第1すすぎ、第2すすぎおよび第3すすぎの3回)行われるようになっている。
第1すすぎ(ステップS2)および第2すすぎ(ステップS3)では、ヒータ24は駆動されず、洗浄タンク3内に貯められた常温の洗浄水が食器に向けて噴射される。一方、第3すすぎ(ステップS4)では、ヒータ24が駆動されることにより、洗浄タンク3内の洗浄水が加熱され、高温の洗浄水が食器に向けて噴射されるようになっている。このように、第3すすぎ中(最終すすぎ行程中)は高温の洗浄水を噴射するような構成とすれば、食器の殺菌消毒を行うことができるとともに、食器が加熱されることにより、その後に行われる乾燥行程において食器を乾燥させやすくすることができる。
すすぎ行程が終了すると、洗浄タンク3内の洗浄水が排水された状態で、ヒータ24およびファンモータ29が駆動されることにより、乾燥行程が行われる(ステップS5)。そして、乾燥行程が所定時間行われた後、食器洗い機1の運転が終了する。
この実施形態では、洗浄行程、すすぎ行程および乾燥行程の各行程中に、オゾン発生器30からオゾンガスを発生させ、そのオゾンガスを用いて食器の洗浄または乾燥を行うことができるようになっている。
洗浄行程中は、三方バルブ31が洗浄水中オゾン供給状態にされた状態でオゾン発生器30が駆動されることにより、エジェクタ部35から洗浄水(洗剤が混入した洗浄水)にオゾンガスが供給されるようになっている。このような構成によれば、洗浄行程中は、洗剤による洗浄効果と、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)とによって、洗浄力を向上させることができる。
また、オゾン水の作用によって、洗剤を洗浄水に溶け込みやすくすることができるので、洗浄行程に要する時間を短縮できるとともに、使用する洗剤の量を削減できる。
すすぎ行程中は、三方バルブ31が洗浄水中オゾン供給状態にされた状態でオゾン発生器30が駆動されることにより、エジェクタ部35から洗浄水(洗剤が(ほとんど)混入していない洗浄水)にオゾンガスが供給されるようになっている。このような構成によれば、すすぎ行程中は、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)によって、洗剤が(ほとんど)混入していない洗浄水だけですすぎを行うよりも洗浄力を向上させることができるので、すすぎ行程に要する時間を短縮できる。
この場合、すすぎ行程の中でも第2すすぎ以降に、エジェクタ部35から洗浄水にオゾンガスが供給されるようになっていることが好ましい。このような構成によれば、第1すすぎによって食器に付着した残滓などの有機物の大部分が除去された後、第2すすぎ以降の所定のすすぎ動作(第2すすぎおよび第3すすぎの少なくとも一方)において、オゾン水を用いて食器を洗浄することができる。したがって、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)を十分に発揮することができるので、洗浄力をより向上させることができる。
すすぎ行程中は、水温センサ52により検知される洗浄水の温度が所定値以下のときにのみ、エジェクタ部35から洗浄水にオゾンガスが供給されるようになっていてもよい。一般的に、オゾンガスは、低温のほうが水に溶け込みやすいため、オゾン水による殺菌効果(有機物分解効果)は、低温のほうが発揮されやすい。したがって、上記のような構成とすれば、洗浄水の温度が所定値以下の低温のとき(洗浄水が常温である第1すすぎ中や第2すすぎ中、または、洗浄水が加熱される第3すすぎの初期段階など)にのみ、オゾン発生器30から洗浄水にオゾンガスが供給され、オゾン水が生成されるので、オゾン水を用いて効率的に食器を洗浄することができる。
乾燥行程中は、三方バルブ31が空気中オゾン供給状態にされた状態でオゾン発生器30が駆動されることにより、空気配管34および風路26を介して、ファン28から洗浄タンク3内の空気中にオゾンガスが供給されるようになっている。このような構成によれば、乾燥行程中は、洗浄タンク3内に収容された食器をオゾンガスに晒して殺菌することができる。
この実施形態では、扉5に形成された排気口6内に、排気口6を通過する空気に含まれるオゾンガスを分解するためのオゾン分解触媒48(たとえば、二酸化マンガンなど)が配置されている(図1参照)。このような構成によれば、排気口6を通過する空気に含まれるオゾンガスを分解することができるので、オゾンガスが排気口6からそのまま機外に排出されるような構成と比較して、安全であり、環境保護の観点からも好ましい。
特に、乾燥行程中のように、洗浄タンク3内の空気中にオゾンガスを供給する場合には、必然的に洗浄タンク3内にオゾンガスが充満し、そのオゾンガスが排気口6を通過することとなるが、排気口6内にオゾン分解触媒48を配置することにより、排気口6からオゾンガスが漏れ出してしまうのを確実に防止できる。
ただし、洗浄タンク3の内外を連通する排気口は、排気口6のように扉5に形成された構成に限らず、筐体2の他の部分に形成されていてもよい。この場合、その排気口内にオゾン分解触媒48を配置してもよい。
また、この実施形態では、オゾン分解触媒48に対して空気流通方向下流側に、排気口6から排出される空気のオゾン濃度を検知するための排気オゾンセンサ53が配置されており、この排気オゾンセンサ53により検知される空気のオゾン濃度に応じて、オゾン発生器30から発生されるオゾンガスの量が調整されるようになっている。このような構成によれば、排気口6から排出される空気のオゾン濃度に応じてオゾン発生器30から発生されるオゾンガスの量を調整することにより、排気口6からオゾンガスが漏れ出してしまうのを確実に防止できる。
排気オゾンセンサ53により検知される空気のオゾン濃度が所定値以上のときには、音声や表示によって、その旨(オゾン濃度の高い空気が排気口6から漏れ出している旨)の報知が行われるようになっていてもよい。このような構成によれば、排気口6からオゾン濃度の高い空気が排出されている場合には、その旨が報知されるので、使用者は、直ちに食器洗い機1の運転を停止させるなどして、オゾンガスが大量に機外に漏れ出すのを防止できる。
特に、排気口6内にオゾン分解触媒48を配置した構成の場合には、使用者は、上記のような報知により、オゾン分解触媒48のメンテナンス(たとえば、オゾン分解触媒48の交換)を行うべきである旨を了知することができる。
オゾン発生器30からオゾンガスを発生させていないとき(洗浄行程、すすぎ行程および乾燥行程以外のときなど)には、三方バルブ31を空気中オゾン供給状態にするなどして、オゾン発生器30とエジェクタ部35とを連通するオゾンガス流路(空気配管33)が閉塞されるようになっていることが好ましい。このような構成によれば、オゾン発生器30からオゾンガスを発生させていないときに、エジェクタ部35から洗浄水に空気が供給されて、洗浄兼排水ポンプ10が空気を噛んでしまうのを防止できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、洗浄タンク3内の洗浄水は、洗浄兼排水ポンプ10により循環/排水されるような構成に限らず、洗浄水を洗浄タンク3側に導くための洗浄ポンプと、洗浄水を洗浄タンク3外に排水するための排水ポンプとが別個に備えられたような構成であってもよい。
また、この発明は、上記実施形態のような卓上型の食器洗い機1に限らず、ビルトインタイプの食器洗い機にも適用可能である。
この発明の一実施形態に係る食器洗い機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た断面図である。 攪拌装置の内部構成を示す断面図である。 この食器洗い機の電気的構成を示すブロック図である。 この食器洗い機で食器を洗浄する際の制御部による制御内容の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 食器洗い機
3 洗浄タンク
6 排気口
10 洗浄兼排水ポンプ
14 洗浄用インペラ
26 風路
30 オゾンガス発生器
31 三方バルブ
33 空気配管
34 空気配管
35 エジェクタ部
36 攪拌装置
37 入口
38 流入部
39 出口
40 流出部
47 誘導路
48 オゾン分解触媒
50 制御部
51 洗浄水オゾンセンサ
52 水温センサ
53 排気オゾンセンサ

Claims (14)

  1. 洗浄タンク内に洗浄水を噴射することにより食器を洗浄することができる食器洗い機であって、
    回転可能なインペラを備え、洗浄水を上記洗浄タンク側に導くために上記インペラが回転駆動されるインペラ型の洗浄ポンプと、
    オゾンガスを発生するオゾンガス発生装置と、
    上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスを、上記洗浄ポンプの上流側を流れる洗浄水に供給するためのオゾン供給用エジェクタとを含むことを特徴とする食器洗い機。
  2. 上記オゾン供給用エジェクタは、上記洗浄ポンプの上流側から上記洗浄ポンプ側へと流れる洗浄水の流路に形成された絞り部を含み、
    上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスは、上記絞り部から上記洗浄ポンプの上流側を流れる洗浄水に供給されるようになっていることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  3. 上記オゾン供給用エジェクタよりも上流側を流れる洗浄水のオゾン濃度を検知するための洗浄水オゾン濃度検知手段と、
    上記洗浄水オゾン濃度検知手段により検知される洗浄水のオゾン濃度に応じて、上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスの量を調整する手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 洗浄行程を実行する洗浄行程実行手段と、
    上記洗浄行程中に上記オゾンガス発生装置からオゾンガスを発生させる洗浄中オゾン発生制御手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗い機。
  5. すすぎ行程を実行するすすぎ行程実行手段と、
    上記すすぎ行程中に上記オゾンガス発生装置からオゾンガスを発生させるすすぎ中オゾン発生制御手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食器洗い機。
  6. 上記すすぎ行程実行手段は、複数回のすすぎ動作を行うものであり、
    上記すすぎ中オゾン発生制御手段は、上記すすぎ行程における2回目以降の所定のすすぎ動作中に、上記オゾンガス発生装置からオゾンガスを発生させるものであることを特徴とする請求項5記載の食器洗い機。
  7. 上記すすぎ行程中に噴射される洗浄水の温度を検知するための水温検知手段をさらに含み、
    上記すすぎ中オゾン発生制御手段は、上記水温検知手段により検知される洗浄水の温度が所定値以下のときにのみ、上記オゾンガス発生装置からオゾンガスを発生させるものであることを特徴とする請求項5または6記載の食器洗い機。
  8. 洗浄後の食器を乾燥させるための乾燥行程を実行する乾燥行程実行手段と、
    上記乾燥行程中に、上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスを、上記洗浄タンク内の空気中に供給するためのオゾンガス供給手段と、
    上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスを、上記オゾン供給用エジェクタから洗浄水に供給するか、または、上記オゾンガス供給手段により上記洗浄タンク内の空気中に供給するかを切り替えるためのオゾン供給切替手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の食器洗い機。
  9. 上記洗浄タンク内の空気を機外に排出するための排気口と、
    上記排気口を通過する空気に含まれるオゾンガスを分解するためのオゾン分解手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の食器洗い機。
  10. 上記排気口の下流側の空気のオゾン濃度を検知するための排気オゾン濃度検知手段と、
    上記排気オゾン濃度検知手段により検知される空気のオゾン濃度に応じて、上記オゾンガス発生装置から発生されるオゾンガスの量を調整する手段とをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の食器洗い機。
  11. 上記排気口の下流側の空気のオゾン濃度を検知するための排気オゾン濃度検知手段と、
    上記排気オゾン濃度検知手段により検知される空気のオゾン濃度が所定値以上のときに、その旨の報知を行う手段とをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の食器洗い機。
  12. 上記洗浄ポンプの下流側を流れる洗浄水を攪拌するための攪拌手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の食器洗い機。
  13. 上記攪拌手段は、
    入口および出口が形成されたケーシングと、
    上記入口から上記ケーシング内に流入する洗浄水の流通方向と交差する方向に向かって延び、複数の屈曲部を有していて、上記入口から上記ケーシング内に流入する洗浄水を迂回させて上記出口に導くための誘導路とを含むことを特徴とする請求項12記載の食器洗い機。
  14. 上記オゾンガス発生装置からオゾンガスを発生させていないときに、上記オゾンガス発生装置と上記オゾン供給用エジェクタとを連通するオゾンガス流路を閉塞するためのオゾンガス流路閉塞手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の食器洗い機。
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